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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2016642245分に産経フォトから、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

4日午前9時40分ごろ、名古屋市西区天神山町の工事現場近くで道路や公園の一部が、幅約6m、長さ約10m、深さ約5mにわたり陥没した。

作業員ら11人は避難して無事だった。

当時、歩行者はおらず、通行車両もなかった。

 

陥没があったのは、市上下水道局が進めている雨水対策の工事現場付近。

同局によると、雨水を地中の貯留施設に導くトンネルを建設中に土砂が流れ込み、道路などが陥没した。

 

同局は、陥没部分を埋め戻すとともに、原因を調べている。

担当者は、「住民の方に迷惑をかけ申し訳ない。事故がないよう安全確保に努めたい」としている。 

 

出典

『工事現場近くで道路陥没 幅6メートル長さ10メートルけが人なし』

http://www.sankei.com/photo/story/news/160604/sty1606040031-n1.html

 

 

64194分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日午前9時半ごろ、名古屋市西区天神山町にある「押切公園」で、敷地の一部と周辺の道路が陥没した。
陥没した穴は、長さ約10m、幅約6m、深さが約5mにわたっていて、名古屋市によると、ほぼ真下の地下約30mの場所で下水道の工事のため、業者がトンネルを掘っていたという。


陥没した当時、現場近くを通行している人はおらず、工事の作業員にもけがはなかった。
また、下水道の利用などへの影響もないという。


名古屋市は、周辺の土砂がトンネル内に流れ込んだものとみて、工事を行っていた業者から話を聞くなどして詳しい原因を調べている。

 

出典

下水道工事現場で道路が陥没

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20160604/5881841.html

 

 

65953分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日午前9時40分ごろ、名古屋市西区天神山町の押切公園で下水道工事の掘削作業中、公園敷地と隣接する市道が長さ約10m、幅約6m、深さ約5mにわたって陥没した。

現場には作業員5人がいたが、避難して無事だった。

市は、工事手順などに問題がなかったか、調査している。

 

市上下水道局によると、地下で雨水を貯留する設備に接続するトンネルを掘削中、約300m3の土砂が流入した後に陥没した。

市は穴を埋め戻し、人が立ち入らないよう、柵で囲うなどの応急処置を講じた。

 

現場は、JR名古屋駅の北約2kmの住宅地。

 

出典

陥没 下水工事現場で市道が 深さ5メートル 名古屋』

http://mainichi.jp/articles/20160605/k00/00e/040/097000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

午前9時半といえば、人や車が陥没した道路上を通っていても、また、作業員がトンネル内に入って作業していても、おかしくない時間帯だ。

よくぞ、人身被害が出なかったものだ。

 

 

 

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2016632214分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

64日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

横浜市西区のマンションで施工不良が相次いでいる問題で、横浜市は3日、地下基礎部分の鉄筋が切断された原因について、「基礎工事の直前まで設計変更が重なったことが原因」、「現場での調整が不十分で、施工者の熊谷組に承認を得ていないコア抜きが一部であった可能性がある」とする調査結果を発表した。

国交省に近く報告する。

 

市によると、立地場所の地形が複雑なことや、部屋の間取りの種類が多かったことを背景としている。

鉄筋の切断は新たに6カ所見つかり、全5棟で計29カ所となった。

市が、施工した熊谷組などに原因究明を求めていた。

 

マンション管理組合は、住友不動産の全棟建て替え提案について、3日までに承認した。

 

出典

設計変更繰り返し鉄筋切断、横浜 施工不良マンション』

http://this.kiji.is/111452965176737800?c=39546741839462401

 

 

632032分にNHK横浜からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

横浜市は、工事を請け負った「熊谷組」から聞き取りを行うなどして原因の特定を進めていて、3日、結果を公表した。
これによると、平成13年にマンションを建設した際、建設会社が基礎工事を行う1か月前まで、何度も設計を変更していたという。


このため、設計の変更が十分に反映されないまま作業が進み、予定とは違う場所に配管を通す穴を開ける工事を行ってしまったことが、鉄筋を切断した原因とみている。


横浜市は、今後、こうした調査結果を国交省に報告することにしている。


一方、横浜市は、このマンションについて耐震性の検証の結果、「震度7の揺れでも倒壊のおそれがない」としていて、建物の安全性に問題はないとしている。

 

出典

鉄筋切断 直前設計変更原因か

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056962511.html?t=1464988686603

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

このマンションの最大の問題点は、杭が支持層に達していないのに達しているかのようにデータを偽装したこと。

その件については、本ブログで過去に第3報まで情報提供スミ。

 

20151014日報道 2006年に神奈川県横浜市で建設された大型マンションが基礎杭の長さ不足などで傾いていることが発覚、現場担当者がデータを偽造していた

第1報(1/2)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5305/

第1報(2/2)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5306/

第2報

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5365/

第3報

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5415/

 

今回の報道を機に再確認したところ、すでに紹介した記事以外、以下の解説記事も報じられていた。(長文につき、一部のみ紹介する)

 

20151022日 日経BP)

三井不動産&旭化成のマンション傾斜・偽装問題 全国3000棟に波紋広がる

 

今回の杭工事に採用した工法は旭化成建材の「ダイナウィング工法」と呼ばれるもの。

掘削ロッドで地盤を掘削し、ロッドの先端で電流値の変化を測定しながら、支持層まで到達したら、セメントミルクを注入して土とかき混ぜ、杭を挿入して固定させる。

 

工事は8人体制で、内訳は旭化成建材の下請けから同社へ出向した現場代理人1人と3次下請け会社のオペレーターなど7人という構成だ。

 

現場代理人には22時間以上に及ぶヒアリングを実施したが、紛失によるデータの転用は認めたものの、杭未達の事実を隠蔽する意図は否定したという。

 

・・・・・・・・・・

 

http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/matome/15/325410/101400112/?ST=architecture&P=1

 

 

 

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2016631230分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年9月、陸前高田市が高台に住宅を再建する被災者のために竹駒町に造成した土地5区画のうち、2区画で地盤沈下が見つかった。


市は、ことし1月から3月にかけて、地盤沈下が起きた土地の土を採取して調査を行ったが、この土が水を含むと強度が落ちる性質だということが分かった。
この土は、近くの山で採取された、砂を含んだきめの細かい土だったという。
市は、この土が雨などで水を含んで強度が落ち、地盤沈下が起きたと見ている。


市は、宅地を引き渡す際に1区画あたり5つの地点で調査を行い、すべての地点で基準を満たしていたが、調査は土が乾いた状態で行われ、雨などで水を含んだ場合は想定していなかったという。


地盤沈下のあった2区画のうち、1つの区画は市が費用を負担して地盤を強化する工事が行われ、住宅建設が進められているが、もう1つの区画については、被災者が住宅建設を取りやめたため、地盤を強化したあとに移転者を改めて募集することにしている。

 

出典

水で強度低下で地盤沈下か

http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045846301.html?t=1464988289622

 

 

64日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市内の他の造成地では地盤沈下の被害が起きておらず、「他の造成地で地盤沈下が起きる可能性は低い」と、市は説明している。

 

市は、造成前、乾いた状態の土質強度を建設業者を通じて調査。

基準を満たしていることは確認している。

 

水分を含んだ状態の試験はしていなかったが、そもそも、こうした試験は義務付けられていないという。

 

 

 

発覚当時の状況については、20151119日付で岩手日報から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

