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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年8月22日付で鹿児島テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
2010年、川内原発1号機で作業員7人が死傷した事故で、労安法違反の疑いで捜査していた川内労基署が立件を断念したことがわかった。

この事故は2010年1月、定期検査中の川内原発1号機のタービン建屋内で、男性作業員1人が死亡し、6人が重軽傷を負ったもので、放電用のアース線が誤って電源の入った端子に接触し、火花や高温のガスが噴き出したことが原因とみられている。

同署は、事故を防ぐ措置に不備がなかったかどうか数十人の作業員や関係者から事情を聴き、捜査を進めていたが、現場監督者が死亡したため十分な事情聴取ができず、刑事責任の追及が難しいと判断して立件を断念したという。

そのうえで同署は作業の手順が危険と判断し、作業を行ったNプラント工業と九州電力に作業手順の改善を求める是正勧告を出した。

 
出典URL
http://news.ktstv.net/e33733.html
 
 
事故時の状況については、2010年2月23日に朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨でネット配信されていた。
 
九電は22日、原因や再発防止策をまとめた報告書を経産省に提出した。
原因は、配電設備にたまった電気を放出するアース線の取り付けを誤ったため火花が発生、高温ガスの噴出を引き起こした、としている。
 
報告書によると、事故が起きたのは、配電盤がある受電遮断器室。
配電盤の停電させている側の端子にアースを取り付けて放電させる予定だったが、電気が流れている側の端子に接続させたためショート。
火花で空気が一瞬のうちに熱せられ、遮断器室から数1000℃のガスが噴出し、火災になったと推定している。

 
2つの端子間の距離は5.3cmしかなかったが、端子にカバーを付けるなど、誤接続防止のための安全対策はとっていなかったという。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
九州電力HPには、上記記事のベースとなったであろう写真や図解付のかなり詳しいプレスリリース資料が掲載されているが、そこでは「アークが発生し、アークガスが噴出」という表現が使われている。

 
http://www.kyuden.co.jp/press_100222-1.html
 


(2012年11月18日 修正1 ;追記)

2012年11月14日3時0分に朝日新聞から、警察は業務上過失致死傷容疑で書類送検したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

鹿児島県警は13日、九電社員7人を業務上過失致死傷の疑いで、死亡した関連会社の男性を業務上過失致傷の疑いで書類送検した。

書類送検されたのは、現場にいた社員、作業手順書の作成に関わった社員・管理職、死亡した男性の計8人。
発表によると、8人は危険防止の配慮を怠り、感電事故の危険がある状態でアースの取り付け作業をした疑いがある。

県警は、現場の社員が作業の危険性を把握していながら安全配慮義務を怠ったことに加え、点検中に配電設備全体の電源を切ることを手順書に明記していなかったことも問題視した。
認否は明らかにしていない。

九電は、「改めて深くおわび申し上げます。当社としては引き続き捜査への協力を行って参ります」との談話を出した。
九電が国に出した事故報告書では、電源を切った端子と、電源を入れた端子が約5cmしか離れていない状態で作業しており、関係者の間でそうした認識が「不十分だった」としている。


出典URL
http://www.asahi.com/national/intro/SEB201211130080.html?id1=2&id2=cabcbbbe
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2012年8月23日17時30分にわかやま新報から現場写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
22日午後4時ごろ、県環境衛生研究センター(和歌山市砂山南)2階の機器分析室で火災が発生したと、センター職員から消防に119番通報があった。
火は、火災報知器の作動に気づいた職員が消火器で消し止めた。室内の機器が焼けたが、けが人はなかった。


職員によると、分析室は主に水質検査の際に使い、一日数回程度しか人が入らない。
この日は昼間に1回使用され、出火したとみられる午後3時10分ごろには室内に誰もいなかったという。


県によると、分光光度計1台(平成13年購入、136万円)、上皿直示天秤1台(昭和50年購入、51万円)が焼けた。
警察は、分析機に接続されていた電気ケーブル付近が火元とみて詳しく調べている。

電気ケーブルが原因とみられる火災は、21日未明にも同市和田の市立三田小学校職員室で発生しており、 木製書類棚などが焼けている。


出典URL
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2012/08/20120823_17116.html
 
 
一方、8月23日付の朝日新聞和歌山版(聞蔵)からは、若干違ったニュアンスの記事がネット配信されていた。
 
温泉水の成分を分析する装置のケーブル数本と周囲の壁や床約1m2が焼けた。
警察などによると、職員が分析室に煙が充満しているのに気付き、消火器で消した。
装置は電源が入った状態だったといい、ケーブル付近がショートした可能性があるとみて、警察が原因を調べている。

 
 

(ブログ者コメント)
 
火元は、電源コード、機器配線のいずれとも読めるが、「分析機に接続されていた」などの表現から考えると、機器配線だったのかもしれない。
もしそうだとすると、あまり聞かない事例だ。
 ちなみに三田小の火災は、電源ケーブルが原因だった模様。
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2012年8月22日付で東京電力HPに、下記趣旨の記事が掲載されていた。

当社鹿島火力発電所1号機(定格出力:60万kW、燃料:石油、営業運転開始:昭和46年3月)は、8月16日から21日まで点検を行い、発電開始に向けて起動準備中でしたが、本日3時3分に、「空気予熱器軸受温度高」の警報の発生を確認いたしました。

