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2017年8月24日18時36分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前10時20分ごろ、名古屋市瑞穂区津賀田町の木造平屋建て住宅の壁から煙が出ているのを付近の住民が見つけ、119番した。
壁約16m2を焼いたが、けが人はいなかった。
猫よけ用に置いていた水入りのペットボトルがレンズの役割を果たし太陽光が集中、出火したとみて、警察が調べている。
警察によると、2ℓのペットボトルが住宅の壁際に10数本並べられていた。
壁にはわらが含まれており、火が付きやすい状態になっていた。
名古屋市消防局消防研究室によると、ペットボトルや金魚鉢などに強い太陽光が当たると、光が屈折するなどして一点に集まり、可燃物に引火するケースがあるという。
担当者は、「光を集める物のそばに燃えやすい物があると、火災の原因になることがあるので、注意してほしい」と話している。
出典
『猫よけ用ペットボトルで出火か、太陽光が集中』
http://www.sankei.com/west/news/170824/wst1708240080-n1.html
(ブログ者コメント)
収斂火災については、本ブログでも多数の事例を「様々な着火源」カテゴリーに掲載している。
2017年8月23日21時2分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、北海道を相次いで襲った台風の被害から、まもなく1年。
台風が去ったあと、堤防の近くでは砂と水が噴き出す「噴砂」と呼ばれる現象が確認されたが、この噴砂には堤防の決壊につながりかねない危険が潜んでいることが明らかになってきた。
去年8月、北海道を襲った台風で北見市などを流れる常呂川は各地で氾濫し、大きな被害をもたらした。
その台風が去ったあと、北見工業大学の川尻峻三助教らが現地を調査したところ、堤防が決壊しなかった場所でも、「噴砂」と呼ばれる現象が起きていたことが確認された。
噴砂が起きると地表には砂と水が吹き出し、そのあとには円盤状に盛り上がった砂が残る。
調査の結果、常呂川沿いの4kmの範囲では、大小合わせて50か所以上もの噴砂が見つかった。
この噴砂は、堤防の安全性に関わりかねない危険な現象だと言う。
川尻助教が噴砂のできるメカニズムを再現した実験では、川側の水を増やしていくと、水の圧力で堤防の下の砂の中に水の通り道ができた。
実際の堤防でも、川の水位が上がって圧力が増すと、堤防の下の柔らかい地層を浸食して水の通り道が作られ、畑や家などがある側に水と砂が噴き出す噴砂が起きるという。
さらに、浸食で空洞ができた箇所では、支えを失った地面が崩れて堤防が崩壊し、水が流れ込むおそれもある。
川尻助教は、「堤防が川の水位より高かったとしても、噴砂をきっかけに堤防がダメージを受けると、越水する現象が起こってしまう」と指摘している。
実際に、5年前の九州北部豪雨では福岡県内を流れる矢部川の堤防が決壊し、市街地に水が流れ込んだ。
国は、噴砂が起きた常呂川で、堤防の脇に鉄の板を打ち込んで水の通り道をなくす応急工事を進めている。
しかし、工事には1kmの区間で4億円の費用がかかり、流域すべてに打ち込むのは財政的に厳しいため、工事は限られている。
川尻助教は、堤防のすぐ脇にできる噴砂はダメージを与えるおそれが大きいため、こうした箇所から対応することが重要だと指摘している。
また、効率的な対策を行うには、危険度が高い噴砂の周辺で優先的に土を盛ったり、川底を削って川の水位を低くしたりすることが有効ではないかと話している。
出典
『“噴砂”現象に潜む危険性は』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170823/5905871.html
(ブログ者コメント)
以下は、同様な現象が起きていたらしい過去事例。
2016年10月6日掲載
2016年9月28日報道 宮崎県で台風16号通過時に「パイピング現象」が発生、延岡市では川の水が堤防下を通って地表に噴き出し、都城市では高台の畑に降った水が下の道路に噴き出した
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6349/
2017年8月22日18時46分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、北海道を相次いで襲った台風では、道内の川にかかる橋のうち少なくとも50の橋が落ちるなどの被害が出た。
専門家の調査で、橋の被害を拡大させた新たな原因が明らかになった。
十勝の清水町を流れるペケレベツ川は、台風被害からまもなく1年がたつが、土地はえぐられてむきだしのままだ。
今も被害のあとが生々しく残っている。
去年の台風では、川にかかる橋でワゴン車が流され、乗っていた70代の男性の行方が分からないままになっている。
川岸では、住宅が流されて壊れた。
何が大きな被害を引き起こしたのか。
河川の防災に詳しい北海道大学の清水康行教授は、被害が大きかった地域で原因を調べている。
これまでの調査で、大雨で川の水が増えて川岸を削る「洗掘」と呼ばれる現象が起きていたことが判明した。
大量の雨が原因で「洗掘」が多発して、被害の拡大につながったことが分かっている。
清水教授は、「狭い橋の下を流れた小さい川でも、水が橋の裏側を回って橋が落ちたりしている」と話している。
なぜ「洗掘」による被害が拡大したのか。
清水教授は何度も現地を訪れて被害状況を調べ、その原因に迫ることにした。
調査を行っている河川の1つ芽室川は、ペケレベツ川と同じように大きな被害が出た。
ドローンで撮影された映像を見ると、川底がV字形に深くえぐられている。
清水教授の解析では、長さおよそ9kmにわたり、10mから15mほどの深さで川底が削られたことがわかった。
清水教授は、「驚きました。30年くらいの流量のデータを調べたら、ほとんどそういうことなかった。何もなかったのが一瞬にして、こういうことが起きてしまった」と話していた。
清水教授は、水とともに下流に流れ出た大量の土砂が被害を拡大させたと推測。
どのようにして被害を拡大させたのか、ペケレベツ川の衛星画像と測量データを組み合わせ検証した。
氾濫前の、もともとの被災前の川で計算。
まずは水だけの場合。
川の氾濫が発生し、水があふれるものの、川岸をえぐり形を変えてしまうほどの勢いがないことが分かった。
ところが、これに土砂が加わると、川の流れが下流で左右に激しく蛇行し、川をえぐる力を生んだ。
実際にペケレベツ川で起きたのと同じように、川の流れが大きく変わってしまった。
清水教授は、上流の川底から削られた土砂が下流に堆積し、本来の川の流れが狭まり、強くなった水の勢いによって川岸が削られて「洗掘」の被害を大きくしたと指摘する。
清水教授は、「川全体を調査した結果、大規模な土砂移動があり、上流からの浸食をした土砂が下流に来て堆積して、それによって蛇行が引き起こされていろいろな被害が生じています」と話している。
清水教授は、こうした土砂流出による被害拡大のリスクは全国の河川に潜んでいると指摘。
川底の土砂流出をどのようにして防ぐのかなど、新たな治水対策を考える時期に来ていると言う。
清水教授は、「こうした被害は北海道だけとは言えません。日本は特に山が急で、急に平地になりますから、大量に土砂が出てきて平地にたまる、それがまた被害を助長します。日本各地で、どこでも起こりうることだと思います。特に人命に関わるような被害が予想される場所は、優先的に整備していくべきです」と話していた。
専門家によると、道内では本州などに比べ夏に降る雨が少なかったため、川底に土砂が堆積した状態になっているという。
このぶん、大雨が降った時のリスクが高いという指摘もある。
対策としては、出来るだけ土砂が流れ出ないようにすることが必要だ。
例えば、砂防ダムの整備、川の底を固める「護床」の工事、そして川底を階段状にして傾斜を緩やかにするなど、ハード面での対策が考えられる。
こうした対策を行うには、課題も多くある。
砂防ダムの建設には、数億円の経費がかかる。
また、工事によって環境を変えすぎると、魚が遡上できなくなるなど、環境保全との両立も必要だ。
ハード面だけでなく、川沿いの集落にいち早く避難を呼びかけるなど、地域が一体となって身を守る行動を取ることが必要だ。
出典
『川底の土砂流出で橋の被害拡大』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170822/3088531.html
2017年8月22日付で朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
薩摩川内市で10日、県道上にいた作業員2人が軽乗用車にはねられ、1人が死亡した事故で、警察や市などが21日、事故原因を考える「現場診断」を実施した。
運転手の前方不注意が原因とされるが、作業員の警備、車の誘導方法への意見や指摘が相次いだ。
現場は見通しのいい直線道路。
事故当時は片側1車線を通行止めにし、作業員2人が、補修した横断歩道の写真を撮影していた。
