







2015年4月5日21時1分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後1時ごろ、大分県臼杵市野津町原であったイベント「吉四六(きっちょむ)まつり」の会場で、アトラクションのやぐら(高さ約4m)が突然倒れ、近くにいた同市内の農業の男性(31)と娘(1)が鉄製パイプなどで頭や顔を打ち、軽いけがをした。
パイプには飾り用として10数枚の木の板が付いており、警察は、この板が風にあおられてやぐらが倒れたとみて調べている。
イベントは、野津町商工会などが催した。
警察などによると、やぐらはアトラクション「トロッコアドベンチャー」の発車場所を廃坑風に演出するために設置。
建設現場などで使う太さ約6cmのパイプを柱にして組み上げたもので、幅と奥行きは各1.8m。
商工会は、「一時的に強風が吹いて倒れた」としている。
この日は数1000人でにぎわい、事故当時、アトラクションの前は親子連れら30~40人が並んでいたという。けがをした親子も並ぼうとしていたとみられる。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH455G3KH45TPJB00B.html
4月5日19時15分に大分放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後、祭りが開かれていた臼杵の公園で、強風でやぐらが倒壊し、近くにいた親子2人が頭と顔に軽いケガをした。
倒壊事故は5日午後1時頃、臼杵市野津町の吉四六ランドでおきたもの。
イベントで用意されたトロッコに乗るため、順番を待っていた親子2人に発車場所に設置されたやぐらが倒壊し、鉄製の支柱が接触した。
この事故で、農業の男性31歳と1歳の次女が頭や顔に軽い打撲をした。
やぐらは高さ4m、直径6cmで4本の鉄製の柱で支えられ、上部には、数枚の板が敷かれていた。
大分地方気象台によると、事故当時、強風注意報などは出ておらず、警察では、突風による倒壊事故とみて詳しく調べている。
出典URL
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=04050029775&day=20150405
2015年2月27日23時59分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月1日7時0分に産経新聞九州沖縄版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後9時ごろ、JR博多駅そばの「ホテルセントラーザ博多」地下にある焼き肉店付近から出火し、消防によると、店内の一部約20m2が焼けた。
消防によると、2階にいた別の飲食店の20代の女性従業員が煙を吸って病院に運ばれたが、軽傷。
ホテルのビルはJR博多駅筑紫口の駅前広場に面しており、勤め帰りや周囲の飲食店の客ら数百人が一時、消火作業を見守るなどしてごった返した。
ホテルのホームページによると、ビルは地上11階、地下3階。宿泊客約230人は避難して無事だった。
警察などによると、地下1階にある焼き肉店の床下を通る換気ダクトの周囲の床材が焼けているという。
客が肉を焼くのに使っていた機器から火が排気ダクトに燃え移ったとみられる。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH2W7HGPH2WTIPE044.html?iref=com_rnavi_arank_nr04
http://www.sankei.com/region/news/150209/rgn1502090008-n1.html
2015年2月24日21時46分に朝日新聞から、テレビ番組収録中にヘリウムガスを吸った少女が一時意識不明になった事故に関する下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
BS朝日の番組収録中にヘリウム混合ガスを吸った少女が倒れた事故。
意識は戻ったが、ガスと事故の因果関係ははっきりしない。
手軽に「変声(へんごえ)」になれるパーティーグッズとして売られているが、安全なのか。
「無害で安心な人工空気」
市販のヘリウム混合ガスにはそう記されているが、事故公表後、発売元や小売店には影響が出ている。
発売元は国内に少なくとも4社。事故後、あるメーカーの担当者は小売店への説明に追われているという。
大手玩具チェーン店などを中心に年間数万本を販売しており、「20年以上携わっているが、一度も事故は起きていない」と強調する。
「変声用のガスは酸素20%を含む混合ガス。ヘリウム100%の風船用ガスと一緒くたに『危ない』と思われるのは困る」。
店頭では対応が分かれる。
玩具店を展開する「日本トイザらス」は、「どの商品で事故があったか特定できない以上、販売を一時的に取りやめた」という。
「ロフト」も、売り場から下げた。「取引先と安全性を確認し、今後販売を続けるかどうかも含めて社内で検討する」(広報)と話す。
一方、全国2800店を展開する「ダイソー」は、事故後も販売を継続。
広報担当者は、「顧客に不安を与えてはいけない。継続してメーカーと安全性を確認して販売している」という。
「ドン・キホーテ」は、メーカーから安全性を確認したといい、近日中に各店舗に使用時の注意喚起のポップを掲げるよう促す。
「東急ハンズ」も、店頭からは引き揚げず、子どもの購入時に声をかけたりするという。
テレビ朝日によると、少女は脳の血管に空気が入り、血流が妨げられる「脳空気塞栓症」と診断された。
どういう症状なのか。
「ダイビングでよく起こる病気の一つ」。
潜水医学に詳しい山見小児科医院(宮崎県)の山見信夫副院長は指摘する。別名「動脈ガス塞栓症」とも言う。
スキューバダイビングは外気が1気圧のところから潜り、水深10mで2気圧となる。
潜水中にパニックを起こすなどしてボンベの空気を吸い込んだまま急浮上した際、水中で圧縮されていた肺の空気が膨張し、肺が破れたり血管に空気が入ったりして起きる。
脳梗塞のように命に関わることもある。
山見さんは、番組収録中に潜水事故と似た状況になったのでないかとみる。
「ヘリウム混合ガスを大きく吸い込んで息をこらえ、何らかの原因で『息む』ことで肺の中の圧力が高まり、肺胞のすき間からガスが入りこんだ可能性がある」。または、ガスを勢いよく吸い込んだ時、何らかの原因で肺に傷がつき、さらに息んだことで空気が入ったかもしれないという。
「ヘリウム混合ガス自体に問題はないが、無理して吸い込んだり、呼吸をこらえて息むことは避けたほうがいい」と助言する。
声を変えるヘリウム混合ガスは、酸素とヘリウムの割合が20%と80%だ。
日本中毒情報センター(茨城県つくば市)によると、2001~12年度に、ヘリウムガスを使った玩具による事故の相談は32件あり、うち31件は12歳以下の子どもに集中。
風船に入ったガスの吸引が26件で、3歳女児が倒れた例があった。
声が変わる混合ガスの玩具は5件。7歳女児が一時意識を失う例があった。
ガスなどの中毒に詳しい伊関憲・福島県立医大教授(救急医学)は、「ヘリウムガスそのものに毒性はない」。ただヘリウム100%の風船用ガスの取り扱いには注意が必要という。
「酸素がゼロなので吸ってしまうと低酸素症を起こして意識を失う。声が変わると思って、風船用のヘリウム100%のガスを吸うのは危険だ」と指摘する。
伊関教授は、「販売されているヘリウム混合ガスは安全だとしても、事故の危険性がゼロではない。ヘリウムガスに限らず酸素ガスでも、扱い方を間違えれば何らかの危険性がある。安易に大丈夫だと思わず、危険性を認識した上で注意を払って扱うことが大切だ」。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH2S5G1DH2SUTIL03G.html
(ブログ者コメント)
