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2017年8月15日20時37分にNHK愛媛から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
全国で子どもが川などで流されて死亡する事故が相次ぐ中、愛媛県の事故の遺族とも連携する国の研究機関のグループが初めて行った検証実験の結果、子どもの場合、川の浅瀬で滑り転んだ瞬間、立っているときの5倍近い水流の力がかかり、体重の軽い子どもは、一気に流されてしまうおそれが高まることがわかった。
今月、初めて検証実験に臨んだのは、国の研究機関、「産業技術総合研究所」で子どもの事故防止の研究に取り組む、西田佳史首席研究員のグループ。
西田首席研究員らのグループは、6歳の子どもを想定した身長114cm、体重23.4kgの人形を使い、川に見立てたプールで、水深を10cmから20cmチの浅瀬に設定して、人形が立っている場合と滑り転ぶなどして座り込んだ状態になった場合に分けて、人形が流れる水から受ける力がどのように変化するかを検証した。
その結果、子どもにとっては比較的速い流れと言える秒速1.5mの場合、浅瀬で立った状態の時には、人形が流されるほどの力は加わっていなかったものの、座り込んだ状態になった場合、流れる水から受ける力が4.8倍となり、人形が流されるレベルに達することがわかった。
西田首席研究員は、コケや藻などで滑ったり岩などに足を取られやすい川の浅瀬では、滑り転ぶと、体重が大人よりも軽い子どもは一気に流されてしまうおそれが高まると指摘する。
西田首席研究員は、「子どもは、浅瀬でも転ぶと流され、助けられない状況になる。ライフジャケットを着用することが重要だ」と話していた。
出典
『浅瀬で子ども事故多発、なぜ?』
http://www.nhk.or.jp/matsuyama-news/20170815/5624901.html
(ブログ者コメント)
実験映像を見たところ、立っている時は足首付近までしか水圧を受けていないが、座り込んだ状態になると足全体や体の一部が水圧を受けていた。
受圧面積が大幅に増えて・・・ということではないだろうか。
2017年8月15日19時44分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月8日、浜松市中区にある東海道新幹線の浜松工場で、メンテナンス中で徐行していたN700系の新幹線16両のうち、9号車から11号車のあわせて3両が脱輪した。
この事故によるけが人はいなかったが、先頭付近の車両が一般の市道の踏切をふさぎ、踏切は約5時間にわたって通行止めになった。
この事故について15日、JR東海は浜松市内で説明を行い、新幹線が通過した際に現場付近のレールを枕木に固定するくぎが緩み、2本のレールの間隔が広がったことが脱輪の直接の原因だったことを明らかにした。
現場付近でくぎのゆるんだ場所はあわせて17か所で、新幹線が通る際、レールは外側に傾く状態になっていたという。
このためJR東海は、工場内のレールの一部で、固定方法をこれまでのくぎから、衝撃や振動に強い「板バネ」を使う方法に変更し、事故の再発防止を図ることにした。
出典
『新幹線脱輪レール固定のくぎ緩む』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033031351.html
8月15日12時4分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東海の浜松工場(浜松市中区)で8日に起きたN700新幹線(16両)の脱線事故で、同社は15日、レールを枕木に固定するためのくぎ(犬くぎ)が浮き上がり、レールが傾いて間隔が広がったことが原因だったと発表した。
同社によると、脱線は8日夕、工場内にある半径200mの急カーブで発生。
車輪がレールを横に押す力に対し、レールと枕木をつなぐ力が経年で弱まっていたため、犬くぎが浮いたという。
同社は7月15日に目視で確認。その際、異常は見つからなかった。
対策として現場の犬くぎを板ばねに変更。
本線上には現場周辺ほどの急カーブはなく、犬くぎも使っていないという。
この事故では、点検中の新幹線を走行させた際に9~11号車の計17車輪が脱線。
脱線の影響で2号車部分が市道と交差する踏切で立ち往生し、約5時間、市道を塞いだ。
車内に乗客はおらず、けが人はなかった。
出典
『新幹線脱線、レールつなぐ力の弱まり原因 浜松の事故』
http://www.asahi.com/articles/ASK8H32RBK8HUTIL00F.html
8月15日14時29分に静岡新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東海は15日、カーブで車輪がレールを押す力が働き、レールが外側に傾いて幅が広がり脱線したとの調査結果を発表した。
同社によると、事故現場は半径200mの急なカーブ区間で、車両進行時に車輪がレールを横方向に押す力が働き、レールを枕木に固定する犬くぎが浮いたという。
経年によってレールを固定する締結力が弱まっていたとみられる。
同社は月1度の目視による点検を実施していて、7月15日の検査では異常は見られなかったという。
同社は、半径200m以下の曲線区間11カ所を、順次、犬くぎから板バネによる固定に変更する方針。
板バネに変えることで、衝撃や振動に対する締結力の低下を減少できるという。
事故現場は既に板バネに変更した。
犬くぎを使用しているのは同工場のみという。
出典
『くぎ緩みレール傾く JR東海浜松工場・新幹線脱線原因』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/391588.html
事故時の状況は8月8日23時0分に静岡新聞から下記趣旨でネット配信されている。
8月15日13時5分に産経新聞からも、関連記事がネット配信されていた。
8日午後4時45分ごろ、浜松市中区南伊場町のJR東海浜松工場敷地内で、車庫から出庫中の16両編成の新幹線が脱線した。けが人はいなかった。
車両の一部が市道の西伊場第1踏切をふさいだため、JR東海が同踏切を通行止めにした。
脱線していない車両を切り離して踏み切り外に移動させ、同10時すぎに通行止めを解除した。
JR東海によると、脱線したのはN700系G19編成で、9号車から11号車の複数の車輪がレールから外れた。
車両は試運転のため工場を出庫する途中だった。
事故当時、車両は時速5kmで走行していた。
運転士が異常を知らせる表示灯の点灯に気付き、車両を停止させた。
新幹線の営業運転には影響はなかった。
通行止めにより、周辺の道路が一時渋滞した。
同踏切では2008年10月にも試作中の新幹線車両の脱線事故が起きているが、レールのすり減りが原因で、今回の事故との関連はないという。
出典
『新幹線が工場で脱線 JR・浜松、踏切一時通行止め』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/389532.html
『くぎの力弱まりレール傾く 新幹線脱線でJR東海』
http://www.sankei.com/affairs/news/170815/afr1708150011-n1.html
2017年8月15日23時33分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月15日22時55分にTBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後4時45分ごろ、沖縄県北中城村安谷屋の普天間川の護岸工事現場で石や岩が崩れ落ち、作業員3人が巻き込まれた。
うるま市のHさん(男性、47歳)が死亡し、56歳と74歳の男性もけがを負った。
警察が事故原因を調べている。
警察や消防によると、川沿いに駐車場をつくるため、そばの斜面に重機で土留め用の岩石を積み上げて擁壁を整備する工事を進めている時に、岩石が崩れたという。
現場では、広い範囲にわたって大型の石材が崩れ、岩の下敷きになったHさんが死亡。別の男性は岩石と一緒に川まで落下し、もう一人は岩石に足を挟まれて病院に運ばれた。
出典
『護岸工事現場で岩が崩落、作業員3人死傷 沖縄・北中城』
http://www.asahi.com/articles/ASK8H6SK0K8HTPOB001.html
『沖縄の工事現場で積み石崩れる、1人死亡2人けが』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3130977.html
8月17日6時30分に琉球新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
