![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
2018年5月7日23時20分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月7日21時21分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後3時ごろ、甲賀市水口町の住宅地の増水した道路脇の側溝で、近くに住む小学1年生の6歳の女の子が数10m下流に流された。
女の子は駆けつけた父親に助け出され、病院に運ばれたが、およそ6時間後に死亡した。
警察によると、女の子が流されたのは幅45cm、深さ45cmの側溝で、数人のグループで下校する途中、側溝を流れる水に足をつけて遊んでいたところ流されたという。
事故当時は雨が降っており、水深は約8cmと、普段よりも水かさが増えていたということで、警察は女の子が側溝の水に足をとられて流され溺れたとみて、詳しい状況を調べている。
彦根地方気象台によると、現場に近い甲賀市土山町の観測地点では、午後3時から午後4時までの1時間に12.5ミリのやや強い雨が降っていたという。
出典
『小1女児が側溝で流され死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064505781.html
『滋賀・甲賀 側溝で流され、小1女児意識不明』
https://mainichi.jp/articles/20180508/k00/00m/040/073000c
5月8日18時20分にNHK滋賀からは、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。(里深氏のコメントには音声情報も加筆)
市の教育委員会は8日、小中学校の校長を集めて緊急の会議を開き、通学路に危険な箇所がないか、子どもの目線に立って改めて点検するよう呼びかけた。
参加した小学校の校長は、「わが校の通学路にも同じような側溝があるので、不測の事態も想定して点検したい」と話していた。
一方、甲賀市では、これから雨の多い時期になることなども踏まえ、今後、市が管理する市道の側溝の安全対策を検討することにしている。
【専門家“子どもには危険”】
河川工学が専門で、都市の防災について詳しい立命館大学防災フロンティア研究センターの里深好文センター長は、女の子が流された側溝がある現場の住宅地でNHKの取材に応じた。
里深センター長は、側溝の水の流れ方や道路の傾斜の具合などを確認したうえで、「水深10cm程度まで増水していたとすれば、流れの速さは毎秒1mにもなり、大人でも足を取られる勢いになる。側溝の幅を見ると、子どもの体がすっぽりと入ってしまう大きさで、上流から流れてくる水に押されてどんどん下流に流されてしまったと推測される」と指摘した。
そのうえで、「側溝は、そもそも、なるべく早く水を流す狙いがあるのでスムーズな形状に作られており、流された際には、つかむところも衣服などが引っかかるところもない。現場の側溝は、住宅街ならどこにでもあるようなありふれたものだが、通学路を含めて、このような何気ないところで、ちょっとした雨でも危険度は増すということを広く学んでいってもらうのが、一番、子どもの安全を高めるのにいいと思う」と話していた。
出典
『側溝死亡事故で市教委が緊急会議』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064528301.html
(ブログ者コメント)
本ブログでは、以下などの類似情報を過去に紹介している。
2017年8月23日掲載
2017年8月15日報道 産総研の研究グループが川の浅瀬で子供が流される事故の検証実験を行った結果、転ぶなどして座り込んだ場合には立っている時の5倍近い力がかかることが判明した
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7491/
(2018年5月18日 修正1 ;追記)
2018年5月17日17時10分にNHK滋賀から、地元の要望を受けて事故現場にふたが設置されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
甲賀市は、この事故のあと、地元から安全対策を求める要望を受けたことから、当面の措置として事故現場の側溝に鉄製のふたを設置し、その後、コンクリート製のふたに交換する対策を取ることを決めた。
甲賀市では、このほかにも通学路の安全確保を進める方針で、今後、具体的な対策を取りまとめて補正予算を組み、6月議会に提案することにしている。
出典
『側溝死亡事故で市がふた設置へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064786541.html
(2018年6月29日 修正2 ;追記)
2018年6月26日6時0分に京都新聞から、市は優先度の高い20か所を年度内に改修するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、市は、通学路にあたる市道の危険箇所20カ所を年度内に改修する。
ふたが無く傾斜が急な側溝や柵のない橋などで、そのうち事故現場を含め、危険性が高い6カ所を先行して施工する。
事故現場周辺の140mをコンクリート製ふたが取り付けられる側溝に交換するほか、同町と甲南町の住宅団地内にある、勾配5%以上、幅40cm以上などの、特に危ない側溝5カ所計638mをグレーチング(鉄製格子状ふた)でふさぐ。
他の14カ所は、危険性が比較的低い、ふたのない側溝や水路に架かる柵のない橋で、格子状のせき止めや転落防止柵などを設置する。
市と市教委は、市立小中学校から通学路の危険箇所として報告を受けた計201カ所から、優先度の高い20カ所を選んだ。
市は、6月定例会に提案した一般会計補正予算案に、通学路の危険解消に向けた設計・工事費4000万円を計上しており、「6カ所は予算可決後、早急に地元と協議を始める」(建設事業課)とする。
出典
『側溝など危険市道20ヵ所改修へ 女児死亡受け滋賀・甲賀市』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20180625000209
2018年5月6日5時14分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山県岩出市は、災害が起きた際、飲料水などに使えるよう浄水機能を備えた新しい市民プールを建設することになった。
岩出市には2つの市民プールがあるが、いずれも建設から30年以上が経過し老朽化が進んでいる。
このため今年度、2つのプールを統合し、およそ5億7000万円をかけて岩出市荊本にある市民総合体育館の隣に新たに屋外プールを建設することになった。
プールには浄水施設が併設され、災害が起きた際には、年間を通してプールにはられたおよそ49トンの水を飲料水として利用できるという。
プールが建設される地区では、南海トラフや中央構造線断層帯を震源とする大地震が発生した場合、市民総合体育館と中学校にあわせて1300人あまりが避難すると想定されていて、岩出市では、このプールによって避難者全員の30日分の飲料水と生活用水を確保できるとしている。
岩出市では来月から建設工事を始め、来年夏には営業を始めたいとしている。
出典
『岩出市災害備えたプール整備へ』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180506/4285931.html
(ブログ者コメント)
今回の報道は市民プールだが、小学校のプールでも浄水機能を持たせたところがある。
以下は甲府市の例。
(2017年2月24日 甲府市HP)
甲府市内各小中学校のプールの水は、災害時に備え、常に満水の状態にしてあります。
これは、火災が起きたときの消火用水に使ったり、地震などの災害で付近の住民が避難したときの緊急用の飲料水として確保してあります。
各小中学校には、プールの水を飲料水にする浄水機(甲府市所有)が設置してあり、緊急時に備えています。
この浄水機は、活性炭でろ過し、次亜塩素酸ナトリウムで滅菌して飲料水にします。
出典
『避難場所での飲料水確保』
https://www.water.kofu.yamanashi.jp/general/saigai/20160301200607.html
以下は田辺市の例。
(2013年11月13日0時38分 朝日新聞)
田辺市南新万の市立田辺東部小学校で12日、市が災害で水道が使えなくなった際の給水対策として配備を進めている緊急用浄水処理装置の実演と試飲会があり、同校の5年生65人がプールから引いたホースを装置につないだり、浄水処理された水を実際に飲んだりするなどの体験をした。
市は今年度、南海トラフ巨大地震などの津波被害に備え、浸水域周辺の避難所に指定されている市内8小中高校に、滋賀県彦根市の水道バルブメーカーが開発した可搬式の浄水処理装置の配備を計画。
今年度は4校に配備した。
装置は、10時間の稼働で15トンの処理能力があり、1人あたり1日3リットルの飲料水が必要と仮定すると、1日約5000人分が確保できるという。
装置を使った実演では、プールの水を濾過や消毒などの処理をして、仮設のタンクから飲料用の水が流れ出すと、子どもたちは次々とコップを手に試飲した。
出典
『学校プールの水で浄水実験、災害時は飲料水に 和歌山』