警察によると、2人から8m離れた路上で誘導員が車を止めようと赤旗を振ったが、車はそのまま突っ込み、2人を次々にはねたという。
現場を見た参加者からは、「車のスピードが出る場所。誘導員は、作業員からもっと離れていた方がよかっだのでは」の声が上がった。
市防災安全課の担当者は、「『合図をすれば止まってくれる』ではなく、突っ込んでくるという想定で備えることが重要」などと指摘した。
事故当時の状況は下記記事参照。
(2017年8月11日付 毎日新聞鹿児島版)
10日午前9時50分ごろ、薩摩川内市入来町浦之名の県道で軽乗用車が男性2人をはね、対向車と衝突する事故があり、1人が死亡、小中学生3人を含む6人が重軽傷を負った。
警察によると、介護福祉士のNさん(女性、43歳)運転の軽乗用車が、路上で作業中だった建設会社員のTさん(男性、61歳)と同僚の男性(46)をはねた。
その後、会社員Oさん(男性、59歳)運転の軽乗用車と衝突した。
Tさんが搬送先の病院で間もなく死亡。
Nさん、男性とOさんが胸などの骨を折る重傷を負った。
Oさんの車に同乗していた小中学生の息子3人(8~13歳)は軽い打撲だった。
Tさんらは、横断歩道の補修を終えた後の写真を撮影していた。
当時は交互通行の規制をしており、Nさん側に停止指示が出ていたという。
『路上の作業員はねられ死亡 6人が重軽傷 薩摩川内の県道』
https://mainichi.jp/articles/20170811/ddl/k46/040/234000c
2017年8月22日11時52分にNHK栃木から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後3時40分ごろ、那須塩原市上横林の肥料を製造・販売する会社の作業現場で「ダンプカーが穴に転落した」と、この会社の社長から消防に通報があった。
警察が調べたところ、ダンプカーが幅5.3m、奥行き3.6m、深さおよそ4mの穴にひっくり返った状態で転落していた。
ダンプカーを運転していた、この会社に勤める大田原市のOさん(67)が病院に搬送されたが、およそ2時間後に死亡が確認された。
警察によると、この穴は肥料を熟成させるためのもので、Oさんは1人で肥料の原料となる野菜やわらを穴の中に入れる作業をしていたとみられるという。
警察は、Oさんが操作を誤って転落したとみて、事故の状況や原因を詳しく調べている。
出典
『ダンプが穴に転落 運転男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1093236801.html
2017年8月21日21時45分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時55分ごろ、佐賀県唐津市鎮西町串にある串崎風力発電所の近所の人から「風車が燃えている」と119番通報があった。
警察や消防などによると、風車の羽根や根元の接続部付近などが燃えた。
けが人はいないという。
消防によると、部品が落ちる恐れがあり、放水は行っていない。
発電所は、九州電力玄海原発(同県玄海町)から海を挟み700~800mほどの所にある。
JFEエンジニアリング(東京)によると、発電所は同社の子会社が運営。
柱は鉄製で高さ60m。
羽根は樹脂製で3枚あり、長さは40m。
発電容量1980KWで、2004年4月に発電を始め、九州電力に売電してきたという。
同年8月、羽根部分の回転軸と発電機の間の動力伝達装置にあるブレーキがこすれて火災が発生。
翌年、対策を施し建て替えた。
発電所の監視は唐津市の会社に委託し、遠隔操作で行っていた。
今回の火災原因についてJFEエンジニアリングは、「調査中」と話している。
出典
『風力発電所の風車が炎上 部品落下の恐れで放水できず』
http://digital.asahi.com/articles/ASK8P5VHQK8PTTHB00L.html?rm=300
8月22日11時36分にNHK佐賀からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この風車は岬の先端付近にあって、周辺に住宅などはなく、消防が夜通しで警戒にあたり、通報からおよそ16時間後の、22日午前6時52分に鎮火が確認された。
消防によると、この火事で風車の羽根の一部が焼けたほか、燃えた部品が地上に落下したという。
風力発電所を運営する会社によると、この発電所は、横浜市にある企業が12年前に風車1基を設置して運転を始めたという。
出典
『風力発電所の火事鎮火』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5083223381.html
8月22日19時17分にNHK佐賀からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
発電所の運営会社「鎮西ウィンドパワー」と、親会社のエンジニアリング大手「JFEエンジニアリング」は、22日夕方、福岡市内で会見し、「地元の皆様にご迷惑とご心配をおかけしたことをおわび申し上げます」と述べ、陳謝した。
そのうえで、映像などから、発電機などがある、「ナセル」と呼ばれる羽根の根元の部分から出火した可能性があるとみて、原因調査を進めていくことを明らかにした。
会社によると、この発電所は無人で、遠隔監視されていて、煙が確認される、およそ1時間前の21日午後2時ごろ、風車が突然、停止したという。
この発電所では年に2回、点検が行われ、ことし5月の点検で、異常は確認されなかったという。
会社では、高さおよそ60mのところにあるナセルを大型クレーンを使って吊り下ろす計画で、原因究明までに2か月ほどかかるとしている。
出典
『風力発電火災 ナセルから出火か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5083246061.html
8月23日10時14分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後、発電停止の異常を知らせる警報が出て、風車が止まっていたため、再稼働させようとした際に出火したという。
出火場所は発電機や変圧器などが収められた風車の中心部分とみられ、金属や繊維強化プラスチック(FRP)などで作られている。
この部分をクレーンで取り外し、詳しい原因を調べる。
出典
『風車止まり、再稼働時に出火…原因究明に2か月』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170823-OYT1T50043.html
(2018年1月28日 修正1 ;追記)
2018年1月26日18時41分にNHK佐賀から、内部部品のボルトが緩んだことなどが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運営する会社の親会社のJFEエンジニアリングなどが調査を行った結果、発電機や変圧器などを格納する「ナセル」の内部にある部品の金属が腐食したことや、ナセル本体の振動によってボルトが緩んだことなどから電流がうまく流れなくなり、火花が発生したことが火事の原因と推測されると発表した。
発電所では年2回点検が行われているが、このボルトはメーカーが指定する定期点検の対象に含まれていないため、点検は行われていなかったという。
出典
『風力発電火事 腐食などが原因か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5084758361.html
(ブログ者コメント)
1月26日付の鎮西ウィンドパワー社報告書には、原因などが図解などで詳細に記されている。
『串崎風力発電所 風車破損事故 に関する報告』
2017年8月22日18時8分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島市中央町の複合商業施設「アミュプラザ鹿児島」を運営する鹿児島ターミナルビルは21日夜、6階の観覧車「アミュラン」(直径約60m、地上からの最大高さ約90m)で客3人が乗ったゴンドラの扉を閉め忘れ、そのまま1周するミスがあったと発表した。
乗客にけがはなかった。
同社によると21日午後1時50分ごろ、円形ゴンドラに中学生ら3人が乗った際、扉が開いたままで回り始めた。
生徒らは、地上に降りるまでの約15分間、内側から扉を手で閉めていた。
当時は係員3人がいたが、閉め忘れに気付かなかったという。
生徒らが降りた直後に係員に「扉が開いていた」と指摘したが、「閉めた」と否定したため、保護者と施設1階の受付に相談。
ターミナルビルが防犯カメラの映像などを調べたところ、係員が扉を閉めていないことが確認されたという。
同社は21日午後6時半ごろから観覧車の運行を停止した。
再発防止に向けた教育指導などのため、再開は24日以降になるという。
出典
『観覧車の扉閉め忘れ1周 中学生ら3人無事 鹿児島』
https://mainichi.jp/articles/20170823/k00/00m/040/025000c
8月22日7時32分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後1時50分頃、鹿児島市中央町、JR鹿児島中央駅ビルの商業施設「アミュプラザ鹿児島」にある観覧車で、係員が中学生3人を乗せたゴンドラ1基を扉や鍵を閉めずに出発させた。
