2018年3月6日19時29分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月6日12時23分に静岡新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日夜、小山町の陸上自衛隊東富士演習場の調整池で、施設管理の作業に来ていた契約会社の男性社員2人が死亡しているのが見つかった。
静岡県東部は5日夕方、大雨となって、演習場の山側には土石流とみられるあともあり、警察と陸自は2人が流された可能性もあるとみて調べている。
陸自によると、5日、小山町の東富士演習場では、場内の市街地を再現した訓練区域「市街地訓練場」で、御殿場市内のビル管理会社の72歳と68歳の男性社員が自衛隊員とともに施設の維持管理の作業を行っていた。
天候が悪化したことから午後4時過ぎに作業を終え、2人は車に乗って訓練場から帰ったが、午後5時ごろになっても演習場の外に出ておらず、連絡もとれなくなったことがわかった。
陸自は、警察の協力も受け、演習場内を捜索したところ、およそ5時間後の午後10時ごろ、市街地訓練場から東におよそ2kmほど離れた調整池で意識不明の状態で倒れている2人を見つけたが、その後、死亡が確認された。
2人が乗っていた車は、まだ見つかっていないという。
静岡地方気象台によると、演習場のある静岡県東部では、5日夕方、大雨となり、小山町に隣接する御殿場市付近では、レーダーによる解析で午後4時までの1時間に38ミリの激しい雨が観測されたということで、演習場の山側の斜面には土石流とみられるあとが残っていた。
また、陸自によると、午後4時半すぎに演習場内を車で移動していた隊員から水の流れに阻まれ動けなくなったという連絡が数件あったほか、きょう、演習場内で土砂崩れのあとを確認したという。
警察と陸自では、死亡した2人が大雨で濁流にのまれた可能性もあるとみて調べている。
※ブログ者注;NHKの報道では、映像にかぶせる形で、以下のナレーションも流され
ていた。
事故があった現場付近のレーダーの画像。
午後2時ごろから、強い雨雲が次々と現場付近に移動している。
今朝の現場周辺の映像。
2人が見つかった池は、大雨が降ると周辺の水や土砂やせきとめるためのもので、周辺には大量の水や土砂が流れ込んでいた。
出典
『陸自演習場で施設管理の2人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035775911.html
『東富士演習場2人死亡 濁流にのまれたか』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/464837.html
3月7日21時47分にNHK静岡からは、下記趣旨の続報記事がネット配信されていた。
陸自によると、2人が作業をしていた訓練場の近くから、2人が見つかった調整池に向かって川が流れているが、陸自の調査で、この川が訓練場の付近では土砂にほぼ埋まった状態だったことがわかった。
また、この川の上流の砂防ダムも土砂に埋め尽くされた状態で、土石流が川に流れ込んだことがわかったという。
このため陸自では、大雨の中を帰ろうとした2人が、この川の近くを通っていて流されたとみて調べている。
出典
『演習場の川付近で2人流されたか』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035808191.html
3月10日9時17分に産経新聞からは、死因は溺死だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日に死亡した契約会社の男性2人の死因は溺死だったことが9日、陸自への取材で分かった。
2人の遺体に目立った外傷はなく、土砂を含む多量の泥水を飲んでいたという。
陸自と県警は、2人が大雨で発生した濁流にのまれたとみて、詳しく調べている。
陸自によると、死亡した契約会社の72歳と68歳の男性2人は、5日朝から訓練用の建物を修理。
午後に天候が悪化して作業を中断、帰宅するため車で移動中に連絡が取れなくなり、捜索していた陸自が約2km離れた調節池で発見した。
2人は調節池に流入した土砂の上にうつぶせの状態で倒れていたという。
出典
『死因は溺死、陸自東富士演習場で死亡の男性2人 大雨による濁流にのまれる』
http://www.sankei.com/affairs/news/180310/afr1803100024-n1.html
3月13日19時58分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
陸自は13日、2人が乗っていた乗用車を発見したと発表した。
陸自によると、乗用車は幅約5m、深さ約2mの側溝内で土砂に埋まった状態で見つかった。
側溝は雨水を調節池に流すためのもので、乗用車は2人が修理作業をしていた訓練用の建物と調節池の中間くらいの位置にあった。
出典
『陸自東富士演習場で死亡の男性2人、車は側溝に埋まった状態で発見』
http://www.sankei.com/affairs/news/180313/afr1803130048-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。