http://www.asahi.com/edu/articles/OSK201311120095.html?iref=com_footer
小学校のプールの場合は、文科省の「小学校施設整備指針」に従い、設置が推進されているということかもしれない。
以下は当該指針の該当部抜萃。
第8 章 設備設計
第1 基本的事項
3 機能性
(4) 災害時には地域の避難所としての役割も果たすことから, 必要な情報通信,電気,ガス, 給排水等の機能を可能な限り保持できるよう,貯水槽,浄水機能を有するプール,自家発電設備,避難者のための便所など,代替手段も含めた対策を講じることが重要である。
2018年5月6日19時33分にNHK石川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後6時すぎ、金沢市大和町の路上で男性が自転車にまたがった状態で倒れているのを通りかかった人が見つけ、消防に通報した。
男性は頭から血を流していて、駆けつけた救急隊員に対し、「バランスを崩して転んだ」と話していたということだが、その後、意識不明となり、搬送された病院で治療を受けている。
警察によると、男性は歩道から車道に倒れ込んだ状態で見つかったが、車にひかれたり接触したりしたような痕はなく、誤って転倒した可能性があるという。
男性は60歳代から70歳代とみられ、警察で身元の確認を急ぐとともに、事故の原因を調べている。
出典
『自転車で転倒 男性が意識不明』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024469821.html
(ブログ者コメント)
映像を見ると、現場は、歩道側排水溝の蓋の縁が欠けていたり、あるいは歩道の縁から車道の縁にかけてすり鉢状に緩やかなテーパがついていたりしている場所。
そういった部分でハンドルをとられたのかもしれない。
2018年5月5日21時45分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後3時すぎ、兵庫県姫路市広畑区富士町の新日鉄住金広畑製鉄所から出火し、鉄骨スレートぶき平屋の工場約10000m2のうち、天井約500m2やモーター6台などを焼いた。
火は約5時間半後に消し止められ、けが人はいなかった。
警察などによると、火元は電気亜鉛めっき工場の製造ライン(長さ200m、幅30m)の通電設備とみられる。
火が上がったのをモニターでチェックしていた男性従業員が発見し、同製鉄所内の防災センターを通じて119番したという。
同製鉄所によると、同工場では家電製品などに使用する鋼板を月約3万5000トン製造。
今後の生産への影響について、同製鉄所の担当者は「今の時点では分からない」としている。
出典
『新日鉄住金広畑製鉄所で火災 天井500平方m焼く』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201805/0011227720.shtml
5月5日19時0分にNHK関西からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、火事が起きたのは金属のメッキ加工をする工場の中で、離れた場所からモニターで様子を確認していた作業員が、機械の一部が燃えているのに気づいたという。
消防によると、火が出た機械の周辺に可燃物があるため、消火活動は発生から3時間余りたった現在も続けられている。
現場には普段から人が近づくことはなく、ロボットだけで作業が行われているということで、警察と消防が詳しい状況を調べている。
出典
『製鉄所工場で火事 ケガ人なし』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180505/4462251.html
2018年5月4日5時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市は、鈴を身に着けた人の気配を野生のヒグマが察知し、逃げる様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開した。
市によると、こうした生態が映像で確認されるのは珍しく、鈴などの音がクマよけに有効なことがうかがえる。
2014年6月、中央区盤渓の山中で、2カ所に設置した定点カメラで撮影された。
1頭のヒグマが何かに気付いて落ち着かない様子となり、その場から離れた約7分後に、クマよけの鈴を身に着けた男性が現れる。
市環境局は、「早い段階で鈴の音に反応して、人の存在に気付いているようにみえる」と分析した上で、「山中では鈴やラジオなどで音を出しながら歩くことが大事。ただ、フンや足跡を見つけたら人が引き返して」と、注意を呼びかけている。
動画は市の公式チャンネル(https://www.youtube.com/user/SapporoPRD)内で、「人を避けるヒグマ」のタイトルで公開している。
出典
『鈴に反応?ヒグマが人避ける 札幌市が動画公開』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/186480/
(ブログ者コメント)
公開されているユーチューブ画像の冒頭、「すべてのヒグマが人を避けて行動することを保証するものではありません」との注意書きがある。
2018年5月4日12時18分にFNNプライムから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前5時20分ごろ、札幌市南区のアパートの住民の女性から、「子どもの部屋から火が出ている」と119番通報があった。
通報した人の関係者は、「いったん小さい爆発がして、そのあと火が広がって、布団をかけたり消火器を使ったりしたが、さらに爆発したみたいです」と話した。
火は、およそ3時間後に消し止められ、通報した女性とその息子は避難して無事だった。
住人によると、出火当時、おもちゃのリモコンのリチウム電池を、ニッカド電池専用の充電器で充電していたところ、出火したという。
警察と消防は、出火原因をくわしく調べている。
出典
『「小さい爆発」充電中に出火 アパート火災のワケ』
https://www.fnn.jp/posts/00391220CX
5月4日23時6分に毎日新聞からは、規格の違うコード使用が原因かもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前5時15分ごろ、札幌市南区南沢1の木造2階建てアパートから出火し、1世帯が入居する1階部分の約40m2を全焼した。
けが人はなかった。
警察によると、火元とみられる部屋に住む女性(32)は、「ラジオコントロールカーのバッテリーから火が出た」と話している。
3日夜、中学生の息子がバッテリーを充電する際、別の種類の電池に使うコードを使っていたという。
警察は、「規格の違うコードを使うと火災が起きる可能性がある」として、取り扱いに注意を呼びかけている。
出典
『アパート火災 無線カー充電で出火」けが人なし 札幌』
https://mainichi.jp/articles/20180505/k00/00m/040/020000c
5月5日10時1分に読売新聞からは、バッテリーの過充填を示唆する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前5時15分頃、札幌市南区南沢の木造2階アパートの1階に住む美容業の女性(32)方から出火、約3時間15分後に鎮火したが、子ども部屋の床など約40m2を焼いた。
女性は中学1年の長男(12)と2人暮らしで、2人は避難し、けがはなかった。
警察によると、充電中だった無線操縦玩具のバッテリーが発火したという。
バッテリーは縦横10cmほどの大きさで、鎮火後、破裂した状態で見つかった。
警察は、過充電でバッテリーに負荷がかかって発火したとみて調べている。
出典
『無線操縦玩具、充電中に発火…アパートで火災』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180505-OYT1T50013.html
2018年5月3日6時30分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鉄道の電化方式の種類は直流と交流に分かれ、またがって列車が運行する場合は、車両の電気方式を切り替える必要がある。
このような区間は、JRでは北陸線敦賀~南今庄(福井)など全国に7つ。
切り替えの手順は、境界に「デッドセクション」という架線に電気を流さない区間を設定し、列車が惰性で走る間に運転士が電気方式をスイッチで変えるというもの。
一瞬とはいえ、電気が通っていないため、国鉄時代の車両などは車内の照明が消え、驚く乗客も見られた。
【鳴り響く自動音声】
JR西の北陸線を走る普通電車521系。
福井側から長い北陸トンネルを抜けると、敦賀駅(福井)は目前だ。
すると、運転席に自動音声が繰り返し鳴り響く。
「間もなく交直切り替え」。
同線の上り線は、トンネルを出た直後の地点で、電化方式が交流から直流に変わるのだ。
切り替えは、架線に給電されていない数10mあるデッドセクションを惰行で通り抜けるときに運転士が行う。
その注意喚起のアナウンスだ。
切り替えずに直流区間に突入すると、車両故障につながる。
また、デッドセクションの途中で列車が停止してしまうと、電気の供給が受けられずに立ち往生する。