陸前高田市竹駒町の防災集団移転事業造成地で地盤沈下が起きたことが、18日、分かった。

関係者によると、所有者に土地を引き渡した後で、2区画の住宅建築工事が中断している。

原因は調査中。

 

市によると、造成地は同市竹駒町の下沢団地(5区画)で、山の斜面を切り土と盛り土で造成した。

地盤沈下は南側の盛り土部分で発生し、住宅の建築が始まった9月上旬に約2cm沈下が分かった。

 

1件は住宅建築中、もう1件は基礎工事中で、コンクリートにひびが入った。

北側の切り土部分は、既に2世帯が自宅を建てて生活している。

 

引き渡し前に施工業者が盛り土区画の5地点、切り土区画の3地点を調査したが、地盤の強度に問題はなかった。

 

出典

『防集造成地で地盤沈下 陸前高田、2区画の工事中断』

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/news.cgi?sh=20151119_1

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

盛り土として、水を含めば強度が落ちる性質の土を使用したことが原因らしい。

 

どういうことか調べてみると、「粘性土は盛土材料としては難しい」とか、「土丹という砂質粘土が凝固した土を盛り土に使用すると沈下の危険あり」とする解説記事が見つかった。

『土の性質と盛土材料』㈱KJ GLOBAL 一級建築士事務所

http://www.kj-global.com/kiso-jiban/doshitsu-morido/

 

今回の土がどうだったかは不明だが、「砂を含んだキメ細かい土」だったと報じられていることから考えると、土丹だった可能性もある。

もしそうだとすれば、土地造成業者にとって基礎知識であろうはずの、盛り土にふさわしくない土を使ったことになる。

なぜだろう?

 

 

 

(2016年6月18日 修正1 ;追記)

 

201664日付の岩手日報紙面に、造成工事で発生した現場の土を盛り土として使用していたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

市は、原因把握と移転の再募集に向けた地盤改良の準備のため、3月に土を採取して通常と水を含んだ飽和状態で強度を調査。

飽和状態で強度低下を確認した。

 

地盤沈下は、山の斜面を切り土と盛り土で造成した下沢団地(5区画)で発生し、建築中だった2区画の基礎にヒビを発見。約2cmの沈下を確認した。

 

盛り土は、工事で発生した現場の土を使用していた。

 

住宅建築中だった1区画は、土中に杭を打ち込んで地盤を強化した上で、建築を継続。

残り1区画は、移転予定者が建築を中止した。

 

 

 

 

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20165201947分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神戸市で建設中の新名神高速道路の橋桁が国道に落下した事故から、まもなく1か月。
国道の通行止めが続き、市民生活への影響が深刻になっている。
現状を取材した。


4月22日、神戸市北区道場町の新名神高速道路の建設現場で、橋桁が国道に落下した事故では、作業員2人が死亡、8人が重軽傷を負った。
国道176号線は、現場を含むおよそ1.5kmの区間で通行止めとなっている。


現場近くでは、1日平均でおよそ2万8000台の車両が国道を利用していたが、その多くが県道15号線にう回を余儀なくされ、朝や夕方の通勤・通学の時間帯を中心に、渋滞が発生している。

周辺の小学校では、子どもたちが交通事故にあわないよう保護者が一緒に登校したり、学校関係者が巡回したりしている。
このうち、息子が現場近く小学校に通う下浦さん(43)は、息子が事故にあわないよう心配することが増えたという。
下村さんは、「きょうは、いつも一緒に通っている5年生の娘が課外授業のため不在で、3年生の息子1人では心配なのでついてきました。交通量が増え、中にはすごいスピードを出している車もいて、子どものランドセルが車にひっかけられて事故にあったりしないか心配です」と話していた。


また、う回路を巡回している道場小学校の南馬校長(58)は、「車の量が増えているので、子どもたちには道に広がって歩かないように改めて注意を呼びかけています」と話していた。


一方、通行止めが続く国道176号線の周辺では、飲食店などの商店に深刻な影響が広がっている。


大岩さん(68)は、現場から2kmほど離れた国道沿いで、35年前から喫茶店を営んできた。
この店には、事故の前まで、通勤途中の会社員や近くの大型商業施設に向かう家族連れなどが車を止めて立ちより、朝食やランチの時間帯には満席になるほど、にぎわっていたという。


店は、通行止めの区間には入っていないが、事故のあと、多くの車がう回路を通るようになって利用者が激減し、店の収入はおよそ半分に減少したという。
大岩さんは、橋桁が撤去されるまでのおよそ3か月間は、地元の常連客のためにも赤字で営業を続けることにしているが、通行止めが解除された後も客足が戻るかどうか、不安を感じているという。
大岩さんは、「本当に大変な状況です。お客さんから見れば、今まで通っていた店が通行止めで利用しにくいとなると他の店に行くのが当たり前です。一度離れてしまったお客さんはほとんど戻らないと思います」と話していた。


大岩さんは、今後、国道沿いの飲食店の店主らを集めて話し合いを行い、通行止めによって減った売り上げを補填するよう、西日本高速道路会社に対して、求めていくことを検討しているという。
大岩さんは、「ネクスコ西日本からはいまだに事故の経緯などについてのきちんとした説明がありません。私たちは困っています。ネクスコにはしっかりと誠意を見せてほしいです」と話していた。

 

出典

橋桁落下1か月 生活に影響

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160520/5439871.html

 

 

5251859分にNHK神戸からは、西日本道路は損失補償する方針だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

西日本高速道路の石塚社長は25日の記者会見で、「周辺の住民の皆様に迷惑をかけている。適切に補償の対応を行っていく」と述べ、沿線の住民や事業者などを対象に国道の通行止めによる損失などの補償を行う方針を明らかにした。


会社側は、神戸市北区と西宮市で、27日と29日、あわせて6回にわたって住民などへの説明会を開き、要望を聞いた上で、補償の詳しい内容を検討するという。

 

出典

橋桁落下 補償の方針を明示

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025587821.html?t=1464213355650

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

事故というもの、様々な方面に影響を及ぼすが、その一例として紹介する。

 

 

 

 

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2016519日付で毎日新聞大阪版夕刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日午前9時55分ごろ、大阪府箕面市の新名神高速道路の工事現場で、橋桁を支えている仮受け台が崩れ、現場の下を通る箕面有料道路をふさいだ。

警察などによると、巻き込まれた車両はなく、けが人はいないという。

 

新名神高速道路の建設工事を巡っては、神戸市北区で4月22日、橋桁が落下して作業員10人が死傷する事故があったばかり。

工事を発注する西日本高速道路は、「2度も橋りょう事故を発生させ、大変申し訳ない」と釈明しているが、管理のあり方が問われる事態となっている。

 

今回の現場で工事を担当していたのは、橋りょう施工会社「IHIインフラシステム」(堺市)。

箕面有料道路の10mほど上に橋を架ける作業をしていたが、橋桁を支える仮受け台が崩れた。

 

I社によると、18日夜まで、仮受け台に橋桁を乗せ、連結する作業をしていた。

19日午前8時ごろから、仮受け台を解体する作業を始めていた。

 

仮受け台は「ベント」と呼ばれ、1基2m前後のものを積み上げる形で、橋桁を支えていた。

西日本高速道路によると、橋桁そのものは崩れていないとしている。

 

