2019年8月22日3時38分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後10時20分ごろ、札幌市豊平区月寒中央通7丁目のJA月寒中央ビルで「煙が見える」と、通りかかった人から警察に通報があった。
警察と消防が駆けつけたところ、火事ではなく、ビルの立体駐車場の消火設備から大量の粉末の消火剤が吹き出したという。
この影響で辺り一帯が白い粉で覆われ、駆けつけた消防車や近くの地下鉄の駅を利用する人たちで騒然となった。
警察によると、駐車場で行われていた工事で消火設備の配線を誤って切断し、誤作動したという。
消防によると、消火剤はリン酸塩類という成分で、大量に吸い込むと呼吸器に影響が出るおそれもあるという。
大気汚染物質PM2.5の数値は、環境省が1時間ごとの平均値で1m3あたり80~85μgを注意喚起の指針とするのに対し、この地域では一時、181μgを観測し大幅に上回った。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190821/7000012933.html
8月22日0時53分に日テレNEWS24からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、駐車場内で床をはがす作業をしていた際、配線がショートした火花で消火設備が作動したとみられている。
http://www.news24.jp/nnn/news16433743.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の3コマ。
2019年8月22日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がコック位置の写真付きでネット配信されていた。
21日午前10時17分ごろ、東北新幹線の仙台発東京行き「はやぶさ46号」(10両編成、乗客約340人)が宮城県内の仙台~白石蔵王駅間を時速約280kmで走行中、9号車の右側ドアが開いたことを示すサインが突然、点灯した。
運転士が緊急停止させ、車掌が全開状態のドアを確認。
ドアを閉めて安全を確かめた後、約15分後に運転を再開した。
JR東日本によると、同号は仙台駅を定刻通りに発車しており、ドアが開いたサインが点灯したのは出発から約10分後。
ドアが開いてから宮城県柴田町のトンネル内で緊急停止するまでの走行距離は約4kmで、時間は約40秒間だったという。
車両内に設置されている防犯カメラの映像などを確認したところ、デッキに乗客はおらず、線路上に転落したり、けがをしたりした人はいなかった。
同社によると、仙台駅を出発する前、車両の清掃にあたった作業員が「ドアコック」と呼ばれる手動でドアを開閉する装置を自動開閉に切り替え忘れたのが原因という。
運転席で開閉を操作する自動装置は機能せず、走行中の風圧などで開いたらしい。
国交省は21日、JR東日本に対し、原因究明と再発防止を指示した。
新幹線のドアが走行中に開いたトラブルは、JR東日本の管内では初めてで、同省の担当者も「(全国でも)聞いたことがない」という。
同社の広報担当者は、「社員への指導を徹底し、再発防止に努めたい」とした。
はやぶさ46号は定刻から19分遅れで東京駅に到着。
計7本に最大28分の遅れが出て、約3300人に影響した。
【清掃員、不要な操作】
JR東日本によると、仙台駅では折り返し運転前の車内清掃の際、乗客の降車と入れ替わる形で複数の清掃作業員が2つの車両のドアから乗り込み、自動でドアが閉められる。
作業が終わると、作業員は乗り込んだドアを、非常用としてドアごとに設置されている「ドアコック」で手動に切り替え、ドアを開けて降車。
ドアを閉めた後、車内に残った責任者がコックを自動に戻し、先頭の乗員用ドアから降りる手順だ。
ところが、今回の「はやぶさ46号」では、責任者が、作業員が乗り降りした9号車のホーム側ドアだけでなく、線路側のドアを誤って手動に切り替えたまま、降車してしまった。
JR東日本の広報担当者は取材に、「本来、開閉する必要がない線路側のドアを、なぜ手動にしたのか分からない」と語り、この責任者から事情を聴いている。
JR東日本の最新型の車両では、コックのふたが開くと、運転席に通知されるシステムが備わっているが、旧型の同号にはなかったため、運転士も気づかずに発車してしまった。
同社は、今後、旧型の改修を進めたいとしている。
https://mainichi.jp/articles/20190822/ddm/041/040/038000c
8月21日17時18分に朝日新聞からは、ドアコックは時速30㎞を超えると蓋にカギがかかるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本がデッキにある防犯カメラの映像を確認したところ、仙台駅を出発する前の車内清掃で作業員がホームとは反対側のドアコックのレバーを引いたが、ドアを開けずにレバーも戻し忘れていた。
出発前の最終チェックでも見落とされていたという。
安全システム上、列車はドアが開いた状態では出発できない。
だが、今回、閉まってはいたがロックされていない状態だったドアが、走行中の振動で開いたとみられる。
緊急停止中に車掌がドアコックを戻すまで、ドアは約40秒間開いた状態だったという。
ドアコックは走行中に使われないよう、時速30kmを超えると蓋にかぎがかかる構造となっている。
https://www.asahi.com/articles/ASM8P5JRFM8PUTIL035.html
8月23日21時42分に朝日新聞からは、今後、ドアコック戻し忘れ検知装置を主力車両に取り付けるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本は23日までに、原因となった「ドアコック」の戻し忘れを検知する装置を主力車両に取り付けることを決めた。
また、出発前のドアの確認手順も見直し、再発防止に役立てる考えだ。
ドアコックは、通常は車掌が一括操作するドアを、非常時や車内清掃の際に手動で開閉できるようにする装置。
北陸、上越新幹線を走る最新型「E7系」や東海道新幹線を走る「N700系」は、コックのふたの開閉を検知して戻し忘れを防ぐ機能があるが、今回の「E5系」は備えていなかった。
JR東によると、新たに検知機能を持たせるのは、E5系や「こまち」用の「E6系」など計約70編成。
これにより、全体の6割以上の車両はコックの状況が運転台でわかるようになる。
また現行のマニュアルでは、車内清掃の際は清掃責任者がコックの状況を最終確認することになっている。
これを車掌や警備員らとともにチェックする態勢などに改める考えだ。
https://digital.asahi.com/articles/ASM8R5CXZM8RUTIL02G.html?rm=312