事故の概要は下記参照。
2015年2月10日掲載
[プチ昔の事例] 2015年1月28日 テレビのバラエティー番組収録中、ヘリウム入りのガス缶を誰が吸うかというゲームでヘリウムを吸った12歳少女が一時意識不明
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4618/
2015年2月14日18時2分に北日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月15日13時28分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前、魚津水族館で火事があり、施設内にいた客およそ20人が避難した。けが人はいなかった。
警察などによると14日正午ごろ、魚津市の魚津水族館で水槽管理を委託されている業者の男性が、機械室のビニール管から火が出ていることに気がつき、備え付けの消火器で火を消した。
施設内には客がおよそ20人いたが、全員避難して無事だった。
焼けたのはヤドカリやヒトデなどと触れあえる水槽の海水を温める装置で、直径15cm、長さ40cmのビニール管。内部には電気式のヒーターが入っている。
飼育員の男性が水槽の水を入れ替えた後、ビニール管の通水バルブを開放し忘れて水が流れなかったため、中のヒーターが過熱して火が出たという。
水族館は、指導を徹底し再発防止に努めたいと話している。
出典URL
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=6470
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150215-OYT1T50038.html
2015年2月14日付で毎日新聞香川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前8時55分ごろ、丸亀市綾歌町の遊園地「ニューレオマワールド」内にある水上ジェットコースター「ビバーチェ」の運行前点検をしていた男性社員(45)が、乗り場と車体の間に左足を挟み、指の骨を折るなどの重傷を負った。
警察によると、男性社員は同僚4人と点検をしていた。
無人でコース内を試運転し、速度を落としながら乗り場に戻ってきたジェットコースターに、男性社員が足をかけた際に、挟まれたとみている。
警察は、安全管理に問題はなかったか、当時の状況を詳しく調べている。
レオマワールドでは、昨年11月、パート従業員の男性(当時71歳)が剪定作業中に、試運転中だった同じジェットコースターに接触し、重体となる事故が発生していた。
運営するレオマユニティーは、「前回の事故後、作業マニュアルを改定したが、さらに安全に作業するよう指導する」とコメントした。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20150214ddlk37040601000c.html
2月13日13時52分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
従業員は、ゆっくりと動いていたコースターにホームから乗ろうとした際、足を踏み外したとみられる。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150213/wst1502130053-n1.html
(ブログ者コメント)
昨年11月の事故は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4435/
2015年2月14日付で毎日新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市中央区で10日、オフィスビル「札幌ノースプラザ」地下1階の飲食店から出火し、直結する「札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)」(520m)に煙が充満した火災で、当時、防火シャッターなどが作動していなかったことが13日、札幌市中央消防署の調べで分かった。
スイッチが切られていた。
同署は、消防用設備を適正に運用していなかったとして、消防法に基づきビル管理者に警告書を出した。
同署によると、火災の約40分前の10日正午ごろ、ビルで火災感知器が誤作動した。
このため、ビルの警備員が感知器に連動する防火シャッターと避難誘導アナウンスのスイッチを切ったという。
その後、飲食店内で調理中、壁の油かすに引火し、壁など約5m2を焼いた。
警備員は、誤作動の際に切った避難誘導アナウンスの装置は復旧させたが、防火シャッターのスイッチは入れ忘れたという。
地下歩行空間には煙が充満、2011年3月の開通以来初めて、全面閉鎖された。
同ビルの管理会社によると、火災感知器は普段から誤作動が多いため、作動時は連動するシステムを一旦停止させ、警備員が現場確認した後にシステムを復旧させていた。
管理会社は今回のミスを機に、適正な運用方法をマニュアルに明記し、火災訓練をすることにした。
同署も、19日に「チ・カ・ホ」沿道にあるビル10棟の防火管理者らを集めた研修会を開き、初動対応などの徹底を図る。
市道路維持課によると、「チ・カ・ホ」は「歩行者専用道路」に当たり、国道または市道扱い。
このため、消防法や建築基準法の適用対象外で、消防用設備の設置義務はない。
市はこれまで、独自に煙感知器や消火器などを設置し、防災センターを設けて警備員を常駐させているが、スプリンクラーはない。
今回の火災では、警備員が歩行者を13カ所の出入り口から地上に誘導し、換気窓から排煙した。
火災を受け、市は沿道ビルとの管理協定に従い、連絡体制を強化、3月に恒例の防災訓練を実施する。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20150214ddr041040005000c.html
2月14日9時10分に北海道新聞からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
これまでの調べでは、ビルの管理会社が防災システムのスイッチを切っていたため、防火扉が閉まらなかった人為ミスも判明。
防災体制を検証した。
複合ビルには、煙感知器の反応で自動的に防火扉が閉まる防災システムが設置されている。
市消防局によると、管理会社がシステムのスイッチを切ったのは10日正午ごろ。ビルの煙感知器が作動し、担当者がいったんシステムを停止させて現場を確認したが、誤作動だった。
その後、スイッチを入れ直すのを忘れたという。
午後0時40分ごろ、実際に出火したが、システムは作動せず防火扉は開いたまま。
警備員がビルの出入り口のシャッターを閉めたものの、歩行空間には大量の煙が流入した。
管理会社は、北海道新聞の取材に「法令上問題ないと認識しているが、マニュアルの見直しを考えている」と話した。
地下歩行空間を管理する札幌市によると、歩行空間に接続するビルは10棟。
市はそれぞれ防災管理に関する協定を結んでおり、ビルで火災が発生した際には、歩行空間の防災センターに電話で連絡すると定められていた。
だが、今回はビル側から連絡がなく、歩行空間内の煙感知器が作動して初めて、歩行空間の防災センターは火災を覚知した。
地下歩行空間に充満した煙を逃がす排煙設備がなかったことも、騒動を拡大させた要因の一つとなった。
歩行空間は歩行者専用道路のため、建築基準法や消防法が適用されず、スプリンクラーなどの防火設備の設置が義務付けられていない。
市は出火当時、8カ所の天窓を開け、市消防局が送風機で煙を排出したが、想定外の事態で、閉鎖解除までに1時間も費やした。
総務省消防庁消防大学校消防研究センターの山田研究統括官は、「法律上義務はないが、火気管理だけではなく、煙を強制的に排出する設備などプラスアルファの備えがあっていい」と提案する。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/592283.html