実際、過去にこのような事故は発生している。
敦賀駅に向かっては、下り勾配とはいえ、長さ13kmを超える長大トンネルの暗闇の中を運行し、出てすぐにデッドセクションを通るのは、運転士にとっては緊張の連続だろう。
その後、運転席の自動音声は「交直切り替え確認」に変わり、列車はスムーズにデッドセクションをクリア。
やがて、敦賀駅到着を告げる車内放送が流れた。
【動く切り替え境界】
日本の鉄道は、車両が比較的安く製造できる直流と、変電所などの初期投資が抑えられる交流に分かれている。
運行数が多い首都圏や関西圏は直流で電化されている一方、本数が少ない北陸、東北などは交流だ。
北陸線は昭和32(1957)年、敦賀~田村(滋賀)間で、日本主要幹線としては初めて交流電化された。
「交直切り替え」の歴史は紆余曲折をたどってきた。
当時、直流電化されていた東海道線の米原(同)と田村の間は非電化で残されたため、この区間の列車は蒸気機関車、ディーゼル機関車が牽引した。
田村駅が現在も広い構内を持つのは、機関車の待避線などが設けられた名残りだ。
37年にようやく米原~田村が直流電化され、田村の米原寄りに初めてデッドセクションが設けられた。
そして面白いことに、このデッドセクションは徐々に北上していく。
平成3年に新快速を長浜(滋賀)まで乗り入れるため、交流だった田村~長浜間を直流に変えたため、デッドセクションは長浜~虎姫(同)間へ。
さらに新快速延伸のため、18年に敦賀まで直流化。
敦賀以北は交流電化で、デッドセクションは敦賀寄りの北陸トンネル出入り口に移動した。
【3セクに移行】
平成35(2023)年春に予定されている北陸新幹線の敦賀延伸が実現すれば、並行する敦賀~金沢間は第3セクターへ移行するため、敦賀付近のデッドセクションは、その3セク区間となる。
また、交直切り替えで唯一、架線に流す電気を切り替え、パンタグラフの上げ下げで対応する方式が東北線の黒磯駅(栃木)に一部存在したが、ことし1月に廃止され、敦賀などと同じタイプに統一された。
運用が複雑な上、保守にも経費がかかるためという。
古い国鉄型の車両では、デッドセクションを通過する際、車内は非常灯だけになったものだが、新型車両は蓄えた電気で消えない。
乗客にとってはあまり関係ない存在になった交直切り替え。
しかし、運転士はきょうも緊張しながら、デッドセクションに突入する。
出典
『デッドセクションを切り抜けろ―列車運転士、緊張の一瞬「交直切り替え」JRに7カ所』
http://www.sankei.com/west/news/180503/wst1805030005-n1.html
(ブログ者コメント)
「デッドセクション」と同じような名称で「エアセクション」という区間もある。
本ブログで何件か紹介しているのは「エアセクション」におけるトラブル。
「デッドセクション」におけるトラブルは、一昨年の筑紫野市架線トラブルのみ紹介。
2018年5月4日19時0分に日テレNEWS24から、現場の映像やイメージ図付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後7時過ぎ、この踏切内で山梨市に住むSさん(女性、85歳)が、下りの「特急あずさ」にはねられ死亡した。
現場は山梨市駅と春日居町駅の間、住宅地にある「赤斐山踏切」で、線路を渡りきるまでの距離は約10m。
Sさんは「シニアカー」と呼ばれる4輪の電動車いすを使用していたという。
なぜ、事故は起きたのだろうか?
警察によると、電動車いすで踏切を渡ろうとしたSさんは、特急列車が接近していることに気付いたのか、車いすの後ろ側に立ち、列車に手を振る。
それに気付いた列車の運転士がブレーキをかけるが間に合わず、列車にはねられたという。
畑作業から1人で自宅に帰る途中だったSさん。
ほぼ即死状態だった。
警察は、何らかの理由で電動車いすが線路上で立ち往生した可能性があるとみている。
【今年1月にも兵庫で同様の事故が…】
踏切内での電動車いすの事故は今年1月にも。
事故の目撃者「(電車と衝突して)ぼーんといって、(電動車いすが)ガラガラガラといって、そこでストップしたんです」
兵庫県高砂市にある踏切内で、電動車いすに乗っていた高齢の女性が普通列車にはねられ死亡した。
【相次ぐ事故について、専門家は・・・】
鉄道に詳しいライトレール・阿部等さん
「車いすのタイヤがレールの溝にはまって動けなくなってしまったとか、故障して動けなくなってしまったとか。障害物検知装置は車をターゲットにして開発しているので、車いすでは検知できないケースがあります」
JR東日本によると、今回の事故で列車の乗客400人にけがはなかった。
また、非常停止ボタンは押されていなかったということで、警察が事故の詳しい状況を調べている。
出典
『踏切で車いす女性はねられ死亡 同様事故も』
http://www.news24.jp/articles/2018/05/04/07392277.html
5月4日18時55分にテレビ山梨からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
踏切りは幅約2m、全長約10mで、警報機と遮断機は正常に動いていた。
捜査関係者によると、現場検証の結果、踏切内には車いすが脱輪したような目立った跡は見当たらなかったという。
また特急の運転士は、「車椅子の後ろで手を振る女性が見え、ブレーキをかけたが間に合わなかった」、「車いすが何かにはまっている様子は見受けられなかった」と話している。
一方、踏切内の障害物を自動的に検知して600m手前で運転士に知らせる装置は、事故当時は作動しなかったこともわかった。
出典
『山梨踏切り事故・障害物検知装置作動せず』
http://www.uty.co.jp/news/20180504/4143/
5月3日23時0分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転士は「女性が手を振って合図を送ってくるのが見え、ブレーキをかけたが、間に合わなかった。女性は車いすを後ろから押そうとしていたようだ」と話しているという。
出典
『踏切で手を振り合図の車いす女性、はねられ死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180503-OYT1T50093.html
(ブログ者コメント)
障害物センサーがシニアカーを感知しなかった例は、踏切以外でも起きている。
2017年4月4日掲載
『[昔の事例] 2016年9月 東京都武蔵野市で車庫からシニアカーで道路に出ようとした住人が下りてきた電動シャッターに挟まれて大けが、センサービーム2本ともに隙間をすり抜けていた』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6958/
2018年5月3日5時7分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アメリカで2日、中西部イリノイ州からニューヨーク近郊に向かっていたサウスウエスト航空の旅客機の客室の窓が突然割れ、旅客機は近くの空港に緊急着陸した。
航空会社によると、70人余りの乗客が乗っていたということだが、これまでのところ、けがをした人がいるという情報は入っていない。
乗客が機内で撮影した写真では、主翼付近の窓に縦にひびが入り、割れているのが確認できる。
地元メディアは乗客の話として、「とても大きな音がした。窓の一部がなくなっていて怖かった」と伝えている。
サウスウエスト航空はアメリカ各地を結ぶ国内線を運航する大手航空会社で、事前に座席を指定できないなど、サービスを限定する一方で運賃を抑える、独自の経営で利用者を増やしてきた。
しかし、先月17日にはエンジンが大破して客室の窓が割れ、乗客1人が死亡する事故を起こし、AP通信は今回の事故について「最悪のタイミングだ」と伝えている。
アメリカのFAA=連邦航空局は、窓が割れた原因を調べることにしているが、今後、安全性に対する懸念が高まりそうだ。
出典
『また旅客機の窓割れる 緊急着陸 先月と同じ米航空会社』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180503/k10011425951000.html
5月3日18時22分に産経新聞からは、ヒビが入った窓の写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米中西部シカゴ発ニュージャージー州行きのサウスウエスト航空が2日、機体の窓に亀裂が入ったことを理由にオハイオ州の空港に緊急着陸した。
乗客76人にけがはなかった。
サウスウエスト航空では、4月17日に飛行中の機体のエンジンが大破して窓が割れ、乗客1人が死亡する事故が起きたばかり。
AP通信は「最悪のタイミングの事故」と伝えた。
亀裂が入った理由は分かっていない。
サウスウエスト航空によると、窓は多層構造になっていて、機内の気圧などに影響はなかった。
点検のためにオハイオ州クリーブランドの空港に着陸した。
乗客がソーシャルメディアに投稿した写真では、主翼付近の窓に長い亀裂が入っている様子が確認できる。
4月の事故以来、サウスウエスト航空は業績が悪化しており、安全性を懸念する声がさらに高まりそうだ。
出典
『米サウスウエスト航空 窓にひびで緊急着陸 先月の死亡事故に続き』