建築構造が専門の琉球大学工学部のカストロ・ホワン・ホセ教授は16日、崩落事故現場を視察し、「こんな現場はこれまで見たことがない。何の補強もせずに約7、8mの高さまで石を積みあげることは大きな問題だ。崩れるべくして崩れた」と指摘した。
東京に本社があるゼネコンで15年間、勤務した経験もあるカストロ教授は、事故の原因について、これほどの高さの石積みを外側から押さえる対策を取らなかったため、石積みの横の仮設道路を通っていた無限軌道の振動などが影響し、崩落を引き起こしたという見方を示した。
さらにカストロ教授は、「安全管理が全くできていない」と、業者の問題を指摘。
「業者が工事を行うにあたって事前の手続きをきちんと行っていたのか。労基署に対し、出すべき書類を提出していたのか、調べる必要がある」と述べた。
一方、行政側についても、「審査を行い、業者にどのような指摘をしていたのか。このような設計であれば、自分が行政の立場なら絶対に認可しない」と、工事を巡る行政側の対応も明らかにする必要があるとの考えを示した。
事故の背景についてカストロ教授は、「県内の業者はぎりぎりのところでやっている。請負金額が安く、利益の薄い工事を受注してしまうと、結果的に利益を奪う仮設工事の費用が安く抑えられてしまう」と指摘。
「作業員はおそらく危険性を認識していただろうが、『自分は事故にあわない』という自信もあったのかもしれない。かわいそうなのは作業員だ」と述べ、構造的な問題を解決する必要があるとも訴えた。
出典
『北中城・積み石崩落 専門家「崩れるべくして崩れた」 補強法に疑問』
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-556720.html
(2017年9月18日 修正1 ;追記)
2017年8月16日付の沖縄タイムス紙面に、石のかみ合わせが悪かった可能性ありなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。
事故に巻き込まれた3人は、斜面に積み上げられた石の上で作業中、何らかの原因で足場が崩れ、事故に巻き込まれたという。
現場の裏手に住む女性(36)は、「小さい岩が混じっていたり、かなり高い足場を組んだりして、怖かった。家の方まで崩れないか心配だ」と声を落とした。
現場は岩が崩れ落ち、捜索作業は困難を極めた。
発生から約2時間半が過ぎた午後7時20分ごろ、崩落の2次災害が起きないよう、大型クレーンを使い、直径1mの岩を1つ1つ慎重に取り除く作業が始まった。
日も暮れた同50分ごろ、ライトが暗闇の現場を照らす中、消防隊員らによって、岩の間から亡くなったHさんの遺体が引き上げられた。
事故を知り、駆け付けた地元・石平自治会の会長は、「業者がやるから大丈夫と思っていたが、高さもあるし圧力もかかるので、持つかなという心配もあった」と述べた。
Hさんは15年以上のキャリアがあり、現場指揮などで力を発揮。
前職は造園業で、石積み作業の経験もあったという。
(石積みの構造に詳しい琉球大学の藍檀オメル教授(岩盤力学)の話し)
事故現場の写真を見た上での判断だが、石と石のかみ合わせが良くないように見える。
詰まれている石は加工されていない丸っこい形が多く、積んでいくうちに下部からずれ出し、全体的なずれが生じて崩落につながった可能性がある。
擁壁自体が低ければ大丈夫かもしれないが、業者側が9mの高さまで積み上げる計画をしていたならば問題があるのではないか。
また、下部の石の上に、より大きな石が積んである様子も見られるが、普通は逆で、土台部分に大きな石を積んで安定させないといけない。
擁壁そのものの重さに耐えきれず、崩れた可能性もある。
(2018年10月30日 修正2 ;追記)
2018年10月29日16時47分にNHK沖縄から、初公判で検察は「安くて期間が短くて済む手法で工事を進めた」と指摘したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
業務上過失致死傷などの罪に問われている、工事を行った建設会社の社長の初公判が開かれ、社長は起訴された内容を認めた。
うるま市にある建設会社、「O産業」の社長、I被告(73)は、去年8月、北中城村安谷屋の駐車場を造成する工事現場で岩や石が崩れ、作業員1人が死亡、1人がけがをした事故について、崩落を防ぐための安全対策を怠ったなどとして、業務上過失致死傷と労安法違反の罪に問われている。
29日、那覇地裁沖縄支部で開かれた初公判で、I社長は「そのとおりです」と述べ、起訴された内容を認めた。
検察は、「安くて、期間が短くて済む手法で工事を進め、必要な安全対策を怠り、作業員を死傷させた罪は重い」などと指摘し、社長に禁錮2年を求刑した。
また、労安法違反の罪に問われている会社に罰金50万円を求刑した。
出典
『工事現場崩落事故 社長の初公判』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20181029/5090004803.html
2017年8月15日17時7分と17時50分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
湿った空気の影響で、関東地方は大気の状態が不安定になり、南部を中心に局地的に非常に激しい雨が降った。
・・・・・
この雨の影響で東京・北区のJR赤羽駅では、午後1時半前、京浜東北線の大宮行きの10両編成の電車で安全装置が作動し、発車できなくなった。
駅の係員が対応して、電車はおよそ12分遅れで発車したが、後続の電車も安全装置が作動して発車できなくなったという。
JR東日本によると、車両とホームドアはいずれも閉まったが、ホームドアのセンサーが雨を誤って荷物などの異物と感知したことが原因とみられるという。
この影響で、京浜東北線は15本の電車に最大で28分の遅れが出て、およそ6500人に影響が出たという。
一方、15日午後3時すぎ、東京・台東区のJR御徒町駅の改札の前で利用客の男性が撮影した映像では、運転状況を知らせる掲示板に、雨漏りのため改札の利用が一部制限されていることが記されている。
映像では、天井部分から水が落ちてきていて、付近の改札にはシートがかけられ使えない状態になっているほか、駅員が掃除をしている様子も映っている。
撮影した男性は、「改札に向かったら床が水浸しで驚きました。改札の利用が制限されていたので10人ほどが列を作って通過していました。こんなことは初めてで早く雨の影響が収まってほしいです」と話していた。
出典
『関東 しばらくは大気不安定続く』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170815/3057622.html
『赤羽駅 雨で安全装置が誤作動か』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170815/3064401.html
2017年8月16日19時38分にMBC南日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月15日付でKTS鹿児島テレビから、8月16日18時5分にNHK鹿児島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島市の清掃工場で15日、ごみ収集車がおよそ6m下に転落する事故があった。
転落した車両は16日、6時間半かけて引き上げられた。
この事故は15日正午ごろ、鹿児島市犬迫町の北部清掃工場で、燃やせるごみをためる「ピット」と呼ばれる場所に、民間業者の最大積載量2.6トンのごみ収集車が転落したもの。
運転していた58歳の男性は頭や背中を打ち、軽いけがをした。
収集車は車止めを乗り越え、後ろ向きに6m下に落ちていて、16日朝からクレーンを使って引き上げ作業が行われた。
鹿児島市によると、転落した車は、定められた積載量を900kg超えてごみを積んでいたとみられ、荷台を傾けてごみを落とす際、バランスを崩した可能性があるという。
このピットは深さが14mあるが、15日は燃えるごみの収集日で、実際にはおよそ6m下に転落したという。
工場長は、「ごみの積載量が多かったことに加え、車を搬入口に移動する際の安全確認が不十分で転落したのではないか」と話している。
車体の引き上げには、想定のおよそ2倍の6時間半かかった。
事故の影響で、北部清掃工場では燃やせるごみの搬入を一部、制限していたが、17日からは通常通り受け入れるという。
鹿児島市によると、同様の事故は平成20年にも南部清掃工場で起きているということで、市は引き続き、注意を呼びかけることにしている。
出典
『ごみ収集車を6時間半がかりで引き上げ』
http://www.mbc.co.jp/news/mbc_news.php?ibocd=2017081600024820
