忍者ブログ
                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
 ブログ内検索 Site Search 
キーワードに合致した記事を検索できます(複数キーワード検索可)
 最新記事 Latest Articles 
(02/08)
(02/07)
(02/07)
(02/07)
(02/06)
(02/06)
(02/06)
(02/05)
(02/05)
(02/04)
(02/04)
(02/03)
(02/02)
(02/01)
(02/01)
(02/01)
(01/31)
(01/31)
(01/30)
(01/30)
(01/29)
(01/28)
(01/27)
(01/27)
(01/26)
 最古記事 Oldest Article 
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
[300]  [301]  [302]  [303]  [304]  [305]  [306]  [307]  [308]  [309]  [310

201813239分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午前9時前、山口市阿知須のゴルフ場「Uクラブ」で50代の男性が池に転落した。


駆け付けた消防隊員らが池の中を捜索したところ、深さ約2.5mの水中で男性を発見した。

男性は意識不明の状態で病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。

 

死亡した男性と2人でプレーしていた友人は、警察の調べに対して「池の中のボールを男性が取ろうとして転落し、姿が見えなくなった」などと話しているという。

 

警察は、男性がバランスを崩して転落したとみている。

 

出典

『ボール取ろうと池に転落 ゴルフプレー中の男性死亡』

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000117952.html 

 

 

132259分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午前8時45分ごろ、山口市阿知須のゴルフ場「Uクラブ」の江畑池コースで、プレー中だった兵庫県に住む50代男性が池に転落した。

意識不明の状態で病院に搬送されたが、死亡が確認された。

 

警察によると、池は2番ホールにあり、男性は深さ約2.5mの水中で発見された。

バランスを崩して転落したとみられ、警察が当時の状況を詳しく調べる。

死因は溺水による低酸素脳症だった。

 

一緒にゴルフをしていた友人男性が転落するところを目撃し、午前9時すぎに119番。

駆け付けた消防隊員が水中から男性を引き揚げた。

 

出典

『山口・ゴルフ場 プレー中の50代男性が池に転落、死亡』

https://mainichi.jp/articles/20180104/k00/00m/040/096000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇テレビ朝日の映像によれば、芝生が切れた部分から池に向かってコンクリート斜面になっており、一度落ちたら手でつかまるところがない・・・そのような場所だった模様。

一方、映像では1か所、池の周囲に救命浮き輪が置かれていた。

 

〇同じような事例は過去にも起きている。

2011514日掲載

2011511日 群馬県のゴルフ場の池で2人が水死 (修正1)』

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/369/

20168月26日掲載

2016819日 千葉県市原市の山倉ダムでのり面を除草中のアルバイト男性がダム湖に滑り落ちて溺死、背負っていた草刈り機が邪魔になり水中で体の自由がきかなかったか?』

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6214/

 

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

PR

201813630分に琉球新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午後3時半ごろ、沖縄県糸満市大里のリサイクル業者「F産業」の建物内で火災が発生した。

火災によるけが人はいない。

 

リサイクル工場2棟と事務所が全焼した。

発生から約8時間が経過した午後11時半の時点でも燃え続けている。

 

周辺の住民や高齢者施設の利用者約80人は、別の施設などに避難した。

糸満市消防本部をはじめ近隣の消防本部からも応援が駆け付け、民家などに延焼しないよう消火活動を続けている。

 

警察によると原因は調査中という。

出火当時、建物内で作業していた従業員は、警察に対して「重機のエンジンにプラスチックが接触していた」などと話しており、警察はこれが出火原因となったかを慎重に捜査する方針。

 

現場は産業廃棄物の中間処理場で、消防の消火活動中にも、時折、「ボン」「パンパン」という破裂音が響いた。
周辺住民らは心配そうな表情で消火活動を見守った。


出典

『糸満市大里のリサイクル工場全焼 住民避難、消火続く』

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-640528.html  

 

 

1460分に琉球新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消防によると、3日午前4時40分には炎の勢いが抑えられた。

工場内に廃棄物などの可燃物が4m程度の高さに積まれ、上から放水しても下部まで届かず、再燃の恐れがあるため、重機2台で可燃物をかき出して消火している。

完全な鎮火には時間がかかるという。

 

従業員は、「作業を終えて帰ろうとしたら、重機の下から黒煙が出た」などと話しているという。

 

工場では、廃棄物をリサイクルして固形燃料を作っていた。

 

出典

『工場火災、丸一日鎮火せず 糸満市で2日発生、沖縄県が環境調査へ』

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-640871.html 

 

 

14日付で沖縄タイムスからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

業者によると、重機でプラスチック材を整理していた際に火災が発生した。

 

同消防本部によると、火災のあった工場はこれまでに複数回、出動要請があった。

法律で設置が義務付けられている火災報知機と消火器について、直近の検査で問題はなかったという。

 

出典

「重機の下から煙」 沖縄・リサイクル工場火災、消火活動続く

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/190353 

 

 

14920分に沖縄タイムスからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

発生翌日の3日、見た目には火が消えた「鎮圧」状態になった。

残り火があれば再燃する恐れがあるため、入念に調べるなどの消火活動が続いた。

 

全焼した建物一帯には、ブロック状に圧縮された古紙などが高さ約4mまで積まれていた。

建物の外側では、同社で作っていた固形燃料が見つかった。

どちらも火勢を強めたとみられる。

 

出典

「普通では考えられない火の勢い」 リサイクル工場火災「鎮圧」に13時間

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/190363 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

重機のエンジン部に可燃物が接触し出火した事故といえば、1年前のアスクル倉庫火災が記憶に新しい。

当該事例では、フォークリフトのエンジンルームに入った段ボールの紙片が発火した。

 

201765日掲載

2017216日 埼玉県三芳町のアスクル物流倉庫で火災発生、従業員2人が消火中に煙を吸いやけど、屋上のソーラーパネルなど消火上の障害多く、12日後に鎮火 (第5報 修正8)』 

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7187/

 

 

 

(キーワード;熱面)

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

 ※ページ数が増えるため、個別記事のURLは添付を省略した。

 

 

1.総括

 

産業安全面では、社会に大きなインパクトを与えた事故として、2月にアスクル社の倉庫で火災が発生した。

メディアでは連日のように取り上げられ、巨大物流倉庫の防災対策に一石が投じられた

その後の対応としては、消防庁などが防火対策強化を検討している模様。

決定すれば本ブログに掲載する予定だが、とりあえず動向のみ紹介しておく。

2017741350分 日本経済新聞)

『アスクル火災で報告書 消防庁、倉庫の防火強化』

https://www.nikkei.com/article/DGXLZO18446830U7A700C1000000/

 

産業安全面以外では、御坊市などでの学校給食集団食中毒や、那須町スキー場での訓練中雪崩事故も、メディアで大きく取り上げられた。

 

一方、日産やスバル、神戸製鋼など、国内の名だたる企業でコンプライアンス違反が発覚し、日本の製造業の足元が大いに揺らいだ年でもあった。

 

 

2.2017年の事故・トラブルの傾向

 

〇トラックなどからの積載物落下事故や、高さ制限違反で道路横断設備を損壊したりする事故の多発が目立った。

 

〇新名神高速道路建設現場での事故多発も目立った

 

〇小中学校で理科実験中に児童が被災する事故の多発も目立った

 

〇個別企業としては、新日鉄住金大分製鉄所での火災事故多発が目立った。

 

 

3.ブログ者の印象に残った『狭義』の産業事故(日付は発生日)

 

1月22日 有田市の東燃ゼネラル石油で配管内凝縮水にアンモニアなどが溶解し、腐食開口して静電気で着火、鎮火まで40時間

 

