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2024年6月3日17時40分に長野放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2023年9月、長野県軽井沢町で測量現場に向かっていた60代男性作業員がスズメバチに身体を複数箇所刺され、アナフィラキシーショックを発症し死亡する労働災害事故がありました。
小諸労働基準監督所は3日、労働者に適切な保護具を備えなかったとして、会社などを労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、松本市の測量業者と佐久支店の部長です。
小諸労働基準監督所によりますと、2023年9月、軽井沢町で60代男性作業員が測量現場に向かうため、茂みを進んでいたところ、ハチの巣を踏み、クロスズメバチに身体の複数箇所を刺されたことにより、アナフィラキシーショックを発症し、その後、搬送先の病院で死亡する労働災害事故がありました。
労基署は、有害物が皮膚から侵入して、健康被害をおこすおそれのある業務に、労働者を従事させるにあたり、適切な保護具を備えなかった疑いがあるとして、会社と支店の部長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
https://www.nbs-tv.co.jp/news/articles/?cid=18803
6月3日20時58分に信濃毎日新聞からは、動植物との接触が予想された測量現場だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北佐久郡軽井沢町で昨年9月、測量現場で男性がハチに刺されて死亡した事故があり、小諸労基署は3日、労働安全衛生法(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで、測量業のN社(松本市)と同社佐久支店部長の50代男性の書類を地検佐久支部に送った。
動植物との接触が予想された測量現場にもかかわらず、保護具を備えていなかった疑い。
同署によると、作業中だった同社パート従業員の60代男性が茂みの中でクロスズメバチの巣を踏み、複数箇所を刺された。
男性はアナフィラキシーショックとなり、搬送先の病院で数日後に死亡した。
同社は取材に「重く受け止め、再発防止に全力で取り組む」とした。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024060300940
2024年6月3日6時0分にYAHOOニュース(ベストカー)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
住宅地などに多い道幅の狭い生活道路。
警察庁がこうした道路の最高速度を時速30kmに見直す検討を始めた。
不幸な事故を減らしたい意図は分かるけど、なんと一般道の71%が当てはまるという。
弊害はないのだろうか?
警察庁が道交法を見直して、いわゆる生活道路の制限速度を時速60kmから30kmに引き下げる検討を始めた。
現在は意見を募集している段階だが、今年夏には施行令を改正し、再来年の2026年には施行となる予定だ。
該当するのは、中央線や中央分離帯のない5.5m未満の国道・市町村道。
驚くことに全国に87万kmもあって、一般道の71%を占めるそうだ。
一般道の7割が時速30kmになると聞くと、ちょっとびっくりだ。
こうした流れは以前からあり、今から13年前の2011年度の交通白書にも、「生活道路の最高速度規制の取り組みについて」というページがある。
その根底にあるのは、歩行者の事故を減らそうという考えだが、コロナ禍からの立ち直りを受けて社会活動が活発化した昨今、歩行者の事故が再び増加傾向にある点が、今回の道交法見直しに繋がったようだ。
全国の生活道路ではすでに「ゾーン30」という施策が進んでいる。
これは生活道路における歩行者などの安全を確保することを狙い、道路単位ではなく、一定の区域全体で最高速度を時速30kmに抑制するものだ。
こうした最高速度の抑制は多くの人の支持を得られると思うが、傍若無人に振る舞う自転車への対応は課題として残るし、狭い道でも運用可能な可搬式オービスの導入などが進むとしたら、あまり喜べない。
安全を第一に、現実に即した法整備を期待したい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/50eab6004d21f1d892329bcfe0d9ac2369113991
6月3日18時4分にYAHOOニュース(名古屋テレビ)からは、すでに「ゾーン30」を導入している名古屋市の汐路西地区では住民の8割が効果ありと答えているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
名古屋市瑞穂区の「汐路西地区」。
周辺には学校が多く、学生や自転車での通行が多い地域です。
大学の授業の時間が近づくと、多くの学生が歩くなか、車が通行することも。
汐路西地区は、エリア一帯を「ゾーン30プラス」とし、すでに最高速度30kmの規制が行われています。
地域の人たちは、どのように感じているのでしょうか。
「私は犬を連れて散歩するけど、みなさん車止まってくれます。ほぼほぼ歩行者に注意して止まる」(近所の人)
「(車の運転は)しっかり止まるようにしている。子どもが多いのであまりスピードは出さないようにしている」(近所の人)
「学校が終わった後、公園にたくさんのお子さんがきて、ボールで遊んでいて転がってくるとバーッと飛び出してくるので、スピードが速くないほうがいいと思う」(汐路西地区で働く人)
汐路西地区の住民らに、ゾーン30の効果について聞いたアンケート結果を見てみると、「効果がある」「効果が少しある」と答えた人が、79%にのぼりました。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/9eebb3f85d695874791a5dd91bb409a14d5fc889
6月3日18時0分にYAHOOニュース(Forbes JAPAN)からは、欧州のいくつかの都市でも都市部でゾーン30を導入したところ事故減少などの成果が得られたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
欧州のいくつかの都市が近年、都市部での車の速度を時速30キロメートルに制限する措置を導入し、良好な結果が得られた。
制限速度がかなり順守されるようになり、交通事故が激減しているのだ。
中でも、重大な衝突事故や、歩行者や自転車が絡む事故が特に減っている。
ノルウェー交通経済研究所が今年初めに発表した、速度制限に関する報告書で、こうした結果がまとめられている。
それは欧州の6都市と、最近都市部での一般的な制限速度を時速30キロメートルにしたスペインの状況をまとめたものだ。
それによると、フランスのグルノーブルやスペインのビルバオなどでは、走行速度や交通事故の減少、制限速度の遵守の向上に加えて、大気汚染が減少し、ブリュッセルでは騒音公害が減った。
研究者らは、これらの都市の取り組みは、他の都市が同様の措置を検討する際の参考になると指摘している。
報告書の発表後にイタリアのボローニャ市が市全体で時速30キロメートル制限を導入したところ、わずか2週間で交通事故が21%減少したという。
また、昨年9月に都市部の走行速度を時速32キロメートルに制限した英国のウェールズでは、車の速度が全体的に低下したというデータが得られた。
3年前に時速30キロメートル制限を導入したブリュッセルでは、騒音レベルの低下に加えて、市中心部の交通量を減らす取り組みにより、事故と公害が激減したことが報告されている。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/75090c3181a2dc5b0d79924e84b9a81279dd8a9a
2024年6月3日5時0分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が大火砕流などの写真付きでネット配信されていた。
災害はなくならない。
被害を減らすすべがあるとすれば、それは知ること、伝え続けること――。
火山の異変を察知するため長崎県の雲仙・普賢岳に半世紀以上密着し「ホームドクター」と呼ばれた専門家は、90歳を前に、集大成となる学術書を仕上げた。
駆り立てたのは、あの日犠牲となった人たちが、あの場所に立つことを止められなかった悔恨の思いだ。
43人が亡くなった1991年の大火砕流から3日、33年となった。
「彼らは亡くならなくてよかったんです」。
九州大の旧島原地震火山観測所(長崎県島原市)元所長、太田一也名誉教授(89)は語気を強めた。
「彼ら」とは、大火砕流発生時に、避難勧告地域内にあった火砕流を正面から捉えられる撮影ポイント「定点」にいた報道関係者や、一部報道関係者が空き家を無断使用していたことから警戒に当たっていた地元消防団員らだ。
普賢岳は90年11月に噴火。
大火砕流の8日前には火砕流が人家まで迫り、土砂の除去作業をしていた作業員が大やけどを負った。
早期の住民避難の必要性を感じた太田さんは島原市長に直訴し、市は初めて火砕流に対する避難勧告を出した。
だが、報道陣はその後も撮影を続け、定点にいた多くの人たちが大火砕流にのみ込まれた。
「繰り返し危険性を警告していたが、なかなか受け入れてもらえなかった。
一介の名もない火山研究者の警告にいちいち応えていては、報道や公的機関の重大な任務が遂行できないと考えるには一理あろう」
「私自身、もっと前面に出て報道陣に直接警告すればよかったとの反省もあるが、長期戦の恐れもあり、体力的な限界も考慮し、市の災害対策本部という組織を通じるより他はなかった」
2019年に出版された、太田さんが噴火災害の経過を記した「雲仙普賢岳噴火回想録」には、無力感と後悔の念がつづられる。
「あの時、こうしていれば」と考え続けた三十余年だった。
1998年に定年退職後は、地震火山観測所から名前を変えた地震火山観測研究センターに毎日のように通い、過去の観測や対応の記録をまとめた。
2007年になって噴火に関する警報の発表が気象庁の業務に加わり、太田さんは警戒区域の設定などでも積極的に提言を続けた。
「回想録」出版後も鉛筆を持って執筆を続け、今年3月、一般向けの学術書「雲仙火山」(1984年)の増補改訂版を自費出版した。
旧知の元技術職員や出版社とやり取りしながら約5年がかりで書き上げた。
持ち続けているのは、「犠牲者が出るのを防ぐために、こういう前兆があって噴火に至った、大きな地震に至ったと多くの人に知ってほしい」との強い思いだ。
改訂版では、大きな被害を出した90~95年の「平成の噴火」活動に関する知見や、引き金となった84年の地震活動、地元紙に呼びかけて集めた、22年に死者20人以上を出した島原地震の証言や古写真などを新たに盛り込んだ。
マグマだまりの位置を推測するのに重要な役割を果たした温泉に関する基礎的事実や雲仙の火山のタイプについても解説し、専門知識がなくても読める内容となっている。
