2017年1月3日0時1分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転手の健康状態と車両情報を計測し、居眠りしそうになったら警告を出す仕組みを、大阪電気通信大や京都産業大などのグループが開発した。
「みなと観光バス」(神戸市)の神戸市内を走る路線バスで、実証実験を進めている。
運転手の居眠りや注意力散漫による重大事故は、社会問題になった。
眠気や注意力の状態をつかむため、研究グループは運転席の背もたれに薄い生体センサーを設置。
体に触れずに、マイクロ波で運転手の呼吸状態と心拍数を測れるようにした。
腕時計型や耳たぶにつける肌に接触するセンサーより、運転手に違和感を与えずに済むという。
運転手の呼吸数や心拍数が基準値以下になると、居眠りなどの恐れが高まったとして、レベルに応じて運転席のLEDランプが黄色や赤色に光り、注意する。
また、生体センサーの情報と、車両位置、車速、ブレーキ操作などの情報、道路の車線数、過去の運転状況などの情報をネットワーク上で統合。
事故リスクの高い地点を洗い出せる。
高速道路と市街地で運転手の心拍数が違うといい、注意を促す基準値を道路ごとに探ることもできる。
路線バス30台にセンサーを搭載してデータを集める。
バス会社の事業所で運転手の状況を把握することも、技術的には可能だ。
みなと観光バスの担当者は、「観光バスなどの長距離運行の際、運転手の異常が分かれば、乗務の交代を指示できる。いずれは、急な病気で自動ブレーキがかかるような仕組みにつなげていきたい」。
大阪電気通信大の上善恒雄教授(情報工学)は、「ビッグデータとして蓄積し、この仕組みを広く利用できる準備をしたい」と話す。
出典
『バス運転手、居眠りしそうになると警告 神戸で実証実験』
http://www.asahi.com/articles/ASJDQ6S66JDQPLBJ006.html
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