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2013年7月7日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
※第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3009/
(2015年7月2日 修正2 ;追記)
2015年6月27日付で毎日新聞東京版から、事故調が最終報告書をまとめたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都港区のビルで2009年4月、男性がエスカレーターの手すりに乗り上げて転落死した事故について、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は26日、側面からの転落を防止する対策がなかったとする最終報告書をまとめた。
手すりに接触して体が乗り上がるメカニズムも確認。
太田国交相らに、エスカレーターの設置された環境に応じた転落防止のガイドラインの策定や、法整備の検討などを求めた。
この事故について、国交省の昇降機等事故調査部会は昨年10月、「機器の不具合や乗り場周辺の安全対策の欠如が原因ではなかった」とする報告書を公表した。
一方で、事故調は今回、建築基準法などに基づく安全対策が取られていたことを認めながらも、側面から転落した他の事故を挙げつつ、「設置環境を踏まえたさまざまな人の行動を想定し、事故の発生をより広く確実に予防する必要がある」として、対策が不十分だったと事実上認定した。
事故調は、手すりと被害者がはいていたズボンとの摩擦係数などを測定し、コンピューターを使ってシミュレーションを実施。
接触から0.37秒で体勢が不安定になり、0.53秒で体が完全に持ち上がったとの検証結果を公表した。
報告書を受け、父親(81)は、「事故は息子の意図的な行為によるものではないと認められ、手すりとの接触で体が持ち上がることがあると初めて明らかになった」と内容を評価。
「事故防止策が徹底され、今後、息子のような犠牲者が出ることのないように強くお願いする」と求めた。
出典URL
http://mainichi.jp/shimen/news/20150627ddm041040106000c.html
6月27日5時0分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者安全調査委員会(事故調)は26日、東京都内で起きたエスカレーター死亡事故の報告書を公表した。
「確実な安全対策が必要」として、エスカレーターを管轄する国交省に、転落防止板を設置するなどの対策を業界に求めるよう提言した。
「構造に問題はなかった」として新たな対策に動いていなかった業界側に、一石を投じた。
エスカレーターからの転落事故は、1996年以降、12件発生し、うち5人が亡くなっている。
だが、転落対策は建築基準法などの法令で義務化されておらず、国交省も本格的な調査をしていない。
このため、事故調は、事故防止策として、
(1)本体側面に「転落防止板」
(2)手すりへの偶発的な接触を防ぐ「誘導手すり」
の設置を求めた。
事故調は12年、暮らしに関わる事故の原因と再発防止策の調査を目的に発足。
ただ、これまでに出した3件の報告書は、原因が確認できなかったり、所管官庁がすでに出した再発防止策を追認するだけだったりした。
今回の報告書は、再発防止に向けて新たな基準づくりの必要性を前面に打ち出し、持丸正明委員長代理は取材に対し、「初めて事故調に求められた役割を果たせた」と述べた。
対策案は今後、管轄の国交省で検討されることになる。
法的に義務づけられてはいないが、事故調は、措置内容の報告を求めるという。
事故調関係者は、「新設のエスカレーターは業界が自主対策をつくり、既設のものも独自に対策が進むのではないか」と見ている。
報告書を受けて記者会見した片山さんの父親(81)は、「裁判では認められなかったが、エスカレーターの設置者は出された対策を守り、再発防止をしてほしい」と訴えた。
出典URL
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11828584.html
関連記事
6月26日 共同通信
エスカレーター事故で提言 手すりや板で転落防止を
http://www.47news.jp/CN/201506/CN2015062601001981.html
6月20日 朝日新聞
エスカレーターに転落防止板推奨へ 消費者事故調報告書
http://www.asahi.com/articles/ASH6K65TVH6KUTIL047.html
2015年6月27日20時16分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後4時ごろ、会津若松市河東町にある太陽光発電所の建設予定地で、測量会社のパート従業員のIさん(男性、63歳)が、高台の急な斜面に設置されたコンクリート製の排水路の中で足を滑らせ、20mほど下に転落した。