出典

崩落 新名神工事でまた 橋桁の仮受け台 けが人なし 大阪・箕面

http://mainichi.jp/articles/20160519/ddf/041/040/010000c

 

 

5191751分と201738分にNHK関西NEWS WEBから、520017分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

仮設の鋼鉄製支柱(高さ13m、幅7m、重さが21トン)を建てて、片側から橋桁を伸ばして設置する工事を行っていたところ、支柱が突然倒れた。

西日本高速道路会社関西支社は、19日午後、記者会見を開き、事故の状況を説明したうえで、片側から伸ばした橋桁が次の橋脚に到達する前に支えを失ったため、落下するおそれがあると説明した。


同支社によると、今回の工事は橋桁をいったん仮設の支柱に置き、別の橋桁と横につなげて橋脚の間を渡し終えた後、支柱を撤去する手順だった。

倒れた支柱には19日未明に橋桁が仮置きされたが、朝から工事作業はしていなかった。

 

倒れた支柱は、地面と接する部分を固定していない。

工事を担うIHIインフラシステムは、「支柱は重く、簡単に倒れる構造ではない」とする。

 

橋桁は片側の橋脚に届いておらず、不安定なため、事故後に新たな支柱を造り、20日正午すぎに箕面有料道路の通行止めは解除された。

 

出典

仮支柱倒れ 橋桁落下のおそれ

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160519/5442782.html

西日本高速支社、全建設工事を中止 新名神工事で柱倒壊

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160519/5442782.html

箕面有料道路の通行止め解除

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160520/5480771.html

 

 

5191728分にNHK関西NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故を受けて、西日本高速道路会社は19日午後の記者会見で、新名神高速道路以外の高速道路を含む管内の全ての工事をいったん中止し、社員が現場に出向いて緊急の安全点検を行う考えを示した。


さらに、新名神高速道路の橋梁関連の工事に関しては、建設会社の安全責任者を招集して点検を行い、作業の手順などに問題がないか、再度、確認を行うという。


西日本道路会社では、先月22日の事故を受けて新名神高速道路の全ての工事を中断し、工事が施工計画書どおりに進められているか、安全点検を行っていた。

今回の事故が起きた箕面市の現場でも先月23日に点検が行われ、問題はなかったとして、今月6日に工事が再開されていた。

出典

管内全工事中止し緊急点検へ

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160519/5442783.html

 

 

5252109分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

西日本高速道路は25日、橋桁と仮受け台の間を調整する部材の設置方法に問題があった可能性が強いことを明らかにした。

同社の石塚社長は同日の定例記者会見で、施工計画の不備の可能性を指摘した。

 

西日本高速は、4月の神戸市北区の新名神建設工事での橋桁落下事故を受けて、全工事を止めて安全点検をしていた。

石塚社長は、「点検に不備があった」と述べた。

 

調整部材は、仮受け台の重心からずれた位置に置かれていた。

施工計画通りだったが、気温変化による橋桁の伸縮など、設計段階の計算に問題があった可能性があるという。

 

出典

橋桁仮受け台倒壊、施工計画不備の可能性

http://mainichi.jp/articles/20160526/k00/00m/040/093000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

NHKの映像によれば、ベントと呼ばれる仮受け台(NHKによれば「仮設の鋼鉄製支柱」)とは、重量鉄骨のようなもので作られた、1辺が2~3m程度の立方体あるいは直方体状のもの。

それを積み重ねることで、仮設の支柱としている模様。

 

 

 

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2016518710分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

近畿地方整備局福井河川国道事務所は、17日、建設中の中部縦貫自動車道大野油坂道路の福井県大野市蕨生(わらびょう)、下唯野にある橋台6基などの位置が、設計と比べて最大15cmずれている可能性があると発表した。

業者が工事前に測量する際、2011年の東日本大震災による地盤の移動を反映しなかったためとみられる。

同事務所によると、上部部分の橋桁などと接続できない恐れがあるという。


現場は、大野東インターチェンジ(IC)=仮称=の建設予定地付近。

高さ12~15.5m(地中の基礎部分含む)の6基の橋台は完成している。

本線62m、本線に合流する73mと57mの道路を支える役割だが、上部の橋桁や道路はまだできていない。


同事務所によると、工事を請け負ったのはI社(本社福井市)。

建設する際には、国土地理院が定める基準点の座標値を基に設計、測量する必要があるが、大震災によって福井県の地盤も移動したため、基準点の座標は14年に補正されている。


同社は、補正前のデータに基づき測量したとみられる。

このため、橋台の完成図と補正後の基準点に沿った設計図を比べると、最大で北に15cm、西に4cmずれていたという。

大野油坂道路の別の施工業者から指摘を受けた同社がずれを確認し、同事務所に報告した。


ほかにずれた可能性があるのは、中部縦貫道の下を交差して通り抜ける道路2カ所と、土砂崩れを防ぐ構造物1カ所。

いずれも、同社が請け負った。


同社が担当した工事は15年に着工、今年3月までに完了した。

同事務所は、「補正後のデータを渡しており、これに基づき工事するよう指示している」とした上で、「今後の現地調査で原因を究明し、是正工事が必要なら契約に沿って適切に対処する」としている。

同社の担当者は取材に対し、「事実関係を調査している」と話している。


近畿地方整備局管内(2府5県)で、大震災による基準点の補正は福井県のみといい、管轄する道路工事で設計と施工のずれが明らかになったのは初めて。


出典

中部縦貫道の橋台が設計とずれ 最大15センチ、橋桁と接続不能か

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/95651.html

 

 

518日付で中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

近くで施工する他社からの指摘を受け、I社が9日に国交省福井河川国道事務所へ報告した。

 

同事務所によると、道路や橋などの建設を巡っては、国が震災後、地盤の変動を反映した測量データを使うよう取り決めている。

測量データは、同事務所から施工業者に、補正前と後の両方が渡されていた。

設計と施工にずれが生じた原因や経緯は調査中という。

 

同事務所は、今後、現地測量などを実施し、道路建設への影響を見極める。

是正工事などが必要な場合は、契約に基づき、費用負担者を決める。

 

大野-油坂間の完成時期は未定で、工事全体への影響は不明。

同事務所の担当者は、「今までに聞いたことがない事例で重い。きちんとした対応が必要」と話している。

 

出典

設計、施工ずれた可能性 中部縦貫道

http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2016051802000222.html

 

 

 

 

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(2/3から続く)

 

 

『橋桁事故1週間 工事異例の手順、重心などに影響か』

429655分 神戸新聞)

 

橋桁を一時的に支えていた仮設台の撤去を異例の手順で進めていたことが、28日、関係者への取材で分かった。

この手順が橋桁の重心などに影響を与えた可能性があり、警察は、落下との因果関係を慎重に調べる。

 

橋桁は、4月1日までに西側の「橋台」から東側の「橋脚」に向けて延ばされ、西側は土台に載せたジャッキ4基で、東側は仮設の台で支えられていた。

 

事故発生の約30分前、西側は橋桁をゲート型つり設備でつり上げるのに必要な鋼鉄製の資材3本(1本当たり25トン)を取り付け、同設備に仮留めする作業を終えていた。

 

一方、反対の東側は既につり上げられ、仮設台の撤去が進められていた。

 

同様の架橋工事を統括した経験のある男性技術者によると、こうした場合、橋桁の両側をつり設備で同時に持ち上げ、バランスを保った上で仮設台やジャッキを取り除き、橋脚や橋台まで降下させるのが一般的。