当時、乗降場所には3人の係員がいたが、ゴンドラに生徒らを乗せた後、扉と鍵を閉めるのを忘れた。
係員は、「別の客に声をかけられ、気を取られた」と話しているという。
出典
『観覧車のドア閉め忘れ1周15分…中学生ら無事』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170822-OYT1T50021.html
8月22日12時35分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3mほど動いた時点でドアが開けっ放しになっているのに乗っていた3人が気付き、観覧車が1周する約15分間、内側からドアを引っ張り続けたという。
同社によると、ゴンドラの鍵の閉め忘れを知らせる装置はなく、係員が施錠を目視し、手で触って確認するようにしている。
乗り場には3人の係員がいたが、降車した乗客から指摘されるまで気づかなかった。
2004年9月に観覧車が開業して以来、ドアの閉め忘れは初めてという。
黒川・常務取締役営業部長は、「このような事態を起こし、大変申し訳ない。マニュアルを見直し、教育、研修を徹底する」と話した。
出典
『ドア閉め忘れ、観覧車1周 乗客の中学生ら必死で…』
http://www.asahi.com/articles/ASK8Q3JPBK8QTLTB004.html
(2017年9月20日 修正1 ;追記)
2017年9月18日20時45分に読売新聞から、事故後の取り組みや事故当時のやや詳しい状況などが下記趣旨でネット配信されていた。
鹿児島市の商業施設「アミュプラザ鹿児島」の観覧車で係員が客を乗せたゴンドラの扉を閉め忘れたトラブルから間もなく1か月。
運営会社は再発防止に向け、新たなマニュアルに沿って乗客案内を行っている。
同様のトラブルはこれまでも各地で起きており、専門家は「ミスが起きないシステムづくりが重要」と指摘する。
【声だし確認を徹底】
「ロック良し」。
観覧車の乗降場所で乗客をゴンドラに案内する声が響く。
運転室のドアには、「ドア扱いは1人作業」、「『指さし』『声だし』確認」などの注意書きが貼られていた。
運営する鹿児島ターミナルビルはトラブルを受け、係員1人が乗客の案内と扉のロックの両方を行うようにしたほか、指さし確認と声だし確認を徹底するよう、マニュアルを修正した。
霧島市の専門学校生(19)は、「係員が扉をきちんと確認をしていたので、安心して乗れました」と笑顔を見せた。
【休憩入り直後の出来事】
8月21日に起きた今回のトラブルでは、乗客の案内と扉のロックを分担したことがミスを招いていた。
同社によると、当時、乗降場所には3人の係員がいた。
うち1人は休憩に入るため、乗客をゴンドラに案内した直後、もう1人に「お願いします」と声をかけて持ち場を離れた。
だが、声をかけられた係員は「聞こえなかった」と説明。
ゴンドラは扉が閉められないまま上昇した。
近くにいた交代要員のもう1人も、扉が閉まっていないことに気付かなかった。
【システムづくりが重要】
観覧車を巡るトラブルは、各地で相次いでいる。
昨年3月には、名古屋市の東山動植物園で、中学生らが乗ったゴンドラの扉が開いたまま1周した。
これを受け、運営団体は係員に指導を行ったほか、観覧車に特殊なセンサーを取り付け、乗降場所以外で扉や鍵が開くと自動停止するシステムを導入した。
人的ミスのメカニズムに詳しい日本ヒューマンファクター研究所の塚原利夫・取締役副所長は、こうした「ハード面での備え」の必要性を指摘。
「ヒューマンエラーをゼロにするのは不可能。係員の教育などの対策だけでなく、エラーが起きることを前提にした対応が必要」と指摘している。
出典
『観覧車の扉閉め忘れ、再発防止へ「指さし」確認』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170918-OYT1T50026.html
2017年8月21日19時13分にNHK岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前6時半ごろ、香川県の海運会社から「タグボートの乗組員が意識不明になっていると船から連絡があったので救助してほしい」と海上保安部に通報があった。
玉野海上保安部が調べたところ、玉野市の玉港にある防波堤にタグボートが乗り上げていて、中で男性2人が倒れていたという。
調べによると、このタグボートは香川県坂出市の「O海運」が所有する「信栄丸2世」(16トン)で、2人はいずれも岡山市内の病院に運ばれたが、このうち船長で香川県高松市のSさんが死亡した。
また、乗組員の66歳の男性も意識が朦朧としていて、病院で手当てを受けているという。
海保によると、駆けつけた際、タグボートの中では異臭がしたということで、海保は何らかの原因で船内に有毒なガスが充満し、船長が中毒死した可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
タグボートは21日午前5時ごろに坂出港を出航し、玉野市内の造船会社に台船をえい航する途中だったという。
出典
『タグボートの船長死亡 ガス中毒か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4023200431.html
8月21日22時32分に山陽新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前7時ごろ、玉野市玉の防波堤そばの浅瀬に、O海運(坂出市)所有のタグボート・信栄丸2世(長さ11.85m、16トン)が乗り上げているのを玉野海上保安部が発見。
乗組員2人が操舵室の床に倒れており、船長のSさん(73)=高松市瀬戸内町=が意識不明で病院に搬送され、死亡が確認された。
もう1人の男性(66)=丸亀市=も意識が朦朧とした状態だったが、治療を受け、命に別条はないもよう。
玉野海保によると、診断結果などから、2人ともガス中毒の疑い。
発見時に操舵室のドア、窓は閉まり、調理器具があった。
同日午前6時半ごろ、大野海運から「乗組員が意識不明との連絡が船長からあった」と通報が入り、船を捜していた。
浸水が見られたが、油の流出はなかった。
玉野海保は、航行中に何かがあったとみて、経緯や死因などを調べている。
信栄丸2世は2人が乗り組み、同日午前5時ごろ、坂出市の坂出港を出港。
玉野市の造船所に向けて台船(長さ45m、幅16m)をえい航していた。
乗り上げ現場はJR宇野駅から南西約1.5km。
出典
『ガス中毒か タグボートの船長死亡 玉野で浅瀬乗り上げ、男性治療』
http://www.sanyonews.jp/article/583548
8月21日20時51分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2人に目立った外傷はなく、同保安部は排ガスによる中毒の可能性もあるとみて、原因を調べている。
出典
『排ガス中毒か、タグボートの船長死亡…岡山県沖』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170821-OYT1T50096.html
(2018年2月24日 修正1 ;追記)
2018年2月22日20時36分に山陽新聞から、初めて動かした空調用発電機の排ガスが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
運輸安全委員会は22日、死因は発電機の排ガスによる一酸化炭素中毒とする報告書を公表した。
報告書によると、操舵室の空調用発電機が故障し、船長が新しいガソリン発電機を操舵室の扉の外に設置。
事故当日、冷房のため初めて動かしたが、発電機の排気口から操舵室の通風口までは約80cmしか離れておらず、排ガスが通風口から室内に流入したとみられる。
出典
『船長死因は一酸化炭素中毒と公表 玉野タグボート事故で運輸安全委』
http://www.sanyonews.jp/article/673041/1/?rct=jiken_jiko
2月22日12時20分にNHK岡山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日、公表された運輸安全委員会の報告書によると、このタグボートはエアコン用の発電機を操だ室の扉の外側に設置していたが、実際に発電機を作動させたところ、排気ガスが通気用の窓から操だ室に流れ込み、室内の一酸化炭素濃度が上昇することがわかったという。
発電機は事故の2日ほど前に設置され、使用したのはこの日が初めてだったという。
報告書は、排気ガスが操だ室に流れ込んだことが事故の原因だと結論づけている。
報告書は、同じような事故を防ぐため、船に発電機を設置する際には、室内に排気ガスが入り込まないよう注意が必要だと指摘している。
出典
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4025401721.html
2017年8月20日11時33分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