島原半島の旧国見町(現長崎県雲仙市)出身で、幼いころから雲仙岳を見上げてきた太田さんは、現在、島原市の介護施設で車椅子生活を送る。
「地震や噴火はまた必ず起きる。
過去にどのような災害が起きたかを知ることが、命を守ることにつながるのです」。
そして、こう訴えた。
「島原半島に住んでいる人、みんなに読んでほしい。
自分と家族の身を守るために。
行政の人には、地域社会を守るために。
私の遺言です」
【雲仙・普賢岳の噴火災害】
1990年11月17日、長崎県の島原半島にある普賢岳が198年ぶりに噴火。
翌91年6月3日に大火砕流が発生し、消防団員12人、警察官2人、市民6人、火山学者3人、タクシー運転手4人、新聞・放送関係者16人(うち毎日新聞関係者はカメラマンと自社の運転手、技術員の3人)の計43人が死亡・行方不明となった。
96年6月3日の終息宣言までに計44人が犠牲となり、建物被害は2511棟、被害総額は2299億円。
噴火で形成された溶岩ドームは約1億立方メートルと推定され、今なお崩壊のおそれがある。
https://mainichi.jp/articles/20240602/k00/00m/040/062000c
(ブログ者コメント)
グーグルアースの空中目線で見た被災地。
結構広範囲に火砕流が流れた模様。
地上目線で見た被災地。
右上から左下に向かって火砕流が流れてきたと思われる。
災害後に設置されたのだろうか、砂防ダムらしきものも写っている。
2024年6月1日20時10分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
街で走っているダンプカーをふと見ると、車体に「足立 営 12345」のような、謎の地名や数字が書かれたステッカーが貼られているのを見かけます。
あの謎のステッカーは、何のために貼られているのでしょうか。
また、何を意味しているのでしょうか。
実はこのステッカー、法律で決められています。
このステッカーを貼らないといけないのは、土砂等を運搬する大型自動車(つまりダンプカー)で、「最大積載量5000kg」または「車両総重量8000kg」を超える場合です。
ナンバ―プレートは道路運送車両法に基づいて自動車すべてに義務付けられていますが、この「表示番号の表示」は、「土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置法」に基づくものです。
この法律は1968年に施行されました。
当時、トラック1万台あたりのダンプカー事故件数は857件にのぼり、一般のトラックと比べても2.5倍という状況でした。
死亡事故も施行当時わずか半年で356件も発生していました(これでも施工前に比べて1割減ったという)。
国は、「ダンプカーによる交通事故は、ダンプ業界の零細性による過当競争と安全運転管理能力の欠如が大きな原因になっている」と断じています。
高度経済成長の真っただ中で、建設業も忙しい時代。
速度制限違反や積載制限違反、過労運転が蔓延していました。
そのため、車両と運転者、会社などを特定しやすくし、ドライバーや会社に「無謀な運転に対する自戒自粛」を促すために導入されたのが、この法律であり、「表示番号」制度だったのです。
まず最初の地名は、届出先の「運輸支局」または「自動車登録検査事務所」の所在地です。
「品川」や「練馬」などがあり、たとえば「春日」は春日部、「なに」は「なにわ」を表しています。
その次にある漢字はダンプカーの「経営種類」です。
運送業は「営」、砂利販売業は「販」、砂利採取業は「砂」、建設業は「建」、砕石業は「砕」、採石業は「石」、その他は「他」となります。
漢字は丸で囲まれます。
最後の数字5つは、一般的なナンバープレートのように、その車両に割り当てられた固有の表示番号です。
これらを所定のサイズで「荷台の両側面及び後面に見やすいように表示する」と示されています。
それぞれの文字のスタイルもしっかり決められていて、「高さ20cm、幅15cm、丸囲みは幅20cm、文字太さ15mm、数字太さ30mm。文字色は黒、背景は白」と定められています。
これらの表示を怠ったり、虚偽表示するなどの違反をすると、3万円以下の罰金が科せられます(法第20条)。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0288611f16e23b3fd239e40d89d55d4877ecdd7d
2024年5月30日14時11分にYAHOOニュース(山口放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日正午ごろ、周南市の日鉄ステンレス山口製造所でダクトが破裂し、大きな爆発音がする事故がありました。
この事故の影響で、1人が鼻から血を出すなどし、病院に運ばれています。
日鉄ステンレスの説明によりますと30日正午過ぎ、ステンレスを作る電気炉と集塵機をつなぐダクトが何らかの原因で破裂したということです。
破裂したダクトには粉塵を取り除く前の排気ガスが送られていて、事故の瞬間、周辺には黒い煙があがりましたが、火災は発生していないということです。
この事故で、建屋近くにいた男性1人が鼻から血を出したほか耳の痛みを訴えるなどしています。
会社側の説明によりますと、この事故による周辺環境への影響もないということですが、事故当時、大きな爆発音が響きました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af15c7d253ea1a7bda673906212ccc650b8a8f60
2024年5月30日18時44分にYAHOOニュース(信越放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岡谷市の中学校で30日、理科の実験中に、生徒4人が体調不良を訴え、病院に運ばれました。
いずれも軽症で、命に別条はないということです。
原因は実験で発生した「硫化水素」と見られています。
午前9時40分ごろ、岡谷市湊(みなと)の岡谷南部中学校から、「理科の実験中に、硫化水素を吸って具合が悪くなった生徒がいる」と消防に通報がありました。
症状を訴えたのは、2年生の男子生徒1人と女子生徒3人の合わせて4人で、諏訪市内の病院に運ばれました。
せき込んだり、喉に違和感があったりといった症状が見られましたが、診断の結果、いずれも軽症で、1人は保護者とともに帰宅し、3人は午後の授業から復帰したということです。
岡谷市教育員会 両角教育担当参事:
「本日の事故によって体調を悪くした生徒の皆さん、保護者の皆さんには大変ご迷惑をおかけいたしました。心よりお詫びを申し上げます」
岡谷市教育委員会によりますと、2年生のクラスでは、4人一組になって、鉄と硫黄を熱してできた硫化鉄を、プラスチック容器の塩酸に入れて硫化水素を発生させる実験を行っていたということです。
この際、1つのグループが、誤って、逆に塩酸を、皿の上の硫化鉄にかけてしまったため、想定以上のガスが発生し、吸い込んでしまったとしています。
4人は同じグループで実験を行っていたということです。
同様の実験は、教科書にも載っているような一般的なものですが、この中学校では、2017年にも実験中に生徒12人が体調不良を訴え、病院に運ばれる事故が起きていました。
前回の事故を受け、学校では実験の際、すべての窓を開けるほか、硫化水素を希釈するため、水を浸した脱脂綿を使うなど、事故を防止する対策をとっていたということです。
岡谷南部中学校 守屋校長:
「この事故はやはり、あってはならないことで、理科の教科会とも確認をしてきた。が、万全を期しているつもりでありましたが、あくまでもこのような事故が起こってしまったということで、もう一度職員で徹底してスキがなかったか確認して検証していきたい」
学校では、31日の夕方、保護者向けの説明会を開くということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8d038c8212e31eadc94fb5468281563e4ff3949
(ブログ者コメント)
2017年の事故については本ブログでも紹介スミ。
ただ、原因は記されていない。
2024年5月30日23時30分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山梨県にある陸上自衛隊の北富士演習場で30日午前9時前、手りゅう弾を投げる“投てき訓練”を実施していたところ、隊員が投げた手りゅう弾の破片が、別の隊員の首に当たり、病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
亡くなったのは、陸上自衛隊第1師団・第1普通科連隊第3中隊所属の山宮員(29)です。
森下陸上幕僚長:
「このような事案は、武器を扱う組織としては、決してあってはならないものであり、陸上幕僚長として非常に重く受け止めております」
過去に実施された別の部隊による手りゅう弾の投てき訓練の映像を見ると、隊員が手りゅう弾を投げると、すぐに、隊員は安全な場所に身を隠しています。
元陸上自衛隊東部方面総監・渡部氏:
「必ず投げた瞬間に、防護した場所に身を隠す。この処置をとらないと、破片が飛んできて、大変な状況」
実際の訓練場の主な配置です。
手りゅう弾を投げる“投てき手”と、その指導にあたる“射撃係”が横に並びます。
標的までの距離は25メートル以上。
さらに、そこから15メートル以上後方に“安全係”を配置。
手りゅう弾の爆発後、後方から安全係が確認したうえで、立ち上がるなど、次の動作に進む流れです。
亡くなった山宮隊員は、射撃係でした。
渡部氏:
「一つ考えられるのは、射撃係が、投てきした手りゅう弾を目標付近に行ったかどうか確認する動作をとったために、隠れるのが遅くなった可能性」
森下陸上幕僚長:
「手りゅう弾自体は、目標付近に投てきされて、正常に爆発したと。手りゅう弾自体は正常に作動しているという可能性が高いということ。
さらには、故意に誰かが起こしたという事案ではないというのが確認しているところであります」
陸上自衛隊では、今回の事態を受け、安全確認ができるまでの間、すべての実弾射撃訓練の中止を指示。
事故調査委員会を立ち上げ、事故原因の究明にあたる方針です。
渡部氏:
「これは本当に非常に残念なこと。事故が起きるときは、さまざまな不安定要素というのが、不安全状態というのがあって、徹底的になくす努力というのを、常に愚直にまで行う必要がある」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a192b2ef6d88d054f0b32ed2dbe513d6ca03e71
5月30日18時17分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、訓練時は防弾チョッキを着ているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
亡くなったのは、射撃などを指導する隊員で、「原因は調査中」ということだが、目標付近に投てきされて、正常に爆発したという。
このニュースについて、元陸上自衛隊陸将の山下氏に話を聞く。
Q.正常に爆発したにもかかわらずということだが、陸幕長の話をどう受け止める?
