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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201897214分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

福岡県警察本部は、5日、機動隊が射撃訓練をしていた際、拳銃の部品の一部を破損し、部品から「トリチウム」という放射性物質を含むガスが漏れ出したことを明らかにした。
県警や原子力規制庁は、漏れ出した量は微量で、人体や周辺環境への影響はないとしている。


県警によると、5日、博多区にある機動隊の訓練場で、射撃訓練を行っていた機動隊員が拳銃の照準を定めるための「照星」と呼ばれる部品を工具で調整していたところ、この部品の一部にひびが入り、中から「トリチウム」という放射性物質含むガスが漏れ出したという。


県警によると、部品には、夜間でも照準を定めやすくするために発光する性質があるトリチウムを含むガスが使用されていたという。


県警から報告を受けた原子力規制庁によると、漏れ出した量は微量で、仮に全て体内に取り込んだとしても、人体に影響のないレベルで、周辺の自然環境への影響もないという。


警察は、「今後、このような事案がないよう、原因究明を行うとともに、部品の取り扱いのあり方について検討したい」としている。

 

出典

機動隊拳銃から放射性物質漏れ

https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180907/0002206.html 

 

 

972145分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県警警備課によると、5日午後0時15分ごろ、福岡市博多区の機動隊総合訓練場で、機動隊員が拳銃の照準を合わせる部品を工具で調整中に過って破損。

 

通常なら白く光る照準部品が光らなかったため、内部からトリチウムを含むガスが漏れたと判断した。

 

放射線障害防止法に基づき、漏出は原子力規制委員会に報告したという。

 

出典

拳銃から放射性物質漏出 訓練中に誤って破損 福岡県警

https://www.asahi.com/articles/ASL976HSTL97TIPE03L.html 

 

 

 

 

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951142分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日午前1時過ぎ、大阪府摂津市鳥飼本町4丁目の住宅付近から出火し、木造2階建てが全焼した。

周囲の4軒も壁などが一部焼けたが、けが人はいなかった。

警察は、台風による停電で室内に立てていたろうそくが倒れ、燃え広がったとみている。

 

警察によると、この住宅は無職の男性(73)と妻(68)、娘(45)の3人暮らし。

この地域では4日午後1時半ごろから停電しており、1階居間の床にろうそくを立て、明かりとして使っていた。

男性は、「居間の床で寝てしまい、目が覚めたら煙が上がっていた」と説明しているという。

 

出典

停電の規模、阪神大震災に次ぐ「平成では圧倒的な災害」

https://www.asahi.com/articles/ASL9533HXL95PTIL00R.html 

 

 

 

 

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2018942022分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、装備一式の写真付きでネット配信されていた。

 

JR東日本は4日、新幹線車内のセキュリティー向上策として、車掌らが使うために車内に積み込む防護盾や防刃服(ベスト、手袋)を公開した。

 

今年6月に東海道新幹線「のぞみ」車内で起きた乗客殺傷事件を受けたもので、運転台や車掌室など、1編成あたり3カ所に配備する。

 

これとは別に、車掌ら乗務員はフラッシュライトと催涙スプレーを携帯する。

 

新幹線駅や在来線主要駅には、さすまたや防刃服を配備する。

血圧計や止血用具などの医療器具とともに、年内には配備を済ませる予定という。

 

防護盾はポリカーボネート樹脂製で、狭い車内でも使えるサイズに設計し、中型(縦80cm、横50cm)と小型(縦50cm、横30cm)の2種類を用意。

長さ1.3mの警戒杖は、不審者との距離を保つために使う。

 

JR東海やJR西日本も、東海道・山陽新幹線に、同様の護身用具や医療器具を搭載する方針だ。

 

出典

新幹線に盾や防刃服配備へ JR東、乗客殺傷事件で対策

https://www.asahi.com/articles/ASL945QJRL94UTIL02W.html 

 

 

941854分にTBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東海道新幹線の車内で乗客が襲われ3人が死傷した事件を受け、JR東日本は、新幹線の車内に防護用具を配備すると発表した。

 

JR東日本では、乗務員や警備員が新幹線の車内で不審者に対応することを想定し、防護用の盾や防刃ベストなどを年内に配備する。

 

東海道新幹線の事件では、車掌が座席シートを外して身を守ったが、JR東日本の新幹線はシートが取り外しにくいことから、一部を外しやすい構造に変えるという。

 

出典

JR東日本、新幹線車内に防護用具を配備へ

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3464027.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

今年7月には、JR東海が護身用品を新幹線車内に常備するという情報を本ブログで紹介している。

 

 

 

 

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2018941449分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

奄美市の酒造会社の従業員が、仕事中に大けがをしたにもかかわらず、会社は労災としての報告を怠ったとして、名瀬労基署は、法人としての会社と社長を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、奄美市名瀬入舟町にある酒造会社、「A酒造」。


同署によると、「A酒造」では、去年11月、40代の男性従業員が龍郷町の工場で焼酎のタンクの上を歩いていて転倒し、腰の骨を折る大けがをしたという。


男性は、治療などでおよそ20日間、会社を休んだにもかかわらず、会社側は労基署への報告を怠り、労災を隠した労安法違反の疑いが持たれている。


同署がことし6月、酒造会社に立ち入り調査を行った際、男性のタイムカードの打刻がない日が続いていたことに気づき、発覚したという。


従業員が仕事をしていて死亡したり、大きなけがをしたりして4日以上休業すれば労災と認定され、会社側は労安法に基づいて労基署に報告する義務がある。


A酒造は、「男性は、自らの不注意で事故が起きたとして、労災にしてほしくないと訴えたため、その思いを尊重してしまった。事故の防止を徹底するとともに、このようなことがないようにしたい」と話している。

 

出典

労災隠しか 酒造会社を書類送検

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180904/5050004138.html 

 

 

 

 

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2018941315分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ことし7月、横浜市で住宅の改修工事をしていた建設会社の作業員が熱中症の症状で死亡したことについて、横浜西労基署は、熱中症を防ぐための十分な対策を取っていなかったとして、この会社と61歳の社長を、労安法違反の疑いで書類送検した。


書類送検されたのは、大和市の建設会社「Yエンジニアリング」と61歳の社長。


同署によると、ことし7月14日、横浜市瀬谷区で住宅のベランダの工事をしていた58歳の男性作業員が熱中症の症状で倒れ、病院に搬送されたが、その後、死亡した。


この日の横浜市内は最高気温が35.8℃の猛暑日だったが、会社では、作業員にスポーツドリンクや塩あめを配って塩分を補給させるといった、熱中症予防の十分な対策を取っていなかったとして、労安法違反の疑いが持たれている。


調べに対し、社長は容疑を認め、「水分や塩分の補給は作業員に任せていた」と話しているという。


同署によると、熱中症対策を取らずに会社が書類送検されるのは、ことしは全国で初めてだという。


今シーズンは記録的な猛暑となり、残暑も続くとみられることから、同署は、工事現場などでは熱中症対策を行うよう呼びかけている。

書類送検された61歳の社長は、NHKの取材に対し、「熱中症対策が現場任せになり、作業員を守れなかったことに責任を感じている」と話した。

会社では、今回の事故のあと、気温が30℃を超えた場合はこまめに休憩を取り、1時間以上連続して作業を行わないという再発防止策を講じたという。

 

出典

熱中症死亡で建設会社を書類送検

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180904/1050003862.html 

 

 

931534分に神奈川新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

書類送検容疑は7月14日、横浜市瀬谷区の個人宅のベランダ改修工事を実施する際、男性作業員2人に対し、高温時に義務付けられている塩分提供を怠った、としている。

 

2人のうち58歳の男性は病院に救急搬送され、熱中症による多臓器不全で、2日後の16日に死亡した。


同署によると、作業当日の横浜市の最高気温は35.8℃、湿度は56%だった。

 

2人は午前8時半から作業を始め、死亡した男性は午後0時半ごろに倒れて搬送された。

現場では、ペットボトル入りの水を用意して休憩を取るなどしていたが、屋外の炎天下で服装の通気性も悪かったという。

 