このため、当直員が現地を確認したところ、1号機の空気予熱器軸受上部付近からの火災を発見し、消火器による初期消火によって消火するとともに、消防署に通報いたしました。

消防署による現場立入の結果、3時51分に鎮火が確認されました。
今回の火災による人的被害はありません。また、火災の原因については現在調査中で、1号機の復旧見通しについては未定です。
 

※空気予熱器:
 排ガスの余熱を利用し、燃焼用空気を加熱することで、熱効率を高める装置

出典URL
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2012/1212190_1834.html
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2012年8月21日19時21分にmsn産経ニュース神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
21日午後3時ごろ、神奈川県厚木市緑ケ丘の鉄工所で、会社員の男性(60)が鉄板の移動作業中、荷崩れを起こした鉄板の下敷きになった。
男性は病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。


警察によると、男性は鉄板をクレーンから降ろす作業をしており、ワイヤを外そうとした際、鉄板が荷崩れした。
鉄板は1枚約78kgで、男性は約120枚の下敷きになったという。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120821/kng12082119220012-n1.htm
 


(2012年9月2日 修正1 ;追記)

2012年8月22日付の神奈川新聞紙面に、事故当時の若干詳しい様子が、下記趣旨で掲載されていた。

事故当時は120枚の鉄板をクレーンで運ぶ作業中で、すでに運んだ鉄板の上に新たに鉄板を置き、男性がワイヤーを外そうとしたところ、荷崩れを起こしたという。

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2012年8月22日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
21日午前10時ごろ、港区赤坂3の解体工事中の7階建てビルで、解体作業員の男性(23)が屋上部分から1階に転落した。
男性は全身を強く打ち、病院に運ばれたが死亡が確認された。
警察は、現場の安全状況などを確認している。


警察によると、屋上では5人が解体作業をしていた。
男性はビルのエレベーターがあった空洞部分を背にして、ガスバーナーで鉄骨を焼き切る作業をしていたという。
作業中に誤って転落したとみられる。


出典URL
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20120822ddlk13040263000c.html
 
 
一方、8月22日付の朝日新聞東京東部版(聞蔵)からは、違う作業をしていたという記事が下記趣旨でネット配信されていた。
 
警察によると、男性はビルの屋上で、他の作業員と一緒に解体工事で出たがれきを下へ運ぶ作業をしていたが、足を滑らせてエレベーター部分の縦穴に転落したという。
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2012年8月22日15時35分に読売新聞から、同日7時8分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
21日午前9時30分頃、停止中の日本原子力発電敦賀原発2号機の原子炉補助建屋地下1階の放射線管理区域で、津波による浸水防止用の水密扉の枠(高さ2.1m、幅1.9m、厚さ20cm、重さ510kg)の設置工事中に炭素鋼製の枠が倒れ、協力会社の男性作業員(36)が下敷きになった。
作業員に放射能の汚染や被曝はなかったが、肋骨骨折と肺挫傷で入院した。

原電の発表では、水密扉の設置は福島第一原発事故を踏まえた対策の一つで、2号機だけで9月28日までに13か所に設ける予定だった。

作業員は、同日午前8時45分頃から他の8人と、枠の上下3か所にくさびを打ち込んで固定した枠の下側で、扉の取り付け位置を調整するため、枠の下部に仮止め用のボルトを取り付けていた。
5本ほど締めたところで枠が手前に倒れてきて、枠の右側(幅20cm)と床の間に上半身を挟まれたという。

原電は原因を調査して対策を講じるまで、水密扉の設置工事を中断する。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120821-OYT1T01598.htm
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/accidentandincident/36460.html
 


(2012年9月15日 修正1 ;追記)

2012年9月8日2時11分にmsn産経ニュース福井から、9月11日付で毎日新聞福井版から、原因が判明したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また同社のHPにも9月7日付で同趣旨のお知らせが掲載されていた。

原電は7日、仮止め用の木製のくさびがずれたことが原因だったと発表した。

原電によると、当時、転倒防止用の布製ベルトを取り外して、くさびで扉枠を仮固定した状態で作業中に、何らかの理由で、くさびがずれて転倒したとみられる。

再発防止策として、扉枠の転倒防止措置としてくさびを使用しない、転倒防止対策がない状態で作業を行ったことを踏まえ、原電社員と協力会社社員に、安全体遺作の重要性を再認識させるための教育を行うとしている。

また、関西電力は同日、高浜原発1号機で4日に男性作業員が後退してきた運搬車とさくにはさまれ負傷した事故について、運転手との意思疎通が不十分だったことが原因と発表した。
男性作業員が効率的に運搬車を誘導するため、助手席側から車両の後方を通って運転席側に移動する際、運転手に指示が伝わっていなかったという。


出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120908/fki12090802120000-n1.htm
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20120911ddlk18040624000c.html
http://www.japc.co.jp/tsuruga/news/2012/pdf/tsurugaH2409.pdf

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2012年8月21日20時39分にNHK北九州から、また8月22日付で朝日新聞西部版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
トラブルのため今月17日から運転を停止していた九州電力の火力発電の新小倉発電所5号機は、21日朝、運転を再開したものの、まもなくボイラーの管から蒸気が漏れているのが見つかり、再び運転を停止した。

