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2018年5月15日6時30分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
人間のけがや病気が自然に治癒するように、使用している製品や構造物に生じた劣化が、人の手を加えなくても勝手に直ってしまう・・・。
そんな夢の機能を持つ材料が「自己治癒(修復)材」だ。
材料自身に含まれる成分や事前に仕込んでおいた成分などを基にして、ひび割れなどの損傷を修復する性能を持つ。
既に、高分子材料や金属材料など、様々な領域で研究や開発が進められている。
【2030年に30兆円市場】
安倍政権が2013年に掲げた「日本再興戦略」には、「自己修復材料などのインフラ長寿命化に貢献する新材料の研究開発を推進する」と明記された。
自己修復材料などの世界市場が30年に30兆円に達するとのロードマップも掲げている。
追い風を受けて、インフラの主要な建材であるコンクリートの自己治癒能力へ関心が高まっている。
コンクリートは強度に優れ、加工もしやすい半面、ひび割れやすいという弱点を持っているためだ。
コンクリートを自己治癒できれば、長寿命化に貢献するほか、維持管理の合理化につながる。
【休眠バクテリアを活性化】
自己治癒機能をバクテリアで実現するコンクリートの研究開発で最も進んでいるのが、オランダのデルフト工科大学といえる。
同大学のヘンドリック・ヨンカース准教授が率いる研究グループは、バクテリアを利用して、コンクリートのひび割れを自動的に修復する技術を開発した。
同氏は15年、欧州特許庁の欧州発明家賞にノミネートされた。
ヨンカース氏が着目したのはバシラス属のバクテリアだ。
この微生物は乾燥すると胞子状の殻をまとい、休眠状態で200年も生存することができる。
pH(ペーハー)が13程度と強いアルカリ性のコンクリートの中でも、死滅することはない。
乾燥させたバクテリアを、栄養分である乳酸カルシウムと一緒に圧縮・固化。
さらに、生分解性プラスチックの殻で覆って、直径が数mmのカプセル状にする。
このカプセルを、生コンクリートに所定の量で配合する。
【ひび割れを加速度的に修復していく】
ひび割れが生じると、割れ目から浸透した水と酸素が休眠していたバクテリアを活性化する。
バクテリアは、栄養分である乳酸カルシウムを分解し、二酸化炭素を排出。
結果として、セメント原料となる石灰石の主成分である炭酸カルシウムが生成され、ひび割れを埋める物質となる。
炭酸カルシウムが生成される過程で発生する水は、コンクリートの中に残っていたセメント成分と反応して水酸化カルシウムとなる。
これが二酸化炭素と反応して、さらに炭酸カルシウムとなり、ひび割れを加速度的に修復していく。
一連の化学反応が、コンクリートが自己治癒するメカニズムだ。
ヨンカース氏の研究グループは、実験設備の中で、最大1mm幅のひび割れを約2カ月で修復できたことを確認している。
使用しているバクテリアは欧州の安全基準をクリアしており、「人への感染がない添加材」に区分されているものだ。
ひび割れは補修できるが、コンクリートの強度を回復させることは保証していない。
だが、ひび割れを埋めて、さらなる水の浸入を防ぐだけでも、メリットは十分大きい。
鉄筋コンクリートの構造物では、ひび割れから水などが浸透して内部の鉄筋に達すると腐食を招く。
鉄の強度が落ちれば、コンクリート構造物の安全性が下がってしまう。
【日本では18年4月に販売開始】
バクテリアを使った自己治癒コンクリートは、欧州では先行して商品化されている。
ヨンカース氏らは、関連する特許を取得後、14年にバイオベンチャー企業、バジリスク・コントラクティングBVを立ち上げ、製品の販売を開始した。
地元のオランダだけでなく、ドイツやベルギーでも販売実績がある。
日本では、コンクリートの専門業者である會澤高圧コンクリート(北海道苫小牧市)がバジリスクと提携。
日本における独占販売権を獲得したと17年4月に発表した。
日本と欧州では、コンクリートに混ぜる材料が異なるため、日本に最適な配合条件を検討している。
まずは塗布型の補修材について、18年4月から、日本で販売を始めた。
価格は当初、通常の生コンの2倍程度となる見込みだ。
バクテリアなどの原材料を欧州から輸入するため割高となるが、将来はバクテリアの増殖も日本国内で実施して、コストダウンを目指すという。
【イースト菌を使った手法も】
微生物を使ってコンクリートを補修する技術は、日本でも研究開発が進んでいる。
愛媛大学大学院理工学研究科の氏家勲教授と同講師の河合慶有氏らは、微生物を含んだグラウト(隙間を埋めるための流動性を持たせた建材)で、コンクリート構造物に生じたひび割れを補修する技術開発に取り組んでいる。
使用する微生物は、イースト菌や納豆菌といった、食品にも含まれるもの。
最大のメリットは、大量に使用して充填材が周囲に漏出しても、環境への負荷がほとんどないことだ。
コンクリート構造物のひび割れ部分に、微生物とひび割れ修復に必要なカルシウム源、その微生物の栄養源を混ぜたグラウトを注入するという、シンプルな手法を用いる。
ひび割れを修復するプロセスは、デルフト工科大学とほぼ同じだ。
愛媛大学は、およそ0.2mm幅のひび割れを持つコンクリート供試体を用いて、グラウト注入前後の透水性能を確認する試験を実施している。
現時点では、十分な量の炭酸カルシウムを生成するのに時間がかかり過ぎるという課題がある。
実用化するためには、生成スピードを大幅に速めた微生物の探索やグラウト性状の改善などが必要となる。
それでも、建設現場のニーズは高い。
構造物に散布しておくだけで、ひび割れを補修するような工法が実現できるかもしれないからだ。
バクテリアを使った自己治癒コンクリートは、バクテリアなどの添加材を加える分だけコストは高くなる。
だが、ひび割れが起こるたびに補修を繰り返す場合と比べて、ライフサイクルコストを抑制できる。
出典
『微生物がコンクリートを勝手に修復 いよいよ市場に 驚異の新材料 自己治癒材(上)』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29436240W8A410C1000000/?n_cid=NMAIL007
2018年5月16日21時11分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後5時前、春日市の春日原駅で、西鉄福岡・天神駅行きの4両編成の普通電車がドアの1つが開いたまま発車したのをホームにいた乗客が気づき、この電車の車掌に伝えた。
車掌が確認したところ、前から3両目の車両の、片側に3つあるドアのうち左側の1つが完全に閉まらず、幅40cmほど開いていたという。
車掌は、ドアに近づかないよう周囲の乗客に呼びかけたものの、電車はおよそ1.5km先にある隣の雑餉隈駅まで、およそ4分間、そのまま走り続けたという。
ドアが開いた車両に乗っていたおよそ70人に、けがはなかった。
西鉄によると、ドアを開閉させる装置とドアをつなぐ金具が外れていたということで、運輸安全委員会は、事故につながりかねない重大インシデントにあたるとして調査を進めている。
運輸安全委員会の長田・統括鉄道事故調査官は、「きょうは関係者から聞き取りを行い、どのような異常が起きたのかや、どのような確認を行ったのかを把握した。あすは車両について調査したい」と話している。
出典
『ドア開け走行の西鉄を調査官調査』
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180516/0000831.html
5月16日1時8分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本鉄道は15日、西鉄天神大牟田線の大善寺発、西鉄福岡行き普通列車(4両編成)が、春日原(かすがばる)駅(福岡県春日市)から雑餉隈(ざっしょのくま)駅(福岡県博多区)までの約1.5kmを約4分間、一部の扉が開いた状態で走行したと発表した。
時速は最大60kmだった。
扉が開いた車両の乗客約70人にけがはなかった。
扉が閉じなかった原因は調査中という。
西鉄によると、普通列車は15日午後4時50分ごろ、春日原駅を発車。
直後にホームの客が「扉が開いている」と男性車掌(23)に教えた。
車掌は走行中に3両目へ移動し、扉が約40cm開いていることを確認。
緊急停止ボタンで停車させるという内規を守らず、周囲の客に注意喚起しただけで、指令所に報告した。
雑餉隈駅で停車中に扉を施錠して発車したが、次の井尻駅(福岡県南区)で念のため全員を降ろし、運休したという。
出典
