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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2011年1月12日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月11日22時6分に中日新聞から、同日23時00分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
11日午前9時半ごろ、豊橋市の橋桁工事現場で立て坑内の土砂が崩れ、水中で作業中のAさん(66)が埋まって身動きが取れなくなった。7時間後に救出されたが、救助しようとしたBさん(36)が溺れ、意識不明の重体。
警察などによると、立て坑は直径7m、水深10m。潜水服を着たAさんが水中に潜り、高圧洗浄機で坑内にこびりついた土砂を取る作業中、土砂が突然崩れた。
隣の工事現場で作業をしていたBさんが救助のために潜水服を着て坑内に入ったが、約20分後に地上との交信が途絶えたため、異変に気付いた別の作業員が命綱を引き上げ、救急隊が病院に搬送した。地上のホースから空気を送り込む潜水マスクが外れていたという。
水中に残されたAさんは潜水マスクを着けていたため呼吸ができ、地上と交信しながら救助を待った。工事関係者らが坑内の水や泥をポンプでくみ出し、消防や海保の潜水士らが救助に当たった。
 
 
 
(2011年2月6日 修正1; 追記) 
 
2011年1月12日、20日の中日新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
当時の水温は4℃。生き埋めになった人は潜水スーツに空気ホースと無銭付きマスクの装備。頭以外のほぼ全身が土砂に埋まりながら、無線で「腕の右側を掘削してほしい」などと指示を出していた。消防は、「泥水で視界はゼロ。水上から姿は全く見えなかった。水中での作業と粘土質の土砂で救助が難航した」と話した。
レスキュー隊などが待機する中、同僚作業員が交代で2人づつ潜り、土砂を少しづつ除去。ポンプなどで土砂を外に吸い上げる作業を繰り返した。発生から7時間後の午後4時20分ごろ、ようやく土砂から身体が抜けた。
関係者は、「真冬の作業は、保温に優れた潜水服を着ていても体力の消耗が激しく、1~2時間で休憩を入れるなどの対応が必要。今回は、よく助かったと思う」と話している。
一方、救助に向かって重体だった人は死亡した。
 

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(2011年1月11日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月10日17時17分に朝日新聞から、また同日付で新潟日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
10日午前9時20分ごろ、長岡市のアルミニウム合金の鋳物工場「アルモ雲出工場」から、「複数の従業員が頭痛や手足のしびれを訴えている」と119番通報があった。社員ら10人が救急車で搬送されるなどして病院に入院したが、いずれも生命に別条はない模様。
長岡署は、CO中毒の可能性が高いと見ている。
同署によると、この工場では電車のつり革の支柱を作っており、この日は午前8時過ぎから、アルミニウムをガス溶解炉で溶かす作業を11人で行っていた。
作業開始後、間もなく9人が体調不良を訴え、救急車で病院に搬送された。社長も後から現場に駆けつけたが、気分が悪くなり、自分の車で病院に向かった。工場内では暖房器具は使われておらず、同署は溶解炉の不完全燃焼の可能性が高いとみている。工場では溶解炉1基が稼働し、換気扇は作動していたという。
 
 
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(2011年1月10日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月9日18時57分に朝日新聞から、同日12時6分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
9日午前10時55分ごろ、金沢市の消防出初め式で一斉放水中のホースが固定した器具から外れ、周囲にいた消防団員に次々と当たり、団員8人が顔や足に軽いけがをした。市民4200人も見学していたが、けが人はなかった。市は近く、調査委員会を立ち上げ、原因究明と再発防止に当たる。
市消防局によると、鉄製の「管槍」と呼ばれる長さ約70cmのホース先端部分を長さ約1m、重さ5~7kgの支持器で地面に固定し、消防団員3人で押さえていた。放水の開始直後に1本のホースの管槍が支持器から外れ、水圧に押されて周囲にいた消防団員に次々と当たった。事故当時、水は約20~30m上空まで噴き上がった。ホースには反動で約50kgの力がかかっていたとされる。支持器は、事故後に破損が確認された。
一斉放水は約50~60m離れたポンプ車から空に向かって水を吹き上げるため、消火活動の約2倍の水圧で放水していた。放水時間は2分程度を想定していたがトラブルの発生を受け、約1分後に中止命令を出した。
 