http://www.sankei.com/affairs/news/180503/afr1805030009-n1.html
(ブログ者コメント)
先月起きた事故は、本ブログでも紹介スミ。
2018年5月2日16時45分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前11時半ごろ、京都市左京区の南禅寺から「『方丈』という建物の近くで薬品のような異臭がし、呼吸がしにくい」などという通報が警察にあった。
警察によると、当時、「方丈」や周辺には参拝者など50人ほどがいて、男女24人がのどの痛みや体調の不良を訴え、このうち20歳から74歳のいずれも女性4人が病院で手当てを受けたという。
いずれも意識はあり、命に別状はないという。
当時、南禅寺では除草剤など薬品を使う作業はしていなかったということで、警察などが異臭の原因を調べている。
南禅寺は京都・東山の山ろくにある臨済宗南禅寺派の大本山で、「方丈」は境内の奥まったところにあり、国宝に指定されていて、境内や周辺の一帯は観光客でにぎわう人気のスポットだ。
愛知県から南禅寺に観光に来たという男性は、「方丈の中ほどに進んだ時、のどに粉みたいなものがあたるような気がし始め、周辺の人が同時にせき込みだした。息を吸い込むと粒子が入り、これ以上、息が吸えないような状態だった。目に見えない細かいものがのどにあたる感覚で怖かった」と、当時の状況を話していた。
大阪・堺市から来たという女性は、「のどがイガイガしている感覚で、おかしいと思い、すぐに外にでました。周りには20人ぐらいの人がいて、ぜいぜいと息をして呼吸困難で倒れそうな人もいました。においは覚えていませんが、コショウを思い切って吸いこんだような感覚でした。何が起きたか分かりませんが、怖かったので引き返してきました」と話していた。
南禅寺によると、寺では毎朝6時半ごろに境内の清掃をしていて、2日朝もいつもどおり清掃が行われたが、「方丈」やその周辺で異変はなく、不審物などもなかったという。
今回の異臭騒ぎを受けて南禅寺では、2日午後5時まで予定していた「方丈」の拝観を急きょ中止した。
3日からは通常どおり、午前8時40分から拝観を再開するという。
また、南禅寺では、もともと検討されていた防犯カメラの更新や増設を早める方針だという。
出典
『南禅寺で異臭 4人が病院に』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180502/4416284.html
5月3日12時10分にNHK京都からは、翌日は平常どおり拝観を受けつけたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
南禅寺では、2日は「方丈」の拝観を急きょ中止したが、警察などが調べた結果、化学物質などは確認されなかったとして、3日は通常通り、午前8時40分から拝観を受け付けた。
警察では、今のところ異臭の原因は特定できていないとしていて、防犯カメラの映像を分析するなどして異変の兆候などが写っていないか調べている。
出典
『南禅寺の「方丈」 参拝再開』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2014423631.html
5月7日17時9分にNHK京都からは、50m離れた山林でのイノシシ対策スプレーが原因だったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都市が7日会見を開き、市街地に出没する野生動物の対策を委託していた業者が原因となった可能性があることを明らかにした。
それによると、当時、この業者が「方丈」から北東におよそ50mほど離れた山林で、イノシシの出没などを防ぐ柵を点検していたところ、柵の下で掘り起こされたような跡を見つけたという。
このため業者は、イノシシよけのために野生動物を撃退する市販のスプレーを地面に数回まいたという。
スプレーには、とうがらしに含まれる「カプサイシン」という成分が入っていて強い刺激があるということで、京都市は警察に連絡するとともに、人が多く集まる場所の近くでは不適切な使用だったとして業者を注意したという。
警察は、このスプレーが異臭の原因ではないかとみて調べている。
出典
『南禅寺異臭 動物よけスプレーか』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2014494491.html
5月7日15時0分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5月7日22時31分に産経新聞westから、5月8日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市などによると、市の委託業者の男性作業員2人が、2日午前11時20分頃、建物の東約50mの山すそでイノシシ防護柵の点検作業中、イノシシが柵の下を掘った痕跡を発見。
地面2カ所に向かって計4回スプレーを噴霧した。
直後に次の現場に向かったため騒ぎに気付かなかったが、作業員が2日夜、テレビニュースで騒ぎを知り、3日午前に業者が市に報告した。
同寺周辺では昨年12月にイノシシ5頭が出没し、学校の敷地内に侵入するなど目撃が相次いでおり、市が防護柵やセンサーカメラ設置などの対策を進めていた。
4月下旬にイノシシがカメラに映り、2日午前の防護柵点検でイノシシが柵を破る可能性があると判断し、作業員が大型動物撃退用スプレーを散布した。
出典
『イノシシよけスプレー原因か…南禅寺の異臭騒ぎ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180507-OYT1T50038.html
『イノシシ撃退用にスプレー噴霧? 京都市が業者使用発表、指導実施』
http://www.sankei.com/west/news/180507/wst1805070064-n1.html
『京都・南禅寺の異臭 イノシシ対策スプレーが原因』
https://mainichi.jp/articles/20180508/ddm/041/040/087000c
(2019年1月25日 修正1 ;追記)
2019年1月23日11時15分に読売新聞から、作業員2人が書類送検されたが不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都府警が、現場近くでイノシシよけのためにカプサイシン(唐辛子の辛み成分)入りスプレーをまいた20歳代と30歳代の男性作業員2人を業務上過失傷害の疑いで書類送検したことが、捜査関係者への取材でわかった。
地検は2人を不起訴(起訴猶予)としたという。
捜査関係者によると、2人は昨年5月2日、南禅寺近くの山中でスプレーを地面に吹き付け、風に流された成分で女性4人に喉の炎症などのけがを負わせた疑い。
府警は当日の風向きなどからスプレーが原因と判断し、今月9日に2人を書類送検した。
出典
『スプレー噴射、風に流され4女性の喉に炎症』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190123-OYT1T50055.html
2018年5月1日17時55分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
二枚貝を食べると中毒症状を起こす「貝毒」が、この四半世紀で最多ペースで規制値を超える事態になっている。
潮干狩りシーズンのゴールデンウィーク(GW)を迎える中、二枚貝を持ち帰らないよう呼びかける自治体も出てきた。
農水省によると、1日までに大阪府や兵庫県、徳島県などの沿岸を中心に、延べ56海域でまひ性貝毒が規制値を超え、出荷が自主規制された。
1993年以降最多で、昨年同時期に比べて2.6倍のペース。
同省は4月、各都道府県に対して、注意喚起を徹底するよう求める文書を出した。
貝毒は、ホタテガイやシジミなどの二枚貝が有毒なプランクトンを食べて一時的に体内に毒をためることで発生。
加熱しても毒は消えず、食べると手足や顔面のしびれなどの中毒症状を起こし、死に至ることもある。
徳島県では、採取したカキから体重60kgの人がむき身1個を食べると死亡する恐れもある高濃度の貝毒を検出。
県は漁業者に出荷の自主規制を指導し、県民には潮干狩りで二枚貝を採らないよう求めた。
大阪府では、国の規制値の42倍の毒性を持つアサリが見つかったほか、兵庫県西部で35年ぶり、岡山県東部で32年ぶりに貝毒が発生している。
貝毒の大流行は、行楽シーズンの潮干狩り場を直撃している。
例年なら潮干狩り客でにぎわう徳島県藍住町の吉野川。
4月10日、県が吉野川のシジミから国の規制値を上回る貝毒を検出したと発表してからは、地元漁協が岸辺にシジミ採り禁止の看板を出し、訪れる人も途絶えている。
漁業権をもつ吉野川第一漁協の加藤組合長は、「残念だが、県が大丈夫だと言ってくれないと再開できない」と漏らす。
「海のカキの貝毒は毎年発生していたが、川のシジミは初めて。40個食べれば死亡する恐れもあるということで、ショックが大きい」
中毒症状を起こす事例も相次いでいる。
大阪府泉南市で3月上旬、友人が採ったアサリを食べた50代の男性が口や手足のしびれで入院。
同月下旬には、堺市の男女3人が和歌山市の海岸でムラサキイガイを採って食べ、2人が歩行困難などで入院した。
【震災復興途上の東北で出荷規制】
貝毒の影響で、カキやホタテガイの出荷規制も相次いでいる。