今回のように片側だけを先につり上げるのは「安全面で怖い」と指摘する。

 

実際、現場で工事に携わっていた別の関係者も、神戸新聞の取材に「これまでに経験したことのない手順で、橋桁が安定しないため不安に感じていた」と証言する。

 

http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201604/0009034175.shtml

 

 

橋桁 土台の支柱の一部壊れる

4291930分 NHK関西NEWS WEB)

 

橋桁は、落下した際、東側がクレーンでつり下げられ、西側が4本のジャッキで支えられていたが、これまでに、ジャッキが乗っていた土台の支柱の一部が激しく壊れていたことがわかった。


NHKが入手した、事故の5時間ほど前に撮影された写真では、緑色の複数の支柱で組まれた土台の上に、オレンジ色のジャッキが設置されている。

一方、29日に撮影された現場の映像では、支柱の一部が押しつぶされているのがわかる。


警察は、土台やジャッキを回収する作業を進めていて、強度や構造に問題がなかったか詳しく調べている。

 

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160429/4927751.html 

 

 

 

 

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(1/3から続く)

 

 

橋桁落下 2つのジャッキ崩落

4231913分 NHK神戸)

 

NEXCO西日本によると、橋桁の東側の部分はクレーンでつり下げられ、西側は橋脚の上の四隅に設置された4つのジャッキで支えられていたが、警察によると、このうち南側の2つが崩れ落ち、北側の2つは橋脚の上に残ったままになっていたという。


警察は、何らかの理由で橋桁がバランスを崩してジャッキとともに南側に倒れたと見て、事故の原因を調べている。

 

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024787991.html?t=1461446208926

 

 

重傷者7人に

424日付 毎日新聞東京版朝刊)

 

兵庫県警は、23日、これまで軽傷としていた男性作業員4人のうち3人(36〜68歳)は、詳しい診断の結果、重傷と判明したと発表した。

事故による死傷者は死亡2人、重傷7人、軽傷1人となった。

 

http://mainichi.jp/articles/20160424/ddm/041/040/168000c

 

 

仮支え台の一部、支柱つぶれる 橋桁落下、業者事務所など捜索

424219分 共同通信)

 

落下した橋桁西側を支えるジャッキ4基を載せた「ベント設備」と呼ばれる仮支え用の台の一部が、支柱ごと押しつぶされた状態になっていた

 

http://this.kiji.is/96769022291116033?c=39546741839462401

 

 

75トン設備 十分固定されず

425729分 NHK関西NEWS WEB)

 

セッティングビーム3基は、1基につき2か所をボルトで固定することになっていたが、当時は、あわせて6か所のうち、少なくとも3か所が固定されていない状態で橋桁に乗せられていたことが、関係者への取材で新たに分かった。


警察は、重い設備が不安定な状態で置かれていたことで橋桁のバランスが崩れた可能性がないか、調べることにしている。 

 

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160425/4822251.html

 

 

橋桁落下 事故前にずれ認識工事関係者が証言

4271751分 毎日新聞)

 

落下した橋桁の東端は門型クレーンでつられた状態で、西端はジャッキ4台と土台で支えていた。

 

関係者によると、東側の門型クレーンが約2cm沈んでいることが、事故前に現場の調査で判明。

西側の土台も、定位置より東方向に約18cmずれていることが分かった。

さらに、落下していない下り線の橋桁も東側が沈んでいたという。

 

工事関係者らは、地盤が沈下したとみて対応を協議したが、作業は進められた。

 

事故当時は周辺で約50人が作業し、死傷した10人は東西の橋桁の上や足場にいたという。

 

http://mainichi.jp/articles/20160427/k00/00e/040/235000c 

 

 

西側土台、強度不足か 工事関係者が指摘していた

4281330分 産経新聞west)

 

工事関係者が、落下した西側の橋桁を支える土台の強度不足を指摘していたことが、28日、分かった。

 

西日本高速道路などによると、鉄製の支柱を組み合わせた「ベント設備」と呼ばれる土台の上に4基のジャッキを乗せ、西側の橋桁を支えていた。

橋桁の落下に伴い南側のジャッキ2基が崩落し、土台の一部が支柱ごと押しつぶされた状態になっていた。

 

関係者によると、土台の強度を不安視していたとの証言があったという。

 

http://www.sankei.com/west/news/160428/wst1604280038-n1.html

 

 

 

                     (3/3へ続く)

 

 

 

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2016423日付で毎日新聞東京版朝刊から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

42560分と4281715分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午後4時半ごろ、神戸市北区道場町平田の新名神高速道路の工事現場で、建設中の鋼鉄製橋桁が約120mにわたって、約20m下の国道176号に落下した。

 

消防などによると、32歳と37歳の2人が鋼材に挟まれるなどして死亡、19〜35歳の4人が重傷、20〜68歳の4人が軽傷を負った。いずれも男性作業員。

警察は、業務上過失致死傷の疑いがあるとみている。

 

警察などによると、工事は中国、山陽両自動車道の神戸ジャンクション(JCT)と接続するためのもので、「有馬川橋」(仮称)の建設中だった。

 

橋は、有馬川と国道をまたぐ形で東西に架けており、橋桁2本のうち北側にある橋桁(長さ約124m、重量約1350トン)の西端が落ちた。

 

橋桁は地上で事前に組み立て、西側から東側に移動させて国道などの上に通す「送り出し架設工法」で、一旦、架けられた。

 

この日は、東側の橋桁をつり上げ設備(クレーン)でつり、橋桁を支えていた仮の台を取り外す作業をしていた。

西側の橋桁はジャッキの上に置かれた状態で、後日同様の作業をする予定だった。

 

工事は西日本高速道路の発注で、三井住友建設(東京都中央区)と横河ブリッジ(千葉県船橋市)の共同企業体(JV)が請け負い、橋桁が落下した工区は横河ブリッジが担当していた。

 

この日は、横河ブリッジの社員と下請けの汐義建設工事の作業員計約50人が従事し、死傷者10人は、橋の上や足場などで作業していた。

国道176号は交通量が多かったが、巻き込まれた車両はなかった。

 

三井住友建設によると、橋全体の長さは、上り線476m、下り線492mで、幅員はいずれも11m以上あった。

 

西日本高速道路は、事故を受け、新名神高速道路の全工事を中止すると発表、23日から一斉点検を行う。

 

横河ブリッジは、1997年9月、今回と同じ送り出し架設工法を用いた北海道横断自動車道千歳ジャンクション(千歳市)でも、橋桁(長さ約110m、重さ約420トン)を落下させる事故を起こしたことがある。

橋桁をジャッキで持ち上げ、台車で移動させる作業中、ジャッキの位置がずれているにもかかわらず作業を進めたため、橋桁が横にずれて落下し、作業員5人を死傷させたとして、業務上過失致死傷容疑で社員3人が書類送検された。

橋桁の横ずれを防ぐ措置も取っていなかったという。

 

 

建設中の橋桁が落下する事故は、後を絶たない。

 

広島市安佐南区では、平成3年、新交通システムの架設中の橋桁(長さ約63m、重量約72トン)が、高さ約10mから路上に落下。信号待ちの車など11台を押しつぶし、市民ら15人が死亡、8人が重軽傷を負った。

橋桁を支えるジャッキの位置やジャッキ架台のH形鋼の組み方が適切でなく、落下防止策が講じられていなかった。

 

