2019年5月23日付で日本海新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鳥取市気高町宝木の山陰道鳥取西道路で21日、反対車線にはみ出しそうになった普通乗用車が、道路中央のワイヤロープに衝突する事故があった。
12日の全線開通後、初めての事故。
乗用車は衝突後に停止しており、正面衝突防止のために設置されたワイヤロープが早速、効果を発揮した。
鳥取県警高速隊によると、事故は21日午後2時40分ごろから同3時ごろまでの間に発生した。
現場は片側1車線で、見通しのいい直線道路。
運転していたのは鳥取市の10代女性で、吉岡温泉インターチェンジ方面に進行中、脇見運転し、ワイヤロープにぶつかった。
女性にけがはなかった。
衝突の衝撃で支柱6本が折れ曲がった。
ワイヤロープは道路中央に張られた5本の鉄製ワイヤ。
死亡事故防止策として、18年から全国で設置が広がり、県内では鳥取西道路で初めて導入された。
県警高速隊の山下副隊長は、「ワイヤロープがなければ、対向車と正面衝突していたかもしれない。ドライバーの皆さんは、しっかり前方を見て運転してほしい」と呼び掛けた。
出典
『ワイヤ効果発揮 鳥取西道路初事故、大事に至らず』
https://www.nnn.co.jp/news/190523/20190523049.html
5月23日付で毎日新聞鳥取版からも同趣旨の記事が、現場と思われる写真付きでネット配信されていた。
山陰道・鳥取西道路で21日午後、19歳女性の運転する乗用車が中央のワイヤロープにぶつかる単独事故を起こした。
12日に全線開通して初の事故。
車は大破したが、県内で初めて採用された強力ワイヤのお陰で対向車線には飛び出ず、一歩間違えれば大惨事という事態を避けることができた。
事故は鳥取市内の瑞穂宝木~吉岡温泉の両IC間で発生。
県警高速隊によると、女性の車はワイヤに接触して停止。
前方部が大破したが、女性にけがや、他に巻き込まれた車両はなかった。
直径18mmの鉄製ワイヤは5本ずつ、計4km設置している。
国交省鳥取河川国道事務所は、「飛び出していたら重大事故につながった可能性が高い。効果を発揮できてよかった」と話した。
出典
『ワイヤロープ 命守った!飛び出し防ぐ 車大破もけがはなし 鳥取西道路初の事故』
https://mainichi.jp/articles/20190523/ddl/k31/040/435000c
(ブログ者コメント)
高速道路のワイヤロープについては、ロープが奏功した事例を含め、過去に何件か情報を紹介している。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。