出典

今夏全国初、作業員の熱中症死亡で書類送検 横浜西労基署

https://www.kanaloco.jp/article/358090/ 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

今夏、作業中の熱中症死亡事故は、8月に長崎県松浦市の工場でも起きている。(本ブログ掲載スミ)

 

 

 

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201893058分に朝日新聞から、非常に強い台風が関西地方に向けて進行中という下記趣旨の記事が、台風進路予想図などとともにネット配信されていた。

 

非常に強い台風21号は2日、日本の南海上を北北西に進んだ。

 

気象庁によると、今年発生した台風の中では最も強い勢力で日本に接近する見通し。

 

4日には、勢力を保ったまま西日本から東海地方に上陸する恐れがあり、気象庁は暴風や大雨に警戒するよう、呼びかけている。

 

・・・・・

 

出典

今年最強の台風21号が接近 勢力保ち4日に上陸の恐れ

https://www.asahi.com/articles/ASL9254GQL92UTIL00Y.html 

 

 

941025分に京都新聞からは、非常に強い台風に備え、近畿圏の鉄道が予告運休になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

非常に強い台風21号の接近に備え、京都府内と滋賀県内の公立学校や商業施設は3日、早期に休校や休業を決めるなどした。

 

JRなど通勤通学の足が運休を発表したことを受け、外出を控える動きが広がる。

 

先月の台風20号を上回る暴風が見込まれることから、各機関とも警戒を強めており、都市機能がまひする恐れもある。

 

鉄道事業者による早期の運休判断について、災害リスク管理に詳しい京都大防災研究所の多々納裕一教授(防災経済学)に聞いた。

 

【「会社は平常運転」とはいかない】

 

Q.鉄道事業者による「予告運休」のメリットは。

A.早い段階で電車の運休を把握できれば、私たちは自分が取るべき行動を事前に、余裕を持って決定することができる。

突然、電車が動かなくなる場合と違い、社会的な混乱は少なくなる。

 

Q.利用者からは賛否ある。

A.電車を止めれば、鉄道事業者の収入は減る。

それでも運休とするのは、台風のさなかに運行して重大事故が起きたり、死傷者が出たりするリスクを勘案してのこと。

運休判断により、早期の復旧につながれば,社会的損失を小さくすることもできる。

 

Q.社会は、今後、どう対応すべきか。

A.企業や自治体、学校などが、鉄道事業者の判断に連動した形で、休校、休業などの意思決定を行う必要がある。

出勤可能な社員が限られることが予測できるのに、会社自身が平常運転というわけにはいかない。

少ない人員で優先的に取り組むべき業務は何かといったことを整理していく必要がある。

 

出典

台風で鉄道「予告運休」利用者から賛否も、専門家はこう見る

https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20180904000033 

 

 

95日付で毎日新聞からは、台風上陸後、関西地方で甚大な被害が出たという下記趣旨の記事が、関空の被害写真付きでネット配信されていた。
 ※主だった被害は別記事として掲載。

 

台風21号は四国や近畿地方を縦断し、4日夜に日本海に抜けた。

広範囲に暴風雨をもたらし、毎日新聞の集計では、大阪府と滋賀県、三重県で7人が死亡した。

 

最大瞬間風速が観測史上最大の58.1mを記録した関西国際空港では、強風で流されたタンカーが空港連絡橋に衝突し、橋の一部が破損。

滑走路やターミナル周辺が高潮で浸水し、利用客ら3000人以上が取り残されている。

 

気象庁によると、台風は4日正午ごろ、非常に強い勢力を保ったまま徳島県に上陸。

午後2時ごろには神戸市付近に再上陸。

近畿地方を縦断し、午後5時までに四国や近畿を中心に、全国60地点で最大瞬間風速の記録を更新した。

 

非常に強い勢力のままの上陸は、死者・行方不明者48人を出した1993年の台風13号以来、25年ぶり。

 

今夏は台風の発生が例年より多く、6~8月で18個発生。

統計が残る51年以降、94年と並び最多タイとなった。

 

関西エアポートなどによると、関空島では午後2時ごろから潮位が高まり、2本の滑走路のうち南東側のA滑走路(全長3500m)のほぼ全域と、第1ターミナルビルの地下に浸水。

駐機場も海水につかり、飛行機や作業車両にも被害が出ている。

B滑走路と第2ビルは無事という。

 

連絡橋は封鎖されており、利用客らはターミナル内で夜を明かす。

復旧のめどは立っていない。

 

交通やライフラインへの影響も相次いだ。

JRや私鉄各線は、昼ごろから全面運休。

東海道・山陽新幹線も、広域で運休した。

 

 

台風21号に伴い、近畿地方を中心に各地で高潮が発生し、6地点で過去最高を一時的に超過した。

関西国際空港がある大阪府では潮位329cmを観測し、死者194人を出した第2室戸台風(1961年)時の過去最高潮位293cmを超えた。

 

・・・・・

 

高潮は地形の影響も受け、V字形の湾で高くなりやすい。

大阪湾は国内でも高潮が起こりやすい条件を備える危険な地域の一つとされる。

 

出典

『台風21号 直撃 関空水没 連絡橋に船衝突、不通 3府県7人死亡』

https://mainichi.jp/articles/20180905/ddm/001/040/161000c 

 

 

      (2/2に続く)

 

 

 

 

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(1/2から続く)

 

2018941942分に産経新聞からは、大きな被害が出た高潮の要因は3つあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風21号は、関西空港が冠水するなど、大きな高潮被害をもたらした。

 

高潮の要因は、

(1)気圧の低下による海水の「吸い上げ効果」

(2)風が岸側に向かって吹く「吹き寄せ効果」

(3)波が砕けることに伴い海水が岸側に押しやられる「ウェーブセットアップ」現象

の3つが、同時に強く働いたことだ。

 

台風は、中心に行くほど気圧が低くなる。

気圧が低いと、海面を押さえつける空気の力が弱まり、海面が上昇。

気圧が1ヘクトパスカル低下すると、海面は1cm上昇するとされる。

 

吹き寄せ効果については、台風は反時計回りの風の渦なので、日本では大阪港のように南に開いた湾の西側を台風が通ると、南から北に風が吹き寄せて発生しやすい。

 

気象庁などによると、今回はウェーブセットアップと呼ばれる現象も発生。

波は、岸の近くで砕けた場合も、海水自体はそのまま岸側に向かう力が強い。

 

しかし、岸側に到達した後に沖側に戻ろうとしても、同様に後から続いて押し寄せてくる海水のために滞留し、岸近くの海面が上昇するという現象だ。

 

今回の台風のように風が強く波が高いときに、強く発生しやすい。

 

過去に高潮被害が出たケースでは、今回と似たコースをたどった昭和36年の第2室戸台風で、大阪市内の約31km2が浸水。

浸水地区では4人の死者が出た。

 

気象庁は今回の大阪港の状況について、「これで満潮時刻に重なっていたらと思うと、ぞっとする」とした。

 

出典

『気圧低下、強風に加え「ウェーブセットアップ」現象 3つの要素で海面上昇』

http://www.sankei.com/affairs/news/180904/afr1809040031-n1.html 

 

 

96057分に朝日新聞からは、強力台風の近代都市直撃は初ケースという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

防衛大学校の小林文明教授(気象学)は、「台風21号は、非常に強い勢力を弱めずに近代都市を直撃した初のケース。屋根が飛び、車が横転し、電柱も折れる風害を、大都市が初めて経験した」と指摘した。

 

出典

電柱折れる風害「大都市が初めて経験」 対策に難しさも

https://www.asahi.com/articles/ASL955GVJL95PTIL03G.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

今回の台風は、高潮もさることながら、特に風が凄まじく、停車中の乗用車が何台も吹き飛ばされたり、あるいは停車中の箱型大型トラックが倒れるなどの事例が相次いだ。

 

風速が50m近くなると、それほどの威力があるのかと、改めて実感した。

 

 

 

 

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941530分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日午後1時半ごろ、関西空港と対岸を結ぶ連絡橋に、タンカー「宝運丸(ほううんまる)」(全長89m、2591トン)が衝突した。