10年には、今治市沖の来島海峡大橋の建設工事で、仮設の桁(長さ約18m、重さ約47トン)が落下。作業員が約60m下に転落して7人が死亡し、1人が重傷を負った。

桁をつる作業に、計画にはなかった安全装置のない油圧式ワイヤ降下装置(クランプ)を使用。

作業員が、ワイヤロープを締め付ける上下2カ所のクリップを同時に緩めたため、ロープが一気に滑り落ち、桁が落下した。

 

出典

橋桁落下 工事中の新名神、2人死亡 8人重軽傷 神戸

http://mainichi.jp/articles/20160423/ddm/001/040/138000c

『神戸・橋桁落下 ごう音、土煙「逃げろ」 作業員ら絶叫 重い建材、救出難航

http://mainichi.jp/articles/20160423/ddm/041/040/125000c

「橋桁落下は想定外」 専門家らの原因究明本格化

http://www.sankei.com/west/news/160425/wst1604250012-n1.html

過去の橋桁事故、安全対策怠ったことが原因に

http://www.sankei.com/west/news/160428/wst1604280052-n2.html

 

 

(報道量が多いので、以下、ポイントのみ転載する)

 

 

橋桁落下 当時の作業は

423181分 NHK関西NEWS WEB)

 

22日は、橋桁を橋台に固定する今月30日からの作業に向けて、準備段階の工事が進められていた。

具体的には、橋桁の西側部分に、クレーンでつり下げる際に使う、「セッティングビーム」と呼ばれる鋼鉄製の設備3基を据え付ける作業が行われていた。
「セッティングビーム」は1基の重さが25トンで、3基で75トンある。

据え付け作業が完了したのは22日の午後4時すぎで、その直後の午後4時半ごろに橋桁が落下したという。


「セッティングビーム」を据え付けたことで、ジャッキにかかる重みも増したが、NEXCO西日本によると、重みが増すのは想定内だとしている。

 

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160423/4788031.html

 

(ブログ者注)

 

どのテレビ局だったか、以下は「セッティングビーム」の解説趣旨。

地形上、橋桁の西側部分をつり下げるクレーンを少し遠くに設置せざるをえなかった。

そのままでは橋桁の西端がクレーンの真下にこないので、橋桁を長くするために取り付けた部品。

 

   

 

                   (2/3へ続く)

 

 

 

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2016282136分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京・中央区の地下にあるJR馬喰町駅の構内に水が流れ込んで線路の一部が水につかるトラブルがあり、JR総武線の快速電車は、8日午後7時すぎまで1時間あまり、東京と千葉の間の上下線で運転を見合わせた。


JR東によると、8日午後5時ごろ、JR総武線のうち、東京・中央区の地下にある馬喰町駅の上り線の線路に水が流れ込んでいるのを、駅の職員が見つけた。


線路の一部が濁った水につかったため、JR総武線の快速電車は、午後6時すぎから東京と千葉の間の上下線で運転を見合わせていたが、職員が排水作業を行った結果、1時間あまりたった午後7時15分に全線で運転を再開した。
また、帰宅ラッシュの時間と重なったため、沿線の駅は利用客で混雑した。


JR東によると、馬喰町駅付近では、マンションの建設のため、くいを打つ穴を掘りながら水を流し込む工事が行われていて、トラブルの後、作業を止めて穴を埋め戻したところ、駅に水が流れ込むのが止まったということで、JRは関連があるものとみて調べている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160208/5745425.html

 

 

282139分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

8日午後6時5分ごろ、東京都中央区のJR馬喰町駅で、総武快速線上りの線路が、ホーム向かい側の壁を伝って流れ落ちてきた水で冠水した。

 

駅員らがバケツでくみ出すなどしたが、同線は東京千葉駅間で上下とも約1時間10分にわたり、運転を見合わせた。

 

JR東によると、馬喰町駅の駅員が同日午後5時ごろ、壁から濁った水が垂れているのを見つけた。

しばらく運行を続けたが、排水が追いつかず、約1時間後に冠水状態になったという。

駅近くで建設しているビルの掘削工事が原因の可能性もあるとみて、調べている。

 

同駅は地下区間にあり、ホームは地下4階。

同線は上下計31本が最大1時間12分遅れ、約2万4000人に影響した。

 

出典URL

http://mainichi.jp/articles/20160209/k00/00m/040/078000c

 

 

 

 

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2015128123分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12811分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

7日午後7時55分ごろ、名古屋市中村区名駅4の「シンフォニー豊田ビル」建設現場から「道路が陥没した」と通報があった。
警察によると、現場北側の歩道に縦横約4m、深さ約5mの穴が開いていた。
現場では同ビル地下の掘削工事が行われており、関連を調べている。

警察によると、けが人はなく、周囲の建物やライフラインへの影響も確認されていない。
陥没現場の歩道は、工事による通行止めなどの規制はなかった。

同ビルの建設を請け負う竹中工務店名古屋支店によると、午後6時ごろ、地下の掘削現場に大量の地下水が流入し、約1時間後に歩道の陥没が起きた。
地下水が流れ込まないよう掘削現場と歩道の下との間に壁を設置していたが、何らかの原因で水が漏れたという。
地下水の流入は、現在、止まっている。

現場責任者は、「敷地内で地下工事の最中、隣接する歩道がじわじわと落ちていった」と話した。
穴の中では崩れた土砂の間から太い配管がむき出しになり、歩道に敷かれていたタイルや道路標識も落ち込んでいた。

午後10時半ごろから、工事作業員らが穴にコンクリートを流し込む作業を始めた。
同支店の谷村次長(59)は、「翌朝までに応急的な処置を施す。ご迷惑を掛け申し訳ない」と謝罪した。

事業者の東和不動産のホームページによると、シンフォニー豊田ビルは2016年6月末に完成予定で、地上25階、地下2階建て。ホテルや映画館、店舗が入る。
当時は、ビルと地下道との連絡通路を設置する作業中だった。


出典URL

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015120890012324.html

http://www.sankei.com/west/news/151208/wst1512080009-n1.html

 

 

1291215分に朝日新聞からは、原因に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

歩道が陥没した問題で、隣で建設中の高層ビルの地下部分を囲うコンクリート製の仮設壁「土留め」に穴が開き、歩道下から土砂が流れ込んでいたことがわかった。
施工者の竹中工務店は、8日の名古屋市への報告で、穴をふさぐ対応の甘さや、壁の施工不良を認めたという。

同社によると、ビル建設で地下部分を掘る際は、地下水が流れ込まないよう仮設壁を設ける。
7日午後5時前、地下3階部分にあたる深さ約20mで、壁に開いた穴からの漏水を発見。
鉄板を当て止めようとしたが、流入する土砂が増えた。
地下を削られた歩道は舗装の重みを支えきれず、陥没した。

同社関係者は報道陣に対し、8日未明には陥没現場で「想定外」と話していたが、午後には「壁の一部に施工不良の箇所があった」と説明した。

同社から8日に報告を受けた市は、「地下水の水圧が強く、止水のやり方が甘かった」とし、鉄板をあてる前に壁の穴に薬液を注入し塞ぐべきだったと指摘。同社も認めたという。
市は、壁の施工不良の原因究明と再発防止の徹底を求めた。