『西鉄列車、ドア開いたまま4分間走行 緊急停車させず』
https://www.asahi.com/articles/ASL5H7JC3L5HTIPE03K.html
5月18日5時5分に朝日新聞からは、片面のドアが2駅間で全開状態だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西鉄は17日、扉はさらに1駅手前の白木原(しらきばる)駅(福岡県大野城市)から雑餉隈(ざっしょのくま)駅(福岡市博多区)まで、2駅(約2.8km)間で開いたままだったと発表した。
乗客がインスタグラムに投稿した動画を社員が見つけ、発覚したという。
西鉄によると、列車は大善寺発西鉄福岡(天神)行きの上り普通列車(4両)で、15日午後4時47分に白木原駅を出発した。
約3分後、次の春日原(かすがばる)駅(福岡県春日市)を出発する際、車掌がホームの客から、3両目の扉1カ所が開いていることを指摘された。
車掌は、車内から扉が開いていることを確認したが、次の雑餉隈駅まで約4分間、最高時速60kmで走行した。
当初、扉の開き幅は車掌の目視から40cmと発表したが、動画を元に約65cm、両開き扉の左側が全開だったと確認した。
車両は1987年製。
最後に扉を詳しく検査した2016年9月時点で異常はなかったが、事故後の西鉄の調査では、扉の上にある開閉装置と扉をつなぐ金具が外れていた。
出典
『西鉄のドア、実は2駅間で開いたまま 投稿動画で発覚』
https://www.asahi.com/articles/ASL5K6F3NL5KTIPE027.html
2018年5月16日17時38分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県企業局が甲府市の米倉山に設置した実証試験用の太陽光発電所で、15日、太陽電池パネルのパネル部分が一部焼けたことから、県は焼けた部分の施設の運転を停止し、原因を調べている。
県企業局によると、15日昼ごろ、甲府市下向山町の米倉山にある実証試験用の太陽光発電所で、太陽電池パネルのパネル部分から煙が出ているのを業者の担当者が見つけた。
県の職員などが消火にあたった結果、火はすぐ消し止められたが、縦横30cmほどにわたってパネルが焼けた。
この発電所では、県企業局が太陽光発電で発電した電力を安定的に供給するための「蓄電システム」の実証試験を進めている。
県企業局によると、焼けた太陽電池パネルは軽量で、持ち運びができるシート状のものだということで、焼けた部分の施設でつくられる電力は、発電所全体のおよそ3%だという。
県企業局は、焼けた部分の施設の運転を停止し、原因を調べている。
出典
『米倉山太陽光発電所パネル焼ける』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20180516/1040002604.html
5月18日18時50分にテレビ山梨からは、下記趣旨のやや詳しい記事がネット配信されていた。
山梨県が甲府市の米倉山に設置した実証試験用の太陽光発電施設で、太陽光パネルの一部が焼けた。
県などは、焼けたパネルを撤去して、本格的な原因調査に入った。
県企業局によると、今月15日の昼ごろ、甲府市の米倉山にある実証試験用の太陽光発電所で太陽光パネルの一部から煙が出た。
火はすぐ消し止められたが、パネル1枚が30cm四方に焼けていて、周辺に茶色く変色したパネルも見つかった。
県などは18日、燃えたパネルを撤去して、配線を調べるなど、原因究明調査に入った。
焼けたパネルは、東京に本社がある三菱ケミカルが製造した持ち運びが可能なシート状のタイプで、4年前、米倉山で52.6KWで運用が始まっている。
三菱ケミカルによると、全国40か所でこのパネルを使用しているが、焼けたのは今回が初めという。
「定期点検でも(異常があるという)報告はなかった、速やかに原因究明を行い、再発防止を徹底したい」(県企業局電気課・平井課長)。
焼けたパネルは施設全体のおよそ5%で、県企業局は原因が判明するまで、このパネルを使った発電を中止する。
出典
『太陽光パネル焼ける、県などが原因調査』
http://www.uty.co.jp/news/20180518/4207/
(ブログ者コメント)
テレビ山梨の映像によれば、長方形のシート状パネルの角の部分が三角状に焼けている。
また、作業員が当該シートを折りたたんでいる様子も映っていた。
2018年5月16日8時33分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月17日付で岩手日報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時半ごろ、盛岡市北夕顔瀬町のJR山田線・堂の前踏切で、盛岡中央消防署から救助出動中の化学車が遮断機を破損させ、通過後に立ち往生した。
「体の具合が悪い」との119番を受け、家が施錠されていた場合の救助を想定して緊急出動中だった。
鍵が開いていたため、先行する救急車が患者を病院搬送し、トラブルの影響はなかった。
同消防署によると、化学車が同踏切を通過しようとした際、踏切の警報音が鳴り、遮断機が作動。
急いで通過しようとして、車の上部にある無線アンテナが遮断棒に接触し、遮断棒が根元の部分から折れた。
この事故処理のため、現場に向かえなくなった。
化学車には消防隊員4人が乗車。
踏切の手前は急な上り坂だったという。
JR東日本によると、このトラブルによる影響はなかった。
出典
『盛岡 消防化学車、遮断機を破損 現場到着できず』
https://mainichi.jp/articles/20180516/k00/00e/040/196000c
『救助出動中に踏切の遮断棒折る 盛岡で消防車両』
https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/5/17/14440
(ブログ者コメント)
トラックなどでしばしば報じられるトラブルだが、化学車が起こした事例は珍しいかと思い、紹介する。
2018年5月15日18時13分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時20分ごろ、九州電力から工事を請け負っている会社の社員が土砂に埋もれ、およそ3時間後に病院で死亡が確認された。
警察によると、死亡したのは、鹿児島県出水市のSさん(男性、31歳)だという。
現場では、基礎工事の穴を掘ったあと、埋め戻す作業が行われていたという。
当時、Sさんは深さ2m、直径2m40cmの穴の中で、周囲の土砂が崩れないようにするための鉄板の一部を取り外していたところ、土砂が一気に崩れ落ちてきたということで、九州電力は安全管理に問題がなかったか調べることにしている。
九州電力の宮崎送配電統括センターの青木電力部長は宮崎市で会見し、「ご冥福をお祈り、ご遺族に心から追悼の意を表します。事故が二度と起きないよう、原因を究明し、再発防止対策をとりたい」と話した。
出典
『鉄塔工事現場で事故 作業員死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20180515/5060000681.html
5月15日19時7分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時20分ごろ、宮崎県高千穂町押方の鉄塔建設現場で、支柱を立てる穴の土砂が崩れ、男性作業員が生き埋めになった。
警察によると、男性は九州電力の下請け会社社員Sさん(31)で、病院搬送後に死亡が確認された。
九州電力によると、穴は直径約2.4m、深さ約2mで、Sさんは土の崩落を防止するプレートの取り外し作業のため、1人で中に入り作業していた。
出典
『穴に生き埋め、31歳作業員死亡 鉄塔建設現場、宮崎』
http://www.sankei.com/affairs/news/180515/afr1805150033-n1.html
2018年5月15日20時26分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時ごろ、宇部市にある高天原浄水場で、水の中の不純物を固めて取り除くための「ポリ塩化アルミニウム(PAC)」と呼ばれる酸性の薬品が近くを流れる上梅田川に流れ出した。
納入業者が薬品10トンを敷地内のタンクに補充する作業をしていた際、バルブの切り替えを間違えて川につながる側溝に流れ出してしまったという。
すぐに気づいて側溝を塞いだが、およそ700ℓが流れ出たという。
職員が川の状況を確認したところ、川の水が白く濁り、魚が数匹死んでいるのが確認された。