(2015年3月8日 修正1 ;追記)
2015年3月4日付で毎日新聞北海道版から、鉄板加熱中に周囲に付着していた油汚れに燃え移ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月3日12時24分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
この火災を受け、札幌市消防局は3日、市中心部などの地下にある飲食店約700店の緊急査察を始めた。20日まで、調理場の管理状況や避難経路などを確認する。
火災は2月10日午後、店の調理場で従業員が鉄板を加熱中、周囲に付着していた油汚れに燃え移り、壁など約5m2を焼いた。
このため消防は、厨房の排気口などに油汚れがついていないかや、従業員が消火器の設置場所を把握しているかなどを重点において調べていた。
札幌市中央消防署の村瀬消防司令は、「厨房設備を清潔に保って引火に注意するとともに、万が一出火した際には落ち着いて通報し、消火、避難誘導を行ってほしい」と話していた。
市消防局は、今月20日までに市内6区の地下にある飲食店およそ700店舗の立ち入り検査を行い、改善点を指導することにしている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20150304ddlk01040123000c.html
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20150303/5794511.html
2015年2月8日16時47分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後0時5分ごろ、松山市堀之内の愛媛マラソン会場ゴール地点で、アルミ製のゴールゲート(重さ約110kg)が風にあおられて倒れ、近くで観戦していた観客にぶつかった。
警察などによると、県内と東京都に住む30~78歳の女性5人が市内の病院に搬送され、頭などに軽いけが。
警察は、事故原因とともに安全対策が十分だったか調べている。
県内には当時、強風波浪注意報が出されていた。
実行委によると、ゲートはコの字型で高さ3.6m、幅9m。地面に接する部分2カ所に計80kgの重りを置いて支えていたという。
事故を受け、重りを増やし、ロープで支えるなど転倒防止策を取って大会を続けた。
実行委は「突風を予想し切れなかった。安全対策はこれまでの経験上十分だと思っていたが、反省しないといけない」としている。
松山地方気象台によると、県内全域に7日夜から強風波浪注意報が出され、8日午後1時50分には松山市内で最大瞬間風速16.4mを記録した。
愛媛マラソンは愛媛陸上競技協会や松山市などが主催し、53回目。
市内を発着点とする42.195kmのコースに、県内外から過去最高の約1万人が参加した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH285H0ZH28PFIB001.html
2015年2月4日23時48分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
テレビ朝日は4日、少女アイドルグループ「3B junior」のメンバー(12)が1月28日夕、同本社内でBS朝日のバラエティー番組「3B juniorの星くず商事」を収録中、突然意識を失って倒れ、救急搬送されたと発表した。
少女は現在入院中で、意識は完全には戻っていないが、回復の兆しはあるという。
警察は、業務上過失傷害容疑を視野に、関係者から事情を聴いている。
テレ朝によると、吸うと声が変わるヘリウムガス入りの缶を誰が選ぶかというゲームに10〜16歳のメンバー26人が参加。5グループに分かれ、それぞれ1人ずつがヘリウムガスを吸うことになっていた。
実際にガスを吸った他の4人に異常はなかった。
少女が参加したグループは初回で全員、声が変わらなかったため、時間を置いて挑戦したところ、選んだ缶を吸った直後に倒れた。
ただ、実際にヘリウムガスを吸ったかは確認していないとしている。
ヘリウムガス入りの缶は市販のパーティーグッズで、ヘリウムガスが80%、酸素が20%入っていた。「大人用」と記載されていたが、番組制作のスタッフは見落としたという。
治療した専門医は、脳の血管に空気が入り、血流を妨げる「脳空気塞栓症」と診断。ガスを一気に吸ったことが原因とみている。
当日の収録分は15日未明に放送予定だったが、テレ朝は次回8日の放送を中止。その後については未定としている。
武田常務は記者会見で謝罪した上で、「原因を徹底的に究明した上で再発防止策を策定し、より一層安全管理に努める」と話した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150205k0000m040061000c.html
2月4日22時32分に産経新聞westからは、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
テレビ局の収録現場で、声を変えるヘリウムガスを吸ったとみられるアイドルグループメンバーが意識を失っていたことが4日、分かった。
明確な原因は不明だが、過去にも吸い過ぎによる事故が起きている。
厚生労働省の資料では、平成13~24年度、ヘリウムガスの吸い過ぎで意識を失ったり嘔吐したりする事故が、風船を膨らませるためのガスを含めて32件報告された。
大半は子どもだったという。
缶に入ったガスを吸い込むと声が甲高く変化し、パーティーなどに使われる商品は、ヘリウム80%と酸素20%の混合が一般的とされる。
ガスの事業者団体「日本産業・医療ガス協会」(東京)によると、吸引するガスの中に大気中と同じ割合の酸素(約20%)が含まれていないと酸欠状態に陥る恐れがある。
工業用ヘリウムガスをそのまま吸引したことによる死亡事故があったため、販売時に注意喚起するよう、事業者に促してきたという。
ディスカウントストアには、パーティーグッズを扱う一角にカラフルな缶入りの商品が並んでいた。
ラベルには、「無害で安心」とのうたい文句に加え、「安心して、思いっきり、胸いっぱいに缶の中のガスだけを吸い込む」と、遊び方が記されている。
「対象年齢10歳以上」、「お子さまの手の届かない場所に保管して」との注意書きもある。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150204/wst1502040065-n1.html
(2015年6月12日 修正1 ;追記)
2015年6月8日22時19分に読売新聞から、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本小児科学会が事故の詳細をまとめ、公表した。
ガスを一気に吸い込み、肺の組織が破裂したことが原因と推定。
テレビ朝日に当時の映像による検証を求めるとともに、子どもがガス入りスプレー缶を使う危険性を広く知らせる必要があるとしている。
今回のまとめやテレビ朝日の発表によると、少女は、玩具として販売されているヘリウムガス入りのスプレー缶を吸い、声が変わるゲームに参加。缶を4秒ほど吸った直後に倒れた。
缶には「大人用」との表示があったが、スタッフは見落としていたという。
同学会こどもの生活環境改善委員会は、主治医からの報告を分析。
鼻からガスを吐き出せない状態でガスを一気に吸ったことで、肺の組織が破裂。
切れた肺の血管から入ったガスが脳の血管をふさぎ、意識障害が起きた、と指摘した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150608-OYT1T50135.html?from=ycont_top_txt