陥没した歩道と隣の市道は、復旧作業のため8日も通行止めになった。
歩道下にあった電気やガス、上下水道などの配管が傷付いたため、同社は「損害額を協議する」としている。

名駅周辺は高層ビル建設が相次ぐが、市の担当者によると、地下を5mも掘れば地下水脈にあたる所があり、「軟弱地盤で工事に細心の注意が必要」。
JR東海が建設中のJRゲートタワーでは、基礎工事に想定以上の期間がかかった。


出典URL

http://digital.asahi.com/articles/ASHD852KKHD8OIPE01K.html?rm=358

 

 

129953分にNHK東海NEWS WEBからは、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。

 

事故は、歩道側の地下水が土を削りながらビルの地下部分に流れ込んだ事が原因と見られることが、市や建設会社への取材で分かった。


陥没から一夜明けた8日朝の現場では、車を通行止めにして、陥没でできた大きな穴を埋め戻す作業が行われた。


名古屋市や竹中工務店によると、歩道の下の地下水が土を削りながらビルの地下部分に流れ込んだのが原因とみられるという。


竹中工務店は、ビルの地下部分の周辺にセメントで固めた土の壁を作っていたが、7日午後5時前に壁の一部から地下水が漏れ始めたという。


環境地盤工学が専門の大同大学の大東憲二教授は、名古屋市の地下水の水位が上昇しているため、特に名古屋駅周辺では掘削工事を行う際には、十分な対策が必要だと指摘している。


地下水の工業利用が盛んだった昭和40年代は、地下40mほどだった。

しかし、水道の普及に伴って地下水の工業利用が減り、平成以降は地下10mまで水位が上昇した。


さらに、全般的に東が高く西が低い名古屋市の地形も影響があると指摘している。
例えば丘陵地の上にある栄では、10mほど掘らなければ地下水の水位に達しない。
しかし、台地を下った平野にある名古屋駅周辺では地下水の水位が高くなり、地表から約5m。

このため、地下水の水位が高い場所で、ビルなどを建設する際に地下を掘削する場合は、水の流入を防ぐための壁をしっかり作ることが重要だという。
壁から水が漏れると、地下の土砂が押し流されて、支えを失った地表は大きく陥没することがあるという。


現場では、穴を埋める作業が9日も続く見通しで、周辺では車が通行止めとなっている。

 

 

(以下は、活字にはなっていない、大東教授のコメント趣旨)

 

名古屋駅前では、リニアの工事も、もうすぐ本格的に始まる。

地下の掘削工事は、周辺の地下水の状況の変化をしっかりとらえながら工事をしていくことが必要。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20151209/4126342.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

1年前にも、同じ名古屋駅前に建設中だった別の高層ビルで出水トラブルがあったが、その工事も竹中工務店の施工だった。

2014102日掲載

2014925日 愛知県名古屋駅前に建設中の高層ビルで下水管を一時的にモルタルなどで塞いでいた栓が大雨時の水圧で崩れ、地下鉄東山線が水浸しになって9時間運休 (修正1)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4317/

 

当該トラブルの原因は、事前承認された方法とは異なり、下水管を一時的にモルタルと土嚢で塞いでいたことだったが、今回報じられている施工不良とは、どのような内容なのだろうか?
1年前のトラブルと原因や背景面で共通する点があるのだろうか?

 

 

 

 

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201510291121分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

群馬県渋川市は28日、同市北橘町に整備中の運動場の造成工事で、大量の岩などを使用する施工ミスがあったことを明らかにした。

岩の隙間に土が入り込むなどして地面が陥没する恐れがあり、市は、造成した市内の建設会社に工事の一部やり直しを求めるとともに、同社を指名停止処分にする方針だ。

 

運動場は2016年9月の完成予定。

市によると、造成は昨年6月~今年2月に行われた。

 

今年6月の大雨で道路に面したコンクリートの壁が崩れ、その後、別の業者が再発防止工事をしている際、大量の岩が見つかった。

敷地内の数か所を掘り起こした結果、計12トン以上の岩が使われていた。

 

造成は、敷地内の傾斜地の高い場所から低い場所へ土を移して行う計画だった。

市の調べに対し、同社は、「約3000m3の土が必要だったが、足りなくなり、約1500m3分の岩や土を、別の工事現場から持ち込んだ」と説明したという。


崩壊した壁にも施工ミスがあった。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20151029-OYT1T50073.html

 

 

 

 

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2015917日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

国交省松山河川国道事務所は、16日、今治市古谷の朝倉第2高架橋(長さ223m)の工事現場で、橋脚間にあるコンクリート製の橋桁(長さ約40m、幅約1m、重さ約120トン)が高さ約15mの橋上から落下したと発表した。

けが人はなかった。

 

事務所によると、この橋は今治小松自動車道の今治ICと今治湯ノ浦IC間にある。

 

この日、午前9時半ごろ、橋の中央付近で橋桁を吊っている鋼の棒などが外れ、落下したという。

当時、付近で6人が作業していたが、けが人はいなかったという。

 

この部分の工事は、昨年11月から始まった。

事務所は、原因を調べている。

 

 

 

 

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2015716日付で熊本日日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

熊本市が整備中の自動車専用道路「熊本西環状線」の同市北区和泉町の高架橋工事現場で、15日、建設機材の一部が約20m下の斜面に落下する事故があった。

市が16日発表した。
けが人はなかったが、現場復旧、工事再開のめどは立っていない。


市北部土木センターによると、事故は15日午後2時ごろ発生。

建設中の「下硯川高架橋(仮称)」の橋台と約42m離れた橋脚の間に架設桁をかける作業中、橋脚側から架設桁をつっていた高さ11m、幅16mの門型クレーンが倒れたことから、橋台側の門型クレーンも倒壊。


架設桁と「手延べ機」と呼ばれる機材(合わせて長さ約84m、重さ約125トン)が橋脚と橋台の上に落ち、手延べ機は先端部分約18m(約9トン)が折れ、斜面まで落下。橋脚や橋台の一部も破損した。

現場には作業員9人がいたが、けがはなかった。

 

市と熊本労基署で原因を調べている。


同高架橋を含む西環状線の西区花園-北区下硯川町間(4.1km)は2017年3月の供用開始予定。

市は、「現場確認と二次被害防止に追われ、発表が遅れた」とした上で、「原因を究明し、安全管理の指導を徹底する。供用開始時期には影響しないようにしたい」としている。

 

出典URL

https://kumanichi.com/news/local/main/20150716005.xhtml

 

 

 

 

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2015520719分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

広島県庄原市東城町川鳥の林道工事で、橋(長さ127m、幅6.5m)の橋台が、設計よりも約50cm高く造られていたことがわかったと、発注した県が19日、発表した。

 

施工業者の測量ミスが原因で、県は、業者に工事のやり直しを指示した。

追加工事にかかる約3000万円は、全額、業者が負担する。

 

林道は、県北部農林水産事務所が発注し、2016年度中に供用を開始する予定。

県によると、今年4月、橋りょうの施工業者が測量した際、左岸の橋台が設計図よりも高くなっていることが判明した。

 

その後の県の調査で、12~13年に橋台を施工した庄原市の業者が測量を行った際、機器の数値を見誤り、間違ったデータを基に工事が行われたことが原因とわかった。

 

橋台を約50cm削ると、橋の強度が保てないことから、県は一から造り直すように命じた。

橋りょう工事と並行して行うため、供用開始時期への影響はないという。

 