 
(2011年2月6日 修正1; 追記)
 
2011年1月21日の北国新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。 

市消防局などは、20日、第1回再発防止検討会を開き、主な原因を、放水直後の水圧によるホースの予測不能な動きと、ホースを固定する支持器の破損であると断定した。
検討会は非公開だったが、出席者によると、委員はこれまでの団員への聴取内容や事故映像などを参考に原因を分析。
送水圧力によりホースが予測不能な動きをしたため、ホースを固定する支持器の上下2箇所の固定具のうち、最初に下部の固定具からホースが外れ、続いて上部の固定具が破損。制御が不能になったと結論付けた。
支持器は一斉放水専用の器具で、購入から30年以上経過しており、金属疲労を起こしていた可能性もあるという。
事故では、ホースが制御不能になった後、止水まで20秒ほどかかり、周囲の消防団員8人が負傷した。検討会は、止水が遅れた理由について、テント等により、どの分団のホースが外れたか即座に確認できなかったことや、ホースが外れた分団に伝令が配置されていなかったことなどを指摘した。
次回の検討会は2月上旬に開かれ、年度内に再発防止をまとめる予定。
 
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(2011年1月9日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月9日付の毎日新聞東京版、8日18時13分のmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 
8日午前9時15分ごろ、中野区のオフィスビル(地上30階)で、エレベーター保守作業中の作業員(55)が23階付近のエレベーター側面で宙づりになっているのが見つかった。
病院に運ばれたが頭蓋骨を折るなどしており、死亡が確認された。

警察によると、被災者はエレベーターレールのボルト交換用の足場を組む業者で、23階部分で足場を組んでいた。
その作業中に、停止していた隣のエレベーターが地下1階から上昇。このエレベーターとワイヤでつながった重り(鉄製、重さ約4トン)が最上階付近から下降して、被災者を直撃したとみられる。

警察によると、別の作業員が、「作業前だと思い、エレベーターを作動させた」と話しており、同署は業務上過失致死容疑で事情を聴いている。
ビルでは、同日、約15人が作業していた。
 
 

(2011年12月1日 修正1 ;追記)

2011年11月29日18時4分に、msn産経ニュースから事故原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。

中野区の複合施設「中野坂上サンブライトツインビル」で起きたこの事故で、作業員同士の連絡調整を怠ったとして、東京労働局は29日、労安法違反容疑で、元請けの大成建設の作業所長の男性(47)と、法人としての同社を書類送検した。

同局によると、下請けだった作業員は23階付近の昇降路内で作業。
1階にいた別の下請け作業員が上での作業は始まっていないと勘違いし、エレベーターを動かしたという。


出典URL■■■


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(2011年1月8日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月7日付の毎日新聞都内版として、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
5日午後6時40分ごろ、江東区の青海ふ頭に接岸したコンテナ船から、「男性がデッキに転落した」と119番通報があった。
消防隊員が駆けつけると、横須賀市の会社員(59)がデッキに倒れており、搬送先の病院で死亡した。

警察によると、被災者は船上に積まれたコンテナからワイヤ状の固定器具を取り外そうとした際に、高さ約5・3mの足場(幅約40cm)から転落したとみられる。

足場には高さ約1mの柵があったが、命綱は着けていなかったという。近くで作業中の同僚が転落に気付いた。
 
 
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(2011年1月7日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月6日付で、神奈川新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
平塚労基署は、6日、労安法違反(労災隠し)の疑いで、化学薬品製造業「マツオワークス」と同社社長を書類送検した。
容疑は、昨年2月5日、同社の工場で作業員女性(63)が転倒、左手首を骨折し、約2カ月休業したが、本来なら、同法に基づき、4日以上休業する労災は、労基署に報告しなければならないのに、同社は故意に怠っていた、としている。
同署の調べに対し、社長は、「労災が発覚すると今後の受注に少なからず影響が出ると考えた」と、故意に隠そうとした事実を認めているという。
 