Iさんは、コンクリートの底で全身を強く打って病院に運ばれたが、27日になって死亡した。
Iさんは当時、同僚と一緒に測量の準備作業をしていて、幅2mほどの排水路に足を踏み入れた際に滑り落ちたということで、警察が詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055910341.html?t=1435439153920
2015年6月27日18時7分にtvkニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県教育委員会はきょう、おととい、横浜市港北区の県立武道館で小学2年生の男子児童が窓から転落し、大ケガをする事故があったと発表した。
県によると、事故があったのは横浜市港北区にある県立武道館の小道場で、おととい25日の午後6時半頃、小道場の窓から横浜市内に住む小学2年生の男子児童が転落した。
窓の高さはおよそ5mで、男子児童はコンクリートの地面に頭を打つなどし、頭部を骨折する大ケガをした。
男子児童は当時、小道場で行われているスポーツクラブの練習に参加していて、事故は休憩中に発生。
スポーツクラブのスタッフや保護者もいたということだが、目撃した人はいなかったという。
小道場の窓は、床から高さおよそ50cmに位置し、木製の格子の柵がついているが、隙間から落ちたとみられている。
県教委は、注意を呼び掛ける貼り紙を掲示したほか、今後、再発防止に向けた対応を行うとしている。
出典URL
http://www.tvk-yokohama.com/tvknews/news1.php
6月28日13時41分に読売新聞から、6月27日15時5分に神奈川新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県教委は27日、横浜市港北区の県立武道館の2階窓(高さ約5m)から小学2年男児が転落し、頭部を骨折する重傷事故があったと発表した。
命に別条はないという。
県教委スポーツ課によると、事故は25日午後発生。
窓は床から高さ50cm、縦約1.5m、横約2mの大きさで、窓の約20cm手前に転落防止用の横組みの板が付いていたが、男児は、窓との間の隙間をくぐって窓に近づいたとみられる。
男児はスポーツクラブの練習で武道館におり、当時は休憩時間だった。
再発防止のため、窓と板の間に網を張り、間に入れないようにするという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150628-OYT1T50035.html
http://www.kanaloco.jp/article/105403
2015年6月25日19時4分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後4時すぎ、牧之原市坂部にある「日本曹達榛原フィールドリサーチセンター」で爆発があったと、会社側から消防に連絡があった。
消防がかけつけたところ、作業をしていた、この研究施設に勤務する20代の男性が腕や顔などにやけどをしていて、病院に運ばれたが意識はあり、命に別状はないという。
警察によると、会社側は「実験に使う道具を消毒しようとガスバーナーに火をつけたところ爆発が起きた」と説明しているという。
警察と消防で、爆発の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035856131.html?t=1435264801282
(2015年7月21日 修正1 ;追記)
6月26日付の静岡新聞紙面に、やや詳しい当時の状況が下記趣旨で掲載されていた。
警察によると、男性従業員が施設1階の研究室で、お茶の葉に付着したカビを取り除く実験をしようと、無菌実験台(高さ1.5m、幅2m、奥行き80cm)の内部にライターで火を付けたところ、爆発したという。
実験台には、器具の滅菌作業で使うガスバーナーが備えられていて、そこからガスが漏れて実験台内部に充満した可能性があるとみて、警察は従業員などから状況を聴いている。
2015年6月25日19時4分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前10時前、裾野市千福の国道246号線のバイパスの交差点で、トラックと乗用車が出合い頭に衝突した。
このはずみで、トラックに積まれていた約30本のガスボンベが周辺の路上に散乱して一部が爆発し、トラックの運転席が激しく焼けた。
警察と消防は、トラックを運転していた男性が運転席に取り残されているのを見つけて助け出したが、その場で死亡が確認された。
また、乗用車を運転していた裾野市の82歳の女性が背中を打つなどのけがをして、病院に運ばれた。