2月16日 三芳町でアスクル倉庫が全焼、鎮火まで296時間、フォークリフトのエンジンルームに入った段ボール紙片が過熱発火した

 

12月 1日 富士市の荒川化学でインキ原料を加熱加工し粉砕して袋詰めしている建屋で爆発発生、1人死亡11人重軽傷

 

 

4.ブログ者の印象に残った『広義』の産業事故(日付は発生日)

 

1月26日 御坊市などで給食を食べた児童ら1000人近くが集団食中毒、加熱後の海苔を素手で刻み加工した下請け業者がノロ感染していた

 

3月27日 那須町のスキー場で冬山登山訓練中に雪崩が発生し8人死亡40人負傷、7年前の同じ場所での雪崩トラブル知見が共有化されていなかった

 

8月11日 築地のラーメン店から出火して計7棟が全焼、コンロそばステンレス板の裏側炭化による伝導過熱が原因

 

8月18日 瑞浪市の中央道脇の斜面で降雨時に土砂が崩れ11人重軽傷、斜面の工場敷地に置いていたフレコン入り産廃も大量流出

 

【番外】

 

6月14日 ロンドンの24階建て高層住宅で火災発生、出火後15分で建物全体に火が回る、見栄え重視で外壁に燃えやすい素材を使っていた

 

 

 

                        ※2/2へ続く




 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

※1/2から続く

 

 

5.ブログ者の印象に残ったその他の情報、ヒヤリ事例 

(日付はブログ掲載日)

 

3月~12月 対面通行高速道路に設置され始めたワイヤーロープは対向車線へのはみだし防止に効果絶大

 

4月 9日 「肉体労働」「頭脳労働」に続き「感情労働」という労働形態の新概念が出てきた

 

4月16日 乳児にハチミツを摂取させてはいけない

 

5月22日 救急車のピーポー音は大阪にあったサイレン会社が開発した

 

5月31日 電磁パルス攻撃時や太陽フレア直撃時にはインフラに大打撃

 

6月 5日 体育館の床を水拭きなどすると、滑り込んだ際に剥がれて刺さる恐れあり

 

8月23日 川の浅瀬で倒れた時は、立ってる時の5倍の圧力

 

9月23日 大津市でバーチャルリアリティを用いた体験研修会が開催された

 

10月15日 金正男氏暗殺事件は、空港警察官の国名勘違いで発覚した

 

10月25日 千葉市でバーチャルリアリティ労災疑似体験講習会が開催された

 

10月~12月 日産やスバル、神戸製鋼など、国内の名だたる企業でコンプライアンス違反が発覚した

 

11月、12月 千葉県で警察官がトイレ個室に拳銃を置き忘れる事例が2件発生した

 

12月 1日 水路への転倒時、浅いがゆえに底で頭を打つ危険あり

 

12月11日 博多発の新幹線のぞみが台車亀裂の兆候を感じながら3時間走行した

 

 

6.読者の方とのコミュニケーション

 

〇2016年12月末

 

2016123日に掲載した労災疑似体験施設の記事に関し、会社名が違っているとの指摘を「ポゾン」さんから頂戴。

確認後に修正し、その旨、修正記事を掲載した。

原因は、ネット検索時、同じような名前の会社が最初にヒットしたので、その会社と思い込んだブログ者のヒューマンエラー。大いに反省した。

 

〇2017年1月

 

過去記事を含め記事中の会社名を匿名化すると書いた件に関し、「毒劇物取扱者」さんから下記趣旨のメッセージを頂戴した。

『以前は事故のあった「会社名」などが掲載されていましたが、とある発災会社からのクレームで、掲載されなくなったとのこと。誠に残念です。

せっかくの膨大な産業事故のデーターベースなのに、会社名が出ないと、どこであったニュースか訳わかりません。

知る権利>忘れられる権利 だと思いますよ?

残念ながら、今後は別のサイトを観たいと思います。』

 

本件、「毒劇物取扱者」さんの利用目的とブログ者の作成目的とが合致していないということかもしれず、ブログ者の考えなどを返信したが、どういうわけか配信不能。

コミュニケーションを断念した。

 

〇2017年2月

 

社名匿名化については、下記趣旨のメッセージも頂戴した。

『当社の死亡事故のことが掲載されております。大変申し訳ございませんが、この記事を削除して頂けないでしょうか?』

 

理由を尋ねたところ、下記趣旨の返答あり。
当該記事は1ケ月後ぐらいに匿名化する予定だったが、すぐに匿名化した。

『新年度の採用関連で会社名を検索していたところ、上から2行目に死亡事故の記事が出てきた。いつまでも過去の事故の記事が出てくるようでは会社のイメージが悪くなり、採用にも悪影響が出るのを懸念しています』

 

1月に頂戴した「毒劇物取扱者」さんの意見は意見として、事故後の対応をしっかりやっている企業もあるのだから、風評被害防止のため匿名化するというのが、ブログ者の考えだ。

 

 

7.ブログ作成上の特記事項(変化点、工夫点、配慮点など)

 

〇新たに「日常生活に潜む危険&事故」カテゴリーを追加し、関連記事を編入した。328日掲載記事にコメントとして記載)

 

〇硫化鉄を作る中学校理科実験時の中毒事例は、今後、特段のものでない限り、掲載を割愛することにした。525日掲載記事にコメントとして記載)

 

〇体育館などで滑り込んだ際に床板の亀裂などで負傷する事例についても、今後、特段のものでない限り、掲載を割愛することにした。65日掲載記事にコメントとして記載)

 

〇社名匿名化には思った以上に時間がかかり、1年かけて、ほぼ完了した。

 

 

 

           以上   

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20181107分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

31日のNHK紅白歌合戦で、アイドルグループ「欅坂46」が総合司会の内村光良さん(53)とパフォーマンス企画で共演した際、メンバーの鈴本さん(20)が意識を失ったようにして倒れた。

 

NHK広報局によると、鈴本さんは軽い過呼吸のような状態で、ほかに平手さん(16)と志田さん(19)も同様の症状を訴えたという。

 

待機していた看護師が演奏後に確認したが、NHK側は問題はないと判断し、医療機関などへの搬送は要請しなかったとしている。

 

NHKなどによると、欅坂46は、23番目にヒット曲「不協和音」を単独で披露。

その後、同じ曲のさび部分を内村さんと一緒の振り付けで踊った。

メンバーらが逆三角形の陣形で決めのポーズを取ったとき、鈴本さんが仰向けに倒れ、後方にいたメンバーが支えた。

 

紅白はテレビなどで生放送されており、鈴本さんが卒倒する場面が映っていたほか、平手さんも手がけいれんしているような状態だった。

審査員らが心配そうにステージ上を見つめる姿も映し出された。

 

出典

欅坂46メンバー、紅白ステージで倒れる 3人過呼吸か

https://www.asahi.com/articles/ASKD07SMHKD0UCVL008.html 

 

 

12312358分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

第68回紅白歌合戦で欅坂46が総合司会の内村光良さんと「不協和音」をダンスで共演した企画で、メンバーが歌唱後、ステージ上で後ろに倒れたり、震えたりしている姿が放送され、ネット上で心配する声があふれた。

 

メンバーの鈴本さんは、最後に三角形のフォーメーションを作るところで後ろに倒れ込んだ。

センターの平手さんもパフォーマンス中からふらつき、ダンス中に内村さんが「大丈夫?」と話しかけると、平手さんがうなずく一幕も。

平手さんは最後のポーズで手が震え、しっかりとポーズを決められなかった。

 