A.調査中ですので断定したことは言えないですが、今のところ、安全管理体制がしっかり徹底されていなかったと。
それから、壕の中に、手りゅう弾を投げる投てき手とそれを指導する人が入っていたと思うが、投げていない方の隊員がけがをしているとなると、かがむ前に爆発してしまったということが考えられます。
別の駐屯地で行われた訓練の映像を見ると、隊員が手りゅう弾を遠くに投げてすぐに伏せると、数秒後に標的付近で爆発していた。
そして今回事故が起きた北富士演習場の映像を見ると、同じように身を隠す場所があることがわかる。
Q.取り扱いや訓練での安全管理に何か問題があった可能性はある?
A.もちろん、それが撤退されれば事故は起きないんですが、まず演習用の爆発しない手りゅう弾を投げて基礎訓練を徹底したあとで、しっかりとした動作で投げると。
もしかすると、射撃係が伏せるのに時間がかかってしまったと。
「投てき用意」でしっかり握る、「ピン抜け」で安全ピンを抜く、「投げ」で投てきする。
正しく動作はしてるはずですが、安全体制の規則がしっかり徹底されていなかったのかなと思います。
Q.破片が飛んできたという情報が入ってきているが、そういったものが飛んでくる可能性もある?
A.基本的には、投てきされた、落ちたところから5メートルから9メートルの範囲内が有効だといわれているが、飛び方によっては30メートル以上、破片が飛んできて、当たりどころが悪ければ、顔とのどと言っていますので、防弾チョッキなどを着ているが、顔とのどのところが出ているので、そこに当たったのかなと。
Q.今後、原因究明にどんなことが必要になってくる?
A.今から、捜査機関も入ってしっかりした態勢で、なぜけがをしたのか、投てきした、投てき手に起因するのか、あるいは射場勤務の中にいる射撃係に起因するのか、そこを徹底して2度と発生しないように改善することが必要。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4155a9b9320808c777c55919cd5e561c48e8f067
5月30日21時8分に毎日新聞からは、7回投げるうちの4回目に事故が起きたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
陸自によると、同連隊は27~31日の日程で、射撃能力を向上させることを目的に、迫撃砲や対人狙撃銃などの各種火器を用いて249人で野営訓練を実施していた。
このうち手りゅう弾の訓練には23人が参加。
1人が7回ずつ投げ、1回ごとに高さ約1メートルの防護壁に隠れて身を守る訓練だった。
30日は午前8時半に訓練を開始した。
別の隊員が4回目を投てきした際、隣にいた指導役の山宮3曹の首に飛び散った破片が当たった。
他にけがをした隊員はいなかった。
手りゅう弾は約30メートル先の目標に投げられ、正常に作動していたという。
手りゅう弾による隊員の死亡事例としては、1958年5月、福岡県久留米市の幹部候補生学校の教育中に起きた記録が残っている。
https://mainichi.jp/articles/20240530/k00/00m/040/365000c
5月30日18時13分に産経新聞からは、手榴弾の爆発威力など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
手榴弾は爆発時、半径10~15メートル範囲内にいる人に死亡か重傷を負わせるほどの高い殺傷力があるとされる。
最近は住宅街でも暴力団の抗争で使われる事件が発生。
戦時中の不発弾として見つかることもあり、注意が必要だ。
【飛び散る破片は高い殺傷力】
手榴弾は安全ピンを抜いて投げると4~5秒後に爆発する。
爆発力で対象を吹き飛ばすのではなく、高速で破片を飛ばすことで殺傷力を高める設計となっている。
戦時中に多く使われ、現在も国内の戦地や訓練場の跡地で不発弾として見つかることもある。
近年は暴力団の抗争で使用される事件も目立ち、暴力団関係者の多い自治体では、警察が注意を呼びかけている。
福岡県警では、「手榴弾に注意」とホームーページで注意喚起している。
威力は、手りゅう弾から「半径10~15メートル以内は死亡または重傷」、「半径50メートル以内は破片により重傷」、「半径200メートル以内は飛散した破片が到達」と説明する。
発見した場合は、「踏んだり、触ったり、蹴飛ばしたりしない」「早急に離れる」「物陰などに隠れて身の安全を確保する」の原則を守り、「すぐに警察に通報してほしい」と呼び掛けている。
【暴力団の抗争で利用】
こうした注意喚起をする背景には、身近で手榴弾に関連する事件が最近も起きていることがある。
4月18日には、岡山県倉敷市の住宅街で手榴弾の爆発により、女性が住むアパートのガラスが割れる事件が発生した。
女性宅には特定抗争指定暴力団池田組の組員が出入りしていたとされ、暴力団抗争の可能性が高いとされる。
昨年1月14日には、佐賀市中心部で指定暴力団浪川会幹部の自宅に手榴弾が投げ込まれ、爆発によりバルコニーなどが損壊した。
暴力団の抗争以外でも、手榴弾の被害が心配されるケースもある。
令和元年5月30日には沖縄県宜野湾市で小学生が不発の手榴弾を発見し、自転車かごに入れて持ち帰るなど、「あわや大惨事」という事案もあった。
https://www.sankei.com/article/20240530-DP55HG7XR5H25MWN7EQ2ZZSE7Y/
(2024年6月9日 修正1 ;追記)
2024年6月9日8時0分にYAHOOニュース(週プレNEWS)からは、手榴弾を投げるのは難しい、訓練前に模擬弾を投げる訓練を行うが、緊張のあまり真後ろに投げたりする人がいたことがあるなど、下記趣旨の自衛隊OBの寄稿文?がネット配信されていた。
その後、現時点(6月5日)に至るまで、新しい情報は発表されていません。
そこで、過去に同じ手榴弾訓練を受ける側としても教える側としても経験した者として、今回の事故について解説したいと思います。
【誰もが緊張する投てき訓練】
手榴弾は大人の手のひらに収まる大きさの球状の形をしており、ずっしりとした鉄の塊です。
今回の事件で使用された破片手榴弾は、安全ピンを抜くと4秒から8秒程度経過したのちに内部の爆薬が爆発し、外装の鉄の部分が破裂して飛び散り、周辺の人員を殺傷するものです。
自衛隊員が装備している小銃は直線的な射線であり、物陰に隠れている敵を射撃することが困難です。
そのような場合に、手榴弾が物陰を超えるように放物線を描いて投げ込まれることにより、隠れている敵を殺傷することが可能になります。
手元の細かいコントロールで様々な方向への投てきが可能な手榴弾は、野外、市街地や建物内部等の様々な場面における戦闘において活用される重要な兵器です。
そんな手榴弾の投てき訓練は、陸上自衛隊に所属するすべての隊員が受ける基本的訓練の一つです。
しかしこの訓練には、小銃の射撃訓練などと比べても、より大きな緊張が伴います。
小銃による射撃訓練は、小銃の銃身自体の向いている方向を観察することにより、射手の周囲にいる勤務員からも、その銃が安全な射撃方向を指向しているかどうか判断することが比較的容易です。
しかし手榴弾は投げられる瞬間まで、どの方向に飛んでいくか予想が難しいのです。
手元の些細なコントロールのミスにより、投げる目標以外にすっぽ抜けてしまう可能性もあります。
本物の手榴弾を使った投てき訓練の前には、模擬弾を使用した事前訓練が行われます。
私が臨んだ訓練においても、初めて投てきする隊員のなかには、緊張のあまり模擬の手榴弾を足元に投げつけたり、真上へ投げ上げたり、真後ろに投げ飛ばしたりしてしまう人もいました。
また、近年ではボールを投げた経験のない隊員も少なからずいて、いわゆる「女の子投げ」になってしまい、十分な遠投ができないケースも増えているようです。
【安全管理は徹底されているはずが・・・】
実弾を使った投てき訓練では、隊員は破片の飛散に耐えられる壕の中から外に向かって手榴弾を投げます。
その後、目標まで到達したかどうかを確認したら、手榴弾が爆発するまでに速やかに壕の中にしゃがみ、破片から身を守らなければなりません。
訓練を受ける隊員の側には、安全や投てき成果の確認のために「射撃係」と呼ばれる指導役の隊員が付き添います。
さらに万が一のことが起きた場合、射撃係には訓練を受ける隊員の命を守る責任があります。
イレギュラーな事態が発生した場合でも、自身と担当する隊員の安全を確保するための退避行動まで、頭と体に叩き込まれています。
その甲斐もあって、自衛隊の手榴弾訓練中の死亡事故は、昭和33年に福岡県久留米市の幹部候補生学校を最後に60年間起きていませんでした。
では、今回は一体何が起きたのでしょうか。
森下陸幕長による「手榴弾自体は目標付近に投てきされて正常に爆発した」との発表により、投てきの失敗や手榴弾の暴発などの可能性は否定されています。
そうなると考えられるのは、亡くなられた射撃係の隊員が手榴弾の爆発時に、壕の中に身を隠しきれていなかったという状況です。
ただ亡くなられた隊員は29歳の3等陸曹ということで、投てき訓練にも十分な経験があり、壕の外に出る危険性は十二分に認識していたはずです。
となると、残された可能性は、何か不測の事態が発生し、指導係の頸部が壕の外に出てしまっていたという状況ではないでいでしょうか。
身を隠しきれていなかった隊員を庇(かば)った?
他の隊員の破片が飛散?
