2019年9月25日12時53分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
下関市の事業所で、清掃作業にあたっていた51歳の作業員が、右手の指の骨を折る大けがをしたにもかかわらず、およそ7か月にわたって労災の報告をしなかったとして、下関労働基準監督署は会社と当時の担当者を、25日、労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、福岡県北九州市に本社のあるプラント運転管理の請負などを行う「I興業」と、下関市彦島迫町にある下関支店の46歳の元課長です。
下関労働基準監督署や会社側によりますと、ことし1月、下関市内の事業所で51歳の男性作業員が、機械の清掃作業中、機械に手を挟まれて、右手の指2本の骨を折る大けがをしたにも関わらず、会社は労災について必要な報告をしなかった疑いが持たれています。
ことし8月に行われた社内調査で本社が事故を把握し、労働基準監督署に届けたことで発覚したもので、下関労働基準監督署は、「I興業」と下関支店の46歳の元課長を25日、労働安全衛生法違反の疑いで、山口地方検察庁下関支部に書類送検しました。
会社側によりますと、元課長は、けがをした作業員が治療で欠勤していた間も出勤していたように記録を偽っていたほか、他の作業員に口止めをしていたということです。
元課長は、調べに対して「会社などの調査に時間を割きたくなかった」と容疑を認めているということです。
I興業下関支店の総務課長は「あってはならないことで、けがをされた方には謝罪した。2度と同じことを起こさないよう研修などを行い、再発防止に努めたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20190925/4060003873.html
(ブログ者コメント)
「8月の社内調査で本社が事故を把握した」とあるが、定期的に行われる内部監査のようなもので発覚したのだろうか?
それとも、内部通報などがあったため調査したのだろうか?
委細不明。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。