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5日午後0時半ごろ、山口県美祢市美東地区で約600戸が約2時間にわたって停電した。
近くの秋吉台自然動物公園サファリランドでは遊園地内の遊具が停止。乗客を救助する騒ぎになったが、けが人はなかった。
中国電力山口営業所は、電柱をよじ登ったヘビが電線に接触し、電気がショートしたために起きたとみている。近くにはヘビの死骸があったという。
サファリランドによると、施設内が停電になったのは午後0時半ごろから約1時間15分間。公園内には親子連れなど約4千人がいたが、観覧車(地上約30m)が突然止まり、4人乗りゴンドラ7台に乗客計14人が残された。
自家発電機で動かして約10分後に全員を救助。ジェットコースターも終点近くで止まったが、はしごを使って乗客8人を地上に降ろした。モノレール4台も止まり、地上のスタッフがロープで引っ張って乗客を降ろした。
また、通常のトイレが使えず仮設トイレに列ができたという。
大型連休中の停電は初めてといい、従業員の一人は「大きな事故にならなくてよかった」と話していた。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0506/SEB201205060001.html
(ブログ者コメント)
小動物による停電事例として、紹介する。
3日午後11時45分ごろ大分市西ノ洲にある新日鉄大分製鉄所の第一高炉で小規模な水蒸気爆発が発生。製鉄所の自衛消防隊などが消火にあたり、およそ1時間後に鎮火した。
当時、第一高炉では6人が作業していたが、ケガ人はいなかった。設備や建物への被害もなかった。
この爆発で、現場から2km余り離れた飲食店でも、大きな音とともに振動を感じたという。店員は、「地震みたいな感じで窓も結構、揺れたんで、パっと振り返って新日鉄の方をみたら結構な高さまで火花が上がっていた」と話していた。
同社によると、第一高炉では鉄鉱石を溶かし、鉄のもととなる「銑鉄」を精製する作業が行われていた。
その際、セメントなどの原料となるスラグと呼ばれる物質が分離され、分離されたスラグは銑鉄とは別の屋外ピット(屋根なし)に送られるが、この過程で高温の銑鉄がスラグの中に大量に混じって、雨水などの水と反応した可能性が高いとみられている。
消防では、4日に実況見分するなどして、銑鉄の大量混入原因を調べている。
爆発による操業への影響はないという。
出典URL
http://www.tostv.jp/news/backnum.php
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20120504-OYT8T00631.htm
川崎市川崎区の東亜石油の製油所工場内にある発電所で3日、作業中の男性が足場から転落し、重傷を負う事故があったと、川崎臨港署が発表した。
署によると、この日午後3時ごろ、発電所のタービン内で作業していた下請け企業の社員の男性(28)が、足場から11m下に転落。腰や胸を打って病院に運ばれた。意識はあるという。
男性は、現場の責任者から、タービンのボルトを点検するよう指示され、作業中に転落したらしい。
落下防止のための安全ネットは外されており、男性は安全ベルトも着けていなかったという。
警察は、安全管理に問題がなかったか調べている。
3日午前10時半ごろ、浦安市の鉄鋼通りの倉庫「E物流センター」でJ社社員の男性(57)が、商品運搬のためのクレーンと商品棚の間に頭を挟まれ、搬送先の病院で間もなく死亡が確認された。
警察によると、同クレーンは上下左右に動き、商品棚にある鋼鉄製のパイプを運ぶ機械。
商品棚は、地上約2~3mに設置されていた。
男性は同社のクレーンメンテナンス部門に所属し、同物流センターの委託を受け、現場責任者として4月からクレーンの耐震補強作業を行っていた。
同日は、作業で発生したゴミを撤去するため、クレーンを操作していた。
リフトから転落して倒れていいるのを同僚が見つけ、119番通報した。
警察によると、男性のヘルメットが割れていることなどから、リフトと商品棚の隙間に挟まれた可能性が高いとみて、原因を調べている。
(ブログ者コメント)
