2019年9月24日12時19分に山形新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
夕暮れ以降のお出掛けは、少しの距離でも用心を―。
県警が高齢歩行者の道路横断中の事故を分析した結果、夕方から夜にかけての重大事故が多く、さらにその約6割が自宅から500メートル以内で発生していることが分かった。
秋に入り、日に日に夕暮れが早くなるため、近所へ買い物などに行く場合でも夜光反射材の着用といった防衛策が必要だ。
県警交通企画課が過去5年間の9~12月に発生した高齢歩行者の道路横断中の事故を分析したところ、死者・重傷者は午後4~同7時に計52人(43%)が集中した。
日没前後から夜にかけての薄暮時は急に暗さが増し、帰宅などの通勤車両で交通量も増える。
同時間帯において、事故現場までの距離も調べたところ、死者・重傷者は50メートル以内が6人、50~100メートル以内が6人、100~500メートル以内は20人だった。
重大事故に遭った52人のうち32人(61.5%)は自宅近くを歩いており、死亡ケースに限定すると比率は約8割に上る。
今年も同様の事故は相次いで発生している。
今月6日には寒河江市寒河江で、県道を歩いて渡っていた80代女性が乗用車にはねられて亡くなった。
同課によると、現場は女性の自宅から30メートルほどの距離だったという。
1月には山形市、3月には南陽市でも、高齢女性が横断中にはねられて犠牲となっている。
過去5年間に午後4~同7時に発生した事故では、亡くなった12人のうち夜光反射材を着用している人はいなかった。
事故直前の車の走行速度は死亡事故の場合が時速44.2キロ、重傷事故の場合は同35.3キロで、歩行者に気付かないまま速度を落とさず走行した結果、死亡事故につながっている傾向が浮かび上がっている。
同課は「夜光反射材は車に対し、自分の存在を早い段階でアピールできる。ドライバーが早く気付けば、最悪の事態は防げる可能性もある」と指摘する。
日常的に使用する靴やかばんに反射材を張り付け、歩き慣れた自宅周辺への道であっても油断は禁物だ。
https://www.yamagata-np.jp/news/201909/24/kj_2019092400444.php
(ブログ者コメント)
山形県警による事故分析結果だが、全国的に同じ傾向にあるのでは?と感じたので紹介する。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。