8月24日8時57分に毎日新聞からは、次の作業を考えていて無意識にコックを開けてしまったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
直前に操作をした60代の清掃作業員の女性が「次の作業を考えていて、無意識に(手順にない)コックも開けてしまった」と説明していることが、JR東日本への取材で判明した。
同社によると、コックは車両の左右両側に取り付けられていて、新幹線が停車中に作業員が清掃する際、乗り降りするためドアを開閉するのに使う。
本来であれば、自分が出入りする側のコックだけを操作するが、女性は反対側のコックも開けたのに、閉め忘れていた。
女性を含む責任者2人が出発前に全車両のコックを確認する手順だったが、気付かなかった。
https://mainichi.jp/articles/20190824/k00/00m/040/037000c
キーワード;ヒューマンエラー
2019年8月21日16時23分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前8時半すぎ、新潟市北区のごみ処理施設「豊栄環境センター」で、作業をしていた中山さん(男性、40歳)がアルミ缶や金属片などのごみを細かく切断する「破砕施設」の中にあるベルトコンベアのローラー部分に巻き込まれた。
中山さんは巻き込まれた左腕を切断された状態で発見され、病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡した。
警察の調べによると、中山さんは当時、1人で機械の中から残ったごみを取り除く作業をしていて、この作業は、通常は機械を止めた状態で行うことになっていた。
警察は、事故の原因など、当時の詳しい状況を調べている。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20190821/1030009127.html
8月21日20時0分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟市北区のごみ処理施設で21日朝、男性が点検作業中に機械に巻き込まれ、死亡した。
事故があったのは、新潟市北区にある豊栄環境センター。
警察によると、21日午前8時35分ごろ、委託業者の作業員で新発田市桑ノ口の中山さん(40)が機械に左腕を巻き込まれ、肩から先を切断した。
中山さんは病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。
死因は出血性ショックだった。
中山さんは機械の清掃と点検を任されていて、当時は砕いた不燃物を運ぶベルトコンベアーを動かし、1人で点検作業をおこなっていた。
警察は、作業手順を確認するなど、事故の原因を調べている。
豊栄環境センターは新潟市と聖籠町で構成する豊栄郷清掃施設処理組合が管理していて、これまで大きな事故はなかったという。
組合は、「委託業者に対して早急な原因の解明と対策の確立を申し入れるとともに、安全対策の徹底について指導していく」とコメントしている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190821-00000389-teny-l15
2019年8月20日17時0分に京都新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
太い木の幹がワイヤをくわえ、がっちりと離さない。
曲線を描く樹皮が歯を食いしばる口元みたいに見える。
「どうなってるの」。
ワイヤは、皇子が丘公園(大津市皇子が丘1丁目)の高台に架かるつり橋を支えている。
その一部がメタセコイアに食い込む姿に、橋を渡る子どもたちが不思議がる。
メタセコイアはスギ科の落葉高木で、生育が早い。
つり橋が完成した1983年以降に成長して、ワイヤを包み込んだとみられる。
公園を管理する市公園緑地協会は、「橋の安全上、問題はないので、そのままになっている」とする。
昭和から平成を経て迎えた令和最初の夏。
メタセコイアは頭上に枝を広げ、木陰をつくる。
セミ時雨の下、必死の形相で橋を支えているようだ。
https://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20190820000106
(ブログ者コメント)
木に包まれた部分には湿気がこもり、腐食促進のおそれがありそうな気がする。
しかし、外からはワイヤの劣化有無を目視点検できない。
協会は何をもって「安全上、問題ない」と判断したのだろうか?
2019年8月19日17時42分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県内で降る雨の量をより詳しく観測して防災につなげようと、気象台の観測点などに加えて、配達で各地を走る運送会社のトラックにも雨量計を設置して観測網を広げようという実験が、県内で始まった。
実験は、山口大学の赤松良久准教授たちが進めていて、19日は、実験に協力する大手運送会社の萩市にある配送センターで、雨量計が2台のトラックの屋根に取り付けられた。
県内に16か所ある気象台の観測点などのほかに、配送で各地を走るトラックに雨量計を設置することで、広い範囲での降水量をより詳細に観測しようという狙いだ。
雨量計は、光市の配送センターにあるトラックにも取り付けられ、合わせて5台で観測した雨量のデータが大学に送られるということで、赤松准教授たちは、観測された雨量の分析を、今後、進めていくことにしている。
実用化が進めば、川の水位をより正確に予測したり、住民にいち早く避難情報を発信したりするなど、防災での活用が期待できるとしている。
赤松准教授は、「郊外や山間部など、広い範囲の雨量データがリアルタイムで収集できるので、将来的には設置する台数を増やして、防災に役立つビッグデータを得ることを目指したい」と話している。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20190819/4060003508.html
(ブログ者コメント)
以下は映像の1コマ。
運転席の上部屋根に風速計などが取り付けられている。
2019年8月19日20時56分にNHK四国から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後4時ごろ、宇和島警察署の新しい庁舎の建設工事現場の4階部分で、宇和島市の左官業、稲積さん(男性、68歳)が倒れているのを同僚が見つけた。
稲積さんは意識不明の状態で病院に運ばれ、その後、死亡が確認された。
警察によると、稲積さんは頭と顔にケガをしていて、かぶっていたヘルメットは割れていたという。
稲積さんは、当時、ひとりで脚立に乗って壁を塗る作業をしていたということで、警察は、作業中に脚立から転落したとみて、ほかの作業員から話を聞くなど、当時の状況や転落の原因を詳しく調べている。
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20190819/8000004396.html