現場は東名高速道路の裾野インターチェンジから南に約3km離れた信号がある交差点で、警察は死亡した男性の身元の確認を急ぐとともに、事故の詳しい状況などについて調べている。
現場の近くにある会社の男性は、「ドカーンという大きな音がしたので外に出たところ、辺りに煙が見え、そのあと何度もドカン、ドカンという爆発音が聞こえた」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035845231.html?t=1435264596395
6月26日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
トラックは、衝突後、ボンベを落としながら蛇行。約100m先の左側の柵に衝突して止まったが、ボンベが次々に爆発した。
トラックが止まった柵の脇にある電気機械器具製造会社の総務部長(53)によると、「ボン!」という音が2回聞こえた後、黒煙が3階建ての社屋の屋根まで立ち上ってきた。
その後も、爆発音が2回聞こえた後、黒煙が3階建ての社屋の屋根まで立ち上ってきた。その後も、爆発音が4~5回、聞こえたという。
現場では、7~8mの火柱が上がり、ボンベからガスが漏れる音が聞こえたため、約300人いる社員に避難指示の放送を流したという。
同社では、爆風で1~3階の窓ガラスが3~4枚割れたほか、窓を開けていた3階の食堂では、天井の一部が落ちたという。
関連情報
6月25日 静岡新聞
事故でボンベ散乱、炎上 裾野の国道、運転手死亡
http://www.at-s.com/news/detail/1174208316.html
2015年6月24日10時39分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山口県和木町の町民水泳プールで、水をためる際に排水バルブを開けたまま約6日間にわたって給水を続け、水道水約341万ℓを無駄にしていたことが分かった。
町は今後、水道料金約77万円を岩国市水道局に支払う。
プールは和木中の敷地内にあり、25mと幼児用の二つを備える。
町教委が管理しており、同中の生徒が授業で使うほか、7月下旬から8月末にかけて一般開放する。
町企画総務課によると、3日午後3時半頃、町職員が両プールに水を入れるため給水バルブを開けた際、誤って排水バルブも開けた。
満水になると自動で水が止まる仕組みのため給水が続き、9日午前9時頃、岩国市水道局の検針で判明したという。
同課は、「給水手順のマニュアルを作り、今後は職員2人体制で作業に当たるなど、再発防止に努めたい」と話している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150624-OYT1T50043.html
2015年6月24日6時54分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
インドネシアの森林で頻発する泥炭火災を食い止めようと、北九州市の産官学が協力して「泡消火剤」を開発している。
水よりも地中に浸透しやすい泡の力で火勢を弱める仕組みで、今月から現地で本格的な実証実験を始めた。
有効な対策がみつからない中で、期待されている。
泥炭とは、樹木やコケなど植物の残骸が腐食せずに炭化し、数千年以上かけて積み重なった層のこと。
インドネシアのカリマンタン(ボルネオ島)には、世界有数の泥炭地がある。
一方、現地では森林伐採が加速し、シャンプーなどに使われるパーム油の原料となるアブラヤシのプランテーションが広がる。
開発業者らは、害虫対策で薬品を使うより安上がりのため、土地を開墾する際などに火を放つことがある。
森林火災の原因のほとんどは、こうした人為的な野焼きだとみられている。
いったん泥炭層まで火が回ると、地中深くまで燃え広がり、なかなか消えなくなる。
大量の二酸化炭素(CO2)を放出するので、地球温暖化にもつながるとされる。
延焼を防ぐためには、周辺の森林を伐採するぐらいしか、有効な手段がない。
森林火災による煙で大気が汚染され、住民の健康被害が報告されているほか、近隣諸国まで煙が及んでたびたび国際問題に発展している。
泡消火剤は2007年、北九州市立大とシャボン玉石けん(北九州市)、同市消防局が共同開発した。
市立大などによると、水よりも効果的に地中に浸透し、消火できるのがメリットだ。
泡で地表面を覆うことによって酸素の供給を遮断する。
水の使用量を抑えられるほか、天然油脂に由来する成分でできているため、環境への負荷も少ないという。
開発事業は、国際協力機構(JICA)の草の根技術協力の一環。
ボルネオ島東岸のバリクパパン市の飲用水の主要水源である湖の上流で起こる泥炭火災を防ぐことを主な目的に始まった。
泥炭火災の跡地では表土が湖に流れ込むようになり、水質悪化を招いている。
市の外郭団体「北九州産業学術推進機構」がまとめ役となり、市立大や市消防局などが参加。13年度からの3カ年計画で実施している。