2015年1月19日18時46分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月19日11時14分に読売新聞から、1月19日10時28分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
よみうりランド(東京都稲城市、川崎市)で昨年3月、ジェットコースターが逆走し後続車両に衝突した事故の原因を調べていた国交省の事故調査部会は、19日、スロープを引き上げるチェーンからコースターが外れた上、施工ミスのため逆走防止装置も機能しなかったとする報告書を公表した。
振動が原因でチェーンから外れた可能性が高いと分析している。
逆走防止装置は、車両下部に設置したローラーが逆走を感知すると、レール脇のはしご状の溝に金具を引っかけて車両を止める。
問題のコースターは、施工ミスでローラーが常に宙に浮いた状態だったため、正常に機能していなかった。
同部会によると、レールの位置が設計者の想定と最大約2cm誤差があり、このため、逆走を感知するための車両の部品とレールが接触しなかったという。
事故は昨年3月19日、「ツイストコースターロビン」で発生。
4人乗りの車両は、高さ約2mに上昇した地点から逆走を始め、プラットホームに止まっていた後続車両に衝突した。
乗客3人にけがはなく、後続車両は無人だった。
コースターは、この日が運転初日だった。
営業開始までに約2000回の試運転を行っていたが、点検で見落としたという。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150119/afr1501190037-n1.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150119-OYT1T50027.html
http://www.asahi.com/articles/ASH1J3J3GH1JUTIL009.html
(ブログ者コメント)
国交省の報告書は下記参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001066416.pdf
○冒頭、向殿・部会長名で、以下の記述がある。
『本報告書の調査の目的は、本件遊戯施設の事故に関し、昇降機等事故調査部会により、再発防止の観点からの事故発生原因の解明、再発防止対策等に係る検討を行うことであり、事故の責任を問うことではない。』
この考え方は、本ブログで何回か紹介してきたもの。
一例は下記。
2011年7月8日掲載
2011年7月7日 福島第1原発事故調査に関し、原子力学会が、個人責任の追及を目的としないよう求める声明を発表
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/527/
○当日の運転状況に関し、6ページに下記記述がある。
『当日は事故発生までに約150回の運転(約420名が乗車)を行っていた。』
○振動が原因でチェーンから外れた件については、21ページに下記記述がある。
『偶発的にチェーンフックが不安定な状態で巻上用チェーンにかかったまま上昇し、巻上げ途中の振動等により係合が外れたものであると考えられる。』
2014年8月12日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4179/
(2015年1月10日 修正2 ;追記)
2015年1月1日18時44分に読売新聞から、十分な安全確認をせずに機械を操作したとして責任者らが書類送検されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は、月内にも運行団体の責任者ら数人を業務上過失致死容疑で書類送検する方針を固めた。
捜査関係者によると、事故を起こしたねぷたの運行団体責任者や昇降機を実際に扱う担当者が、十分な安全確認をせずに機械を操作し、事故を引き起こした疑いが強まったという。
昇降機の操作に特別な資格などは必要とされていなかったが、過去にも別の団体が昇降機で負傷事故を起こしており、県警は「基本的な注意さえ払っていれば、事故は防ぐことができた」と判断。運行団体側の過失責任を問えるとの結論に達したという。
県警の事情聴取に対し、団体の責任者らも容疑を認めているという。
今回の事故を受け、弘前市などの主催者側と参加団体が、安全運行のマニュアル作りを進めている。
昇降機を扱う際の安全配慮や運行中の飲酒を禁じた規定を設け、違反者に対する罰則も検討されている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141231-OYT1T50104.html
2015年1月6日12時58分に読売新聞からは、事故を起こした運行団体が解散したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を起こした運行団体が解散したと、弘前市が5日発表した。
市観光政策課によると、昨年12月25日に市役所に運行団体の代表ら2人が訪れ、同月7日に同団体の役員会が開かれ、解散が決まったと報告した。
代表らは、「事故で遺族、主催者、関連団体などに大変ご迷惑をかけ、続けていくことはできない」と解散理由を語ったという。
市によると、「各運行団体の集まる会議に出席して謝罪してはどうか」と促したところ、代表らは「考えてみる」と答えたという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150106-OYT1T50035.html
(2016年4月2日 修正3 ;追記)
2016年3月30日17時54分にNHK青森から、書類送検されていた3人が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、十分な安全を確保せずに機械を操作していたとして、運行していた団体「藤代ねぷた愛好会」のメンバーで、いずれも弘前市に住む、もと運行責任者の47歳の男性と機械の操作を指示した48歳の男性、それに、実際に機械を操作した56歳の男性、3人を、業務上過失致死の疑いで去年12月、書類送検した。
これについて、青森地方検察庁弘前支部は、捜査を進めた結果、30日、嫌疑不十分で、いずれも不起訴にした。
不起訴の理由について、検察は、「男性が、高さを調節する機械に体を差し入れることを予想するのは困難で、3人とも過失は認められない」としている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6084118031.html?t=1459371031984
2014年12月29日1時17分に日本経済新聞電子版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
座席部分に生じる加速度に応じたシートベルトなどの設置を求める方向で検討。乗客の安全確保に必要な装置や機能を明確にし、事故防止につなげる。
遊具の安全装置は、建築基準法に基づく国交省の告示で規定されている。
現行では、コースターやメリーゴーラウンドといった種類ごとにシートベルトや手すりの要否を定めているが、科学的な根拠が乏しいうえに、装置の機能や形状については事業者任せとなっているのが実態だ。
国交省によると、新たな安全基準では、遊具の種類にかかわらず、走行時に座席部分に生じる加速度に基づき、必要な装置を定める。
前後左右や上下方向にかかる加速度の大きさによって数段階にレベル分けし、レベルごとに安全確保に必要な装置や機能を規定する。
国交省は2012年に、海外では一般的とされる加速度に基づく安全基準について民間機関に調査を委託。
安全対策として一定の合理性が確認されたことから、日本でも同様の基準を採用することを決めた。
国交省は、新たな基準を適用する遊具の範囲や安全装置以外の座席の構造など、さらに検討を重ねたうえで、告示を改正する見通し。