2019年8月19日18時6分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前11時半すぎ、札幌市白石区川下にある児童館で、「体育室の天井から煙が出ている」と施設の職員から消防に通報があった。
警察や消防によると、この火事で、建物の外壁の内側一部が焼けたほか、6歳から9歳までの小学生6人が煙を吸い込み、のどの痛みを訴えて病院に運ばれたが、いずれも症状は軽いという。
児童館では、夏休み中の子どもたちを集めて調理実習のイベントが開かれていて、ホットドックを牛乳パックなどで覆い、外からガスバーナーの火で温める実習を行っていた。
児童館によると、火事が起きた当時、児童75人がいたが、ただちに近くの建物に避難したという。
児童館の猪木館長は、「楽しみにしていた行事中に子どもたちに怖い思いにさせてしまい、本当に申し訳ない」と話していた。
警察や消防は、火事が起きた原因について詳しく調べている。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190819/7000012899.htmlhttps://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190819/7000012899.html
(ブログ者コメント)
以下は映像の5コマ。
外壁に開けた?穴の中には焼け焦げた柱が見えている。
焦げた断熱材が屋外に出されていることと併せ考えると、外壁と内壁の間で火災が起きたのかもしれない。
一方、館長は「行事中に偶然火災が起きた」と話しているが、裸火を使っている最中に別の原因で火が出るなど、そんな偶然はちょっと考えにくい気がする。
2019年8月18日19時24分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
18日午後1時半ごろ、熊本県氷川町高塚の九州道で、走行中の消防車が横転した。
追い越し車線をふさいだため、約3時間にわたり通行が規制された。
お盆直後の日曜日ということもあり、事故現場を先頭に最大で約10kmの渋滞が発生した。
県警高速隊によると、現場は2車線で、宇城氷川スマートインターチェンジ付近の直線部分。
同隊は右後輪のパンクが原因とみて調べる。
運転していた20代男性が首に、同乗の20代と30代の女性2人が左肩にそれぞれ痛みを訴えて病院に搬送されたが、軽傷とみられるという。
消防車は同県大津町の消防団の車両。
同日朝から八代市内で開催されたポンプ操法を競う大会に参加し、ポンプやホースなどの機材を積んで、同町に戻る途中だった。
https://www.asahi.com/articles/ASM8L5RG9M8LTLVB008.html
(ブログ者コメント)
詳細不明だが、定期点検不良あるいは、ちょっと前に消防車の過積載が問題になった、そういったことも関係しているのではないかと感じた。
2019年8月17日20時32分に神戸新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
兵庫県豊岡市竹野町竹野の竹野浜海水浴場で、海上に浮かべたビニール製のアスレチック遊具で遊んでいた大阪府豊中市の小学5年の女児(10)が、約1.5mの高さからマットに飛び降りた際に右脚を骨折する重傷を負ったことが、17日までに関係者への取材で分かった。
遊具は、たけの観光協会が有料で運営する「たけのチックラグーン」。
全長35m、幅17mで、滑り台や跳躍器具など、13種類のパーツが連結されている。
同協会などによると、事故は7日午前11時すぎ、女児が大きな脚立のような登り降りするパーツ(高さ約2.5m)で遊んでいた際に発生。
約1m降りた場所から飛び降りた直後に倒れ込み、動けなくなった。
大腿骨頸部を骨折しており、8日に手術を受けた。
15日には東京都練馬区の遊園地「としまえん」のプールで、同じような遊具の利用中に死亡事故があった。
女児の父親(37)は、「マットは想像より固く、遊具に危険性はないか、再度検証してほしい」と訴える。
同協会は2016年からこの遊具を運営し、これまで事故はなかったとしている。
としまえんの遊具と似ているため確認したが、別のメーカーだったという。
9月8日まで運営の予定で、「安全に利用してもらうため、監視の増員を検討している」としている。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201908/0012616956.shtml
8月18日11時37分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
海水浴場を管理する「たけの観光協会」によると、遊具は滑り台やハシゴ、跳躍器具など13種類を組み合わせたもので、浜辺から約30m沖に浮かんでいる。
女児は7日午前11時ごろ、階段がある約2.5mの遊具の真ん中辺りから下のマットに飛び降り、負傷した。
担当者は、「遊具の点検や監視態勢をしっかりして、安全に楽しんでもらえるようにしたい」としている。
9月8日まで遊具の営業を続ける予定。
https://www.sankei.com/affairs/news/190818/afr1908180007-n1.html
2019年8月21日8時50分に京都新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
南陽高(京都府木津川市)で17日に体育館のつり下げ式バスケットゴールが床に落下していたことが20日、分かった。
ワイヤが切れたのが原因で、けが人はなかった。
京都府教育委員会によると、男子バスケットボール部が練習後、ゴールを上部の位置に戻そうとした際に、ワイヤが切れた。
ゴールは1986年に体育館が建てられた時に設置され、定期的に点検をしていたという。
府教委は、「ワイヤの劣化が進んでいたようだ。より点検を強化したい」とし、今後、他校にある同様のつり下げ式バスケットゴールも点検する予定。
https://this.kiji.is/536697071130199137?c=39546741839462401
2019年8月17日19時9分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前9時すぎ、呉市昭和町にある「日鉄日新製鋼」の呉製鉄所で、「作業員が作業車と壁の間にはさまれた」と、近くにいた作業員から消防に通報があった。
警察によると、呉市音戸町藤脇の会社員、砂川さん(男性、58歳)が鉄くずを積んだ運搬車と建物の壁の間にはさまれた状態で見つかり、意識不明で病院に搬送されたが、およそ2時間半後に死亡した。
砂川さんは、当時、電動の運搬車を1人で操作して鉄くずを撤去する作業をしていたという。
警察は、砂川さんが運搬車を方向転換しようとした際に操作を誤って壁にはさまれた可能性もあるとみて、詳しい状況を調べている。
