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2017年12月6日17時2分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
農林水産省は、インターネットなどで健康によいと紹介されている「ビワの種」について、天然の有害物質が含まれ、多量に摂取すると健康を害するおそれがあるとして、粉末にするなどして食べないよう注意を呼びかけている。
農水省によると、果物のビワの種に含まれている「アミグダリン」という物質について、インターネットなどで「ビタミンの一種で健康によい」とか「がんに効果がある」などと紹介されたり、ビワの種を使った料理のレシピが掲載されたりしているという。
しかし農水省は、「アミグダリン」は青酸を含む天然の有害物質で、健康によいという科学的な根拠は無く、多量に摂取した場合、頭痛やめまいなどの中毒症状を起こすおそれがあるとしている。
実際に、ビワの種を粉末にした食品から有害物質が高い濃度で検出され回収されたケースが、今年度に4件あったという。
農水省は、ビワの種を粉末にした食品を食べないよう注意を呼びかけているほか、粉末にせず種のまま料理する場合も注意するよう呼びかけている。
一方、熟した果肉については、安全に食べることができるとしている。
農水省では、「回収されたビワの種の粉末食品のうち、特に濃度が高いものは、小さじ1杯程度でも健康に影響が無いとされる量を超えて青酸を摂取してしまう可能性があった。種を料理した場合も、これまでに健康被害の報告は無いが、注意してほしい」と話している。
出典
『「ビワの種」に有害物質 食べないよう注意呼びかけ 農水省』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171206/k10011248621000.html?utm_int=all_side_ranking-access_004
(ブログ者コメント)
以下は、平成29年12月6日付の農水省HP記事
『ビワの種子の粉末は食べないようにしましょう』
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin/loquat_kernels.html
2017年6月25日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7276/
(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7275/
(2017年12月13日 修正2; 追記)
2017年12月6日14時5分にNHK新潟から、職員が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、サイレンで告知を行わないなど安全確認が不十分だったのが事故の原因と結論づけて、現場責任者だった県の職員2人を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
警察によると、観光放流は初めてだったにもかかわらず、事前に下流の水位の変化などが検討されていなかったほか、サイレンやスピーカーを使った流域への告知も行われていなかったという。
出典
『ダム放流事故で県職員を書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20171206/1030000970.html
2017年12月7日付で朝日新聞香川全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前11時40分ごろ、東かがわ市三本松の市社会福祉センターから「ボイラーから爆発音がして、館内に煙が蔓延している」と119番通報があった。
警察によると、1階の機械室にある風呂用のボイラーのタンクが爆発し、機械室や隣接する別の施設などの窓ガラス5枚が割れるなどした。
けが人はなかった。
破裂したタンクは円筒形で、高さ約160cm、直径約100cm。
警察によると、ボイラーは約1年半、使われていなかったが、通電状態のままタンク内に水を溜めていたため、破裂した可能性があるという。
社会福祉協議会の女性職員は、「そばで打ち上げ花火が上がったようなバーンという大きな音がしてビックリした。機械室に近づくと白い煙がたっていて、焦げるような臭いがした」と話した。
12月6日に瀬戸内海放送からも、同趣旨の記事がユーチューブ配信されていた。
文字情報はほとんどないが、映像中の字幕情報は下記。
給湯器が爆発。パイプ管や扉などが破損した。
腐食を防止するために通電していた。
給湯機の中に水素ガスが発生し、充満して爆発した可能性が高い。
出典
『東かがわ市 社会福祉センターで給湯器爆発 香川』
https://www.youtube.com/watch?v=t4ZoJWP3bhk
(ブログ者コメント)
ユーチューブ映像には、損壊した室内や吹き飛んだドアなどが映っている。
2017年12月5日18時30分にYAHOOニュース(時事通信)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
気象庁気象研究所とJR東日本は5日、山形県内で発生する竜巻などの渦を伴う突風を探知するシステムを開発したと発表した。
従来の竜巻情報に比べ、予測進路など精密な情報提供が可能で、19日から同県内の列車の運転規制に活用する。
2005年12月25日、山形県庄内町のJR羽越線で特急列車が突風を受け転覆し、38人が死傷する事故が発生。
気象研とJRが対策を研究してきた。
その結果、同県庄内地方で冬季に突風が吹く際、上空に直径数km以下の雨雲の渦ができていることなどを突き止めた。
新たなシステムでは、レーダーの観測情報を基に、突風をもたらす可能性がある渦を自動的に特定し、進路や最大風速を予測する。
JRは情報を基に、秒速33m以上の突風が予測される地域の列車に対し、最大10分前に停車を指示する。
システムの対象区間は、羽越線五十川~女鹿間と陸羽西線余目~清川間。
出典
『突風探知システムを開発=運転規制に活用―気象研、JR東』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171205-00000100-jij-soci