北九州市小倉北区にある九州電力の新小倉発電所の5号機は出力が60万KWで、今月17日にボイラーの管から蒸気が漏れているのが見つかり、運転を停止した。
九州電力でボイラーの内部を調べたところ、中に水が流れている金属製の管に長さ6cm、幅1.5cmの亀裂が入っていたため、管を取り替えて、21日7時から通常運転を再開した。


しかし、再開から1時間半後の今朝8時半過ぎ、別の2箇所の管から蒸気が漏れているのが確認されたため、午前10時半すぎに再び運転を停止した。

九州電力では、故障箇所を修理したうえで、改めてボイラー全体を詳細に点検することにしていて、復旧には少なくとも40~60日かかるという。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5024419101.html
 


(2012年9月29日 修正1 ;追記)

2012年9月21日18時6分と22日2時1分にmsn産経ニュース福岡から、原因に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

蒸気漏れが起きた計3カ所の配管は、いずれもボイラーの底から約37mの高さ。
九電の調査によると、ボイラー配管が二股になり、水流が緩やかになる部分だったことから、酸化鉄(赤サビ)が配管内部に付着。配管そのものの温度が異常に上がり、破砕したとみられている。

九電では、同じ高さにある配管約1300本をすべて交換。配管の異常な温度上昇を早期に発見するための温度計の設置も行う方針。
蒸気タービンの解体点検作業も進めており、最短で11月中旬に運転再開できるめどがたった。

 

出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120921/fkk12092118590003-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120922/fkk12092202010000-n1.htm


また、九州電力HPには、さらに詳しい情報が写真と図解付きで、以下のように記されていた。

□ボイラー側面の管の内面に、スケール(酸化鉄)が局所的に付着、堆積し、管(チューブ)の温度が上昇し熱応力が発生。

□その熱応力が起動停止及び負荷変化により繰返し発生したことによる疲労でき裂が発生・進展し損傷したものと想定される。


出典URL
http://www.kyuden.co.jp/press_h120921-1.html


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2012年8月21日19時20分にわかやま新報から、8月22日9時36分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
 
21日午前1時30分ごろ、和歌山市の市立三田小学校の職員室で火災が発生し、木製書類棚と中の書類などが焼けた。

警察などによると、火災が発生した際に警備会社の防犯装置が作動し、通報により駆け付けた同署員が室内で火の手が上がっているのを発見。窓ガラスを割って消火活動するとともに消防も駆け付け15分ほどで鎮火した。

室内には、侵入形跡もなく、電気コードが集中して配線されていたテーブルタップ付近が激しく燃えており、電気ケーブルが漏電やショートしたとみて原因を調べている。
焼けた書類は、事務書類で児童の成績表などはなかったという。
この火事で同校の電話が一時不通になった。


火事を受け、市教委は今月中にも、各学校に漏電や配線に不備がないか点検するように通達を出す予定。


出典URL
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2012/08/20120821_17078.html
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120822/waf12082209360008-n1.htm
 
 
一方、8月22日付の毎日新聞和歌山版からは、具体的原因に言及した記事がネット配信されていた。
 
警察は、床の電気コードの劣化が原因とみている。
 
出典URL
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20120822ddlk30040471000c.html
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2012年8月22日0時53分に中日新聞から、同日1時54分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
国の基準を超える強アルカリ水が名古屋港に流出した問題で、大同特殊鋼知多工場(愛知県東海市)の工場長らが21日記者会見し、工場敷地内に保管した鋼材の残りかす(鉄鋼スラグ)の石灰成分と雨水が混じって漏れ出たのが原因と説明。「ご迷惑を掛け申し訳ない」と陳謝した。残りかすの撤去など再発防止策を取ったという。
 
同社によると、排水処理施設から排水口までの地下2〜3mにある配管の接合部に最大数mmの隙間が見つかった。
近くでは1990年代半ばから鉄鋼スラグ約2万トンが野ざらしになっており、同社は「スラグの石灰分と雨水が反応して高アルカリ水ができ、
排水管のつなぎ目から入って、港に流れ出た」とみている。
 
鉄鋼スラグを海岸から離れた場所に撤去し、排水管のつなぎ目をふさぐ工事も21日中に終了。工場長は「(強アルカリ水の)流出量は不明だが、人体や環境への影響はないと考えている」と述べた。
 
この問題では、名古屋海上保安部が5月9日に工場から白く濁った水が港内に排出されているのを確認。海保は8月20日、工場を水濁法違反容疑で家宅捜索した。

 
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012082290005302.html?ref=rank
http://mainichi.jp/select/news/20120822k0000m040145000c.html
 
 
また該社HPにも、同主旨のプレスリリースが掲載されていた。
http://www.daido.co.jp/event/0821_chita.html
 
 

 (ブログ者コメント)

2万トンといえばダンプカー1000台分に相当する。
2日や3日で撤去できる量ではない。
思うに、原因判明後、かなり時間が経っての記者会見なのではないか?
今回のように、対策完了後に記者会見するのも一つの方法だが、原因判明次第記者会見し、その席で「鉄鋼スラグは別の場所に撤去すべく準備に入っている」と説明した方がよかったような気もする。




(2012年11月20日 修正1 ;追記)

2012年11月12日19時17分にNHK名古屋から、同日20時6分に時事ドットコムから、同日21時10分に読売新聞から、従来の説明とは別に、大雨の時には排水の性状を確認しないまま放流ゲートを開けていた、という趣旨の記事がネット配信されていた。