『清掃工場でごみ収集車転落』
http://news.ktstv.net/e71025.html
『清掃工場で収集車がピットに転落』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053070852.html
(ブログ者コメント)
同様な事故は過去にも起きている。
以下は青森県の事例。
2013年1月12日掲載
2013年1月5日 弘前市のごみ処理施設でごみ収集車がごみ投入中にバランスを崩してピット内に転落
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2597/
2017年8月16日0時46分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2013年8月に京都府福知山市の花火大会で3人が死亡、55人が負傷した爆発事故から、15日で4年となった。
被害者や家族らが現場近くの由良川河川敷に設けられた献花台に花を手向け、犠牲者を悼んだ。
事故でやけどを負った京都府綾部市の男性(45)は、「亡くなった方の冥福を祈った。4年は早かった」と語った。
献花した同市の大橋市長は、「啓発や広報を続け、再発防止や安全対策を進めたい」と語った。
大会実行委員会によると、これまでに死亡した3人の遺族と、負傷者48人との示談が成立し、残る人たちとも話し合いを進めていくという。
事故を受け、総務省消防庁は14年1月、全国の自治体に火災予防条例を改正するよう通知。
大規模な催しでは主催者らに防火計画の提出を義務づけるなどするよう、促した。
今月10日現在、全国にある732消防本部のうち、720本部の関係自治体が改正。
今年に入り、「岸和田だんじり祭」が行われる大阪府岸和田市でも条例が改正された。
出典
『花火大会の爆発事故から4年 被害者らが献花 福知山』
http://www.asahi.com/articles/ASK8D42NFK8DPLZB004.html
一方、被害者の方々のその後の状況などについては、以下のような報道もあった。
(8月15日 18:00 KBS京都 & 8月16日付 朝日新聞京都市内版(聞蔵))
花火大会を主催した実行委員会は、きょう午後、記者会見を開き、これまでに被害者57人のうち51人との間で、治療費や休業補償などの示談が成立したことを発表した。
事故当時に15歳以下だった3人を含む、比較的症状が重かった残る6人については、治療を続けても症状が改善されない「症状固定」と診断されるなどしたため、示談交渉を始めたという。
この時点での補償額を算出するため、さらに治療が必要になった分の補償は行わないとした。
被害者の補償を巡っては、露店主が服役中のため、実行委が「社会的・道義的な責任」として、治療費を支払ってきた。
梶原・総合副事務局長は、「(露店主の)出所にかかわらず、最後の1人まで救済を継続したい」と述べた。
また、露店主に対しては、出所後に損害賠償請求することを検討していくという。
出典
https://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/news/2017/08/news_170815180000_075298.htm
(8月15日10時48分 産経新聞west)
事故をめぐっては、大会を主催した実行委員会と3遺族、負傷者48人との間で示談が成立。
しかし被害者家族会によると、やけどを負った被害者の多くは今も治療を継続しているという。
事故後は花火大会の中止が続いたが、昨年、地元NPOが被害者らと相談をせずに、現場付近で花火の打ち上げを実施。
家族会の会長らが反発し、今年の花火大会は中止となった。
出典
『京都・福知山露店爆発から4年 負傷者の回復祈り献花 今も治療継続、犠牲者の冥福祈り、負傷者の早期回復願い』
http://www.sankei.com/west/news/170815/wst1708150031-n1.html
(ブログ者コメント)
昨年の打ち上げ騒動ともども、事故の状況などについては過去記事参照。
2017年8月15日7時45分に信越放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月16日付で朝日新聞長野東北信版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう未明、大町市で、寝具のレンタルなどを行っている会社の従業員の男性が、荷物を運ぶ大型キャスターの下敷きになっているのが見つかり、死亡が確認された。
きょう午前2時ごろ、大町市常盤にある「N社」の長野営業所で、従業員で市内に住む男性(43)が鉄製のカゴ型キャスター(高さ約170cm)の下敷きになっているのを、帰りが遅いため捜しにきた家族が見つけた。
男性はその場で死亡が確認され、警察が死因を調べている。
男性は、屋外でシーツの束を一人で運んでいたとみられ、荷物の重さはキャスターも含めるとおよそ200kgあったと見られる。
また、現場には緩やかな傾斜があり、男性はキャスターを引いて下っているときに下敷きになった可能性があり、警察が詳しい状況を調べている。
出典
『大町市の会社で従業員の男性がキャスターの下敷きになり死亡』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170815-00310986-sbcv-l20
8月15日20時32分にNHK信州からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前2時前、大町市常盤の会社の敷地内で、この会社に勤める男性(43)がトラックの荷台で倒れていると、家族から消防に通報があった。
消防や警察が駆けつけたところ、男性は敷地内に止まっているトラックの荷台の中で、台車の一部に首をはさまれるなどして下敷きとなっていたという。
男性は窒息した状態で、まもなく死亡が確認されたという。
警察によると、男性は台車に乗せたベッド用のシーツの束をトラックの荷台に運び入れる作業をしていたという。
台車は鉄製で、シーツの束も合わせると少なくとも100kgほどの重さがあったという。
警察によると、男性の帰りが遅いことから家族が様子を見に行ったところ、倒れているのを見つけたということで、発見した当時、会社にはほかに人はいなかったという。
警察は、男性が何らかの理由でバランスを崩し台車の下敷きになったものとみて、会社の関係者に話を聞くなどして事故の原因を詳しく調べている。
出典
『台車の下敷きになり男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/k/nagano/1013069751.html
2017年8月14日19時48分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
登山中に死亡した人の死因や状況などを分析した研究結果がまとまり、救助隊の到着時に生存していた人の割合は、わずか2.5%だったことがわかった。
分析にあたった医師は、滑落による外傷など致命的なケースが目立つ一方で、登山者自身の適切な対応により生存の可能性を高める余地もあるとしている。
分析を行ったのは、登山者のけがや病気を専門とする「山岳医」の国内での草分けで、札幌市にある北海道大野記念病院に勤務する大城和恵医師。
大城医師は、平成27年までの5年間に登山中の死者が多かった10の道と県で、警察の協力を得て、御嶽山の噴火を除いたあわせて553人の死因や死亡した状況などを分析した。
このうち、死因は滑落などによる外傷が最も多く45.4%、次いで低体温症が15.2%、心臓発作が13.2%と雪崩や脳卒中などよりも多く、これらが「登山中の3大死因」だった。
また、救助隊の到着時に生存していた人の割合は、わずか2.5%だったことがわかった。
外傷や心臓発作は致命的なケースが目立ち、事前の対策が重要となる一方、低体温症は時間をかけて症状が悪化するため、登山者自身が体調の変化に早く気づき適切な対応をとることで、生存の可能性を高める余地もあるとしている。
こうした研究は国内ではこれまで例がなく、大城医師は「山は救急医療から隔絶された厳しい場所なので、登山者は自分を守る力を身につけてほしい」と話している。
【道内で遭難事故相次ぐ】
道警本部によると、ことし7月末までに道内の山で起きた遭難事故は90件で、昭和38年以降、過去最悪の事故の数となった去年の同じ時期を上回るペースで推移している。
道警本部では、増える山岳遭難に備えるため、今年度から捜索や救助に当たる専門の部署を設置した。
月に1回のペースで訓練を行って専門的な技能を磨くほか、遭難防止に向けた啓発活動なども担当するという。