詳細が発表されていませんので断定はできませんが、現在明らかにされている情報をもとにすると、亡くなられた指導係は、訓練を受ける隊員の命を守るという責務を立派に全うしたといえると思います。
防衛省は、特進や遺族補償を検討すべきですし、状況によっては国家賠償も必要な事案だと思います。
同時に、事故があった訓練に参加していた隊員のメンタルケアも行うべきです。
国防のために身を危険に晒して日々訓練に励む自衛隊員たちが使い捨てにされない自衛隊であってほしい。
それが、いちOBとしての願いです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee00cad103d491f0231ff68142bed91ff021ca41
(2024年7月23日 修正2 ;追記)
2024年7月18日18時25分に毎日新聞からは、破片が曲線軌道で飛散する危険性を部隊全体で認識していなかった、死亡した3曹は壁から3m離れた場所でしゃがんでいたなど、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
陸自は18日、原因などに関する調査結果を公表した。
手りゅう弾は正常に作動したものの、破片が曲線軌道で飛散する場合もあるとの危険性を部隊全体で認識しておらず、隊員は飛散に備えて的確に身を守れなかったと結論付けた。
また、連隊長ら幹部が必要な教育や指導をせず、職責を果たしていなかったと指摘した。
調査結果を踏まえ、陸自は教育内容の見直しなどの再発防止策を講じたうえで、事故後見合わせていた手りゅう弾の投てき訓練を再開する方針。
指揮監督や安全管理については、今後も問題の有無を調べ、関係者の処分を検討する。
警務隊も捜査しているという。
・・・
戦闘訓練の基礎基本をまとめた「教範」は、手りゅう弾の破片は直線ばかりでなく曲線の軌道で飛び散る場合もあるため、壕内では前方の壁にもたれるようにして頭を伏せ、身を守ることなどを定めている。
だが調査の結果、山宮3曹は前方の壁から2・87メートルの位置に、投てきした隊員も1・36メートル離れた位置にしゃがんでいたことが判明した。
破片は直線的に飛ぶもので、防護壁の内側に隠れていれば安全との思い込みが影響したとみられる。
・・・
https://mainichi.jp/articles/20240718/k00/00m/040/146000c
7月18日15時56分にNHK山梨からは、3曹は頭を伏せずにしゃがんでいた、指揮官は手順に基づいた指導を行っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
訓練の手順書では、手りゅう弾が投げられたあと、現場にいる隊員は破片から身を守るために防護壁に体を密着させて頭を伏せるとされていますが、3等陸曹は防護壁から2メートル80センチあまり離れた場所で、頭を伏せずにしゃがんでいたところ、破片にあたったということです。
訓練には3等陸曹を含め24人が参加していましたが、部隊の指揮官は手順書に基づいた教育や指導を行っておらず、いずれの隊員も正しい手順を守っていなかったということです。
一方で、手順書の記述には分かりにくい部分があったとして、写真や図などを加えて分かりやすくするとともに、部隊での安全教育を徹底させるなどして再発防止を図るとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20240718/1040023822.html
2024年5月29日9時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
いつ見舞われるか分からない災害や事故では、知識の有無が、人の命に関わることもある。
警視庁災害対策課はX(旧ツイッター)で、なるべく力を使わずに倒れた人を助け起こす方法や、腕などから出血した際、身の回りにあるもので止血する方法を伝えている。
また、「非常口」の表示には2種類あることも紹介。
知っておけば、もしものときに役に立ちそうだ。
【力は使わず倒れた人を起こす】
《てこの原理を利用するので、ほとんど力は使いません》
同課特殊救助隊の大住巡査部長(34)は、倒れた人の起こし方を、こうXに投稿している。
まず、倒れた人の左側にしゃがみ、右手を首の下に差し入れて、左手はへその辺りをおさえることで、「尻を支点にして起こすことができる」(大住さん)。
すぐに自分の右ひざを立て、起こした人の背中を支えると、再び倒れるのを防ぐことができるという。
左手を、倒れた人のひざの下に入れて足を少し浮かせると、体の向きを楽に変えることができる。
大住さんは、消防関係者との情報交換でこの方法を知ったとき、「救命・救助の現場で、あまり力を使わずに助け起こしたり向きを変えたりできる」と感じたという。
日常生活でも、「起き上がれずに困っている人がいるときや介護をするときに活用できるのでは」と話した。
【外出時にはネクタイで応急止血】
外出先でけがをして出血した場合、まずは「止血」が必要になる。
同課の広重巡査部長(34)はXで、ネクタイを使うアイデアを紹介した。
「止血をせずに周囲の人に血がつけば、感染症につながる恐れもある。手で傷口を押さえると、その手が使えなくなるので布で縛るのが効果的」と話す。
自身も外出先で負傷し、思った以上に出血した経験があるといい、「清潔な布があれば一番だが、常に用意しておくわけにもいかない。身近にあるハンカチやネクタイを使えば、応急的な止血ができる」という。
Xではネクタイを使う場合について、《幅広の部分を患部に当てて巻き始めると止血効果が上がります》と説明。
《もしもに備えて身近なもので止血する訓練をしてみてはいかがでしょうか》とすすめる。
【背景の色で意味が異なる】
人が出口に駆け込んでいるようなピクトグラム(絵文字)で知られる「非常口」の誘導標識。
映画館や商業施設など、あらゆる場所で目にするが、実は2種類あることを知っているだろうか。
「背景が緑色のもの」と「白地に緑色で文字や矢印が描かれているもの」があり、《それぞれ意味が違います》と、Xで豆知識を紹介したのは、同課の石川警部補(43)だ。
石川さんによると、背景が緑色のものは「非常口がある場所」そのものを表し、背景が白色のものは「矢印の先に非常口がある」ことを意味する。
投稿しようと思ったのは、「意味を知らない人が非常に多いというだけでなく、2種類あるということも知られていないから」だと石川さん。
「建物内で急に避難が必要な状況になった際、それぞれの意味を知っておけば、より迅速に避難できるのでは」と狙いを説明した。
https://www.sankei.com/article/20240529-H462IYR43VOFTE6UEZRRHOWAGU/
2024年5月28日17時37分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪公立大がキャンパス内で保管していたシアン化ナトリウム(青酸ソーダ)などの毒物を紛失した問題で、大阪府警は28日、大学の研究室から在学中に青酸ソーダを盗んだとして、窃盗の疑いで、同大大学院を修了した会社員、竹林)容疑者(30)を逮捕した。
「父親に就職のことでいろいろいわれ、殺害するために盗んだ」と容疑を認めている。
逮捕容疑は昨年8月上旬、同大の研究室から青酸ソーダを盗んだとしている。
府警によると、竹林容疑者は令和4年4月~今年3月に同大大学院に在籍。
青酸ソーダなどは研究室で開閉が記録される鍵付きの保管庫に入っており、竹林容疑者は研究室に出入りできる立場だったという。
大学側は16日、青酸ソーダとシアン化カリウム(青酸カリ)が25グラムずつ入った瓶を紛失したと発表。
最後に保管を確認したのは昨年6月下旬で、今年5月2日の棚卸し作業で紛失に気づいた。
府警は期間中の入室記録を確認。
出入りしていた関係者から聞き取ったところ、竹林容疑者が関与を認めた。
竹林容疑者は「青酸ソーダをスプーン2杯程度、袋に小分けして盗んだ。青酸カリは研究室内で捨てた」と説明。
青酸ソーダは持ち帰ってから捨てたと話しており、府警が行方を捜査している。
父親に健康被害は確認されていない。
大学は事件を受けて薬品管理の規則を改定。
保管庫の鍵の管理や毒物の取り出しなどを教員が行うとした。
大阪公立大の辰巳砂(たつみさご)学長は28日、「誠に遺憾。警察の捜査に全面的に協力する」とのコメントを発表した。
https://www.sankei.com/article/20240528-LFXWP7ON7BNVRALQFXSJRY6NA4/
5月28日19時31分に産経新聞からは、他大学の研究室では毒劇物試薬を少なく見積もっても100本ほど扱っているところもあるので1本づつ管理するのは現実的に難しいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪公立大が大学内の研究室で保管していた青酸ソーダ(シアン化ナトリウム)など毒物計50グラムを紛失した問題で、同大大学院生だった会社員の男が28日、逮捕された。
大学では研究室内に毒物を保管しているケースも多く、近年は紛失なども問題になっている。
専門家は、毒物を個別に管理する手法には限界があり、管理は研究などに使う大学院生らを「信頼するしかない」としている。
今回、窃盗の疑いで逮捕されたのは同大卒業生の会社員で、事件当時、同大学大学院生だった竹林容疑者(30)。
大学が最後に保管を確認したのは昨年6月下旬の棚卸しで、今年5月2日に教員が同様の作業をした際、紛失していることに気づいた。
同月10日まで、教員と学生が捜索したが発見できず、大阪府警に被害届を提出した。
大学における毒物の保管体制について、昭和大学大学院薬学研究科の沼澤聡教授は、「私の研究室でも毒物劇物取締法に基づき、鍵のかかる保管庫で厳重に管理し、鍵を開けた人の氏名とどの試薬を使ったかを記録している」と説明する。
ただ、仮に試薬を取り出した人物が黙って別の薬品を取り出しても、簡単には他者には分からないという。
沼澤氏は「それを防ぐなら試薬を1本ずつ管理しなければならないが、私の研究室でも劇薬は少なく見積もって100ほどあり、現実的には難しい」と話す。
ただし沼澤氏も、覚醒剤や麻薬を管理する金庫の鍵は、大学院生にも触らせないと語る。
沼澤氏は、大阪公立大の管理体制について「法律に基づいており、特に問題はない」と指摘する。
再発防止策に関しては「(試薬を扱う)大学院生らの人物を見極めるしかないが、研究室は彼らとの信頼関係で成り立っている。疑ったうえで防止する管理システムを作るのは難しい。法律をさらに厳しくすると研究がしにくくなり、自分たちの首を絞めることにもなりかねない」と懸念する。
https://www.sankei.com/article/20240528-JQGCGTWQYRMIBNP4NX6WPXKV2M/
2024年5月27日13時0分にYAHOOニュース(トラベルボイス)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ロンドン発シンガポール行きのシンガホール航空が乱気流に見舞われ、英国人男性が死亡し、数十人が負傷した事故は、改めて不安定な空気の流れの中を飛行する危険性を浮き彫りにした。
乱気流による死亡事故は非常に稀だが、負傷者が出ることは珍しくない。
航空会社からの乱気流遭遇の報告は増加しており、一部の気象学者は、世界的な気候変動が飛行条件を難しくしていると指摘する。
乱気流とは、本質的には予測不可能な方法で移動する不安定な空気のことだ。