遊園地のコースターを巡っては、シートベルトなどの安全装置の不備が原因とみられる事故が後を絶たない。
11年1月に東京都の「東京ドームシティアトラクションズ」で男性がコースターから投げ出されて死亡したほか、12年6月には群馬県の「軽井沢おもちゃ王国」で男児がコースターから落ちて負傷した。
国交省の社会資本整備審議会は今年10月、群馬県の事故に関する調査報告書で、「シートベルトが外れ、走行中に横方向に大きな加速度が生じたと考えられる」と指摘。
コースターなどの加速度に応じた安全基準について検討するよう求めていた。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO81456370Z21C14A2CR8000/
(ブログ者コメント)
これまでは漠然とした安全基準でヨシとされてきたものが、事故が相次いだため、定量的な、説得力ある基準に変更された。
産業現場にも、そういった安全基準が、探せばあるような気がしてならない。
2014年12月12日23時18分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前5時頃、東京都新宿区歌舞伎町のビル敷地内で女性(22)が頭から血を流して倒れているのが見つかり、同ビル9階の飲食店員が110番した。
女性は、搬送先の病院で死亡が確認された。
9階のトイレには屋外に面した扉があり、警察は、女性が誤って転落した可能性もあるとみて、ビル側の安全管理に問題がなかったか調べている。
警察によると、女性は知人数人と9階の店を訪れ、午前4時半頃、トイレに行くと言って席を立ったまま戻らず、店員らが捜していた。
店員が施錠されたトイレ個室に入ると、個室内から屋外に直結する扉が開いていた。外側には階段などの足場はない構造になっていた。
ビル所有会社によると、扉は換気用で、中から開けられる状態になっていた。
扉は縦約150cm、横約85cmで、床から30~40cmチの高さにあり、扉の前には、出られないように約1mの高さに鉄棒が渡してあったという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141212-OYT1T50141.html
http://www.asahi.com/articles/ASGDD6G9YGDDUTIL02G.html
(ブログ者コメント)
○転落を防止するための鉄棒だったようだが、それだけでは、いかにも甘かった。
酔客が使う場所なのに、なぜ、鍵を使わないと開けられないなど、もっとガチガチの転落防止策をとっておかなかったのだろうか?
○産業現場でも、転落や酸欠などの危険がある場所に、立ち入り禁止措置をすることがある。
その場合、ありがちなのは、ロープを1本か2本渡し、そこに立ち入り禁止表示札などをぶら下げておくことだが、それでは不十分。
物理的に内部に人が入れないよう、たとえば階段やマンホールでは、隙間なくロープを張り巡らすなどの対策が必要だ。
○本件、12月14日に「怠け者」さんから頂戴したコメントの内容に通じるところがある。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3938/
話しは変わり、以下はブログ者の勝手な憶測。
●12月16日朝、テレビ朝日のワイドショーで、この扉は建築基準法の開口面積を満たすために設置したものだという、ビル所有者の話が報じられていた。
とすれば、建築基準法第2条の「特殊建築物」に該当し、第28条「居室の採光及び換気」が適用された、ということかもしれない。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO201.html
しかし、トイレ個室は居室なのだろうか?
また、同法では、開口面積は床面積に対し一定の比率とするように定められているが、トイレ個室のような狭い場所であれば、そんなに広い面積は必要ない筈。
もしかして、建築後にフロアーのレイアウトを変更した?
扉に鉄棒1本だったのは、扉であれば転落防止を・・・ということで、誰かに注意されて後からつけた?
とまあ、様々なことが頭をよぎった、これは事例であった。
2014年12月4日付で琉球新報から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
12月4日15時1分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前、豊見城市で、突風によるとみられる被害が確認された。人的被害はないという。
警察などによると、豊見城市与根のシーサイドゴルフクラブで、ゴルフネットの支柱20本以上が折れる被害があった。
支柱は、高さ10数mで、200mにわたり敷地側に折れ曲がっていた。
同クラブの従業員は、「折れ曲がったのは午前8時半ごろだと思う。突風は予測がつかず、対策のしようがなかった」と話した。
沖縄気象台は、同日未明に本島全域に強風注意報を発令していた。
那覇市では、午前8時39分に30.4mの最大瞬間風速を記録した。
気象台の担当者は、「ネットの面積が広いため、風の影響を強く受けた可能性がある」とみている。
出典URL
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-235368-storytopic-1.html
http://mainichi.jp/select/news/20141204k0000e040204000c.html
(ブログ者コメント)
○ゴルフ場のネットが強風で倒れた事例は、今年10月に鎌ケ谷市でも起きている。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4342/
○原因は、ネットの網の1本1本は細くても、その1本にかかる風の圧力をネット全体として集計すると、結構大きなものになる・・・ということではないかと、ブログ者は推定している。
○同じ理屈だと思われる事故は、ゴルフ場のネット以外、柵状の門扉でも結構起きている。そのうちの何件かは、本ブログでも紹介済。
2014年11月14日16時29分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月14日14時37分に産経新聞westからは写真付きで、また11月14日18時41分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前、丸亀市のレジャー施設で、高さ1mほどの樹木のせんてい作業をしていた男性が頭上を走ってきたジェットコースターと接触し、頭の骨を折るなどして意識不明の重体となっている。
警察によると、きょう午前10時40分ごろ、香川県丸亀市のレジャー施設「NEWレオマワールド」のジェットコースター「ビバーチェ」の下の路上に男性が倒れているのが見つかった。
倒れていたのは、このレジャー施設のパート従業員の男性(71歳)で、頭を強く打っており、病院に運ばれたが意識不明の重体となっている。
また、ジェットコースターに客が乗っていたかはわかっていないが、警察によると、男性のほかにけが人はいないという。
警察によると、コースターは9時半から試運転を始め、10時から営業。
レオマワールドによると、男性はコースの下に設置された柵の中に入って、別の従業員と一緒に、コースターのレール脇の斜面で作業していたが、10時半ごろに従業員と離れた隙に事故が起きたという。事故自体の目撃者は見つかっていない。
警察で調べたところ、コースターの先頭部分に血が付着していたことから、男性が何らかの理由でジェットコースターと接触してけがをしたものと見て、事故当時の詳しい状況を調べている。
コースターは全長約900mで、最高時速75km。
柵の内側は、営業時間中は関係者も立ち入り禁止になっているという。