道警本部では、気象条件や自分の体力に合った安全な計画を立てるよう、呼びかけている。
出典
『救助隊到着時の生存は2.5%』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170814/3024431.html
2017年8月14日10時30分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1時間に50ミリ以上の大雨が降る頻度が、1970~80年代に比べ3割程度増加していることが、気象庁の統計で明らかになった。
地球温暖化との関連が指摘されており、短時間で一気に降る大雨は災害を引き起こす危険性がある。
気象庁の統計では、降水量が1時間に50ミリ以上だった回数は、アメダス1000地点あたり、76~85年の10年間は年110~230回で、平均すると173.8回だった。
2007~16年は年169~282回、平均は232.1回と、33.5%増加していた。
アメダスは、70年代後半から本格的に全国で運用が始まった自動観測所。
統計が始まった76年の約800地点から現在は約1300地点に増加しているため、気象庁は1000地点当たりに換算してまとめている。
気象庁は、1時間に50ミリ以上80ミリ未満を「非常に激しい雨」、80ミリ以上を「猛烈な雨」としている。
滝のように降り、傘が役に立たなかったり、水しぶきで視界が悪くなったりする雨の強さだ。
土砂災害のリスクが高まり、都市部ではマンホールから水があふれる浸水害が発生しやすくなる。
温暖化と大雨の関係は完全には解明されていないが、平均気温が上がると、飽和水蒸気量という、大気が蓄えることができる水分の量が多くなる。
雨が降る回数は少なくなるが、ひとたび雨になると、その大量の水分が地表に落ちることになり大雨になりやすいとする学説もあるという。
7月5、6日の九州北部の豪雨では、福岡県朝倉市のアメダスで、1時間に129.5ミリという、7月としては全国で歴代4位の記録的な雨を観測した。
気象庁の橋田長官は記者会見で、「雨の降り方が局地化、集中化、激甚化している。新たなステージだと捉えて対応していく必要がある」と、現在は難しい短時間で降る大雨の予測精度の改善など、対応を進めていく考えを示した。
【ことば】アメダス
気象庁が運用している各種気象データの自動観測所。
1974年11月に運用が始まり、現在は全国に約1300地点ある。
場所によって観測項目が増減するが、降水量、風向・風速、気温、日照時間の4要素を観測しているものが最も多い。
過去のものを含む観測データは、気象庁のホームページで公開されている。
(共同)
出典
『大雨 1時間50ミリは3割増 年平均230回超に』
https://mainichi.jp/articles/20170814/k00/00e/040/167000c
2017年8月14日10時27分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大規模地震などに伴うコンビナート災害で人が近づけない場所の消火活動が課題となる中、総務省消防庁は「消防ロボット」の研究開発を進めている。
臨海部にコンビナートを抱える三重県四日市市消防本部も研究を後押しするために、今秋、ロボットの実用化に向けた評価試験をコンビナート事業所で実施する。
コンビナート災害では、ガスタンクの爆発など、危険な事故もある。
近くで消火活動をすると人命にかかわる場合があるため、消防庁は2014年度からロボットを活用した消防システムを研究し、試作機を開発してきた。
市消防本部には既に、コンビナート災害に即応する大型放水砲車なども配備されており、試作機が配備車両と連携して現場で機能するかどうかを検証する。
試作機は、
▽実際に放水するロボット(放水射程=70m、放水量=毎分4000ℓ)
▽300m離れた地点までホースを延長するロボット
▽上空から火災の状況を監視するロボット
▽地上で偵察するロボット
の計4台。
市消防本部は9月まで試作機の操作を訓練し、10月上旬に昭和四日市石油四日市製油所のタンクヤードで評価試験を行う予定。
消防庁は試験結果を踏まえ、試作機を改良して18年度にロボットを完成させ、19年度に四日市市などに配備する方針だ。
出典
『消防ロボット コンビナートで評価試験へ 三重・四日市』
https://mainichi.jp/articles/20170814/k00/00e/040/141000c
2016年8月21日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6196/
(2017年8月20日 修正1 ;追記)
2017年8月13日18時43分に朝日新聞から、転落原因はこれまで報じられてきたことと違うかも・・・という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
東京都港区の東京メトロ銀座線青山一丁目駅のホームから、盲導犬を連れた会社員のSさん(当時55)が転落し、亡くなった事故から1年になる。
妻の直美さん(53)は、「家族にとって主人の死は深い悲しみだが、社会が変わる礎になってほしい」と話した。
・・・・・
事故後、東京メトロから妻の直美さんに「説明したい」と連絡があり、同社の会議室に行くと問いかけられた。「映像をご覧になりますか」
直美さんはしばらく考えた。見たくない気持ちと、何があったか知りたい気持ちと。
通常、映像の開示はしておらず、特別な対応になるという。
「お願いします」と告げた。
パソコンの画面で説明を受けながら、普段と当日の動きを順番に見せてもらった。
Sさんは普段、ホームに電車が到着すると、左手を前に出して車両を探しながら前進し、電車に触れて乗り込んでいた。
ところが事故の日は、向かい側のホームに電車が入って来た直後、いつもの動作で車両を探しながら線路の方に向かって歩き出し――。
「音が反響し、自分側の電車が来たと勘違いしたのかもしれない」と直美さんは考えている。
ワッフル号はホーム上に残されていた。
・・・・・
出典
『盲導犬連れホーム転落「音反響、逆と勘違いも」 妻語る』
http://digital.asahi.com/articles/ASK895WJXK89UTIL05V.html?rm=597
2017年8月12日8時30分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
エスカレーターに車いすやベビーカーを直接乗り入れたことが原因となった事故で、平成27年までの5年間に東京都内で計40人が救急搬送されていたことが11日、東京消防庁への取材で分かった。
7月には高松市でエスカレーターから車いすが転落、巻き込まれた女性が死亡する事故が起きており、改めて、こうした使用方法の危険性が浮き彫りになった。
同庁によると、23~27年にエスカレーターの事故で救急搬送された人は6724人。
このうち、車いすが乗り入れたことで10人が、ベビーカーが乗り入れたことで30人が、それぞれ救急搬送された。
車いすが横転する事故や、ベビーカーのバランスが崩れて男児が放り出される事故があったほか、下りのエスカレーターにショッピングカートを乗せ、そのまま転落したケースもあった。
国交省によると、車いすやベビーカーでのエスカレーター利用は、法令上、規制されていないという。
製造メーカーなどでつくる「日本エレベーター協会」は、ベビーカー、カート、車いすなどを乗せるのはやめるように利用者に呼びかけている。
頻発するエスカレーター上での車いすやベビーカーによる事故。
利用者らが「つい乗ってしまう」背景には、十分なバリアフリー意識が社会に浸透しておらず、エレベーターなどの設備が不足している現状もあるとみられている。
専門家は、こうした行為の危険性に警鐘を鳴らすとともに、周囲の人たちの配慮も必要だと指摘する。
高松市で死亡事故が起きたのは7月10日。
家具インテリア店の上りエスカレーターに、車いすの妻(79)と付き添いの夫(81)が乗っていた際、バランスを崩し転落。後方にいた女性(76)が巻き込まれて死亡した。
夫は「エスカレーターがそこにあったのでつい乗ってしまった」などと説明したという。
商業施設や百貨店、駅では、車いすやベビーカーでのエスカレーター利用を原則禁止しているところが多いが、利用者は後を絶たない。
「車いすでエスカレーターに乗ってしまったことがある。絶対やってはいけなかったと反省している」
車いす利用者で、障害者の自立を支援するNPO法人「車椅子の会サイレントフット」(相模原市)の佐藤会長(52)は、こう打ち明ける。
国交省によると、1日平均3000人以上が利用する3542駅のうち、エレベーターやスロープを設置している駅は3045駅(27年度末時点)。
2000m2以上の施設や店舗のバリアフリー化は、同年度末までに56%にとどまる。