 
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(2011年1月6日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月5日17時3分に、msn産経ニュース埼玉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
5日午前9時20分ごろ、さいたま市の市立栄和小学校で、給食の運搬用エレベーターの改修作業をしていたエレベーター管理会社社員(43)が、エレベーターのかごと積み下ろし口の上部との間に挟まれた。被災者は病院に運ばれたが、胸を強く打っており、約1時間後に死亡した。
警察によると、エレベーターは給食を2~4階まで昇降させるためのもので、かご部分は高さ1.4m、横0.8m、奥行き1.25m。被災者は2階の積み下ろし口からエレベーターのかごの上にあおむけに乗り出し、ワイヤのさびを取る作業をしていた。
警察では、何らかの原因でエレベーターが急に上昇し、挟まれたとみている。
 
 
 
(2011年1月16日 修正1; 追記)
 
2011年1月6日付の埼玉新聞紙面に、下記情報が掲載されていた。
 
□エレベーターを吊り上げる滑車が老朽化していたための作業だった。
 
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(2011年1月6日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月5日20時3分に、時事通信から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
5日午前7時40分ごろ、宮城県多賀城市のアズミダスキン宮城東工場で、廃水処理タンク内に従業員(62)がうつぶせに浮かんでいるのを同僚の男性が発見。119番通報した。被災者は病院に搬送されたが死亡した。

警察などによると、タンクは長さ5.1m、幅2m、高さ1.8mの箱形。内部には約1.1m深さで水が入っており、タンクの鉄製のふたが外れていた。
警察では、被災者が何かを落とし、拾おうとして転落したとみている。

工場では使用済みの業務用モップなどを洗浄しており、被災者は化学物質で汚水ときれいな水を分離する作業を担当していたという。
 
 
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(2011年1月4日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月3日20時34分に、共同通信から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
3日午前10時ごろ、兵庫県豊岡市の「奥神鍋スキー場」で、稼働中の2人乗りリフト1機がケーブルの上を滑り、約12m後ろのリフトに乗っていた2人にぶつかった。いずれもひざなどを打ち軽傷。
警察によると、滑ったリフトにも2人が乗っていたが、けがはなかった。4人とも転落はしなかった。
スキー場によると、スキーリフトは全長約540m。滑ったリフトはケーブルにアームを固定するネジが緩んでいた。
スキー場によると、リフトは1998年に導入。始業前に従業員が目視で点検したが異常を発見できなかったという。

 
 
(ブログ者コメント)
 
人命に係る部分であるのに、年に1回程度でも、締めつけ状況を打撃ハンマーで確認するといったことを行っていなかったのだろうか?
 
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(2010年12月31日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月30日14時47分に、読売新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
30日午前11時10分頃、東大阪市の「三原コンクリート工業」で、作業員がサイロ(高さ約12m、容量約30トン)の中で清掃作業中、側壁に固まっていた大量の土砂が崩れ、生き埋めとなった。消防が2時間後に救出したが、病院で死亡が確認された。
消防などによると、サイロはコンクリートと砂を混ぜ合わせる施設で、この日、製造は行われてなかった。

 

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(2010年12月30日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月30日0時6分に神戸新聞から、また29日14時37分にmsn産経ニュース、同日16時11分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
29日午前10時40分ごろ、姫路市の米穀加工会社「五百城ニュートリイ」の工場2階で、荷物専用エレベーターの昇降かごと床の間に、パート従業員(54)が挟まれているのを工場長が見つけ、119番通報した。被災者は病院に運ばれたが、約4時間半後に死亡した。
警察によると、被災者は台車に乗せた荷物をエレベーターに積み込んでいたが、1階に降ろす途中に昇降かごが止まったため、停止ボタンを押し、中をのぞいたところ、かごが突然落下。かごの上部分と2階の床の間に頭を挟まれたという。
かごは縦約1・6m、横約1m、奥行き約0・9mで、これまで機械トラブルは無かったという。
台車の一部がエレベーターのかごに引っ掛かり、直した際にワイヤーのたるみが戻って、かごが下降したという話もあり、警察で原因を調べている。
この日は従業員が工場内を清掃中で、被災者は一人で作業していたという。
 