消防局の職員らは、これまで、現地の消防活動の実態調査や、防火意識を高める研修を実施。泡消火剤や機材の使用方法などをまとめたマニュアルをつくり、バリクパパン市に提供した。
今月には現地で、水と泡消火剤を散布して効果を確かめる比較実験を実施した。
温度や酸素濃度の変化、散布後に残った火だねなどから、泡消火剤がどれだけ水を節約できるかや、いかに早く消火できるかを数値化するのが目的だ。
8月にはバリクパパン市の環境局や消防局の職員の前で、模擬火災に泡消火剤散布を披露し、効能をアピールする予定だ。
機構の牧田・産学連携担当部長は、「環境都市としての北九州の技術を広めていきたい。海外ビジネスとして地元企業の販路拡大にもなる」と話す。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH6Q3G9MH6QTIPE00D.html
2015年6月24日17時50分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月24日9時52分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前2時半ごろ、JR函館線の朝里駅から札幌方向に約2kmの小樽市朝里4で、線路脇にある鉄製電柱の点検作業をしていたJR北海道の関連会社作業員の男性(25)が、意識がない状態で高さ6mの電柱から命綱でぶら下がっているのを別の作業員が見つけ、119番通報した。
男性は、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察などによると、当時、JR北海道の下請け会社の社員4人が作業していた。
作業員が大きな破裂音がして振り返ったところ、男性がぐったりしているのを見つけた。
付近の電線には6600ボルトの高圧電流が流れ、駅の設備のほか、踏切の警報機や遮断機に送電されていたという。
警察は、原因を詳しく調べている。
この事故により小樽―銭函間で一時送電が止まり、小樽発新千歳空港行き快速エアポートなど3本に部分運休などが生じ、約480人に影響が出た
出典URL
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0149252.html
http://www.sankei.com/affairs/news/150624/afr1506240004-n1.html
関連情報
6月24日 読売新聞
線路脇で点検中6600ボルトに感電、男性死亡
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150624-OYT1T50071.html
(2015年7月2日 修正1 ;追記)
2015年6月30日18時21分に毎日新聞から、「JR北海道:作業員感電、相次ぐ 今月死亡事故」というタイトルで、昨年起きた3件の感電事故と絡めた解説記事が下記趣旨でネット配信されていた。
北海道小樽市のJR函館線で24日、線路脇の鉄柱を点検していたJR北海道の子会社の男性作業員(25)が高圧配電線に接触して感電死する事故があった。
JRでは昨年、3件の感電事故が発生しており、対策を強化したばかりだったという。
昨年5月、小樽市の朝里駅構内で、送電トラブルの復旧作業に当たっていたJRの20代の男性社員が避雷器を流れる2万ボルトの電流に感電し、右腕などに重傷やけどを負う事故があった。
事故を受けてJRは、DVD教材などを使い社員教育を徹底。
これまでは現場責任者だけが把握していた作業現場の通電状況を、実際の作業者も把握するようにし、関連会社へも安全対策の強化を指示したという。
小樽署は、この事故について、現場責任者の50代の男性社員とJR運行管理センターで電力指令の当直責任者だった50代の男性社員を業務上過失致傷容疑で書類送検。
1年後の今月24日、起訴猶予処分となった。
その同日未明、昨年の現場から東へわずか約2kmの地点で、今度は感電による死亡事故が起きた。
JRの子会社「ドウデン」の男性作業員が架線をつるす線路脇の鉄柱に上って腐食具合を点検していたところ、6600ボルトの電流が流れる信号や駅施設用の電線に接触。搬送先の病院で死亡が確認された。
小樽署によると、点検作業は同社の社員4人で行っていた。
死亡した作業員は30代前半の現場責任者とペアを組み、鉄柱には1人で上っていた。
同署は、業務上過失致死の疑いがあるとみて、現場責任者の指示が適切だったかなどを調べている。
JRは毎日新聞の取材に、「鉄柱と配電線とは安全を確保できる距離があると考え、電流を止める手順にはなっていなかった。今後は作業手順の見直しを含め検討したい」としている。
「JR問題を考える学者・弁護士の会」代表の宮田和保・北海道教育大教授(経済学)は、「多発した脱線事故を受けて、線路の安全が注目されている中、現場の社員からは電気系統の安全対策が盲点になっていると聞いていた」という。