レールから斜面までは、近いところで約1mという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8033202141.html?t=1415998471707
http://www.sankei.com/west/news/141114/wst1411140045-n1.html
http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014111401001510.html
(2016年4月5日 修正1 ;追記)
2016年4月4日19時14分にNHK高松から、書類送検されていた責任者らが不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
香川県丸亀市にあるレジャー施設、「NEWレオマワールド」で、作業中の従業員がジェットコースターと接触して意識不明になった事故など2つの事故で、安全管理が不十分だったとして業務上過失傷害の疑いで書類送検された施設の責任者ら6人について、高松地方検察庁は4日までに不起訴処分とした。
丸亀市のレジャー施設「NEWレオマワールド」では、おととし11月、樹木のせんてい作業をしていた当時71歳の従業員の男性が、頭上を走ってきたジェットコースターと接触し、頭を打って意識不明の重体となったほか、去年2月にも、同じジェットコースターの点検中に当時45歳の従業員が車体とプラットホームの間に足を挟まれて骨折するなど、事故が相次いだ。
このため警察は、必要な安全管理や適切な安全指導を怠っていたなどとして、去年11月、施設の支配人や副支配人など、2つの事故であわせて6人を、いずれも業務上過失傷害の疑いで書類送検していた。
これについて高松地方検察庁は、証拠などを調べた結果として、4日、6人を先月31日付けで不起訴処分にしたと発表した。
検察は、今回の処分の理由や詳細を明らかにしていない。
これについて施設の運営会社「レオマユニティー」は、「事故によって関係者にご心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。2度とこのような事故が起きぬよう再発防止策を徹底し、信頼回復に努めます」というコメントを発表した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8034241381.html?t=1459808436981
(ブログ者コメント)
去年2月の事故は、下記参照。
2015年2月19日掲載
2015年2月13日 香川県丸亀市の遊園地でジェットコ-スターの運行前点検中、戻ってきたコースターがまだゆっくりと動いているのに乗ろうとして足を踏み外し、足の指骨折などの重傷
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4971/
2014年10月7日18時13分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月7日付で読売新聞千葉版から、10月7日10時37分に千葉日報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日、鎌ケ谷市のゴルフ練習場「鎌ケ谷みなとゴルフセンター」で、台風18号による強風でゴルフボールを受け止めるネットの鉄製の支柱(高さ20~30m、直径約15cm)38本のうち、13本が根元から倒れたり、くの字に折れ曲がったりした。
営業時間だったが客はおらず、従業員5人にけがはなかった。
近隣住民は、「突風の直後に轟音が鳴り響いた。強風の度に鉄柱が揺れていた。いつかは倒壊するのではと恐れていた。練習場の内側に倒れたのは不幸中の幸いで、民家の方に倒れたらと思うとゾッとする」と話した。
この事故で7日、県の建築担当の職員らが現地を調査するとともに、他の支柱が倒れないようにするための対応策などについて事業者側と協議した。
県によると、事業者側からは、支柱についているネットを外して風圧ができるだけかからないようにした上で、倒れずに残ったものも含め全ての支柱を撤去する考えが伝えられたという。
県は、撤去に向けた計画書の提出を事業者側に求めるとともに、残った支柱の中に倒れる危険性が高いものがないか調査を進めることにしている。
一方、事故を受けて鎌ケ谷市は、倒れずに残った支柱の周辺にある40世帯について「対応がとられるまでは支柱が倒れる危険性がある」として、6日から継続して避難勧告を出している。
残った支柱から数mの所に住む28歳の男性は、「また台風が来るということなので、今度は家のすぐ裏にある支柱が倒れるのではないかと心配でなりません。早急な対応を求めたいです」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1085184041.html?t=1412712864285
http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20141006-OYTNT50240.html
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/218160
2014年10月9日17時17分にNHK千葉からは、支柱の横揺れなどを防ぐ部材の一部が腐食していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月10日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
千葉県が現地調査を行ったところ、強風で倒れた15本の支柱は、いずれも昭和48年ごろに建設され、支柱の横揺れなどを防ぐ部材の一部で、腐食が進んでいたことが分かった。
千葉県は、平成21年にもこのゴルフ練習場で同じような部材の腐食が見つかったとして、事業者に対し、鉄柱などの劣化を改善するよう建築基準法に基づく口頭指示を行っていた。
県建築指導課によると、平成21年4月、鎌ヶ谷市に「鉄骨材が劣化している」とする匿名の通報があったといい、柏整備事務所(当時)が、鉄柱や鉄柱同士をつなぐ鉄骨材などの劣化を改善するよう、数回にわたり直接指導したという。
県は、同年中に改善したことを目視で確認した。
県は「十分な指導を行った」とした上で、倒壊を防げなかったことについて、「原因は調査中であり、何とも言えない」としている。
また、ゴルフ練習場では、強風が吹く場合、ネットを下ろすことが多いとされるが、事故のあった施設ではネットが張られたままで、強い風圧を受けたとみられている。
千葉県は、同じような事故を防ぐには、ほかの施設でも安全確保の実態を確認する必要があるとして、県内に100か所ほどあるゴルフ練習場を対象に、緊急調査に乗り出す方針。
千葉県は、「ゴルフ練習場の施設の安全確保は、業者にゆだねられているのが現状で、実態の把握を急ぎたい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1085267111.html?t=1412974148351
(ブログ者コメント)
再発防止策の徹底度はさておき、ネットとか格子、柵といった、一見、風が通り抜けそうに思われるものでも、実際の受圧面積は結構大きく、そのため、強風で飛ばされた、倒れたという事故は、過去に数多く発生している。
強風が予想される場合にはネットをたたんでおく、柵状の門扉を作る場合はガッチリした足をつけておく、といった工夫も必要だ。
本ブログでは、以下のような事例を紹介済。
2013年2月6日掲載
2013年1月30日 JR中央線沿線の工事現場で風に飛ばされた防護ネットが支柱ごと架線に倒れかかり、中央線が5時間ストップ
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2656/
