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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202321550分にYAHOOニュース(ラジオ関西)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20226月、兵庫県明石市沖で、操業中の漁船から男性(31)が転落し死亡した事故で、神戸海上保安部は14日、漁船内での安全対策を怠ったとして、船長(61)を業務上過失致死容疑で書類送検した。

男性は69日午前7時すぎ、明石市林崎の南西約3キロの海上で船びき網漁をしていた際、甲板で網を海中へ繰り出す作業をしていたところ、網につながったロープに右足を絡ませるなどして海中に転落し、死亡した。
死因は溺死だった。

船びき網漁は、2隻の網船が網をひき、網の中にシラス・やイカナゴなどの小魚が入ったタイミングで、運搬船と呼ばれる漁船が網を上げて漁獲物を回収した後、再び網を海に投げる手法。

船びき網漁で網を投げる際、一度に網を繰り出すと、ロープや網が水中でもつれる可能性があるため、網を手で押さえるなどして、網を繰り出す速さを調整するという。

また、網は重さがあるため、足が絡まって海中転落する危険性が極めて高いことから、経験の浅い漁師ではなく、熟練者した技術を持つ漁師が網の繰り出し速さの調整を手で行うのが一般的とされている。

この漁船では、網を膝や足で抑えるという手法を取っており、死亡した男性は漁師としての経験が1年程度だったという。

神戸海上保安部は、船長がこうした手法に対する危険性を十分認識していながら、対策を怠ったと断定した。

容疑について、船長の認否は明らかにしていないが、事実関係については認めているという。

起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fd2535468e38a5cbaacebf29bd28f99ff036076d

 

2141725分にYAHOOニュース(サンテレビ)からは、他の乗組員2人も漁業経験は1年未満だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20226月、兵庫県明石市の海上で漁船の乗組員が転落して死亡した事故で、神戸海上保安部は214日、この船の船長で、漁船を運営する会社の社長を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

202269日、明石市林崎の海上で船びき網漁業をしていた乗組員の男性(31)が網を海に出す作業中に、ロープに足を絡ませて海に転落し、12日後に遺体で発見されました。

網を海に出す際には、手で押さえるのが一般的ですが、この乗組員の男性は足で網を押さえていたということです。

神戸海上保安部は、この船の船長で、漁船を運営する会社の社長(61)が危険性を認識していたにも関わらず、足で網を押さえる方法を日常的に乗組員に指示し、安全対策を怠ったことが事故原因とし、業務上過失致死の疑いで神戸地検に書類送検しました。

当時、船には社長を含む4人が乗っていて、網を出す作業は社長と死亡した男性(31)の2人で行っていたということです。

また、死亡した男性を含む3人の乗組員は、いずれも漁業経験が1年未満だったことも報告されています。

神戸海上保安部は社長の認否を明らかにしていません。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a8c0073aada02fb9424abc141ac104234fcefc23

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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