本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2016年12月15日13時2分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし4月、長崎市京泊の三重式見港で、クレーンの作業船「第十八興真丸」が台船とともに曳航されていた時に転覆し、乗っていた61歳の男性の船長が死亡した。
事故原因を調べていた国の運輸安全委員会は、15日、報告書を公表し、転覆した作業船は、台船の後ろにへさきをくっつけて曳航されていたが、船が左右に振れないように台船との間につながれた2つのロープのうちの右側が切れていたという。
このため、作業船が横向きになったまま引かれる状態になり、転覆したと考えられるという。
ロープが切れたのは、作業船の船首部分と台船の船尾とが連結されていなかったことから、先頭の船が左に曲がった際に作業船の船首がずれ、強度を超える力がロープに加わった可能性が考えられるという。
報告書は、今回のように台船に船のへさきをつけて曳航される場合は、振れを抑えるようにロープで固定するなどの対策を講じることなどを求めている。
出典
『作業船転覆原因はロープ切断』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035248931.html?t=1481834440302
(ブログ者コメント)
運輸安全委員会の報告書は下記参照。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/ship/rep-acci/2016/MA2016-12-25_2016ns0033.pdf
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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