薬品は、原液のまま飲み込んでしまうと腹痛などの症状がでるが、川の水で薄められているため、人体への影響はないという。
山陽小野田市水道局は、「薬品の流出事故を起こしてしまい、大変重く受け止めています。今後は作業手順の確認を徹底するほか、液体の流出防止策をとるなど、再発防止に努めたい」と話している。
出典
『浄水場で薬品が川に流出』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20180515/4060000375.html
5月16日14時7分にYAHOOニュース(宇部日報)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時ごろ、山口県山陽小野田市水道局高天原浄水場(宇部市東須恵)から、水処理用凝集剤のポリ塩化アルミニウム(PAC)700ℓが貯留タンクからあふれ、敷地外の上梅田川と梅田川に流れた。
人体への影響はないという。
薬品は酸性で、水中の不純物を固めて取り除くために使われる。
流出により、上梅田川の水は白く濁った。
上梅田川が流れ込む梅田川の排水機場近くまで流れたとみられる。
水質の変化で、これまでに数百匹の魚が死んでいるのが確認された。
PACは、人体への健康被害が出るような毒性はなく、川の水で希釈されたことで影響の広がりは少ないと考えられる。
職員が薬品を貯留タンクに補充する過程でバルブ口の切り替えを間違え、2基のうち残量があるタンクに補充したためPACがあふれ、側溝を伝って川に流れ出た。
市水道局の原田次長は、「深くおわびしたい。作業手順を職員に再確認させ、流出を防ぐハード面での対策を考える」と話した。
出典
『山陽小野田市の浄水場から薬品流出』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180516-00010000-ubenippo-l35
2018年5月14日18時44分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月15日付で山陰中央新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省は14日、対面通行する片側1車線の高速道路の一部区間で、2017年4月以降、中央にワイヤロープの防護柵を試行的に順次設置した結果、1年間で対向車線への飛び出し事故は1件で、死亡事故はゼロだったと公表した。
16年1月からの1年間では45件の事故が発生し、7件の死亡事故が起きていた。
防護柵が高い事故防止効果を発揮した試行結果の報告を受けた同省技術検討委員会は、14日、「技術的に実用化が可能」などとする中間まとめをした。
同省は、他の区間の設置なども検討する。
国交省によると、全国の高速道の約3割にあたる約2600kmの区間が、暫定的に片側1車線になっている。
このうち、同省は17年4月以降、全国12路線計115kmの高速道で、従来の樹脂製のポールの代わりに金属製のワイヤロープを試行的に設置した。
1年間で対向車線への飛び出し事故は、秋田道横手インターチェンジ(IC)~大曲IC間で起きた1件のみで、対向車線に走行車がなく、運転手も無事で、全体の死亡事故はゼロだった。
一方で、防護柵への接触事案は238件(負傷者は4件)発生しており、通行止めになる回数は増加。
東九州道では3件から22件になった。
出典
『中央ロープ柵で死亡事故ゼロ 国交省、高速道で試行』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30463930U8A510C1CR8000/
『ワイヤ柵 本格導入検討 国交省、高速暫定2車線』
http://www.sanin-chuo.co.jp/www/contents/1526349247886/index.html
(2018年6月18日 修正1 ;追記)
2018年6月15日付で毎日新聞東京版(夕刊)から、片側2車線化が決まっていない区間などを中心にワイヤロープが整備されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
片側1車線の高速道路などで対向車線への飛び出し事故を防ごうと、国交省は15日、車線を区切るワイヤロープを本格的に設置する方針を明らかにした。
技術的に設置が難しい橋上などを除き、約5年かけて整備する。
高速道路など高規格幹線道路は、中央分離帯を備えた両側2車線が基本だが、整備に時間がかかるため、先に完成した2車線を片側1車線ずつに区切り、暫定的に使用している。
中央にガードレールを設置するスペースがなく、区切りとして樹脂製ポールが設置されているが、飛び出しには効果がない。
地方の道路整備に伴い、片側1車線区間が年々増加していることから、国交省は昨春から、ワイヤロープの効果を検証。
秋田自動車道など12路線計115kmに設置したところ、今年3月末までに飛び出し事故は1件にとどまり、死亡事故はなかった。
全国の片側1車線区間は約4300kmで、うち約2600kmは有料区間。
国交省は、片側2車線化が決まっていない区間などを中心に、ワイヤロープを整備する方針だ。
出典
『ワイヤロープ 片側1車線に 国交省、高速に整備へ』
https://mainichi.jp/articles/20180615/dde/041/040/034000c
2018年5月14日16時45分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月14日18時29分にTBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
小田急電鉄は14日、神奈川県伊勢原市の小田急小田原線の線路脇で4月30日、盛り土が陥没したトラブルは、線路下を横断する市の汚水管が破断し、土砂約4.5トンが流れ込んだことが原因と発表した。
破断した直接の原因は不明。
市は下水管のバイパス工事を行い、小田急が穴を埋め戻したという。
小田急によると、汚水管が水平方向に9cm破断し、上下に10cmずれ、隙間に土砂が徐々に流入したとみられる。
この汚水管は、約10m離れた線路下でも亀裂が見つかったため、影響を詳しく調べるほか、全線の線路下を通る配管約1200カ所も目視で点検する。
陥没は4月30日午前10時35分ごろ、点検中の係員が気付き、小田原線の一部区間で一時、運転を見合わせ、新宿(東京)と箱根湯本(神奈川)などを結ぶ特急ロマンスカーが同日夜まで運休した。
ゴールデンウイークを利用した観光客ら、約3万5千人に影響した。
出典
『線路下の汚水管破断が原因 小田急陥没トラブル』
http://www.sankei.com/affairs/news/180514/afr1805140020-n1.html
『小田急線の線路脇陥没、下水管の破断が原因』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3369288.html
5月14日18時21分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小田急電鉄は14日、同市が線路下に敷設した汚水管の破損が原因だったと発表した。
小田急電鉄は、沿線に埋められた上下水道や電気・ガスの配管についても、今月中に緊急点検するという。
小田急電鉄や市が調べたところ、陥没は上り線の線路脇で幅1m、深さ4.5mにわたり発生しており、陥没現場の真下にある汚水管で最大約9cmの亀裂が発見された。
市によると、汚水管は直径70cmのコンクリート製で、1991年度に地下約5mに敷設した。
また、陥没は起きていないが、下り線側の地下でも、管に最大約9cmの亀裂が見つかったという。
小田急電鉄などは、今後、この亀裂の付近の状況についても詳しく調査する。
出典
『小田急線の線路脇陥没、汚水管の破損が原因』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180514-OYT1T50066.html?from=ycont_top_txt
5月14日18時9分にNHK神奈川からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小田急電鉄などが陥没の原因を調べた結果、線路の地下4m余りに敷設された下水管が破損し、およそ4.5トン分の土砂が流出して起きたことがわかった。
この下水管は鉄筋コンクリート製で、設置してから27年がたっていたが、管理する伊勢原市によると、耐用年数は50年とされていたという。
出典
『小田急線路脇の陥没は下水管破損』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180514/1050002550.html