12月5日18時5分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12月5日19時1分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本は5日、雨粒の動きから空気の渦を探知するドップラーレーダーを使い、突風がどこで吹くかを予測し、列車の運転に危険が及ぶ場合、事前に止める新たな運転規制システムを19日から羽越線などで導入すると発表した。
羽越線では2005年12月、山形県庄内町で暴風雪の中、走行中の特急が脱線し、5人が死亡、33人がけがをする事故が起きた。
局所的な突風が原因とされ、事故の再発防止策として、JR東が予測技術の実用化に取り組んでいた。
ドップラーレーダーによる列車の運転規制は、世界初となる。
JRによると、レーダーが日本海上空で突風の原因となる空気の渦を直接捉えて突風の進路や強さを予測し、運行を管理する指令室に情報を送信する。
ドップラーレーダーは、JR羽越本線の五十川~女鹿間、JR陸羽西線の余目~清川間を含む半径30kmの範囲をカバーできるということで、今月19日から「突風」が多く発生する冬の期間、運用される。
出典
『突風予測、事前に列車停止 JR東、羽越線などで導入』
https://this.kiji.is/310703689479472225?c=39546741839462401
『JR東日本 「突風」探知の新レーダー活用』
http://www.news24.jp/articles/2017/12/05/07379678.html
2017年12月7日18時7分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
仙台市の八木山動物公園で6日、来園者による餌やり体験の最中に女性飼育員がカバに左手をかまれる事故が起きた。
餌やり体験は、プールの外からカバの口めがけて餌を放り投げるもので、30代の女性飼育員は、餌がうまく入るようにカバの口の付近に手を添えて補助をしていた。
しかし、注意をそらした隙にカバの口が閉じてしまった。
女性は左手の人さし指と中指の間にカバの前歯が貫通する大けがをした。
八木山動物公園は今回の事故を受け、作業手順や安全の確認ができるまで、カバの餌やりを中止するという。
出典
『餌やり体験の最中に…カバの歯が飼育員の手を貫通』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000116148.html
12月7日付で河北新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12月8日付でTBS NEWSから、12月7日10時11分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
仙台市八木山動物公園(太白区)は6日、30代の女性飼育員が5日にカバに左手をかまれ、全治1カ月の大けがをしたと発表した。
飼育員は、毎日あるカバの餌やり体験で補助作業をしていた。
同園は、作業手順や安全の再確認ができるまで体験イベントを中止する。
同園によると、飼育員は5日午後2時45分ごろ、来園者向けの餌やり体験イベントで、餌のニンジンをカバの口に入れやすいよう、左手をカバの口元に差し出していたが、餌をやる子どもに注意を促そうとカバから目を離した際にカバの口が閉じ、右前歯が左手を貫通して神経などを損傷した。
近くの病院で受診し、現在は自宅療養している。
大内園長は、「安全を確保した上で行うべきイベントで職員がけがをしてしまった。来園者に迷惑をお掛けして大変申し訳ない」と謝罪した。
同園は、イベント中に飼育員が立つ位置やカバとの距離など作業手順を再確認し、再発防止を図る。
一方、アフリカゾウやヤギなどの餌やり体験は、「安全性が確認できた」として継続するという。
出典
『<八木山動物公園>カバにかまれ大けが 女性飼育員 餌やり体験中止へ』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171207_13012.html
『飼育員がカバに手をかまれ大けが、餌やり体験補助中』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3233741.html
『カバが女性飼育員の手かむ、指の付け根付近貫通』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171207-OYT1T50017.html
(ブログ者コメント)
発生日を6日とするメディアが1つ、5日とするメディアが3つにつき、タイトルは5日発生とした。
2017年12月6日12時38分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後10時前、上富田町生馬にある「NTN紀南製作所」の工場で、従業員の男性(53)がコンベヤーで流れてきた鉄製のパレットと「焼鈍炉」と呼ばれる鋼を加熱する炉の入り口の間に挟まれているのを同僚が発見し、消防に通報した。
この事故で、男性は顔をやけどするなどして田辺市内の病院に搬送されたが、およそ2時間後に死亡が確認された。
男性は、パレットが炉の中に入っていく場所の近くで作業をしていたということで、警察が当時の詳しい状況を調べている。
出典
『上富田町の製造工場で作業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2043347941.html
12月6日19時37分に和歌山放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
昨夜9時15分頃、上富田町生馬にあるNTN紀南製作所のベアリングを製造する工場で、炉に入れて製品内部のひずみを取り除く焼き鈍(なま)しという工程を担当していた男性(53)が、炉の入り口とベアリングの入った鉄製の入れ物の間に挟まれた状態になっているのを、次の工程を担当していた同僚が見つけた。
男性のいる辺りから白い煙が上がるのを見て異変に気づいたということで、炉の入り口と鉄製の入れ物に挟まれた男性は、その後、田辺市内の病院に搬送されたが、顔に重いヤケドを負っていて、およそ2時間後に死亡が確認された。