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20190817/4000005237.html
8月17日19時54分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前9時ごろ、広島県呉市昭和町の日鉄日新製鋼呉製鉄所の建物内で、下請け会社の社員、砂川さん(58)が鉄くずの運搬に使う作業車とコンクリートの壁に挟まれた。
砂川さんは病院に搬送されたが、大動脈出血で死亡した。
警察などによると、砂川さんは1人で電動の作業車を動かしながら、鉄くずの撤去作業をしていた。
別の作業をしていた同僚が、砂川さんが作業車と壁の間に腹部を挟まれているのを発見した。
https://www.sankei.com/affairs/news/190817/afr1908170018-n1.html
2019年8月16日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
人口減少が進む中、災害時に素早く、手厚い体制で対応するため、埼玉県や国が推進している複数の消防本部を統合する広域化の取り組みが遅れている。
埼玉県は現在27ある消防本部を統合し、7ブロックへ広域化する計画を立てている。
5選不出馬の上田清司知事は、定例会見などで、「(将来的に)市町村消防は一元化し、埼玉消防庁にしたらいい」と、全県1消防を提唱。
5人の新人が出馬している知事選(25日投開票)では、治水対策やテロ対策に言及する候補者はいるが、消防本部の広域化までは踏み込んでおらず、論戦は深まっていない。(知事選取材班)
【実現は1ブロックだけ】
県消防防災課は、広域化のメリットとして、消防力の強化による住民サービスの向上や消防体制の基盤強化を挙げる。
具体的には、消防車や救急車の出動態勢の充実、現場への到着時間の短縮、通信指令や事務部門を含む効率的な人員配置、財政の効率化などが期待できるという。
2006年の消防組織法の改正により、都道府県に広域化計画の策定が義務付けられた。
県は08年度、県内36カ所(当時)の消防本部を、12年度を期限に、7ブロックに広域化する計画を策定したが、本部の設置場所や財政負担を巡る調整が難航。
予定通りに広域化が実現したのは、第4ブロックの埼玉西部(所沢市、飯能市、狭山市、入間市、日高市)だけ。
第7ブロックも、当初の枠組みから羽生市と蓮田市が抜け、埼玉東部(加須市、久喜市、幸手市、白岡市、宮代町、杉戸町)にとどまっている。
【策定期限は再延長】
全国的に広域化が進まないことから、計画の策定期限は13年度から5年間延長され、さらに24年4月1日まで延長されている。
同課は、「県内でも、地域によって人口規模にばらつきがあり、小規模自治体の消防本部は、現状のままでは維持が難しくなる。広域化のメリットは市町村側にも理解されているはず」と話す。
広域化を促すため、国は優先的に財政支援を行う重点地域指定を導入。
広域化の機運が高い管轄人口10万人未満の消防本部の自治体を知事が指定する。
県内では14年に草加市と八潮市、上尾市と伊奈町をそれぞれ指定。
草加市と八潮市では16年に広域化したが、上尾市、伊奈町はまだ実現していない。
同課は、地元から危機管理の中枢機能がなくなることへの不安や財政、業務負担増への懸念、大規模災害発生時の消防団との連携を不安視する声などがあることから、広域化が進まないとみている。
上尾市消防本部は、「(上尾市と伊奈町の)両首長、職員を含めて協議を進めている。
両消防本部の業務範囲などの相違や課題など細かい部分を詰めて、なるべく早く実現したい」としている。
【広域化対象市町村の組み合わせ】
第1ブロック=さいたま、上尾、伊奈、県央広域(鴻巣・桶川・北本)
第2ブロック=川口、蕨、戸田
第3ブロック=川越地区(川越・川島)、比企広域(東松山・滑川・嵐山・小川・吉見・ときがわ・東秩父)、県南西部(朝霞・志木・和光・新座)、入間東部地区(富士見・ふじみ野・三芳)、坂戸・鶴ケ島(坂戸・鶴ケ島)、西入間広域(毛呂山・越生・鳩山)
第4ブロック=埼玉西部(所沢・飯能・狭山・入間・日高)
第5ブロック=熊谷、深谷、行田、秩父(秩父・横瀬・皆野・長瀞・小鹿野)、児玉郡市広域(本庄・美里・神川・上里)
第6ブロック=春日部、越谷、三郷、草加八潮(草加・八潮)、吉川松伏(吉川・松伏)
第7ブロック=羽生、蓮田、埼玉東部(加須・久喜・幸手・白岡・宮代・杉戸)
http://www.saitama-np.co.jp/news/2019/08/16/09_.html
※以下は、全国的に広域化が難航しているという昨年の日経記事。
(2018年2月13日 日本経済新聞夕刊)
総務省消防庁は、複数の消防本部を統合して広域化する取り組みの期限を4月1日から6年延長し、2024年4月1日までにする。
再編が十分に進んでいないためだ。
今後、10年後の消防体制や広域化の進め方を再検討するよう、都道府県に要請。
統合に伴う費用の財政支援は継続する。
消防庁は当初、12年度末を期限に、本部ごとの管轄人口を30万人以上とする目標を掲げていたが、本部の設置場所や財政負担を巡る調整が難航。
期限を今年4月まで延ばし、管轄人口に関係なく広域化を進めたものの、今でも約730ある本部のうち、管轄人口10万人未満は全体の約6割を占める。
広域化は、災害時の大量動員、機材の効率的な更新がしやすくなるメリットがある。
人口減少が進む中、消防庁は「将来も持続できる体制の確立には、広域化が最も有効」としている。
各消防本部は今夏までに、人員や施設の現状を分析。
都道府県単位で消防本部のあり方を議論し、19年度中に広域化推進計画を改定する。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO26826580T10C18A2CR0000/
2019年8月19日19時51分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鎌倉市は19日、鎌倉芸術館(同市大船)大ホールの天井改修工事で、施工業者の男性作業員(46)が作業床から約10m落下し、両足を打撲した、と発表した。
市文化人権課によると、16日午前11時55分ごろ、同館3階の天井付近で鉄骨を組む作業を終え、道具を片付けていた際に足を踏み外し、2階客席部分に落下した。
作業員は同日、入院して精密検査を受け、翌17日に退院した。
同課によると、市は安全確保を徹底するよう業者に要請。
業者は市に対し、安全点検と対策を実施すると報告した。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-189462.html
2019年8月16日21時59分に中日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