記事の内容から考えるとスタッカークレーンだと思われるので、タイトルにはそのように記載した。
(2012年7月7日 修正1 ;追記)
2012年7月3日付の毎日新聞千葉版紙面ならびに朝日新聞千葉版紙面に、無資格者に作業させていたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。また同日16時43分にNHK千葉からも同主旨の記事がネット配信されていた。
船橋労基署は2日、「J社」の課長(59)と同社を、労安法違反容疑で書類送検した。
容疑は、スタッカークレーンの運転に必要なクレーン・デリック運転士免許を持たない男性社員(57)に6トンのクレーンを運転させたとしている。
クレーンで吊り上げる重さが5トン以上の場合は、専門の資格が必要。
同署によると、免許を持っていた現場責任者の課長が休みだったため、運転することになったという。
この日は工事最終日で清掃作業が行われ、課長は「作業は短時間の予定だったので大丈夫だと思った」と話しているという。
課長は「無資格であることは認識していた」と容疑を認めているという。
男性社員は、クレーンを自動運転に切り替え、運転席から離れようとした際に、クレーンと棚の毎日新聞に挟まれたとみられる。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1085305601.html
おととし、西原町の石油精製会社の製油所でタンカーが桟橋に接触し大量の重油が流れ出した事故で、タンカーを誘導する仕事をしていた当時の「水先案内役」が、業務上過失往来妨害の罪で裁判所から略式命令を受け、これを不服として、2日までに正式な裁判を申し立てたことが分かった。
この事故は、おととし10月、西原町のN石油の製油所で大型石油タンカーが桟橋に接触して燃料タンクに穴があき、大量の重油が流れ出したもので、タンカーに乗り込んで船を誘導していた「バースマスター」と呼ばれる、当時、N石油の仕事をしていた水先案内役が、ほかの作業に気をとられ適切な指示を出していなかったなどとして、海上保安部から書類送検された。
関係者によると、「誤った指示は出していない」などとして、正式な裁判で事実関係を審理するよう求めているという。
早ければ今月にも裁判が始まる見込み。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5094838401.html
本件、2010年11月3日9時20分に沖縄タイムスから、当時の状況を伝える記事が、下記趣旨でネット配信されていた。
西原町の沖合で、石油タンカーが桟橋に接触し重油が流出した問題で、中城海上保安部は2日、業務上過失往来妨害の疑いでN石油とタンカーを家宅捜索し、安全対策に関するマニュアルなど書類計33点を押収した。
同保安部などによると、タンカーに乗船し着桟を指揮するバースマスターとして業務委託契約をしている男性(64)が、タンカーを操船する際、船首と船尾部に配置したタグボートへの無線による指示で業務上の注意義務を怠たり、桟橋に接触させた業務上過失往来妨害の疑いがある。
男性は「自分のミス」と容疑を認めているという。
N石油は同日会見を開き、社長が「関係者に多大なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」と謝罪した。
知念漁協と南城市への連絡が遅れたことに対しては「担当者が同漁協へ連絡し忘れた」、「緊急連絡網に同市の連絡先が入っていなかった」などと陳謝。
環境影響などの被害に対しては、専門の調査グループを設け、補償も検討するとした。
今後は緊急連絡網など事故の対策マニュアルを改善し、各関係機関と訓練を実施するなど連携強化を図る。
油の回収作業は引き続き行い、消波ブロックや岩場に付着した油の回収に専門チームと機材を投入していくと話した。
出典URL
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-11-03_11704/
(2013年3月16日 修正1 ;追記)
2013年3月14日21時12分にYAHOOニュース(時事通信)から、水先案内役に無罪が言い渡されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