警察による司法解剖の結果、死因は熱傷性ショックだった。
警察によると、ベアリングの入った鉄製の入れ物は自動的に炉の中に入るシステムで、警察は、なぜ男性が挟まれたのか、事故の原因を調べている。
出典
『上富田町のベアリング工場で作業事故 男性死亡』
https://wbs.co.jp/news/2017/12/06/112503.html
2017年12月5日19時2分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月6日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前10時40分ごろ、北九州市小倉北区にある「北九州市立食肉センター」で、牛の肉をトラックに積み込むためなどに使うベルトコンベアに58歳の男性作業員が挟まれているのを別の作業員が見つけて通報した。
男性は病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡した。
死因は窒息死で、労災とみて調べている。
ベルトコンベアは、長さが、およそ10m、幅が、およそ2mで、警察や北九州市によると、男性が挟まれていた場所は高さが2m程度あり、服が挟まれて宙づりの状態になっていたという。
男性は市から業務委託された会社の社員で、ベルトコンベアを使って、解体した牛肉を冷蔵庫からトラックに移す作業などを担当していたという。
近くには9人の作業員がいたということだが、事故を目撃した人はおらず、警察は安全管理に問題がなかったかなど、当時の状況を詳しく調べることにしている。
事故を受け、北九州市保健衛生課は、「残念なことで、ご遺族の方にお悔やみを申し上げます。詳しい状況を把握したうえで原因を究明し、今後、このようなことがないように対応していきたい」とコメントしている。
出典
『市の食肉センターで作業員が死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5023323691.html
2017年12月5日11時1分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前8時31分ごろ、JR中央線の武蔵境駅構内で、東京発高尾行きの下り電車の車両内で異臭がしたため、電車は一時停車した。
このため、特急2本を含む上下線計28本に最大22分の遅れが出た。
JR東によると、30代の男性客が床に置いていたカバンのひもが座席下の暖房用ヒーターに触れたのが原因。
ヒーターは座席の奥にあり、最高で70℃まで温度が上がるが、カバーが付いていて、通常は危険はないという。
この車両には約150人の乗客がいたが、異臭による影響はなかった。
出典
『カバンのひも、座席下ヒーターに触れ異臭 中央線に遅れ』
http://www.asahi.com/articles/ASKD53CTDKD5UTIL005.html
キーワード;熱面
2017年12月4日18時7分に読売新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
西日本高速道路は、今冬、走行中の車のタイヤを高感度カメラで撮影し、スタッドレスタイヤかどうかを自動識別するシステムを全国で初めて導入する。
冬用タイヤの装着規制をかけた際に係員が車を止めて確認する必要がなくなり、渋滞発生を防ぐ効果が期待できる。
車のタイヤを強力な発光ダイオード(LED)ライトで照らして撮影し、溝の深さや形から、コンピューターがスタッドレスかどうかを判別する。
情報は画像と音で誘導員に瞬時に伝えられ、装着していれば、そのまま通過させる。
舞鶴若狭自動車道の西紀サービスエリア(SA)下り(兵庫県篠山市)など、4路線5か所で試験的に導入する。
将来的には、設置場所を増やしていく考えだ。
高速道路では、降雪時など必要な場合、冬用タイヤを装着していない車を走らせない規制がかけられる。
ただ、係員が目視で確認するため、冬の渋滞の要因の一つとなっている。
西日本高速道路の試算では、通過に約30分かかっていたのが、このシステムを使えば5分に短縮できるという。
出典
『「冬タイヤ」自動識別、車止めず高感度カメラで』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171204-OYT1T50038.html
2017年12月4日14時46分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年8月、長崎市の建設会社の倉庫で、当時58歳の男性の社員がフォークリフトの先端部分に渡した板に乗って資材を取り出す作業をしていたところ、1.7mの高さから落下した。
社員は頭を強く打つなどして死亡し、労基や警察が、当時の状況や事故の原因を調べていた。
その結果、この会社の70歳の社長が、フォークリフトの運転業務に必要な資格を持っていないのに運転し、手すりがついた専用の器具を取りつけるなど、危険を防止するための措置をしていなかったことがわかったという。
このため長崎労基署は、4日、労安法違反の疑いで社長を書類送検した。
また、警察も業務上過失致死の疑いで書類送検した。
労基署の調べに対し、社長は「資格が必要だと知っていたが、敷地での作業だけなら問題ないと思った」と供述しているという。
出典
『フォークリフト事故で社長送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033276921.html
※事故当時の状況は、以下のアーカイブ記事参照。
(2016年08月08日19時36分 NHK長崎)
8日午前7時ごろ、長崎市布巻町の建設会社の倉庫で、この会社の社員で長崎市脇岬町の男性(58)が、フォークリフトの高さ数mに上がっていた荷台から転落した。
男性は病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡した。
警察の調べによると、当時、男性は、フォークリフトの荷物を運ぶ「ツメ」という部分に板を敷いてその上に立ち、高さ3mほどの場所に保管されていた木材を取り出す作業をしていたところ、板と共に転落したという。