16日午前11時10分ごろ、名古屋市中区新栄1の西白山町バス停付近のマンション建設現場で、作業員から「クレーンが折れ、男性が巻き込まれた」と119番があった。
男性は高さ約18mのクレーンの台座の上で、折れたクレーンのアーム部分に頭などを挟まれ、約4時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は同市中川区横井、作業員木村さん(男性、28歳)。
木村さんはリモコンでクレーンを操作し、前日の台風対策でクレーンを固定していたワイヤを外す作業をしていたとみられる。
リモコン操作を誤った可能性があるとみられる。
消防によると、高所のため救出は難航し、折れ曲がったアーム部分を別のクレーンで持ち上げながら、約3時間半後に木村さんを台座から下ろした。
近くのマンションに住む男性会社員(42)は、自室で「ガシャ」という大きな金属音を聞いた。
「交通事故の音かと思って外を見たが違った。消防車や救急車が集まってきたので、外に出たら、クレーンが折れていてびっくりした」と話した。
現場は名古屋市営地下鉄新栄町駅から南に約500mで、周囲にマンションが立ち並ぶ。
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019081690175347.html
8月17日7時23分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察や消防によると、クレーンは高さ約18mの部分でアームが損壊。
木村さんは、クレーンの作業台で操作中に上半身を挟まれたとみられる。
工事を請け負っている建設会社の話では、クレーンは台風10号に備えて事前に補強材が巻かれており、木村さんは事故当時、補強材を外す作業をしていたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190816-OYT1T50160/
8月16日17時56分にFNN PRIME(東海テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は、台風10号に備えて固定していたワイヤを外す作業中で、警察はアームが折れた原因を調べている。
https://www.fnn.jp/posts/00422511CX/201908161756_THK_CX
(2020年5月20日 修正1 ;追記)
2020年5月19日10時9分に中日新聞から、ワイヤの外し方が悪かったのではなく固定方法が悪かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
名古屋簡裁が業務上過失致死の罪で、元請けのゼネコン「Y建設工業」(名古屋市東区)の現場責任者だった男性社員(38)に罰金50万円の略式命令を出したことが分かった。8日付。
起訴内容などによると、台風の接近に伴い、クレーンのアームが風であおられないようワイヤを台座に固定させる際、適切な箇所に取り付ける安全対策を怠り、昨年8月16日、操作していた下請け会社社員の木村さんを脳挫傷などで死亡させたとされる。
男性社員は作業全般を指示していたという。
事故当時、捜査当局は木村さんの誤操作の可能性があるとみていたが、アームの固定時に誤った箇所にワイヤを取り付けたため、安全装置が作動しない上、作業再開時にアーム部分に負荷がかかって折れたと結論付けた。
Y建設は本紙の取材に、「事態を重く受け止め、再発防止に努める」とコメントした。
男性社員ら4人は今年3月に書類送検され、名古屋地検は4月に男性社員を略式起訴。
ほかの下請け会社社員ら3人は不起訴とした。
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2020051990084915.html
5月19日19時38分にNHK東海からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が安全管理に問題がなかったか捜査していましたが、台風の接近に伴いアームをワイヤで台座に固定した際、固定する位置が間違っていて、アームに負荷がかかって折れたとみられることなどがわかったということです。
このため警察は、安全管理を怠ったとして、元請けのゼネコン、Y建設工業の38歳の現場責任者と下請けの会社の社員3人を書類送検していましたが、このうち現場責任者が業務上過失致死の罪で略式起訴され、簡易裁判所から罰金50万円の略式命令を受けたことがわかりました。
一方、ほかの3人は不起訴になりました。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20200519/3000010810.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の2コマ。
最初のコマでは、別のクレーンの先端に関係者が乗って現場に近づいている。
2019年8月15日18時37分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
15日午後2時10分ごろ、東京都練馬区向山3丁目の遊園地「としまえん」にあるプールで、水面に浮かべられた遊具の下の水中に女児がいるのを監視員が見つけた。
女児は病院に搬送されたが、午後4時ごろ死亡が確認された。
警察は女児がおぼれたとみて、詳しい経緯を調べている。
警察によると、死亡したのは埼玉県朝霞市仲町1丁目の小学3年生の女児(8)。
両親と妹(1)の家族4人で訪れていたという。
警察によると、女児が見つかったのは、水面に浮かべた大型遊具などで遊ぶ子ども向けエリア「ふわふわウォーターランド」。
としまえんによると、競泳用の50mプール(8レーン)に設置されていて、水深は最も深いところで1.9mある。
利用者全員にライフジャケットの着用を求め、身長110cm未満の子どもは大人の付き添いが必要だ。
女児の身長は110cm以上だった。
ライフジャケットも着けていた。
このエリアでは正午と午後2時、利用客にプールから上がってもらったうえで点検をしている。
女児は午後2時の点検の際に、「浮島」と呼ばれる遊具の下で見つかった。
正午の点検では異状はなかったという。
ここには監視員が7人配置され、当時は約270人が利用していた。
監視員は、利用客に「遊具の下に潜り込まないように」と呼びかけていたという。
としまえんは事故を受け、このエリアの営業を中止し、この日のナイトプールも取りやめた。
16日は、プール全体の営業を中止する方針だ。
東京都北区から園を訪れた女性は、以前、「ふわふわウォーターランド」で9歳の息子を遊ばせたことがあった。
「息子は足がつかず、『怖かった。もう行きたくない』と言っていた」と話した。
https://www.asahi.com/articles/ASM8H5PX4M8HUTIL02R.html
