







7日午後1時半ごろ、大分市の新日鉄大分製鉄所で、製鋼過程で出る「転炉ダスト」と呼ばれる、鉄分を含んだチリ状の粉を運搬するベルトコンベアから黒煙が出ているのを、敷地内で工事をしていたクレーンの運転手が気づき、消防に通報した。
新日鉄の自衛消防団が消火に当たり、火はおよそ30分後に鎮火した。
現場近くに作業員はおらず、けがをした人はいなかった。
新日鉄によると、ベルトコンベアは、工場と工場をつなぐように設置され、長さが180m、幅が70cmある。
中央部分が焼けているが、鉄製のカバーで覆っているため、どの部分が焼けたのか、現時点ではわかっていないという。
定期的に点検を行っていたということで、新日鉄などで火事の原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5074860561.html
由布市庄内町のJA給油所で7日午後1時ごろ、男性従業員が地下タンクの灯油を配送車のタンクに給油し始めたが、接客のため、その場を離れた。
午後2時ごろ戻って、灯油があふれているのに気付いた。
給油ノズルの自動停止機能が作動しなかったという。
業務手順書には、給油中は、その場を離れないよう明記されていた。
今後は手順の徹底を図り、再発防止に努めるという。
あふれ出た灯油13kℓのうち、約8kℓが近くの用水路に流れ込み、大分川に流出した。
現場の約4km下には九電の取水口、約7km下流には由布市の取水口がある。
JAなどは、現場付近の7個所にオイルフェンスや吸着マットを設置し、除去作業を進めている。
近くの農家から「水田に油が入った」との苦情が数件あったという。
7日午前5時半頃、JR宗谷線勇知―兜沼駅間で、回送列車(2両編成)が線路上にあった保線用の台車(縦横各1.5m)に衝突した。乗員2人にけがはなかった。
JR北海道によると、現場近くでは深夜0時ごろから、作業員8人が台車2台を使ってレールの交換作業を行っていた。
しかし作業員が台車の車輪止めを忘れ、作業員が気づかない間に、台車1台が緩やかな傾斜を約1km走って止まった。
作業員が作業の終了後、台車の台数の確認を怠ったため、自走した台車が線路に放置された状態になり、列車と衝突したという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120908-OYT1T00599.htm
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20120907/4850912_20120907184806_e38396e383ace383bce382ade3818be38191e5bf98e3828ce58fb0e8bb8ae3818ce7a7bbe58b95e3818b.html
(ブログ者コメント)
5台10台あったのならともかく、2台しかない台車。台数を確認するまでもなく、1台足りないことに気付きそうなものだ。
8人もいて、なぜ誰も気付かなかったのだろうか?
大阪市の校正印刷会社に端を発した胆管がん問題で、厚労省が労災認定の可否について、原因物質の特定を待たずに判断する方針を決めた。
背景には、実態の把握が先送りにされ、労働衛生行政の規制が遅れたアスベスト(石綿)禍の教訓がある。
アスベストによる健康被害は、日本でも1970年代から指摘され始めたが、石綿の使用が原則全面禁止になったのは平成16年。労災補償の対象にならない工場周辺の住民や、時効で労災申請できなかった人たちの救済を図る石綿健康被害救済法の施行も18年で、被害の指摘から規制や被害救済まで30年以上かかった。
この間、発がん性の危険が叫ばれながら、アスベストの吸入が原因で中皮腫や肺がんで死亡した人は後を絶たず、結果として深刻な被害拡大につながった。
胆管がんの問題では、印刷業務で使われた有機溶剤に含まれる化学物質が発症原因として疑われるが、未解明な部分が多い。
国の疫学調査による本格的な原因究明もようやく始まったが、特定には少なくとも数年を要するとみられる。
発症した従業員や遺族らが求める早期の労災認定に、異例の対応で迅速化を目指す厚労省の方針は、過去の経緯を踏まえれば当然の措置と言える。
ただ、今回の問題の背景には、国の化学物質に対する規制の甘さがあったとの指摘もある。
アスベスト対策と同様、国は被害者救済とともに早期の規制強化で再発防止に取り組む必要がある。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120907/waf12090709120005-n1.htm
2012年9月5日付で朝日新聞筑豊版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