佐藤会長は、「エレベーターの位置などを下調べをしても、混雑で使えないことは少なくない。目的地までたどり着くのは大変」と明かす。
日本大学の八藤後(やとうご)猛教授(福祉まちづくり・安全工学)は、バリアフリーに関する法律が整備される以前はエレベーターのない場所が多く、階段かエスカレーターを使うしか選択肢がなかったとした上で、「特に中高年の人たちは、車いすでエスカレーターを使うことにそこまで抵抗感がないのでは」と分析する。
一方で八藤後教授は、「車いすやベビーカーでエスカレーターを利用する危険性を広く知ってほしい」と強調。
「エレベーター利用を促すアナウンスをすることは効果的だ」と話している。
出典
『車いす・ベビーカー・買い物カート 都内でエスカレーター事故多発、5年間で40件 原則禁止でも「つい利用」』
http://www.sankei.com/affairs/news/170812/afr1708120003-n1.html
(ブログ者コメント)
高松市の事故は本ブログでも紹介スミ。
2017年8月13日19時1分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後11時半ごろ、清水町のJR根室線の十勝清水駅で、帯広方面に向かっていた「特急スーパーとかち」が所定の位置よりおよそ70m手前で停止し、一番後ろの6両目の車両がホームを外れた状態で車掌がドアを開けるミスがあった。
けが人はいなかったが、車掌らは6両目に乗っていて、駅で降りられなかった客から指摘を受けてミスに気付いたという。
JR北海道によると、この列車は繁忙期のため通常より1両多い6両編成で運行していて、運転士が誤って5両編成の時の停止位置に止め、車掌もよく確認せずにドアを開けたという。
JR北海道は、「運転士や車掌には、停止位置を確実に確認することを徹底するよう、改めて指導したい」と話している。
出典
『ホーム外で特急のドア開ける』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170813/3014081.html
(ブログ者コメント)
ホームがあるものとばかり思い込んだ乗客が足を踏み出して転落する・・・そんな事態になっていてもおかしくなかったかもしれない。
2017年8月13日付で大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月12日21時29分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後3時半ごろ、別府市東山の遊園地「城島高原パーク」で木製ジェットコースター「ジュピター」の点検中に、作業員2人が試運転中のコースターにはねられ、約2m下の地面に転落した。
メンテナンスを委託された会社の作業員Oさん(男性、44歳)が全身を打ち、死亡した。
同施設の社員Kさん(男性、45歳)=は重傷。
入園者にけがはなかった。
警察などによると、2人は出発地点から約150mのコース上で、走ってきた無人のコースターにはねられた。
城島高原パークによると、ジュピターは、この日、通常通り運行。
盆の帰省客らでにぎわい、待ち時間が長くなったため、車両を1編成(4人乗り、6両)から2編成に増やそうと、運行を続けながら、試運転も始めた。
コースターの出発地点にいる運行担当者とは無線で連絡を取り合っていたが、パークは双方の意思疎通が十分でなかった可能性があると説明している。
パークのウェブサイトなどによると、1992年に導入された「日本初の木製コースター」で、木製ならではの振動が楽しめ、6万本のマツ材で組んだ全長1.6kmのコースを1周3分で走る、同施設の目玉のアトラクション。
新車両を含め、計3台を交代で運用していた。
2人をはねたのは7月に導入した新車両だった。
これまで事故は起きておらず、運転を当面休止する。
同施設では98年、当時の城島後楽園ゆうえんちで遊具のゴンドラのワイヤが外れ、2人が重軽傷を負う事故が起きている。
同施設は13日、通常通り営業する。
出典
『「ジュピター」点検中 はねられ2人死傷 城島高原パーク』
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/08/13/JD0056044591
『ジェットコースターにはねられ作業員2人死傷 大分』
http://www.asahi.com/articles/ASK8D5TLHK8DTIPE01M.html
8月12日22時54分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
社長によると、順番待ちが1時間近くに延びてきたため、2編成目を動かすことにした。
午後3時、1編成を運行しながら、2編成目の試運転とコースの点検を始めた。
はねられた2人は最初の試運転時、レール近くの安全な場所から、車両が傾斜を登るための「巻き上げチェーン」を目視で点検した。
その後、2人から車両を操作する運行担当者側に「2回目を走らせよう」と無線連絡があった。
負傷した男性の話では、2回目の試運転時に、出発地点から約150m先のレール脇でレールをのぞき込んでいたところ、はねられたという。
志賀社長は、「操作者は、2人がレールそばにいることを知らなかった、と話している」と説明。
「人がいれば走らせないことが望ましいが、日頃から走らせることもあったと聞いている。故障やシステムエラーではなく、人為ミスによる事故と推測している」と話した。
【ジェットコースターで起きた主な死亡事故】
1990年9月
東京都秋川市(当時)の「東京サマーランド」で点検中の男性作業員が車両に挟まれ死亡
1997年12月
三重県磯部町(同)の「志摩スペイン村」で補修作業中の男性が車両にはねられ死亡
2004年8月
福島県郡山市の「郡山カルチャーパーク」で、男性作業員が車両から投げ出され死亡
2007年5月
大阪府吹田市の「エキスポランド」で車両が脱線し、乗客の女性が死亡、19人が重軽傷
2011年1月
東京都文京区の「東京ドームシティアトラクションズ」で乗客の男性が車両から転落し死亡
2012年9月
郡山カルチャーパークで男性作業員が車両にひかれ死亡
出典
『「レールのぞき込んだら…」 コースター2人死傷で会見』
http://www.asahi.com/articles/ASK8D66Z1K8DTIPE01Y.html
8月12日21時35分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同パークは、「車両は大きな音を立てて動くので、接近に気がつかないとは考えにくい。原因を究明し、再発防止に努めたい」と話している。
出典
『遊園地事故 コースター点検中2人死傷 大分・別府』
https://mainichi.jp/articles/20170813/k00/00m/040/054000c
8月14日11時50分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運営会社「城島高原オペレーションズ」によると、レールの点検者と、運転室でコースターを操作する担当者は、無線で連絡を取り合いながら作業する。
事故現場は、乗り場近くの運転室から見えないコース上だった。
今回の試運転で、レールの点検は当初予定されていなかったが、2人は運転室へ無線連絡をせずに点検を始めたという。
警察は、死傷した2人とコースターを操作した職員らとの意思疎通が不十分だった可能性があるとみて、業務上過失致死傷の疑いで経緯を調べる。
出典
『「点検中と知らず試運転」 大分の2人死傷コースター事故』
http://www.sankei.com/west/news/170814/wst1708140033-n1.html
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
8月14日7時40分に読売新聞からは、事故時のやや詳しい状況が下記趣旨でネット配信されていた。
園などによると、オペレーターは出発地点の操作室におり、約150m離れた事故現場は見えなかった。
2人はオペレーターと無線連絡して1回目の試運転を行い、事故直前に「2回目を走らせよう」と連絡。
その後、Oさんが「レールに気になるところがある」とレールをのぞき込んだところ、走ってきた車両にはねられた。
車両は時速40~50km出ていたとみられる。
出典
『レール上にいないと思った」…コースター事故』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170814-OYT1T50004.html
(ブログ者コメント)
朝日新聞に掲載されている2012年の郡山事例は本ブログでも過去に紹介している。