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(2010年12月27日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月26日21時58分に、共同通信から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
26日午後4時5分ごろ、岐阜北消防署の駐車場で、訓練中の消防士(32)が、はしご車のアウトリガーと車体の間に挟まれ、搬送先の病院で間もなく外傷性ショックで死亡した。
警察などによると、被災者がアウトリガーを車体に自動収納するボタンを押した後、自分でアウトリガー上部の収納庫に車輪止めを片付けようとして、誤って挟まれたとみられる。
 
 

(2010年12月28日 修正1; 情報追記)
 
アウトリガーの写真が、中日新聞に掲載されていた。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010122790010622.html


(2011年1月14日 修正2; 追記)
 
下記の情報が、2010年12月27日付の岐阜新聞紙面に掲載されていた。
 
□アウトリガーは高さ約1m。車体から横に張り出して車体を支える。
□挟まれる直前に同僚が気づき、緊急停止ボタンを押したが、間に合わなかった。
 
 

(2011年11月4日 修正3 ;追記)

2011年11月2日10時6分に岐阜新聞から、同日2時3分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この事故で、警察は1日、安全注意義務を怠ったとして業務上過失致死容疑で、訓練を指揮監督した男性消防司令(45)を書類送検した。

容疑は、昨年12月26日午後4時ごろ、同消防署訓練場で、車体の横に張り出して支えるアウトリガー(鉄製高さ約1m)を収納する訓練を行っていた際、緊急停止ボタンを押せる位置に人を配置するなどの安全上の注意義務を怠り、男性消防士長を死亡させた疑い。

警察によると、訓練には消防署員7人が参加。男性消防士長は、アウトリガーを自動収納するボタンを押した後、車輪止めを車上部の収納庫にしまおうとしたところ、誤って挟まれたという。

同消防署では、はしご車の納入業者から車体後方にある緊急停止ボタン付近に必ず人を配置するよう説明を受けていたが、訓練のマニュアルには明記されておらず、事故時も配置していなかった。 直前に気付いた同僚がボタンを押したが間に合わなかった。

市消防本部は事故を受けて安全管理に関する検討委員会を設け、訓練のあり方や職員研修などの見直しを進めている。


出典URL■■■
           ■■■



(2012年3月2日 修正4 追記)
 
2012年2月25日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、指令が略式起訴された旨、下記趣旨でネット配信されていた。
 
岐阜区検は24日、訓練の責任者だった消防司令(46)を業務上過失致死罪で略式起訴した。
起訴状によると、消防司令ははしご車の訓練を指揮していたが、安全配慮を欠いたため、被災者を車体を支える装置と車体の間に挟ませて死亡させたとされる。
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(2010年12月22日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月22日2時43分に、msn産経ニュース静岡版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
21日午前7時45分ごろ、焼津漁業協同組合冷蔵部で、作業中の職員がベルトコンベアーと脚部の間に挟まれ、搬送先の病院で死亡した。警察では業務上過失致死の疑いもあるとみて、事故原因を調べている。
警察の調べでは、事故は、冷凍した魚をトラックや漁船から降ろす際に使う移動式ベルトコンベアーを移動している途中に起きた。ベルトコンベアーは長さ約10m、高さは高い部分が2.3m、低い部分が1.6m。事故当時、高い部分に3人、低い部分に被災者がおり、計4人で押していた。作業時、魚などは積んでいなかったという。
 
 

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(2010年12月21日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月21日1時56分に、msn産経ニュース広島版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
20日午前10時20分ごろ、庄原市の尾道松江自動車道の工事現場で、作業員(28)が解体中の鉄骨ごと地面に転落。脳挫傷で死亡した。
警察によると、工事現場の足場を支える鉄骨の解体作業をしていたという。
 
 

 
(2011年7月1日 修正1 ;追記)
 
2011年6月30日2時19分に、msn産経ニュース広島から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
庄原署などは、29日、工事の統括責任者だった元請会社社員の男(54)ら3人を、業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
容疑は、橋脚工事の足場を取り外す作業中にクレーンで固定するなどの安全対策を怠り、足場と一緒に作業員2人を転落させ、男性(28)を死亡、別の男性(20)に軽傷を負わせたとしている。
 