同社は11月12日に改めて会見し、海保からの指摘で再調査した結果、少なくとも昨年1月以降、雨が増えて汚水の処理能力が限界を超えたときに、強いアルカリ性(ph11前後)の汚水の一部がそのまま海に排出される仕組みになっていたことを明らかにした。

同社によると、鋼の製造過程で発生する高濃度アルカリ水を、汚水用水槽で処理する手順を守らず、雨水用水槽に移していた。
大雨の時には水槽があふれたため、海に排水した結果、法定の許容範囲(pH5~9)を超える高濃度アルカリ水が流れ出たという。

同社によると、汚水は最終的に放流ゲートを開ける作業員が基準を超えていないか、確認することになっていたが、こうした作業は行われず、月に1、2回ぐらいの頻度で、毎回200~300トンほどの汚水が排出されたとみられている。

現在は水槽を深くし、排水にあたっての水質検査の態勢も強化したとしている。
同社は「雨水と混じって中和されるだろうという甘い認識があった。誠に申し訳ない。8月の際は認識不足により、原因の説明内容が大幅に不足していました。深くおわび申し上げます」と陳謝した。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagoya/3003423401.html?t=1352753512719
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012111200587
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121112-OYT1T00951.htm


本件、11月12日付で同社HPに、かなり詳しい状況説明が掲載されている。
http://www.daido.co.jp/about/release/2012/1112_chita.html

また、11月19日19時19分にNHK名古屋から、同日14時37分にmsn産経ニュースから、排水処理関係の責任者2人と会社が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

名古屋海保は、責任者の社員2人を書類送検した。
書類送検されたのは、同工場の点検管理業務責任者(40)と水質管理の現場責任者(52)で、法人としての会社もあわせて書類送検された。
容疑は、今年5月9日~8月20日に計14回、水濁法で定められた水素イオン指数(pH)の基準値5~9を超える、濃度9.9~11.8の強アルカリ水などを名古屋港に排出した疑い。

海保は、8月に工場を捜索して原因などを調べていたが、その結果、排水処理施設の責任者の社員2人が、雨が多い日など処理能力が限界を超えたときに、汚水を処理せずそのまま海に排出していたことがわかったという。

2人は調べに対し、「排水量が多く、処理しきれなくなりそのまま海に流していた」と話しているという。
大同特殊鋼は「このような問題を発生させ、大変申し訳ありません。再発防止を徹底します」というコメントを出した。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagoya/3003596261.html?t=1353358716034
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121119/crm12111914390015-n1.htm



(ブログ者コメント)

□同社のプレスリリースには、「水濁法違反強制捜査の事情聴取の中で海保に指摘された」と記載されているが、なぜ、自主調査の時に分からなかったのだろう?
社内調査した側、調査された側、双方に問題が感じられる。

□プレスリリース中、環境関連の組織、人員が不十分だったという反省と対策が述べられている。
環境の時代と言われて久しいが、環境担当者が過大な業務量にアップアップしている、そんな会社はまだまだ多いようだ。

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2012年8月20日20時27分に、さんようタウンナビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

JX日鉱日石エネルギーが、水島製油所B工場で、劣化したLPガスタンクの補修工事をしながら、県には「問題なかった」と虚偽報告などをしていた問題で、同社は20日、調査結果と再発防止策をまとめた報告書を県に提出し、陳謝した。
経産省にも21日、報告する予定。

報告書では、
□フル稼働継続のプレッシャーで違法意識が希薄
□担当者の法令に対する理解が不十分
□チェック機能が働いていなかった
など7項目を虚偽報告に至った原因とし、再発防止策として
□法令教育の再徹底
□内部通報制度の充実
□組織間のチェック機能強化
などを挙げた。

この日、同製油所の所長ら3人が県庁を訪れ、「事業の存立に関わる重大な事態と受け止めている。全社挙げて安全と法令順守に努めたい」と頭を下げ、報告書を手渡した。
県は再発防止策の実効性などを確認するため近く同製油所を立ち入り検査し、行政処分を含めて今後の対応を検討する。

出典URL
http://town.sanyo.oni.co.jp/news_s/d/2012082020271551


また、8月21日付で朝日新聞岡山全県版(聞蔵)からは、虚偽報告した理由について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高圧ガス保安法では、定期検査でタンクの鉄板の厚みが腐食によって薄くなっていると、県に届出て補修工事をしなければならない。
同社は「問題の個所が多いと、国の指示で大がかりな検査や補修をすることが想定され、長期間の操業停止を避けたかった」と説明した。
前身のジャパンエナジー時代はB工場が会社の主力で、フル稼働を継続させなければならないというプレッシャーが社内にあったことも問題の背景にある、としている。


方、2012年7月13日23時33分にさんようタウンナビからは、耐圧検査を免れることを議論した資料が見つかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

虚偽報告について同社は「報告すると3、4日間の耐圧検査が必要になり、操業の遅れを避けることなどが目的だった」と説明。県に届け出ずに補修し、耐圧検査を免れることを議論した内部の勉強会の資料が見つかったことも明らかにした。
安全基準を満たさず操業していたケースは「故意でなく過失」としている。