ヘルメットはかぶっていなかったという。
現場では、男性のほかにフォークリフトの運転手など2人が作業していたということで、警察は運転手らに話を聞くなどして事故の状況や原因を調べている。
出典
『フォークリフトから転落し死亡』
http://archive.fo/7DAkI#selection-2927.0-2941.75
2017年12月4日4時39分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大気中の二酸化炭素が海に溶け込むことで起きる「海の酸性化」が地球全体で急速に進んでいることが、気象庁の解析でわかった。
生態系や地球温暖化に大きな影響を与えるとされ、気象庁は解析結果を公開するとともに、今後も注意深く監視を続けることにしている。
気象庁などによると、海は大気中の二酸化炭素を吸収する性質があり、地球温暖化の進行を抑える役割を担ってきた。
しかし、長年にわたって二酸化炭素を吸収し蓄積してきたことで、本来は「弱アルカリ性」を示す海水が少しずつ酸性に変化する「海の酸性化」が各地で起きていると指摘されてきた。
これについて気象庁が、平成2年から去年までに世界各地で観測された海面のデータを集めて詳しく解析した結果、海の酸性化が地球全体で急速に進んでいることがわかった。
具体的には、値が低くなるほど酸性化していることを示す「pH」の地球全体の平均値が10年当たりで0.018低下していたということで、これは産業革命以降のおよそ250年間の10年当たりの平均値に比べて4.5倍のペースで進行しているという。
海の酸性化が進むとサンゴやプランクトンなどの成長が妨げられ、生態系に大きな影響を及ぼす可能性があるほか、海の二酸化炭素を吸収する能力が低下し、地球温暖化がさらに進行するおそれがある。
気象庁は、解析結果をホームページで公開するとともに、今後も注意深く監視を続けることにしている。
出典
『「海の酸性化」地球全体で急速に進行 温暖化に拍車も懸念』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171204/k10011245211000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001
(ブログ者コメント)
以下は、11月27日付の気象庁報道発表資料。
資料中、世界の海のPH分布が7.96~8.20の範囲で、赤いほど酸性、青いほどアルカリ性として色分け表示されている。
『海洋酸性化が全球で進行していることが分かりました~世界で初めて全球の海洋酸性化の監視情報について提供を開始~』
http://www.jma.go.jp/jma/press/1711/27b/20171127ph.html
2017年12月2日付で朝日新聞山梨全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
都留労基署は1日、廃棄物処理会社「S」(静岡県浜松市)と同社社長(63)を労安法(安全装置設置義務)違反の疑いで書類送検した。
同署によると、昨年12月30日、富士吉田市上吉田の同社施設内で60代の男性社員がベルトコンベヤーを動かした状態でローラー部分を清掃していたところ、左腕が巻き込まれ、労安則に定められた非常停止装置を付けていなかったため、重傷を負わせた疑い。
男性は首付近まで巻き込まれ、外傷性の窒息が原因で約半年後に死亡したという。
(ブログ者コメント)
「外傷性窒息」については、日本救急医学会の下記記事参照。
機械によって挟まれたり,階段で将棋倒しになったり,土砂に埋まったりして胸部を強く圧迫されることで発症する。
声門閉鎖の状態で胸郭に大きな外力が加わった場合,気道内圧の上昇とともに血管内圧も上昇する。
大静脈・頸静脈系は逆流防止の弁がないため,胸部圧迫により上大静脈圧が上昇し,顔面や頸部を中心に紫紅色の腫脹と多数の溢血斑が出現する。
同時に脳循環も障害されて意識障害をきたす。
予後は低酸素血症と脳障害の程度により規定される。
http://www.jaam.jp/html/dictionary/dictionary/word/0319.htm
2017年12月2日19時5分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月2日18時34分にYAHOOニュース(東海テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後5時ごろ、名古屋市南区にある大同特殊鋼の星崎工場の警備員や近所の人などから、「工場から炎と煙が見える」と消防に通報が相次いだ。
消防車など20台が出て消火活動を行い、火は1時間半ほどで消し止められた。
警察や消防によると、けが人はいないという。
警察によると、火が出たのは工場の1棟で、製品の強度を上げるために、高温の金属を油に入れて急激に冷やす「焼き入れ」という作業を行っていたところ、油に引火し、天井やダクトに燃え移ったという。
現場は大規模な工場が集まっていて、周辺の住民の避難は行われなかったという。
出典
『名古屋 大同特殊鋼の工場で火事』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20171202/3243751.html
『「工場から炎と黒煙が…」大同特殊鋼星崎工場で火災 冷却用の油に火が付き
引火か 名古屋』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171202-00001777-tokaiv-l23
12月2日22時41分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
機械部品を製造中で、高温の部品が誤って資材に接触し出火したとみられる。
出典
『火災 名古屋の大同特殊鋼工場で けが人なし』
https://mainichi.jp/articles/20171203/k00/00m/040/046000c
12月3日0時37分に名古屋テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、工場では金属製品を製造中で、加熱された金属が機械の故障か誤作動で落下して、下にあった資材に接触し、煙が上がったという。