その中でも、最も危険なタイプは「晴天乱気流」。
前方の空がクリアでも、突然発生する。
ジェット気流と呼ばれる高層の空気の流れ、またはその近くで最も頻繁に発生。
原因は、互いに接近する2つの巨大な気団が異なる速度で移動、速度の差が大きい場合に、大気はその緊張に耐えられなくなり、水の渦のような乱流パターンが発生すると言われている。
【米国で発生した航空事故、乱気流関連は3分の1以上】
米国の国家運輸安全委員会(NTSB)の報告によると、2009年から2018年にかけて米国で発生した航空事故の3分の1以上は乱気流に関連。
そのほとんどは、1人以上の重傷者を出したものの、飛行機には損傷はなかったという。
また、NTSBの統計によると、2009年から2022年の間に、乱気流が原因による揺れで少なくとも2日間の入院治療が必要な重傷を負った人は163人。
そのほとんどは客室乗務員だった。
長年、乱気流を研究してきた米国科学財団国立大気研究センターのプロジェクトサイエンティスト、ラリー・コーンマン氏は、「乱気流に遭遇して骨折などの軽傷を負うことは珍しいことではないが、大型旅客機での死亡事故は非常にまれ」と話す。
国際航空運送協会(IATA)の運航・技術業務担当ディレクター、スチュアート・フォックス氏によると、大手航空会社から最後に晴天乱気流による死亡事故が報告されたのは1997年。
小型機では数件の死亡事故が報告されているという。
【晴天乱気流は回避できるのか? 気候変動の影響は?】
パイロットは乱気流を避けるために、気象レーダーなどさまざまな方法をとる。
時には雷雨を単視認し、それを回避して飛ぶこともある。
しかし、元航空パイロットで安全コンサルタントのダグ・モス氏は、晴天乱気流は「まったく別物」だという。
「事故が起きるまでは非常に平穏で、不意を突かれるため、それは壊滅的なものになる可能性がある」と話す。
現代の航空機は、どんな乱気流にも耐えうる十分な強度を持っている。
頭上の収納棚などの客室エリアは外観上の損傷を受ける可能性があるが、「航空機の構造に影響はない」とモス氏は明かす。
乱気流遭遇の増加は、気候変動の影響の可能性があると指摘する科学者もいる。
エンブリー・リドル航空大学のグイン氏は、気候変動によってジェット気流が変化し、ウィンドシア(風速や風向きの差)が上昇することで、空気の乱気流が促進される可能性があると説明する。
英国レディング大学の大気科学教授ポール・ウィリアムズ氏と彼の研究チームは最近、北大西洋における激しい晴天乱気流が1979年以来55%増加していることを突き止めた。
研究チームは、今後、ジェット気流の激しい乱気流が数十年間で2倍か3倍になる可能性があると警告している。
一方、国立大気研究センターのコールマン氏は、航空交通量が増加しているために、それだけ乱気流に遭う航空機の数も増えると指摘する。
【乗客の安全を守るためには】
航空会社は、これまで乱気流による事故を減らす努力を続けてきた。
専門家は、乱気流の予測は難しいが、負傷を避けるためには、とにかく可能な限りシートベルトを締め続けることだと強調する。
グイン氏は「絶対確実な予防策はないが、シートベルトを着用することで重傷を回避できる可能性が大幅に高まる」と話す。
※本記事は、AP通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba851212417ba76b14772a1a1cd124796671a579
5月28日19時56分に朝日新聞からは、わが国では直近20年で44人が機体の揺れで重傷を負った、そのうち8割は機体後方など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運輸安全委員会が調査した航空事故で、2004~23年の20年間に、乗員・乗客計44人が機体の揺れで重傷を負ったことがわかった。
重傷を負った乗客のうち、シートベルトサインが点灯していた時の事故が12人で、そのうちシートベルトを適切に着用できていたのは2人だけだったといい、運輸安全委が注意を呼びかけている。
運輸安全委が公表した調査結果(https://www.mlit.go.jp/jtsb/bunseki-kankoubutu/jtsbdigests/jtsbdigests_No44.html
)によると、機体の揺れで重傷者が出た航空事故は20年間で36件発生。
44人のうち、客室乗務員が26人、乗客が18人だった。
ほか1件は調査中という。
けがをした場所は、機体後方が約8割を占めた。
機体の大きさによる傾向の違いはみられなかったという。
対策として運輸安全委は、乗客が座席に深く座ってシートベルトを腰の低い位置でしっかりと締めることや、乗務員の間での気象予想の共有などを挙げている。
今月21日にはシンガポール航空の旅客機の乗客1人が乱気流で死亡した事故もあり、運輸安全委の武田展雄委員長は28日、定例会見で「航空機は揺れるということを前提に着席して常にシートベルトを腰の低い位置で締めることが被害の防止と軽減に大変効果的だ」と呼びかけた。
https://www.asahi.com/articles/ASS5X3GYWS5XUTIL039M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
5月28日19時0分にYAHOOニュース(COURRiER JAPON)からは、乱気流とは「飛行中に感じるもの」という定義がある、乱気流が予想されるのは高い山や赤道、ジェット気流に入る時など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
空の旅に乱気流はつきものだが、なかでも起こりやすい路線はあるのだろうか?
また、どこの上空が最もひどいのだろうか?
【乱気流とは何か?】
オーストラリアの民間航空安全庁によると、乱気流とは、航空機が比較的乱れた気流のなかを飛行するときに感じるもので、「突然の横揺れや縦揺れ」を引き起こす。
乱気流はまた、乗務員や乗客が機内で負傷する主な原因となっている。
【乱気流が発生しやすい場所は?】
グリフィス大学(オーストラリア)のグリフィス航空学部長ギド・カリムによると、一般的に乱気流が予想されるのは、高い山、海、赤道の上を飛行中や、ジェット気流に入るときだという。
しかし、晴天乱気流(通常、風向きの急激な変化によって起こる)は、いつでもどこでも発生する可能性がある。
「非常に複雑な要因が絡み合って乱気流が発生するのです」と、元パイロットでもあるカリムは言う。
「乱気流を探知するレーダー技術は向上していますが、それでも乱気流がいつどこで発生するかを正確に予測することはできません」
湿度と気温が高いと乱気流が強くなる傾向があるため、夏のロンドンからニューヨークへのフライトは、12月に同じルートを飛ぶよりも揺れが大きくなる可能性が高いという。
※シンガポール航空機事故は下記記事参照。
(2024年5月22日19時0分 CNN)
乗客乗員229人を乗せたシンガポール航空機が21日、強い乱気流に見舞われた。
乗客は急降下時の様子について、「全ての地獄が解き放たれた」と振り返っている。
航空追跡データによると、ロンドン発シンガポール行きのSQ321便は高度1万1000メートルを飛行中、急降下した後に数百メートル上昇し、約90秒にわたって乱高下を繰り返した。
ニュージーランドへ出張に向かっていた乗客のアンドルー・デービスさんは、最初「フライトは全く普段通りだった」「非常に滑らかだった。乱気流のことは全く覚えていない」と振り返る。
当時、多くの乗客は朝食を取っているところだった。
その後、約13時間のフライトのおよそ9~10時間が経過したタイミングで、映画鑑賞中にシートベルト着用サインが点灯したため、デービスさんはシートベルトを締めた。
「着用して正解だった。その直後に全ての地獄が解き放たれたから」
「落下しているように感じられた。恐らくわずか数秒の時間だったが、靴やiPad、iPhone、クッション、毛布、ナイフやフォークに皿、コップが宙を舞い、天井にたたきつけられたのを鮮明に覚えている。
隣の男性が手にしていたコーヒーカップは一直線に私に向かってきて、天井に直撃した」
機内からの写真には、混乱した客室の様子が写っている。
紙やコップ、水差しが床に散乱し、天井のパネルや配管が垂れ下がっている。
デービスさんは機内の前方に座っていて、負傷者数十人の一部を目撃した。
その中には、今回のフライトで亡くなった英国人、ジェフ・キッチンさん(73)の姿もあった。
「彼は私のすぐ後ろに座っていた」
「たくさんの人が助けを求めていたが、私たちは彼の手当てを優先した。
私は彼の搬送を手伝って座席から運び出し、医療関係者が心肺蘇生法(CPR)を施せるように床に寝かせた」
キッチンさんは20分ほど「心肺蘇生法(CPR)」を受けたという。
航空機は事故後、行き先を変更してタイの首都バンコクに向かった。
シンガポール航空のゴー・チュン・ポン最高経営責任者(CEO)によると、搭乗していた乗客211人、乗員18人のうち、143人は救助機でシンガポールに搬送され、22日早朝に着陸した。
https://www.cnn.co.jp/world/35219225.html
※旅客機が乱気流に巻き込まれ負傷者が出た事故は、シンガポール航空機事故の5日後、5月26日にトルコ上空を飛行中のカタール航空機でも起きている。
(2024年5月27日9時32分 YAHOOニュース;中央日報)
カタールのドーハからアイルランドのダブリンに向かっていたカタール航空の旅客機が26日(現地時間)、乱気流に巻き込まれて、搭乗者12人がけがする事故が発生した。
これに先立ち、21日にも旅客機が乱気流に巻き込まれ、乗客1人が死亡するなど、関連事故が相次いでいる。
ダブリン国際空港はこの日、X(旧ツイッター)の公式アカウントを通じて、カタール航空QR017便旅客機から「トルコの上空で乱気流に巻き込まれて乗客6人と乗務員6人がけがした」という内容の報告を受けたと明らかにした。
空港側は「午後1時ごろ、旅客機が予定通りダブリンに安全に着陸した」とし、着陸直後に救急サービスを支援したと伝えた。
けが人の負傷程度については言及しなかった。
QR017便は米ボーイング社の787-9ドリームライナー機種だったと英国BBC放送は伝えた。
21日には英国ロンドンからシンガポールに向かっていたボーイング777-300ER機種のシンガポール航空SQ321便がミャンマー上空で乱気流に巻き込まれ、急降下してタイに緊急着陸し、1人の死亡者と85人のけが人が発生した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7a6ed4be1114a7325fc31d10411e878447fdd8e
2024年5月27日20時20分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前10時半ごろ、鹿部町本別のJR鹿部駅の敷地内で、線路脇の電柱にのぼって電気工事をしていた函館市港町2丁目の作業員の長南さん(男性、23歳)が高圧電線に触れる事故がありました。
警察によりますと、長南さんは函館市内の病院に搬送され手当てを受けていましたが、その後、死亡が確認されたということです。
関係者によりますと、長南さんは、JRから業務委託を受け作業にあたっていて、街灯用の電線の交換作業を行っていた際に誤って高圧電線に触れ感電したとみられるということです。