宮城県では、例年より多い延べ18海域(4月30日時点)で出荷を自主規制した。
・・・・・
貝毒が流行している原因について、水産研究・教育機構瀬戸内海区水産研究所の神山業務推進部長は、「一般的に水温や海水中の栄養などが関係するが、今年の増加原因はまだわからない。潮干狩りなどの前には、自治体のホームページなどで発生情報を確認してほしい」と話している。
出典
『貝毒が猛威、潮干狩り名所打撃 手足しびれや歩行困難も』
https://www.asahi.com/articles/ASL4K4TZ5L4KPTIL015.html
4月28日12時18分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪湾を中心に、アサリなどの二枚貝で貝毒が広がっている。
今年は例年と比べて毒性が強いのが特徴で、兵庫県西部や岡山県東部の瀬戸内海でも、約30年ぶりに発生が確認された。
大阪湾では2013年から毎年、アサリやトリガイから貝毒が検出されている。
アサリの場合、例年は3月ごろから5月下旬ごろまで発生が続く。
今年は1カ月ほど早い2月に発生し、3月には兵庫県東部に拡大。
4月には兵庫県西部で35年ぶり、岡山県東部でも32年ぶりに確認された。
兵庫県の担当者は、「貝毒が一度確認されると、翌年も発生しやすい」と懸念する。
府立環境農林水産総合研究所によると、貝毒は有毒プランクトンを取り込むことで起きる。
担当者は、「工場からの不正な排水がなくなり、大阪湾の水質が浄化された。海中の栄養素が減り、低栄養でも増殖できる有毒プランクトンが増えた可能性がある」とみる。
年々毒性は強くなっており、4月上旬にはアサリから、体重60kgの成人が8個以上食べた場合に死に至る恐れがある強い毒性が検出された。
同研究所は、「近年は有毒プランクトンの発生が多く、貝が毒をためやすい傾向にある」(担当者)と説明する。
大阪府が毎週実施している検査で、3週連続で毒が基準値以下になれば規制はなくなる。
毒性の数値は減少しているものの、アサリは5月中、アカガイとトリガイは6月まで規制がかかるとみられる。
貝毒は加熱や洗浄でも消えない。
食べた場合の症状は主に「まひ性」と「下痢性」の2種類があり、大阪湾で見つかるのは「まひ性」がほとんど。
現在、アサリ、アカガイ、トリガイの3種類で発生が確認されている。
まひ性の貝毒は、神経を鈍くする点でフグ毒と似ており、治療薬はない。
対症療法として点滴や胃の洗浄などの処置しかなく、府は「異変を感じたら病院に行ってほしい」と呼びかけている。
出典
『貝毒に注意 大阪湾で例年より毒性強く、瀬戸内海でも確認』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29981800Y8A420C1AC1000/
一方、5月2日19時48分にNHK岩手からは、岩手県でも貝毒でホヤなどが出荷規制されているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岩手県沿岸南部で水揚げされたホヤや真がきから基準を超えるまひ性の貝毒が検出され、岩手県漁業協同組合連合会は、釜石湾など3つの海域からの出荷を2日から自主的に取りやめている。
出荷を再開するには、検査で3週間続けて基準値を下回る必要があり、少なくとも今月下旬まで出荷をしないことになる。
県内ではホタテも、釜石市から陸前高田市にかけての5つの海域で貝毒が検出され、今も出荷の自主規制が続いている。
出典
『基準超の貝毒 ホヤなど出荷規制』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20180502/6040000745.html
(ブログ者コメント)
〇貝毒については、本ブログでも2013年と2014年に事例を紹介しているが、両方ともに大阪湾。
〇農水省によれば、貝毒の検査は各都道府県で定期的に実施され
ている。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/gyokai/g_kenko/busitu/01c_taisaku.html
以下は千葉県からの今年5月1日付の結果公表例。
https://www.pref.chiba.lg.jp/gyoshigen/kaidokukekka.html
2018年5月2日付で毎日新聞東京版朝刊から、下記趣旨の記事が写真と図解付きでネット配信されていた。
1日午後4時40分ごろ、大阪市此花区のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」で走行中のジェットコースター2両が緊急停止し、乗客計64人が空中で体を下に向けた状態で、最長約2時間取り残された。
係員が横の避難用通路に下ろすなどして、午後6時45分ごろまでに全員が救助された。
けが人はいなかった。
USJによると、コースターは「ザ・フライング・ダイナソー」。
異常を感知するセンサーが作動し自動停止した。
1両はスタート直後の上り坂で地上約20~30m、もう1両はゴール直前で地上4~5mの高さで、乗客らが宙づりになった。
モーターの制御部品に不具合があったといい、部品を交換した後の午後7時5分に運転を再開した。
前日夜と1日早朝の点検では、異常はなかったという。
出典
『USJコースター緊急停止 64人、最長2時間宙づり』
https://mainichi.jp/articles/20180502/ddm/041/040/136000c
5月2日3時53分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
このコースターは開設から2年がたつが、これまでも乗客を乗せた状態で緊急停止している。
昨年8月には、子供が立ち入り禁止区域に入ろうとしたため停止させ、乗客約30人が最長約30分間、宙づり状態に。
昨年9月にも降車直前でセンサーが作動して止まり、乗客約30人が約30分後に救助された。
出典
『USJ 今も足の震え止まらず コースター宙づりで』
https://mainichi.jp/articles/20180502/k00/00m/040/146000c
5月1日21時39分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乗客計64人が最大約2時間、体が下向きの宙づり状態で取り残されたが、けが人や気分不良を訴えた人はいなかった。
運営会社によると、停止したのは「ザ・フライング・ダイナソー」(全長1124m、1両の定員32人)。
2両が同時に運行され、1両は急坂をゆっくりと上昇する途中の高さ20~30m、もう1両は乗降口に下りる手前の高さ7~8m付近で停止。
係員が順次、乗客を降ろして非常用通路に誘導した。
2両のうち1両のモーター関連の部品に異常があり、センサーが反応したという。
部品を交換し、運行は午後7時過ぎに再開された。
このジェットコースターは度々、センサーの反応で緊急停止しており、同社は「安全優先で対応している。今回はコース上に同時に2両が停止したため、乗客を降ろすまで時間がかかった」と説明している。
出典
『USJコースター緊急停止…下向き宙吊り2時間』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180501-OYT1T50111.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
センサーが異常を感知すると同時に、自動的に装置が緊急停止した。
これは安全優先の対応だが、いかんせん、停止した場所と乗客の体勢が悪かった。
昨年8月のトラブルは、本ブログでも紹介スミ。
2018年5月2日付で中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
給食センターの調理室に鳥が入り衛生面に問題が出たとして、羽島市は1日、市南部学校給食センター(同市下中町石田)で予定していた2533人分の給食の調理を中止した。
児童生徒らへの給食は、急きょ発注したレトルトカレーで賄った。
このため、中央小学校で給食開始が30分遅れるなどしたという。
センターによると、午前8時40分に準備をしていた職員が、調理室の床で鳥のふんらしきものを発見。
保健所などに連絡し、センター内を探したところ、隣接する食器などの洗浄室で鳥を見つけて、窓から逃がした。
茶色でハトほどの大きさだったが、種類は不明。
ふんは11カ所で見つかり、1つは調理室の作業台に落ちていた。
洗浄室には、配送車に給食を積み込むための高さ3m、幅4mほどの搬入口が2カ所あり、鳥はここから入った可能性があるという。
当時は、搬入口のシャッターは閉まっていた。
以前にシャッターを開けたのは4月27日が最後だという。
同センターでは、市内の小中学校などの約4割にあたる給食を調理。
市南部の2小学校、3中学校、1義務教育学校に配送している。
衛生面から清掃が必要なため、2日は弁当を持参してもらうよう、保護者に通達。
センターの運営再開は、連休明けの7日以降にずれ込む可能性もある。
出典
『給食センターに鳥 羽島市、2500食の調理を中止』
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20180502/CK2018050202000030.html