不適切な指示で石油タンカーを桟橋に衝突させたとして、業務上過失往来危険罪に問われた水先案内役の男性(67)の判決で、那覇地裁は14日、「過失を認める的確な証拠はない」として無罪(求刑罰金30万円)を言い渡した。
検察側は、タグボートの無線担当者らの証言などから、男性がタグボートにタンカーを全速で押すよう指示したことなどが事故につながったと主張。
しかし、裁判長はシミュレーション結果やタンカーの航跡図などから、そのような指示をしたとは認められないと判断した。
事故は2010年10月発生。石油タンカーの左後部が桟橋の支柱に衝突して船体に穴が開き、約46kℓが海上に流出した。
出典URL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130314-00000161-jij-soci
2日午後3時20分ごろ、高石市の大阪ガス泉北製造所第二工場から、「潜水作業中の作業員を引き上げて搬送した」と、警察に通報があった。
警察によると、死亡したのは男性潜水士(50)とみられるという。
男性は死亡し、警察が原因を調べている。
工場は、天然ガスを燃料とする発電所で、作業員は海水を取水する直径3m、長さ約100mのパイプの中を点検していた。パイプは水深5mほどの位置にあった。
作業を始めて約40分後、作業員に空気を送るホースが動かなくなり、応答もなくなったため、引き上げて搬送したが、病院で死亡が確認されたという。
パイプは2本あり、1人ずつが中に入って作業し、地上には別の5人がいた。
警察は、作業方法が適切だったかも調べる。
2日正午前、JR大分駅南側に建設中の「ホルトホール大分」の建設現場で、作業用クレーンを使ってダンプ用のタイヤ洗浄機(約6.5トン)を吊り上げて撤去しようとしていたところ、クレーンのアームが突然折れ曲がった。
近くに人はおらず、クレーンを操作していた作業員にもけがはなかった。
クレーンのアームは全長が60m以上あるが、その真ん中付近がぐにゃりと折れ曲がっていた。
労基署が現場に入り、クレーンのアームが折れた原因などを調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5074855541.html
2日午前10時15分頃、八潮市木曽根のボルトメーカー「Mボルト製作所」の工場から火が出ていると消防に通報があった。
消防車7台が出て消火にあたり、現在、火はほぼ消し止められたが、鉄骨1階、一部2階建ての工場およそ240m2が全焼した。けが人などはなかった。
消防によると、出火当時工場は休みで従業員はほとんどいなかったが、社長(77)と従業員1人が溶接作業をし、社長が作業用の椅子の高さを調整する溶接作業をした後、隣の休憩室に移った時に火が上がったという。
現場は、つくばエクスプレスの八潮駅から北に1kmほどの工場が密集する地域。
警察などで出火原因を詳しく調べることにしている。
http://www.nhk.or.jp/lnews/saitama/1026619571.html
松山市で1日夜、「異臭がする」との通報が相次いだ。市が原因を調査している。
消防によると、1日午後7時50分ごろ、同市須賀町の男性から「化学薬品のにおいがする」との119番通報があった。その後、午後10時25分ごろまで、市西部を中心に同様の通報が6件あった。
約50台の消防車や救急車が出動し、体調不良を訴える住民もいたという。
(ブログ者コメント)
地図で見ると、須賀町は港のすぐそば。南西1kmくらいからは工場地帯が広がっている。
気象庁のデータベースで松山市の1日のデータを見てみると、南西の風平均風速1.4m/秒。
これらのことから考えると、どこかの工場からパージガスなどが大気に出たのかもしれない。
あるいは、沖合を通ったケミカル船。
ちなみに、異臭は2~3時間漂っていたらしいが、発生源が工場あるはケミカル船だとすれば、それほど長時間出っ放しということも考え難い。数字では平均1.4m/秒となっているが、当時は無風に近かったのかもしれない。
1日午前9時40分ごろ、宮崎市大島町の集鉄作業場で、作業員の男性(55)がショベルカーと鉄くずの間に挟まれて死亡した。