警察は関係者から話を聞くなどして、作業の進め方に問題がなかったか、当時の状況を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240527/7000067259.html
5月27日19時30分にYAHOOニュース(STV)からは、感電後に宙吊りとなった、高圧電線に触ろうとしていたので別作業員が注意していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道鹿部町本別のJR鹿部駅構内で午前10時半すぎ、「電気工事作業中に感電して、意識がない」と消防に通報がありました。
JR北海道などによりますと、施工会社の従業員の男性(23)が、駅構内で低圧電線を取りかえるため、電柱に登り金物を取り付ける作業をしていたところ、誤って高圧電線に触れ感電したということです。
男性は宙づりの状態となり、その後、ドクターヘリで病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。
警察によりますと、現場には当時、複数の作業員がいて、男性が高圧電線を触ろうとしていたため、別の作業員が「触ったらだめ」と注意していました。
警察は、男性が誤って高圧電線に触れたことが事故の原因とみて、当時の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bb1cd5c9c0b3c8625ac5c94a7e32c60e4e280d1
5月30日11時2分にYAHOOニュース(STV)からは、高圧電線は低圧電線より高い位置にあった、高圧電線に触れそうになったため別作業員が危ないと声をかけたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR北海道などによりますと、施工会社の男性(23)が、駅構内で低圧電線を取りかえるため電柱に登り、金物を取り付ける作業をしていたところ、高圧電線に触れ、感電したということです。
男性は病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。
警察によりますと、接触したのは6600ボルトの高圧電線で、低圧電線よりも高い位置にありましたが、男性は手を伸ばした際に、誤って接触したということです。
当時、男性が作業していた電柱のそばには、もう1人の作業員がいて、地上から安全管理や男性の補助などにあたっていました。
地上にいた作業員は事故の直前、高圧電線に触れそうになった男性に対し「危ない」と声をかけていました。
現場には責任者を含む6人の作業員がいて、このうち死亡した男性は、この仕事に携わって1年ほど経つということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cf0edfb663579d6a699b230c5cb07e2c36629b3
2024年10月2日20時2分にNHK北海道からは、安全担当部長らが書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし5月、鹿部町で線路脇の電柱にのぼって電気工事をしていた作業員が感電して死亡した事故について函館労働基準監督署は、この会社と安全教育を担当する部長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
この事故はことし5月、鹿部町にあるJR鹿部駅の敷地内で、線路脇の電柱に登って電線を取り付ける作業をしていた23歳の男性が、およそ6600ボルトの高圧電線に接触し、感電死したものです。
函館労働基準監督署によりますと、通電中の高圧電線を支える電柱の点検や修理をするためには法令で定められた学科教育や実技教育を行うことが規定されていますが、死亡した作業員に対し、こうした教育が行われていなかった疑いがあるということです。
このため函館労働基準監督署は、作業員が働いていた室蘭市にある電気設備工事会社「M」と、この会社で安全教育を担当する76歳の部長について1日、労働安全衛生法違反の疑いで函館地方検察庁に書類送検しました。
書類送検されたことについて「M」は、「担当者が不在のためコメントできません」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1eae5aa04df0c261cf49af2a191041aabc4fa32b
2024年5月26日21時55分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島県相馬地方で26日に行われた伝統行事「相馬野馬追」の本祭りで、参加者の同県南相馬市の男性(72)と観光で訪れた横浜市の女性(62)が馬に足蹴りされて腕などを骨折する重傷を負った。
2人とも命に別条はないという。
福島県警南相馬署の発表によると、男性は26日午前7時15分頃、自宅から集合場所へ馬を引いて歩いている途中、足蹴りされ、左脚を骨折する重傷を負った。
男性はケガで祭りに参加できなくなった。
女性は26日午前11時45分頃、祭り会場の雲雀が原祭場地で騎馬武者を見ていた時、馬に足蹴りされて左腕を骨折した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240526-OYT1T50071/
5月26日19時26分に産経新聞からは、女性は馬場に入ることができるチケットを買い、馬を近くで見ていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島県南相馬市で行われている伝統行事「相馬野馬追」で26日、見物客と参加者が馬に蹴られ、いずれも骨折の重傷を負った。
午前11時45分ごろ、南相馬市原町区にある相馬野馬追の会場「雲雀ケ原祭場地」で、観光で来ていた横浜市の女性(62)が、騎馬武者が乗っている馬を見ていたところ、馬に蹴られ左腕を骨折した。
南相馬署によると、女性は馬場に入ることができるチケットを買い、馬を近くで見ていたといい、詳しい状況を調べている。
また、午前7時15分ごろ、南相馬市鹿島区の路上で、騎馬武者として徒歩で馬を連れていた無職高野さん(72)=鹿島区=が馬に蹴られ、左脚を骨折した。
https://www.sankei.com/article/20240526-5NG2ZLO4RJMLTGOMMXYOFDXE6E/
5月26日19時26分にYAHOOニュース(テレビユー福島)からは、女性を蹴った馬に乗っていた騎馬武者は足蹴りを防ぐことはできなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日正午前、相馬野馬追の会場になっている福島県南相馬市の雲雀ヶ原祭場地で観光客の女性(62)が馬に足蹴りされました。
この事故で女性は左腕を骨折する大けがをしました。
事故当時、女性を蹴った馬は騎馬武者が乗っていましたが、足蹴りを防ぐことはできなかったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8030bc0f89f34cc6f1358c8bab3bf81a1d6031cd
2024年5月26日16時28分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後5時半すぎ、北海道雄武町の鉄工場で、34歳の男性作業員が、壁に立てかけてあった数枚の鉄板をクレーンで上げようとしたところ、手前にあった鉄板が倒れ、男性作業員がけがをしました。
男性作業員は右足を骨折したとみられ、病院に運ばれました。
警察によりますと、鉄板の大きさや重さはわかっていません。
警察は、事故の原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6ccc61bd5b44967951713123df268dbd4c5f917
5月26日11時58分に札幌テレビからは、鉄板の重さは1トン程度だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道・雄武町の鉄工所で25日、壁に立てかけていた鉄板が倒れ、男性作業員(34)がけがをする事故がありました。
警察によりますと、午後5時半ごろ、男性作業員がクレーンを操作して鉄板を持ち上げようとしたところ、鉄板が倒れたということです。
男性は片方の足を骨折する重傷です。
鉄板の大きさは一畳ほどで、重さは1トン程度ということです。
警察が事故の状況を詳しく調べています。
https://www.stv.jp/news/stvnews/kiji/st3e8af3ee428847ca83ede38eb77b7822.html
2024年5月25日14時4分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前9時すぎ、宇城市松橋町古保山の鉄骨製作工場で、1人で鉄骨を磨く作業をしていたベトナム国籍の会社員、グエンさん(24)が作業台から落ちてきた鉄骨に下半身を挟まれました。
音に気づいてかけつけた別の作業員が消防に通報し、病院に搬送されましたが、およそ1時間後、外傷性ショックのため、死亡が確認されました。
警察によりますと、鉄骨は長さ11メートル、重さ4トンのH鋼と呼ばれる鋼材で、グエンさんは高さおよそ90センチの作業台に鉄骨を乗せて磨く作業をしていたということです。
警察が従業員から話をきくなどして、当時の詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20240525/5000022129.html
2024年5月22日16時21分にYAHOOニュース(TBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これからの季節、子どもが使うことが多い浮具についてです。
腕と胸につけるタイプの浮具を誤って使い、3歳の男の子がおぼれる事故が起き、国民生活センターが注意を呼びかけています。
浮具をつけたマネキン。
プールに入れると顔を水面につけ、うつぶせになってしまいました。
これは、腕と胸につけるタイプの浮具を誤って背中側につけ、子どもがおぼれる様子を再現したものです。
国民生活センターによりますと、去年8月、プールで遊んでいた3歳の男の子が保護者が目を離した際におぼれ、一時、心肺停止となる事故がありました。
男の子は腕と胸が一体となった浮具を前後逆にしてつけたため、背中の浮力で体がうつぶせになり、おぼれました。
販売中のこのタイプの浮具は多くが海外製で、本体には英語で正しい使い方が表記されているということです。
国民生活センターは、正しい使い方を確認するとともに、できる限りライフジャケットを使い、保護者が子どもから目を離さないよう呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a86201c637ff07a14e4478dc2683824690f3a17a
5月22日付でYAHOOニュース(オトナンサー)からは、当該浮き具は海や川での使用には適さないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子どもが間違った方法でアームリング付き浮き具を着用したことにより、溺れる事故が発生しているとして、注意を呼び掛けています。
左右のアームリングと胸部の浮き具が一体となった「アームリング付き浮き具」と呼ばれる製品があります。