2012年9月8日 郡山市の遊園地でジェットコースター点検中、発車したコースターに轢かれて死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2248/
(2017年10月8日 修正1 ;追記)
2017年10月7日付で大分合同新聞からは、事故の背景や安全対策などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月6日18時9分に大分からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
運営会社は6日、作業員2人の死傷事故を受けて、志賀社長ら役員3人を減給処分にした。
処分は1日付。
それぞれ減給10~20%(2カ月)とした。
警察は、業務上過失致死傷の疑いで調べているが、目撃証言は乏しく、捜査は長期化する見通し。
運営会社は原因の背景について、作業員は長年の経験で安全意識が薄れていた、情報伝達や命令系統に不備があった、と分析した。
安全対策は下記など。
▽新たに点検整備作業マニュアルを作り、車両を走らせる際に作業員が線路に立ち入ることを禁じた
▽コースターの走路9カ所に監視カメラを設置し、操作室からの死角をなくして、運行側が線路の状況を見て安全を確認できるようにした
会社では、こうした再発防止策を講じたことを踏まえ、今月11日から運行を再開することにした。
会社は、「二度と事故が起きないよう細心の注意を払い、運営していく」と話している。
出典
『役員3人減給処分 ジュピター死亡事故』
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/10/07/JD0056217734
『事故の木製コースター運行再開へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5074587141.html
以下は、運行会社からの10月6日付のプレスリリース。
『「ジュピター」の事故原因と再発防止について』
http://www.kijimakogen-park.jp/topics/docs/jupiter_release171011.pdf
(2018年3月24日 修正2 ;追記)
2018年3月23日16時18分にNHK大分から、日常的に運転を停止しないで点検していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分労基署は、ジェットコースターの運転を停止させるなど、危険防止に必要な措置を取っていなかったとして23日、遊園地の運営会社と54歳の当時の支配人を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署の調べによると、「城島高原パーク」では、事故前にもジェットコースターの運転を停止しないままで点検作業を日常的に行っていたという。
「城島高原パーク」では、事故のあとジェットコースターの運行を一時、休止していたが、去年10月からは運行が再開されている。
出典
『コースター事故で書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20180323/5070000148.html
(2019年1月18日 修正3 ;追記)
2019年1月17日19時26分に大分放送から、危険性を認識しながら改善しなかった当時の支配人などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、当時、施設の支配人を勤めていた男性が、作業の危険性を認識しながらも指導・改善を行わなかったことや、アトラクションの運行管理者の男性が、作業者が退避したかどうか確認せずにコースターを発進させたことが事故につながったと判断。
また死傷者2人についても、安全のためにコースターの運行中の作業を中断するといった注意義務を怠ったとして、あわせて4人を大分地検に書類送検した。
出典
『ジュピター死亡事故で4人を書類送検』
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=01170043889&day=20190117
2017年8月12日23時8分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後1時半ごろ、倉敷市下津井吹上の遊園地・鷲羽山ハイランドで、ジェットコースター「ウルトラツイスター」に乗っていた千葉県市川市、会社員男性(38)の安全バーが走行中に外れた。
男性は体が座席からずれ、施設の一部に背中が接触してやけどの軽傷を負った。
警察や同遊園地によると、ウルトラツイスターは全長約390mで定員6人。
男性は車両最後列の右側に座っていた。
終着地点の約10m手前で肩や腹を押さえていた安全バーが根元の固定部分から外れて上半身が横向きとなり、レール沿いの何らかの施設で背中を擦ったとみられる。
他の乗客4人にけがはなかった。
警察は、業務上過失傷害の疑いも視野に、事故の原因を調べている。
同遊園地の説明では、事故のあった車両は、いずれも法定の全体点検と車軸点検を、それぞれ7月中旬と8月上旬に行っていた。
毎日の営業前に目視や打音による点検も実施しているが、12日朝には異常は見つからなかったという。
事故を受け、同遊園地では5種類あるジェットコースターの運転を全て中止。
ウルトラツイスターを除く4種類は、安全が確認でき次第、13日以降に順次運転を再開する。
ウルトラツイスターの再開時期は未定。
同遊園地は、「楽しみに来られた方々に大変申し訳ない。二度とアクシデントを起こさないよう原因究明をしっかり行い、再発防止に努める」としている。
出典
『鷲羽山ハイランドで男性けが ジェットコースター 安全バー外れる』
http://www.sanyonews.jp/article/579623/1/
8月12日20時31分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、コースターは85°の急勾配を走る乗り物。
ゴール手前で後ろ向きに走行中に男性の体を押さえていた安全バーが根元から外れ、姿勢を崩した男性が施設の一部と接触してやけどをしたとみられる。
バーと車両の接続部分のボルトがとれて反対側に負荷がかかって折れ、ゴール付近の足場に落下したらしい。
大きな音を聞いた係員が緊急停止ボタンを押して走行を止めた。
出典
『コースターの安全バー外れ1人やけど 岡山の遊園地』
http://www.asahi.com/articles/ASK8D6GVNK8DPPZB00H.html
(2018年3月10日 修正1 ;追記)
2018年3月9日22時58分に山陽新聞から、バーは腐食などで破断した、維持補修会社は前年の点検で腐食を見落としていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
岡山県警は9日、業務上過失傷害の疑いで、遊園地の維持補修会社の役員男性(63)と、遊園地運営会社の役員男性(43)を書類送検した。
送検容疑は、昨年8月12日午後1時40分ごろ、「ウルトラツイスター」の走行中、座席の鉄製安全バーが根元付近から破断し、車両外に投げ出された千葉県市川市、会社員男性(39)の背中や頭などに約1カ月のけがを負わせた疑い。
いずれも容疑を認めている。
県警によると、鑑定の結果、安全バーの破断はさびによる腐食などが原因と分かった。
維持補修会社の男性は昨年7月下旬に行った法定点検(年1回)での確認が不十分で破断の恐れを見落とし、運営会社の男性は点検について適切な指示をしなかったとされる。
事故を受け、同コースターの運転は中止されている。
出典
『コースター点検業者ら書類送検 鷲羽山ハイランド事故で岡山県警』
http://www.sanyonews.jp/article/680992
3月9日16時40分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警によると、事故前の昨年7月に定期点検が実施されていたが、点検に関する指示や確認作業が不十分だったため、事故を防げなかったとしている。
コースターを鑑定した結果、事故原因は雨水による腐食や経年劣化などだと判明した。
出典
『遊園地事故で役員ら書類送検 「点検不十分」 岡山』
http://www.sankei.com/west/news/180309/wst1803090065-n1.html
2017年8月11日18時22分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
購入した食品に異物が入っていたという苦情が、昨秋までの約3年間で全国の保健所に約1万4千件あり、このうち4519件は業者の製造過程で混入したとみられることが、厚生労働省研究班の調査でわかった。