関係者によると、容体が悪くなったのは志田さんも含む3人で、いずれも過呼吸という。

待機していた看護師が対応し、すぐに落ち着き、楽屋で休んでいるという。

 

出典

『紅白歌合戦 欅坂46 倒れたのは平手さんら3人 過呼吸』

https://mainichi.jp/articles/20180101/k00/00m/040/062000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

過呼吸で体調不良になった事例は、本ブログでも10事例ほど紹介している。

多くは若年者だが、成人男性の事例も3件ほどあった。

 

 

 

(2018年1月11日 修正1 ;追記)

 

2018110日付で毎日新聞東京版からは、暴力的な演出だったのではないかという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「紅白」は相変わらず大きな影響力を持つ番組であり、だからこそ大きな責任があるはずである。

その点、例年以上に疑問が残った。

 

・・・・・

 

そして「暴力」的な演出。

 

欅坂46は「不協和音」を後半最初に歌い、司会の内村光良との共演を見せるため、約20分後に再びパフォーマンスした。

 

「不協和音」は肉体的・精神的に大変ハードな曲で、事務所などは「メンバーが倒れるかもしれないので遠慮したい」曲だった。

が、NHKは意に介さず2度も歌わせ、果たして3人が過呼吸で倒れたのだ。

これは「暴力」ではないか。

 

しかも、その姿を画面から外そうと必死でカメラを切り替えた。

審査員の吉岡里帆が心配そうにステージを見つめても、画面は騒ぎを映さず、司会も言及しない。

この隠蔽的なスイッチングや進行について、説明はないのだろうか。

 

・・・・・

 

出典

『大衆音楽月評 批判噴出、疑問残った「紅白」』

https://mainichi.jp/articles/20180110/dde/012/070/067000c 

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

201811196分にNHK福岡から、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

31日午後3時ごろ、苅田町新浜町の日産自動車九州の工場内で、作業員が天井に設置されたクレーンを動かしていたところ、高所作業車に接触した。

 

そのはずみで高所作業車が横倒しになり、作業車にのっていた苅田町の自営業、Yさん(男性、40歳)が8m下の床に投げ出された。
Yさんは頭や首を強く打って町内の病院に搬送されたが、1日午前8時半ごろ、死亡した。


警察によると、クレーンはYさんとは別の作業員が動かしていて、Yさんは、当時、高所作業車を操作して工場内の機械の周辺に足場を取りつける作業をしていたという。


警察が事故の詳しい状況を調べている。

 

出典

自動車工場で作業中の男性死亡

https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180101/4055051.html 

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[2回]

201712311845分にNHK山口から、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

30日午後3時半ごろ、宇部市東須恵の山陽小野田市水道局高天原浄水場から、「施設内の池に人が落ちた」と消防に通報があった。


駆けつけた消防などが池の水を抜いたところ、職員のTさん(男性、61歳)が心肺停止の状態で見つかり、およそ1時間後に死亡が確認された。


同市水道局によると、Tさんは30日、別の男性職員と2人で施設の監視をしていたが、Tさんが巡回に出たまま事務所に戻らず、場内の監視カメラの映像で確認したところ、池に落ちる様子が映っていたという。


池は水の中の浮遊物を沈殿させるためのもので、深さは3mあり、池の上には上から監視できるよう、幅60cmほどのコンクリート製の通路が設けられていて、警察は、Tさんが足を踏み外して池に落ちたものとみて、原因を詳しく調べている。

 

出典

浄水場沈殿池に男性転落し死亡

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4064044111.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

浄水場での同様な事故は、昨年にも起きている。

 

2016919日掲載

2016913日 山口県宇部市の市浄化センターで曝気槽から採水中の職員が槽内に転落して死亡、市は転落防止棒の設置などで対応する (修正1)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6295/

 

また、以下は似たような事故。

 

201599日掲載

201592日 北海道札幌市の醤油会社で発酵タンク内のもろみをかき混ぜる作業中、タンク内に転落して死亡 (修正1)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5198/

 

 

 

(2018年5月10日 修正1 ;追記)

 

2018582011分にNHK山口から、市は柵の設置を進めているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

宇部労基署は、転落を防止する必要な対策を行わなかったとして、浄水場の責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、宇部市に設置されている山陽小野田市水道局の高天原浄水場の55歳の場長。

 

労安法では、業務中に転落のおそれなどがある場所には危険を防止する対策が義務づけられているが、同署によると、浄水場の池には必要な対策がとられていなかったという。


この事故を受けて山陽小野田市では、浄水場の通路に転落を防止するための柵の設置を進めているということで、山陽小野田市は、「今回の事態を重く受け止め、可能なかぎりの対策を行って再発防止に努めたい」とコメントしている。

 

出典

浄水場の転落死で場長を送検

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20180508/4060000342.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

似たような場所は、浄水場に限らず、多数あると思われるが、死亡事故を起こした事業所以外では、この事例を知ったとしても、せいぜいソフト対応にとどまっているのではないだろうか?

そこが、事例の横展開対応上、最も難しい点だ。

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20171229237分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

高速道路の工事区間が近づくと走行中の車内に超音波で警告音を伝えるシステムを、西日本高速道路(ネクスコ西日本)の沖縄県にある子会社が開発した。

 

眠気などで注意力が低下したドライバーにも車線規制を気づかせることができ、周辺住民の騒音になりにくい利点がある。

2018年1月中旬から、沖縄自動車道で本格利用を始める。

 

開発された指向性スピーカーシステムは高さ約130cm、幅約60cmで、人間には聞こえない高い周波数の超音波を放つ。

車の窓ガラスや車体に当たると音の波形が変わり、車内で聞こえるようになる仕組み。

一般的なスピーカーと違い、狙った方向に遠くまで音を伝えることができる。

 

車線規制中の作業現場に走行中の車が追突する事故を防ぐために開発された。

従来の電光掲示板や看板などで視覚に訴えるよりも、ドライバーに気づいてもらいやすいという。

 

17年1月に沖縄道で実証実験し、通過した車の約8割のドライバーから「警告音が聞こえた」との回答を得て、改良を重ねた。

 

18年1月中旬から3月末まで、沖縄道の宜野座(宜野座村)~許田(名護市)間の上下線の路面工事現場で本格稼働する予定。

2月から、全国の高速道路会社向けに販売を始める。

 

出典

『高速道路、この先工事!超音波で警告 車の追突事故防止』

https://www.asahi.com/articles/ASKDW638SKDWTIPE01V.html 

 

 

1229235分に朝日新聞からは、下記趣旨の関連記事がネット配信されていた。

 

西日本高速道路(ネクスコ西日本)の沖縄県にある子会社が、高速道路で超音波を使って車内に警告音を鳴らすシステムを開発した。

 

きっかけは、作業中の社員がトラックにはねられ死亡した事故。

開発の中心となったのは、料金所の契約社員から開発者に抜擢された異色の技術者だった。

 

沖縄自動車道西原インターチェンジ(浦添市)の車両基地。

記者が、窓を閉めたワゴン車の助手席に乗り、車が指向性スピーカーシステム「ウルトラソニックインパクト」に近づくと、「ピポパ、ピポパ」という警告音が響いた。

 

車外では人間の耳では聞こえないはずの超音波が窓に当たり、まるで車内のスピーカーから鳴っているように近くで聞こえる。

ラジオをつけていても聞きとれそうな音量だ。

 

沖縄道で2013年7月の日中、車線規制に気づくのが遅れた大型トラックが工事現場に突っ込み、作業中だった西日本高速道路総合サービス沖縄の男性社員(当時34)が死亡した。

 