2010年11月2日掲載(2011年4月12日転載)
2010年11月1日 一宮市の工事現場で風にあおられて門扉が倒れ、警備員が死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/62/
(2014年12月23日 修正1 ;追記)
2014年12月22日22時29分にNHK千葉から、他のゴルフ場に横展開調査した結果がネット配信されていた。
千葉県は、安全確保の実態を確認するため、県内のゴルフ練習場74か所を対象に緊急調査を行った。
その結果、ネットの支柱にさびや腐食が見つかった施設はなかったが、16か所の練習場では、支柱と支柱の間に取り付けられている「はり」などの部材の一部にさびが見つかった。
また、ネットを上げ下げする装置が正常に作動しない施設が2か所あったという。
千葉県は、直ちに倒壊につながるおそれは少ないとしているが、これらの練習場に対し、専門業者の点検を受けるなどして改善するよう、指導した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1084204341.html?t=1419282167256
2014年9月13日付で毎日新聞島根版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浜田市は11日、旭温泉(浜田市旭町木田)にある公衆浴場「あさひ荘」で、基準値の8400倍のレジオネラ菌が検出されたと発表した。
8月3日にリニューアルオープンしたばかりで、9月30日まで営業停止し、施設の消毒や清掃を実施して原因を調査する。
健康被害は報告されていないという。
あさひ荘の温泉は循環式で、女湯で基準を大幅に超えるレジオネラ菌が見つかった。
女湯は営業再開前の検査でも基準値の2倍だったため、消毒を行った。
その後、予想を上回る入浴客があったため、念のために8月25日に検査し、9月11日に検査結果が判明したという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20140913ddlk32040564000c.html
2014年9月30日20時41分にNHK島根から、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。
その後の市の調査で、お盆の期間中に多くの人が入浴し塩素濃度が低い状態が続いていたことが原因と見られることが分かった。
この施設では、さらに水質調査などを行うため、営業再開は来月末になる見通し。
同施設では、今月11日から営業停止が続いている。
浜田市がその後、施設を詳しく調べたところ、温泉を循環させる装置内の塩素濃度が、先月15日からの3日間、基準より低い状態が続いていたことが分かった。
この3日間はお盆の期間にあたり、ふだんの休日と比べると利用者が3倍以上に上っていたということで、市では、多くの人が入浴し塩素濃度が低下したため、レジオネラ菌が発生したのではないかとみている。
一方、営業の再開は、当初あすを予定していたが、水質調査をさらに進め、施設のスタッフの研修も行うことになり、来月末になる見通しになった。
浜田市旭支所産業課の塚田課長は、「市民の皆さんに安心して入浴してもらえるよう準備していきたい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsue/4034995071.html?t=1412110940867
2014年10月1日付で朝日新聞島根版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は30日、レジオネラ菌の感染者は確認されなかったと発表した。
41人が発熱などの症状を訴え、24人が医療機関を受診。
また、健康相談・苦情などが26日までに50件あったという。
今後、原因究明の調査などを済ませ、10月下旬に再開する予定。
(ブログ者コメント)
状況変化に対する対応が不備だったらしい事例として紹介する。
2014年8月28日22時48分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28午前9時半頃、富山市八尾町の八尾小学校の校庭で、「おわら風の盆」の特設ステージの設営作業をしていた61歳の男性に、ステージの背景として取り付ける予定だった縦4m、横1mのパネル7枚が、重なった状態で倒れかかった。
警察によると、パネルは重さが1枚で30kgあり、7枚で合わせて200kg余りあったという。
男性は腰や胸の骨を折る大けがをして病院に運ばれたが、命に別状はないという。
男性は看板の製作会社を営んでいて、祭りの主催者の依頼でパネルを製作し、事故が起きる30分前から他の作業員2人とともにパネルを取り付ける作業をしていたという。
警察は、一緒にいた作業員から話を聞くなどして、事故の原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064155141.html?t=1409262683982
(2014年9月11日 修正1 ;追記)
2014年8月29日付の北日本新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
パネルはステージ上にまとめて立て掛けてあり、男性らが移動させようとした際に倒れた。
2014年8月5日23時31分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後8時30分ごろ、青森県弘前市北瓦ケ町の路上で、弘前ねぷたまつりの運行直前の大型ねぷたに参加者の男性(49)が頭を挟まれ、死亡した。
消防などによると、ねぷた内には、ねぷたを上下させる電動式の昇降機がついており、中にいた男性は降りてきた昇降機に頭を挟まれた。
男性は、ねぷたを引っ張る役割だったという。
市観光政策課によると、事故を受け、祭りは途中で中止になった。
今年の弘前ねぷたまつりは1日に開幕し、7日までの予定。ねぷた82台が参加している。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG857JF4G85UBNB00Y.html
8月7日付で読売新聞青森版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
合同運行の出発準備をしていた扇ねぷた(高さ7.7m、幅7.1m)の中で、男性が挟まれた。
市などによると、ねぷたは台車の上に鏡絵を描いた扇を載せ、街中を練り歩く。
電線の下をくぐる時などに扇が上下して伸縮する。
今回は何らかの原因で昇降機が上下した際、骨組みの鉄骨に挟まれたとみられる。
このねぷたは3日の合同運行の際、解散場所近くで昇降機の不具合が起き、約30分立ち往生。後続ねぷたが渋滞し主催者は「他団体に迷惑をかけないように」と注意した。
このねぷた団体は5日、主催者側に「不具合は直った」と答えていた。
運行の改善点について、参加団体側からは「骨組みの知識をもたずに運行すると事故になる」「町内運行を山車の点検と訓練に充ててから合同運行に臨んでいる」などの意見が出た。
参加団体協議会の会長は「安全のために、昇降機などは熟練者がきちんと扱うようにしなければならない」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20140806-OYTNT50543.html?from=ycont_top_txt
8月6日23時22分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
事故の直前、誰かが「油圧を上げろ」と指示したのを合図に昇降機が動き始めたとみられることが、市の調査で分かった。
警察は、業務上過失致死の疑いで関係者から事情を聴いている。
まつりを主催する市や弘前商工会議所などは6日と7日のまつりを中止した。
