2019年2月8日22時8分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後2時ごろ、留萌市末広町1の公務員宿舎1階共用玄関内で、自家発電機を使って給水管工事をしていた作業員3人が倒れているのを住民の家族が見つけ、119番した。
3人は病院に運ばれたが、いずれも意識不明の重体。
警察によると、3人は同市内の建設会社に勤務する神さん(男性、61歳)、門脇上さん(男性、42歳)、山下さん(男性、39歳)。
発見時、1人は玄関内で、残る2人は玄関から通じる半地下のピット(配管用スペース)で倒れていた。
3人は、同日午前9時半ごろからピット内で、給水管などの取り換え工事をしていた。
電動ドリルを使うため、玄関内にガソリン自家発電機を置いて動かしていたという。
当時、玄関ドアは閉まったままだったとみられ、警察は、排ガスによる一酸化炭素(CO)中毒の可能性が高いとみて調べている。
札幌管区気象台によると、同市内の午後2時の気温は氷点下12.3℃で、現場付近は風雪が強まっていた。
出典
『配管作業の3人意識不明 留萌の公務員宿舎 CO中毒か』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/274995
2月8日19時24分に日本経済新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3人は8日朝から、建物の地下で老朽化した給水管を交換していた。
換気はしていなかったとみられる。
建物1階の入り口付近に1人、地下1階に通じる階段に2人倒れていた。
現場はJR留萌駅から数100mの場所で、海上保安庁や税務署の職員らが住んでいるという。
〔共同〕
出典
『配管作業の3人重体 北海道留萌市、CO中毒か』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO4108176008022019CZ8000/
2月8日17時51分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察の調べによると、3人は午前9時半から工事にあたっていたが、寒さを免れるため、入り口の引き戸を閉めた上で、電動ドリルを使うための発電機を建物の中に入れていたということで、警察は発電機の不完全燃焼による一酸化炭素中毒の可能性があるとみて詳しく調べている。
出典
『作業員3人意識不明 CO中毒か』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190208/0007730.html
(ブログ者コメント)
複数のメディアの映像によれば、現場は鉄筋コンクリート5階建ての建物。
1階共用玄関への入口は二重扉になっているので、もしかすると、二重扉の間で発電機を動かしていた、ということかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。