飯塚労基署は4日、電気工事業の「F電気産業」と代表者の男性(41)を、労安法違反(無資格運転、定格荷重超え)の疑いで書類送検し、発表した。
発表によると、同社の代表者は6月26日午後2時すぎ、飯塚市鯰田の電柱置き場で、運転資格のない男性作業員(60)に移動式クレーンを運転させ、定格荷重の2倍以上の吊り上げ作業をさせた疑いがある。
この時、落下した電柱の下敷きになった男性作業員(58)が死亡した。
(2016年1月23日 修正1 ;追記)
2016年1月21日付で朝日新聞筑豊版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
飯塚署は、20日、福智町の電気工事業の男(44)と飯塚市の元従業員の男(63)を、業務上過失致死容疑で書類送検した。
飯塚市鯰田の九州電力飯塚営業所の電柱置き場で、2012年6月26日、元従業員は無資格で移動式クレーンを操縦。
定格荷重(0.6トン)を超える2.6トンの電柱を吊り上げた際、下にいた従業員の男性(当時58)に電柱が落下し、男性を死亡させた疑いがある。
電気工事業の男は、定格荷重を超える荷重をかけてクレーンを使わないよう指示しなかった疑いがある。
2人とも、容疑を認めているという。
2012年6月26日付で九州電力HPにも、下記趣旨の記事が掲載されていた。
重機オペレーターがクレーンを操作して電柱を移動させていたところ、重機の前方が浮き上がり、その作業補助をしていた被災者に電柱が落下した
http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0045/9602/2012-06-26-01.pdf
金属製の「スチールウールたわし」が電池と触れると火災の恐れがある――。
大牟田市の市消防署が、市内の一般ごみ加工施設で6月に起きた火災原因を調べて判明した。
同署は、電池と金属製品を一緒にごみに出さないように注意を呼びかけている。
火災は6月23日夜、大牟田・荒尾RDFセンターで起きた。
隣接のごみ発電所で使う固形燃料(RDF)にするため回収した可燃ごみを破砕。そこから磁石で取り除いた金属をためていたコンテナで出火した。
消防署員が出動し、コンテナ内部を焼いて消し止めた。
同署がさまざまな可能性を調べた結果、スチールウールたわしが電池の端子と接触し、電流が流れて発火した可能性があると判断した。
両端子が同じ側にある9ボルト電池を使った再現実験で、発火を確かめた。
スチールウールたわしは汚れを落とすため、毛のように細い鉄線を綿状に丸めてある。
鉄は微細な状態だと、使い捨てカイロのように発熱する。
大牟田市消防署は「火災を起こすおそれがあるので、注意を呼びかけたい」としている。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0905/SEB201209040070.html
(ブログ者コメント)
「鉄は微細な状態だと、使い捨てカイロのように発熱する」という記述、それは粉じん爆発の原理について述べた言葉でもある。
鉄粉の粉じん爆発事例は「職場の安全サイト」の下記記事参照。
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/SAI_DET.aspx?joho_no=101125
岩手県は6日、住田町内の小学校で4日午前、家庭科の調理実習でジャガイモを食べた5年生の児童26人のうち、13人(男児5人、女児8人)が食中毒を発症したと発表した。
児童はいずれも回復しており、命に別条はないという。
県県民くらしの安全課などによると、児童は、授業の一環として学校近くの農園で栽培したジャガイモを調理実習の食材として利用。ゆでた上で皮付きのまま食べ、吐き気や腹痛などの症状を訴えた。
県環境保健研究センターでジャガイモを検査した結果、毒性のあるソラニンやチャコニンが食中毒症状の出る基準量を超えて検出された。
ソラニンなどは未成熟なジャガイモの皮などに多量に含まれることから、収穫期でないジャガイモを使用したことが原因と見られる。
同町教委は「食品の取り扱いの知識を十分に勉強するよう指導する」としている。県教委も近く、各市町村教委に通達を出して注意喚起する。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120907-OYT1T00410.htm
(ブログ者コメント)
過去の同種中毒事例を調べたところ、数年ごとに同じような事故が起きていた。
2009年7月 奈良市の小学校で家庭科の授業で炒めて食べて35人が中毒。
2006年7月 江戸川区の小学校で皮つきのまま茹でて食べて78人が中毒。
2000年7月 神奈川県の小学校で中毒
ブログ者は自炊経験があるせいか、ジャガイモの芽や皮に毒があることを知っていたが、調理のセミプロである家庭科の先生などが、なぜ知らなかったのだろう?