県林業課は、「工事後の県による確認も、業者のデータを基に行ったため、発覚が遅れた。再発防止策を検討したい」としている。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150519-OYT1T50141.html

 

 

 

 

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201542日付で岩手日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

1日午後7時20分ごろ、震災復興事業として建設中の宮古市千徳の仮称・小山田(こやまだ)トンネル(1100m)内で岩盤が崩れ、会社員の高谷さん(男性、61歳)が下敷きになった。

高谷さんは同市内の病院に運ばれ、同9時24分、頭蓋骨骨折で死亡が確認された。

警察は、安全が確認され次第、2日にも実況見分を行う。


同トンネルは、宮古盛岡横断道路の一部。

三陸国道事務所などによると、落盤現場は入り口から約310m入った掘削面の先端で、午後7時ごろから高谷さんを含む5人が作業していた。


重機で穴を開け、ダイナマイトで発破作業をする準備中だったが、土砂が崩落したという。

警察などによると、崩れたのは、掘削するために吹き付けていた大量のコンクリートなどとみられ、数トン規模の可能性もある。


 
同トンネルは、昨年10月着工。1日4回の発破作業を行い、24時間交代で掘削していた。

工事は、前田建設工業東北支店が受注。高谷さんは、下請けのK建設(仙台市)の社員で、北海道から働きに来て作業に入っていた。

 

事故を受け、工事は当面中止する。

同トンネルは、2016年3月の完工を目指している。

 

出典URL

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150402_3

 

 

412339分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

1日午後7時20分ごろ、岩手県宮古市千徳の東日本大震災の復興道路「小山田トンネル(仮称)」の建設現場で、長さ約1.5m、重さ数100kgの石が滑り落ち、K建設(仙台市)の作業員の高谷さん(61)が下敷きになった。

高谷さんは、頭蓋骨骨折で間もなく死亡した。

 

警察によると、高谷さんら5人が同日午後7時から掘削作業をしていた。他の4人は無事だった。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20150402k0000m040131000c.html

 

 

 

(2015年8月8日 修正1 ;追記)

 

2015831248分に産経新聞から、作業主任者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

宮古労基署は3日、工事を請け負った「K建設」(仙台市)と、安全管理する立場だった同社の男性作業主任者(49)を、労安法違反の疑いで書類送検した。

送検容疑は4月1日、高谷さんが発破のため火薬の装填作業をしていた際、小規模な崩落があり、さらに崩落の危険があったのに、作業を中止せず安全な場所に退避させなかった疑い。

労基署によると、1回目の崩落の後、高谷さんが落ちた火薬を回収しに行こうとして、崩落した岩の下敷きになり死亡した。

 

出典URL

http://www.sankei.com/affairs/news/150803/afr1508030015-n1.html 

 

 

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2014926040分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

名古屋市の市営地下鉄東山線名古屋駅で25日未明、冠水があり、市中心部の区間が始発から約9時間運休し、15万人に影響するトラブルになった。

 

市交通局は同日、近隣のビル建設現場で、下水管を一時的に塞いでいた「栓」が大雨による水圧で崩れ、浸水につながったと発表した。

施工者の竹中工務店は、宮下社長が「多大なご迷惑をかけた」と記者会見して陳謝した。


同局と竹中工務店の説明では、下水管(直径90cm)は、名古屋駅北側で建設が進む日本郵便の高層ビル「JPタワー名古屋」の工事現場にある。

地下鉄に空気を送る給気ダクトの周囲を掘った穴(広さ約100m2、深さ約5m)につながる箇所で切断され、竹中工務店の下請け会社がモルタルや土囊で切断面を塞いでいた。

しかし、下水管に大量の雨水が流れ、栓が崩れたという。


下水管の水は穴にたまり、水の圧力でダクトのつなぎ目から内部に浸水。ダクトを伝って25日午前2時40分ごろから、東山線名古屋駅地下1階の機械室に漏水した。

機械室が約70cm浸水したほか、隣の仮眠室や駅長室にも水は流入し、地下2階のホームも浸水。線路も約10cm冠水し、線路脇の送電設備が水損した。


竹中工務店は、下水管について「一般的な工法で塞いだ」と説明。ただ、宮下社長は「今回は当社に責任があると思っている」と話した。

同社は崩れた下水管の端を、コンクリートなどでふさぎ直す応急処置を済ませたという。


市交通局は、失った運賃収入やJR東海と私鉄の振り替え輸送にかかった費用を精査し、同社への損害賠償請求を検討するという。


名古屋地方気象台によると、名古屋市では台風16号から変わった温帯低気圧と前線の影響で、25日午前3時46分までの1時間に30.5mmの激しい雨が降った。
台風17号が接近するなど、今後も大雨が降る可能性がある。


名古屋駅周辺では、JPタワー名古屋など高層ビル3棟の建設工事が進んでいる。

市交通局は3棟の工事現場を訪れ、駅への浸水の恐れがないか確認して施工者に注意を促す。

東山線が復旧したのは午後2時45分。始発から約9時間もかかった。

この日開かれた会見で、市交通局は「冠水が線路にまで及び、排水と点検に時間がかかったため」と説明した。


名古屋駅には、1分間に1200ℓ排水できるポンプ4台を備えている。

さらに、1分間で200ℓ排水できる可動式ポンプ4台も投入したが、排水し終えたのは、浸水が始まった午前2時40分から約8時間後。

 

さらに線路脇の送電設備が水につかったため、電気系統などの安全確認に約2時間半かかった。

その後、列車の試運転をして、ようやく運転再開にこぎつけたという。


今回のトラブルでは、運休区間が岩塚―池下の12駅間と長かったのも混乱に拍車を掛けた。
市の東西を結ぶ東山線は栄駅でも折り返し運転できる。

池下駅よりも名古屋駅に近く、繁華街でもある栄駅で折り返し運転ができれば、利用客への影響はより小さかった。
しかし、名古屋―栄の3駅間は送電システムが一体となっている。栄駅で折り返すと、名古屋駅にも通電して、ショートする恐れがあったという。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASG9T5WBXG9TOIPE03X.html?iref=com_rnavi_arank_nr02

 

 

20141012212分に毎日新聞からは、当初計画にない手順で塞いでいたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

名古屋市は1日、排水管が漏水した場所で、事前に承認した方法とは異なる形で工事されていたと発表した。

施工者の竹中工務店は「一時的なものだった」とし、事実関係を認めている。


市や竹中工務店によると、現場では工事の妨げになる排水管(下水管)の位置を変えるため、一部を仮設排水管に置き換え、両端の接続部にできる口をコンクリートブロックとモルタルで塞ぐはずだった。


しかし、撤去するはずだった元の管の一部に雨水を流す別の管がつながっていた。

このため、一時的に元の管の一部を残し、口を土のうとモルタルで塞いでいた。

漏水はこの部分で起こった。

この工事手順を、同社は市に説明していなかった。


同社は、「最終的に市が承認した方法で塞ぐつもりだった。途中の手順も市に連絡すべきだった」としている。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20141002k0000m040077000c.html

 

 

(2014年10月4日 修正1 ;追記)

 

2014102日付で朝日新聞(聞蔵)から、経緯などに関する若干異なる表現の記事が下記趣旨でネット配信されていた。

 