栃木県内で昨年、バイク乗車中の事故で死亡した人の約4割が、事故時にヘルメットが外れていたことが、県警交通企画課のまとめで分かった。
ツーリングのシーズンを迎え、同課は「ヘルメットやプロテクターの確実な着用を」と、注意を呼びかけている。
同課によると、自動二輪車や原付きバイクに乗っていて死亡した人は12人で、前年より3人増えた。
事故直前に12人全員がヘルメットを着用していたが、このうち5人が、事故の衝撃などで外れたことで頭部を強く打ち、死亡した。
昨年の死者数に占めるヘルメット離脱者の割合は、過去5年の平均を上回った。
ヘルメットは、顎ひもを締めていなかったり緩めたりしたことにより脱げるケースが大半とみられ、しっかりした着用や脱げ防止機能のついたヘルメットの購入を求められるという。
また、胸部が致命傷になるケースも多いため、胸を守るプロテクターの着用が効果的という。
今年も8月7日現在で、前年同期比1人増の7人がバイクの事故で死亡している。
ツーリングシーズンを迎え、同課は、街頭での啓発活動や交通安全教室での指導を強化している。
出典
『緩いヘルメット危険、栃木の事故死4割で脱げる』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170820-OYT1T50033.html
(ブログ者コメント)
産業現場でのヘルメット着用にも相通じるところがありそうだ。
2017年8月21日19時2分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日、秋田市にある飲食店が日本酒のビンに保管していた洗剤を誤って客に出し、客の女性2人がおう吐などの症状を訴えて救急車で病院に運ばれ、手当てを受けていたことがわかった。
秋田市保健所は、この飲食店を21日から5日間の営業停止処分にした。
営業停止の処分を受けたのは、秋田市の飲食店、「Dや秋田大学病院前店」。
秋田市保健所によると、この飲食店では19日の夜、日本酒の空き瓶に入れて保管していた洗剤を誤って客に提供し、飲んだ客の女性2人が、口やのどの痛み、おう吐などの症状を訴えて、救急車で病院に搬送された。
2人はいずれも命に別状はないということだが、1人は現在も入院して手当てを受けているという。
保健所が20日に立ち入り調査したところ、この店では当時、従業員が、業務用の洗剤を日本酒のビンに小分けにし、冷蔵庫で保管していたということで、この店を21日から5日間の営業停止処分とした。
同じようなケースは、去年、全国で2例あったということで、秋田市保健所は、「飲食店で洗剤を小分けにして保管する場合は、容器にラベルを貼り、置き場所を決めるなどして飲み物と間違えないよう指導を徹底していきたい」と話している。
また、この店を経営する株式会社Aは、「お客様に多大なる苦痛とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。深く反省するとともに、再発防止に向けて万全を期していきます」とコメントしている。
出典
『飲み物と誤って洗剤 営業停止』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013214361.html
8月21日付で秋田魁新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田市保健所は21日、同市広面字蓮沼の飲食店「和処ダイニング D秋田大学病院前店」で19日夜、スパークリング(発泡)日本酒を注文した客に誤って洗剤を提供し、市内の20代女性2人が嘔吐や喉の痛みなどを訴え病院に運ばれ、手当てを受けたと発表した。
うち1人は入院中だが、快方に向かっている。
保健所は、同店を21日から5日間の営業停止処分とした。
保健所によると、19日午後9時50分ごろ、油汚れ用の洗剤(約300mℓ)が入った瓶1本を提供。
1人は口に含んで味がおかしいと気付き吐き出したが、もう1人は少量を飲んだという。
出典
『酒と誤り客に洗剤、秋田市の飲食店 2人搬送、1人は入院』
http://www.sakigake.jp/news/article/20170821AK0018/
8月21日22時12分に日テレNEWS24からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田市保健所によると、この店では19日、日本酒の容器に入った業務用のアルカリ性洗剤を誤って客に提供し、これを飲んだ20代の女性客2人が口やのどの痛みを訴え、病院に搬送された。
2人は口の中がただれ、おう吐するなどして、1人は入院して治療を受けている。
出典
『日本酒容器に「洗剤」誤って提供 客が入院』
http://www.news24.jp/articles/2017/08/21/07370342.html
(ブログ者コメント)
同種事例は本ブログにも数多く掲載している。
漂白or消毒or洗剤+客のキーワードで検索可能。
(2017年8月27日 修正1;追記)
8月23日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも若干修正した)
洗剤は日本酒のガラスびんの容器に入れられていたが、ラベルに「洗剤」と書いていなかった。
このため従業員が18日、日本酒だと思い込んで冷蔵庫にしまい、翌日、客に誤って提供してしまったという。
2017年8月20日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月19日20時49分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後6時ごろ、東京都世田谷区鎌田1の二子玉川緑地運動場のポールに落雷があり、ポールの近くにいた10~50代の男女9人がしびれなどを訴えて病院に搬送された。
警察によると、うち7人がけがをしたが、いずれも症状は軽いとみられる。
運動場は多摩川河川敷にあり、同日夜に予定されていた花火大会を見るために多くの人が集まっていた。
近所の男性(52)は、「雨風がひどく、花火見物用のシートをかぶって避難する人で道路があふれていた」と話した。
搬送された人の救護にあたった女性は、「けがをした人は、それぞれやけどのような痕を冷やしていた」と語った。
雨のため、花火大会は中止となった。
この日、関東地方は湿った空気の影響で大気が不安定になり、局地的に1時間に50ミリ以上の激しい雨や落雷が発生した。
出典
『落雷 花火大会の見物客7人けが 東京・多摩川河川敷』
https://mainichi.jp/articles/20170820/ddm/041/040/069000c
『世田谷区河川敷で落雷 7人搬送』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170819/3175834.html
8月19日20時20分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9人は公園内に落ちて地面を伝わった雷の電流でけがをした。
出典
『多摩川河川敷で落雷、9人けが 東京・世田谷』
http://www.sankei.com/affairs/news/170819/afr1708190010-n1.html
8月20日8時57分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
世田谷区では夕方頃から雷を伴う雨が降り、花火大会は午後5時過ぎ、中止が決まったが、周辺には多くの人が集まっていたという。
落雷現場の近くにいた会社員の男性(48)は、「急に降ってきた横殴りの雨と風でテントが飛ばされそうになった。大きな雷鳴がとどろき、テントを押さえていた手がビリビリとしびれた。命の危険を感じた」と話した。
出典
『関東大荒れ、花火大会で落雷・感電か…9人搬送』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170819-OYT1T50103.html
8月19日20時36分に朝日新聞からは、川崎市側でも突風により露店の油がこぼれ火傷する事故があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日夜に多摩川の両岸で開催される予定だった「世田谷区たまがわ花火大会」と「川崎市制記念多摩川花火大会」は、ともに荒天のため中止となった。
会場周辺は、この日夕、激しい雷雨や暴風に見舞われ、ひょうも降った。
川崎市によると、強風の影響で会場に出店していた露天商の油がこぼれ、調理していた人がやけどを負った事故が2件報告されたという。
同市の青井・観光プロモーション推進課長は、「1年間準備してきて、有料の協賛席も完売していた。市民も楽しみにしていたので残念」と話した。
両花火大会は例年、合計で約60万人を動員。
今回は計1万2000発超の花火を打ち上げる予定だった。
出典
『多摩川での花火大会が中止 激しい雷雨やひょう』
http://www.asahi.com/articles/ASK8M6KLHK8MUTIL01X.html
8月21日17時49分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