工事を知らせる看板の見落としを防ぎ、眠気に襲われたドライバーにも気づいてもらえる新たな警告システムはないか。

社内で白羽の矢が立ったのが、当時は契約社員として料金所に勤めていた梅森・事業開発課長(61)だった。

 

 

(以下の文を修正1として追記)

 

梅森さんは、自動車用音響機器メーカーの社員を経て、02年に佐賀県で高級車載オーディオメーカーを起業。

 

だが、11年の東日本大震災で部品供給が滞ったため事業から手を引き、家族が暮らす沖縄に戻った。

 

11年秋から料金所の係員をしていたが、無人のETCレーンで異常時に係員とドライバーが話すスピーカーの音が近所迷惑だという苦情があった。

 

自前の測定器で音質を測り、スピーカーを改良。

そのいきさつを12年末にネクスコ西日本九州支社の業務研究発表会に出したところ、会社幹部の目にとまった。

 

正社員として、14年秋に今の部署に移った。

開発のポイントは、まさにカーステレオと同じで、車内空間で音がどう響くかという研究だった。

 

約3年かけて試行錯誤を繰り返し、今の形になった。

新システムは国内だけでなく、海外の高速道事業者からも引き合いがあるという。

 

梅森さんは、高速道路で低速で作業する車から超音波を出して追突を防ぐ装置や、車内に向けて警告音だけでなく音声案内ができるシステムの開発も進めている。

「事故を少しでも減らしたい」と話す。

 

出典

『高速道工事への追突ゼロに…異色の技術者、超音波に活路』

https://www.asahi.com/articles/ASKDW67CQKDWTIPE01Z.html?iref=pc_extlink 

 

 

 

(2018年1月13日 修正1 ;追記)

 

201815日付で朝日新聞(聞蔵)に記されていた梅森氏の経歴等について、本文中に追記した。

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[1回]

20171230932分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

29日午後3時55分頃、愛知県刈谷市東境町のマンホール内(深さ2.35m)で、清掃作業員の男性が倒れていると、同僚から119番があった。

 

駆けつけた消防隊員が男性を救助したが、間もなく死亡が確認された。

現場では硫化水素が検知され、警察は死亡との因果関係を調べている。

発表によると、亡くなったのは同県豊明市の会社員Iさん(男性、41歳)。

 

警察や市によると、この日、「マンホールから水があふれている」との通報を受け、市職員とIさんら作業員3人の計4人が現場に向かった。

 

下水道管の詰まりが原因とわかり、Iさんが清掃作業のために内部を写真撮影しようと、マンホールから下水道管に入ったという。

1分後に市職員が声をかけても返事がなかったため、マンホールをのぞいたところ、ぐったりとしているIさんを見つけた。

下水道管から強い異臭がしたため、消防隊員が調べたところ、硫化水素が検知されたという。

 

出典

マンホール内で作業員死亡、硫化水素を検知

http://www.yomiuri.co.jp/national/20171230-OYT1T50006.html 

 

 

201712292145分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市職員の男性も気分が悪いと訴え、病院に搬送された。

 

中を確認しようと1人でマンホールに入ったIさんが出てこないため、捜していた市職員が下水道内でうずくまっているのを発見した。

 

内部には腐卵臭のような臭いがしていたといい、警察が原因を調べている。

 

出典

『作業員死亡 下水道清掃の41歳男性 愛知・刈谷』

https://mainichi.jp/articles/20171230/k00/00m/040/108000c 

 

 

12292130分にNHK東海からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市の職員は自力で外に出て、意識はあり、命に別状はないという。


現場は伊勢湾岸自動車道の刈谷ハイウェイオアシスの近くで、警察によると、マンホールの中で硫化水素が検知されたという。

 

出典

下水管内で作業していた男性死亡

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20171229/4027271.html

 

 

12311114分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県警刈谷署は30日、亡くなった会社員男性(41)の死因は硫化水素中毒の可能性が高いと発表した。

 

一方、作業を委託した刈谷市が事前の硫化水素濃度測定を業者側に指導していなかったことも判明。

男性は測定せずマンホールに入ったとみられ、同市は「再発防止に努めたい」としている。

 

市によると、「マンホールから水があふれている」との通報を受け、29日午後3時30分頃、市職員1人と作業員3人の計4人が現場に到着。

交通誘導などで市職員ら3人が現場を離れている間に、男性が下水道管内の写真を撮影しようと、1人で別のマンホールから入ったといい、数分後に現場に戻った作業員が、男性がマンホール内で倒れているのを見つけた。

 

救急隊員が内部の硫化水素濃度を測ると、致死濃度の700ppmを大幅に上回る10000ppmに達していたという。

 

出典

『マンホール作業員死亡、硫化水素測定を指導せず』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20171231-OYT1T50018.html 

 

 

1231100分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察などによると、Iさんは清掃作業の準備のため1人で深さ2.4mの下水道内に入り、写真撮影などをしていて、急に倒れた。

 

市によると、マンホール内を測定したところ、人体への許容濃度(10ppm)の約1000倍の硫化水素が検出された。

 

市が当時、現場にいた同僚の作業員2人と市職員に聞き取ったところ、ガス検知器は作業車内にあり、Iさんは検知器を持たずにマンホールに入ったことが分かった。

市は30日、マンホールでの作業前に義務づけられている硫化水素の濃度測定が行われていなかったとみられると発表した。

 

出典

硫化水素の測定、清掃前に行わず 刈谷で作業員死亡

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017123190095338.html 

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

201712291942分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

29日午後0時50分ごろ、鹿児島県霧島市の鹿児島空港で、点検のため地上を移動中の航空機が傾き、日本エアコミューター(JAC、霧島市)の整備士、Kさん(男性、31歳)が左の主翼と地面に体を挟まれた。

Kさんは頭などを強く打って病院に搬送されたが、間もなく死亡した。

 

警察やJACなどによると、機体は第10管区海上保安本部(鹿児島市)鹿児島航空基地所属のプロペラ機サーブ340(全長約20m、両翼幅約23m)で、JACが定期検査を受託していた。

 

当時は、けん引車で格納庫に入れるため後退中で、約10人が作業に当たっていた。

Kさんは誘導や監視を担当していた。

 

左翼側の車輪が格納されたような状態になっており、機体が傾いた原因との関連を調べている。

JACの作業に問題がなかったかなども確認していく。

 

事故による空港滑走路の閉鎖などはなく、運航に影響はなかった。

 

出典

『鹿児島空港 点検航空機に挟まれ、整備士死亡』

https://mainichi.jp/articles/20171230/k00/00m/040/064000c 

 

 

12291824分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察は、左主翼の車輪が何らかの原因で機体に格納されたことで機体が傾いたとみて調べている。

 

航空機は、領海警備や海難救助などに使用している。

年1度の定期点検のために、10月から来年2月の予定でJACに預けていた。

 

出典

『鹿児島空港で男性整備士が主翼の下敷きになり死亡』

http://www.sankei.com/west/news/171229/wst1712290026-n1.html 

 

 

 

(2019年8月7日 修正1 ;追記)

 

2019851933分にFNN PRIME(鹿児島テレビ)から、整備士が書類送検されたが不起訴になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

鹿児島空港でおととし12月、けん引中の航空機が傾き、作業をしていた男性が翼と地面に挟まれて死亡した事故で、鹿児島地方検察庁は、業務上過失致死の疑いで書類送検されていた3人の男性整備士を不起訴処分とした。

 

この事故はおととし12月、鹿児島空港でけん引中だった10管本部の航空機が傾き、近くで作業をしていた日本エアコミューターの整備士、Kさん(当時31)が左の翼と地面の間に挟まれて死亡したもの。

 