警察によると、高さ3~4mの鉄くずの山とショベルの間を通ろうとしたところ、作業の反動で動いていたショベルに上半身を挟まれたとみられる。
(2012年6月9日 修正1 ;追記)
2012年5月2日付の宮崎日日新聞紙面に、当時の若干詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。
警察によると、現場では運ばれてきた鉄を細かく裁断し、鉄くずをショベルカーで積み上げる作業をしていた。
男性は、裁断機の清掃作業中、ショベルカーの後部と鉄くずの山に挟まれた。
(2012年8月10日 修正2 ;追記)
2012年8月8日15時42分にYAHOOニュース(毎日新聞)から、安全通路がなかったためショベルカーではなくクレーンと鉄くずの間を通っていて挟まれたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮崎市の産業廃棄物処理場で5月、男性社員(当時55歳)が鉄くずとクレーンの車体に挟まれ死亡した事故で、宮崎労基署は7日、同市の金属回収販売業、F金属商会と代表取締役の男性(53)を労安法(事業者の講ずべき措置等)違反容疑で書類送検した。
容疑は5月1日、処理場内に労働者が安全に通行するための通路を設けなかったとしている。
同署によると、場内は集積した鉄くずが積み重なっていたため、移動するのにクレーンの近くを通らざるを得ない状況だったという。
男性社員は、鉄くず選別作業中のクレーンの後方を通り抜けようとして挟まれたという。
出典URL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120808-00000171-mailo-l45
1日午後3時半ごろ、小樽市の住宅で22歳の会社員の男性が乗用車の下敷きになっているのを帰宅した男性の母親が見つけ、消防に通報した。
男性は消防によって救出され病院に運ばれたが、胸を強く打っていてまもなく死亡した。
警察によると、近くには車体を持ち上げる工具やタイヤが転がっていたという。
警察は、男性が冬用のタイヤから夏タイヤに交換するため工具を使って車体を持ち上げて作業していたところ、何らかの理由で車が落下したとみて原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/sapporo/7004842001.html
(ブログ者コメント)
産業安全に関する事故ではないが、昔、不安を感じつつも自分でジャッキアップしてタイヤ交換した経験を持つ身としては、他人事とは思えないので、掲載した。
1日午前7時50分ごろ、名古屋市の市営地下鉄金山駅で、名港線の上り線ホームに電車が入線していないのに、後続の電車の運転席にある、運行停止を指示するランプが誤って表示された。
市交通局によると、金山駅構内の電車を検知する電線が断線したことが原因。
電線を覆っているビニール部分に、ネズミがかじったとみられる跡があり、中がさびていたという。
このトラブルで、名港線と、同駅を通る名城線の上下線62本に最大で25分の遅れが生じ、約2万5千人に影響した。
金山駅の名港線ホームでは、駅員が上り線の安全を確認した上で、電車に手で合図を送って運行した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120501/dst12050114320018-n1.htm
(ブログ者コメント)
□ネズミの被害が顕在化した事例として紹介する。
□この構内電車検知システム、おそらくは常時通電状態にあり、異常を感知した時に電流が切れるようになっていたのだろう。
それゆえ、断線した時に異常信号が出た。
断線により大きな影響が出たが、それは安全運行上、仕方がないことだ。
なぜなら、もし逆に、異常を感知した時に電流を流すシステムであったなら、今回の断線を検知することは困難であり、今後、本当に異常が発生した場合でも、それを電車に伝えることはできない恐れがあったからだ。
もし、この推定どおりのシステムだったとすれば、これぞフェールセーフ設計の一例だ。
キーワード;小動物