 

 
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(2010年12月21日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月20日付朝刊として、西日本新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
19日午前9時40分ごろ、大分市の「大分竹中カントリークラブ」で、移動中のプレーヤーがマンホール(直径90cm、深さ約10m)に転落。右足首を骨折する重傷を負った。
マンホールには蓋があったが、踏んだ際に回転して隙間が開き、落ちたとみられる。

警察などによると、蓋は鉄製で、コンクリート製の内壁に取り付けられた約5cmの突起で固定されていた。ゴルフ場は、突起の周りのコンクリートが摩耗していたため回転した可能性があると説明している。
警察は、業務上過失傷害の疑いで調べるとしている。
 
 
 
(2011年1月14日 修正1: 追記)
 
2010年12月20日付の大分合同新聞紙面に、以下の情報も掲載されていた。
 
蓋の下にあるコンクリート製のふちが摩耗していた。
同ゴルフ場では、目視では毎日点検していたが、蓋を外して確かめるような点検は、定期的には実施していなかった。よって、最後にいつ点検したかはわからない。
同ゴルフ場では、全てのマンホールを点検し、危険がないか確認した。今後はしっかり点検したいと話している。
 
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20101217日 旧ブログ掲載記事)

 

201012161911分に、msn産経ニュース沖縄版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

那覇市の排水路「ガーブ川」で、平成21年8月19日、橋の耐震調査をしていた作業員が鉄砲水に流され、4人が死亡した事故で、警察は16日、業務上過失致死の疑いで、調査を請け負った間瀬コンサルタント(東京)の現場監督者で、死亡した男性(58)と、補助役だった那覇の下請け会社の作業員(37)の2人を書類送検した。


容疑は、耐震調査に際し、緊急避難用のロープを設置しないなど、十分な安全対策を怠ったという疑い。


当時、現場では6人が作業に従事。うち5人が流され、4人が死亡。

補助役だった作業員は救助された。

 

http://sankei.jp.msn.com/region/kyushu/okinawa/101216/okw1012161956000-n1.htm

 

 

 

(2017年2月22日 修正1 ;追記)

 

2017220日に鹿児島市の道路下水路で起きた急な増水による作業員流され事故がガーブ川事故に似たところがあると感じ、この記事をもう一度見てみたところ、記事作成当時は細かい情報を掲載省略していたことに気付いた。

そこで、ここに改めて以下の情報を追記した。

 

 

2009828日に琉球新報から、事故当時の詳しい状況などが、下記趣旨でネット配信されていた。

 

19日午後2時4分ごろ、那覇市樋川のガーブ川で、川底で調査をしていた男性5人が水に流された。

1人は助けられたが、4人が亡くなった。

助かった人などの話から、一気に水が押し寄せる鉄砲水が起きたようだと分かった。


助かった人は、「足首くらいまでだった水が、急に1mくらいまで上がってきた」と話している。

調査のために置いてあった重さ約1トンのブロックも数m動かされ、まとめて置いてあった土のうも散らばるほど、水の勢いは強かったようだ。


鉄砲水は、なぜ起きたのだろうか。

 

当日は、昼ごろから強い雨が降り、午後1時7分に本島南部に大雨、洪水、雷注意報が出され、1時間に20ミリほどの強い雨が降っていた。

さらに、専門の先生によると、ガーブ川の上流は、コンクリートなどで地面が覆われている場所が多いため、雨が降った時に土の地面のように染みこまず、ガーブ川に大量の水が流れ込んだことが主な原因と考えられるという。

 

ガーブ川周辺の地形はすり鉢の底のように傾いているため、周囲の水が集まりやすいことも原因の一つだ。

また、自然の川のようにくねくねと蛇行しておらず、まっすぐだったことも、速い流れにつながったと考えられている。


ガーブ川では、1987年6月にも、川で遊んでいた子どもが流されて1人が亡くなる事故が起きている。

 

今回の事故では、調査をしていた人たちが命綱をつけておらず、脱出用のロープなど安全対策が不十分だったとも指摘されている。

また、流された人たちが、ゴムでできた胴長靴という、水が抜けにくい作業着を着ていたため、流された時に水が入って身動きが取れなくなった危険性も指摘されている。

 