事例の横展開不足というよりは、食材に関する勉強不足という気がする。
以下は、過去の事例や対策などが記載された厚労省と神奈川県衛生研究所のHP関連記事。
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/higher_det_08.html
http://www.eiken.pref.kanagawa.jp/008_topics/files/topics_080820.htm
4日午前11時すぎ、隠岐の島町上西の山林で近くに住む無職男性(83歳)が草刈りをしていたところ、右ひざに一緒に作業をしていた妻の草刈り機の歯が後方から接触した。
男性は病院に運ばれたが、およそ2時間後に出血性ショックで死亡した。
警察によると、男性は、午前9時すぎから妻と2人で自宅近くの栗林で草刈り機を使って下草を刈り取っていたという。
草刈り機の先端には直径25cmほどの回転する歯がついていたが、2人は安全靴やすね当てなどけがを防ぐための装備は身につけていなかったという。
警察は、妻が草刈り機の操作を誤ったものとみて、事故の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsue/4034774651.html
(ブログ者コメント)
草刈り機による死亡事故の報に接したのは、本ブログ開設以降、これで2例目だ。
4日午前9時10分ごろ、宮城県大崎市のガス卸会社「M高圧」で爆発があった。
警察などによると、男性従業員(48)が吹き飛ばされて頭の骨を折るなどして即死、別の男性従業員(36)が胸の痛みを訴えて病院に運ばれた。けがの程度は不明という。
警察によると、空のガスボンベ(高さ約80cm、直径約50cm、内容量100ℓ)をグラインダーで解体作業中に、ボンベが爆発したという。
M高圧は、プロパンガスボンベの点検、充填、廃棄、解体、大崎市内を中心に主に家庭用のLPガスを供給している。
爆発が起きた当時は15人ほどの作業員が、屋外でボンベの解体などの作業を行っていたという。
死亡した男性が1人でボンベを切断する作業を行い、36歳の従業員は、2~3m離れたところで、フォークリフトを使って別の作業をしていた。
死亡した男性は、勤続20年以上のベテランという。
近所の男性会社員(63)は「『バン』と1度だけ爆発音が聞こえた。事故と思って外に出てみると、工場の2階より高いところまで水蒸気のような煙が上がっていた。地響きもあった」と振り返った。普段は風向きによってにおいがあるが、この日は感じなかったという。
現場から50mほど離れた住宅の玄関先には、縦横各3cmほどの金属片2個が飛来した。
約300m離れている自動車整備工場の工場長(60)は、「ドガーンの音とともに、胸に風圧を感じた。M社のほうを見たら、茶褐色の煙が上がった」と話した。
ボンベはFRP製で、繊維と樹脂を用いてプラスチックを補強することによって強度を向上させたもの。
同社によると、塩釜市の業者から「東日本大震災で被災した空のボンベを処分してほしい」と依頼されたもので、圧縮天然ガスが入っていたという。
同社は、圧縮天然ガスの入ったFRPボンベを取り扱うのは初めてだった。
同社社長(55)は、「通常は、作業する人が、ガスが抜けているか確認している」と話し、「解体作業の際に、圧縮天然ガスボンベのあることを注意していなかった」と話した。
現場はJR岩出山駅から南東に約400mの住宅などが立ち並ぶ地域。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120904/dst12090411530004-n1.htm
http://www.asahi.com/national/update/0904/TKY201209040185.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/sendai/6004761561.html?t=1346802497546
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001209050002
一方、9月5日付の毎日新聞宮城版からは、作業時の様子などが、下記趣旨でネット配信されていた。
警察などによると、2人は事故当時、フォークリフトに乗せた直径約50cm、高さ約80cmのガスボンベを、機械で切断する作業中。
ボンベに残っていたガスに、切断用機械の火花が引火した可能性が高いという。
現場はコンクリート敷きの屋外作業場で、爆発したボンベの一部とみられる真っ黒にすすけた金属容器片が転がっていた。
同社建物や近隣の家屋には被害はなかったが、ボンベ容器の破片とみられる数cm前後の金属片が、北東側100m先の住宅地に飛散した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20120905ddlk04040123000c.html
