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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2019923134分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日、台風17号の接近に伴い造船所に避難していた北九州市の市営渡船で燃料タンクから軽油が漏れ出す事故があり、北九州市や海上保安部が詳しい状況を調べています。


この渡船では、平成29年にも2度、燃料が漏れ出す事故が起きています。

北九州市や若松海上保安部によりますと、22日午前10時すぎ、若松区の造船所に停泊していた小倉と藍島や馬島を結ぶ航路で運航されている市営渡船「こくら丸」から、燃料の軽油が海に漏れ出しました。

この渡船は、台風17号の接近に伴い造船所に避難していて、事故当時、船の前の方にある予備の燃料タンクから後の方の主要タンクに軽油を移す作業が行われていましたが、船員が持ち場を一時離れた間に海に漏れ出したということです。

海上保安部に対し、この船員は「軽油をおよそ50リットル流出させてしまった」と話しているということで、最大で、幅およそ20メートル、長さ500メートルほどの範囲で海上に広がったということです。

市や海上保安部は、吸着マットを使った回収やオイルフェンスで拡散を防ぐなどの作業を進めているほか、船員から話を聞くなどして当時の詳しい状況を調べています。

「こくら丸」では平成29年の3月と9月にも燃料が漏れ出す事故が起きていて、市は、当時の船員らを懲戒処分にしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20190923/5020004061.html

 

 

924186分にNHK北九州からは、下記趣旨の続報記事がネット配信されていた。

 

22日、北九州市の市営の渡船で船員が燃料の軽油をタンクに入れる作業をしていたところ一部が海に漏れ出しました。


北九州市によりますと船員は2年前に同様の事故を受け定めた作業マニュアルの手順を守っていなかったということです。

軽油の流出があったのは小倉と藍島や馬島を結ぶ北九州市の市営の渡船「こくら丸」です。

海上保安部や北九州市によりますと「こくら丸」は22日午前10時すぎ、台風17号の接近に伴い若松区の造船所に避難して停泊していたところ、燃料の軽油の一部が海に漏れ出し、最大で長さおよそ500メートル、幅およそ20メートルの範囲で海上に広がったということです。

「こくら丸」では当時、船員が予備の燃料タンクから主要タンクに軽油を移す作業を行っていましたが事故の時は持ち場を一時離れていたということです。

さらに、北九州市によりますとこの船員は2年前に「こくら丸」で起きた油の流出事故を受けて定めた作業マニュアルの手順を守っていなかったということです。

海上保安部は、船員の人為的なミスが油の流出につながったとみて当時の詳しい状況を調べています。

北九州市は「同じような事故で市民のみなさまにご迷惑をおかけし申し訳ありません。信頼回復と再発防止に努めます」とコメントしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20190924/5020004068.html

 

 

 

(2020年9月3日 修正1 ;追記)

 

2020921740分にNHK北九州からは、海には1ℓ流出していた、損害額は100万円だった、機関士は3年前にも同様の事故を起こしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北九州市は去年9月、市営渡船「こくら丸」で燃料の軽油が海に流出した事故で、油の回収や船を洗浄する費用として100万円余りの損害を市に与えたなどとして、職員3人を減給や戒告の懲戒処分にしたと発表しました。

北九州市によりますと、去年9月、小倉と藍島や馬島を結ぶ市営渡船「こくら丸」から燃料の軽油1リットル余りが海に流出した事故では、油の回収や船を洗浄する費用として100万円余りがかかりました。

この軽油の流出事故は、「こくら丸」の62歳の機関士が、一時的に持ち場を離れたときに起きており、この機関士は3年前にも同様の事故を起こしていました。

市は、市に損害を与えたなどとして、2日付けで、62歳の機関士を減給10分の1、7か月の懲戒処分にしたほか、船の運航管理者の53歳の主査と、当時、渡船事業所の所長だった61歳の課長級職員を戒告の懲戒処分にしました。

渡船事業所を所管する北九州市産業経済局総務政策部は、「設備も改修したので、2度とこのようなことが起こらないよう再発防止に努めます」とコメントしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20200902/5020006899.html 

 

 

93日付で毎日新聞北九州版からは、機関士は罰金命令を受けていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市によると、男性主任は2019年9月22日、船の燃料油を移す作業でマニュアルに沿った対応を怠り、軽油約1リットルを海に流出させた。

 

7月、小倉簡裁から海洋汚染防止法違反の罪で罰金40万円の略式命令を受けた。

 

男性主任は17年にも同様の事故を起こし、減給処分となっていた。

 

https://mainichi.jp/articles/20200903/ddl/k40/040/341000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像の3コマ。

 





 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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