この航空機は、10管本部が日本エアコミューターに整備を委託していたもので、機体をバックさせた際、左側の車輪が格納され、機体が傾いたという。

 

当時、Kさんを含めた9人の整備士が作業中で、警察は今年3月、このうち3人の整備士を業務上過失致死の疑いで書類送検したが、鹿児島地検は先月31日付けで、3人全員を不起訴処分とした。

 

鹿児島地検は、不起訴処分の理由を明らかにしていない。

 

日本エアコミューターは、「このような事故が二度と起こらないよう、引き続き作業手順の確認など、再発防止に努めていく」とコメントしている。

 

https://www.fnn.jp/posts/2019080500000008KTS/201908051933_KTS_KTS

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20171230日付で朝日新聞宮崎全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

29日正午ごろ、小林市野尻町の市道わきの電柱で作業をしていた近くの電気工事業のSさん(男性、68歳)が約3mの高さから落下。
頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。

 

約5mの高さにある電柱の電球を取り換えるため、ハシゴで登る途中だった。

ヘルメットは着用していなかった。

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20171231日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

羽島市足近町の建設会社「I機工」で29日午前7時半ごろ、社員のOさん(男性、76歳)が作業中、高さ2mほどのフォークリフトの天板から地面に落下した。

Oさんは頭を地面で強く打ち、搬送先の病院で急性硬膜下血種のため死亡が確認された。

 

警察によるとOさんは、社長の男性(58)が会社の外壁に設置された外灯の電球を取り換える作業の補助をしていたという。

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20171228188分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京の商業施設でドローンに菓子をつり下げて飛行し、子どもたちにつかみ取りをさせていた会社が、墜落や接触事故につながりかねない危険な行為だとして、国交省から厳重注意の行政指導を受けていたことがわかった。


国交省などによると、ことし4月、東京・八王子市内の商業施設で、ドローンが機体に取り付けた洗濯ばさみに菓子をつり下げて飛行し、来場者につかみ取りをさせていたという。


NHKが入手した動画には、飛行するドローンの真下に集まった20人ほどの子どもたちが菓子を取ろうと飛びついて、引っ張るたびに機体が上下に大きく揺れる様子が写されている。


飛行を行ったのは、ドローン操縦者の養成スクールを運営する東京の会社で、国土交通省は、重さ1kgを超える機体が墜落したり高速で回転するプロペラに接触したりすると事故につながりかねない危険な行為だとして、27日、この会社に対し厳重注意の行政指導を行った。


ドローンをめぐっては、先月、岐阜県大垣市のイベント会場で飛行中のドローンが墜落して観客6人がけがをするなど、事故やトラブルが相次いでいる。


このため国交省は、人が集まる場所では、ドローンから半径30m以上の範囲を立ち入り禁止区域にすることや、プロペラの周りのカバー取り付けを義務づけるなど、規制を強化する方針だ。


ドローンの飛行を行った会社は、NHKの取材に対し、「軽い気持ちでこのような飛行を行ってしまい、重大な問題だと認識している。二度とこうしたことがないよう、社員一同徹底したい」とコメントしている。


今回のドローンの様子は、飛行を行った会社のホームページに動画が掲載されていたが、現在は削除されている。

NHKが入手した動画では、ドローンは機体の下に物干しハンガーを取り付け、20個ほどの洗濯ばさみでキャンディーのような菓子をつり下げた状態で飛行していて、その様子を別のドローンから撮影している。


飛行の高度は大人の身長より少し高い2mほどとみられ、ドローンの真下に集まった20人ほどの子どもたちが、つり下げられた菓子にかわるがわる、勢いよく飛びついている。
そして、子どもたちが菓子を引っ張って取るたびに、機体が上下に大きく揺れているのがわかる。
なかには、赤ちゃんを抱いた母親が菓子に手を伸ばす様子も写っている。


菓子をつり下げたドローンにもカメラが取り付けられていて、その映像では子どもたちが菓子を取るたびに画面が激しく揺れて、機体が不安定になっているのがわかる。


ドローンは、空中撮影やインフラの点検、荷物の配送など、急速に利用の幅が広がっていて、民間機関の調査では、国内のドローン関連ビジネスの市場規模は年間500億円を超え、2020年には1000億円以上になると推計されている。


一方、機体が軽く、風などの影響を受けやすいことや、安全面の技術が開発途上にあることなどから、飛行にあたっては墜落など不測の事態への備えが不可欠だと指摘されている。


総理大臣官邸の屋上でドローンが見つかった事件を受けて、おととし施行された改正航空法では、航空機との接触や事故を防ぐため、重さ200g以上のドローンについて飛行にさまざまな規制を設けている。


具体的には、都市部の人口密集地や空港の周辺、人が集まる祭りやイベント会場などでの飛行を原則禁じているほか、ドローンからの物の投下や夜間の飛行なども禁止されていて、例外的に飛行する場合には国の許可や承認が必要だ。
ドローンの飛行が可能な地域は、国交省のホームページなどで公開されている。


今回の飛行では、会社側が国から飛行の許可を得ていたが、人の上を飛行することや機体に物を取り付けることなどは申告しておらず、国交省は法令に違反しているとしている。


一方、人が集まる場所での飛行で、どのような安全対策が必要か、これまで明確な基準がなかったことから、国交省は来月にも具体的な数値を示して規制を強化する方針だ。


具体的には、ドローンの高度が20m未満の場合は半径30m、50m未満では半径40mなど、飛行する高さに応じて機体の下に立ち入り禁止区域を設けることなどを義務づけるという。


また、万が一、人に接触した場合の被害を軽減するため、人が集まる場所で飛行する際は、プロペラの周りにカバーを取り付けることも義務づけることにしている。

 

出典

ドローン危険飛行で会社厳重注意

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20171228/0005564.html 

 

 

12282014分に日本経済新聞からは、今後の規制に関する、やや詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

国交省は、イベント会場など多数の人が集まる場所でドローンを飛ばす際、運航者に半径30m以上の立ち入り禁止区域を設けるよう義務付ける。

航空法に基づく通達を改正し、2018年1月中に施行する。

 

ドローンの利用が広がるのに伴い、事故やトラブルも目立つ。

同省などは、安全な活用に向けた対策を急ぐ。

 

ドローンは、イベント会場や人口密集地などで飛ばすには国の許可が必要となる。

ただ、これまで観客や住民の安全確保策には明確な基準がなかった。

現行の通達は、観客との距離について「適切な距離を置いて飛ばす」と記載するだけだ。

 

新たに設定される禁止区域は、ドローンの飛行高度に応じて決まる。

高度が20m未満の場合は飛行範囲から半径30m、50m未満の場合は同40m、100m未満の場合は同60mとした。

 

人に接触した際の被害を防ぐため、プロペラにカバーを着けることも義務付けるほか、イベント会場の上空で飛行する場合は、原則として風速5m以下の気象条件に限ることとする。

 

ドローンが飛行するエリアをネットで囲むなど、観客に被害が及ばないよう事前に対策が取られている場合は規制の対象とならない。

 

今回の規制は、11月に岐阜県大垣市のイベント会場で飛行中のドローンが約10mの高さから落下し、男女6人がケガをする事故が発生したことを受けた。

会場で飛ばしていたドローンは国から許可を得ていたものとは別の機体だったことも判明し、同省大阪航空局は運航会社を厳重注意した。

 

ドローンによる事故は各地で発生。

国がトラブルの報告を求めるようになった15年12月以降、100件以上の報告があった。

大半が、個人や空撮事業者による撮影中の落下事故だった。

 