警察が、調査をしていた人たちや会社などに、事故につながる過ちがなかったか調べている。


今回の事故は、ほとんどの人にとって「まさかこんな所で鉄砲水が起こるなんて」と、予想することが難しい事故だった。

しかし、悲しい事故をもう二度と起こさないためにも、水の恐ろしさを十分に知り、雨が降ったらすぐに川から上がるなど、教訓につなげていかなければならない。

 

出典

【教えてニュース塾】ガーブ川鉄砲水事故

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-149093-storytopic-200.html

 

 

2011108日付で琉球新報からは、書類送検されていた人が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

那覇検察審査会は、7日、業務上過失致死容疑で書類送検され、不起訴となった現場責任者の男性=事故で死亡=と現場責任者補助の男性を、「不起訴処分は相当」と議決した。

 

同事故では、遺族が、那覇地検の不起訴処分を不服として申し立てていたが、不起訴相当議決によって、刑事責任を追及する門は閉ざされた。

同事件の民事訴訟を受け持つ大城純市弁護士は「遺憾だ」と述べ、「今後は民事で、発注者や受注業者などの組織的な過失責任を追及していく」と話した。


議決書では、死亡した現場責任者の男性は、検察官の不起訴理由と同じく、刑事訴訟法上、死亡した被疑者は起訴できないとしている。

 

過失については、業務計画書に安全対策として明記した救助用ロープを設置しなかったことを「安全配慮義務違反を軽視した」と判断。

検察が言及しなかった胴長靴の使用を、作業員が死亡した一因とした。

 

鉄砲水の予見性や作業の中止と作業員の退去判断は、現場周辺の降雨状況から「注意義務を課すことは困難」としている。

 

現場責任者補助の男性は、安全管理を全く怠ったとは言えないとして、「遺族の心情を思いはかると忍びない」が、事故から生還した男性に責任を負わせるのは「酷」であるとした。


元請け、下請け、孫請け業者の法的責任の追及は困難とし、民事訴訟で責任を明らかにすることを「期待する」としている。


遺族らは、不起訴相当議決に「今は何も言えない」と言葉少なに答えた。

 

出典

「責任者不起訴は相当」 ガーブ川鉄砲水事故

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-182546-storytopic-200.html

 

 

 

 

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(2010年12月17日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月16日22時24分に、msn産経ニュース千葉版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
16日午前9時25分ごろ、銚子市で立体駐車場の解体作業中に60歳代くらいの作業員が転落。頭を強く打って病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。

警察によると、現場では7人が作業。被災者は、駐車場頂上の5.9m地点で、一人で、車を駐車する鉄板を動かすモーターを外す作業を行っていたが、足場の鉄板とともに転落した。

警察は、鉄板をつないでいたチェーンが、何らかの原因でゆるんだか切れたとみている。
 
 
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(2010年12月15日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月14日12時48分に、msn産経ニュース静岡版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
13日午後4時50分ごろ、焼津市の設備工事を手掛けるタイセン工業の資材置き場で、作業中だった男性(68)が鉄パイプの下敷きになり、頭を強く打って搬送先の病院で死亡した。
警察の調べでは、鉄パイプの下に枕木を置く作業中、フォークリフトで荷降ろししていた鉄パイプが崩れ落ちて下敷きになったという。
事故当時、トラック運転手と2人で作業しており、現場は小雨が降っていた。
 
 
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(2010年12月12日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月11日23時42分に、福島民報より下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
11日午後4時40分ごろ、いわき市の鶴岡鉄工の工場で、社長(55)が作業中に旋盤に腕を巻き込まれ骨折する重傷を負った。警察で原因調査中。
 
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(2010年12月11日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月10日付で、神奈川新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
10日午前9時ごろ、横須賀市の住友重機械工業横須賀製造所内のドックで、フォークリフトを運転していた作業員(61)が大型クレーンと衝突。横転し、クレーンの下敷きとなって死亡した。
事故当時、被災者はクレーンが走るレールのそばにフォークリフトを停め、塗装作業用の資機材を作業現場に移動させる作業に当たっていた。
 
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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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