8月16日11時54分にNHK首都圏からは、当該プールの管理運営は広島県の企業が行っていたなど、記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によると、女児はプールの水面に浮かんだマットのような遊具の下の真ん中付近で、うつぶせの状態で見つかったという。
警察は、何らかの理由で遊具の下に入り込んだあと、救命胴衣の浮力で遊具に押しつけられ溺れた可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
「としまえん」によると、園内のプールは6つのエリアに分かれていて、事故が起きたのは遊具などを浮かべた「ふわふわウォーターランド」と呼ばれるエリアだった。
このエリアは3年前の平成28年夏から営業を始めていて、管理・運営は広島県の企業が行っていた。
エリアには大小2つのプールがあり、現場となった大きいほうのプールは、長さ50m、幅20m、深さは1.2mから1.9mある。
水面には浮き島のようなマット状の遊具がつながっていて、子どもたちが救命胴衣を着用したうえで、歩いたり遊んだりできるようになっていた。
15日は、このエリアに延べ270人が訪れた。
監視員はエリアの大小のプールに合わせて7人配置され、プールサイドから異常がないか確認していたという。
正午と午後2時には、利用者全員にプールから上がってもらったうえで水中の点検を行っていて、15日は午後2時の点検の際に遊具の下から女の子を発見したという。
警察によると、遊具はマットのような形で、縦2.5m、横5m、厚さは30cmあった。
子どもの水難事故に詳しい、小児科医でNPO法人「Safe Kids Japan」の山中龍宏理事長は、「複数の監視員を配置していても、大型の遊具で下が隠れていたり太陽光の反射で水面が見えにくくなったりして、事故を防ぎきれないということが、今回、浮き彫りになった。何らかの対策をしなければ、同じような事故がまた起きてしまう」と話している。
安全対策の事例として、「水上からの監視では限界があるので、水中にカメラを設置して、一定の時間を超えて子どもが動かなくなるとアラームが鳴る仕組みを導入している施設もある」と言う。
そのうえで、山中理事長は、「施設の運営者などは、事故に関する情報をまとめて詳しい検証を行うべきだ。『気をつけましょう』で終わらせず、具体的な対策を繰り返し取っていくことで、遊具を安全なものにしていく必要がある」と指摘している。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190816/1000034384.html
8月16日17時46分にNHK首都圏からは、一緒にいた父親が女児を見失い、監視員に相談していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察のその後の調べによると、女児は午後1時すぎごろから現場のプールで父親と遊び始めたが、まもなく行方がわからなくなったという。
父親が監視員に相談し、拡声機で名前を呼びかけてもらったが見つからず、遊び始めてからおよそ1時間後の午後2時の定時点検で監視員が水中に潜って確認したところ、女児を発見した。
今回事故が起きた水面に浮かべる遊具は、「水上アスレチック」とも呼ばれている。
大型のものもあり、子どもたちから人気で、近年、プールや海水浴場などに多く設置されている。
一方で、文科省などによると、こうした遊具の安全基準はなく、安全管理は事業者に任せられている。
国の指針は、プールそのものの構造や設備などについて定められているが、遊具に関する決まりはないという。
・・・・・
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190816/1000034397.html
(ブログ者コメント)
父親から相談を受けた時点で、全員をプールから上げ、女児の所在を確認したりプール内を点検することはできなかったのだろうか?
(2019年8月30日 修正1 ;追記)
2019年8月29日17時29分にNHK首都圏から、過去に東京の小学校で同じような事故があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
管理会社が「遊具の下への潜り込みは想定していなかった」と説明していることが、関係者への取材で分かった。
警察によると、事故当時、監視員が水中に潜って遊具の下を確認したのは、女児を探し始めてから、およそ1時間後だったという。
今回の事故と同じように、水面に物を浮かべたため死角が広がったプールでは、過去にも死亡事故が起きていた。
遺族は、関係者の間で教訓が共有されていなかったのではないかと話している。
東京・杉並区の宮崎さん(男性、69歳)は19年前、小学1年生だった娘さんを学校のプール事故で亡くした。
事故が起きたのは水泳の授業中で、4人の教員が見守る中、およそ120人の児童がプールに入っていたが、水面に畳1畳分ほどの大型のビート板などを複数浮かべていて、死角が広がっていたという。
杉並区教育委員会は娘さんの事故のあと検証を行い、学校のプールでは水面に浮かべる大型の遊具などを使わないなどとする手引きをまとめていた。
宮崎さんは今回の事故について、「娘と同じ事故がまた起きたかと思った。学校と遊園地という違いはあるが、プールに遊具を浮かべると大きな死角が生まれ、監視の目が届きにくいという点では同じで、過去の事故の教訓が関係者の間で共有されていなかったのではないか」と話している。
その上で、「小さな子どもが遊ぶ際の危険性について、施設は安全への配慮をもっとすべきだと思う。今回の事故を一過性のものとしないで、しっかりと原因を究明し、得られた情報を今後に生かしてほしい」と話している。
・・・・・
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190829/1000034971.html
2019年8月15日15時33分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前9時半ごろ、彦根市にある大型量販店の立体駐車場で65歳の男性警備員が、屋外に面した3階の非常口のドアを開けて中に入ろうとしたところ、突然ドアが閉まって右手を挟まれた。
男性は人さし指と中指を切断する大けがをし、病院で手当てを受けている。
彦根市では当時、台風10号の影響で強い風が吹いていたということで、午前9時半ごろには18mの最大瞬間風速を観測していた。
警察は、台風による強風にあおられ、ドアが勢いよく閉まったものとみて、当時の状況を詳しく調べている。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20190815/2060003258.html
※香川県の住宅でも同様な事故が起きていた。
(8月15日16時15分NHK香川)
まんのう町では、15日朝、70代の男性が強風にあおられて閉まったドアに指をはさまれ、軽いけがをした。