15年4月に首相官邸の屋上で放射性物質を積んだドローンが見つかった問題を受け、国交省は人口密集地などでの飛行を規制。

また、操縦者の技能向上のために民間団体が行う講習の公認制度を導入するなど、安全対策を進めてきた。

 

出典

ドローン飛行 立ち入り禁止区域の設定義務化へ 国交省

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25204640Y7A221C1CR8000/?n_cid=NMAIL007 

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2017915日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第7報として掲載します。

第6報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7555/

 

 

(2018年1月4日 修正9 ;追記)

   

20171228日付で茨城新聞から、報告書が再提出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

原子力機構は27日、事故原因と再発防止策をまとめた最終報告書を県と原子力規制委員会に提出した。

事故の組織的な要因として、「上級管理者が必要な役割を果たしていなかった」などと結論付けた。


原子力機構は9月に、法令に基づく最終報告書を原子力規制委員会に提出したが、組織的な問題の分析が不十分として、規制委から再提出を求められていた。


今回の報告書では、組織要因について、核燃料物質を長期にわたり貯蔵する管理基準がなかったことを指摘。

事故後、核燃料物質が皮膚に付着した作業員に内部被ばくを防ぐ応急処置を指示できず、組織としてチェック機能が働かなかった点など、18項目を抽出した。


上級管理者である同センター所長や担当部長らの処分について、原子力機構は「今後検討し、厳正に対処する」とした。


再発防止策は、同様の貯蔵容器のふたを開ける際は密閉性のある設備で行うことなどを盛り込んだ管理基準を策定し、事故の教訓を踏まえた職員の教育も徹底すると記載した。

出典

大洗被ばく最終報告 上級管理者、役割果たさず 原子力機構』

http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15143730630755 

 

 

1227188分にNHK茨城からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

最終報告書では、事故の組織的な要因として、核燃料物質を安全に貯蔵する管理基準の仕組みが無かったことや、本来は安全管理を行う人が当時は作業に加わっていたため、事故が起きた際の対応ができなかったことなどが挙げられている。


その上で再発防止策として、核燃料物質の管理基準と、被ばくをふせぐためのガイドラインを新たに策定したことや、事故が起きることを想定して定期的な訓練を行うなどとしている。

 

出典

被ばく事故の最終報告書県に提出

https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20171227/1070001202.html 

 

 

 

(2018年2月25日 修正10 ;追記)

 

20182211947分に毎日新聞から、事故はレベル2と評価されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

原子力規制委員会は21日、原子力事故の国際評価尺度(INES)に基づき、8段階のうち下から3番目となる「レベル2(異常事象)」と最終評価した。

 

事故では核燃料物質が入った袋が破裂し、作業員5人が内部被ばくした。

密閉されていない作業台で作業するなど安全管理が問題となり、規制委は「核燃料物質の貯蔵、作業計画など全てにおいて不適合事象が発生し、深刻な事故を発生させた」と結論づけた。

 

規制委は、核燃料物質を扱う施設の規則を改正し、飛散する恐れのあるプルトニウムなどを一定量使用する際は密閉設備を使うことを義務付ける。

 

出典

『原子力機構 大洗被ばく事故はレベル2』

https://mainichi.jp/articles/20180222/k00/00m/040/042000c 

 

 

2231853分に朝日新聞からは、被曝した全員が職場復帰したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

原子力機構は23日、5人全員が職場復帰したことを明らかにした。

今後も健康状態の確認を続けるという。

原子力機構が文科省の特命チームの会合で報告した。

 

原子力機構によると、5人のうち、最も多い人の内部被曝は50年間で100ミリシーベルト以上200ミリシーベルト未満だった。

昨年7月から順次、職場に復帰し、今月13日に最後の1人が仕事に戻ったという。

 

原子力機構は、地元住民への事故の経緯と原因と再発防止について、来月中旬に説明会を開く予定についても明らかにした。

 

出典

被曝した作業員、全員が職場復帰 大洗の内部被曝事故

https://www.asahi.com/articles/ASL2R5362L2RULBJ008.html 



読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20171227日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報として掲載します。

第2報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7896/

 

 

(2018年1月4日 修正2;追記)

 

201712272244分に毎日新聞から、保守担当と指令の間にコミュニケーションギャップがあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

11日午後1時35分。異常事態は博多を出発した直後に始まっていた。

台車の亀裂が判明する13号車デッキで「甲高い音」を聞いたのは客室乗務員(25)。

だが、確認しにいった車掌長(56)は異常なしと判断する。

 

小倉駅を出た同50分ごろから、7、8号車付近で車内販売員らが次々と「鉄を焼いたような臭い」などに気付く。

同様の臭いは11号車でも確認された。

 

広島駅到着前の午後2時半ごろ、報告を受けた指令員は保守担当者を乗せるよう指示。

担当者3人の乗車は3駅先の岡山駅だったが、異変は広がっていた。

 

福山~岡山駅間の15分間には、13号車の乗客3人が、臭いに加え「もやがかかっている」と申告。

臭いは4、10号車にも及んでいた。

 

保守担当者3人は、そんな状況の中、乗り込んだ。

13号車で「ビリビリ伝わる」振動や異音を感じ取り、「床下を点検したい」と打診。

「走行に支障があるのか」。指令員(34)が問うと、保守担当者の一人(60)は「そこまでいかない。見ていないので現象が分からない」。

曖昧とも取れる返事だが、指令員は支障なしと受け取った。

 

この担当者はさらに「安全をとって新大阪で床下をやろうか」と提案したが、指令員は隣に座る指令長から報告を求められ、耳から受話器を離したことで聞き逃していた。

 

指令員が点検実施を調整してくれている・・・。

保守担当者は専門家なので危険なら伝えてくる・・・。

互いに思い込みを抱えたまま判断を人任せにし、のぞみは名古屋駅まで走り続けた。

 

出典

『新幹線台車亀裂 「安全をとって」指令員の耳に提案届かず』

https://mainichi.jp/articles/20171228/k00/00m/040/088000c 

 

 

122863分にNHK関西からは、今後は保守経験ある社員を指令所に配置するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR西日本は、脱線にいたるおそれがあった今回の問題の課題として、社員どうしの認識のズレなどを挙げている。


これを受けJR西日本は、指令体制の強化策として、保守担当の経験がある車両の仕組みに詳しい社員を今後指令所に配置するほか、社員間の連携の強化策として、来年2月をめどに映像を見ながら会話ができる新たなシステムを導入することを決めた。


さらに、列車停止の判断基準を明確にするため、今回のように複数の異常が確認された際の基準も、今後、定めていくとしている。

出典

新幹線台車亀裂で対策強化

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20171228/3982501.html 

 

 

2017122986分に毎日新聞から、新型車両は台車の異常振動を運転席で覚知できるが、トラブルがあったのは旧型車両だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

異常な振動を検知する最新型車両「N700A」であれば、早期に点検できた可能性の高いことが関係者への取材で判明した。

 

今回の車両は1世代前で、JR西日本の車掌らが振動を感じながら台車の異常と明確には認識せず、点検が遅れた。

JR西は再発防止策として、N700Aと同様の機能を他の車両にも導入する方針だ。

 

新幹線を共同運行するJR西と東海は、2013年にN700Aを投入。

西は全83編成のうち11編成、東海は全133編成のうち38編成を占める。

 

JR東海と車両メーカーが開発した台車振動検知システムが搭載され、各車両の台車の振動を常時監視。

異常があれば運転台に表示され、運転士がブレーキを掛けることになっている。

 

亀裂が見つかった車両は、N700Aの前に開発されたN700系。

JR西、東海の両社は、N700Aで採用した新型ブレーキなどの最新技術を搭載する改造を行ったが、振動検知システムは見送った。

両社は、「台車の構造が異なり、検知システム搭載は難しかった」と説明している。

 