出典URL
http://town.sanyo.oni.co.jp/news_s/d/2012071323333963
 
 
そして2012年8月24日付で読売新聞岡山版から、また24日2時8分にmsn産経ニュース岡山から、23日から県と経産省の合同立ち入り検査が始まったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
県と経産省は23日、合同で立ち入り検査を始めた。同工場内にある全26基のLPガス球形タンクについて、過去の定期検査の記録を確認し、行政処分を検討する。
県と同省原子力安全・保安院、中国四国産業保安監督部の職員計6人が検査を行った。

立ち入り検査では、6年ごとの球形タンクの点検のうち、直近の検査記録について改ざん前の記録と改ざん後の報告書を確認するほか、外壁の鉄板を実際より厚く偽って県に報告するなどしたタンクについて、職員が超音波計測装置を使って外壁の厚さを確認する。

この日、工場事務所で同製油所長は「安全操業が求められる製油所でこのような事態を招き、心よりおわびします」と陳謝。
県消防保安課の総括副参事は「立ち入り検査を通じて改ざんの原因を検証する。製油所はうみを出し切って、県民の信頼を回復してほしい」と話した。
 
県は、すべての検査を終えるのは3~4カ月後とし、状況によっては行政処分を検討するとしている。

同製油所は先月、B工場内のタンク18基で2000年以降、虚偽の検査記録を作成し、県へ報告していたことを明らかにした。
現在、26基全てでタンクの操業を自主的に停止している。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20120823-OYT8T01576.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120824/oky12082402090000-n1.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□本件、該社HPにニュースリリースとして、報告概要が掲載されていた。
これを読むと、虚偽の記録が作成されたり、必要な許可申請が行われていなかったりした模様だ。

http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2012/20120820_01_0990036.html
 
□ジャパンエナジーが新日石と合併したのが2010年。以降、水島地区では旧ジャパンエナジーの工場をB工場と呼んでいた由。
とすれば、問題になっているのはジャパンエナジー時代の虚偽記載なのだろう。
 
□それにしても今回、虚偽記載はどのような経緯で発覚したのだろうか?
調べてみたところ、7月13日付の該社HPに
「B工場において、LPガス球形タンク1基の補修工事を実施するための手続きを行った際、当該タンクの過去の補修工事の記録に疑義が生じた」
とある程度で、それ以上の詳しいいきさつは見つからなかった。
ジャパンエナジー出身でない社員が担当となり許可申請書作成時に気付いたのか?それとも許可申請書の提出を受けた官庁担当者が10年以上経ってようやく気付いたのか?
ちょっと気になるところだ。

http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2012/20120713_01_0940108.html
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2012年8月20日19時3分にNHK富山から、8月21日16時53分にKNB NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
20日午前11時過ぎ、高岡市の中越パルプ工業の工場で地上から2.7mの場所に設置されたパイプの上に男性が倒れているのを、近くで一緒に作業していた男性作業員が見つけ、消防に通報した。
男性は病院に運ばれたが,まもなく死亡した。死亡したのは配管業の男性(60)。


警察によると、男性は足場にのって地上から4.7mの場所に設置された冷却用パイプの溶接作業を行っていて、現場近くにいた人が、男性が見つかる直前に「電気が来た」と言ったのを聞いているという。

警察は、21日に司法解剖を行った結果、男性が溶接作業中に感電して死亡したものと見ていて、引き続き、なぜ感電したのかなどを調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064400611.html
http://www2.knb.ne.jp/news/20120821_33550.htm
 
 
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2012年8月21日付で毎日新聞岐阜版と中日新聞ならびに朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
岐阜市教委は20日、同市立東長良中学校のプールから高濃度の塩素消毒剤が近くの天神川へ流出し、魚約500匹が死んだと発表した。
塩素消毒剤は通常排水の20倍以上という。
市内の小中学校のプール排水ミスは3年連続4回目。
今年は6月にも、岐阜清流中のプール排水で早田川の魚が大量に死んでいる。


体育科の男性主任(30代)と女性教諭(20代)が19日午後6時ごろ、プールの藻を取り除くため塩素消毒剤の顆粒10kgを入れ、また水位も低下していたため注水もした。そして2人は、注水量を減らしてそのまま帰宅した。

一方、自動ろ過機は、夜間に停止して早朝に自動で逆流して装置内部を洗浄する仕組みになっていたが、その設定を止めるのを怠ったため、市の排水目安の50倍の塩素を含む水3トンが排出された。

2人は自動ろ過機の仕組みを理解していなかったとみられるという。
また注水したままだったことから、プールの水もあふれて排水された。


市教育長は「学校側に毒物を扱っている認識がなく、前回の失敗が生かされなかった。指導が足りなかったことを反省している」と陳謝した。

 
出典URL
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20120821ddlk21040141000c.html
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20120821/CK2012082102000024.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
2人が注水量を減らしたままバルブを閉めずに帰宅した理由やいかに?
バルブを閉めるのを忘れた?
もう1人が閉めただろうと思った?
翌朝まで水はあふれないだろうと思った?
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2012年8月20日1時59分にNHK NEWS WEBから、同日0時37分に読売新聞から、同日19時7分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
19日午後10時40分すぎ、仙台市や七ヶ浜町などにまたがる「JX日鉱日石エネルギー仙台製油所」の敷地内にある発電施設から煙が出ていると、製油所から消防に通報があった。
消防がポンプ車や化学消防車など11台を出して現場に駆けつけ、火はおよそ2時間後に消し止められた。
けが人はいなかった。