強い雨や雷が予想されたことから、主催者は、インターネットで気象状況に関する情報を収集するとともに、民間の気象会社と連絡を取り合うなどして、花火大会を開催するかどうか検討していた。
そして、雷雲が近づいていることなどから、午後5時15分、花火大会の中止を決定した。
雷などに備えて特別な避難所などは用意していなかったことから、主催した世田谷区が、すでに訪れていた多くの観客に対し、会場を離れるよう放送で呼びかけるとともに、駅に向けて誘導を始めていたところ、強い雨が降り始めたという。
そして、午後5時48分ごろ、会場内の救護所に「雷の影響でしびれを感じる」と訴える観客が訪れ、合わせて男女7人がしびれなどの症状で病院に運ばれ、いずれも症状は軽いという。
警察によると、雷は野球場のポールに落ち、7人は無料観覧席になっていたポール付近で雨をしのいでいたと見られるという。
雷が落ちたと見られる時間には、まだ多くの観客が河川敷に残っていて、会場からほぼ観客がいなくなったのは午後6時半ごろだったという。
(音声のみの情報;近所に住むの女性の話し)
5時半ごろだったか、あそこに見える用賀タワーに雷がバンバン落ちるのが見えたので、外は危ないと話していた。
出典
『花火観客誘導中に雷でしびれ訴え』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170821/3198771.html
(ブログ者コメント)
○複数のテレビで放映された映像を見ると、だだっ広いグラウンドのような場所に1本だけ、ポツンとポールが建っていた。
照明灯ではない模様で、何のためのポールかは不明。
今回、被害に遭った人たちがどの程度、ポールから離れた場所にいたかは不明だが、ポールのごく近く、1mとか2m離れた場所にいたら、もっと厳しい結果になっていたかもしれない。
○一方、当日の状況については、15時ごろは青空も垣間見えていたが、16時ごろから真っ黒な雲が出現し、17時ごろには台風のような風雨に襲われていた。
それが18時には、また青空が見えていた。
キーワード;誘導雷?逆流雷
2017年8月19日7時9分に岐阜新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後9時半ごろ、岐阜県瑞浪市釜戸町の中央自動車道で、雨による土砂崩れが発生した。
消防などによると、トラックを含む4台が巻き込まれた。
負傷者は6歳から40代の男女11人で、うち1台のワンボックスカーに乗っていた3人が重傷。
中津川市や多治見市などの病院に搬送され、手当てを受けている。
県警高速隊などによると、上り線の斜面から最大で高さ約1.5m、幅約60mにわたり土砂が流出し、下り線まで流れ込んだという。
当時、現場付近では雨が降っていた。
長野方面に向かって上り車線を運転していた男性(25)は、1時間ぐらい車が動かなくなったため、降りて見に行くと、土砂崩れが発生していた。
上り2車線は完全に土砂で埋まり、下り1車線も埋まっていた。
トラックは車線をふさぐように横向きになっていたという。
「車が止まる直前は雨や雷がひどく、前が見えないこともあった。土砂に巻き込まれた車の人が心配」と話した。
同40分から、瑞浪インターチェンジ(IC)~恵那IC間の上下線が通行止めとなった。
現場は瑞浪ICから恵那方面へ約9km地点。
岐阜地方気象台によると、レーダーによる解析雨量で、現場付近の同日午後11時までの24時間雨量は約200ミリだった。
出典
『土砂崩れ4台巻き込む 瑞浪市、中央道11人重軽傷』
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170819/201708190709_30298.shtml
8月21日22時49分に読売新聞からは、崩れた土砂の中に白い粘土状の廃棄物とみられるものが混じっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道路に流入した土砂の中に窯業原料の廃棄物が含まれていたことが判明し、岐阜県は21日、廃棄物処理法に基づき、現場近くの窯業原料メーカー「M陶料」への立ち入り検査を実施した。
県廃棄物対策課によると、中央道の路面を覆った約700m3の土砂には白い粘土質の物質が混じり、同社が廃棄物などを入れていたとみられる樹脂製の袋も大量に散乱していた。
袋には同社の名前も記されていた。
付近の3か所に同社の工場があり、土砂崩れが起きた道路脇の斜面の上には「第3工場」が設置されている。
この工場と中央道の間の斜面に、大量の廃棄物などを袋に入れるなどして置いていたとみられる。
18日に起きた土砂崩れでは、この場所が崩落していた。
出典
『中央道土砂崩れ、窯業廃棄物も…メーカーを検査』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170821-OYT1T50105.html
8月22日付で毎日新聞からは、現場上方にある工場が斜面の採石場跡地に長期保管していた産廃が崩落したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県は21日、現場脇の斜面上方に工場を持つ窯業原材料メーカー「M陶料」(瑞浪市)を廃棄物処理法に基づいて立ち入り検査し、同社が斜面に山積みしていた不要な窯業原料が高速道路上に崩れ落ちたと判断した。
大雨で流出したとみられる。
県によると、同社は10年前から所有地内に規格外の窯業原料を投棄していたと認めた。
県は崩落物について、同社が不適正な状態で長期間保管していた産業廃棄物の汚泥と認定した。
近くの川にも流れ込んでおり、白濁など生活環境保全上の支障を生じさせたとして、29日までにシートで覆うなど、流出防止の応急措置を講じるよう措置命令を出した。
同社は産廃処分場としての許可を得ておらず、県は引き続き調査を進める。
県警も捜査を始め、同社関係者から事情を聴いている。
県によると、斜面をL字形に削り取った採石場の跡地に、同社は、粘土やけい石の粉砕物などで構成する窯業原料のうち、規格外のものを容量1トンの袋に入れるなどして、幅19m、奥行き30m、高さ数mにわたって置いていた。
同社幹部は県に対し、「窯業原料のうち、製造過程で出る取引価値のないものを過去10年間埋めた」と話したという。
登記簿によると、工場下の斜面など一帯は、同社か同社役員が所有している。
土砂崩れにより、恵那IC~瑞浪IC間の上下線が、約34時間、通行止めとなった。
また18日夜以降、現場から約500m南の市街地に濁水が流れ込み、1棟が床上浸水、2棟が床下浸水し、車1台が立ち往生した。
県は、近くを流れる御湯川にも窯業原料入りの袋が落下し、一部をせき止めたり下流に流れたりしたため、市街地が浸水したとみている。
瑞浪市は美濃焼の産地として知られ、陶土が産出し窯業が盛ん。
出典
『岐阜・瑞浪の土砂崩れ 斜面の窯業原料崩落 工場、10年前から投棄』
https://mainichi.jp/articles/20170822/ddm/041/040/099000c
8月22日16時44分に朝日新聞からは、発がん性リスクのあるシリカパウダーも含まれていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
労基署の職員によると、土砂には窯業原料のほかに、同社の製造で、半導体の絶縁材料に使われるシリカパウダーも含まれていた。
同社は労基署に対し、「パウダーは、流出した窯業原料と同じ場所に埋めていた」と説明しているという。
シリカパウダーは微小で、長い期間にわたって大量に吸い込むことによって発がん性やじん肺のリスクが高まるという。
今回は雨により泥水の状態で流出したが、パウダーが大量に含まれていれば、乾燥することで粉じんとなるリスクがあるため、散水やシートで覆う必要が出てくるという。
出典
『中央道の流出土砂、発がんリスクの粉も 労基署が調査』
http://www.asahi.com/articles/ASK8Q41XGK8QOIPE006.html
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
8月22日22時11分に毎日新聞からは、40年前から現場に不法投棄していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
M陶料が県の立ち入り検査に対し、「1977年から規格外品を投棄していた」と説明していることが22日、分かった。
県廃棄物対策課によると、同社は第3工場ができた77年から、現場脇の斜面上方に投棄するようになったと説明。
同社幹部は、「敷地内に採石場の跡地があり、(投棄するのに)ちょうどよかった。先々代の時から投棄している。規格外品を少量ずつ置いた」と話したという。
現経営陣が就任した10年前から毎月約3トンを投棄し、製造工程改良で規格外品が以前ほど出なくなった2年前に投棄をやめたとしている。
同社を巡っては、2012年にも、第3工場から漏れ出したシリカ溶液を川に流出させる事故を起こしていた。
当時、県から水質汚濁防止法に基づき厳重注意を受けた。
県環境管理課によると、機械故障が原因で、川は白く濁り、現場からシリカ溶液3トンを回収した。