5月15日8時0分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
汚水管は1991年に、市の委託で小田急電鉄が設計・設置した。
耐用年数は約50年で、老朽化はしていないという。
事故後、管はつぶれないようにモルタルを流し込み、バイパス管を設けたため、現在は汚水は流れていない。
この事故を受け国交省は、全国の自治体に6月末までに目視で点検し、報告するよう通知を出した。
出典
『線路脇陥没、原因は下水管破談 伊勢原の小田急』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00025845-kana-l14
2018年4月25日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8277/
(2018年5月21日 修正1 ;追記)
ちょっと前、2018年4月19日11時50分にCNNから、ブレードに金属疲労が見つかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国家運輸安全委員会(NTSB)は18日、破損したエンジンのファンブレードに金属疲労が見つかったことを明らかにした。
機体は急降下して、左側に一時、40°以上も傾いたが、女性操縦士は落ち着いた様子で管制塔に状況を伝え、態勢を立て直して無事に同機を緊急着陸させていた。
・・・・・
死亡したのはニューメキシコ州の43歳の女性で、死因は頭部と頸部、胴体の外傷だった。
機体は事故の衝撃で、一時、41°まで傾いた。
傾斜が25°を超えることは極めて稀だという。
その後、態勢を立て直して緊急着陸に入った。
航空情報サイトの推計によると、同機は約5分間で高度3万1684フィートから1万フィートまで急降下していた。
サウスウエスト航空によると、同機のエンジンは2日前に目視点検を行ったばかりだった。
NTSBのこれまでの調査で、破損したエンジンはファンブレード24枚のうちの1枚がなくなっていることが判明。
ブレードの取り付け部分に金属疲労の痕跡が見つかった。
「これがなぜ、事前に見つけられなかったのかを究明したい」と担当官は話している。
金属疲労は一見しただけでは分からず、エンジンを外部から点検しただけでは見落とすこともあるという。
ファンブレード破損の衝撃で脱落したエンジンカバーは、同機の着陸場所から約110kmの地点で見つかった。
ペンシルベニア州警察は18日、同州内で複数の破片を回収した。
出典
『窓が吹き飛び機体傾斜、米旅客機事故の状況が明らかに』
https://www.cnn.co.jp/usa/35118008.html
2018年5月14日4時21分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
幼児用の座席が付いた自転車をめぐる子どもの事故が相次いでいる。
自転車の転倒などでけがをして救急搬送された子どもは、この6年間に都内だけで1300人を超え、消費者庁は保護者に対し、子どもを自転車に乗せた際は目を離さないよう、呼びかけている。
東京消防庁によると、幼児用の座席が付いた自転車をめぐる子どもの事故は、保育所などへの送り迎えで自転車を使い始める人が増える4月から7月にかけて増える傾向にある。
こうした事故で救急搬送された14歳以下の子どもは、去年までの6年間に都内だけで1349人と、自転車の事故全体の半数を超えている。
消費者庁に寄せられた報告では、子ども2人を乗せて自転車で段差を乗り越えようとして転倒し、子どもがヘルメットを着けていなかったため頭の骨を折ったといったケースのほか、保護者が自転車から荷物を下ろそうとした際に自転車がバランスを崩し、子どもも一緒に転倒して骨折するなど、停車中の事故も多いという。
このため消費者庁は、必ず子どもにヘルメットを着けさせるとともに、停車中も子どもを乗せたまま自転車を離れたり目を離したりしないよう、呼びかけている。
【急速普及の影で…】
平成21年に道路交通法が改正され、自転車に幼い子ども2人を乗せる3人乗りが認められてから、幼児用の座席が付いた自転車は急速に普及している。
自転車協会によると、こうした自転車の生産台数は、法改正からこれまでにおよそ160万6000台に上っていて、昨年度だけでも18万8000台を超えているという。
一方で、こうした自転車を利用する保護者からは、事故につながりかねない体験をしたという声が多く聞かれる。
小学生の娘がいるという女性は、「夫が雨の日に娘を乗せて自転車を運転していたところ、マンホールで滑ってしまい、子どもをかばった結果、夫が足を血だらけにして帰ってきて驚いた」と話していた。
また、幼稚園に通う娘がいる女性は、「娘が、後ろの座席から前をのぞき込もうとして身を乗り出し、電柱などにぶつかりそうになったことがある。大きくなって体重も重くなり、後ろで動かれるとバランスを取るのが大変です」と話していた。
【自転車利用の注意点は?】
みずからも子どもの送り迎えに自転車を利用しながら、安全をめぐる啓発活動に取り組んでいる遠藤さん(女性)に、幼児用座席が付いた自転車の注意点を聞いた。
遠藤さんが指摘したのは、子どもを2人乗せる際、必ず後ろの座席から先に乗せること。
前の席に先に乗せると、2人目を乗せるときにバランスを崩しやすくなるからだ。
その際、幼児用の座席が付いた自転車の多くは、ハンドルをロックする機能が付いているので、活用してほしいと話している。
また、電動アシスト付きの自転車の場合、少しのペダルの動きで走り出してしまわないよう、子どもの乗り降りの際は、電源を切ると安全だという。
このほか、自転車を手で押して歩道を通る際も、車道側に倒れないよう、少し歩道側に傾けながら歩くと、万が一、バランスを崩したときでも大きな事故につながりにくいという。
遠藤さんは、「シートベルトやヘルメットをちゃんと着けさせるなど、ほんの少しのことでけがの防止につながるので、朝の忙しいときでも気をつけてほしい」と話している。
出典
『幼児用座席付き自転車で転倒 子どもの救急搬送相次ぐ』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180514/k10011437151000.html
2018年5月15日4時50分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中国内陸部、四川省の上空を飛行していた旅客機の操縦席の窓が突然破損して近くの空港に緊急着陸し、副操縦士など乗員2人がけがをして、航空当局が原因を調べている。
中国国営の新華社通信などによると、四川省成都付近の上空で、14日午前、飛行していた四川航空の旅客機の操縦席の窓が破損した。
この旅客機は、内陸部の重慶からチベット自治区のラサに向かっていたもので、現地メディアは操縦士の話として、離陸してから30分ほどして、上空1万メートル近くを飛行していたところ、突然、窓が破損したと伝えている。
旅客機は、窓が破損した直後、急降下したということだが、およそ40分後に成都の空港に緊急着陸した。
このトラブルで、操縦席で破損した窓の近くにいた副操縦士が機体の外に飛び出しそうになって顔や腰にけがをするなど、乗員2人がけがをした。
トラブルのあった旅客機を伝える映像では、操縦席の窓とともに機器が壊れている様子や、客席で垂れ下がっている酸素マスクなどが確認でき、当時、緊迫した状況だったことがうかがえる。
この旅客機は2011年に四川航空に配備されたエアバスA319型機だということで、中国の航空当局が詳しい原因を調べている。
出典
『中国 飛行中に旅客機の操縦席の窓壊れる 副操縦士らけが』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180515/k10011438421000.html
(ブログ者コメント)
〇写真によると、操縦席正面の窓が割れたように見える。
〇飛行中の旅客機の窓が割れた事例は、米国の2件に続き、今年これで3件目だ。
米国の2件は、本ブログでも紹介している。
2018年5月14日22時12分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後3時半すぎ、千葉県四街道市小名木にある建材メーカーの敷地内で、新しい工場を建てるために組み合わせた鉄骨をクレーンで引き起こす作業をしていたところ、突然、倒れた。
この事故で、作業に当たっていた東京・江戸川区の会社員、高橋さん(男性、56歳)が鉄骨の下敷きになって死亡した。
また、39歳の男性が全身を強く打ってけがをして病院に運ばれ、手当てを受けている。