仙台製油所によると火事があったのは、LPGやメタンなどのガスを燃焼させてタービンを動かし、24時間電気を発生させているガスタービンの施設で、3基あるうち3号機から火が出たという。
出火当時、同タービンは稼働中だった。
 
警察によると、ガスタービン発電機の配管から漏れた油に引火したが、炎が上がったのは一瞬だったという。

 
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120819/k10014385351000.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120820-OYT1T00051.htm
http://www.asahi.com/national/update/0820/TKY201208200365.html
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2012年8月19日17時24分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
奈良市は19日、民間業者に業務委託している市立小学校2校の用務員に、校長らが労働者派遣法に違反して仕事を直接指示していたとして、6月に奈良労働局から是正指導を受けたことを明らかにした。

市によると、業務委託の用務員は市と民間業者が交わした契約であらかじめ示した内容の仕事しかできず、校長ら教職員が口頭などで直接仕事を命じることは禁止されている。

小学校への聞き取り調査では、具体的に仕事を指示した事実は確認できなかったが、校長の一人は「テントを張るときに手伝ってもらえないかというお願いをしたことはあった」と話した。
 
市は、市立の小中学校と幼稚園の計108校園に用務員を配置。
このうち40校園の39人が民間委託の用務員で、いずれも「奈良県ビルメンテナンス協同組合」に加盟する業者が雇用している。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120819/waf12081917270015-n1.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
事故が起きた場合にも、派遣、請負、委託といった雇用形態に応じた適切な指示、教育が行われていたか?など、責任を問われることがある。
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2012年8月18日18時48分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
残暑が厳しい中、職場で節電し過ぎると、法令違反になる恐れがある――。

全国で節電が求められている今夏、多くの企業や家庭で、「エアコン温度を高めにする」という取り組みが定着してきている。
だが、労安法が事業所の室温を28℃以下に保つよう定めていることはあまり知られていない。
厚労省は「節電に取り組む際も熱中症の予防に気をつけて」と呼びかけている。


同法の「事務所衛生基準規則」では、事業者は室温を「17℃以上28℃以下になるように努めなければならない」と明記。
罰則はないが、28℃は熱中症を防ぐ上限の温度だとされている。


だが、空調がオフィスビルの消費電力に占める割合は5割近い。
厚労省は5月、「節電期間中は29℃まで上げても致し方ない」との見解をまとめたが、企業からは「規則違反になるのでは」との問い合わせが続出した。

結局、同省は「違反」と認めた上で、
□まずは28℃とするよう努める
□29℃に引き上げる場合も熱中症予防策を講じる
という対応が必要だとし、6月に経団連などの経済団体や全国の労働局に通知した。

労働現場では様々な取り組みがみられる。
顧客へ2010年比で10%以上の節電を要請中の関西電力。本店では「20%」の目標を課し、要請期間(7月2日~9月7日)の設定温度は29℃だ。「水分の補給を」などと記したポスターを貼り、社員へ注意を促している。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120818-OYT1T00753.htm
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2012年8月19日23時11分と20日23時0分に秋田魁新報から、8月20日付で朝日新聞秋田版(聞蔵)から、また8月21日7時47分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
19日午後1時10分ごろ、JR秋田駅を出発した直後の秋田新幹線こまちの車掌から、運転士が体調不良で運転できなくなったと連絡があった。
奥羽線和田駅(秋田市河辺)で別の運転士に交代し、約1時間遅れで東京に向かった。


JR秋田支社によると、運転士は50代男性。同日午後1時に秋田駅を出発したが、約10分後に頭痛と吐き気を車掌に訴えて、和田駅手前で緊急停車。病院に救急搬送された。
当時、意識ははっきりしていたという。点呼の際は異常なかったという。運転室に温度計はない。
その後、徐行運転で同駅に着き停車。秋田駅から車で向かった代わりの運転士を待った。

運転士は医師の診察で熱中症と診断された。
 
JR秋田支社によると、同日朝の始業点検時に運転室空調設備の故障が見つかり、出発前に運転室内へ代替の冷房装置を設置したが、運転室内が十分に冷やされず、熱中症となった可能性もあるとみて調べている。
同支社では車両の使用を見合わせ、現在、秋田車両センターで空調設備を修理中。
 
秋田地方気象台によると、19日午後1時の秋田市の気温は30.2℃だった。
 
同様の事例は昨年にも別の列車で発生しており、この時は可搬型の冷房機器を運転室内に設置した。
今回も同様の対策を講じていたという。

 
出典URL
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20120819p
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20120820m
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120821-OYT1T00074.htm
 
 
  
(ブログ者コメント)
 
発車後わずか10分で熱中症になるとは・・・。少し早すぎるような気がする。
ひょっとして、狭く閉め切った運転室内に代替冷房装置を置いたはいいが、排熱を室外に出していなかった?
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2012年8月18日21時36分にNHK大津から、同日19時10分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
18日午後4時半すぎ、大津市桐生で「男の子に雷が落ちた」と近くで農作業をしていた男性から消防に連絡があった。
男の子は近くに住む15歳の中学3年生で、すぐに病院に運ばれたが、意識不明の重体だという。


通報した男性の話では、男子生徒は、住宅近くの田んぼの中にある道路を一人でジョギングしていて、突然、雷が直撃したという。
男子生徒が倒れていた付近には、アスファルトの道路に直径数cmの穴が何か所もあいていて、警察で、当時の詳しい状況を調べている。