 

海保によると、タンカーは積み荷の航空燃料を関空に下ろしたあと、連絡橋南側の海上でいかりをおろして停泊していたが、台風の風に流されたという。

 

乗組員11人にけがはなく、タンカーの燃料の流出もないという。

 

宝運丸が衝突したのは関空側から20m付近で、船体の右舷側が連絡橋と並行の状態でぶつかった。

ブリッジが連絡橋にめり込み、連絡橋の一部がひしゃげるようにして壊れた。

 

出典

全長89mのタンカー、関空連絡橋に衝突 強風で流され

https://www.asahi.com/articles/ASL94532ZL94PTIL023.html 

 

 

941531分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

連絡橋は関空と対岸のりんくうタウンを結び、全長3750m。

上部に道路、下部に鉄道やガス、水道などが通っている。

 

出典

『タンカー流され衝突、関空の連絡橋が破損 乗組員11人が船内に取り残される』

http://www.sankei.com/west/news/180904/wst1809040062-n1.html 

 

 

96日付で毎日新聞東京版からは、タンカーは衝突30分前から漂流し始めたなど下記趣旨の記事が、漂流経路の図解とともにネット配信されていた。

 

タンカーが衝突までの約30分間、漂流していたことが明らかになった。

タンカーに搭載されている船舶自動識別装置(AIS)が記録しており、時速8km程度で衝突したとみられることも分かった。

 

海保は、タンカーが漂流中に制御不能に陥ったとみている。

 

AISは船の位置や速度などを自動送信する装置で、500トン以上の船舶などに搭載が義務付けられている。

 

このデータを公開するマリントラフィックによると、4日正午ごろに衝突地点の約2km南で停泊していたタンカーは、風が強まり始めた午後1時過ぎから北へ流され始めた。


その約30分後、時速8km程度で連絡橋にぶつかったとみられる。

 

海保によると、タンカーは航空燃料を関空に荷揚げした後の3日夕から、いかりを下ろして停泊。

タンカーは漂流時にエンジンを始動させており、衝突を回避しようとしていたという。

 

気象庁によると、関空では4日午後1時に最大瞬間風速37m、同40分に観測史上最大の58.1mを記録。

 

海保関係者は、「強風で一度漂流し始めると、操縦して立て直すのは難しく、なすすべがなかったのではないか」と話している。

 

出典

『台風21号 衝突タンカー30分漂流』

https://mainichi.jp/articles/20180906/ddm/041/040/192000c 

 

 

96910分に日本経済新聞電子版からは、海保は荒天時の停泊は関空から5.5km以上離れるよう推奨していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

タンカーは、3日午後に関空で航空機燃料を陸揚げし、東に約2.4km移動し、約2.5トンのいかりを下ろして停泊。

4日午後1時ごろには暴風で北に流され、連絡橋に衝突した。

 

海保によると、関空島一帯の海底は砂地で、いかりを下ろしても強風により船が流される「走錨(そうびょう)」が起こりやすい。

 

同庁は、走錨による関空島への座礁を防ぐため、荒天時に関空島周辺に停泊する場合、同島から約5.5km以上離れるように、周辺海域を航行する船舶に警戒を呼びかけていた。


専門家によると、タンカーは暴風で走錨の状態に陥った可能性がある。

 

法律で義務付けられてはいないが、同庁担当者は「周辺の海域では走錨が相次いでおり、安全確保のために守ってもらいたい措置」としている。

 

一方、タンカーを運航する「Tサンマリン」(東京都港区)は、6日までに船長に聞き取りを行った。

 

船長は聞き取りに対し、停泊位置は水深15mと浅く、地質が粘土質のため、いかりが止まりやすいと考えたと説明。

船体が風から守られるよう、関空の建物付近が望ましいなどと判断したという。

 

同社は、海保の推奨する避難海域を船長が把握していたかは不明としている。

 

出典

『関空衝突のタンカー、海保推奨の海域外に停泊』

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3504341006092018AM1000/ 

 

 

961653分にNHK関西からは、付近には50隻ほど停泊していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

当時、付近にはおよそ50隻の船が停泊していたが、風が強まった午後1時ごろ、船の航行の管制を行っている第五管区海上保安本部の大阪湾海上交通センターが、「宝運丸」が流され始めていることに気付き、船舶電話で注意を呼びかけたという。


しかし、その後も流され続けていたことから、およそ30分後にも再び注意を呼びかけたが、船は午後1時45分ごろ、橋に衝突したという。


呼びかけに対し、「宝運丸」からは応答があったということで、海保は、流されていることを認識していたものの、回避できなかったとみて、当時の対応などを調べている。

 

出典

タンカー衝突前に海保が2度注意

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180906/0006952.html 

 

 

    (2/3へ続く)

 

 

 

 

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(1/3から続く)

 

2018962019分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

タンカーは、なぜ、あの場所にいたのか。

どうして衝突を防げなかったのか。

 

乗組員11人を乗せたタンカー宝運丸は、台風が四国に上陸する前日の3日午後1時半、関空がある人工島と連絡橋、対岸の陸地に囲まれた海上にいかりを下ろした。

約2km北に連絡橋があった。

 

運航会社「Tサンマリン」によると、紀伊山地や関空島の陰で、少しでも風を防ぐ狙いだったという。

 

宝運丸は、その直前の3日朝、積んでいたジェット燃料を関空に荷揚げし、翌4日朝に大阪府高石市の製油所で、燃料をまた積み込む予定だった。

 

だが、積み込みは台風のために5日に延期され、4日も同じ場所で停泊を続けることにした。

荷揚げして空荷になった代わりに、船内のタンクには海水を詰めて、重しにしていた。

 

重さ2.5トンのいかりと長さ195mの鎖が海底にひっかかりやすいように、海図を確認して、水深が約15mと浅く、海底が粘土質の場所を選んで停泊していたという。

 

4日正午ごろ、台風は非常に強い勢力を保ったまま四国に上陸。

関空周辺でも、猛烈な風が吹き荒れた。

運航会社によると、4日午後0時半ごろ、船の風速計が秒速20mを超えた。

 

風上に船首を向けて停泊していた宝運丸は、メインエンジンを動かして前進方向にスクリューを回し、流されないように備えた。

ブリッジ(船橋)の船員を3人から5人に増やして、見張りを強めた。

 

しかし、午後1時ごろ、海上保安庁大阪湾海上交通センターから船舶電話で、「走錨(そうびょう)している(流されている)」と注意された。

 

宝運丸はエンジンの出力を上げ、踏みとどまろうとした。

午後1時半ごろには全速運転にした。

海保から再度注意の電話がきたが、もう耐えられなかった。

 

連絡橋までの距離が30~40mに迫り、船橋にいた船長ら5人は下層の居住区に避難。

南側からの風に押し流されて速度を上げた船体は、午後1時40分ごろ、連絡橋に激しく衝突した。

 

気象庁によると、関空島で観測史上最大の最大瞬間風速58.1mを記録したのは午後1時38分。

ちょうど衝突をしたころだった。

 

万が一、強風で流されても、連絡橋に衝突しない場所に停泊する選択肢はなかったのか。

 

運航会社の幹部は、「停泊地点は、乗組員の安全確保に最適な場所を、船長の判断で選んでいる。言い訳にしかならないが、船が流されるとは思わなかった」と話した。

 

出典

関空連絡橋にタンカー衝突なぜ 踏みとどまろうとしたが

https://www.asahi.com/articles/ASL964DGQL96PTIL00X.html アカスミ

 

 

99924分に読売新聞からは、船長は海保推奨区域外に投錨していることを認識していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

船長は、停泊していたのは荒天時に避難するよう推奨されている海域の外だと認識していたが、「安全だと思った」と説明しているという。

 

海保によると、関空周辺では、いかりを下ろしたまま流される「走錨」が過去に多発。

 

島に座礁する危険があるため、海保は、台風接近時などに「関空島の岸から原則3マイル(約5.5km)以上離れた場所」に避難するよう、注意喚起している。

法的な義務はない。

 