出典
『名古屋・南区の大同特殊鋼の工場で火事 けが人なし ステンレスやチタンなどを製造』
https://www.nagoyatv.com/news/?id=175123&p=1
2017年12月2日19時20分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前10時半前、松本市今井にある運送会社「Nコーポレーション」の事業所の倉庫内で「従業員が機械に挟まれた」と会社の関係者から消防に通報があった。
消防がドクターヘリで駆けつけたところ、従業員の男性(48)がタイヤ交換で使う機械にはさまれて、その場で死亡が確認された。
警察によると、男性はタンクローリーのタイヤを交換するため、1人で「タイヤチェンジャー」と呼ばれる機械を使ってタイヤとホイールを引き離す作業をしていたところ、機械の回転する部分に上半身が巻き込まれたという。
警察は、労災事故と見て事故の原因を詳しく調べている。
出典
『タイヤ交換中に巻き込まれ死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20171202/1010001110.html
2017年12月1日21時25分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月2日19時5分にNHK静岡から、12月2日12時43分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前8時25分ごろ、静岡県富士市厚原の「荒川化学工業富士工場」で爆発事故があったと110番があった。
消防などによると、協力会社の男性作業員(64)が死亡したほか、20~60代で荒川化学工業や協力会社に所属する男性11人が重軽傷を負って病院に搬送された。
警察は、業務上過失致死傷容疑にあたるかを含め、原因を慎重に調べる。
荒川化学工業(本社・大阪市中央区)によると、爆発があったのは敷地内にある4階建ての「生産棟」と呼ばれる建物。
天然樹脂ロジン(松ヤニ)などを原料に、印刷インキ用樹脂を製造していた。
3、4階では、熱した松ヤニなどを加工していた。
2階では、冷やし固めて砕いていた。
1階と2階では、固められた原料を粉砕機を使って細かく砕いたり袋詰めしたりする作業が行われていた。
死亡した男性は1階で、重傷の3人も1~2階にいたとみられる。
同社は、燃えやすい粉じんが一定の状況で空気中を浮遊した場合に爆発する「粉じん爆発」の可能性を指摘するが、一方で、爆発の条件となる着火物になるようなものはなかったと説明している。
7月末の定期点検でも、設備に異常はなかったという。
この事故で市消防本部は、一時、現場の周囲約100mにある22世帯に付近の小中学校への避難指示を出した。
出典
『静岡の化学工場 「粉じん爆発」か 死亡男性は1階で作業』
https://mainichi.jp/articles/20171202/k00/00m/040/101000c
『業務上過失致死傷容疑で検証』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033223331.html
『静岡・工場火災 原因究明へ 県警が現場検証』
https://mainichi.jp/articles/20171202/k00/00e/040/292000c
12月1日21時23分にNHK静岡からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
荒川化学工業によると、4階と3階で「ロジン」と呼ばれる揮発性の原料などを混ぜ合わせてインクのもととなる樹脂を作り、2階で固めて形を整えて、1階で包装作業を行っていたという。
また、死亡した男性は建物の1階部分で見つかり、このほか1階から2階にかけていた5人と4階にいた6人がけがをしたという。
会見で眞鍋常務取締役は、「揮発性のある原料はあったが火を使う作業は行っていない。室内に充満した粉じんに引火するなどして起こる粉じん爆発であればこれほど大規模になるとは考えにくく、今のところ原因はわからない」と話した。
そのうえで、1階と2階にいた人に死亡や重傷の被害が集中していることから、「1階か2階で爆発が起きた可能性があるのではないか」と話した。
現場は、JR新富士駅から北に4km余り離れた、工場などが立ち並ぶ地域。
出典
『化学工場爆発1人死亡11人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033196281.html
(ブログ者コメント)
損壊した建屋の写真は下記記事(12月2日8時6分 静岡新聞)参照。
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/432582.html
この写真を見たブログ者は、「粉じん爆発であればこれほど大規模になるとは考えにくく・・・」との報道があるものの、過去の粉じん爆発事例とよく似ているように感じた。
(2017年12月31日 修正1 ;追記)
2017年12月2日付の静岡新聞紙面に、事故当時の状況に関する下記趣旨の記事が掲載されていた。
「モニターで作業を確認していたら、後ろで『バーン』という音がして吹き飛ばされた。振り返ると、辺りが真っ暗になっていた」と話すのは、同社の50代の男性社員。
事故当時、爆発が起きたプラントの4階にある計器室でオペレーション作業をしていたという。
手探りでプラントの外に出たといい、「死ぬかと思った。原因はよく分かっていない」と話した。
(2018年11月27日 修正2 ;追記)
2018年11月20日19時53分に産経新聞から、粉じん爆発の連鎖が原因だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県富士市の荒川化学工業富士工場で昨年12月、2人が死亡し13人が重軽傷を負った爆発火災で、同社は20日、粉塵爆発の連鎖が原因とする検証結果を発表した。
大阪市の本社で記者会見した宇根社長は、「粉塵爆発の危険性を十分認識できていなかった。再発防止を徹底したい」と陳謝した。
火災は、印刷インキを紙に定着させる樹脂を製造する4階建て工場で発生。
約5時間半後に鎮火した。
