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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20241022044分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。

2日午前8時前、航空機が滑走路に向かう誘導路で爆発音が上がり、煙が立ち上っているのを管制官が見つけました。

空港事務所によりますと、現場には長い方がおよそ7メートル、短い方が4メートルのだ円状で、深さがおよそ1メートルの穴が開いていて、周辺には舗装の破片などが半径200メートルほどの範囲に飛び散っていました。

爆発のわずか数分前には93人を乗せた日本航空の旅客機がこの誘導路を通って滑走路に入り、離陸していたということで、もう少しで事故につながるおそれもありました。

宮崎空港事務所は午後4時から記者会見を行い、自衛隊などの調査で不発弾の爆発が原因だったと発表しました。

戦時中、アメリカ軍が投下した250キロ爆弾とみられるということです。

滑走路が閉鎖された影響で宮崎空港を発着する80便以上が欠航しましたが、空港事務所では陥没した場所の埋め戻しなどを行い、午後7時半に滑走路の運用を再開しました。

3日については機材繰りでの欠航を除き、始発便からほぼ通常通りの運航が予定されています。

■カメラが爆発とみられる瞬間捉える

宮崎空港に隣接する航空大学校に設置されたカメラが爆発とみられる瞬間を捉えていました。

映像では、誘導路の地面が突然、爆発したあと、破片や土煙が数十メートルほどの高さまで上がったようにみえます。

煙の中には一瞬、赤い炎のようなものも見えました。

この映像には音声は記録されていませんが、建物内にいた職員の中には、空気が震えて窓ガラスが揺れたり、ドンという振動を感じたりしたという人もいました。

■林官房長官「2回目の爆発のおそれない」

・・・

■空港近くの市施設職員 「動物が衝突したのかと思った」

・・・

■昔は海軍の飛行場 米軍から激しい空爆受ける

宮崎空港がある場所には戦時中、海軍の飛行場があり、アメリカ軍から激しい空爆を受けていました。

アメリカの国立公文書館にはアメリカ軍機が上空から撮影した写真が残されていて、滑走路などの上に大量の爆弾が投下され、土煙が上がっている様子が確認できます。

戦時中の宮崎の歴史に詳しい郷土戦史研究家の稲田哲也さんは、「当時は投下された爆弾の1割から3割程度は爆発せずに不発弾になると言われていて、宮崎空港にはまだ数十発以上の不発弾が残っている可能性がある」と話しています。

■宮崎空港 これまでにも不発弾見つかる

宮崎空港では、これまでにも不発弾が複数見つかっています。

このうち、3年前の20216月には、駐機場で行われていた工事中に、アメリカ製の1トンの不発弾が見つかりました。

陸上自衛隊の不発弾処理隊が対応して信管がないことを確認し、翌日に回収作業を終えました。

また2011年の11月には、滑走路の脇でアメリカ製の250キロの不発弾が見つかりました。

このときは信管がある状態だったため、空港をおよそ5時間閉鎖して処理が行われ、民間機22便が欠航しました。

■空港拡張工事の際には磁気探査機使って調査

国土交通省によりますと、滑走路の新設など空港を拡張する際には磁気を発して地中の金属を見つけ出す磁気探査機を使って不発弾がないか調べるということです。

こうした調査を行うのは旧日本軍の基地があった場所など、不発弾が埋まっている可能性があるところで、宮崎空港でもこれまでの拡張工事の際には調査が行われたということです。

宮崎空港のある場所は、戦時中の1943年に旧海軍の飛行基地が建設されたところで、その後、1954年に大阪などとを結ぶ旅客便が就航し開港しました。

この際、不発弾の有無の調査が行われたかどうか、現時点ではわからないということです。

■陸自元幹部「非常にレアなケース」

宮崎空港の誘導路で起きた不発弾の爆発について陸上自衛隊の元幹部は、「通常、強い衝撃がないと信管は起爆しないので、非常にレアなケースだ」と話しています。

陸上自衛隊武器学校の元学校長の市川文一さんは、宮崎空港の誘導路で起きた爆発の瞬間の映像について「爆発の形状や威力、火が出ていないことなどから、過去に落とされた不発弾が爆発したとみて間違いないと思う」と分析しています。

その上で、地中の不発弾が爆発する可能性については、「通常は、強い衝撃がないと信管は起爆しないが、非常にレアなケースとして信管の作動がギリギリで止まっていれば、航空機の離着陸の振動が伝わるなどして、少しの振動で爆発することはありえる」と述べました。

そして「非常に威力が大きい爆発だったので近くに航空機がいれば、かなりの被害が出ていたと考えられる。今回、けが人が出なかったことは幸運だったと言える」と話していました。

■空港長「直ちに危険だとは考えず」

国土交通省宮崎空港事務所の加藤空港長は2日午後4時からの会見で、「不発弾がいきなり爆発するとは想定しておらず、もしその時に航空機が近くを通過していたら大変なことになっていた」と話しました。

また、ほかにも不発弾が残っている可能性がある中で運航を再開する判断については、「戦後、宮崎空港として整備する際に地下の不発弾があれば撤去しているので、直ちに危険だとは考えておらず、利便性とのバランスを考えて再開の判断をした。今回の事案をふまえて今後、空港全域での安全確認を行うかなど、対応を検討していきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241002/k10014598271000.html

 

(2024年11月3日 修正1 ;追記)

202410111813分にNHK NEWS WEBからは、爆薬とみられる黄色い粉が破片などについていた、爆弾には時限式の信管がついていた、過去には時限式信管のついた爆弾が非常に遅れて爆発することもあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

自衛隊が撮影した写真では、爆発した不発弾の黒色の破片が路面にある様子や、破片やその周りに爆薬とみられる黄色の粉が付着しているのが確認できます。

今回の爆弾について、国や自治体からの依頼で不発弾の探査を行っている日本物理探鑛の田中地質調査部長は、撮影された破片の写真から、底の部分にある信管が作動したとみられると指摘しています。

時限式の爆弾は底の部分に信管がついているということで、今回の不発弾も時限式の可能性があるということです。

そのうえで、「こういう信管を使っていると非常に遅れて爆発することが過去にも起きていて、ちょっとした振動でも起動するような状態になっている可能性もあり、非常に危険だ」と話しています。

また、太平洋戦争に関するアメリカ軍の報告書には、時限式の信管がついた爆弾が関東や九州で使用されたという記録があるということで、「当時は、特攻隊がアメリカ軍の艦船を攻撃していたので、特攻隊の航空基地の滑走路を使わせないようにする目的で主に九州南部の飛行場をねらって時限式の爆弾が使われた。そうした爆弾が今になって爆発する確率は低いかもしれないがゼロではない」と話しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241011/k10014607511000.html

 

111196分にYAHOOニュース(宮崎放送)からは、炸薬が破片などについていたことから不完全な爆発だったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

爆発の原因について、防衛省は「さまざまな要因が考えられ、特定は困難」としていますが、爆弾の底の部分に確認された「信管」は、着弾から一定時間後に爆発する「延期信管」とみられるということです。

また、防衛省は、火薬の一種である「炸薬」が破片の一部に確認されたことから、「不完全な爆発だった」とみています。

国土交通省は、先月16日から17日にかけて爆発した現場周辺で磁気探査を行いましたが、ほかに不発弾は見つかりませんでした。

今後、ほかの誘導路や滑走路を含む空港全体で磁気探査を行う方針です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f74a483200d6ce589e30c115e7d116f138654b83

 

  

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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