命に別状はないという。
警察によると、倒れた鉄骨は合わせて1トンほどの重さがあったということで、これまでの調べで、鉄骨の一部にかかっていたクレーンのフックの部分が破損した疑いがあるという。
工事を行っていた大阪市に本社のある建設会社・M組は、「あってはならない事故で、被害に遭った人には大変申し訳なく思っています。事故の原因を詳しく調べ、再発防止を図りたい」と話している。
警察は、作業の進め方や安全管理に問題がなかったかなど、当時の状況を詳しく調べている。
出典
『計1トンの鉄骨が倒れ2人死傷』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180514/1080002235.html
5月14日18時11分に日テレNEWS24からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後3時半すぎ、千葉県四街道市の工場で「鉄骨10本が落下し作業員2人が下敷きになった」と119番通報があった。
工場の敷地内で、長さ約5mで40kgほどの鉄骨10本を束ねて、クレーンでつり上げている途中に、何かの原因で外れ、近くの作業員2人にあたったという。
この事故で、50代の男性作業員が死亡し、30代の男性作業員が腕にけがをしたという。
出典
『クレーンから鉄骨落下 1人死亡1人けが』
http://www.news24.jp/articles/2018/05/14/07393010.html
5月15日付の千葉日報紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察や消防によると、現場付近には約10人の作業員がいて、外壁用の鉄骨の組み立て作業中だった。
(ブログ者コメント)
NHKの映像を見ると、1本の鉄骨に10本ほどの鉄骨を直角に組み合わせた、魚の骨状の鉄骨がクレーンのそばに横たわっている。
それが落下した鉄骨かもしれない。
2018年5月15日に東京新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
14日午前11時45分ごろ、JR新宿駅に近い渋谷区代々木2のビル修繕工事現場で、鉄パイプが歩道に落下し、直撃を受けた歯科関連会社員の男性(41)=千葉県松戸市=が左目付近を13針縫うけがを負った。
取材に応じた男性は、「一歩間違えれば死んでいた。安全管理を徹底してほしい」と訴えた。
現場は、JR新宿駅南西約450mの、飲食店やオフィスビルが立ち並ぶ一角。
警察によると、鉄パイプは直径3cm、長さ3.7m、重さ5.1kg。
2階部分の足場から落ちたとみられる。
60代の男性作業員は、「足場に立て掛けてあったが、目を離したすきに落ちていた」と説明しているという。
ビルは8階建てで、壁面は落下防止シートで覆われていたが、一部に隙間があった。
警察は、ここから落ちたとみている。
業務上過失致傷の疑いも視野に、安全管理に問題がなかったか調べている。
男性は病院に運ばれ、手当てを終えた同日午後、現場で警察に状況を説明、取材にも応じた。
それによると、営業先回りをして歩道の真ん中を一人で歩いていた時、突然「左のこめかみ近くにドーンと痛みが走った」。
鉄パイプの先端が当たったとみられ、衝撃でひざをついて倒れ込み、路面に大量の血が流れ続けたという。
ワイシャツは袖口にべっとりと血痕が付き、鉄パイプが当たったとみられる襟元は破れた。
「いつも歩いている場所。まさか、上から落ちてくるとは。九死に一生を得たが、きちんと原因を調べてほしい」と、語気を強めた。
出典
『歩道に鉄パイプ落下 新宿駅近く 通行人13針縫う』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201805/CK2018051502000114.html
5月14日17時5分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
落下したパイプは太さが直径3cm、長さがおよそ3m70cmで、中は配線を通すため空洞になっていて、2階の足場付近から落下し、ビルのそばの歩道を歩いて通行していた男性にあたったとみられるという。
現場では、当時、看板に電源をつなぐ工事が行われ、作業員が複数のパイプを運ぶ作業などをしていたという。
出典
『工事現場でパイプ落下通行人けが』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180514/0011711.html
(ブログ者コメント)
工事現場から落下した鉄パイプの先端が歩行者の頭に当たった事故は、2016年に港区でも起きている。(以下は第1報1/2)
『2016年10月14日 東京都港区のビル外壁改修現場で、作業外の場所から未固定足場パイプが落下し通行人に刺さって死亡、防護板は一部撤去、誘導員は通行を許可 (第1報 1/2)』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6389/
その時は35m高さからの落下、かつ、先端が薄っぺらい形状だったため頭に突き刺さり、歩行者の方は亡くなった。
今回は2階からの落下、かつ、映像で見ると先端の断面は円形につき、死亡事故にはならなかったのかもしれないが、打ち所が悪ければ大変な事になっていた可能性がある。
2018年5月13日9時42分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風の接近に伴って突風がどのように発生するかを詳細にとらえることに、気象庁の気象研究所が、最新のレーダーを使った観測で初めて成功した。
わずか5分間に積乱雲内部で気流などが急激に変化して突風が発生したことがわかり、今後、竜巻などの発生予測の向上につなげたいとしている。
気象研究所の足立透主任研究官は、「フェーズドアレイレーダー」と呼ばれる最新の気象レーダーを2台使って、去年7月4日の午後10時ごろ、埼玉県草加市に被害をもたらした突風がどのように発生したのかを観測した。
当時は、台風3号が草加市の南南西およそ190kmの伊豆諸島付近の海上を東へ進んでいて、突風は、この台風の外側で発達した積乱雲の下で発生した。
足立主任研究官が観測データを詳しく分析した結果、わずか5分ほどの間に積乱雲の内部で風向きなどが急激に変化し、雲の下の地表付近から渦が立ち上がったということで、竜巻などの突風がどのように発生するかを詳細にとらえることに初めて成功したとしている。
足立主任研究官は、「今回のように、わずか5分で突風が発生するというのがわかったのは初めてで、時間的にはかなり早く、避難は難しいと思う。今後も研究を進め、竜巻の発生予測の向上につなげていきたい」と話していた。
(以下は、図解ナレーション情報)
従来のレーダーは、積乱雲の観測範囲が上空およそ12kmまでに限られるうえ、様々な角度に電波を発射しながら調べるため、観測が終了するまで最大10分程度の時間がかかっていた。
これに対し、ファーズドアレイレーダーは、地上から上空16kmまで同時に電波を発射できるため、積乱雲の全体像をわずか30分で観測することができる。
去年7月の草加市事例では、9時43分ごろ、草加市上空を通過していた積乱雲内部に、多くの雨粒が集まる強い区域が作られた。
この雨粒が9時46分ごろから大量に落下することで、下降気流が強まった。
この下降気流が地面にぶつかり反射することで、上昇気流が発生。
午後9時48分には、この上昇気流が強まり、強い渦が発生し、積乱雲の下で突風が発生したという。
出典
『突風発生を最新レーダーで初観測』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180513/0011654.html
2018年5月12日8時0分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県内で昨年に発生した自動車死亡事故で、シートベルトをしていなかった人のうち、約8割はシートベルトの着用で一命をとりとめた可能性のあったことが、県警の分析で分かった。
県内のシートベルト着用率は全国下位で低迷しており、県警は改めて、後部座席も含めたシートベルトの着用徹底を呼びかけている。
県警交通企画課によると、昨年1年間の自動車事故で乗車中に死亡した人(運転者、同乗者の合計)は21人。
約半数の11人はシートベルトを着用していなかった。
また、11人のうち約8割にあたる9人は、シートベルトを着用していれば助かった可能性があったという。
シートベルトを着用していなかった死者の大半は、衝突の衝撃で車外に投げ出されたり、フロントガラスなどに身体や頭を強く打ち付けたりするなどしており、シートベルトの着用で致命傷を防げた可能性があるという。