事故調査委員会委員長の鈴木和彦岡山大名誉教授も出席。
検証結果によると、樹脂の粒を容器に詰める際、粒同士の摩擦で帯電し、放電によって容器内の樹脂の粉塵に着火した。
ダクト内に飛び火し、周囲の粉塵を巻き上げながら次々と爆発し、工場内の可燃物に引火した。
同社は粉塵爆発の危険性を認識しておらず、帯電や粉塵の発生を抑えるなどの対策を取っていなかった。
出典
『粉塵爆発の連鎖が原因 静岡の15人死傷工場火災』
https://www.sankei.com/affairs/news/181120/afr1811200068-n1.html
(第2報に続く)
キーワード;静電気
2017年11月30日13時34分にYAHOOニュース(東海テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道端や公園で時々見かける、犬のフン。
一部の心無い飼い主がきちんと始末をしないために、そこを利用する多くの人が嫌な気持ちになりますが、これを減らすための新たな取り組みが名古屋市で始められることになりそうです。
使うのは『黄色いチョーク』です。
「市民の皆さんが犬のフンを踏んでしまって嫌な思いをしている、まさに犬のフンに憤慨しているのであります。歩道や公園に置き去りにされている犬のフンの周囲に、フンを見つけた人が黄色のチョークで丸を付け、その近くに発見日時を書いておく。ペットの飼い主に対する啓発行動となって放置されているフンの減少を図る」
(自民党・吉田茂名古屋市議)
「その手法等について調査を進め、新しい取り組みとして早期に実施できますよう検討して参りたい」
(名古屋市・杉山勝健康福祉局長)
30日の名古屋市議会本会議で市が早期実現を検討すると表明した、歩道や公園などに放置される犬のフンを減らすための取り組み。
フンを見つけた人が黄色いチョークでその周りを丸で囲み、日時を書き込むことで飼い主に監視されていることを意識させ、きちんと処理するよう促します。
町内会やボランティアに協力を求め、近隣の小中学校で使い古したチョークを流用すれば、さして費用はかかりません。
この取り組みを始めたのは、京都府宇治市。
以前は、僅か1kmの歩道に放置されたフンを回収するのに45ℓのゴミ袋が3袋も必要なほどひどい状況だったのが、去年から黄色いチョークでの警告を始めてからは放置がほぼゼロになり、劇的に改善したということです。
名古屋市内でペットとして飼われている犬は、推定で約10万匹。
市では、看板での注意喚起といった対策を講じてはいるものの、昨年度の市民アンケートでは4割以上が「犬の糞尿の放置で迷惑を感じている」と答えていて、これはやはり放置できない問題です。
市だけでなく、市民も協力して黄色いチョークでの警告に取り組めば、街からフンの放置が一掃されるかもしれません。
出典
『犬のフン踏んで憤慨…なくなる?『幸せの黄色いチョーク』で犬のフン減らせ! 名古屋市』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171130-00001754-tokaiv-l23
(2019年6月2日 修正1 ;追記)
2019年6月1日付で中日新聞から、6月3日から名古屋市でも取り組みが始まるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
路上に犬のフンが放置される被害を減らそうと、名古屋市は3日から新たな奇策に打って出る。
「警告」の意味を込めた黄色のチョークでフンを囲んで目立たせる「イエローチョーク作戦」。
放置した飼い主の羞恥心を呼び起こし、次回からは家に持ち帰るように心掛けてもらうのが狙いだ。
作戦は、個人でも団体でも実行できる。
最寄りの区保健センターに届け出ると、チョークとともに黄地に黒字で「犬のフン害防止対策パトロール中」と書かれた腕章を貸してくれる。
フンを見つけたらチョークで囲み、その横に発見日時を記入。
日を置いて現場を再訪し、まだフンがあればその日時を、なくなっていれば「なし」と書き込む動作を繰り返していく。
サッカーのイエローカードなどで警告としての意味合いが定着した黄色をふんだんに使い、フンを放置する飼い主にプレッシャーをかけていく、この作戦は、京都府宇治市を元祖に全国に広まり始めている。
宇治市職員から講習を受けた名古屋市は、昨秋、市内13地区で実証実験をした。
チョークで囲んだフンが持ち帰られる数は少なかったが、各地区でパトロールをした日に新たに放置されていたフンの数の平均は、初回の17個から、7回目には2個まで減少。
効果が確認されたため、全市的な導入を決めたという。
従来は、フン害を訴える市民に「フンの始末を忘れずに」などと書かれた看板を貸し出していたが、効果は限定的だった。
市が昨年8月に2000人を対象に行った市民アンケートで、犬や猫によって迷惑を感じる理由の最多49.8%を「フン尿の放置」が占めた。
市の動物愛護条例では、「公共の場所や他人の土地および物件を不潔にし、または損傷させないこと」が飼い主の責務として明記され、再三の指導に従わない場合は30万円以下の罰金が課せられるが、適用例はゼロ。
市の担当者は、「現実に罰金を払ってもらうことは難しく、努力義務になっていた。作戦の導入を機に、飼い主のモラルの向上につながれば」と期待する。
作戦実行の申し出先は「名古屋市16区保健センター 動物愛護」で検索。
(問)市食品衛生課=052(972)2649
出典
『犬のフン害にイエローチョーク 名古屋市が新作戦』
https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20190601/CK2019060102000058.html
2017年11月30日10時37分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年4月の熊本地震では、回送運転中の九州新幹線の6両編成のすべての車両がJR熊本駅に近い高さおよそ10mの高架橋の線路で脱線し、国の運輸安全委員会は30日、事故報告書を公表した。
報告書では、脱線した地域の揺れは最大で震度6強とみられるとした上で、コンピューターのシミュレーションで再現した結果、地面の揺れの強さは軟らかい地盤の上だったことなどから、最大で398ガルだったとしている。