1日午前7時45分ごろ、愛知県弥富市の名古屋港鍋田ふ頭で、クレーン車のアームに延長時の補強部品を取り付け、上げる途中で部品が落下。
A鉄工社員の男性(50)ともう一人の男性(65)が下敷きになった。
男性は外傷性ショックで死亡し、もう一人の男性もけがをした。
警察によると、部品は重さ2.5トン、長さ9mの鉄製。
男性ら作業員4人で、補強部品を取り付けていた。
名古屋港埠頭公社によると、別のクレーン1台を使って補強部品を取り付けた後、試運転のためアームの先端部分を地上から5mほどの高さに持ち上げたところで落下した。
A鉄工は、埠頭公社から別の会社を介して、コンテナの積み降ろしをする高さ40m以上ある貨物用のガントリークレーンの塗装工事を請け負っていた。
塗装のため足場を組む必要があり、部品を取り付けたクレーンを使う予定だった。
事故現場には、ヘルメットや靴が散らばっていた。クレーンの車体の一部も壊れて周囲に機材が散乱した。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012050190120637.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120501-OYT1T00323.htm
具体的には、以下のような情報に関し、特段の内容なしと思ったものは掲載を割愛することにしました。
・労災統計、災害防止動向。
・学校や遊園地、街中のビルなど産業現場以外の場所での事故、トラブル(特に物品落下)。
・当初から掲載対象外としていた交通関係の事故、トラブル(特に物品落下)。
・一般住宅建設現場での墜落など同種事例が頻繁に起きている事故
・家内工業的産業現場での事故
・設備の破損、腐食、経年劣化などに起因する小トラブル
*ボイラーチューブ開孔、老朽埋設管の腐食による漏洩 etc
(理由)
・昨秋以降、半年にわたり、世の中、こんなにも沢山の事故が起きているということを広く読者の方々に知っていただく目的で、ブログ者が目にした情報は、些細なものも含め、全て本ブログに掲載するようにしてきました。
・しかし、休業4日以上の労災死傷者数を調べてみると、平成23年で8万8千人ほど。
報道される事例は氷山の一角でしかありません。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei11/rousai-hassei/
・本ブログに掲載した事例以外にも読者の方々の参考になる事例、いや、もっと教訓に富む事例は数多くあるはずですが、それらを紹介することはできません。
・そういった状況下、特段の内容なき事例を本ブログで紹介しても、そこに意味はないと考えました。
JR東海は1日、豊川市のJR飯田線豊川駅構内の踏切で、4月30日午後6時15分ごろから約3時間にわたって遮断機が下りたまま通行できなくなるトラブルがあったと発表した。
同社によると、豊川駅の男性係員が事務室での作業中に、踏切を強制的に作動させるスイッチを誤って押し、そのまま気付かなかったのが原因とみられる。
遮断された間は、駅係員らが車や歩行者を近くの踏切に誘導して対応。
東海総合指令所からの指摘を受け、スイッチが押された状態になっていたことを確認したという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120501/dst12050111510012-n1.htm
一方、JR東海のHPには、下記趣旨のニュースリリースが掲載されていた。
18時29分、東海総合指令所の制御盤に、踏切が継続的に遮断している警報が表示された。
19時ごろ、豊川駅係員が踏切に到着、通行誘導するとともに原因調査。
原因は、係員が他作業中、踏切を強制的に鳴動させるスイッチに誤って体が触れたため。
出典URL
http://jr-central.co.jp/news/release/nws000986.html
(ブログ者コメント)
このスイッチ、どんな位置に、どのように設置されているのか?
写真掲載記事がないか探してみたが、見当たらなかった。
おそらくは、今回トラブルの対策としてカバーが設置されるだろうが、過去にヒヤリハットとして発掘した駅員はいなかったのだろうか?