出典

船長「安全と思った」「走錨」多発の関空周辺

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180909-OYT1T50010.html

 

 

961413分に読売新聞からは、孤立状態となった関空から乗客が脱出する手段が2つ確保されたが情報不足もあって脱出は混乱を極めたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風21号の影響で約8000人が孤立した関西空港からの島外移送は6日午前にほぼ終わったが、5日深夜には対岸の鉄道駅などが、帰宅困難になった旅行客らであふれた。

 

駅周辺で野宿したり、輸送先の神戸空港で一夜を明かしたりする人もおり、関空側の対応に憤りの声があがった。

 

旅行客らは、対岸へ向かうバスや神戸空港へ行く高速船で脱出したが、対岸との間をつなぐ連絡橋がタンカー衝突の影響による車線規制で渋滞したほか、高速船の数も足りず、輸送に時間がかかった。

 

バスが向かった南海電鉄泉佐野駅(大阪府泉佐野市)には、終電前後もバスが次々と到着。

駅周辺は一時、500人ほどが滞留し、タクシー乗り場に長い列が出来た。

 

終電に間に合わずに野宿した滋賀県内の男性(62)は、「状況説明がないので、とにかくバスに乗ったが、近くに宿もなかった。深夜に放り出されるなんて」と疲れた様子だった。

 

・・・・・

 

運営会社「関西エアポート」の山谷社長は、6日に開いた記者会見で「多大な迷惑をかけ、おわび申し上げたい」と頭を下げて謝罪。

「防災センターが水没し、館内放送が使えなかったため、情報を十分に伝えられなかった。そうした際の別の伝達手段を用意しておくべきだった」と述べた。

 

出典

『「ストレスたまった」憤る声も…関空社長は謝罪』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180906-OYT1T50053.html?from=ytop_ylist 

 

 

 

 

      (3/3へ続く)

 

 

 

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(2/3から続く)

 

 

(ブログ者コメント)

 

このところ、普段とは違う大雨あるいは台風だと事前に警戒が呼び掛けられたにもかかわらず、甘く見て、大きな被害が出た事例が相次いでいる。

 

7月の西日本豪雨しかり、同じ7月の逆走台風しかりだ。(両方とも本ブログ掲載スミ)

 

このタンカー、3日に関空で陸揚げし、4日に高石市で船積みするとの計画だったらしいが、何日も前から、その日ぐらいに強力な台風が関西地方を直撃しそうだという情報が、多くのメディアから報じられていた。

 

それなのに、計画どおりの配船。

 

計画をずらすと多方面に影響が出ることは分かるが、過去最強クラスの台風に遭遇する可能性ありということで危険予知し、日程をずらすことはできなったのだろうか?

 

また、海保推奨距離を保っていなかったことは別問題として、イカリをおろしておけば台風が来ても流されることはないと考えていたらしい船長は、「洞爺丸」事例を知らなかったのだろうか?

 

その昔、青函連絡船「洞爺丸」は、強力な台風下、イカリが流されて座礁沈没し、多数の犠牲者を出した。

船舶運航関係者が、この有名な事例を知らないとは思えないのだが・・・。

 

関空沖で台風をやり過ごすとタンカーから連絡を受けた会社の運航担当者は、投錨場所の確認など、どのように対応したのだろうか?

 

 

 

(2018年9月15日 修正1 ;追記)

 

20189111318分に毎日新聞から、周辺海域にいた50隻のうち9隻が走錨状態だった可能性あり、船長は海保推奨海域より投錨海域のほうが安全だと判断したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

衝突した当時、周辺海域に約50隻が停泊し、宝運丸を含む9隻がいかりを下ろしたまま漂流していた可能性の高いことが、海保への取材で明らかになった。

 

宝運丸など複数の船舶が、荒天時に推奨される避難海域に出ていなかったことも分かった。

 

海保は、台風への対処方法に問題がなかったか調べている。

 

当時、周辺で停泊する約50隻のうち、9隻がいかりを下ろしたまま流される「走錨(そうびょう)」状態だったとされ、海保は船舶電話で、それぞれに注意喚起していた。

宝運丸以外の8隻は事故につながらなかった。

 

運航会社「Tサンマリン」は停泊地について、「関空島の近くは風を防ぎやすい海域で、海底も粘土質でいかりがかかりやすいと考えた。水深も浅い方がいかりが安定するため、5.5km以上離れた場所は、逆に危険だと船長が判断した」と説明している

 

出典

『台風21号 関空沖でタンカー9隻漂流 連絡橋衝突時』

https://mainichi.jp/articles/20180911/k00/00e/040/218000c 

 

 

91356分にNHK NEWS WEBからは、先月の台風時は空港周辺海域に33隻いたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

先月23日に台風20号が通過した際には、関空から5.5km以内の海域に、少なくとも33隻の船が停泊していたこともわかった。

 

この中には海保の巡視船も含まれていたが、海保は「停泊していた船が多く、事故に備え、警戒していた。気象状況を見て判断していて、運用に問題はなかった」と説明している。


出典

関西空港周辺の海域 衝突タンカー以外にも10隻が停泊

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180913/k10011627341000.html

 

 

9141728分に産経新聞westからは、海保は関空から3カイリ以上離れて停泊するよう周辺船舶に注意喚起していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

海保は当時、周辺にいる船舶に、関空島から3カイリ(約5.6km)以上離れて停泊するよう、注意喚起していた。

 

実際には3カイリ以内にタンカーを含め13隻がおり、うち6隻が流された。

 

海保の岩並長官は、記者会見で「衝突を十分回避できる海域に停泊するよう、強力に指導する」と述べた。

 

出典

『関空付近、6隻流されていた 台風21号で「走錨」 

http://www.sankei.com/west/news/180914/wst1809140074-n1.html 

 

 

9132118分に毎日新聞からは、船長の見解が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

船長が13日、タンカーを所有する「H海運」(福岡市)を通じて、自らの見解を公表した。

 

船長は、「陸地や空港、橋に三方を囲まれ、停泊に適した場所だ」と主張。

過去の台風の際、この場所には他の船舶も避難しており、今回も、避難場所を変えるよう海保からの指示はなかったとしている。

 

タンカーの風速計は上限の秒速60mを振り切り、80m程度に達していた可能性があるとも指摘。

「多大な迷惑をかけて申し訳ないが、最大限の努力をした」と強調した。

 

出典

『関空連絡橋衝突 タンカー船長 停泊場所「適切」主張』

https://mainichi.jp/articles/20180914/k00/00m/040/091000c 

 

 

9132048分に朝日新聞からは、いかりは1つ下ろしただけだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

また、2つのいかりのうち1つだけを下ろしていたといい、「台風の足が速い時は風向きが急激に変わるので、(2つ下ろすと)絡む」などと説明した。

 

出典

関空連絡橋のタンカー船長 「予見できない異常気象」

https://www.asahi.com/articles/ASL9F63FKL9FPTIL024.html 

 

 

9141956分に読売新聞からは、荒天時には3カイリ以上離れて停泊するよう海保が海事団体に要請したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

海上保安庁は14日、日本船主協会など海事関係9団体に対し、荒天時に大阪湾内で船がいかりを下ろして泊まる場合、関空から3カイリ(約5.5km)以上離れることを要請した。

 

同庁は日頃から、3カイリ以上離れるよう、各船に注意喚起していた。

 

岩並長官は14日の定例記者会見で、「事故の調査結果や関係者の意見を踏まえ、今後、さらなる再発防止策を検討したい」と述べた。

 

出典

『荒天時「船は関空から3カイリ離れて」海保要請』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180914-OYT1T50092.html

 

 

 

 

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2018942322分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風21号の高潮で大規模に冠水した関西空港は大阪湾に浮かぶ人工島で、1994年の開港以来、地盤沈下に悩まされてきた。

 

津波や高潮の高さを下回らないよう、護岸のかさ上げ工事を繰り返してきたが、「想定を上回る潮位」に襲われた上、タンカーが連絡橋に衝突し、孤立状態に陥った。

 