5月1日22時30分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
教委は、4月末に各校からの食器が戻ってきた際、搬入口から野鳥が入り込んだとみている。
出典
『給食センターに野鳥、調理中止 岐阜、レトルトカレーで2500人分代用』
http://www.sankei.com/west/news/180501/wst1805010097-n1.html
2018年4月30日21時37分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後0時55分ごろ、愛媛県西条市の福祉施設「西条西部地域交流センター」の浴場で、高齢男性2人が心肺停止の状態で浴槽に浮いているのが発見された。
2人は搬送先の病院で死亡が確認された。
目立った外傷はなく、警察が原因を調べている。
警察によると、死亡したのは、同市明屋敷の無職Fさん(82)と同市古川甲の無職Tさん(81)。
入浴客の男性が2人を発見し、職員が110番した。
浴槽の温度は入浴客が自由に調節できるようになっていた。
発見時、お湯が出る蛇口が開いており、浴槽の温度は約48℃だった。
施設を運営する西条市によると、2人は頻繁に施設を利用していた。
入浴客の男性が2人を発見した際、洗い場に別の男性がいたが、浴槽を背にして体を洗っており、気付かなかった。
出典
『浴槽で浮かんで発見、男性2人死亡 愛媛・西条の地域交流施設で』
http://www.sankei.com/west/news/180430/wst1804300037-n1.html
4月30日20時44分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
発見当時、浴場内には別に80代男性がいて体を洗っていたが、2人が倒れたことに気付かなかった。
ただ、「気分が悪いのか」などと、どちらかが介抱をしている声が聞こえたという。
出典
『福祉施設の浴槽で倒れ高齢男性2人死亡 愛媛・西条』
https://www.asahi.com/articles/ASL4Z677CL4ZPFIB00C.html
4月30日21時34分にNHK NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西条市によると、死亡した2人のうち、1人には心臓の病気があったという。
出典
『福祉施設の浴場で80代男性2人が死亡 愛媛 西条』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180430/k10011423681000.html
4月30日付で西条市からは、下記趣旨の記事がプレスリリースされていた。
12時58分頃 第1発見者(4人目)となる男性が浴室に入室すると、男性2名が浴槽内でうつ伏せ、仰向けの状態となっているのを発見
1名は体を洗うため洗い場で後ろ向きの状態であったため、浴槽内の状況には気付かず
第1発見者が事務室に連絡し、救急搬送を
要請
センター職員が心臓マッサージおよび
AEDで対応
13時03分頃 救急隊到着
救急車で、済生会病院へ緊急搬送
(心肺停止の状態)
13時16分頃 2台目の救急車が到着
救急車で、周桑病院へ緊急搬送
(心肺停止の状態)
http://www.city.saijo.ehime.jp/soshiki/koreikaigo/koryuusennta-seibu.html
5月1日21時14分にNHK愛媛からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後、警察が調べたところ、2人が発見されてからおよそ1時間後の午後2時ごろに、浴槽のお湯の温度が48℃になっていたことがわかった。
西条市によると、この施設ではふだん、浴槽のお湯の温度を40℃に設定してから浴場を開放することにしていて、30日も、職員が開放前にお湯の温度が40℃になっていたことを確認していたという。
また、2人が倒れていた浴槽には、温度を調節するために「60℃」と「40℃」のお湯、それに「冷水」が出せる3つの蛇口が付いていて、当時、利用客が誰でも蛇口を使える状態で、警察によると、「2人が発見された当時、蛇口からお湯が出しっぱなしだった」という目撃者の証言もあるという。
死亡した2人の体に目立った外傷はなく、警察は、2人の死因の特定を急ぐとともに、浴槽のお湯の温度と死亡との関連も含め、詳しく調べている。
出典
『浴場死亡 発生後の浴槽48度』
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20180501/0000924.html
5月2日7時33分に産経新聞westからは、1人は溺死だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西条署は1日、Tさんは溺死と発表した。
Fさんは意識障害を起こし、水を吸い込んだ状態で亡くなっていたが、死因は特定できないとした。
浴場にいた別の男性によると、1人の具合が悪くなり、もう1人が浴槽内で介抱しているように見えたという。
出典
『浴槽で高齢男性2人心肺停止、1人は溺死、もう1人は死因特定できず 愛媛の福祉施設』
http://www.sankei.com/west/news/180502/wst1805020010-n1.html
2018年4月29日4時35分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年11月に韓国南部で発生したマグニチュード5.4の地震は、地下に大量の水を高圧で注水する地熱発電によって誘発された可能性が高いとする研究結果がアメリカの科学雑誌に掲載された。
韓国南部のポハン(浦項)で去年11月15日に起きたマグニチュード5.4の地震は、韓国の観測史上2番目の規模で、建物が倒壊するなどして70人以上がけがをした。
この地震について、韓国やスイス、イギリスなどの研究グループがアメリカの科学雑誌「サイエンス」に、震源近くの地熱発電が原因ではないかとする研究結果を発表した。
地熱発電は、地下深くの岩石に高圧の水でひびを入れて、そこから出た蒸気を利用して発電するが、この作業で利用した大量の水が地下にたまって断層に圧力をかけ、地震が誘発された可能性が高いとしている。
研究グループは観測データを分析し、震源の深さと発電施設の井戸の深さがほぼ一致しているほか、施設の運用開始以降、それまでは観測されることのなかったマグニチュード2以上の地震が複数回起きていると指摘している。
イギリスの科学誌「ネイチャー」も、この研究結果を紹介する一方で、震源はもっと深かったとする別の研究者の反論や、今後の地熱発電の教訓にすべきだという科学者の意見を伝えている。
地熱発電が誘発した地震は過去にもアメリカやスイスで起きていて、今回の地震についても韓国政府が調査を続けている。
出典
『韓国 M5.4の地震 地熱発電が誘発か 研究発表』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180429/k10011422171000.html
4月29日5時7分に朝鮮日報日本語版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年11月に韓国南部の浦項で起きたマグニチュード(M)5.4の地震は、付近の地熱発電所から地中に水を注入したことが直接的原因だという研究結果がまとまった。
浦項地震は2016年9月の慶州地震(M5.8)に次ぎ、韓国で発生した地震としては過去2番目に強い地震だ。
李晋漢(イ・ジンハン)高麗大教授、キム・グァンヒ釜山大教授ら研究陣は、科学誌「サイエンス」最新号に発表した論文で、過去40年間に浦項興海地区で発生した地震を分析した結果、2016年から始まった地熱発電所の水注入が地震の直接的原因であることが立証されたと指摘した。
浦項地震は地熱発電所によって誘発されたとの主張だ。
地熱発電は地下4km以上の深さに穴を2本堀り、一方に水を注入し、地熱で加熱した上で、発生する水蒸気を別の穴から取り出し、発電所のタービンを回すことで発電を行うものだ。
昨年11月15日に浦項地震が起きた直後、震央が地熱発電所からわずか600mの地点だったため、科学界からは「地下に注入した水が地震の原因」という主張が出ていた。
地下で高い水圧が発生し、周辺の地層を割ったか、既に形成された断層を滑らせたとの見方だ。
研究陣は、「韓国で地震観測が始まった1978年以降、2015年まで浦項興海地区でM2.0以上の地震が起きたことはないが、16年から地熱発電所による水注入が始まり、M2.0以上の地震が4回発生した」と指摘した。
地震が最初に発生した位置も、地熱発電所が水を注入するために地中に挿したパイプの深さと、ほぼ一致した。
浦項地震の発生5日前、研究陣は地熱発電所付近に8台の簡易地震計を設置した。
11月15日からM5.4の本震が発生するまでの間、9時間前から6分前にかけ、6回の前震が発生した。
研究陣は,前震の震源の深さは4~6km、本震の震源は4.5kmで、地熱発電所のパイプが挿された深さとほぼ同じだという。
一般的に、韓国で発生する地震の震源の深さは10~20kmが多い。
出典
『浦項地震:「地熱発電所が誘発」 韓国の研究者ら立証』
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/04/27/2018042701566.html