主に子どもがプールに入る際に、溺水防止のために使うことが多く、店舗や通販サイトでは、さまざまな形状の製品が販売されています。
そんな中、国民生活センターは、子どもが間違った方法でアームリング付き浮き具を着用したことが原因で溺れる事故が発生しているとして、注意を呼び掛けています。
国民生活センターによると、2023年8月、屋外のレジャープールで3歳の男の子がアームリング付き浮き具を着用し、保護者と一緒に遊んでいたところ、保護者がわずかに目を離した隙に溺れる事故が発生したということです。
男の子はすぐに救出されましたが、一時心停止の状態だったといいます。
男の子が使用していたアームリング付き浮き具は、浮力体が胸側にくるように着用するものでしたが、事故当時、男の子は浮力体を背中側に着用していたということです。
本体には英語による注意表示があるのみで、日本語の表示などはなかったといいます。
国民生活センターは、アームリング付き浮き具はライフジャケットとは異なり、命を守るためのものではないことを理解した上で正しく使うよう、アドバイスしています。
また、アームリング付き浮き具は、着用の向きやベルトなどの緩みによって溺水の危険が高まると指摘。
必ず正しい向きを確認し、浮力体が体に密着するように正しく着用するよう、注意を呼び掛けています。
このほか、子どもが水遊びをする際は、必ず保護者(監督者)も一緒に入り、万が一の場合に備え、すぐに手を差し伸べられるように寄り添うよう必要があるといいます。
なお、アームリング付き浮き具は、海や川などの自然領域での使用には適さないということです。
海や川などでは、子どもの体に適したサイズのライフジャケットを正しく着用するよう、呼び掛けています。
https://otonanswer.jp/post/205107/
2024年5月22日5時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事が解説図付きでネット配信されていた。
福岡空港で今月、日本航空機が滑走路手前の停止線を越えた問題で、日航機側から「滑走路手前で停止」という指示への復唱がなかった点を、管制官が「復唱確認」で指摘していなかったことがわかった。
復唱確認の徹底は、東京・羽田空港での衝突事故を受けた緊急対策の主要項目の一つ。
国土交通省は、各空港の管制官に改めて周知したほか、詳しい状況を調べて再発防止を図る。
日航312便は10日昼、駐機場から誘導路を経て滑走路南端へ向かう途中、滑走路につながる「取付誘導路E6」で停止線を越えた。
管制指示は「E6の滑走路手前で停止せよ。(その後)滑走路を走行し、(別の)取付誘導路から出て平行誘導路の走行を予定せよ」という内容だった。
滑走路ではジェイエア機が離陸滑走を始めており、停止線越えに気付いた管制官の指示で両機は緊急停止した。
複数の国交省関係者によると、312便側は「滑走路手前で停止」を復唱しないまま、管制官にその後の滑走路と誘導路の走行について確認を求めた。
管制官はそれに応じる形で滑走路などの走行を改めて指示したが、「停止」をすぐに復唱するよう求めなかった。
312便には交信を担った機長昇格訓練中のパイロットのほか、機長と副操縦士も同乗したが、認識の誤りに気付けず停止線を越えた。
指示・許可に対するパイロットの復唱と、それを管制官らが聞き取る復唱確認は、管制交信の基本動作。
復唱に欠落や誤りがあれば、管制官は指摘して再度、復唱させる必要がある。
日航516便と海上保安庁機が羽田空港C滑走路で衝突した1月の事故翌日、国交省は緊急対策の一環として、「特に、滑走路への進入や手前待機など、滑走路の使用に関する許可・指示をした場合、復唱確認を確実に実施すること」と国内の管制官に指示していた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240522-OYT1T50005/
2024年5月21日20時1分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高速道路のトンネルの入り口には、「350m」「2500m」などのように、トンネルの長さが表示されています。
しかし、5000m以上の長いトンネルはあまり見かけません。
なぜなのでしょうか。
トンネルの入り口には、トンネルの名称が書かれた看板とともに長さが表示されていますが、実は5000m以上の距離のトンネルはあまり多くありません。
その一方で、トンネルが終わったと思ったらまたすぐに次のトンネルに進入するような、複数のトンネルが連続する区間も存在します。
通常であれば、1本のトンネルにまとめてしまえばいいと思う人もいるかもしれませんが、これにはある法令が関係しています。
道路法では、河川や海の下に設けられる「水底トンネル」や、それに類するトンネルとして長さが5000m以上の「長大トンネル」、水際にあって路面の高さが水面の高さ以下のトンネルについては、通行を禁止したり制限したりできると定められています。
これは、トンネルの構造を保全したり、交通の危険を防止したりすることを目的に実施されているもので、特に危険物を積載した大型車両の通行は禁止です。
危険物とは、火薬類および火薬類以外の爆発性物質、毒物・劇物およびその他の有毒性物質、水または空気と作用して発火性を有する物質で、例えば石油を運搬する大型のタンクローリーや薬品などを積むトラックなどが該当します。
通行が禁止される理由は、トンネル内で万が一事故が発生した場合、後続車が渋滞するなど、緊急車両が事故地点まで容易に辿り着けず救助に時間がかかったり、被害が大きくなると復旧に時間がかかったりするなどの傾向があるためです。
その際、もし危険物を運ぶタンクローリーなどがトンネル内で事故を起こすと、積載物によっては大規模火災や爆発を招くなど、被害が甚大となる恐れがあります。
過去には、ガス欠車両をきっかけにした複数台が絡む事故にタンクローリーが巻き込まれて炎上した例や、危険物を載せたトラックがカーブを曲がりきれず横転して炎上した例など、復旧に著しく時間を要した事例もありました。
そのため、原則として危険物を運搬するタンクローリーなどは、長大トンネルの通行が制限されているのです。
首都圏の長大トンネルとしては、首都高中央環状線の山手トンネル(1万8600m)、首都高神奈川7号横浜北線の横浜北トンネル(5900m)、関越道の関越トンネル(1万1055m)、東京湾アクアラインのアクアトンネル(9610m)があります。
通行禁止の対象となっている危険物を積載した大型車両は、トンネル内に進入することができないため、トンネルの手前のICから一般道へ迂回しなければなりません。
この規制には罰則があり、通行が制限されているクルマが長大トンネルを走行した場合、6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金が科せられます。
なお、この通行禁止の規制を回避するために、5000mに満たないように建設されたトンネルもあり、例えば中部横断道の樽峠トンネル(表示上は5000m)や三遠南信道の青崩峠トンネル(4998m)、新名神高速の箕面トンネル(4990m)などは、危険物積載車でも通行が可能です。
※ ※ ※
一方で、災害発生時などには、復旧のために石油などを被災地に迅速に運搬することが必要です。
そのため、被災地などから要望がある場合、ほかの一般車両を排除し、前後に誘導車がつくなど安全が確保されていることを条件に、現在では長大トンネルでもタンクローリーなどの通行が可能となるよう、規制が緩和されています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0275c996f5c27db8c1bde5fef94488940c096025
2024年5月22日5時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
21日午前10時45分頃、東京都練馬区石神井町の都道で、「子どもの首が車の窓に挟まり、抜けない」と車を運転していた母親(34)から119番があった。
警視庁幹部によると、後部座席にいた女児(2)が意識不明の状態で救急搬送され、約1時間半後に死亡が確認された。
母親は電動で開閉する「パワーウィンドー」を「後方を確認せずに閉めた」と話しており、警視庁が当時の状況を調べている。
捜査関係者によると、母親が赤信号で停車した際、右後部座席に1人で乗っていた女児に声をかけたが返事がなく、様子を確認したところ、女児の首が窓ガラスに挟まっているのに気付いた。
他に同乗者はいなかった。
母親は、「事故の前に運転席にある窓のスイッチを操作した。換気のため開けていた前後4か所の窓のうち、右後部座席以外を閉めたつもりだったが、後ろを確認していなかった」などと説明しているという。
車はミニバンで、右側の後部座席にはチャイルドシートが設置されていた。
母親は女児がベルトを装着していなかったと話しており、警視庁は女児がチャイルドシートか座席の上に立って窓から顔を出した際、閉まった窓に挟まれた可能性があるとみている。
ミニバンのメーカーによると、同一車種のパワーウィンドーには、窓が閉まる時に異物が挟まると自動停止し、窓が少し開く事故防止機能がある。
ただ、窓が完全に閉まる直前に異物が挟まった場合や、スイッチで窓を閉める操作を続けた時は、この機能が作動しない可能性があるという。
現場は西武池袋線・石神井公園駅から西に約800メートルの住宅街。
事故当時、現場近くで作業をしていた造園業の男性(49)は、母親が車内で「子どもが挟まれた。どうしよう」と取り乱しながら電話している様子を目撃したという。
直後に救急車が到着したといい、男性は「子どもが亡くなったと聞き、本当にかわいそうだ」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240522-OYT1T50009/
5月21日15時2分にNHK首都圏からは、車のパワーウインドウによる事故はこの15年で少なくとも12件あったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
こども家庭庁は、ホームページでハンドブックを公表し子どもの事故を防ぐポイントを紹介しています。
ハンドブックによりますと、パワーウインドーに挟まれる事故は、特に0歳から3歳くらいの子どもに注意が必要だということです。
そのうえで、事故を防ぐ対策として、窓を閉める際には子どもの顔や手が出ていないか、大人が近くで確認しながら操作するよう呼びかけています。
また、子どもが自分で窓を開けたり閉めたりすることができないように、窓をロックする機能の活用も促しています。
車のパワーウインドーでけがをした事故は、この15年間で少なくとも12件にのぼっています。
消費者庁と国民生活センターが管理しているデータベースによりますと、車のパワーウインドーで指や体を挟まれるなどしてけがをしたケースは、今回の事故を除いて2009年9月以降、少なくとも12件にのぼります。
このうち、6割近くの7件は10歳未満の子どもで、2015年には女の子が指を挟まれて切断したほか、2010年には幼児が首を挟まれ意識不明の重体となっています。
JAF=日本自動車連盟は、車のパワーウインドーで挟まれる事故の防止を呼びかけるため、どのくらいの力があるか実験を行い、公開しています。
JAFは、パワーウインドーが閉まる力の強さを検証するため、野菜を使って実験を行いました。