健康被害は236件で確認された。
厚労省は、食品販売業者の異物混入対策を強化する方針という。
研究班(代表=砂川・国立感染症研究所感染症疫学センター第二室長)は昨年12月、保健所を設置する142自治体(当時)に調査票を送付。
2014年4月~16年11月に対応した食品の異物混入事例を尋ね、127自治体(89%)から回答があった。
調査によると、工場や飲食店、小売店の食品製造過程で、異物混入が判明したか、可能性が高いものの件数は計4519件。
異物はゴキブリやハエといった虫が最も多く、金属やビニール、人の毛もあった。
飲食店の料理や弁当など調理済み食品が最も多く、菓子類、米飯やカット野菜などの農産加工品と続いた。
口の中を切ったり、歯がかけたりなどの健康被害は236件。
金属や動物の骨、プラスチック片などが原因の約9割を占めた。
硬い異物が混入した事例のうち、混入工程がわかった約1000件を調べると、調理済み食品や菓子類、飲料は、製造過程で調理器具の一部が入る事例が多かった。
調査した国立医薬品食品衛生研究所安全情報部の窪田・第二室長によると、年度ごとの苦情件数や異物の割合はほぼ同じ。
「食品業者は、異物混入が起きている現実を認識し、『うちは大丈夫か』と注意してほしい。異物を発見した消費者は保健所に相談して」と話す。
食品衛生法は、健康被害の恐れがある異物が混入した食品の販売を禁じており、食品製造の現場では、食品の一部を抜き取る自主検査が主流という。
より効果的な対策につなげようと厚労省は、異物混入や食中毒菌による汚染などのリスクを予測し、従来より厳しくチェックする国際基準「HACCP(ハサップ)」に基づく衛生管理を食品業者に義務づける方針だ。
厳格にした後は、製造工程で異物混入のリスクを予測し、適した対策をとる。
金属片が混入するリスクがある場合は金属探知機で調べることが、具体例としてあがっている。
厚労省は、ハサップに基づく管理を義務づける食品衛生法改正案を、来年の通常国会に提出することをめざしている。
出典
『食品への異物混入、最多はゴキブリ・ハエ… 厚労省調査』
http://www.asahi.com/articles/ASK7M5J35K7MULBJ00S.html
2017年8月3日8時5分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後2時20分ごろ、小城市小城町晴気の国道203号で、唐津署の護送車と大型トレーラーが正面衝突し、護送されていた容疑者の男が意識不明の重体になった。
護送車の男性署員3人も負傷し、トレーラーの男性運転手もけがをした。
小城署は、どちらかの車両が中央線をはみ出したとみて、原因を調べている。
小城署などによると、意識不明になったのは、親族を刺すなどした疑いで6月1日に逮捕された唐津市の男(66)=殺人未遂容疑で送検済み。
勾留先の唐津署から佐賀市の佐賀地検に護送中だった。
男は護送車の最後列中央に座り、両脇にいた唐津署留置管理課の巡査部長(46)が頭を打ち重傷、巡査長(31)も負傷。
運転していた同課の一般職員(47)は、太ももの骨を折るなど重傷。
小城署によると、現場は片側1車線で緩いカーブの坂道。
護送車が坂道の下り方向、トレーラーが上り方向の車線を走行していた。
トレーラーは神埼市で荷を下ろし、多久市の会社に戻る途中だったという。
地元の住民によると、見通しは悪く、事故が多い場所という。
近所の男性(65)は、「下りの車はスピードを出すので、いつも気を付けて運転している」と話し、「これほどの事故は初めて。護送車はフロントガラスがめちゃくちゃに壊れていた」と驚いていた。
佐賀県警の牧瀬監察課長は、「交通事故防止対策に取り組んでいる中、職員が交通事故を起こしたことは誠に遺憾で、被害者と県民の皆様に深くおわび申し上げます。事故原因については捜査中で、結果を踏まえて適切に対応したい」とコメントを出した。
出典
『護送車が事故、容疑者重体 小城の国道』
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/451794
2017年8月11日10時17分に佐賀新聞からは、シートベルトが2点式だったことが死亡につながった可能性があるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、護送車の仕様や移送方法が課題に浮上している。
容疑者が座っていた最後列中央のシートベルトは、肩がけの3点式ではなく、腰を左右2点で締める旧来タイプ。
これで固定され、手錠と腰縄を着けた状態で上半身を強く揺さぶられ、首の骨を折った可能性がある。
事故の直接的な原因は護送車が中央線をはみ出したためだが、車両の更新を含めた運用の見直しも求められそうだ。
小城署によると、容疑者の死因は頸椎骨折で、上半身が前方に振られて後ろに戻った時か、前のシートなどに頭をぶつけた際に、首に負担がかかったとみている。
着用していたシートベルトは2点式だった。
国交省自動車局の担当者は、「肩掛けの3点式のシートベルトと違って上半身を拘束できず、前に傾くのを抑えられない」と指摘する。
護送車内で容疑者や被告が座る場所は、運転席から離れた最後列中央が慣例だ。
この位置のベルトを巡っては、2012年7月以降に製造する定員10人未満の乗用車の場合、3点式を設置するように車両の保安基準で義務付けられている。
これを受けて警察庁が13年度以降に購入した護送車は、最後列中央のベルトが3点式になっている。
県警の護送車は、本部と各署に計19台ある。
定員は全て10人以下で、3~4列シートのワゴン車だ。
12年度以前に購入した車両が17台で大半を占め、これらの最後列中央のベルトは2点式とみられる。
最も古い車両で1997年度に購入、今回の事故車両は99年度に購入したもので、エアバッグもついていなかった。
警察庁会計課によると、警察車両の買い換えの目安となる平均使用年数は、パトカーで6年、護送車は13年。
護送車は、昼夜休みなく走り続けるパトカーより長持ちする分、古い車両の割合が多くなっている。
今回の事故では、護送車を運転していた職員が重傷で、容疑者の両脇に座っていた警察官も重軽傷を負った。
両脇の2人は衝突時、前方のシートに飛ばされている。
容疑者の逃走を防止するため、ベルトの着用義務が免除されており、こうした運用を継続するかも検証が求められそうだ。
護送車が中央線をはみ出した原因は依然として不明で、県警は、負傷した関係者の回復を待って事情を聴く。
監察課の中原次席は、安全運転の徹底を内部で呼び掛けているとした上で、「搭乗者の安全確保に向けたハード面の対策も検討する必要がある」と話している。
出典
『旧式2点ベルト着用 小城市の護送車事故』
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/454196
8月11日14時48分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警によると、この護送車には運転席とは金網で仕切られた後部座席が3列あり、前の2列に2人ずつ、最後列には3人が座ることができる。
容疑者は最後列の真ん中に座り、2点式ベルトを着用。手錠、腰縄をしていた。
国交省によると、乗用車のベルトは12年7月から、後列真ん中を含め3点式の設置が義務づけられた。
腰のみを固定する2点式だと、衝撃があった際、前の席に頭をぶつけるおそれがあるのに対し、3点式は上半身の動きも抑えられるという。
県警によると、護送車やパトカーといった警察車両は国が一括調達する。
護送車はパトカーより年間の走行距離が少ないため、更新期間が長くなるという。
県警の護送車19台は、1998年から2015年の登録。
全席が3点式ベルトなのは2台だけで、後部座席がすべて2点式が11台、真ん中が2点式で左右が3点式が5台ある。
最後列が特殊な作りでベルトがない車両も1台あり、1列目の補助席を使って警察官が容疑者を挟んでいるという。
容疑者のベルトは2点式。
同省によると、ヘッドレストは後部座席には義務付けられておらず、県警の護送車のうち12台は、すべての後部座席に備わっていない。
2台は全席に備え、5台は左右だけで真ん中はない。
出典
『護送車の死亡事故、ベルトは2点式 ヘッドレストもなし』
http://www.asahi.com/articles/ASK8B55XJK8BTTHB00G.html
2017年8月12日0時14分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月12日10時45分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後4時半頃、東京都千代田区丸の内のビル工事現場で、いずれも内装工の男性作業員3人が転落したと、工事関係者から119番があった。