4月28日9時8分にAFPからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
韓国で昨年起きた異例の強い地震について、水圧破砕法(フラッキング)と同様の高圧注水を伴う地熱発電技術「強化地熱システム(EGS)」に誘発された可能性があることが分かった。
米科学誌サイエンスが27日、研究論文を公表した。
フラッキングには反対の声もあり、今回の地震で地熱発電をめぐる状況が一変する可能性がある。
この地震は昨年11月15日、韓国の港湾都市、浦項で起こったもの。
マグニチュード(M)は5.5を記録し、数10人が負傷するなど、多大な損害が発生。
大きな自然地震がまれな朝鮮半島において、観測史上最大規模の地震となった。
科学者らは、この地震について震源が浅いことから、発生数か月前から付近の地熱発電施設で行われた高圧での地下注水に誘発されたと推測している。
論文によると、欧州各地の専門家らは地震データを用い、震源の浅さから、同施設での活動が地震の原因となった可能性が示されると結論付けた。
さらに論文は、この見方が正しければ、浦項の事例は強化地熱システムに関連した地震として「規模と被害の両面で過去最大」であり、「世界の地熱産業にとって『ゲームチェンジャー』となる可能性がある」とした。
フラッキングは、砂や化学薬品を混ぜた高圧の水を注入して地下の岩に亀裂を生じさせ、内部の原油や天然ガスを採取する手法。
これにより、手付かずだった膨大な資源の採掘が可能になった。
だが、大量の廃水が生じるために、それが地下に捨てられた場合、断層に圧力が加わる可能性がある。
出典
『韓国地震、地熱発電での高圧注水が原因か 研究』
http://www.afpbb.com/articles/-/3172908
2018年4月30日12時48分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後11時5分ごろ、武雄市山内町鳥海のK製鋼佐賀工場から「男性が作業中に全身にやけどを負い、心肺停止している」と119番があった。
工場内の一角が爆発したとみられ、全身やけどを負った男性作業員(28)が搬送先の病院で約40分後に死亡が確認された。
作業員を救出しようとした男性作業長(45)も、右半身をやけどする重傷を負った。
警察や工場によると、工場1階の電気炉で鉄くずを溶かす作業中、炉内に酸素を送る高圧ホースを乗せた台車が動かなくなるトラブルが起きた。
ホースの巻き取り機がある地下の機械室からは煙が漏れていた。
作業員が確認のため降りると、午後11時ごろに室内が爆発し、救出のため後から入った作業長もやけどを負ったという。
工場内は当時、2人のほか10数人が作業していた。
警察と消防で原因などを調べている。
出典
『武雄市の工場で爆発、作業員2人死傷』
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/211474
4月30日11時52分にテレビ朝日からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
地下の機械室に通じる床の扉から煙が出ていたため、作業員の男性(28)が確認に行ったところ、突然、爆発した。
K製鋼によると、地下の機械室には1階の電気炉へ酸素を供給するホースやホースを巻き取るリールがあるという。
地下の機械室で何らかの原因で火事が起きてホースの中の酸素に引火して爆発したとみて、警察が30日朝から実況見分を行って調べている。
出典
『工場で爆発 2人死傷 機械室原因か 佐賀・武雄市』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000126236.html
(2018年5月19日 修正1 ;追記)
2018年5月1日付の佐賀新聞紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
作業長は、中に入って作業員を外に運び出した際に、やけどを負ったという。
機械室のホースが一部焦げており、ホースから酸素が漏れて室内に充満し引火した可能性もあるとみて、原因を調べている。
(2019年8月26日 修正2 ;追記)
2019年8月23日17時57分にNHK佐賀から、安全点検や対策が不十分だったとして当時の安全管理責任者らが書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は23日、安全への配慮を怠ったとして、当時の安全管理責任者など5人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。
捜査関係者によると、爆発が起きた地下には鉄を溶かす電気炉に酸素を送って燃焼させるためのホースがあり、何らかの理由でホースから酸素が漏れて室内に高濃度の酸素が充満し、断線した電源ケーブルから火花が出て爆発した可能性があるという。
警察は、設備の安全点検や事故が起きた場合の対策が不十分だったなどとして、当時の安全管理の責任者など5人を業務上過失致死の疑いで23日、佐賀地方検察庁に書類送検した。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20190823/5080003705.html
8月23日20時31分に毎日新聞からは、断線した電気コードの発火で爆発的に燃え広がったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警武雄署が23日、必要な安全管理を怠ったとして、作業員の当時の上司ら5人を業務上過失致死容疑で佐賀地検に書類送検したことが、捜査関係者への取材で判明した。
送検容疑は、昨年4月29日午後11時ごろ、工場地下の機械室で、男性作業員(当時28歳)が工場1階の電気炉に延びる酸素用ホースを確認中、断線した電気コードが発火して燃え広がり、男性を全身やけどで死亡させたとしている。
同署は5人の認否を明らかにしていない。
捜査関係者によると、地下室には高濃度の酸素が充満しており、爆発的に燃え広がったという。
同署は、安全な作業範囲の確認や作業員への指導、設備の点検などを怠ったと判断した。
https://mainichi.jp/articles/20190823/k00/00m/040/272000c
(2020年4月3日 修正3 ;追記)
2020年4月2日17時38分にNHK佐賀から、書類送検されていた5人全員が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故で、設備の安全点検や事故が起きた場合の対策が不十分だったなどとして、工場長だった70代の男性など5人が業務上過失致死の疑いで書類送検されましたが、佐賀地方検察庁は先月31日付けで全員不起訴としました。
検察は、不起訴の理由を明らかにしていません。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20200402/5080005404.html
2018年4月28日9時51分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
化学物質ホルムアルデヒドを含む家具で体調不良になったとして、香川県丸亀市の女性(62)が販売元のホームセンター大手「K社」(新潟市)に約7000万円の損害賠償を求めた訴訟で、高松地裁は27日、被害との因果関係を認め、同社に約470万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
判決では、女性は2011年5月、「K社坂出店」(香川県坂出市)でカラーボックス(収納箱)を6個購入。
使用中に体調を崩した。
同社が1個を調べたところ、板の接着剤から国の指針値を上回るホルムアルデヒドを検出。
女性は12年2月、気分不良などの症状を引き起こす化学物質過敏症と診断された。
同社は訴訟で、同種の板を使った家具類は約192万台仕入れ、異変を訴えた顧客は他にいないとして、因果関係を争った。
森実裁判長は、女性がカラーボックスを使い始めてから健康被害が出たとし、原因と認定。
「漫然と商品を販売した過失がある」と指摘した。
同社によると、問題の板を使った家具類の販売数は確認できないという。
同社広報部は、「これまで同種商品を回収したことはない。現時点で今後の対応は判断できない」としている。
出典
『化学物質含む家具で体調不良、販売元に賠償命令』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180428-OYT1T50042.html
2018年4月28日6時30分に日本経済新聞電子版から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
2018年1月の草津白根山(群馬県草津町)の噴火は予想外だった。
専門家でも場所と時期を事前に予測できず、現在の火山研究の限界が露呈した。
噴火から4カ月がたち、その原因として、岩盤の亀裂に目詰まりが起きる「シーリング」と呼ぶ現象がかかわっている説が急浮上してきた。
今回の噴火がなぜ起きたのか、最新事情を追った。
「ノーマークの本(もと)白根山の噴火は驚きだ。本命だった白根山の最近の活動低下と表裏一体の現象と考えざるを得ない」。
草津白根山の火山活動に詳しい東海大学の大場武教授は、こう解説する。