消防や町によると、15日午前7時ごろ、まんのう町川東にある住宅で、この家に住む70代の男性が片開きの扉と壁の間に左手の中指をはさんで軽いけがをし、病院で手当てを受けたという。
町によると、台風の接近に伴う強風で突然、扉が閉まったとみられるという。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20190815/8030004455.html
(ブログ者コメント)
同様な事例は、過去にも本ブログで紹介している。
2019年8月16日8時38分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前5時10分ごろ、金山町大塩字上ノ山の天然炭酸水が湧く井戸で、「井戸に2人が落ちている」と近所の男性から119番通報があった。
警察によると、いずれも新潟県長岡市、男性(77)と、めいの会社員、女性(49)が井戸の中に倒れており、2人は三島町の病院に運ばれたが、約2時間後に死亡が確認された。
2人の死因は溺死で、大きな外傷はなかった。
警察は誤って転落したとみて、井戸から出る二酸化炭素の影響で意識を失った可能性なども含め、詳しい原因を調べている。
警察によると、2人は炭酸水をくみに、ほかの親族3人と一緒に車で訪れていた。
2人が戻らないのを不審に思った親族が捜したところ、2人を見つけた。
井戸は2m40cm×1m60cmの長方形で、深さ約4m。水深は約3mだった。
井戸には転落防止のため丸太が組まれ、網も設置されていた。
発見時は、この網の一部がめくり上げられていたという。
現場には炭酸水を入れるために男性らが持参したタンクが複数あり、うち一つは井戸の中にあったという。
町などによると、天然炭酸水は同町の特産品。
井戸から自由にくむことができるため、県内外から観光客が訪れていた。
近くの工場では、源泉からくみ上げた炭酸水をボトル詰めした商品も製造されている。
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20190816-405943.php
8月15日19時13分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、2人は水面に浮かんだ状態で見つかり、溺死だった。
井戸の中には2人が持参したとみられるポリタンクがあり、警察は、水くみの際にバランスを崩したか、炭酸ガスを吸い込み意識を失って転落した可能性があるとみて調べている。
井戸には転落防止用の丸太が格子状に組まれ、ネットで覆われているが、60cm四方程度の水くみ用の穴があり、ひもでつるされたやかんを使って誰でも水を持ち帰ることができた。
金山町によると、大塩天然炭酸水は明治時代から欧州に輸出されていた名水で、6月のG20大阪サミットでも各国首脳に提供。
多い日には1日1000人以上が訪れる、同町の人気観光スポットにもなっている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190815-OYT1T50210/
8月15日14時47分に日本経済新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
井戸の内側には足を掛けるステップがあり、下りることが可能だという。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48584190V10C19A8000000/
8月15日11時51分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事が井戸の外観写真付きでネット配信されていた。
水面近くは炭酸ガスの影響で酸素濃度が薄く、2人が意識を失った可能性もあるとみて、警察が調べている。
井戸は深さ約4mで、約3mの高さまで水がたまっていた。
開口部は地面とほぼ同じ高さ。
さくはなかったが、転落防止用のネットがあり、当時は一部がめくれていたという。
https://www.asahi.com/articles/ASM8H3HWCM8HUGTB002.html
(2019年9月8日 修正1 ;追記)
2019年9月7日12時0分に福島民友から、利用が再開されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
町は、安全対策を実施した上で、井戸の利用を再開する方針を固めた。
6日に開かれた町議会全員協議会で方針を説明した。
町は、井戸のくみ上げ口を狭くしたり、炭酸水の泡の状態を見えるようにしたりするなど安全対策を図った上で、利用を再開する方針を説明。
町議会側も了承した。
今月中に井戸を管理する地元の天然炭酸水保存会と協議し、安全対策の具体的な内容を検討する。
本年度中の再開を目指す。
https://this.kiji.is/542903717045306465?c=39546741839462401
(2019年10月11日 修正2 ;追記)
2019年10月8日5時0分に読売新聞福島版から、対策を取って利用が再開されたという下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
町は井戸に転落防止の安全対策を施し、7日、利用を再開した。
町と、井戸を管理する「大塩天然炭酸水保存会」が先月下旬から工事していた。
以前の井戸は、格子状に組んだ丸太の上にあるナイロン製ネットをめくって水をくむ方式で、事故では、60センチ四方程度の水くみ穴から、2人が井戸に落ちた。
そのため、隙間を小さくした木製格子を井戸の上に設置し直し、全体をステンレス製の金網でカバー。
金網の一角に縦40センチ、横30センチの「くみ口」を設けた。
アクリル製のふたを開けると、ひもでつるした備え付けのやかんで水をくめる。
「炭酸井戸の中は酸素濃度が低く危険です」などの注意書きも掲示し、町の担当者は「二度と起こらないよう、今後も安全対策に努めたい」と話している。
https://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20191007-OYTNT50179/
10月8日12時35分にNHK福島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
実施された安全対策は、転落を防ぐためのステンレス製の網で井戸を囲い、専用のくみ上げ口を設けたほか、井戸の内部は酸素の濃度が薄いことに注意を促す看板を設置しました。
再開から1日たった8日は、県内外から多くの人が訪れ、備え付けのやかんで炭酸水をくみ、その場でコップに移して味わっていました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20191008/6050007174.html
10月8日12時0分に福島民友からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