「今回亡くなったのは20代の若い社員で、技術の継承が不十分だった可能性がある。JRはOBを再雇用するなどして技術継承の専門部署をつくるべきだ」と指摘している。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150701k0000m040015000c.html
2015年6月23日12時40分にNHK四国NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月24日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後10時45分ごろ、四国中央市三島紙屋町の「大王製紙」の工場で、自家発電の燃料に使う木の皮およそ20トンをトレーラーから降ろす作業をしていた運転手の男性の姿が見えなくなったと、大王製紙の関係者から警察に通報があった。
駆けつけた警察官や会社の関係者が捜索したところ、およそ30分後に、運転手の男性が降ろした木の皮10トンに埋もれているのが見つかり、病院に運ばれたが、その後、死亡が確認された。胸の圧迫による窒息死とみられる。
亡くなった運転手の男性(47)は、22日午後9時ごろから1人で、トレーラーから工場内の置場に木の皮を降ろす作業をしていたという。
警察は、男性が作業中に誤って木の皮に埋もれたとみて、現場検証を行うなどして事故の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20150623/5773431.html
2015年6月22日7時7分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時40分ごろ、黒松内町白井川のJR函館線で、小樽発長万部行きの普通列車の運転士が線路の枕木から煙が出ているのを見つけ、指令センターに連絡した。
消防が現場にかけつけ、枕木1本が焼けているのを確認してすぐに消し止め、煙は収まった。
JRによると、列車は現場をそのまま通過し、次の駅で停車したが、乗客45人にけがをした人はいなかったという。
この影響で、JR函館線の小樽駅と長万部駅を結ぶ普通列車上下2本に、1時間あまりの遅れが出た。
現場は、JR函館線の熱郛駅から目名駅方向におよそ600mのささやぶに囲まれた場所で、一般の人は近づけないということで、警察や消防が、枕木が焼けた原因について調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20150622/5741421.html
6月21日付で産経新聞からは、推定原因に言及した下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時40分ごろ、北海道黒松内町のJR函館線目名-熱郛間で木製枕木から煙が上がっているのを小樽発長万部行き普通列車の運転士が見つけた。
煙は約20分後に収まったが、枕木1本の一部が炭化していた。
警察や消防によると、レールを枕木に固定する特殊な金具「犬くぎ」が緩んでおり、列車通過時の振動でくぎが枕木を摩擦し、熱を帯びたのが原因とみられる。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150621/afr1506210028-n1.html
(ブログ者コメント)
枕木の発煙トラブルは過去に何件か紹介しているが、原因は、ほぼ、急ブレーキ時の火花らしいということで、現在では、原則、掲載対象外としている。
それが今回は、犬くぎと枕木の摩擦熱らしい、ということなので紹介する。
2015年6月21日11時5分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前7時15分ごろ、大阪府大東市平野屋の廃材リサイクル会社「飯田建設工業」の倉庫から煙が出ていると、近所の男性から119番があった。
鉄骨平屋建ての倉庫にあった建築廃材の一部が燃えたが、約1時間半後に消し止められた。
けが人はなかった。
警察が、出火原因などを調べている。
警察によると、倉庫には建築廃材や木材チップが保管されており、出火当時は無人だった。
倉庫に設置された人感センサーが反応していないことから、警察は、建築廃材が自然発火した可能性もあるとみて調べる。
同社では昨年8月にも、敷地内の事務所兼倉庫約800m2をほぼ全焼する火災があり、このときも木材チップが自然発火した可能性が高いとみられているという。
現場は、JR片町線住道駅から南東約2kmの、工場や住宅が混在した地域。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150621/wst1506210029-n1.html
2015年6月20日付で朝日新聞大阪市内版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
法で定めた動力プレス機械の定期検査を怠ったために従業員の指の切断事故が起きたとして、淀川労基署は19日、豊中市走井のプレス加工製造業「Tプレス工業」と同社社長(74)を、労安法違反の疑いで書類送検した。