市によると、事故による中止は1958年にねぷたの合同運行が始まって以来初めて。
主催者と参加団体の会合が6日に開かれ、再発防止のための安全マニュアルを作ることを決めた。
警察などによると、男性が参加するねぷたの昇降機の点検口(45cm四方)から内部に頭を入れていたところ、ねぶたの高さを調節する昇降機が動いて頭部をはさまれた。
まつり関係者によると、事故のあったねぷたは3日夜の運行の際、昇降機の不具合でねぷたの高さを下げられず、電線をくぐれずに約30分立ち往生した。
警察は、死亡事故との関連の有無を調べる。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140807k0000m040127000c.html
8月6日19時41分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
主催団体の一つの弘前市は6日、昇降機の不具合を点検中に誤って機械が作動し、挟まれた可能性があると明らかにした。
昇降機は3日にも不具合があり、直したばかりだったという。
市によると、男性は昇降機の油圧ジャッキを点検しようと、ねぷた内部に入って点検口から頭や腕を乗り出し、作業をしていたとみられる。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014080601001558.html
8月7日付で東奥日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同愛好会のねぷたの高さを調節する昇降機や骨組みは今年更新され、事故2日前の3日夜には昇降機が一時作動しなくなるトラブルが起きていたことが6日、分かった。
男性は今年初めて愛好会に参加し、昇降機の操作や点検をほぼ一人で担当していたことも、まつり関係者らの話で分かった。
出典URL
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20140807083808.asp
(2014年8月25日 修正1 ;追記)
2014年8月7日付の東奥日報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
昇降機の種類は、油圧式やチェーン式など、さまざま。
今回のねぷたは、昇降機の老朽化に伴い、今年からチェーンで扇を上下させるタイプに更新していた。
同じチェーン式でも、古いタイプのものには、今回のねぷたに設置されていた点検口はない。
ねぷた参加団体協議会の会長は、「2003年にもねぷた内の昇降機で腕を切断する事故があったことから、昇降機そのものの扱いについて、今後の課題として考えないといけない」と話した。
2014年7月28日11時52分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後1時20分頃、大分県九重町田野の観光牧場「九重やまなみ牧場」で、園内を周回していた「トラクターバス」のトラクターと荷台の連結部分が外れた。
3家族15人が乗った荷台が傾き、うち臼杵市の女子高校生(17)ら県内外の10人がけがをした。いずれも打撲など軽傷。
警察の発表によると、トラクターバス(20人乗り)は、トラクターが荷台を引き約10分かけて園内を回る。
従業員男性(34)が運転し、下り坂を進んでいたところ、連結が外れて荷台の前部が地面に落下、客が椅子から落ちるなどしたという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140728-OYT1T50043.html
2014年7月28日付の大分合同新聞紙面にも、連結方法などを記したやや詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。
トラクターと荷台(長さ約5.6m、幅約1.9m)は、双方から出る鉄の棒をボルトで固定。緩やかな下り坂から平坦な道になる場所付近で連結部が外れた。
近くの側溝に荷台の先端部分が落ちた衝撃で乗客同士がぶつかり、けがをした。座席にシートベルトはなかった。
同牧場によると、2000年にトラクターと荷台を自動車修理工場で連結した。
公道を走らないため、連結部分は目視で点検する程度だったという。
2014年7月11日14時13分にNHKさいたまから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月11日13時34分と7月12日20時37分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、埼玉県深谷市で開かれた車の試乗会で自動ブレーキ機能がついた乗用車がフェンスに衝突し2人がけがをした事故で、警察は、販売会社の担当者らが、運転していた客にブレーキの仕組みを十分に説明しなかったことなどが事故の原因だったとして、11日、客も含めて合わせて4人を書類送検した。
去年11月、深谷市の駐車場で開かれた自動車販売会社の試乗会で、自動ブレーキ機能がついた乗用車が約7.2m先に障害物として用意されたウレタン製マットの前で止まらず、約6.6m先の金網フェンスに衝突し、運転していた客と助手席に乗っていた販売会社の従業員がけがをした。
この自動ブレーキは、時速4~30kmの低速で走行する際に作動するよう、メーカー側で設定されていたが、警察が調べたところ、事故当時は30kmを数km上回っていたという。
マツダが作成した試乗マニュアルには、時速10kmまで加速した後はアクセルを踏まないよう注意していたが、社員は時速30km以下で運転するようにとしか、客に説明していなかった。
アクセルを強く踏み込むと作動しないことがあるという。
さらに関係者から話を聞いた結果、販売会社がブレーキの仕組みを十分に説明していなかったほか、客の方も理解が不十分なまま運転していたことが分かったという。
このため警察は、11日、販売会社の37歳の営業部長ら3人を、客に首を捻挫する軽傷を負わせた業務上過失傷害の疑いで、また、運転していた客を、同乗の販売会社従業員に腕の骨を折るけがを負わせた自動車運転過失傷害の疑いで、それぞれ、書類送検した。
運転していた客は、調べに対して「アクセルをいっぱいに踏み込んでしまった」と話しているということで、警察は、車が止まらず動揺し事故に至った可能性があるとみている。
自動ブレーキ機能を体験する試乗会での事故で販売会社の担当者らが書類送検されたことについて、マツダは「今回の事故でお客様や関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけし、あらためて心よりおわび申し上げます」とコメントしている。
そのうえで、当面は販売会社への指導や教育を徹底するとし、現時点で自動ブレーキ機能の体験試乗会の再開は考えていないという。
機械システムと人間が関わる事故の再発防止について研究している「危険学プロジェクト」の手塚則雄研究統括は、「運転支援システムを備えた車では、誤った操作をしても機械が何とかしてくれるとドライバーが過信してしまいがちだが、機械の能力には限界がある。『運転支援』の性能について、使う側がしっかりと理解した上で利用することが必要だ」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106739921.html?t=1405119671997
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140711-OYT1T50069.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140711-OYT1T50165.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。