出典
『瑞浪の土砂崩れ 「40年前から汚泥投棄」会社が県に説明』
https://mainichi.jp/articles/20170823/k00/00m/040/137000c
8月23日21時37分に朝日新聞からは、不法投棄のやや詳しい状況が、下記趣旨でネット配信されていた。
同社は、第3工場の下にあたる中央道脇の斜面に採石場跡を所有。
原料の製造過程で生じる規格外の珪石の粉末や汚泥といった産廃を採石場跡のくぼみに運び込んでいた。
くぼみの規模は、幅19m、奥行き30m、深さ25~30mほど。
運び込んだ産廃の上に土をかぶせるなどしていた。
警察は、採石場跡に運び込んでいた産廃が土砂崩れを引き起こした可能性もあるとして、業務上過失致傷容疑も視野に入れて捜査を進めていく。
出典
『中央道土砂流入、陶磁器原料会社を24日にも家宅捜索』
http://www.asahi.com/articles/ASK8R632FK8ROIPE01Q.html
8月25日19時30分にNHK東海からは、シリカパウダーによるリスクは現状では高くないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
住宅街に流れ出した汚泥の中に、長期間大量に吸い込むとがんになるリスクがある「結晶シリカパウダー」が混じっていることについて、労働衛生学が専門の愛知医科大学医学部の柴田英治教授は、「長期間、大量に吸い込まないと発症はしないので、現状ではリスクは高くない」と話している。
ガンを発症する理由として、「粒子が細かいため、吸い込むと肺の奥まで入り込んでしまい、大量に吸い込むと肺がパウダーに反応して炎症を起こし、それを体が治そうとする過程で発生する」と説明している。
今後の対応について柴田教授は、「通常の生活で過剰に心配する必要はないが、道路などに残っている汚泥の清掃は、洗い流す必要もあるので、行政に依頼しやってもらうべき。また、行政は今後の対策を決めるため、大気中の濃度の測定をしっかりと行う必要がある」と話していた。
出典
『“シリカパウダー”がんリスクは』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170825/6498131.html
(2017年9月18日 修正1 ;追記)
2017年9月15日21時22分に毎日新聞から、斜面に投棄していた規格外窯業原料の全量撤去命令が出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は15日、規格外の窯業原料を道路脇の斜面に投棄していた瑞浪市の窯業原料メーカー「M陶料」に対し、廃棄物処理法に基づき、規格外の窯業原料など全量撤去の措置命令を出した。
県によると、崩落現場には、同社が投棄した窯業原料や土砂が混じった汚泥が推計4175m3にわたって堆積している。
原料には発がんリスクのある結晶「シリカパウダー」が含まれているため、飛散によって生活環境保全上の支障が出る恐れがあるとして、12月23日までの撤去を求めている。
同社は、産業廃棄物の仮置き場への搬出路を約1カ月かけて整備した上で、汚泥の撤去を開始するとしている。
同社の水野会長は、「県の指導に従い、迅速に撤去する」とする一方、規格外の原料について「(投棄でなく)保管していた」と説明しているという。
一方、県は15日までに、シリカパウダーを取り扱う県内の窯業原料製造業者31社、34事業所に立ち入り検査を実施し、M陶料以外の事業所では,シリカパウダーを含む廃棄物が適切に保管されていることを確認した。
ただ、許可のない業者への処理依頼や書類の不備が計8事業所で判明したとして、県は処分を検討している。
出典
『中央道土砂崩れ 窯業原料メーカーに全量撤去命令 岐阜県』
https://mainichi.jp/articles/20170916/k00/00m/040/124000c
(2017年12月25日 修正2 ;追記)
2017年12月22日19時10分にNHK岐阜から、斜面に残っていた廃棄物が撤去されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月22日20時25分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県は22日、斜面に残っていた廃棄物などがすべて撤去されたことを確認した。
県によると、撤去された廃棄物などの量は、県の当初の推定を10%以上、上回る4739m3だったという。
大半は、同社第3工場の駐車場などに袋詰めされた状態で保管されており、県は引き続き、廃棄物などが撤去された後の斜面が崩れないための必要な措置をとるよう、会社側に求めることにしている。
出典
『中央道土砂流入 廃棄物撤去確認』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083405851.html
『中央道土砂崩れ 投棄の窯業原料の全量撤去が完了』
https://mainichi.jp/articles/20171223/k00/00m/040/070000c
2017年8月18日17時21分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月18日20時14分にフジテレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前11時すぎ、東京・府中市の生コンクリートを製造する会社で「大型の機械に人が挟まれている」と119番通報があった。
警察などによると、コンクリートを砂利などと分離する機械に網が絡まり、男性作業員が2人がかりで取り除こうとしたところ、1人(20代)が機械に右足を挟まれた。
作業員は右足を膝の上から切断する重傷だが、命に別状はないという。
もう1人の作業員(20代)も機械から転落し、病院で手当てを受けているが、命に別状はないという。
警察は事故の詳しい状況を調べている。
出典
『コンクリート製造会社で男性作業員が右足を切断』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000108018.html
https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00367657.html
2017年8月17日0時44分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県の加茂暁星高校の野球部でマネジャーをしていた女子生徒(16)が練習直後に倒れ、今月5日に死亡した。
家族によると、生徒は倒れた時に心室細動を発症していた。
自動体外式除細動器(AED)を使えば、救える可能性がある症状だ。
AEDの設置が広がっても突然死が後を絶たない背景には、AEDの性能についての理解が深まっていないことや、卒倒などの場面に遭遇すると落ち着いて使いこなせない実態がある。
【認知度低い「死戦期呼吸」】
「AEDを使ってほしかった。助かったかもしれないと思うと、つらくて悔しい」。生徒の父親(42)は朝日新聞の取材に、苦しい胸の内を語った。
明るくて面倒見のいい性格。部活が大好きだったという。
生徒は7月21日午後、練習があった野球場から学校まで約3.5kmを走った後に倒れた。
野球部の監督は「呼吸はある」と判断し、AEDを使わずに救急車の到着を待った。
しかし、その呼吸は「死戦期呼吸」というものだった可能性がある。
心停止の状態になっても、下あごだけが動いたり、しゃくり上げるようなしぐさをしたりして、呼吸をしているように見えることがある。
生徒が搬送された新潟市内の病院の医師は、「心室細動が起きていた」と生徒の家族に説明したという。
AEDは、心臓がけいれんしたような状態(心室細動)になり、血液を送り出せなくなっている状態を、電気ショックを与えて正常なリズムに戻すための機器だ。
校内のAEDは、生徒が倒れた玄関に近い事務室の前など計3カ所にあった。
警察によると、病院に運ばれた生徒は今月5日、低酸素脳症で死亡した。
日本救急医学会の指導医の太田医師は、「死戦期呼吸と普通の呼吸とを見分けるのは、一般市民には難しい」と指摘する。
死戦期呼吸の認知度が低いことも、AEDでの素早い処置に思いが至らない要因の一つとみる。
日本AED財団によると、心臓が原因の突然死は、国内で年間約7万人。
倒れる瞬間を他の人が目撃した中で、AEDによる電気ショックが行われたのは4.5%にとどまる。
「呼吸をしているように見えた」など、心停止かどうかの判断に迷うケースが多いとみられている。
同財団の理事で、東京慈恵会医科大学救急医学講座の武田聡主任教授は、「AEDは、電気ショックの必要性を自動的に判断する。人間が見極める必要はなく、呼吸がない、または呼吸の有無に迷ったら、胸骨圧迫を始め、AEDを使ってほしい。正常な人にAEDを付けても、電気ショックは行われないし、体に害を及ぼすこともない」と話す。
学校での心停止は、倒れるのに出くわす人がいる場合がほとんど。
武田主任教授は「AEDで救命できる可能性も高い」という。
【AED「1分1秒でも早く」】
「心臓がけいれんしている状態の時だけ電気ショックが流れます。必要なければ流れません」。