関空は、2本ある滑走路のうち、第1ターミナルビル南側にある第1滑走路(全長約3500m)が全面的に浸水した。

国交省などによると、滑走路は海面から高さ5m地点にあるが、最大50cm冠水した。

 

地盤沈下の影響で護岸が高潮や津波を下回らないよう、これまで護岸のかさ上げ工事を順次進めてきた。

 

大阪湾で過去最高の293cmの潮位を記録した1961年の第2室戸台風と同じレベルの潮位の際に、50年に1度の高波が来ても護岸を超える波を抑えられるような高さに継ぎ足した。

 

だが、気象庁によると、大阪の潮位は4日午後2時18分に329cmとなり、過去最高を更新した。

同社は、「想定を上回る潮位になったということではないか」と話す。

 

出典

冠水に孤立…復旧に懸念 高潮対策、再三したはずの関空

https://www.asahi.com/articles/ASL945G12L94PTIL02R.html

 

 

961144分にNHK関西からは、地下の電源設備も浸水したため第1ターミナルは停電したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

関西空港の運営会社の「関西エアポート」の山谷社長は、第1ターミナルの停電の復旧に向けた状況について、「第1ターミナルの地下にある電源設備6台のうち、3台が浸水により停止し停電が続いている。3台のうち1台は比較的被害が軽く、修理が可能ではないかと報告を受けている。6台分の機能を回復するにはどのような対策が必要か、検討を進めている」と述べた。

 

出典

関空“電源設備浸水し停電続く”

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180906/0006935.html 

 

 

96日付で毎日新聞東京版からは、関空の歴史は地盤沈下との闘いだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風21号による高潮と暴風は、訪日客の「西の玄関口」である関西国際空港の浸水被害と「孤島化」を引き起こし、海上空港特有のもろさを改めて浮き彫りにした。

 

記録的な潮位と強風がもたらした災害だったとはいえ、備えは十分だったのか。

完全復旧までに時間を要すれば、観光や物流への打撃は避けられない。

 

「護岸を越えて、ここまで浸水するとは想定していなかった」。

関空は、台風から一夜明けた5日も広い範囲で浸水したままで、運営会社・関西エアポートの職員は「想定外」を繰り返した。

 

関空は対岸から沖合5kmの人工島で、94年9月に、当時としては画期的な海上空港として誕生した。

 

その歴史は、設計上想定される地盤沈下との闘いだ。

 

第1ターミナルやA滑走路がある1期島は、94年の開港から2017年12月までに、約3m沈下。

07年8月完成のB滑走路と第2ターミナルがある2期島も、約4m沈んだ。

 

対策として力を入れてきたのが、防潮壁のかさ上げだ。

 

関西エアポートによると、1、2期島を囲う防潮壁の高さは、通常水位から約5mの高さに設定。

空港は沈下し続け、04年には、台風による高潮と高波が1期島内の道路をえぐる被害があった。

 

このため、かさ上げ工事も順次実施し「50年に1度」に相当する高潮や高波でも浸水を防ぎ、南海トラフ地震で大阪府が想定する津波の水位2.6mにも耐えられるとしていた。

 

しかし今回の台風で、第1ターミナルとA滑走路は浸水した。

2期島は被害を免れており、国交省の担当者は「1期島の方が、より地盤沈下が進んでいる影響」とみている。

 

国内の空港は、海岸沿いや埋め立て地に建設されるケースが多く、津波や高潮によるリスクがつきまとう。

 

防潮壁は航空機の離着陸への支障になりかねないため、かさ上げには限界があり、国交省の担当者は、「浸水は避けられないが、早期に復旧できるよう計画をつくり、電気設備の防水対策などに取り組むよう推奨している」と説明する。

 

出典

『クローズアップ2018 台風21号 関空浸水 高潮、暴風「想定外」 海上空港、沈下影響か』

https://mainichi.jp/articles/20180906/ddm/003/040/146000c 

 

 

 

 

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201896057分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大阪府泉南市新家では、5日、電柱9本が根元から折れて道路をふさぎ、周辺が停電していた。

 

近くの奥田さん(男性、74歳)によると、4日午後1時半ごろ、「バーン、ダーン、ドーン」とたたきつけるような音とともに突風が吹いた後、電柱がゆっくり倒れたという。

「1961年の第2室戸台風の時より、風が強かった」

 

関西電力によると、今回の台風では、近畿6府県と福井、三重両県の一部で、延べ218万戸余りが停電。

6日午前0時時点で31万戸超の停電が続いた。

 

▽強烈な風で電柱が折れたり、電線が切れたりした

▽電柱の変圧器に飛来物があたって壊れた

などが主な原因で、少なくとも581本の電柱に被害が出たという。

 

大阪管区気象台によると、4日の最大瞬間風速は、関西空港で58.1m、大阪府熊取町が51.2m、堺市で43.6mで、いずれも観測史上最大を記録。

大阪市では47.4m、和歌山市でも57.4mを観測した。

 

関電は、風速20~40mの風に耐えられるよう、電柱の強度を設計しているが、関電の担当者は「想定外の強い風が吹き続け、停電が広範囲になった可能性がある」とみる。

 

変電所から各戸に電気を送るルートは設計上それぞれ一つで、迂回ルートはない。

 

関電は7日中の復旧を目指すとしているが、飛来物が道路をふさぎ、復旧作業が遅れている地域もあるという。

病院や早期復旧が難しい地域は、計約50台の電源車で対応するという。

 

防衛大学校の小林文明教授(気象学)は、広域停電対策について、「電柱はどこにでもあり、風速60m以上の台風対策を設計するのは困難。飛散物を少なくするなど、大都市の設計をどうするか考えないといけない」と話した。

 

出典

電柱折れる風害「大都市が初めて経験」 対策に難しさも

https://www.asahi.com/articles/ASL955GVJL95PTIL03G.html 

 

 

951142分に朝日新聞からは、停電による影響などが下記趣旨でネット配信されていた。

 

「停電で長時間ご不便をおかけし、申し訳ありません」。

関西電力の岩根社長は5日午前、大阪市の本店で会見を開き、深々と頭を下げた。

 

強風で電柱が倒れ、送電設備が壊れるなどして、延べ約218万戸が一時停電。

自然災害での停電では、阪神・淡路大震災の260万戸に次ぐ規模で、岩根社長は「平成では圧倒的な災害」と述べた。

 

8000人体制で復旧に当たり、中国、四国、九州各電力にも計240人の応援を要請したという。

 

 

【病院でクーラー停止、トイレの水使えず】

 

大阪府貝塚市の市立貝塚病院では、4日午後1時半ごろから、約12時間にわたって停電した。

入院患者は約140人。

非常用の自家発電はあるものの、クーラーが停止し、職員が病室の窓を開け、こまめに水分を補給して回った。

 

・・・・・

 

【役所も停電した】

 

岸和田市役所本庁舎は、4日午後2時過ぎから同日夜まで停電。

電話が1階の守衛室しか使えなくなり、「関電に電話がつながらない」などの停電の苦情電話が鳴りっぱなしだった。

 

・・・・・

 

【信号停止も各地で相次いだ】

 

大阪府内では、約2000カ所の信号機で障害が発生。

大阪・ミナミの高島屋大阪店前の交差点は、5日正午になっても信号が復旧せず、通行人は警察官の誘導で横断した。

 

・・・・・

 

出典

停電の規模、阪神大震災に次ぐ「平成では圧倒的な災害」

https://www.asahi.com/articles/ASL9533HXL95PTIL00R.html 

 

 

99539分に朝日新聞からは、電柱の被害状況など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

関西電力によると、和歌山県や京都府の山間部など約3万戸は、現場に向かう道路に倒木や倒壊した電柱があって、作業員が立ち入れない。

 

1995年の阪神・淡路大震災では1週間で停電が解消されたが、担当者は「震災は神戸市中心部などに被害が集中した。今回は被害が広範囲に及んだことも、長期化に影響した」と説明する。

 

・・・・・

 

台風の被害を受けた電柱は、近畿6府県で800本を超えた。


電柱は最大で風速40mの猛烈な風にも耐えられる設計だったが、今回は飛来物が当たって、想定を超える力が加わったという。

 