草津白根山は、標高2000mを超える3つの山の総称だ。
南側から北に向け、順に本白根山、逢ノ峰、白根山と一列に並ぶ。
白根山周辺は、江戸時代から1980年代まで10回以上の噴火が記録されている。
湯釜と呼ばれる火口湖周辺では、今も高温の火山性ガスが噴出している。
多くの人が、「次に噴火するなら、やはり白根山」と考えていた。
ただ、時期はもう少し先になるとみていた。
白根山の地下を震源とする火山性地震は14年に活発になったが、15年以降は低調になっていたからだ。
湯釜周辺の噴気活動も低下し、気象庁は17年6月、白根山の噴火警戒レベルを、火口周辺の立ち入りを規制する「レベル2」から、特に規制のない「レベル1」へ下げていた(現在はレベル2)。
一方、本白根山は、噴火を記録した古い文書がない。
現場で観察できる噴気は気温とあまり差のない低温で、活動は低調だ。
火山性地震の活動の大きな高まりなどの前兆がないまま、突如噴火した。
「なぜ起きたのか」。
大場教授は疑問に思いながらデータを整理した。
その結果、白根山と本白根山のそれぞれの直下にある「熱水だまり」を加熱する高温のガスの流れが大きく変化したに違いないと思い当たった。
高温だが液体状態の「熱水だまり」は、白根山の湯釜の直下にある。
この周辺で江戸時代から繰り返し起きている噴火は、熱水だまりから押し出された熱水が大量の水蒸気に変わって地表に噴出する際、周囲の岩や土砂を吹き飛ばして起きる「水蒸気噴火」だと考えられている。
熱水だまりの下には、地球深部で溶けた岩石などがたまる「マグマだまり」があり、そこから上昇する高温のガスが熱水だまりを加熱している。
15年以降の白根山直下の熱水だまりの活動低下から、大場教授は「熱水だまりに向けたガスの供給が絞り込まれた」と推測する。
高温のガスは熱水と混じって液状の流動体となり、岩盤の細かな亀裂を伝わって上昇している。
周囲の岩盤の温度が上に行くにつれて下がるため、流動体に溶けていた様々な鉱物が析出する。
この鉱物が時として、岩盤の亀裂を埋めてしまう。
これが「シーリング」と呼ばれる現象で、亀裂が目詰まりした結果、マグマだまりからのガスの供給量が減少する仕組みだ。
上に伝わりにくくなった高温のガスはどうなるのか。
本白根山に近い逢ノ峰の南東側の地下にも、地下探査によって別の熱水だまりが見つかっている。
大場教授は、これまで湯釜の熱水だまりに向かっていた高温のガスは、行き手を阻まれ新たに逢ノ峰南東側の熱水だまりに向かったと考えた。
その結果、「今回の本白根山の水蒸気噴火が起きたのだろう」(大場教授)。
この仮説を裏付けるデータを集めている。
一つは、近年の火山性地震の震源の位置の変化だ。
湯釜の熱水だまりの活動による地震の震源は、14年当時、白根山山頂部の地表近く(標高約2000m)に達していた。
15年以降、地震活動の衰えとともに震源の上限も下がり、17年には標高1500mになった。
一方、逢ノ峰南東側の熱水だまりに由来する地震の震源の上限は、14年当時、標高1000mだったのが、15年以降、次第に上昇し、17年には同1200mに達した。
この考え方が正しいとすると、逢ノ峰南東側の熱水だまりには高温のガスが供給され続け、これからも本白根山付近で水蒸気噴火が起きる恐れがある。
難しい問題は、シーリングが長く続くのか、一時的で済んでしまうのかだ。
シーリングがなくなれば、湯釜直下の熱水だまりの活動は再び高まる。
この地域では、これまでのように白根山周辺だけでなく、草津白根山全域で火山性地震や噴気活動に目を光らせる必要がある。
長野県と岐阜県にまたがる御嶽山の14年の噴火や大涌谷(神奈川県箱根町)の15年の噴火にシーリングが関係しているとの見方もある。
注意深い観測が重要だ。
出典
『予想外だった草津白根山の噴火 地下岩盤で新現象か』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29934650X20C18A4MY1000/?n_cid=NMAIL007
2018年4月29日10時10分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後2時40分頃、佐賀市神園4の神野公園こども遊園地で、稼働中のミニジェットコースターが高さ約5mのレール上で止まった。
乗っていた子どもを含む14人は消防に救出され、けがはなかった。
遊園地の納見園長(42)によると、ミニジェットコースターは16人乗りで、約200mのコースを1分10秒かけて回る。
止まったのは前半にある上り坂で、上りきれずに後進し、最も低いところで停止したという。
開園前の点検で異常はなく、この日は停止するまで77回稼働していた。
同園は、佐賀市観光協会が福岡県大野城市の遊具業者に運営を委託。
ミニジェットコースターは1991年から稼働している。
4歳以下の幼児も保護者と一緒なら乗れるため人気の遊具で、多い時は1日約1500人が利用するという。
長崎市から家族と訪れた会社員(33)は、「並んでいたらトラブルで運休と告げられた。しばらくしてパトカーなどが来て驚いた。佐賀まで来たのに残念」と話していた。
遊園地によると、ミニジェットコースターの運行は原因が分かるまで取りやめるが、園は29日以降も営業するという。
納見園長は、「あってはならない事故。今後起きないよう点検や運営の仕方を見直したい」と話している。
出典
『ジェットコースター停止、子どもら14人救出』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180428-OYT1T50121.html
4月29日付で毎日新聞西部版朝刊からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14人(うち8人が幼児を含む子供)は、約1時間後に救助された。
遊園地は、「車輪のねじが1個緩んでいたことで、車輪とレールの摩擦で止まったようだ」と説明している。
遊園地は昨年12月にジェットコースターを点検しており、警察が原因を調べている。
出典
『ジェットコースター停止 14人乗り、けが人なし 佐賀』
https://mainichi.jp/articles/20180429/ddp/041/040/029000c
5月1日8時14分に佐賀新聞からは、緩んだネジが飛び出してガイド金具に接触したことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運営会社は、最後尾車両の左後ろの車輪のねじが緩んでいたとする事故原因の調査結果をまとめた。
遊具専門の業者に調査を委託し、29日に原因が分かった。
1日にも佐賀市に報告する。
運営会社によると、コースターは4車両からなり、いずれも4つの車輪がある。
最後尾車両の左後輪は、樹脂製の車輪部分と一回り小さい円盤のような金属部品が、ねじ6本で取り付けられているが、うち1本が緩んで飛び出した。
このため、ねじの頭がガイド金具に接触。
スピードが遅くなり、コース前半の坂を登り切れずに後退するトラブルにつながったとみている。
このねじを交換し、他の同型車輪を含めた全てのねじを緩み止めの接着剤を使って締め直した。
緩みを確認するためのマーキングも施したという。
同社は、早くて3日からのコースターの営業再開を目指しており、日常点検を一日1回から2回に増やすとしている。
納見園長は、「二度とこのような事故が起きないように、整備点検の強化に努めたい」と話している。
出典
『神野公園コースター停止 車輪ねじ緩みが原因 日常点検、一日1回から2回に』
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/211697
5月1日16時24分にNHK佐賀からは、これまでと今後の点検内容に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設では、毎日の営業を始める前に必ず、目視で点検していたが、この日の点検で、異常は確認できなかったという。
このため、緩んだねじを交換し、接着剤を塗り直したうえで、緩みが生じないよう、すべてのねじを締め直したほか、今後は、朝と昼の2回、専用の工具を使って点検を行うなど、再発防止を徹底させるとしている。
出典
『コースター停止ねじの緩みが原因』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20180501/5080000443.html
2018年4月29日付で毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後2時20分ごろ、奈良県桜井市大福の大型ディスカウント店「MEGAドン・キホーテ桜井店」で、出入り口付近の屋外の棚に陳列されていた商品の殺虫剤のスプレー缶3缶が突然破裂し、近くにいた客の女性(26)が破片などで顔や目に軽いけがをした。
警察などによると、現場は店の西側で、日光が直接当たる場所。
この日は晴天で、警察は強い日差しでスプレー缶が高熱になって膨張し、破裂した可能性もあるとみて、原因を詳しく調べている。
出典
『スプレー缶破裂 奈良のドン・キホーテで 客1人けが』
https://mainichi.jp/articles/20180429/ddm/041/040/089000c
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。