落雷があった当時の状況について、近くに住む40代の女性は「爆発音のようなゴーン、という雷の音が2回ほどした。落雷のあった道は、普段、犬の散歩などで利用する人も多いので怖いです」と話していた。
また40代の女性は「バリバリ、という雷が落ちる音を聞いたあと、子どもが倒れている、という近所の人の声を聞いてかけつけた。どの家の子どもかわからなかったので、町内放送で子どもが雷に打たれたと呼びかけてもらいました」と話していた。


彦根地方気象台によると、滋賀県内では午後から強い雨が降り始め、県全域に雷注意報が発令されていた。
男子生徒は、黒いTシャツに半ズボン姿だったという。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064372011.html?t=1345333973273
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120818-OYT1T00782.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
山での直撃はたまに報道されるが、田んぼの真ん中での直撃事例は珍しい。

 
 
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2012819日付の毎日新聞関西版から、下記趣旨の記事が裂けた木の写真とともに、ネット配信されていた。また、8181716分に毎日新聞関西版から、8191940分に読売新聞から、同主旨の記事がネット配信されていた。

 

豪雨を避けようと高さ約20mの樹木の下に逃れた人々を、雷が襲った。


18日午後、局地的に雷を伴う大雨に見舞われた近畿地方。落雷で女性2人が死亡し、男女8人が負傷した大阪市の長居公園では、野外ライブなどに来ていた家族連れらが突然の雷鳴と稲光に言葉を失った。

 

長居公園内の長居陸上競技場では、この日、EXILEなど人気アーティストが出演する野外ライブが予定され、雨が降り始めた午後2時ごろには、大勢の来場者が公園に詰めかけていた。


近くの駐輪場の男性職員(73)は、午後2時15分ごろ、激しくなる雨脚を避けようと、公園の南西入り口近くにある樹木(高さ約15m)の下に駆け込んだ。同じように雨宿りする人たちがいた。

そこに、耳をつんざく雷鳴が響いた。「大きな音がしたので振り向くと、樹木が裂け、若い女性があおむけに倒れていた」。
すぐに119番通報し、4人が病院に運ばれた。
職員は「倒れていた人のうち、2人は呼びかけに応じなかった。胸をたたいても反応がなく、意識がない様子だった」と、心配そうに話した。

 

2人の死因は、いずれも落雷による心停止後脳症だった。
当時、大阪市内には大雨洪水警報と雷注意報が出ていた。

 

出典URL

http://mainichi.jp/area/news/20120819ddn041040011000c.html

http://mainichi.jp/select/news/20120818k0000e040215000c.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120819-OYT1T00506.htm

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

写真でみると、数mおきに結構高い木が生えている場所だ。高さ20mといえば、その中でも高いほうの木なのだろう。

しかし、雷は必ずしも一番高い木に落ちるとは限らない。駐輪場職員が雨宿りしていた高さ15mの木のほうに落ちていたかもしれないのだ。

 

突然の激しい雷雨に遭えば、近くの木の下で雨宿りしたくなる気はわかる。

しかし、少々遠くても最寄りの建造物あるいは車の中に避難すべきだ。

ズブ濡れになっても仕方がない。

 

 

 

(2013年8月1日 修正1 ;追記)

 

201373154分に朝日新聞から、開催2社が損害賠償を求め提訴されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

死亡した女性(当時22)の遺族が、30日、野外コンサートの開催を手がけた2社に計約8200万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

天候は女性が開演前の列に並んでいた時に悪化しており、屋外イベントの落雷対策のあり方や開催する側の責任の範囲について、司法がどんな判断を示すか注目される。

 

訴えたのは女性の父(51)と母(53)で、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴとキョードー大阪を被告としている。


訴状などによると、女性は昨年8月18日午後、長居公園の第2陸上競技場出入り口付近にできた列に並んでいた。
午後2時すぎに天候が悪化し、友人の女性と出入り口付近から約200m離れた木の近くにいた際、木に雷が落ちて2人は死亡した。

雨宿りをしていたのかどうかを含め、なぜ2人が木の近くにいたのかは分からないという。

 

当日の大阪市には雷注意報が出されており、女性らが死亡した落雷の1時間後も雷が落ち、少なくとも6人が負傷した。


両親は「雷の発生エリアを1時間先まで予測できる気象庁の『雷ナウキャスト』などで天候を確認していれば、落雷事故を予測できた」と指摘。
2社は落雷の危険性に関する情報を十分に集めることを怠り、コンサートに来た人を安全な場所に誘導する措置をとらなかったとしている。


「同じような事故が起きて家族が悲しむことのないようにしてほしい」。女性の両親は記者会見で、提訴に踏み切った理由を語った。

両親はエイベックス・ライヴ・クリエイティヴに説明を求めたが、「競技場の外は管轄外」と答えられたという。

 

 

 

落雷事故をめぐる訴訟は、過去にも起きている。

 

大阪府高槻市で1996年8月にあった高校のサッカー大会中、男子部員が落雷を受けて失明。

最高裁は2006年3月、引率の教諭が落雷を予見できたと判断し、高校と主催した市体育協会の責任を否定した二審・高松高裁判決を破棄した。
これを踏まえ、同高裁は事故を防ぐ措置を怠ったとして、計約3億円の賠償を高校と協会側に命じた。

 