現場では、地上からの掘削で地下鉄に空気を送るダクトと下水管が露出していた。

竹中工務店は、工事のため下水管を切断し、断面にモルタルと土嚢で栓をしていた。

 

ビル事業主の日本郵便は昨年11月、建設工事に支障が出る下水管の一部区間を一時的に移すため、市上下水道局と協議。

下水管の切断面にコンクリートブロックとモルタルで栓をすることにし、同局は承認した。

 

竹中工務店は、栓にコンクリートブロックではなく土嚢を使った理由について、下水管に道路の雨水を排水する管が接続しているのを工事中に見つけたためと説明。

この排水管を残しながら下水管を移す作業を進めるため、暫定的な栓として土嚢を使った。

 

市上下水道局は、下水管は直径90cmで流量が多いため、同社から事前に土嚢使用の相談があれば、「強度が不十分なので認めなかっただろう」としている。

 

 

 

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20146191815分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

自動車専用道路「山口宇部道路」のガードレールの支柱のうち、地中に埋められている部分が国の基準より短いものが1本見つかり、県はこの支柱を設置した業者が工事を担当したおよそ1400本について19日から調査を始めた。


県によると、ことし1月、山口宇部道路の長谷インターチェンジと嘉川インターチェンジの中間付近で起きた交通事故で、ガードレールを固定する2本の支柱が壊れた。
その後、県による調査の結果、このうち1本で、地中に埋められている部分が国の基準より28cm短かったことがわかったという。


ガードレールを設置したのは防府市の建設業「K社」で、県の調べに対し、「地盤が固く、早く作業を終えるため、現場の作業員の判断で支柱を切断した」と話しているという。


これを受けて県では、山口宇部道路のガードレールのおよそ6000本の支柱のうち、この業者が工事を担当したおよそ1400本について国の基準より短いものはないか、19日から調査をはじめた。
県は、調査結果を踏まえて、この業者への処分について判断することにしている。


山口宇部道路では、おととしの県の調査でも国の基準より短い支柱が13本見つかっている。

 

県道路建設課の篠原課長は、「今回はひとつの業者による特別なケースと考えているが、大変遺憾に思う」と話している。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065334851.html?t=1403212015064

 

 

620日付で朝日新聞山口版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

業者は県に「他にも同じように施工した記憶がある」と説明している。

 

山口宇部道路では、12年にも嘉川ICで別の業者が設置した長さ不足の支柱13本が見つかっている。

 

 

6191937分に日テレNEWS24(山口放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

現場では今年1月に交通事故が発生し、先月下旬、壊れたガードレールを撤去する時に見つかった。

 

通常、固い岩盤などがあった場合、県に報告し、新たに掘削作業を行う必要があるが、この業者はその手続きを行っていなかった。

 

今回の不適切な工事を受け、県では業者が設置したガードレール、およそ1400本について超音波による調査を始めている。

 

出典URL

http://news24.jp/nnn/news8705057.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

おととし行った県の調査の概要は下記。

 

○以下の投書があった。

県道山口宇部線の道路改良工事で23年度に施工したガードレールを撤去した際、多数の支柱が切断されていた。

これは、岩盤部の打ち込み作業で入らない部分を岩盤掘削せず、切断して高さを調整したもの。

不正の究明、再発防止策の検討が必要。小郡萩道路も要調査。

○長さが不足していたことが確認された。ただ、施工は12年度頃だった。

○嘉川ICで同時期に施工された支柱を調べた結果、新たに11本で長さ不足が判明した。

○施工した可能性のある業者への聞き取りなどで事実確認に努める。

 

http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/201205/021619_f1.pdf

 

2年後に、業者こそ違え、まったく同じ問題が再浮上したということになる。

前回の調査では、今回名前が出ている業者に、どのような聞き取りを行ったのだろうか?

 

本件、事故というよりは事件のジャンルに入るのだろうが、事例の横展開対応が不適切だったかもしれないという点で、紹介する。

 

 

 

 

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2014415日付で福島民友ニュースから、下記趣旨の記事が掲載されていた。

また、415日付で朝日新聞福島浜通版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午前10時20分ごろ、いわき市の国道6号久之浜バイパス工事現場で、土木作業員の男性(32)に木の根がぶつかり、はね飛ばされた。

男性は全身を強く打ち死亡。警察が労災事故として調べている。


警察によると、バックホーで掘り起こした、株の直径が約40cm、高さと幅が約2mの木の根が斜面を転がり、下で作業していた男性にぶつかったという。

 

出典URL

http://www.minyu-net.com/news/news/0415/news3.html

 

 

 

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20131221146分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

(この記事の内容をもとに、笹子事故のタイトルを第1報から全て修正した)、

 

山梨県大月市の中央自動車道・笹子トンネルで9人が死亡した天井板崩落事故を受け、建設会社や高速・鉄道各社、研究者らでつくる土木学会は、コンクリートにボルトを接着剤などで留める工法による重量物のつり下げを原則禁止する方針を固めた。
年度内にも、業界として初めてつくる同工法の統一指針に盛り込む。

建物や空調の分野では、地震時の落下災害を念頭に既に規制がかけられており、事故を受けてようやくトンネルなどを造る土木業界でも対策が取られることになった。 

 

笹子トンネル事故は昨年12月2日に発生。

約140mにわたって天井板(1枚1.2〜1.4トン)約340枚が落下した。


天井板はトンネル上部からつり下げられ、コンクリートに穴を開けてボルトを接着剤で固定する「あと施工アンカー」という工法が使われていた。


国の事故調査・検討委は、1976〜77年の天井板設置時の施工不良や材料の劣化などでボルトが引き抜けたと結論付けた。

 

土木業界では、トンネルや高架などコンクリート構造物に設備を固定する目的で「あと施工アンカー」が採用されている。
笹子で使われた接着剤を使う手法のほか、コンクリートの穴の内部で部品を押し広げて固定する手法があり、天井板のほか、ジェットファン(大型換気扇)、照明、標識などが対象だ。

 

だが、この工法はボルトが万が一抜ければ事故に直結するため、建築基準法は柱やはりなど主要構造物での使用を認めていない。
空調設備団体「空気調和・衛生工学会」は2005年、エアコン設置などで接着剤アンカーのつり下げ使用を原則禁止した。

 

専門家によると、工法が簡便なことや、天井板などは付属物との意識があったことから、土木業界では容認されてきたという。

国交省が工法の長期耐久性に疑問符を付け、接着剤を使う工法による重量物つり下げのみを禁じる通達を出したのは、事故後の今年5月だった。

 

土木学会によると、笹子事故を受けて対策を検討。
来春をめどにつくる設計・施工指針の中で「常時荷重が作用しない条件で使う」との原則を示し、つり下げなどボルトに常に力がかかる箇所では、「あと施工アンカー」を原則禁止する方向になった。

 

代替の工法がない場合は、「補強などで荷重を分散させ、安全が十分に確認されれば使える」と使用の余地も残す方向だが、既存設備の撤去や補強、新設時の工法変更など影響が広がりそうだ。

指針には、

○有資格者による施工
○点検の確実な記録
○耐用年数の設定

なども盛り込む見通し。

 

同学会で指針を担当する中村光・名古屋大教授(コンクリート工学)は、「あと施工アンカーは長期的な荷重の影響が分かっていない。笹子と同じ事故を起こさないことが大前提だ」と話している。

 

中日本高速は、「学会の指針は尊重したい」としている。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20131202k0000m040116000c.html

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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