町によると、井戸内を洗浄し、井戸の上部を木枠とステンレス製の金網で覆った。
くみ口を従来より狭くし、アクリル板の開閉式にして人が転落しないように対策を図った。
事故前同様、備え付けのやかんで自由に炭酸水をくむことができる。
井戸は事故後、防護ネットに覆われ利用できない状態になっていた。
https://this.kiji.is/554138303457150049?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
以下は、NHK放映の4コマ。
2019年8月14日21時40分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日正午すぎ、八戸市河原木の八戸港で、「ストラドルキャリア」と呼ばれる、コンテナを運搬する作業車が横転したと消防に通報があった。
消防がかけつけたところ、横倒しになった作業車の運転席で男性(44)が倒れているのが見つかり、市内の病院に運ばれたが胸を強く打っていて、およそ4時間後に死亡が確認された。
事故当時、男性は高さ14mある作業車のうち、9mの高さにある運転席で1人で作業をしていたとみられている。
警察は、運転中に何らかの原因で作業車がバランスを崩して横転したとみて調べている。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20190814/6080005714.html
2019年8月12日7時44分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後11時20分ごろ、札幌市北区篠路町にある会社の車庫の中で、ランタンが爆発したと消防に通報があった。
火は建物に移らなかったが、この爆発で20代の男女3人が顔や腕にやけどをして病院に運ばれた。
警察によると、車庫の中では会社の関係者とその友人の男女5人がバーベキューをし、当時は火をつけたストーブの上にキャンプ用のランタンを置いて照明にしていたという。
警察は、ランタンの燃料が入ったガス缶が過熱して爆発したとみて調べるとともに、レジャーで使うガス缶などの取り扱いに注意するよう呼びかけている。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190812/7000012682.html
8月12日12時0分にYAHOOニュース(北海道テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
寒くなってきたので石油ストーブもつけたという。
この爆発で、男性2人と女性1人がやけどをして、病院に運ばれた。
警察は、お盆休みでガスなどを使う機会が増えていることから、注意を呼び掛けている
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190812-00000001-htbv-hok
2019年8月10日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
環境基準を大きく超える鉛やヒ素が含まれる砂利状の金属片「スラグ」が、群馬県内の公園、駐車場、住宅の庭などで使用されていた。
東証1部上場の金属メーカー「東邦亜鉛」の安中製錬所(群馬県安中市)から排出されたもので、毎日新聞の取材に対し、同社の取引先の建設会社は、自社工事分だけで使用が数10カ所に上ると明らかにした。
東邦亜鉛は9日、有害なスラグの出荷を認めて関係者に謝罪。
同社負担で回収・撤去する方針を示し、費用が約69億円に上る可能性があると発表した。
スラグは金属製錬の際に炉にたまる金属くずで、基準を超える有害物質が含まれていないことなどを条件に、建設資材に再生利用されるケースもある。
毎日新聞は同社製スラグを取引先から入手し、国指定の検査機関に分析を依頼したところ、環境基準の55倍の鉛と6倍のヒ素が検出された。
同県高崎市の建設会社などによると、東邦亜鉛は少なくとも10年前からスラグを販売。
建設会社は、公園整備や道路舗装などの公共工事に利用したほか、県内のガーデニング会社に転売し、住宅の庭や駐車場に敷き詰められていた。
専門家から子どもの健康被害などを懸念する声が出ている。
昨年9月、この建設会社も整備に関わった高崎市の公園駐車場などを群馬県や同市が調査し、基準の最大57倍の鉛や同3倍のヒ素を検出。
県などは、廃棄物処理法違反の疑いがあるとみて、既に東邦亜鉛を立ち入り検査した。
違反が認められれば、行政処分や刑事告発などが行われる可能性もある。
建設会社社長は、「東邦亜鉛から安全な資材と説明され、有害物質が検出されなかったという検査結果も受け取っていた」と話した。
東邦亜鉛総務部は8日、毎日新聞の取材に、「環境基準を超過する製品(スラグ)が出荷され、一部販売先で品質管理が十分されていなかった」とコメント。
出荷件数などは調査中とした。
東邦亜鉛は1937年創業。
群馬県安中市のほか、広島県大崎上島町、福島県いわき市に製錬所を持ち、亜鉛製品や鉛、硫酸などを製造販売する。
72年には、安中製錬所から排出されたカドミウム汚染水などが農作物に影響を与えたとして、地元農家らが損害賠償を求め提訴し、会社側が4億5000万円を支払うことなどで86年に和解している。
https://mainichi.jp/articles/20190810/ddm/001/040/144000c
8月10日17時16分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東邦亜鉛は、安中製錬所(群馬県安中市)が道路の基盤用などに出荷した非鉄スラグ製品の一部に、土壌環境基準を超える鉛やヒ素が含まれていたと発表した。
公園やガーデニング用など、人に触れる可能性がある場所にも使われており、同社は昨年から撤去を進めていたが、これまで発表していなかった。
健康被害は報告されていないという。
東邦亜鉛によると、非鉄スラグは亜鉛の製造工程で出る砂利のような形のもので、セメントや道路の基盤材として販売していた。
平成28年に他社の品質問題や日本鉱業協会のガイドライン変更を受け、同年4月以降、出荷を停止した。
昨年8月に調査チームを設置して使用場所の特定などを進め、一部を撤去した。
問題を把握した時期や使用された場所は、調査中として明らかにしていない。
撤去費用は計約69億円に上る可能性があるとしている。
東邦亜鉛は、「地域住民の皆さまや関係各方面の皆さまにご心配とご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げる」としている。
https://www.sankei.com/affairs/news/190810/afr1908100009-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。