3人は病院に搬送されたが、全員死亡が確認された。
警察は業務上過失致死容疑を視野に、工事関係者から当時の状況について事情を聞いている。
警察幹部によると、工事現場では当時、5階のエレベーター設置用に吹き抜けとなっている部分で、内壁の基礎工事が行われていた。
50歳代の作業員が鉄製の床板を足場に作業していたところ、床板が突然外れ、床板とともに地下3階部分まで転落。
別の作業をしていた40歳代の2人も巻き込まれたという。
室内作業だったため、いずれも安全帯や命綱を付けていなかった可能性があるという。
東京消防庁によると、5階から地下3階までの落差は約25mだった。
現場はJR東京駅の西約300mにあるオフィス街の一角。
ビルは2015年11月に着工し、東京会館などの跡地に、地上30階地下4階の商業施設の建設が進められている。
完成は18年10月の予定。
出典
『ビル工事現場、3人転落死…床板が突然外れる』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170811-OYT1T50067.html?from=ycont_top_txt
『転落死亡事故3人の身元判明 東京・丸の内の建設現場』
http://www.sankei.com/affairs/news/170812/afr1708120011-n1.html
8月11日22時49分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、50代の男性作業員は、5階部分で壁の基礎部分を造る作業中、エレベーターを通す縦穴の上に足場として置いていた1~2畳分くらいの鉄板とともに、約25m下の地下3階部分まで落下した。
40代の男性作業員2人は、この際に巻き込まれたとみられるという。
出典
『ビル工事現場の5階から地下3階に転落、3人死亡 東京』
http://www.asahi.com/articles/ASK8C63BJK8CUTIL00S.html
8月14日12時5分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3人とともに落下した鉄板の足場に、耐重量を大幅に超える重さの作業車が載っていたことが、警視庁への取材でわかった。
同庁は、重量オーバーが事故原因の疑いがあるとみて調べている。
3人は当時、工事現場5階部分で作業にあたっていたとみられる。
エレベーターを設置予定の場所が縦約2.9m、横約2.7mの空洞になっていたが、この穴を塞ぐように鉄板を数枚並べて設置し、足場として使っていた。
耐重量は150kgほどだったという。
当時、この足場の上で、Tさんが重さ約630kgの高所作業車に乗って内装工事をし、Iさん、Kさんは近くで作業をしていたとみられる。
警察は、作業車の重みで足場が外れ、3人が約36.5m下の地下3階まで落下したとみている。
出典
『足場に作業車、耐重量を超過か ビル工事現場転落死』
http://www.asahi.com/articles/ASK8G324NK8GUTIL009.html
2017年8月11日18時58分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前10時ごろ、千葉県香取市佐原の小野川で、観光船の船頭が橋の桁と船の屋根の間に頭を挟まれた。
男性は病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。
警察によると、死亡したのは同市に住む70代の男性。
男性は船の最前部に立ち、乗客約10人を乗せて操船中だった。
現場の橋はほかの橋よりも低い位置に架かっており、水面から高さ約1.2mに鉄製の橋桁があるという。
船頭は、屋根を傾斜させる作業を行って橋をくぐるが、橋の下で何らかの理由で立ち上がり、橋桁と船の屋根の間に頭を挟まれたという。
船は長さ約7mで、総延長約2.2kmを約30分かけてゆっくり遊覧する。
最後尾に船外機が付いており、船頭と船外機を操作する2人が乗務。
通常は屋根は付いていないが、雨のため屋根付き船を使用し、この日最初の運行だったという。
出典
『観光船の船頭が橋桁に頭挟まれ死亡 千葉・佐原』
http://www.sankei.com/affairs/news/170811/afr1708110014-n1.html
8月11日20時56分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前10時頃、千葉県香取市佐原イの小野川で、遊覧船(全長約7m)を操船していた70歳代の男性船頭が橋の下を通過する際、橋桁と船の屋根との間に頭を挟まれた。
男性は搬送先の病院で、外傷性脳挫傷で死亡が確認された。
警察の発表によると、男性はさおを持って船首に立ち、船尾で船外機を扱う船員と2人で運航していた。
橋の下をくぐる際、ふだんは橋桁にぶつからないよう頭を下げていたが、事故当時は船尾側を向いて頭を上げていたとみられる。
船の屋根は男性の首のあたりの高さにあり、この日の天候に対応して取り付けたものだった。
船には約10人の乗客がいたという。
遊覧船は江戸情緒を残す両岸の街並みを巡るもので、地元の観光・まちおこし会社「ぶれきめら」が運航している。
出典
『遊覧船の船頭、橋桁と船の屋根に頭を挟まれ死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170811-OYT1T50081.html
8月12日付で朝日新聞ちば首都圏版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
船が橋の下を通る際に一度かがんだが、橋を通り抜ける直前に頭を上げ、船の屋根と橋桁の間に頭を挟まれた。
8月12日10時34分に産経新聞からは、事故は関係者に大きな衝撃を与えたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
船頭の死亡事故が起きた千葉県香取・佐原地区の遊覧観光船。
歴史的な町並みを川から眺める名物として、観光客から人気は高かった。
ただ、激流下りとは異なり、小野川をゆっくりと進む船で起きた事故だけに、関係者の衝撃も大きい。
14日にはイベントも控える。
行楽客の多い夏休みに起きた事故に、今後の影響を懸念する声も聞かれた。
千葉県の観光入込調査報告書によると、「小野川沿い」へは52万人(平成27年)の観光客が訪れた。
昨年、佐原の山車行事がユネスコの無形文化遺産に登録され、外国人観光客も増えている。
観光船は、地面より下の位置を流れる川から町並みを眺めることができ、散策とは違った楽しみとなっていた。
船を運行する町おこし会社「ぶれきめら」の久保木社長(65)は取材に対し、「男性の遺族や、地域に迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝した。
久保木社長によれば、死亡した男性は約2年前から船頭として働いていたという。
船の運行は12日以降、しばらく自粛し、再開時期は未定といい、「再開できるまで、一から考え直していきたい」と話した。
出典
『佐原船頭事故死 関係者「考えられぬ」 運行、当面は自粛』
http://www.sankei.com/affairs/news/170812/afr1708120010-n1.html
(ブログ者コメント)
屋根がない状態の時、橋桁に頭をぶつけたヒヤリ事例などは、なかったのだろうか?
(2017年10月13日 修正1 ;追記)
2017年10月12日10時0分にgooニュース(千葉日報)から、観光船が再開されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「ぶれきめら」は11日、運行を17日に再開すると発表した。
国交省関東運輸局など関係機関の指導を受け、再開のめどが立った。
同社によると、事故後に同局などが現場検証に入り、ヒアリングを行った。
同局は安全管理規定の見直しを同社に求めたという。
要請を受け同社は、事故現場で他の橋よりも低い位置に架かっている「中橋」においては、
①橋桁と船上の距離が30cm以下の場合は運行しない
②5m手前で一時停止し、通過の際は最徐行する
などと規定を見直し。
今月5日に同局に受理された。
17日は午前9時半から安全祈願祭を行い、同10時から運行開始の予定。
出典
『佐原の観光船17日再開へ 事業者が安全規定見直し』
https://news.goo.ne.jp/article/chiba/region/chiba-20171012100652.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。