(ブログ者コメント)
朝日新聞に掲載されている現場写真を見ると、円筒形のものが長手方向に一直線に裂け、筒の一部に凹みも見える。まるで金属製のようだ。
FRP製のボンベが破裂すると、粉々に砕かれるのではなく、一部が裂けるだけなのかもしれない。
(2013年9月11日 修正1 ;追記)
2013年9月9日19時57分にNHK東北NEWS WEBから、社長などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この会社の56歳の社長が、解体すると破裂するおそれのあるボンベを適切な場所に保管していなかったとして、業務上過失致死などの疑いで書類送検された。
この事故では、ガスボンベの解体中にボンベが破裂し、解体作業にあたっていた作業員1人が死亡したほか、近くにいた作業員も破裂音の影響で、高い音が聞き取れなくなった。
このため、警察が捜査にあたったところ、この会社の社長を務める56歳の男が、解体すると破裂するおそれのあるボンベを、適切な場所に保管しておくなどの安全管理を怠ったとして、業務上過失致死などの疑いで書類送検された。
社長の男は、警察の調べに対し、「容器の取り扱いについて社員に伝えていなかった」と容疑を認めているという。
死亡した当時48歳の作業員も、処理方法を確認せずに作業をおこなったなどとして、業務上過失致死などの疑いで書類送検された。
警察によると、破裂したガスボンベは「圧縮天然ガス」というガスが入った強化プラスチック製のもので、会社にこのタイプのガスボンベを処理する設備はなかったという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20130909/4395501.html
(ブログ者コメント)
「適切な場所に保管していなかった」とは、具体的にどういうことだろうか?
報道からは、容疑の内容がイマイチ伝わってこない。
FRP製ボンベは金属製ボンベと処理方法が異なるので、本来ならば、金属製ボンベと区別した場所に保管しなければならなかった、ということだろうか?
それとも、中にまだ可燃性ガスが残っているボンベを、空のボンベと同じ場所に保管していた、ということだろうか?
2010年10月2~3日、明野処分場(県環境整備センター)で漏水検知システムが作動した。
運営する県環境整備事業団は11年7月、検知用銅線の接触による特異なメカニズムが原因と報告。
安全管理委員会の住民側委員がこれに納得せず、徹底解明を求めたが、議論は11月に打ち切られた。
12月には事業団の理事長を務める知事が処分場の再開を表明。
一方、「原因究明せず搬入再開は認められない」とする地元住民が処分場前で抗議活動を繰り広げ、年を越しても搬入できていない。
明野処分場は、産業廃棄物で地下水が汚染されないよう底部に遮水シートが張ってある管理型処分場。
何らかの原因で廃棄物に染みこんだ雨水などがシートから漏れた場合、漏水検知システムがその箇所を特定する仕組みになっている。
事業団が安全管理委員会で公表した資料によると、シートは電気を通さない材質でできている。
この絶縁シートは上下2層からなり、銅線が上層にある遮水シートの上に間隔をあけて張られ、下には交差する形で並ぶ。
システムは電源を切り替えながら下の銅線に電圧をかけ、上の銅線も切り替えながら電流計につなぐ。通常は銅線間に絶縁シートがあるため電気は流れない。
ところが、シートに穴が開くと、ここから漏れた水を介して電源につながる銅線と電流計につないだ銅線間に電気が流れる。保護土や廃棄物を通じて穴の周辺の銅線にも少ないものの電気が流れる。
破損箇所に近い銅線には多くの電気が流れる。電源と電流計を次々と切り替えていき、電流計が振れた時の銅線の組み合わせを調べれば、その交差する近くで水漏れしていることがわかる。
出典URL
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20001031201210001
そして2012年9月1日付で朝日新聞山梨版から、その後の進展について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
漏水検知システムが異常を感知したのは、何らかの力により遮水シートが変形したのが原因である可能性が出てきた。
処分場の安全管理委員会から実証を依頼された沢俊行・広島大大学院特任教授が31日、処分場内で材料工学の観点から実験した結果、遮水シートに大きく加重すると表面にくぼみができて通電することがわかった。
処分場を管理・運営する県環境整備事業団によると、検知システムの銅線はゴム製の遮水シートの両面に通っている。
今回の異常の感知は、銅線同士がシートを挟んで交差していた地点にくぼみができ、通電したことがすでに判明している。
この日の実験で、斜面に敷いたシートに直接、力を加え、どの程度で通電したかを測定。