その結果、物が挟まったことを感知する機能がついていないタイプの車では、窓が大根に接触したあとも止まることなく上がり続け、大根を切断して閉まりました。
また、実験では、8歳の男の子に協力してもらい窓に直接手を掛けて閉まるのを止められるか検証しましたが、両手でも無理だったということで、大人でも相当な力が必要だとしています。
JAF東京支部によりますと、こうした事故を防ぐためには、子どもが窓のスイッチを操作できないよう運転席でロックするとともに、6歳未満に義務づけられているチャイルドシートを正しく使用する必要があるということです。
また、親などが運転席に座った状態で後部座席の窓を開け閉めする際は十分に安全確認を行い、「窓を閉めるよ」などと声をかけ注意を促すことが重要だとしています。
JAF東京支部の由水さんは、「パワーウインドーが作動してしまっても手で止めようとせず、慌てずに窓を下げるスイッチを操作することが大切だ。挟み込みを防止する機能が備わっていたとしても、子どもの細い指などは感知されないおそれもあるため、油断せず安全対策を行ってほしい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240521/1000104754.html
2024年5月20日19時40分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県富岡市の群馬サファリパークで20日午後0時半すぎ、女性飼育員(21)がマレーバクに右腕をかまれて重傷を負った。
ドクターヘリで搬送されて治療を受けているという。
同パークによると、飼育員がかまれたのはマレーバク3頭がいる展示場。
飼育員は13歳の雌(体長約180センチ、体重約400キロ)に1人でブラシをかけていた。
半袖を着ていて袖のない部分をかまれたといい、別の職員が駆けつけて119番通報したという。
かみついたバクはおとなしい性格で、子ども(雄、生後約1カ月)がじゃれついてきた際に体を起こして飼育員と接触する形になり、かみついたという。
同パークは、雌が子どもを別の雄と勘違いして追い払おうとし、その勢いで飼育員をかんだ可能性があるとみている。
飼育員は入社1年2カ月で、入社以来、かまれた雌を含めバクを担当していた。
同パークでは2022年9月、動物とふれあえるゾーン内で児童2人が相次いでカピバラにかまれ、けがをしている。
https://www.asahi.com/articles/ASS5N3FC9S5NUUHB00HM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
5月21日18時8分に東日本放送からは、子どもが来たのでちょっとどきなさいよ程度のことだった可能性も考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後0時半ごろ、群馬県富岡市の群馬サファリパークで21歳の女性飼育員が公開中のマレーバクに右腕をかまれました。
4年前に群馬サファリパークで撮影された映像では、マレーバクは気持ちよさそうに寝転んでブラッシングを受けています。
事故が起きたのは、このブラッシングの時間でした。
ブラッシングを受けていたマレーバクの母親に、4月に生まれたばかりの子どもが後ろから近寄ります。
すると突然、起き上がり、飼育員の右腕を複数箇所かんだということです。
おとなしいイメージのバクですが、人を襲うことはあるのでしょうか。
動物研究家 パンク町田さん:
「普段はおとなしいですね。
特に人に飼育されていたマレーバクは人を襲うような動物じゃない。
子どもがいることで警戒心が強くなっていたと思う。
マレーバクからすると、子どもが来たからちょっとどきなさいよ程度のことだと思う。
マレーバクとしてはそこまで悪気はなかったと思う」
かまれた女性飼育員はドクターヘリで病院に搬送。
サファリパークによりますと、骨折はないものの重傷だということです。
群馬サファリパーク広報課 杉本課長:
「ブラッシング中に事故が起こっていますので、当面の間ブラッシングをしない」
群馬サファリパークでは、人と同じ空間に入らないようにするなど対策をし、公開を継続するということです。
https://www.khb-tv.co.jp/news/15275010
2024年5月20日16時57分にYAHOOニュース(東日本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前7時半ごろ、石巻港に係留していたパナマ船籍の貨物船の倉庫内で倒れている作業員2人がつかりました。
作業員はいずれも50代男性で、石巻市の病院に搬送されましたが、このうち石巻市の57歳男性が意識不明の重体だということです。
貨物船は18日から石巻港に係留してパームヤシの殻の積み込みを行っていて、2人は20日の午前7時半ごろから倉庫内で準備作業をしていました。
パームヤシの殻は石巻市のバイオマス発電所で燃料として使う予定でしたが、国内での期限が切れたことから、タイへ輸出することになっていたということです。
倉庫は荷物を運ぶ際には密閉されていますが、当時は作業のため開いた状態でした。
倉庫内では有毒なガスは確認されず、換気が不十分で酸素が不足していた可能性があるということです。
石巻海上保安署は業務上過失致傷の疑いも視野に、事故の詳しい原因と安全管理が正しく行われていたかを調べています。
国内では過去に、貨物船から木材チップを取り出す作業をしていた際に作業員が酸欠で倒れる事故が発生しています。
貨物船の甲板の下には、船倉と呼ばれる貨物を積み込む場所が設置されています。
厚生労働省によりますと、過去には船倉内の空気中の酸素が木材チップに吸収され炭酸ガスを排出したことで酸素不足になり、作業員が酸欠になった事故が発生しているということです。
今回、貨物船では18日から船倉内にパームヤシの殻を積み込む作業が行われていました。
石巻海上保安署によりますと、パームヤシの殻は酸素を吸収しやすいということで、屋根状のカバーを開けて作業していたものの、作業開始当時、船倉の低い部分では酸欠状態になっていた可能性もあるとしています。
厚生労働省は、作業開始前に酸素濃度の測定や船倉内に備え付けられている可搬式の換気装置の使用を呼び掛けていて、宮城労働局は今回、これらの安全衛生管理が行われていたのか調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca312f81dae466ad76fa243b1208a825439277d7
5月20日19時6分にYAHOOニュース(河北新報)からは、回復した男性には二酸化炭素中毒の症状がみられた、ヤシ殻が酸素を吸収し二酸化炭素を出すという植物の特性を失っていなかったことが原因か?など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前7時半ごろ、宮城県石巻市の石巻港雲雀野ふ頭に係留中のパナマ船籍の貨物船「EVER FELICITY」(9589トン)の船倉内で、作業員2人が倒れているのを別の作業員が発見した。
石巻海上保安署によると、石巻市の男性(57)は酸欠状態で意識不明の重体。
宮城県大崎市の男性(53)は回復したが、二酸化炭素中毒の症状が見られた。
2人はパームヤシ殻を積み込む作業をしており、事故時はクレーンで上から船倉内にパームヤシ殻をならす機材を搬入していた。
海保は、パームヤシ殻が暗い所で酸素を吸収し、二酸化炭素を出すという植物の特性を失わなかったため、二酸化炭素が船倉内にたまったとみて調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8871e9b8bc7b4e2240b30d8838f146ed657be1aa
5月20日18時58分にYAHOOニュース(宮城テレビ)からは、2人は倉庫に入り、すぐに酸欠で意識を失ったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
船には、酸素を吸収しやすいパームヤシ殻が積まれていて、2人は倉庫に入り、すぐに酸欠で意識を失ったとみられるという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/be9f546f9da0e3cd39fe586cb953c495af031e7d
5月20日20時53分に朝日新聞からは、積み込み予定5000トンのうち3500トンが積み込まれていた、積み込んだヤシ殻の表面をならす機材を積み込む作業中だった、直前まで倉庫の扉が閉まっていたことも原因だった可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
石巻海上保安署によると、2人は酸欠で意識を失った。
救急搬送されたが、同市の男性(57)は意識不明の重体、大崎市の男性(53)は容体が安定し帰宅したという。
船はパナマ船籍で、15日から石巻港に係留し、パームヤシ殻を積んでいた。
事故当時、積み込む予定量5千トンのうち、約3500トンが積み込まれていたという。
2人は、積んだパームヤシ殻の表面をならす機材を倉庫内に積み込む作業中だった。
2人は。積んであったパームヤシ殻の上で倒れていたという。
署は、作業直前まで倉庫の扉が閉まっていたことや、パームヤシ殻は酸素を吸収しやすい特性があることが原因の可能性もあるとして調べている。
パームヤシ殻はパーム油を生産することで出る。
海外から輸入され、バイオマス燃料として国内で使われている。
石巻市では今年、「石巻ひばり野バイオマス発電所」の営業運転が始まった。
署によると、この船に積んでいたのはその余剰分を他国に送るためのものだという。
https://www.asahi.com/articles/ASS5N3SV2S5NUNHB003M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
(ブログ者コメント)
上記情報から推定すると、前日までにヤシ殻3500トンを積み込んだ後、船倉の屋根や扉を閉め、事故当日、残りのヤシ殻を積み込む準備をするために屋根や扉を開け、酸素濃度測定などをしないまま船倉に下りて行った・・・ということかもしれない。
もしそうだったとすれば、船倉内は結構広い空間だし、昨日の今日に、まさか酸欠状態になっているとは思いもつかなかったのかもしれない。
(2025年5月23日 修正1 ;追記)
2025年5月20日18時1分にNHK宮城からは、酸素濃度計を調達していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
石巻海上保安署が乗組員から話を聞くなどして事故の原因を調べたところ、荷物を積み込む作業にあたって酸素濃度を測定する機器を調達していなかったり、作業員に酸素濃度を測定させていなかったりしたことが確認されたということです。
海上保安署は作業を行っていた会社の50歳の安全管理者と43歳の現場を指揮していた担当者を安全管理を怠ったとして業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。
調べに対し、2人は「酸素濃度を測定する機器を調達していればよかった」などと話し容疑を認めているということです。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20250520/6000031356.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