JR西は、N700Aなら今回の台車の異常を検知できたかについて、「今後の調査で把握していく。現時点では分からない」とし、検討する新たなセンサーの仕組みも具体的には明らかにしていない。

 

出典

『のぞみ車両 旧型、亀裂検知できず 新型はシステム搭載』

https://mainichi.jp/articles/20171229/k00/00m/040/152000c 

 

 

 

(2018年1月28日 修正3 ;追記)

 

20181261128分に朝日新聞から、契約社員の乗務員が異常に気付き正社員の車掌長に報告したが車掌長は問題なしと判断したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

山陽新幹線(新大阪―博多)では、多くの区間で車掌は3人。

そのうち1人は「客室乗務員」と呼ばれ、車内巡回など、乗客への対応を専門としている。

 

役割は東海道新幹線のパーサーと似ており、ドアの開閉や床下点検などの業務はできない。

身分は契約社員(1年、更新あり)で、正社員の車掌とは立場が異なる。

 

昨年12月の「のぞみ34号」のトラブルでは、最初に異常を察知したのは、客室乗務員(当時25)だった。

JR西日本が公表した資料によると、博多駅を出た直後、13号車のデッキで甲高い異音を聞いたため、すぐに車掌長(当時56)に報告。

確認してもらったところ、「通常と変わらない」と判断されたという。

 

その後も同じ場所で再び異音を感じ、「さらに大きく高い音になっている」と報告。

焦げたような臭いがしていることや客室内のもや、振動などについてもすべて伝えていた。

 

社内調査によると、車掌長は「気にならなかった」、「消えていると感じた」などと答えたといい、結局、車掌長が指令と話し合った結果、「運行に支障なし」と判断されていた。

 

客室乗務員の訴えを、車掌長が受け流していなかったか。

このやり取りについて、JR西の森川・新幹線管理本部長は、「車掌長は申告を受けて『大丈夫』と確認し、車両の状況について責任を持って判断した。(客室乗務員が)車掌長に言いにくい雰囲気はなかったと思う」と話している。

     

【鉄道総合技術研究所の元主任研究員の芳賀繁・立教大教授(交通心理学)の話】

 

パーサーが、乗客対応だけでなく、保安の一翼を担っているという自覚を持つことが大事になる。

航空機の客室乗務員のイメージで、異常時の対応訓練を定期的に受けることも必要だ。

子会社の社員という立場で、車掌に申し出にくいこともあるだろうが、立場を超えて協力するように意識を変えなければいけない。

JR各社は、指令にお伺いを立てる傾向が強いが、現場で判断することがトラブルを未然に防ぐことにつながる。

 

出典

のぞみ亀裂、契約社員の車掌察知 新幹線車掌減に懸念も

https://digital.asahi.com/articles/ASL1S6D8PL1SPTIL02W.html?rm=205 

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

本年も拙ブログにお付き合いいただき、有難うございました。

 

今年1年を振り返りますと、掲載記事を絞ろうと思いつつ、ついつい、あれもこれもと掲載した1年だったような感があります。

実際、記事数が100件を超える月が、2016年は3ケ月だったものが、2017年は9ケ月になっていました。

 

中には、メディアで大々的に取り上げられ、本ブログで紹介する必要はないと思われる記事もありましたが、メディア情報のほとんどが時間とともに消えていく中、後日の参考にでもなれば・・・との思いで掲載しました。

 

新年は1月4日より再開します。

皆様、良いお年を。

 

 

                   ブログ者 

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[2回]

201712271029分にNHK栃木から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ことし3月、栃木県那須町で高校生ら8人が死亡した雪崩を受けて、防災科学技術研究所のグループは、低気圧の通過に伴う降雪で雪崩発生の危険性がどれくらい高まっているかを5段階で予測し地図上で示す新たなシステムを開発した。


ことし3月、栃木県那須町で高校生ら8人が死亡した雪崩について、防災科学技術研究所の中村一樹主任研究員らの研究グループは、当時の調査結果などから、現場の南側を通過した低気圧がもたらした雪によって現場付近にもろく崩れやすい「弱層」と呼ばれる雪の層が作られたことが原因の1つになったと分析している。


これを受けて研究グループは、同じように低気圧が通過する際の雪で雪崩発生の危険性がどれくらい高まっているかを予測する新たなシステムを開発した。


システムには、山の標高や斜面の角度などの細かい地形データが入れられていて、そこに気象庁が3時間おきに発表している気温や風向きの予報のほか、独自に計算した降雪量の予想を加える。


これに基づいて、「弱層」ができやすく雪崩の危険性が高い方から、順に赤、オレンジ、黄色、黄緑、それに緑の5段階で30時間程度先まで予測し、地図上で5km四方ごとに示す。


研究グループは来月からシステムの試験運用を始め、各地の山岳ガイドやスキー場の関係者などに情報を提供するとともに、危険性が高いとされた場所で実際に雪崩が起きたかなどのデータを集め、予測の精度をさらに高めることにしている。


中村主任研究員は、「低気圧の雪による雪崩の危険性を認識せずに山に行っていた人も多いと思う。将来的には安全な雪山登山などに活用してもらいたい」と話している。

ことし3月、栃木県那須町で高校生ら8人が死亡した雪崩の現場付近では、中村主任研究員らの研究グループが行った調査で、積もった雪の表面から深さ20cmから30cmのところに、雪の結晶の結合が弱くもろく崩れやすい「弱層」と呼ばれる層が見つかっていて、研究グループは、この層が崩れ、雪崩が発生した可能性が高いとしている。


研究グループによると、こうした「弱層」は、過去の雪崩の分析結果から、低気圧の通過に伴う雪が、地表付近の気温が2℃を下回った状態で角度が30°以上の急な斜面に新たに22cm以上積もった場合にできやすいということで、今回開発された新たなシステムで那須町の雪崩をシミュレーションしたところ、発生の2時間ほど前から現場周辺に危険性が最も高い「赤」が表示されたという。


中村主任研究員は、「那須町の雪崩は、低気圧による降雪で『弱層』ができ、そこが壊れて『表層雪崩』が起きたと考えている。こうした雪による雪崩の危険性がどこにあるのかを見てわかるようにするのが第一の目標だった」と話している。

 

出典

雪崩の危険性予測する新システム

https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20171227/1090000853.html 

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20171223日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

熊本市は22日、10月に市が管理する施設で起きた2件の火災について、出火原因を発表した。

 

同市消防局によると、10月22日朝に市庁舎9階の設備課でキャビネット棚が焼損した火災は、使い捨ての単3リチウム電池2本を誤って充電していたことが原因。

電池内部が発熱し出火したとみている。

 

また、同月24日午前に北区植木町の植木火葬場で屋根の一部が燃えた火災については、火葬炉の排気筒から屋根の下地の木材に熱が伝わったことが原因とした。

長年の使用で木材が炭化し、発火しやすくなっていたとみている。

 

同市は、充電器をコンセントに差したままになっていないかなどを確認したり、熱が伝わり難い部材を使用したりするなどして再発防止に努めるという。

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

201712261121分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

気象研究所(茨城県つくば市)が、竜巻などの局所的な突風の「前兆」をレーダーで捉え、進路を予測するシステムを開発した。

 

既に、山形県内を走るJR羽越線では冬季の運行に活用されており、新たに竜巻にも活用できることが今回判明したことから、今後、全国への運用拡大を目指す。

 

竜巻は直径が数10~数100mと小さいうえ、短時間で消滅することから、地上に固定した風速計では捉えるのが難しい。

 