人が強く踏みつけたり、石を落としたりしても影響はなかったが、重機のショベルで押さえつけると通電し、異常検知したシートと同じようにくぼみができた。
さらに、廃棄物の埋め立て前の状態を再現し、シートの上に厚さ約50cmの保護土をかぶせて実験してみると、重機が転倒する限界まで力をかけても、通電もくぼみの発生もなかった。
盛り土によってシートへの力が分散したとみられ、沢特任教授は「(シートの上に土が盛られる前の)工事の初期段階で、何らかの大きな力が加わった可能性も考えられる」と指摘。「材質の分析や実験データをもとに総合的に判断したい」と説明した。
出典URL
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001209010001
(ブログ者コメント)
この記事によって、最終処分場漏水管理システムの仕組みを知ることができた。
(2012年11月21日 修正1 ;追記)
2012年11月19日23時37分にNHK山梨から、遮水シートが破れたのは施工上の問題だとして県が賠償請求を起こしたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は2人の専門家の実証実験を含めた原因究明を進め、ことし9月までに、「施工段階で何らかの強い衝撃を受けて遮水シートが破損したのが原因」と結論づけた。
これを受けて県は、去年12月までのおよそ1年2か月の操業停止期間に得られなかった営業収入、原因究明に費やした経費、あわせて3億8200万円を、処分場を施工した4社に賠償金として支払うよう求める訴えを、甲府地方裁判所に起こした。
訴えについて4社のうちの1社の前田建設工業は、「担当者が出張で不在で現時点でコメントはできない」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1043605711.html?t=1353358519486
(2013年12月17日 修正2 ;追記)
2013年12月17日1時41分にNHK甲府から、処分場の閉鎖が決定されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横内知事が閉鎖を表明した北杜市にある県の産業廃棄物最終処分場を運営する財団法人の理事会が開かれ、処分場の閉鎖を承認するとともに、施工業者に損害賠償請求することなどが決まった。
北杜市明野町にある県の産業廃棄物処分場は、汚水漏れを検知するシステムのトラブルによる操業停止が長期に及ぶなどして、赤字額が50億円を超え、横内知事は11月、閉鎖を表明した。
県庁で開かれた処分場を運営する理事会には、理事長を務める横内知事のほか、専門家など7人が集まった。
はじめに横内知事が、「廃棄物を相次ぐトラブルで長期に搬入停止したことで、赤字がさらにふくらむなど県民から理解を求めるのは困難であり、施設を閉鎖せざるを得ない」と述べ、正式に閉鎖が承認された。
また、搬入されている廃棄物の上を土で覆って、水質やガスの発生の監視などおおむね10年かけて管理することが決まったほか、汚水漏れシステムの異常検知は、施設の建設や埋め立てに携わった業者に責任があるとして損害賠償請求を求めることが正式に決まった。
横内知事は、「処分場を閉鎖することは非常に残念だが、県民の負担を減らすためにも処理にかかる費用を減らしたり、損害賠償の請求額について精査していきたい」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1043780691.html?t=1387227090149
石綿が使われた建物の解体工事で、健康被害を防ぐための作業の監督役を置かなかったとして、浜松労基署は、浜松市の建設会社と、この会社の社長を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、浜松市の建設会社、K住工と、この会社の75歳の社長。
同署によると、K住工は、ことし3月、湖西市で、屋根に石綿が使われた工場の解体を行った際に、石綿による健康被害を防ぐために義務づけられている作業の監督役を置かなかった、労安法違反の疑いがもたれている。
同署によると、マスクをつけずに作業を行い、ほこりを防ぐために水をかける作業もしていなかったという。
この会社は、おととし5月にも同様の違反で労基署から指導を受けていて、社長は「健康を害したことはなかったので大丈夫だと思った」と話しているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034741941.html?t=1346717306328
(ブログ者コメント)
□この社長、「健康を害したことはなかったので・・・」と話しているらしいが、どこまで本気で言っているのだろう。
眠れる爆弾の石綿に関し、建物解体のプロとして本当にそう思っていたとしたら、大問題だ。
ただの言い訳だとすれば、それも問題だが・・・。
□どういった会社が解体工事を発注したのだろう?