さらに、高架橋によって揺れが増幅し、地面からおよそ10m高い線路上では最大で730ガルと、2倍近くになっていたとみられることがわかったという。
報告書では、地震の揺れが増幅された結果、新幹線が左右に揺れながら走行する状態となり、脱線した可能性が高いと指摘している。
事故を受けてJR九州は、現場周辺の17kmの区間に車輪が外れないようにする「脱線防止ガード」を設置したが、報告書では、地震発生のリスクや脱線による被害の大きさなどを考慮して、さらなる対策を求めている。
出典
『新幹線脱線は高架橋が揺れを増幅』、
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20171130/5000000912.html
11月30日11時43分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月30日13時23分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年4月の熊本地震の前震により回送中の九州新幹線(6両編成)が脱線した事故で、国の運輸安全委員会は30日、「脱線防止装置が設置されていれば、脱線の発生リスクを低下できた可能性がある」などとする調査報告書を公表した。
報告書によると、回送車両は同4月14日午後9時25分にJR熊本駅を発車。
約1分後、車両基地の「熊本総合車両所」に向けて時速約78kmで走行していたところ、マグニチュード(M)6.5の地震が起きた。
報告書によると、揺れを感知して非常ブレーキをかける「対震列車防護システム」は正常に作動したが、速度が落ちる前に車体が左右に揺さぶられ脱線した。
全6両が脱線したまま約160m走行し、車輪は左右に最大57cmずれた。
乗車していた運転士1人にけがはなかった。
九州新幹線は、レールのすぐ内側にガードを敷き、車輪を挟み込んで外れないようにする「脱線防止ガード」を設置する作業を進めていたが、現場周辺はこの装置がなかった。
この回送車両には、線路から大きく外れるのを防ぐために車体の下に取り付けられる突起状の「逸脱防止ストッパー」もなかった。
安全委によると、回送車両が走行していた高架橋(高さ約10m)の揺れは、新潟県中越地震(2004年)で上越新幹線が脱線した現場と同規模と推定される。
シミュレーションでは、脱線防止ガードがあれば脱線しないとの結果が得られたという。
JR九州は事故後、周辺区間(17km)に脱線防止ガードを設置するなど、対策を講じている。
出典
『九州新幹線事故 防止装置で脱線リスク低下 運輸安全委』
https://mainichi.jp/articles/20171130/k00/00e/040/279000c
『九州新幹線の脱線、防止ガードあれば… 運輸安全委指摘』
http://www.asahi.com/articles/ASKCY53V4KCYUTIL037.html
11月30日10時0分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転士が衝撃を感じて非常ブレーキをかけたが、6両全てが脱線した。
乗っていたのは運転士だけで、けがはなかった。
報告書によると、地震でレールが左右に揺れたため、列車の車輪がレールに乗り上げて脱線。
現場の揺れは震度6弱~6強だったと推測され、運転士は縦揺れを感じてブレーキをかけた後に激しい横揺れに襲われたという。
車両や線路自体に問題はなかった。
JR九州は地震が懸念される箇所に脱線防止ガードを導入しているが、この現場は当時未整備だった。
運輸安全委が、設置されていた場合をシミュレーションすると、脱線しなかったとの結果が出た。
報告書は、高速で走る新幹線の脱線は大きな被害を招く恐れがあるとして、設置計画の見直しを求めた。
出典
『熊本地震の九州新幹線脱線、強い揺れで車輪がレールに乗り上げ』
http://www.sankei.com/west/news/171130/wst1711300023-n1.html
(ブログ者コメント)
朝日新聞の記事は、「対震列車防護システム」が作動して非常ブレーキがかかったと読み取れる内容だったが、委員会の報告書を確認したところ、運転士が非常ブレーキをかけたと記載されていた。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/railway/rep-acci/RA2017-8-2.pdf
2017年9月23日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7587/
(2017年12月8日 修正2 ;追記)
2017年11月30日10時16分にniftyニュース(時事通信)から、運輸安全委員会の報告書が公表されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月30日13時46分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
松江市沖で昨年12月、えい航中の底引き網漁船が転覆し乗組員4人が死亡、5人が行方不明になった事故で、運輸安全委員会は30日、調査報告書を公表した。
強風や高波、えい航に使われたロープの長さなど、傾きやすい条件が重なったほか、傾きを戻す「復原力」が低下していたと指摘した。
事故は昨年12月14日未明に発生。
鳥取県岩美町の田後漁協所属の「大福丸」(76トン)がズワイガニ漁を終えて戻る途中でエンジンが停止し、僚船(117トン)がえい航中に転覆した。
報告書によると、えい航のロープは、一部が水面に付くようにたるませるのが望ましい。
両船の場合は約200mの長さが必要だが、トラブルが重なったため、約100mの係船用ロープを使用。
たるまずに張られていたため、僚船の引っ張る角度が大きくなると傾きやすくなる状態だった。
当時は、強風・波浪注意報が出ていた。
大福丸は高波で左右に大きく揺れ、左舷側から強風を受けていたところに、僚船から右側に引っ張られる形となり、大きく傾いた。
また、甲板に新造時にはなかった揚網機やマストなど6トン以上を追加し、海水が入ったズワイガニ用の水槽7個計12トンを置いていたため、復原力は新造時の半分近くまで低下。
傾きを戻せなかったとみられる。