日本サッカー協会は06年に「落雷などの予報を事前に調べ、予兆があれば活動を中止し、避難する」との指針を作成。
日本ラグビーフットボール協会も気象庁や気象情報会社から情報を集めるとしたマニュアルを策定しているが、実際にどの時点で避難を呼びかけるのか難しい面もある。

 

両親の代理人の佐藤弁護士は、「落雷予測は格段に進歩している。訴訟では屋外イベントを開く側の対策のあり方を問いたい」と語った。


出典URL

http://www.asahi.com/national/update/0731/OSK201307310001.html

 

 

 

(2016年5月20日 修正2 ;追記)

 

2016517927分に読売新聞から、請求が棄却されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

517日付で毎日新聞大阪版から、5161636分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大阪地裁は、16日、両親の請求を棄却した。

長谷部幸弥裁判長は、[注意報や警報の発令は、抽象的な可能性を示すに過ぎない]、「落雷がいつ、どこで起きるかは具体的に予見できず、女性を危険から保護する義務があったとはいえない」、「野外での落雷回避は自己責任と言わざるを得ない」と述べた。

 

判決は、長居公園では08年度以降、落雷事故が起きていないとして具体的な予見可能性を否定。

さらに、現場はコンサート会場外で2社の管理下ではなかったとして、安全配慮義務違反はないとした。

 

判決後に記者会見した父(54)は、「現場近くには警備員らも配置されていたのに、なぜ管理外なのか。注意報のアナウンスだけでもあれば娘は避難できた。納得できない」と述べた。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160516-OYT1T50124.html

http://mainichi.jp/articles/20160517/ddn/041/040/004000c

http://www.sankei.com/west/news/160516/wst1605160058-n1.html

 

 


キーワード;直撃雷?誘導雷(側撃雷)?



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20128182137分に朝日新聞から、また819日付の読売新聞青森版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午後3時20分ごろ、青森市の青森競輪場内の食堂で爆発事故があり、食堂の店主の男性(72)と従業員の女性(75)が重傷、別の従業員女性(60)が軽傷を負った。

警察によると、ガス爆発の可能性が高いという。
大規模な出火や煙は確認されなかった。

 

施設を所有する青森市によると、爆発があったのは、観覧席や車券売り場があるメーンスタンド3階南側にある「食堂V」。
L字形のカウンターに席が10席ほど並ぶ大きさで、昼食時以外は利用する客は少なかったという。
この食堂ではプロパンガスを使っており、ボンベ自体は建物の外で管理されている。

施設を管理する「日本トーター株式会社」の女性社員(30)によると、ズドーンという大きな音がし、建物全体が揺れたという。次の瞬間、警報が鳴り響き、3階に向かった他の社員から、「ガスの臭いがするから近づくな」と言われたという。
この後、けが人の手当てのためタオルを持って3階に向かったところ、店主が血を流して倒れていたという。

競輪場はこの日、静岡市や四日市市で開催されるレースの車券を販売していた。車券を購入する客は主に窓口のある2階と5階部分にいて、無事だった。

 

出典URL

http://www.asahi.com/national/update/0818/TKY201208180203.html

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20120818-OYT8T01224.htm

 

 

 

(2017年1月27日 修正1 ;追記)

 

2017126189分に青森朝日放送から、ガス管腐食を知りながら修理しなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

127日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

警察は、当時のガス会社の保安業務責任者と競輪場の施設管理担当者、そして飲食店経営者の3人を、業務上過失傷害の疑いで書類送検した。

 

警察によると、爆発は飲食店内の腐食していた配管からガスが漏れ出し、給湯器の種火に引火して起きたという。

 

警察は、3人が事前の点検で配管が腐食してガス漏れの危険があると知りながら、ガス管の交換や修理をしていなかったとみている。

 

この爆発で、飲食店経営者など3人がやけどなどのけがをしたが、命に別状はなかった。

 

出典

競輪場ガス爆発で書類送検

http://www.aba-net.com/sp/news/news006.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

「点検時に配管が腐食してガス漏れの危険があると知っていた」という件、点検時に外面腐食を見つけたということだろうか?

 

しかし、著しい外面腐食なら、ガス会社として対処する筈。

この程度の外面腐食なら、まだ使えると判断したのだろうか?

 

ブログ者が調べた範囲では、その点について報じている記事は見つからなかった。

 

 

 

(2017年7月2日 修正2 ;追記)

 

20176302020分にNHK青森から、書類送検されていた3人が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察は、爆発の原因となった配管の腐食を把握していたのにも関わらず、適切な対応をとっていなかったとして、ガスを供給していた会社の保安責任者と競輪場施設の管理担当者、それに、食堂の店主の合わせて3人を業務上過失傷害の疑いで、ことし1月、書類送検していた。


青森地方検察庁は、この3人について30日付けで不起訴とした。


検察は不起訴の理由などを明らかにしていないため、この事件の捜査は、責任の所在が明確にならないまま終結する形となった。

 

出典

競輪場食堂爆発事故 3人不起訴

http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6084756431.html 

 

 

 

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2012年8月19日付で朝日新聞徳島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
18日午前9時ごろ、吉野川市鴨島町の木材破砕処理業「K産業」の作業場で、フォークリフトの修理をしていた男性社員(69)がフォークリフトのツメの部分の下敷きになり、約30分後に死亡した。
 
警察によると、ツメの下で作業していたところ、何らかの原因でツメが下がり、床との間に挟まれたらしい。
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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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