解体作業に従事した人が後年、中皮腫などになった場合、いくら請負工事とはいえ、場合によっては発注者責任が問われる可能性も、今の時代、考えられる。
特に大企業の場合はそういった対象になりやすいので、しっかりした解体業者を選び、石綿に関する管理方法なども任せっ放しではなく、自社でも確認しておくにこしたことはない。
3日午前8時20分ごろ、仙台市青葉区上杉1丁目の路上で、「電線から火が出ている」とビル管理会社から東北電力に電話があった。
すぐに鎮火したが、焼け溶けたプラスチック製の電線カバーの一部が滴り落ち、保育園に通う途中の男児(5)に当たった。
警察によると、男児は頭と左腕に軽いやけど。
男児が突然、「熱い」と泣き出し、一緒にいた父親がカバーが溶けているのに気付いた。
警察などによると、電線カバーは直径約5cm、長さ約40cmのプラスチック製で、筒状の形をしている。
電線近くの木の枝が伸びて接触したか、強風のために電線カバーがずれて電線が露出。カバーに付いたほこりなどが湿気を帯びて火花が発生し、燃えたとみられる。
東北電力は「詳しい原因は分かっていない。やけどをされたお子さまとご家族に心より深くおわび申し上げるとともに、再発防止に努めていきたい」とコメントした。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120903/dst12090319370014-n1.htm
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120903t13031.htm
1日午後4時半すぎ、千歳市末広1丁目の住宅の解体工事現場で「砲弾のようなものが見つかった」と工事関係者から警察に通報があった。
警察の依頼を受けた陸上自衛隊の処理班が、工事現場にある生け垣の根本に長さ19cmほどの砲弾のような鉄のかたまりを見つけ、回収した。
この鉄の固まりは焼夷弾のような形をしているが信管はなく、火薬も入っていなかったという。
現場は、JR千歳駅前にある住宅が建ち並ぶ地域で、警察が半径100m以内にある住宅などをまわって住民に避難を呼びかけるなど、現場周辺は一時騒然となった。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20120901/4709811_20120901210044_e4bd8fe5ae85e8a197e381abe7a0b2e5bcbee381aee38288e38186e381aae38282e381ae.html
(ブログ者コメント)
滅多に報道されることのない戦時中の爆弾類発見騒ぎが、これで2日間で3件目だ。
まったくの偶然だろうが、事故が起きる時には続けて起きることと、なにか相通じるところがあるのかも。
1日午後3時20分ごろ、松山空港内にある県警航空隊格納庫で、ヘリコプターを点検していた同隊整備士の男性(42)が脚立から転落した。
男性は頭を強く打ち、意識不明の重体。警察が原因を調べている。
警察によると、県警ヘリはこの日午前、新居浜市であった県の総合防災訓練で使われた。
男性は高さ約1.5mの脚立に上り、飛行後の点検をしていたという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20120902ddlk38040361000c.html
1日午後1時前、高山市滝町の養鶏場の駐車場で、経営者の男性(68)が右腕から血を流して倒れているのを家族が見つけ、消防に通報した。
男性は病院に運ばれたが、大量に出血しており、およそ1時間後に死亡した。
警察によると、男性は1日午前8時ごろから、養鶏場の作業場で、死んだ鶏を処理するため複数の刃物が回転する装置がついた機械を使って作業をしていたという。
警察では、この機械に血がついていたことや作業場から駐車場までのおよそ50mの間に大量の血痕があったことから、男性が誤って機械に右腕を巻き込まれたものとみて、事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084709651.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。