同課の後藤・交通事故分析官は、「シートベルトを着用しないことがいかに危ないか示している」としている。
県警や日本自動車連盟(JAF)の調査では、県内の一般道での運転席のシートベルト着用率は、平成22年に95%と全国最下位に。
その後、改善傾向にあるものの、昨年は98.2%の39位で、依然、下位にある。
また、後部座席での昨年の着用率は44.6%。
JAFによると、後部座席でシートベルト未着用のダミー人形を乗せた車で衝突実験を行った際、人形は前の座席などに衝突し、致命傷につながる激しい衝撃を記録した。
同課によると、県内でもシートベルトを着用していなかった後部座席の男性がガラスを突き破って車外に投げ出され、死亡した事例があるという。
同課は、「すべての座席でシートベルトを着用してほしい」としている。
出典
『シートベルトはやっぱり命綱 未着用の事故死者、8割は助かった可能性あり
滋賀県警』
http://www.sankei.com/west/news/180512/wst1805120013-n1.html
ちょっと古い情報だが、2018年1月12日17時0分に京都新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県内で2017年、乗車中に事故死した人のうち、シートベルトを着用していれば8割が助かっていた可能性のあることが、県警の分析で分かった。
前年は約4割で、大幅に増えた。
県内着用率は全国平均以下となっており、県警は着用の徹底を呼び掛けている。
県警によると、17年は車に乗って事故死した21人中、11人がシートベルト非着用だった。
内訳は、運転席6人、助手席3人、後部座席2人で、県警が事故状況を分析したところ、うち9人が、着用していれば胸部や腹部を強打したり車外に投げ出されたりせずに一命を取り留めた可能性があった。
16年は44.4%、15年は84.6%、14年は66.7%、13年は50%だった。
警察庁と日本自動車連盟(JAF)が実施した17年の全国調査では、滋賀は一般道でのシートベルト着用率が運転席98.2%(全国38位)、助手席94.2%(同34位)と、いずれも全国平均を下回った。
後部座席は、全国平均を上回る44.6%(同9位)だった。
県警交通企画課は、「救える命があると着用の重要性を訴え、徹底を推進していく」としている。
出典
『乗車中事故死者、ベルトで8割助命可能性 滋賀県警分析』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20180112000135/print
2018年5月12日18時5分にmBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR西日本の豪華寝台列車「瑞風」で、食器洗いに使用されていた水から大腸菌などが検出され、12日の運行を中止した。
JR西日本によると、年に1度行われる定期検査で、「瑞風」のバーなどがあるラウンジカーの貯水タンクの水から大腸菌や飲み水としての基準値の約7倍の細菌が検出されたという。
水は、運行前に車両基地内でタンクに給水していて、食器を洗うためだけに使用していた。
今のところ、健康被害は確認されていないという。
これを受け、JR西日本は12日の「瑞風」の運行を取りやめていて、今後は水質の安全が確認され次第、運行を再開する方針。
出典
『豪華寝台列車「瑞風」運休、水質検査で大腸菌』
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20180512/GE000000000000022543.shtml
5月12日0時51分に共同通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR西日本によると、年に1度の定期検査で2車両を調べて判明。
宿泊用車両の水は飲用に適していた。
今後、水タンクを搭載している残り6車両も検査する。
出典
『瑞風、水質検査で不適格 JR西の豪華寝台列車』
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/250664
5月18日19時11分に毎日新聞からは、運行が再開されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR西日本は18日、21日から運行を再開すると発表した。
同社によると、ラウンジカーの5号車にある食器洗浄用の水から大腸菌群などが検出されたことが11日に発覚。
翌日から運休していた。
全てのタンクと配管を洗浄して再検査し、基準を満たしていることが確認された。
ただ、詳しい汚染の原因は不明だという。
出典
『豪華寝台列車 「瑞風」21日から運行再開』
https://mainichi.jp/articles/20180519/k00/00m/040/060000c
(ブログ者コメント)
年1回の検査頻度が妥当かどうか調べたところ、マンションなどの飲料用貯水タンクでも、検査は年に1回以上とのことだった。
瑞風では、食器洗い水は飲料用に準じるものとして衛生管理しているということかもしれない。
以下は、埼玉県HPに掲載されている、マンションなどでの受水槽管理方法(抜粋)。ご参考まで。
ビル、マンション、学校等に設けられた受水槽(タンク)などの給水装置は、「簡易専用水道」として水道法の適用を受けるものがあります。
「簡易専用水道」の設置者は、常に安全で衛生的な飲み水を確保するために正しい管理を行って、定期的に検査を受けなければなりません。
【簡易専用水道とは】
・市町村や水道企業団などの水道事業者から受ける水のみを水源とし
・その水を一旦受水槽に貯めた後、建物に飲み水として供給する施設で
・受水槽の有効容量の合計が10立方メートルを超えるもの
(1)受水槽から先の部分が簡易専用水道
受水槽の容量が10立方メートルを超えても、
・まったく飲み水として使用しない場合(工業用水、消防用水などとして利用する)
・地下水(井戸水)を汲んで受水槽に貯めている場合は、
簡易専用水道ではありません。
※ただし、地下水を汲んで受水槽に貯めて、飲料水として給水しているような施設は、「専用水道」、「自家用水道」として別の規制を受ける場合があります。
【管理方法】
簡易専用水道の設置者は、次の事項の管理を行ってください。設置者自ら管理を行わない場合は、実際に管理をする人を決め、適切な管理を行ってください。
(1)水槽(受水槽、高置水槽)の清掃
・1年以内ごとに1回必ず行わなければなりません。(水道法施行規則第55条)
・掃除は、専門的な知識、技能を有する者に行わせるのが望ましいとされています。
水道法に定められた定期的な検査
設置者は、1年以内ごとに1回、厚生労働大臣の登録を受けた簡易専用水道検査機に依頼して、簡易専用水道の管理について必ず検査を受けなければなりません。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0706/suidou/kansensui.html
2018年5月14日17時26分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後8時ごろ、伊丹市の住宅の男性から「孫の首に携帯電話のストラップのひもが巻きついた」と、警察に通報があった。
警察や消防が駆けつけたところ、この家の1歳の男の子が部屋の中でぐったりしているのが見つかり、病院に運ばれたが意識不明の重体となっている。
警察によると、この家には祖父母と両親、それに男の子など6人が暮らしていて、家にいた祖父は「クローゼットの取っ手部分にかけていたストラップが座った状態の子どもの首に絡まっていた」と説明しているという。
これまでの調べでは、ストラップは金属製で長さが40cmほどあり、床から1mほどの高さの取っ手部分から垂らすと、座った男の子の首の付近にくるという。
当時、部屋のなかには男の子と4歳の姉のふたりきりで、祖父は15分ほど部屋を離れていたということで、警察はこの間にストラップの輪っかが絡まったとみて、詳しい状況を調べている。
【室内の子どもの事故に注意】
子どもが自宅で事故に巻き込まれるケースは各地で相次いでいる。
▼おととし8月、西宮市では、マンションの8階に住む6歳の男の子が、ベッドの上で飛び跳ねて遊んでいたところ、部屋の窓から転落して死亡した。
▼ことし1月、大阪・堺市では、5歳の男の子がドラム式の洗濯機の中に入って出られなくなり、死亡する事故が起きている。
また、今回と同じように室内に垂れ下がったわっか状のひもなどが子どもの首に絡まるケースも起きている。