関電の担当者は、「強風で飛ばされたトタン屋根や倒れた木が電柱や電線にひっかかり、想定の風速よりも、さらに大きな力が加わった」とみる。

 

対策としては、電柱の直径を太くしたり、電線を地中化したりする方法が考えられるが、いずれも工事のコストや地震のリスクなどの課題があるという。

担当者は、「飛来物への対応は、自社だけでは限界がある」と話した。 

 

・・・・・

 

出典

近畿の停電、なぜ大規模化? 電柱・電線が思わぬ大被害

https://www.asahi.com/articles/ASL98554TL98PTIL00C.html 

 

 

 

 

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2018951628分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風の影響で、神戸市の沿岸部では高潮でコンテナが流されるなどの被害が相次ぎ、市が確認を進めている。

このうち、神戸市東灘区の人工島、六甲アイランドでは、海沿いに置かれていたコンテナの多くが高潮で流され、中には街路灯を押し倒すように横たわっているコンテナも見られた。

また、電気設備工事の会社が倉庫として使っていたコンテナは200mほど流され、片側2車線の道路の一部をふさぐような形になっていた。


コンテナの多くは縦が12m余り、横が2.4m余り、高さがおよそ2.6mある。


神戸市によると、高潮の影響で、市内では少なくとも43個のコンテナが海に流されたという。
また、流されたコンテナが道路にあるという情報も相次いで寄せられているということで、市が確認を進めている。

 

出典

神戸 高潮でコンテナ多数流出

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180905/0006866.html 

 

 

952054分に朝日新聞からは、コンテナ内のマグネシウムが海水と反応して出火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風21号による高潮で海水につかった車両やコンテナから出火する火災が、神戸市や兵庫県西宮市の沿岸地域で相次いだ。

 

神戸市東灘区の人工島・六甲アイランドでは、台風通過から丸1日が過ぎた5日午後5時すぎ、コンテナ5個が爆発音とともに炎上。

警察によると、積み荷はマグネシウムなどで、海水と反応した可能性がある。

 

5日未明にも、近くで別のコンテナが燃えた。

 

出典

高潮で浸水したコンテナや車、火災相次ぐ 兵庫の沿岸部

https://www.asahi.com/articles/ASL9563YYL95PIHB030.html

 

 

 

(2018年9月21日 修正1 ;追記)

 

2018918184分にNHK兵庫から、2週間経ってもマグネは燃え続けているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今月5日、神戸市東灘区の人工島六甲アイランドで、岸壁近くに置かれたコンテナから出た火が、あわせて13個のコンテナに燃え広がった。


消防によると、コンテナの中には、水と反応して爆発する危険があるマグネシウムが入っていて、今月4日の台風21号による高潮の影響でコンテナが水につかったことが出火につながったとみられる。


マグネシウムの性質上、水を使っての消火活動が難しいことから、これまでは延焼を防ぐためにコンテナのまわりに砂を敷き詰めて空気を遮断するという方法で消火活動を続けていた。


しかし、2週間たっても火を消し止めることはできず、19日以降は、専門家らの助言も受けて、マグネシウムの一部をコンテナから取り出し、燃え尽きさせる方法への変更を検討しているという。


消防によると、中に入っていたマグネシウムの量は、3つのコンテナであわせておよそ60トンにのぼり、完全に火を消し止めるには、なお時間がかかる見通しだ。

 

出典

コンテナ火災2週間 依然消えず

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180918/2020001794.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ナレーションでは、「マグネシウムの一部を少しずつ取り出して・・・」と説明していた。

 

 

 

(2018年10月9日 修正2 ;追記)

 

2018105134分に朝日新聞からは、マグネは粒状だった、その後の雨でいまだ消火にてこずっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消防によると、火災は台風が過ぎた後の5日午前3時45分ごろ、六甲アイランドの国際コンテナターミナルで発生した。

 

出火原因は不明だが、これまでにコンテナ16個が焼けた。

うち3個には、袋に小分けされた粒状のマグネシウム計66トンが保管されていた。

 

消防は当初、コンテナの中身を把握できていなかった。

泡状の薬剤をまいて消火にあたったが、薬剤に含まれていた水分とマグネシウムが反応し、出火の約3時間後には、「ボン」という大きな音とともに爆発が起きた。

 

その後、乾燥した砂をかぶせて水分を吸い取る方法も試みたが、作業中に雨が降り、逆に砂が雨を吸ってしまった。

 

家具などが入ったその他のコンテナは9月11日に鎮火。

だが、同月末の台風24号でも強い雨が降り、マグネシウムが入った3個は、その後もくすぶり続けている。

 

現在、重機でマグネシウムを少しずつかき出す作業を進めているが、時折、強い炎が噴き出る状態が続き、鎮火が見通せないという。

 

総務省消防庁の危険物保安室の担当者は、「禁水性物質の入ったコンテナを高い所に移したり、密閉性の高いもので保管したりするなど、風水害対策を徹底することが、今回の火災の教訓ではないか」と話した。

 

出典

コンテナ火災、台風後1カ月鎮火せず 放水で爆発の恐れ

https://digital.asahi.com/articles/ASLB303GWLB2PIHB028.html?rm=408 

 

 

 

(2018年10月28日 修正3 ;追記)

 

20181027740分に読売新聞から、燃えていたのはマグネと石灰の混合物で51日ぶりに鎮火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神戸市は26日、台風21号で高潮被害を受けた六甲アイランド(東灘区)で発生したコンテナ火災が51日ぶりに鎮火したと発表した。


水をかけると爆発の恐れがあるマグネシウムと石灰の混合物が入っており、消火作業が長引いていた。

 

消防によると、火災は9月5日に発生。

混合物を積んだコンテナ3個が高潮で海水につかって出火し、住宅建材などが入った周りのコンテナ14個に延焼した。

 

6日後に、延焼したコンテナの火は消えたが、混合物については、砂をかけて温度を下げ、完全に安定化させてから回収する作業を続けていた。

 

出典

『神戸のコンテナ火災、砂かけ続け51日ぶり鎮火』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181026-OYT1T50146.html 

 

 

1026日付で神戸市から記者発表された資料には、以下の記載があった。

 

マグネシウム混合物:マグネシウムの粉末と石灰(酸化カルシウム)

 

六甲アイランドコンテナ火災の鎮火について

http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2018/10/20181026913002.html 

 

 

 

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942211分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日午後3時前、兵庫県西宮市の人工島・甲子園浜2丁目で、中古車の展示場に止めてあった車から火が出て、100台ほどに燃え広がった。


消防車7台が出て消火にあたり、およそ6時間半後の午後9時半ごろ、ようやく火は消し止められた。
けが人はいないという。


警察と消防によると、車が高潮で海水につかったあと火の手があがったということで、警察などは、バッテリーがショートするなどして火が出た疑いがあるとみて、詳しく調べている。

 

出典

西宮の車100台炎上 鎮火

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180904/2020001667.html 

 

 

951812分にNHK兵庫からは、別の場所でも同様な火災があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風21号で高潮の被害を受けた西宮市の甲子園浜では、中古車の展示場に止めてあった車から火が出て、およそ100台が焼けた。


また、神戸市の中央区や東灘区の六甲アイランドでも車両火災が相次ぎ、あわせて21台が焼けた。


いずれも、車が海水につかったり、海水がかかったりしたということで、消防は、バッテリーなどがショートして火災が起きたおそれがあるとして調べている。


JAFは、過去の災害での事例から、海水につかった車は時間がたってからでも煙や火が出る可能性もあるとして、注意を呼びかけている。

出典

高潮で車両火災 注意呼びかけ

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180905/2020001690.html 

 

 

96854分にNHK兵庫からは、海水をかぶった車を運転していたところ出火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