運輸安全委は、再発防止策として、構造物を追加する場合は復原力を十分に検討することや、えい航時は両船の全長の3倍のロープをたるませて使うことなどを挙げた。
船長ら4人は船内などから見つかったが、救命胴衣は着用していなかった。
出典
『傾きやすい条件重なる=荒天、えい航方法-9人死亡・不明の漁船転覆
・運輸安全委』
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12145-2017113000469/
『松江沖漁船転覆 構造物追加で復原力半減 運輸安全委』
https://mainichi.jp/articles/20171130/k00/00e/040/318000c
(ブログ者コメント)
以下は、運輸安全委員会から公表された報告書。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/ship/rep-acci/2017/MA2017-11-1_2016tk0016.pdf
2017年12月1日10時25分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月30日午後5時40分ごろ、埼玉県久喜市にある塗料や樹脂を製造している「A工業」の久喜事業所で、ウレタンの原料となる液体を貯蔵していたタンクから高温の化学物質が噴き出した。
このため、タンクの近くにいた29歳から56歳の社員や業者の男性など、合わせて5人が化学物質などでやけどをしたほか、このうち29歳の男性が足の骨を折る大けがをした。
警察や消防によると、当時、タンク内の液体の温度が上昇するトラブルが起き、その後、温度が下がったとして蓋を開けようとした際に化学物質が噴き出したという。
警察や消防は1日、現場検証を行って、事故の原因について詳しく調べることにしている。
現場は、久喜白岡ジャンクションから北西に1kmほど離れた、工場が建ち並ぶ地域。
出典
『工場で化学物質噴き出し5人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20171201/1100000871.html
12月1日付で埼玉新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、同社は合成樹脂や塗料の製造・販売を行っており、工場内のウレタン原料を作る貯蔵タンクの中身を確認しようと作業員がふたを開けたところ、ふたの隙間から原料が気化して噴出したとみられている。
近くで作業をしていた、いずれも県内在住の29~56歳の男性5人が病院に搬送された。
出典
『作業員5人けが、久喜の塗料工場 タンクのふた開け、気化した原料が噴出…骨折ややけど負う』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/12/02/02_.html
2017年12月1日5時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後1時ごろ、留萌管内苫前町豊浦の町営とままえ夕陽ケ丘風力発電所の水素転換実証試験建屋で、水を電気分解して生成した水素を貯蔵するタンクが爆発した。
平屋約220m2の屋根の鉄骨の一部が曲がったほか、トタン屋根やシャッターが壊れた。
建屋内の別の部屋には作業員5人がいたが、けが人はいなかった。
警察などによると、水素タンクは円柱形で、直径2.4m、高さ2m。
当時、屋内では、水素を圧縮してタンクに入れる作業が行われていた。
警察は、タンク内の圧力が異常に高まり、破裂したとみて調べている。
出典
『水素試験施設で貯蔵タンク爆発 苫前の風力発電所』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/148348
12月1日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
NEDOによると、水素の製造は11月27日に始まった。
建物は3部屋に分かれており、端の部屋にある、水素を一時的に貯めるタンク(直径1.5m、高さ約1m)が破裂したという。
事故当時、スタッフは全員、室外におり、別の部屋にある水素製造装置や、屋外にある大型タンク、液体化装置に影響はないという。
12月1日10時11分に北海道文化放送からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設の関係者によると、水素を一時的に貯めておくガスホルダーが破裂した。
出典
『水素タンク爆発 屋根やシャッター吹っ飛ぶ 実験施設』
12月1日9時30分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月30日19時59分にNHK北海道からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後1時5分頃、北海道苫前町豊浦にある新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や大手商社の豊田通商などが共同で運営する実証試験設備で水素の一時貯蔵タンクが破裂し、鉄骨造平屋の屋根の一部が壊れた。
警察と苫前町によると、施設は町営の風車3基の敷地内にあり、風車が発電した電気を使って水を電気分解し、水素を製造している。
風力エネルギーを有効活用する技術開発のために造られ、実証事業が11月27日に始まったばかりだった。
出典
『実証事業開始3日後、水素製造施設のタンク破裂』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171201-OYT1T50023.html
『水素製造施設で爆発事故』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20171130/3186391.html
(ブログ者コメント)
この設備の概略のフローが、2017年10月23日付で新エネルギー新聞からネット配信されていた。
『NEDO・P2G実証事業、北海道・苫前町で開始へ 水素キャリアにMCH使用』
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。