2005年12月25日に局所的突風で羽越線が脱線・転覆した事故を受け、同研究所はJR東日本と共同で、上空の風の動きを広範囲に観測できるドップラーレーダー2台を山形県庄内地方に設置し、突風の研究を始めた。

 

10年間の観測で、地上300mほどの上空に発生する直径数km以下の空気の渦が突風の「前兆」であることが判明。

観測データから渦を自動的に見つけ、突風の最大風速や進路を予測するシステムを開発した。

 

このシステムを使って、つくば市内などに甚大な被害をもたらした12年5月の竜巻を解析したところ、最初の被害が発生する約12分前の時点で、境町上空に渦を確認。
その後、常総市やつくば市方面に動いた。


竜巻の実際の移動経路と一致していたことから、渦を探知することで竜巻の進路を予測できる可能性が高いという。

 

同研究所の楠研一室長は、「竜巻が到達する10分前でも、情報提供できれば、命を守ることができるかもしれない。季節や地域による違いなども調べ、全国で使える予測法を確立したい」と話す。

 

出典

『天気 竜巻の前兆捉え進路予測 気象研がシステム開発』

https://mainichi.jp/articles/20171226/k00/00e/040/259000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

突風予測システムが開発されたという情報は、下記記事参照。

 

20171213日掲載

2017125日報道 JR東日本と気象研は12年前の羽越線突風転覆事故の再発防止策として、ドップラーレーダーを使った突風予測システムを開発した、突風の多い冬場だけ運用する

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7845/

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20171226630分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

庭石などに使われる「蛇紋岩」に含まれるアスベスト(石綿)を吸入して肺がんになったとして、埼玉県の造園業の男性(71)が熊谷労基署に労災認定された。 

蛇紋岩による石綿健康被害の労災認定は、極めて珍しい。

蛇紋岩に石綿が含まれていることはほとんど知られておらず、他にも多くの被害者がいる可能性がある。

 

蛇紋岩は北海道から九州まで広く分布し、石綿を含むことが多い。

資源エネルギー庁によると、近年は採掘量が減っているものの、10年前の2007年には国内で年156万トンが採掘され、セメントの材料や石材として流通している。

石綿そのものの使用は労安法で禁止されているが、蛇紋岩の使用は認められている。

 

男性が労災認定されたのは今年4月。

労基署の調査などによると、男性は1970~82年ごろに週2、3回、愛知・静岡県境の採石場で蛇紋岩を仕入れ、庭石として販売していた。

表面を電動工具で削るなど加工することもあった。

別の仕事に従事した後、92~05年には、造園の仕事で蛇紋岩を切断したこともあった。

男性は蛇紋岩に石綿が含まれていることを知らず、マスクなどの安全対策は取っていなかったという。

 

男性は15年春に肺がんと診断され、手術で肺の一部を摘出。

仕事が原因と考え、熊谷労基署に労災申請した。

 

手術で摘出された肺の組織を同署が調べたところ、労災認定基準の数倍の石綿が検出された。

仕事で蛇紋岩に含まれる石綿を吸い込んだことが肺がんの原因と判断し、労災認定した。

 

蛇紋岩による石綿被害を研究する久永直見(なおみ)愛知学泉大教授(産業医学)は、「蛇紋岩由来の石綿被害の実態は分かっておらず、労基署が被害を認めた意義は極めて大きい。蛇紋岩は身近にあり、隠れた被害者が相当数いる可能性がある。国は作業員らに危険性を周知すべきだ」と指摘する。

 

 

【ことば】蛇紋岩

 

国内に広く分布する岩石で、表面の模様が蛇の皮に似ていることから、この名がついた。

比較的安価で、表面は緑色や黄色で光沢がある。

コンクリートに使う砂利に加工されるほか、模様の美しさから庭石や装飾品などにも利用される。

部分によって石綿が含まれ、風化によって繊維状の石綿が飛散することもある。

角閃石(かくせんせき)やタルク(滑石)にも石綿が含まれている。

 

出典

『造園業者石綿労災 「蛇紋岩」庭石加工で肺がん』

https://mainichi.jp/articles/20171226/k00/00m/040/140000c

 

 

1226635分に毎日新聞から、下記趣旨の関連記事がネット配信されていた。

 

「蛇紋岩に石綿が含まれ、それを吸っていたなんて思ってもみなかった」。

蛇紋岩の石綿で肺がんになったとして今年4月に労災認定された埼玉県の造園業の男性(71)は、毎日新聞の取材に心境を語った

 

男性は1970年ごろ、愛知・静岡県境にある採石場で、庭石に使う蛇紋岩を仕入れる仕事を始めた。

比較的大きな岩を買い付け、トラックに積んで近くの街で訪問販売していた。

高度経済成長期とも重なり、「よく売れた」という。

 

ただ、採石場はダイナマイトで岩を爆破するなどしており、強風が吹くと砂ぼこりがもうもうと舞った。

男性が行くのは多い時期で週2、3回で、作業時間は1回2~3時間。

現場では、蛇紋岩を機械で細かく砕いて砂利にし、ダンプカーに積む作業が一日中行われており、数10人が働いていた。

この男性だけでなく、ほとんどの作業員はマスクを着けていなかった。

「あの人たちは自分よりずっと多く石綿を吸い込んでいたと思う」と振り返る。

 

男性に早期の肺がんが見つかったのは2015年春。

石綿など念頭になかったが、加入している労働組合「建設埼玉」の担当者から「肺がんなら石綿の可能性を調べるべきだ」と石綿関連疾患の専門医の受診を勧められ、原因が石綿と分かった。

 

最近は蛇紋岩を扱っていない。

「40年も前の仕事が原因とは……」と驚いたという。

 

男性は手術して体調が回復し、造園業に復帰した。

「誰を恨むわけじゃないが、蛇紋岩に石綿が含まれていると知っていれば、対策を取れたかもしれない。多くの人に蛇紋岩の危険性を知ってもらい、発病する人が減ってほしい」と話した。

 

出典

『「蛇紋岩、知っていれば対策も」』

https://mainichi.jp/articles/20171226/k00/00m/040/141000c 

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

 通信欄 
問合せなどあれば記事末尾の読者通信欄に名前(匿名可)とメルアドを記入し ①確認ボタンをクリック ②記入欄に用件記入   ③確認ボタンをクリック ④内容がOKであれば送信ボタンをクリック    してください。     ちなみに「ご送信ありがとうございました」との返信がありますが。それは通信欄会社からの自動メッセージですので、ご留意ください。
 カテゴリー Category 
 最新コメント Latest Comments 
[06/09 ※無記名]
[06/01 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[01/20 ※無記名]
[08/31 ガーゴイル]
[09/27 三浦]
[03/02 南方英則]
[11/20 山城守]
[07/20 記事内容について訂正をお願いします。]
[07/16 神戸ファン]
[04/21 Rawi]
[08/12 山田晴通]
[04/24 道産子]
[04/15 道産子]
[04/15 道産子]
[04/05 道産子]
[04/02 道産子]
[04/01 道産子]
[02/27 道産子]
[02/26 愛読者]
[01/10 愛読者]
[11/07 愛読者]
[10/12 愛読者]
[08/24 愛読者]
 ツイッターなどへの接続 
 製造業ブログランキングへの接続 
下記をクリックすれば、2種類の製造業ブログランキングにつながります
にほんブログ村 企業ブログ 製造業へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
 最新トラックバック 
 バーコード 
 カウンター 
 アクセス解析 
 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

Template by ららららいふ / Material by 素材くん「無料WEB素材屋」

忍者ブログ [PR]