6日午前0時、神戸市須磨区の第二神明道路の料金所付近で、台風の高潮で海水をかぶった車から火が出る火災が起きた。


火はすぐに消し止められ、車を運転していた56歳の男性は外に出ていたため、けがはなかった。


警察の調べによると、車は、神戸空港の駐車場で台風21号の高潮のため、海水をかぶっていたという。


海水をかぶった車はバッテリーなどがショートして火災が起きるおそれがある。


JAF=日本自動車連盟兵庫支部の魚崎さんは、「海水は電気を通しやすく、車内に残っていると、電気系統部品のショートをより引き起こしやすいとされている。水が引いたからといって、エンジンをかければ、火災が発生したり感電したりするおそれもあるので、水につかった車は動かさずに、JAFや専門業者などに相談してほしい」と話している。

 

出典

高潮で海水かぶった車で火災

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180906/2020001693.html 

 

 

 

(2018年9月21日 修正1 ;追記)

 

20189181625分にNHK兵庫からは、海水をかぶった輸出用の車が2週間後に出火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午前11時半ごろ、神戸市中央区のポートアイランドにある物流会社の敷地内で、近くにいた作業員の男性から「車が燃えている」と消防に通報があった。


火は、まわりにあった乗用車に燃え移ったが、消防車5台が出動して消火活動を行った結果、およそ30分後に消し止められた。
この火事で、あわせて7台の車が燃えたが、けが人はいなかった。


車はいずれも、輸出にそなえて置かれていたという。


警察によると、火が出た乗用車は、少なくとも先月28日からこの場所に止めてあり、今月4日には、神戸市付近に上陸した台風21号による高潮の影響で大量の海水がかかっていたという。


警察は、高潮の影響で車に海水がつかったことでバッテリーなどがショートし、火災が起きたおそれがあるとみて、詳しい状況を調べている。

 

出典

高潮の影響か 車両7台燃える

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180918/2020001793.html 

 

 

 

 

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20189678分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日に県内を通過した台風21号による浸水被害が大きかった神戸市東灘区の人工島・六甲アイランドでは、台風通過から一夜明けた5日午前から、工場や店舗の作業員らが高潮や風雨による被害状況の確認や復旧作業に追われた。

 

製品のほとんどが海水に浸るなど深刻な被害を受けた工場が多く、作業員らは「どこから手をつければいいか分からず、復旧の見通しが立たない」、「見当もつかない被害額だ」などと、不安の声をもらした。

 

運送会社「富士テクノトランス」では、輸出前の中古車数百台を保管していた海岸沿いの駐車場が高潮で浸水。

破損した中古車が何台も重なり合ったほか、一部の中古車が事務所に突っ込んで大破するなど、台風の生々しい爪痕が残された。

 

損傷した車を見てまわっていた同社従業員の菊池さん(35)は、「この光景を見た時、頭が真っ白になった。明日から復旧作業に取りかかるが、何から手をつけていいか分からない。このままでは商売にならない」と肩を落とした。

 

同社の近くにあるイタリアの高級車メーカー「フェラーリ」の販売店でも、一台数千万円の超高級車のほとんどが海水に浸かり、従業員らは疲れた表情でたまった海水をかき出した。

 

また、島内のコンビニなどの小売店でも、従業員が海水に浸って販売できなくなった商品の仕分けや汚れた店内の清掃作業に追われた。

 

被害状況を確認しようと各企業に立ち寄っていた神戸商工会議所の男性職員は、「ここまで大きな被害を受けているとは。災害復旧の支援金援助も検討したい」と話していた。

 

出典

『「見当もつかない被害額」 浸水被害の六甲アイランド 従業員らが復旧作業に追われる』

http://www.sankei.com/west/news/180906/wst1809060005-n1.html 

 

 

961820分にNHK兵庫からは、フェラーリ販売店の被害に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神戸市の沿岸部では、4日、神戸市付近に上陸した台風21号の影響で、各地で高潮による被害が相次いだ。


このうち、神戸市東灘区の人工島、六甲アイランドにある自動車販売店では、商品の「フェラーリ」51台が水につかった。

店では当時、入り口に土のうを置き、ブルーシートを張るなどの対策を取ったというが、店内に押し寄せた水は、およそ1mの高さに達したという。


この店は全国的にも珍しい「フェラーリ」の正規販売店で、1台が3000万円以上のものも多く、被害額は最大で10数億円にのぼる可能性もあるという。


「フェラーリ・ジャパン」によると、エンジン部分が水につかった車もあるということで、今後、1台ずつ被害の状況を確認したうえで、対応を検討するという。

 

出典

高潮でフェラーリ51台浸水被害

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180906/2020001701.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇過去の高潮では問題なくても、今回の高潮では大きな被害が出た。

過去の安全は明日の安全を保証するものではないという、これも一つの事例だ。

 

〇危険予知レベルの話になるが、要警戒クラスの高潮情報が出された場合、可能ならば、海のそばにある車などは、高い場所に移動させておいたほうがよいのかもしれない。

 

 

 

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201894205分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日午後2時ごろ、大阪市天王寺区のマンション建設現場で、マンションの上階部分に設置されていた高さ数10mのクレーンが台風21号の強風で折れ曲がった。

 

警察や建設を発注した不動産会社によると、折れたクレーンのアーム部分は道を挟んで北隣の賃貸マンションの上部にぶつかり、先端がさらに折れ曲がった。

このマンションの窓やベランダが壊れたが、けが人はいなかった。

 

付近でクレーンが折れるのを目撃したという男性(43)は、「ものすごい音がして見上げたら、クレーンが折れていた。クレーン車ごと地面に落ちてくるのではないかと怖かった。けが人がいなくてよかった」と話していた。

 

出典

『建設現場のクレーン折れ曲がる 隣りマンションも破損 大阪・天王寺』

http://www.sankei.com/west/news/180904/wst1809040092-n1.html 

 

 

 

 

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201895457分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風21号の影響とみられる死者は、大阪府、滋賀県、三重県で計7人に上った。

 

大阪市城東区の路上では倒れていた50代男性が死亡。

飛ばされた門扉が男性に当たった可能性がある。

 

同市西区の路上では40代男性が倒れており、間もなく死亡した。

風で飛ばされたクーラーボックスが頭部に当たったとみられるという。

 

同市港区のマンションでも住人の女性(77)が顔面を深く切って倒れているのが見つかり、死亡が確認された。

飛んできたトタンが部屋の窓を割って当たったとみている。

 

堺市堺区では、自宅2階のベランダで屋根を修理していた70代男性が、柵ごと地面に転落し死亡した。

強風にあおられたとみられる。

 

大阪府豊中市の6階建て集合住宅では、2階のベランダで高齢男性が全身を強く打って死亡。

5階の部屋のベランダの柵が外れており、住人の90代男性が誤って転落した可能性がある。

 

滋賀県東近江市南花沢町では金属加工会社の倉庫が倒壊し、社長の男性(71)が下敷きになり死亡。

警察によると、男性は社員3人と倉庫の周りで車を移動しようとしていたという。

 

三重県四日市市西坂部町では、70代男性が自宅玄関先で倒れているのを妻が発見し、119番した。

男性は市内の病院で死亡した。死因は出血性ショック。

警察などによると、台風で破損した屋根の修理のため脚立に上って作業をしていたといい、強風にあおられ転落した可能性がある

 

出典

『台風21号 クーラーボックスや門扉が凶器に?7人死亡』

https://mainichi.jp/articles/20180905/k00/00m/040/138000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

今回、テレビでは、室内から屋外の様子を視聴者が撮影した映像が多数紹介されていた。
その中には、カメラに向かって黒いものが飛んできて数mほど離れた壁?に当たっている映像もあった。

 

怖いもの見たさという点はわかるが、風速40mとか50mの時は、雨戸を閉めておいたほうがよさそうだ。

 

 

 

 

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201895114分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風21号の影響で、兵庫県西宮市の人工島・西宮浜では、潮の流入を防ぐために設けられた鉄製の防潮門扉が3カ所で押し破られたり、開いたりする被害があり、設備を管理する兵庫県の担当者が5日朝から対応に追われた。

 

西宮市西宮浜2丁目の防潮門扉は4日午後に波に押し破られ、クルーザーなど数隻の小型船が陸側に流された。

乗り上げた船の一部からは油が漏れ出し、消防隊が引火を防ぐための対処にあたった。

 