消費者庁によると、ブラインドのひもやカーテンを束ねる布などが絡まり5歳未満の子どもが死亡した事故が、平成22年から平成26年までの5年間に全国で3件確認されているという。
このため消費者庁は、子どもの行動に目を離さないだけでなく、安全を守るために、一定の重さがかかるとブラインドのひものつなぎ目が外れる安全器具を備えた商品を選んだり、ひもをクリップでまとめ、輪っかが垂れないようにしたりするなどの対策を心がけるよう求めている。
出典
『1歳児重体ストラップ絡まったか』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024677321.html
5月14日20時54分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故前にクローゼットの取っ手に掛けられていたストラップの輪の位置が、立ち上がった男児の首とほぼ同じ高さだったことが14日、伊丹署への取材で分かった。
同署は、首がストラップの輪に引っ掛かった後、男児が床に座り込むなどし、首が絞まった可能性があるとみて調べる。
同署によると、ストラップは金属製チェーンで、長さ40~50cm。
床から約1mの高さにある取っ手に掛けられていた。
男児は発見時、脚を伸ばして座った状態だったという。
男児は祖父母と両親、姉(4)の6人暮らし。
12日夜は台所に母親がおり、男児と同じ部屋に祖父と姉がいた。
祖父が部屋を約15分間離れ、子ども2人だけになった時に事故が起きたという。
出典
『ストラップの輪、首の高さに 伊丹の1歳男児重体』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201805/0011255604.shtml
5月13日22時32分に産経新聞westからは、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
家庭内にあるひもが子供の首に絡まり窒息する事例は、これまでにも確認されており、消費者庁が注意を呼び掛けている。
今回の兵庫県伊丹市の1歳の男児の場合はスマートフォンのストラップだったが、他にもブラインドやスクリーン、カーテン留めなどの家庭内にあるひもが原因となり得るという。
消費者庁の調査によると、国内では平成19~26年に計10件の事故を確認。
5歳未満の子供が死亡した事故は計3件あった。
ベッドに寝かせていた6カ月の男児が寝返りをして転落した際に、ブラインドのひもが首に食い込んだとみられる事例などが報告されている。
2016(平成28)年の経済協力開発機構(OECD)の調査でも、世界15カ国で1996(同8)年以降に250件以上の死亡事故が把握されている。
事故に遭ったのは9歳までの子供で、大部分は3歳未満だった。
事故防止のため、消費者庁は、
▽一定の重さがかかるとひものつなぎ目が外れるなどの安全器具を備えた商品を選ぶ
▽ひもをクリップなどでまとめる
▽ソファやベッドをひもの近くに置かない
などを推奨している。
出典
『家庭内に潜む危険なひも カーテン、ブラインドも子供の事故に…消費者庁が
注意喚起』
http://www.sankei.com/west/news/180513/wst1805130055-n1.html
2018年5月16日22時47分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市阿倍野区の障害者支援施設で、入居者の女性(52)が熱湯の入った風呂に転落する事故が起きていたことが16日、分かった。
女性は全身やけどで15日夜、搬送先病院で死亡。
職員が温度確認などを怠ったとみられ、警察は業務上過失致死容疑で捜査している。
警察によると、事故があったのは障害者5人が入居するグループホーム「T」。
12日午後4時半ごろ、悲鳴に気付いた職員が浴室内で痛みを訴える女性を発見。
女性は下半身を中心に広範囲にやけどを負っており、入浴しようとしてバランスを崩し、熱湯が入った風呂に転落したとみられる。
施設を運営する社会福祉法人によると、女性職員が湯を張ったが、職員は付き添わず、女性が1人で入浴していた。
施設が確かめたところ、温度は70~80℃に設定されていたという。
施設の規則は、入浴させる前に実際に手を入れ温度を確認すると定めていたが、職員は怠っていた。
同法人は取材に、「マニュアルが適切に守られず、誠に申し訳ない」と謝罪した。
出典
『障害者施設で死亡事故=熱湯風呂に入居者転落-大阪』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051601459&g=soc
5月16日20時46分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設は2階建て住宅で入居者が暮らす形で、当時、5人が入居していた。
女性は全身の60%にやけどを負ったという。
出典
『80度近い風呂に転落、52歳死亡 大阪の障害者施設』
https://www.asahi.com/articles/ASL5J578FL5JPTIL00T.html
5月16日22時25分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
入所する知的障害者の女性(52)が入浴中にやけどを負い、15日に死亡した
全身が真っ赤になった女性は「熱い、熱い」と叫んでいたという。
司法解剖の結果、死因はやけどによるショックだった。
ホームを運営する社会福祉法人「日本ヘレンケラー財団」(同市阿倍野区)によると、ホームには知的障害者ら5人が入所。
当時は、従業員1人が入所者の世話をしていたという。
出典
『障害者施設 入所者が熱湯で死亡 80度近くか 大阪』
https://mainichi.jp/articles/20180517/k00/00m/040/116000c
5月17日9時5分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後4時30分頃、施設職員が叫び声を聞いて浴室に駆け付けたところ、一人で入浴中だった女性(52)の肌が真っ赤になっていた。
女性は救急搬送されたが、やけどは体の約6割に及び、15日夜に死亡した。
蛇口からの給湯温度は最高の85℃に設定され、浴槽の湯は80℃前後あったとみられる。
警察は、女性が浴槽につかる前にかけ湯をしたとみている。
出典
『80度浴槽でかけ湯、女性が全身やけどで死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180517-OYT1T50006.html
5月17日13時27分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設を運営する「日本ヘレンケラー財団」の西川理事長は17日、風呂の設定温度は当時85℃で、職員が入浴前の温度確認を怠ったことを明らかにした。
死亡したのは、施設で暮らしていた女性(52)。
西川理事長によると、施設の50代の職員が浴槽に湯を張る際、温度を85℃に設定した。
入所者の女性は1人で入浴し、浴槽に足を入れたが熱すぎたためバランスを崩し、湯の中に転倒したとみられる。
警察によると、女性は12日午後4時半ごろに風呂に入り、全身にやけどを負った。
病院に搬送されたが、15日に死亡した。
日本ヘレンケラー財団は、ホームページによると昭和23年、毎日新聞社の招聘で、 視覚と聴覚の重複障害をもつ“奇跡の女性”ヘレン・ケラーの来日を記念。
「ヘレンケラー精神」を啓蒙し、寄せられた基金などをもとに昭和25年5月に設立された。
出典
『職員が温度確認怠る…85度の熱湯風呂で入所者死亡、理事長が謝罪 大阪』
http://www.sankei.com/west/news/180517/wst1805170060-n1.html
2018年5月13日付で読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月13日0時25分にYAHOOニュース(読売新聞)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後2時30分頃、京都市東山区祇園町南側の日本料理店「千花(ちはな)」から出火。
木造2階建て約100m2のうち、2階部分約60m2を焼いたほか、周囲の住宅など6棟にも延焼し、計約225m2を焼失した。
火は約2時間後にほぼ消し止められ、けが人はなかった。
警察によると、出火当時、店は営業時間外で客はおらず、店内で従業員4人が作業中だった。
従業員の1人が「バーナーを使っていた」と話しており、警察が詳しい原因を調べている。