2012年4月29日20時18分に読売新聞から、同日18時11分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後0時25分頃、富士吉田市の遊園地「富士急ハイランド」で、走行中のジェットコースター「ええじゃないか」からボルト1本が落下、真下を歩いていた女性会社員(30)の額に当たり、約6cm切るケガを負った。
真下は高さ百数十cmの柵で囲まれており、女性は柵の外側にいた。
同遊園地を運営する富士急行によると、ジェットコースターは5両編成で、前から2両目の底に取り付けられた直径12mm、長さ13cmのボルトが折れた。
このボルトは、車両の逆走を防ぐ「逆走防止フック」を固定する部品だという。
警察で原因を調べている。
同社は「原因を究明して再発防止に努める」とコメント。同園は当面、「ええじゃないか」を運休する。
「ええじゃないか」は2007年12月、ブレーキ部品の交換作業中に車両が突然動き出し、作業をしていた男性がタイヤと線路の間に挟まれ、胸の骨を折るなどの重傷を負う事故が起きている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120429-OYT1T00493.htm
http://www.asahi.com/national/update/0429/TKY201204290196.html
(2014年12月7日 修正1 ;追記)
2014年12月2日11時26分にNHK山梨から、ボルトの金属疲労が原因だった、過去にも起きていたが原因究明されていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
調査にあたってきた専門家からなる国交省の審議会の事故調査部会が、このほど報告書をまとめた。
それによると、落下したのはジェットコースターが斜面を上る際に、逆走を防ぐための装置を固定している長さ13cmのボルトの一部で、「車両が斜面を上がるたびにボルトに繰り返し力がかかり、金属疲労が起きたためだと推定される」と指摘している。
その上で、「破損は過去にも起きていたが、原因の究明は行われていなかった」として、国交省に対し、構造や点検方法に加えてジェットコースターの下を立ち入り禁止にするといった抜本的な対策を検討するよう求めた。
事故のあと、国交省は全国の都道府県に対して同様の事故について原因の究明や再発防止対策を行うよう指導していて、「指摘を受け止め、ボルトなどの部品の破損や落下に対する必要な措置を講じたい」としている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1046783471.html?t=1417555536147
12月2日10時26分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省は2日、調査部会の報告書を公表した。
ボルトは走行を重ねたことによる「疲労破壊」で断ち切られたと推定。過去にもあった破断の検証不足が、事故を招いた可能性も指摘した。
報告書によると、ボルトは車両下部の騒音対策の部品を固定。約80gあり、約75m下にいた女性客は額を6cm切った。
1年前に交換していたが、部会の検証による寿命は14.05カ月。
07年にも落下事故を起こしていた。
全国の遊戯施設ではボルトなどの落下事故が都道府県への報告分(昨年9月現在)だけで30件起きている。
部会は,国交省に抜本対策を求めた。
富士急は事故後、破断部分はボルトを使わない構造に変え、落下防止ネットを増設。12年7月に運転を再開した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASGCZ72TBGCZUTIL01K.html
28日午前11時40分ごろ、豊田市広久手町の自動車部品塗装工場の屋上で、空調設備の点検作業をしていた現場責任者の男性(51)が、明かりとりの透明のプレートを踏み抜き、約5m下の床に転落。全身を強く打ち、約4時間後に死亡した。
警察によると、男性は命綱はつけていなかったという。
(2012年7月15日 修正1 ;追記)
2012年7月13日付で朝日新聞三河版(聞蔵)から、作業責任者などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
豊田労基署は12日、稲沢市の換気設備製造・取り付け会社「Sベンチレーター」と同社の作業責任者(32)を労安法違反の疑いで書類送検した。
いずれも容疑を認めているという。
同署によると、換気設備の取り換え工事中に転落して死亡した事故で、歩く部分に板を取り付けたり、落下を防止する網を張ったりするなどの危険防止措置を、同社や責任者がしていなかった疑いがあるという。
28日午前9時40分ごろ、港区三田の8階建てマンション建設現場で「労災事故があった」と110番通報があった。
警察によると、午前9時半ごろ、クレーン付きのトラックから荷台にあったH鋼(長さ約8m、幅約20cm、重さ約590kg)を地面に下ろしていたところ、H鋼がクレーンから突然外れた。
H鋼は近くにいた作業員(47)を押し倒し、作業員は左手と左足を地面との間に挟まれて打撲などを負ったという。
警察が原因を調べている。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0428/TKY201204280196.html
振動障害による手のしびれや痛みを浜松労基署が労災と認定しなかったことを不服として、元製造会社勤務の男性(64)が24日、静岡労働局に労災療養・休業補償の不支給決定の取消しを求めて審査請求した。
支援する全日本建設交運一般労働組合によると、男性は浜松市浜北区内の製造会社で約36年にわたり、電動撹拌機を手で支えて塗料や合成樹脂などの調合に従事した。
退職の昨年、「振動障害で休業・療養が必要」と診断され、労災を申請したが、認められなかった。
男性は同日、静岡市内で会見。変形した指を見せ、涙をぬぐいながら不支給決定の取り消しを訴えた。
(ブログ者コメント)
指の変形などと撹拌作業の間に因果関係ありとは認められなかったのだろう。
それにしても退職後ではなく、なぜもっと早く診断を受け、申請しなかったのだろうか?