西宮浜では、この他2カ所で、防潮門扉がレールから外れるなどして開いてしまったという。

 

兵庫県尼崎港管理事務所によると、防潮門扉は台風接近に備えて、3日夕方に閉鎖していた。

通常の高潮で破損することは考えにくいといい、「台風シーズンはまだ続くので、早急に対策を取りたい」と話している。

 

出典

防潮門扉、波が押し破り小型船流される 兵庫・西宮浜

https://www.asahi.com/articles/ASL9534QCL95PIHB005.html 

 

 

 

 

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2018921741分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

世界13カ国の水道水のほか、欧米やアジア産の食塩、米国産のビールに、地球規模の汚染が問題になっている微小な「マイクロプラスチック」が広く含まれていることを、米ミネソタ大などの研究グループが2日までに突き止めた。

 

水道水の検出率は81%と高く、ほとんどは繊維状で、繊維製品由来とみられる。

日本の水道水は調査していない。

 

マイクロプラスチックが人間の健康に与える影響は分かっていないが、研究グループは、「日常生活で避けられない水道水の汚染が世界に広がっていることは、大きな懸念材料だ」と警告している。

 

米国や英国、キューバ、インドなど14カ国で集めた水道水159サンプルを分析した。

 

イタリアを除く13カ国でマイクロプラスチックが見つかった。

米国のサンプルからは、最多となる1ℓ中、約60個を検出。

インドやレバノンも多かった。

 

形状は98%が繊維状で、平均の長さは0.96mm。

0.10mmのものもあり、フィルターで完全に除去するのは難しいとみられる。

ほかに、小さな破片やフィルム状のものもあった。

 

欧州、アジア、米国などの産地表示がある市販の食塩12種と、米国で醸造されたビール12種の全てからもマイクロプラスチックを検出。

米国のボトル入りの水3サンプルにも含まれていた。

 

米国人の標準的な消費量に基づくと、水道水と食塩、ビールから年間5800個のマイクロプラスチックを摂取する計算になる。

水道水由来が全体の88%を占めた。

 

汚染がどう広がったかは明確ではないが、繊維状のものは、化学繊維製の衣服から洗濯などを通じて大気中に飛散した可能性も指摘されている。

 

グループのマリー・コスース博士は、「人が口にするもののマイクロプラスチック汚染が深刻化している。プラスチックに含まれたり吸着したりした有害な化学物質が人体に与える影響などを詳しく調べる必要がある」とし、使い捨てプラスチック製品の削減が重要だと指摘した。

 

〔共同〕

 

出典

『微小プラ、世界の水道水に 食塩・米国ビールにも』

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34889340S8A900C1CR8000/ 

 

 

※調べたところ、同様な内容の記事が1年前にAFPから報じられていた。

 元記事にしては時間が隔たりすぎているが・・・?

 

2017971012分 AFP)

 

水道水から人の体内に入ってくるプラスチック粒子は、年間3000~4000個に上る恐れがあるとする研究結果が6日、発表された。

14か国で収集したサンプルに基づく結果だという。

 

プラスチック粒子を体内に取り込むことによる健康リスクは不明だが、過去には、害を及ぼす可能性のある化学物質や細菌がこれら粒子に吸収・放出される可能性があるとの研究結果も発表されている。

 

米ミネソタ大学と米ニューヨーク州立大学の研究チームによる調査を基に、NPO「オーブ・メディア(Orb Media)」が作成した報告書「Invisibles: The plastic inside us(目に見えないもの:人体内のプラスチック)」によると、対象となった水道水サンプル159のうち、「83%にプラスチック粒子が含まれていることが分かった」という。

 

研究の多くは、湖や川、海、大気などを対象にプラスチックごみ汚染の影響を調べたものとなっているが、実際に人が飲む水に光が当てられることは、これまでなかった。

水道水を対象とした今回に調査について、研究チームは世界初と主張している。

 

水道水サンプルの収集期間は今年の1~3月で、採取した場所はウガンダのカンパラ、インドのニューデリー、インドネシアのジャカルタ、レバノンのベイルート、エクアドルのキトの各首都、および米国と欧州7か国の複数の都市だ。

 

全てのサンプルは、米ミネソタ州ミネアポリスにあるミネソタ大で分析された。

 

分析の結果、見つかった粒子の大半は、長さが0.1~5mmのプラスチック繊維だった。

水道水1ℓに含まれる粒子は0~57個で、平均すると1ℓ当たり4.34個だった。

 

「水道水の単位体積当たりのプラスチック粒子密度が最も高かったのは北米で、最も低かったのは、総合的に欧州7か国だった」と、研究チームは記している。

 

 

【その他の飲食物からも摂取】

 

男性の場合、1日の飲料水摂取量として推奨されている3ℓを基準とし、飲み物をすべて水道水か水道水で作ったものにすると、毎日14個のプラスチック粒子を摂取する可能性があると、報告書の執筆者らは説明している。

 

女性では同2.2ℓの摂取で、1日当たり約10個の粒子を体内に取り込むことになる。

 

「この日々の粒子摂取量は、1年間では、男性で4000個以上、女性では3000個以上となる」と、研究チームは報告書に記している。

さらに、「これらのプラスチック粒子は、海塩、ビール、シーフード、その他の食品によって摂取される可能性のあるプラスチックに追加される」ことも指摘された。

 

1月に発表された研究では、欧州で甲殻類を食べている人の場合、それだけで年間最大1万1000個のマイクロプラスチックを体内に摂取している恐れがあるとされた。

 

研究チームは、潜在的な汚染源および汚染経路、そして人の健康リスクなどに関するデータをさらに収集するために調査を重ねる必要があると呼びかけている。

 

出典

微小プラ、世界の水道水に 食塩・米国ビールにも』

http://www.afpbb.com/articles/-/3142010 

 

 

 

 

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201892174分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午前10時10分ごろ、空知管内栗山町共和の町道で、「第49回くりやまマラソン大会」に参加中の千歳市内の男性公務員(51)が栗山町内の無職男性(73)の先導オートバイに接触されて転倒し、軽いけがを負った。

 

警察によると、現場は6kmコースと10kmコースが分岐する地点。

無職男性は大会ボランティアで、先導車両はサイドカー付きの大型オートバイ。

 

分岐地点で待機していたところ、6kmの部の先頭を走っていた男性公務員に追い越されたため発進し、接触したとみられる。

 

男性公務員は途中棄権したという。

また、サイドカーには夕張市内の少年(17)が乗っていたが、けがはなかった。

 

マラソン大会は3km、6km、10kmの各部に計380人が出場した。

事故による中断はなかった。

 

出典

ランナーと先導オートバイ接触 くりやまマラソン

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/224217 

 

 

921924分にNHK北海道からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午前10時すぎ、栗山町共和の町道で、町の陸上競技協会が主催するマラソン大会で先導役を務めるサイドカー付きの大型バイクが、先頭を走っていた千歳市の自衛官、丸山さん(男性、51歳)と接触した。


警察によると、この事故で丸山さんは転倒して病院に搬送され、足の付け根のあたりに軽いけがをした。


バイクとサイドカーには、それぞれボランティアとして参加した運転手の73歳の男性と補助役の17歳の男子高校生が乗っていたが、2人にけがはなかった。


警察によると、このマラソン大会では、一定の区間ごとに複数のバイクが交代で先導にあたることになっていて、事故があったバイクは現場付近から先導を開始した直後だったという。


現場は田畑に囲まれた場所にある見通しのよい町道で、警察は事故の原因を詳しく調べている。


マラソン大会を主催した栗山町陸上競技協会によると、大会は昭和44年から毎年開かれているが、こうした事故は今回が初めてだという。

出典

マラソン先導車と接触 選手軽傷

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180902/0002747.html 

 

 

921845分にFNN PRIME(北海道文化放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

主催者などによると、オートバイを運転していたのは73歳の男性で、大会のボランティアとして参加していたもので、ランナーの先導は今日が初めて

 

出典

『マラソン先導オートバイのサイドカーとランナー接触 転倒して軽傷 
  北海道栗山町』

https://www.fnn.jp/posts/2018090200000006UHB 

 

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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