現場は京阪本線祇園四条駅の東約100mで、八坂神社などの観光名所にも近い京都有数の繁華街。
一帯には煙が充満し、市内中心部の四条通が一時通行止めになった。
千花のホームページによると、同店は1946年創業。
レストランを星の数で格付けする「ミシュランガイド」で、2010年版から9年続けて最高の三つ星評価を得ている。
カウンターを挟んでお客と向き合う板前割烹の名店で、司馬遼太郎や白洲次郎、正子夫妻、瀬戸内寂聴さんら、多くの著名人も足を運んだ。
出典
『祇園ミシュラン三つ星「千花」火災、6棟に延焼』
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20180513-OYO1T50000.html
『祇園ミシュラン三つ星「千花」火災、6棟に延焼』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180512-00050124-yom-soci
5月13日12時18分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、当時、開店準備をしていた「千花」の従業員が、「ダクトの油汚れを落とすためにバーナーで温めて拭いていた」と話していることがわかった。
現場の周辺では「ダクトから火が出ていた」という目撃情報もあり、警察は出火の原因を調べている。
出典
『京都・祇園の料理店火災 従業員「油汚れをバーナーで清掃」』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180513-12172601-kantelev-l26
5月14日23時15分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性従業員が厨房の掃除で油汚れにバーナーの炎を当てていたことがわかった。
京都市消防局が14日、明らかにした。
消防局によると、男性従業員は1階厨房で、ダクトにこびりついた油汚れを溶かすため、バーナーの炎であぶっていたという。
火災では2階が焼けたが、府警は、この作業から引火し、ダクト伝いに上に燃え移った可能性が高いとみている。
同店では以前からこの作業を行っていたといい、市消防局は「引火の可能性がある危険な行為」としている。
出典
『火元の三つ星料理店、油汚れ掃除にバーナーの炎』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180514-OYT1T50076.html
(2019年5月19日 修正1 ;追記)
2019年5月16日12時15分にNHK京都から、ときおり出る火花を霧吹きで消しながらバーナーを使い続けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、当時、火元の料理店のちゅう房で勤務していた男性の元従業員(30)が、排気ダクトを掃除する際、固まった油をバーナーで溶かしていたという。
警察は、元従業員が危険性を認識していたにもかかわらず、バーナーを使ったため引火して火事になったとして、16日、重過失失火の疑いで元従業員を書類送検した。
調べに対し元従業員は、ときおり出る火花を霧吹きの水で消しながらバーナーを使い続けたと説明し、「火事の原因となったのは間違いありません」と容疑を認めているという。
火元の日本料理店はミシュランガイドで三つ星の評価を得ていた老舗で、火事のあと休業し、別の場所で営業を再開している。
出典
『祇園の火事 元従業員を書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20190516/2010003531.html
2018年5月15日5時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
苫小牧市消防本部は14日、A商会(函館市)苫小牧給油所(苫小牧市旭町2)が12日から14日午前にかけ、ガソリンが混じった恐れのある灯油を42件、計約1380ℓ販売したと発表した。
同本部などによると、同社社員が14日朝に灯油タンク内を確認したところ、在庫量と給油量が合わないことから分かった。
12日の燃料補給の際に、誤ってガソリンを灯油のタンクに入れたとみられる。
給油所は、混入の有無が明らかになるまで営業を停止するという。
同本部によると、14日午後8時現在、購入したという申し出が9件あり、事故や被害の報告はない。
苫小牧市や同本部は、ガソリンが混入した灯油をストーブなどで使うと火災の恐れがあるため、消防車や広報車計27台で市内を巡回し、使用しないよう呼び掛けた。
出典
『灯油にガソリン混入か 苫小牧の給油所 12~14日販売』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/189475/
5月15日19時54分にNHK北海道からは、5つの給油口の鍵がすべて同じだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時すぎ、経済産業局の検査官2人が立ち入り検査を行った。
検査官によると、このスタンドにある5つのタンクの給油口は、種類を間違って補給しないよう、油の種類によって鍵を別々のものにする対策が取られていなかったことがわかった。
このため、経営する会社に対し、再発防止策の提出を求めることにしている。
また、帳簿などから、灯油タンクには4300ℓあまり入っていたところにガソリンが700ℓ継ぎ足され、混ざったガソリンの割合は1割ほどだったこともわかった。
【危険!ガソリン混入の灯油】
ガソリンが入った状態で石油ストーブを点火すると、爆発をともなって火が出るおそれがあり、大変危険だ。
製品事故を調査するNITE=製品評価技術基盤機構は、石油ストーブのタンクにガソリンを給油して使う実験を行った。
しばらくすると、ガソリンが異常燃焼を起こしてストーブの火に引火し、「ボン」という爆発音とともにストーブから火が噴き出した。
その後、炎がストーブ全体を包んだ。
この実験では、タンクの中には、すべてガソリンを給油しているが、NITEによると、灯油とガソリンが混ざった状態でも実験映像のような爆発が起き、火が出る可能性があるということで、注意を呼びかけている。
出典
『ガソリン混入 給油口の鍵同一』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180515/4706972.html
5月16日5時0分に北海道新聞からは、補給翌日に従業員が在庫異常に気付いたが計器の故障と考えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
混入防止のため、タンクの給油口には油種ごとに違う南京錠を取り付けるのが一般的だが、同給油所では同じ鍵を取り付けていた。
北海道経産局などによると、同給油所には灯油やガソリンを貯蔵するタンクが地下に5基あり、同社社員が12日早朝、灯油4300ℓが入ったタンクにガソリン700ℓを誤って補給した。
13日に従業員が在庫量の異常に気づいたが、計器の故障と考え、14日午前まで通常営業を続けたという。
出典
『別油種に同じ錠 苫小牧のガソリン混入販売 経産局調査』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/189808/
(ブログ者コメント)
補給翌日の13日と翌々日の14日に、それぞれ従業員がタンク在庫異常に気付いたが、その対応は分かれた。
同じ人?それとも違う人?
もし違う人だったとすれば、それは個人の感度の問題だったのだろうか?
それとも、熟練度とか教育程度とかが関係したのだろうか?
(2018年5月31日 修正1 ;追記)
2018年5月29日21時11分にNHK北海道から、2つの再発防止策がとられたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道経済産業局は、再発防止が徹底されているか確認するため、29日、このガソリンスタンドに2回目となる立ち入り検査をした。
29日の立ち入り検査では、再発防止策として、地下タンクへの油の補給は必ずスタンドの従業員も立ち会い、5つある地下タンクのふたの鍵もそれぞれ違うものに取り替えたことを確認したという。
出典
『ガソリン混入 再発防止策確認』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180529/0000384.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。