社長は、容疑を認めているという。
同署によると、同法では最低でも1年1回、動力プレス機の自主検査を義務づけているが、少なくとも2012年6月3日から2年間、検査を怠った疑いがある。
同社工場では14年6月3日、従業員が動力プレス機械を使って配管部品向けに鋼材を曲げる作業をしていたところ、光線式の安全装置が作動せず、従業員の右手が金型に挟まれて指3本を切断し、同署が労災事故として調べていた。
2015年6月20日15時0分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月21日付で朝日新聞東京四域版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前11時ごろ、墨田区菊川の住宅塗装工事現場で、足場に使っていた鉄製の棒が隣接する小学校の校庭の中に落ち、校庭にいた4歳の女の子の頭に当たった。
女の子は、頭を2cmほど切る軽いけがをして、病院で手当てを受けた。
警察の調べによると、落下したのは、足場をつなぐのに使う長さおよそ20cm、重さ1.5kgある鉄製の筒状の棒で、高さ8mの場所から落下し、別の足場に当たったあと、はねかえり、小学校の校庭に落ちたという。
作業員が足場を解体していたところ、足場の上に置いていた棒が落下したという。
小学校によると、当時、授業などの公開が行われていて、女の子は家族に連れられて来ていたという。
校庭には、ほかにも複数の子どもたちがいたということで、警察が事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150620/5724601.html
2015年6月20日14時42分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前10時55分ごろ、大津市小野の西琵琶湖マリーナで船舶給油機から出火し、給油機1台が全焼。給油施設の整備作業をしていた男性従業員(24)が両手足などに軽いやけどを負った。
警察が、出火原因を詳しく調べている。
警察によると、出火当時、敷地内では従業員3人が給油機や燃料の貯蔵タンクなどの点検や整備などに当たっていた。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150620/wst1506200046-n1.html
20日午前10時半ごろ、兵庫県姫路市大津区吉美の「日鉄住金物流」姫路物流センターで、クレーンを使って鋼材(長さ約12m、重さ約2トン)の移動作業をしていた塗装会社のアルバイト男性(71)がクレーンのワイヤに引っ掛かり、バランスを崩した鋼材の下敷きになった。
男性は病院に運ばれたが、死亡が確認された。
警察によると、当時、作業員3人が塗装のための作業をしており、男性はクレーンをリモコン操作し、鋼材をベルトコンベヤーに移す担当だった。
警察は、事故の原因や作業現場の安全管理などについて調べる。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150621/wst1506210028-n1.html
2015年6月19日17時0分にチューリップテレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月19日19時43分にNHK富山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前8時ごろ氷見市懸札(かけふだ)の道路沿いの工事現場で、ショベルカーで溝を掘り配管を埋める作業していた電気工事業の谷さん(58)が脱輪して、およそ2m下の畑に転落した。
現場の近くにいた同じ会社の男性が大きな物音を聞きつけ、ショベルカーの下敷きになった谷さんを見つけて、消防に通報した。
谷さんは病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡した。
警察によると、谷さんは午前8時ごろから別の作業員とともに仕事にとりかかり、事故当時は1人でショベルカーに乗って、バックで進みながら作業していたという。
警察は、谷さんがショベルカーの操作を誤ったとみて、原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20150619170118
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3065696131.html?t=1434739671977
2015年6月19日7時46分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月19日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県大垣市教育委員会は18日、同市立興文中学校で2年生の理科の授業中に棒温度計が破裂し、ガラス片や中身の液体(灯油)の滴が飛んで男子生徒3人の手や服にかかり、2人の手の甲が赤くなる事故があったと発表した。