今月10日、新発田消防署(新発田市)で行われた一般向けの救命講習で、救急救命士の松田さん(41)が受講者に強調した。
こうした講習会は各地の消防署で行われており、救命処置の方法やAEDの機能を順を追って説明していく。
倒れた人がいたら、まずは呼吸をみる。
判断に迷う場合は、普段通りの呼吸がない心停止と考え、すぐに胸骨圧迫と人工呼吸。
AEDは、ふたを開けたり電源を入れたりすると音声ガイドが流れるので、それに従って操作する――。
この日の講習には14人が参加。
高齢者施設で働く緒形さん(54)は、「お年寄りが多く、いつ何が起きるか分からない。AEDを使えるかどうかで生死が決まると思って参加した」。
音声ガイドに従えば使いこなせると感じた一方、「夜勤は職員が少なく、1人で判断しなければならない時もある。講習のことが頭に浮かべばいいけれど、気が動転してしまうかも」と不安も口にした。
加茂暁星高校によると、数年前に教員向けの講習会を実施。
2年前には防災訓練の一環で、全校生徒を対象に消防団員による実演を見せたという。
飯沼和長は、「改めてAEDの使い方を徹底し、研修も実施したい」と話す。
松田さんは、「AEDで蘇生する人は何人もいる。若い人でも、野球のボールや空手の突きが胸に当たって心停止することもある。現場はパニック状態で騒然となっていることが多いが、1分でも1秒でも早く、勇気を持って使ってほしい」と話した。
・・・・・
出典
『女子マネジャー死亡、「呼吸」誤解? AED使ってれば』
http://www.asahi.com/articles/ASK8G31QDK8GUOHB001.html
事故当時の状況は下記参照。
(8月6日17時5分 朝日新聞)
同校によると、女子生徒は7月21日午後5時半すぎ、同校から約3.5km離れた野球場での練習に参加。
午後7時半ごろに練習を終え、男子部員と一緒に走って学校に戻った直後、玄関前で倒れたという。
女子生徒は普段、球場を行き来する際は、用具などを積み込むマイクロバスに乗っていた。
この日は、けがをした部員がバスに乗るなどしたため、監督が「マネジャーはマイペースで走って帰るように」と指示していた。
女子生徒が倒れた直後、駆けつけた監督は「呼吸は弱いけれどある」と判断し、救急車が来るまでの間、AEDは使用しなかったという。
女子生徒は救急搬送された病院で治療を受けていたが、5日午後6時すぎに亡くなった。
出典
『練習後走り倒れた女子マネジャー死亡 新潟の高校野球部』
http://www.asahi.com/articles/ASK8656TGK86UOHB00S.html?iref=pc_extlink
2017年8月16日6時23分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県四日市市市で夏休みの学校のプール開放中、小学3年の男児(8)がおぼれ、一時、意識不明の重体になった。
無料で楽しめる貴重な場だが、最近は安全上の問題から縮小傾向にある。
安全に続けるにはどうしたらいいのか。
事故は1日午後、四日市市市の市立小学校で起きた。
縦25m、横13mのプールを柵で仕切り、深さ約60cmを低学年用、深さ約110cmを高学年用として使っていた。
市教委によると、周りの子たちが男児がおぼれていることに気づき、監視していたPTAの保護者が引き上げた。
男児はプールサイドで嘔吐し、保護者は自動体外式除細動器(AED)を試みたが、脈があったため不必要で、救急車が来るまで心臓マッサージを施した。
搬送時、意識不明の重体だったが、現在意識は戻り、容体は安定しているという。
プール開放は、市教委がPTAに運営を委託。
監視員は6人以上と定め、全員が救命講習を受けて心肺蘇生法などを習得するよう求めている。
この日は、保護者6人と学生ボランティア1人が四隅やその間などで監視していたが、周りの児童に指摘されるまで、おぼれたことには気づかなかったという。
市教委の担当者は、「PTAの中には、続けたいという人もいれば、責任問題などのリスクを負担に思っている人もいる。二度と事故を起こさないためにも、PTAと話し合いながら課題を整理し、続けるのかやめるのかも含めて検討する」と話す。
【開放中のプールでの事故は過去にも起きている】
2011年7月、大阪府泉南市の小学校で、小学1年の男児がおぼれて死亡する事故が起きた。
監視を委託されていたビル管理会社は警備業者としての認定を受けておらず、事故時はプールを監視している人がいなかった。
事故を受けて警察庁は12年、有償でプール監視を請け負うには、警備業の認定が必要という通知を出した。
ただ、保護者やボランティアなどの場合は認定は不要となっている。
通知後、警備会社への委託料が上がり、夏休みのプール開放をやめる動きも相次いだ。
スポーツ庁の調査によると、長期休暇中にプールを開放している公立小学校の数は、07年度の約4000校から、14年度は約3000校に減った。
安全対策を見直した自治体もある。
PTA中心の運営委員会に監視を委託する三重県鈴鹿市は、13年度から4年間、市スポーツ課の職員が監視業務について調査。
監視員が入水できる服装でない、携帯電話を見ている、といった問題が見つかり、今年度から監視員の水着着用を明文化するなど、ルールを厳しくした。
その結果、実施は昨年度の28校から7校に減った。
プール開放については、「続けてほしい」という要望の一方、「PTAの負担が大きく、本当はやめたい」という声も寄せられ、開放期間も短くなっていたという。
「開放は前向きにやっていきたいが、保護者の負担も考えて、継続の仕方を考える時期に来ている」と担当者は言う。
保護者が事実上ボランティアに近い形で監視することについて、PTA問題に詳しいライターの大塚玲子さんは、「学校のプールを無料で使えるのは保護者にとってありがたいが、PTAの労働力も本当はタダではない。素人任せで大丈夫なのか、といったことも心配」と話す。
監視について、NPO法人日本プール安全管理振興協会(横浜市)の北條理事長は、「わずかな時間でも目を離せば事故は起こり、発見が遅れれば死につながる。時間的、空間的に空白を作らないことが大切」と指摘する。
▽常に顔と目を動かす
▽水面だけでなく水底まで見る
▽巡回する時はプールのすぐそばを歩き、プールを真っ正面にして横歩きしながら全体を確実に見る
▽プール使用前後の安全点検は指さし確認する
といったことが重要だ。
「一つ一つは簡単だが、プロでもできているとは限らない。全体の意識を向上させる必要がある」
出典
『学校プール開放、安全対策は? 委託大半、やめる動きも』
http://digital.asahi.com/articles/ASK8G3QK8K8GUTIL00P.html?rm=607
(ブログ者コメント)
四日市市の事故は本ブログでも紹介スミ。
2017年8月21日19時32分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月16日の夕方、積丹町西河町の砂浜に家族で遊びに来ていた千歳市の小学2年生の男の子が、火がついたまま放置されていたバーベキュー用の炭を踏んで両足にやけどをした。
男の子は家族に連れられて、宿泊していた近くの旅館に行き、氷水で冷やす応急処置を受けたあと、余市町の病院に救急車で運ばれて治療を受けた。
消防によると、男の子は両足の裏に水ぶくれができるなどのやけどをしたという。
旅館で男の子の応急処置などにあたった女性によると、現場を見に行くと、男の子が踏んだ部分だけ炭が見えていて、残りは砂がかかった状態で埋まっていたという。
当日、砂浜では20組ほどがバーベキューをしていたということで、この女性は「この時期にバーベキューする人が多いが、終わったあとも火がついたままの炭が放置されているのをよく見かける」と話していた。
男の子の母親は電話での取材に対し、「ぎゃーという声が聞こえたので主人が駆け寄って、泣いている子どもの足を見ると赤くなっていて、炭を踏んでやけどをしていたことがわかった。炭は砂で隠しているような状況だったと思う。砂で隠れている炭には全く気づかないので、後片付けなどの最低限のマナーは守るべきだと思います」と話していた。
【砂かけても火種は残る】
バーベキューをする際のマナーの普及などに努めている日本バーベキュー連盟のインストラクターで、札幌市に住む坂本純一さんは、「炭は火がついた段階で1000℃を超える時もあり、砂をかけて火を消したと思っていても、火種が残っていることが多い。炭の火が消えるまでにはかなり時間がかかるので、そのままにして持ち帰らないというのは危険な行為で、絶対にやってはいけない」と話している。
そのうえで、火の消し方については、「水をかけると高温の水蒸気があがって危険なので、ホームセンターで売っている『火消しつぼ』に入れるなどして、完全に火が消えてからゴミとして持ち帰ってほしい」と話している。
出典
『放置された炭で小学生がやけど』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170821/3184591.html
(ブログ者コメント)
バーベキューをした人間は炭火の特性を知らず、普通の裸火と同様、砂をかけておけばすぐ消えるだろうと思っていたのだろうか?