(2012年7月15日 修正1 ;追記)
2012年4月28日付の静岡新聞紙面に、申請が認められなかった理由などが、下記趣旨で掲載されていた。
理由書によると、男性は2008年まで小型の撹拌機を使って塗料や合成樹脂を調合する作業に当たった。
手のしびれや痛み、こわばりが5年ほど続き、退職した翌11年に長野県内の病院で振動障害と診断された。
浜松労基署は、「撹拌機は振動工具に当たらず、使用状況も障害の原因にならない」と、同年3月に男性の補償申請を却下したとされる。
(2013年6月15日 修正2 ;追記)
2013年6月15日2時7分にmsn産経ニュース静岡から、また同日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、労災として認定されることになったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性が手がしびれるなどの障害を負ったのは、36年間小型の電動攪拌機を使う仕事に従事したことが原因として、静岡労働者災害補償保険審査官が、療養補償給付などを不支給とした浜松労基署の決定を、5月30日付で取り消したことが分かった。
男性らが14日県庁で会見し、発表した。男性は近く労災認定される見通し。
取り消し決定を求めた審査請求書で、男性は同社の熊本県内の工場で同じ作業に従事していた同僚2人が、平成18年に天草労基署に労災認定されていた点を指摘。「労基署によって認定の基準が異なるのはおかしい」と訴えていた。
会見で男性は「会社は実態を隠しており、現場の労働者には振動障害の事実が知られていない」とした上で、同じ工具で作業した人に対して「ぜひ怖がらずに声を上げてほしい」と話した。
支援する全日本建設交運一般労働組合によると、労基署が男性の痛みの原因と認めていなかった撹拌機について、審査官は「振動障害を発生させる可能性が考えられる」と判断したという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130615/szk13061502080001-n1.htm
高齢者に多いとされる入浴中の死亡事故について、厚生労働省は初の全国的な実態調査を実施することを決めた。
厚労省がん対策・健康増進課は「関係学会の要望などを踏まえ、年度内にも着手したい」としている。
入浴中に死亡する人は、東京都など一部地域の調査や死亡統計からの推計で年間約1万4000人と、交通事故の死者数(昨年4612人)を大幅に上回ると見られるが、実態は分かっていない。
東京都監察医務院などによる都内の調査や救急搬送患者の調査など、範囲を限定した研究はあるが、全国の事故を網羅した調査はなかった。
入浴は日本特有の習慣のため、世界的なデータもない。
入浴時の事故で多いのは、浴槽内で溺れるほか不整脈や心筋梗塞、くも膜下出血などを発症するケース。
救急搬送される人の大半は高齢者で冬場に増加。脱衣所から寒い浴室に移動した際、急激な温度変化で心臓に負担がかかる「サーマル・ショック」が原因と考えられるケースが多いという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20120428k0000m040108000c.html
(ブログ者コメント)
本件、産業安全に関係のない話しではあるが、労災死者数(厚労白書によれば22年に1195人)に比べ、入浴中の死亡者数が格段に多いという、参考情報として掲載する。
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。