2人は病院で塗り薬を処方された。
発表によると、事故は「化学変化による温度変化」の授業中にあった。
30代の男性教諭が5本の棒温度計の液体(灯油)の一部に空洞を見つけたため、修復しようと、生徒を教卓から1.5mほど離れさせたうえで1本目の温度計の液だまり部分を教卓の上のガスバーナーであぶり、水道で冷却した途端、破裂したという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150618-OYT1T50164.html
2015年6月17日7時9分に読売新聞から、下記趣旨の記事がマンガ付きでネット配信されていた。
松江市東出雲町の住宅街で、今春、車のワイパーが壊される被害が約40件相次いだ。
被害届を受けた島根県警松江署が、延べ約50人の捜査員を投入するなど捜査。
警戒のため設置した防犯カメラに映っていた“犯人”は、カラスだった。
巣作りに利用した可能性があり、松江署も「カラスじゃ逮捕もできない」と困惑気味だ。
被害は今年2月頃に始まり、約300m四方の住宅街で、車に取り付けられたワイパーのゴムが引きちぎられるなどの被害が続いた。
松江署は、日中には住宅街で覆面パトカーを頻繁に走らせ、夜間も警察官が張り込むなど、万全の警戒体制で犯人を待ちかまえ、防犯カメラも設置した。
5月下旬、防犯カメラが、車のボンネットにとまり、ワイパーをつつく黒い姿を捉えた。
目撃情報などの証拠もそろい、同署は、カラスの仕業と断定した。
その後、被害は沈静化したが、地元自治会では、来年の繁殖期も警戒するという。
カラスの生態に詳しい杉田昭栄・宇都宮大教授(動物形態学)は、「カラスはクッションとして軟らかい素材を巣作りに使うことがある。しかし、これほど狭い地域に集中的に被害が発生するのは珍しい」と話している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150616-OYT1T50097.html
(ブログ者コメント)
カラスの巣による停電事例を本ブログでは過去に何件か紹介しているが、その関連情報として紹介する。
2015年6月18日11時59分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後11時前、神奈川県茅ヶ崎市にある「東邦チタニウム」の工場の敷地内にある、子会社のチタンの材料を保管している鉄骨3階建ての建物から火が出た。
チタンの材料は水がかかると化学反応を起こして発火するおそれがあることから、消防は放水作業を行うことができず、12時間以上たった午前11時半現在も、消火できていないという。
消防によると、現在、火は収まりつつあり、消防は、砂をかけて消し止める作業を進めている。
この火災でけが人はおらず、工場の周りの住宅などに延焼するおそれはないという。
工場によると、担当者が17日午後10時前後に建物の見回りをした際は異常はなかったということで、警察と消防が、火が出た原因を調べることにしている。
現場はJR茅ケ崎駅から北に1km余り離れたところで、工場などが集まっている地域。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1055655691.html?t=1434660440849
その後、6月22日14時11分にNHK横浜から、4日ぶりに鎮火したという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防は、チタンの材料は水がかかると化学反応を起こして発火するおそれがあることから放水作業を行わず、砂をかけるなどして消火作業を続けてきた。
火は、まもなく収まったものの、チタンの粉が入ったドラム缶の温度がなかなか下がらなかったため、消防は、温度が下がるのを監視していたが、通報から4日間余りがたった22日午前5時40分頃に温度が20℃から30℃に下がり、再び火が出る可能性はなくなったとして、鎮火したと発表した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1055755221.html?t=1435004894950
関連記事
6月18日 TBS
神奈川のチタン工場で火事、砂を使った消火活動続く
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2520137.html
6月18日 東邦チタニウムHP
子会社における火災の発生について
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material&sid=41099&code=5727
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。