もしそうだったとしたら、これは「知識がないために起きた事故」。
ただ、映像を見ると、現場にはコンロ代わりに使ったと思われる大きな石数個と黒く焦げた金網が放置されていた。
そういった、マナーを守っていない状況から考えると、単に面倒だからと、火の着いたままの炭を放置したのかもしれない。
2017年8月17日5時56分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月17日6時33分にNHK北海道からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道紋別市のラーメン店で火事があり、周辺は一時、騒然となった。
16日午後4時半すぎ、紋別市の木造2階建て店舗兼住宅の建物で「1階のラーメン店から煙が出ている」と、同じ1階にある焼き肉店の店員から消防に通報があった。
火は約4時間後に消し止められたが、2階の住宅部分も含めて建物はほぼ全焼。
2階の住民や1階の焼き肉店の店員は、逃げて無事だった。
火が出たラーメン店は営業時間外で、誰もいなかった。
警察によると、ラーメン店の66歳の男性店主は、「仕込みの途中で背脂を入れた鍋に火を付けたまま、買い物に出掛けた」と話しているという。
出典
『「鍋に火を付けたまま外出」 ラーメン店で火事』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000107906.html
『店主“鍋を火にかけたまま…”』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170817/3101501.html
(ブログ者コメント)
糸魚川大火と同じようなシチュエーション。
違うのは風だけだ。
2017年8月19日付で中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
諏訪市上諏訪の立石公園にある大型滑り台で16日、東京都内の男子大学生(21)が足の骨を折る大けがをしたことが分かった。
滑り台では、2015年8月に4歳の女児、昨年9月には20歳の男性が足を骨折する事故が起きている。
設置者の市は滑り台の利用を中止し、安全対策を検討している。
市によると、男子大学生は16日午前5時ごろ、雨の中で滑り下り、出口のカーブ付近で鉄製の転落防止柵に激しくぶつかってけがをしたとみられる。
市内の病院に運ばれたが、入院はしていないという。
滑り台は全長52m、高低差15mで、市が2000年度に設置した。
入り口には、滑走面がぬれている時はスピードが増すため利用を禁じるとの注意書きを掲示。
昨年の事故を受けて、ルールを守るよう呼び掛ける「警告」看板も取り付けていた。
市は21日の市議会総務産業委員会に事故の発生を報告し、対応を説明する見通しだ。
出典
『諏訪の大型滑り台、また事故 男性骨折、利用中止に』
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20170819/CK2017081902000019.html
(2019年8月26日 修正1 ;追記)
2019年8月21日18時12分にNHK信州から、滑り台が撤去されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
諏訪市の立石公園で観光客などに親しまれていた長さ50mを超える大型のすべり台が、相次ぐ事故を受けて、市は今年度中に撤去する方針を決めた。
撤去の方針が決まったのは諏訪市の立石公園にある全長52m、高低差15mの大型すべり台で、21日、諏訪市の金子ゆかり市長が定例の会見で明らかにした。
諏訪湖を一望できる立石公園は人気アニメ映画の舞台にもなったとされ、多くの観光客が訪れる。
このすべり台は、自然を感じながらスリリングな体験ができると人気だったが、市によると、平成19年以降、7件の事故が起きているという。
事故は、すべり台が雨で濡れているときや、酒を飲んだ状態で滑って起きていて、けがをした人の中には外国人観光客もいるという。
公園を管理する市では、日本語のほか英語やポルトガル語などの外国語で注意を呼びかける看板や防護マットを設置する対策をとっていたが、その後も事故があとをたたないことから、市は今年度中の撤去を決め、新たな遊具の設置はしない方針だという。
公園を訪れていた人たちからは、「楽しいすべり台だったのでさみしい」と惜しむ声がある一方、「急でカーブもきついので、安全を考えるとしかたないと思います」という声も聞かれた。
金子ゆかり市長は、「事故が続くと観光面でのイメージダウンになりかねない。市としても残念だが、眺めの良い場所なので、景色を楽しんでほしい」と話している。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20190821/1010010059.html
8月20日6時1分にYAHOOニュース(長野日報)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
長野県諏訪市は、市が管理する立石公園(上諏訪)の大型滑り台を撤去する方針を固めた。
使用が禁止されている降雨時などに使ってけがをする人が相次いでいることを踏まえた。
26日に開会する市議会9月定例会に撤去工事費900万円を計上した
2019年度一般会計補正予算案を提出する。
大型滑り台では6月7日、観光で訪れていた台湾の30代男性が使用して尻に全治2週間の裂傷を負い、その後、使用を中止している。
原因は特定されていないが、当時は雨でぬれて加速しやすい状況だった。
市によると、滑り台では07年度以降、把握しているだけで今回を含め7件の事故が起きている。
滑り台では、側面に設置されている転落防止柵に体をぶつけて足を骨折するケースが多かったことから、市は18年に柵への衝撃を吸収する防護マットを設置した。
ぬれた時に使って事故が発生したことを知らせる看板も設けて注意を促してきたが、事故が絶えない状況が続いていた。
市によると、同公園を多くの人に親しんでもらおうと、ステージ状の展望テラスや他の遊具などと共に、滑り台を2000年度に設置した。
設置に当たり、市は、住民を交えた「サンセットプロジェクト委員会」を設けるなど、内容を話し合った。
滑り台は長さ52m、高低差15mで、ポリエチレン樹脂製の台をS字状に滑る。
市都市計画課は、「ルールを守らずに使う人のけがは防ぎようがない。事故が頻発しており(撤去は)やむを得ない」としている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190820-00010000-naganonp-l20
(ブログ者コメント)
以下はNHK映像の4コマ。
注意表示板や防護マットなどが映されていた。
2017年8月15日21時21分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
ストレスで胃腸の病気や突然死を招くメカニズムを、北海道大の村上正晃教授(免疫学)のチームが解明し、15日付のオンライン科学誌イーライフで発表した。
ストレスで起こる脳内の炎症が関わっていた。
「病は気から」の仕組みが裏づけられたといい、ストレス性の病気の予防や診断への応用が期待される。
チームは、睡眠不足など慢性的なストレスをマウスに与えた。
そのマウスのうち、自分の神経細胞を攻撃してしまう免疫細胞を血管に入れたマウスの約7割が、1週間ほどで突然死した。
一方、ストレスを与えただけのマウスや、免疫細胞を入れただけのマウスは死ななかった。
突然死したマウスを調べたところ、脳にある特定の血管部分にわずかな炎症があることを発見。
炎症は、この免疫細胞によって引き起こされ、通常はない神経回路ができて胃腸や心臓に不調をもたらしていたことがわかった。
村上教授は、「同じストレスを受けても、この免疫細胞の量や脳内の炎症の有無によって、病気になるかどうかが分かれると考えられる」と話している。
出典
『「病は気から」の仕組み、マウスで解明 北海道大』
http://www.asahi.com/articles/ASK8B5F8GK8BIIPE01J.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。