2015年12月20日19時12分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月21日付で毎日新聞東京版から、12月20日18時36分に朝日新聞から、12月21日9時34分に佐賀新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日朝7時45分ごろ、神埼市で開かれていた熱気球の大会で2機の熱気球が接触して、このうちの1機がおよそ100m下の田んぼに墜落した。
警察によると、墜落した熱気球に乗っていた佐賀市のいずれも40代の男性2人が病院に運ばれ、このうち1人は左足の骨や腰の骨などを折り、もう1人も腰の骨を折る大けがをしたが、2人とも命に別状はないという。
警察や大会関係者によると、大会は熱気球24機が出場して、事故のおよそ20分前に始まり、墜落した熱気球も含め、墜落現場からおよそ2km離れた吉野ヶ里歴史公園を飛び立って、目標地点をめがけておもりを落とす競技を行っていた。
墜落した熱気球は、目標地点近くで高度を調整するために上昇した際、球皮上部に上空を時速20km程度で進行中の熱気球のバスケット部分が接触。球皮が破れて、しぼみながら目標地点のそばに落下した。
墜落した熱気球のパイロットは、地上のチーム仲間に上空の状況を確かめて上昇したものの、上空の風が強かったため、別の熱気球と急接近したという。
上空の熱気球も回避できず、接触後に着陸し、搭乗者2人にけがはなかった。
目標地点にいた大会役員が、墜落機の搭乗者の状況を確認し、通報した。
警察は、大会関係者などからも話を聞いて、詳しい事故の原因を調べている。
現場近くに住む女性は、「ほかの熱気球は上昇していたけど、墜落した熱気球だけがすーっと降りていた」と話していた。
また、現場近くに住む男性は、「救急車が来たので交通事故かと思った。まさか熱気球が墜落したとは思わなかった」と話していた。
大会は、吉野ヶ里歴史公園周辺を会場に、毎年この時期に開かれている。
競技を主催した佐賀熱気球パイロット協会によると、ルール上は、上の方にいる熱気球に回避義務がある。
今回の事故を受けて、佐賀熱気球パイロット協会の笹川和朗会長など協会の幹部が吉野ヶ里歴史公園で記者会見を開き、当時の状況を説明した。
このなかで、熱気球が上昇する際には地上でそれぞれのチームのスタッフが上空に他のバルーンがいないことを確認してチームのクルーに連絡することになっているとしたうえで、「今回、地上のスタッフは安全を確認してクルーに上昇を指示したが、上空の風が思ったより強く、高度が高い方の気球が流され墜落した気球の上に近づいた」と説明した。
そのうえで笹川会長は、「来年佐賀市で開かれる熱気球の世界選手権への影響は現時点で考えていないが、今回の事故の課題を整理して、同じようなことが起きないようにしていく」と話していた。
日本気球連盟によると、熱気球の墜落事故で負傷者が出るのは、国内2例目。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5084467231.html?t=1450639303639
http://mainichi.jp/articles/20151221/ddm/041/040/110000c
http://www.asahi.com/articles/ASHDN33PQHDNTTHB004.html
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/261787
2015年12月21日9時32分に佐賀新聞からは、『熱気球墜落事故 世界選手権控え、安全対策に課題』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
弥生のムラの上空に浮かぶバルーンの光景に緊張が走った。
20日早朝、競技中の熱気球同士の接触で1機が墜落し搭乗者2人が重傷を負った事故。
現場は目標地点そばで、上空は参加機が集中し上下動も激しくなって“接近戦”が避けられない状況だった。
来年秋に佐賀市での熱気球世界選手権を控え、競技関係者にあらためて安全対策の課題を突き付けた。
高度150m程度での事故で球皮の一部が裂けた熱気球は浮力を失い、制御できずにしぼみながら落下。
2人を乗せたバスケットは、上空から約2分後に地面にたたき付けられた。
近くで農作業していた男性は、「2機が斜め上下に接近しすぎて気になっていた瞬間に、下の方が急降下してきた」と驚きを見せた。
パイロットの島崎さん(44)と津田さん(41)は、それぞれパイロット歴6年、20年。飛行時間が74時間と198時間で、中堅の目安となる50時間を超えていた。
島崎さんが乗っていた熱気球は、2010年9月登録で約150時間の飛行歴があり、日本気球連盟による更新手続きの際は、球皮の劣化はなかったという。
同様の熱気球同士の接触による墜落は、1992年11月の佐賀市の佐賀インターナショナル・バルーンフェスタで4人が重軽傷を負った事故が起きている。
「競技で球皮同士が接触することはあるが、バスケットとぶつかったり球皮がひどく破れたりするのはまれ。パイロットらが安全確認する以外の再発防止策は難しい」(大会関係者)という。
吉野ケ里ウインターバルーンフェスタは今年で25回目で、事故は初めてという。
佐賀熱気球パイロット協会の笹川会長は、「熱気球を安全に飛ばす大切さを再認識し、課題を整理して対応を検討していきたい」と話した。
出典URL
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/261786
2015年11月1日19時31分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後1時前、更別村にある十勝スピードウェイで、駐車場で開かれていたイベントに参加していた車がフェンスに衝突し、フェンスの近くでイベントを見ていた小学1年生の女の子にあたった。
警察によると、この事故で女の子は病院で手当てを受け、命に別状はないものの、鼻の骨が折れている可能性があるという。
十勝スピードウェイによると、当時、駐車場では「ドリフト走行」と呼ばれる走り方を楽しむイベントが開かれていたという。
警察は、関係者から話を聞くなどして、詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20151101/3170351.html
(ブログ者コメント)
この女児、おそらくは保護者と一緒だったと思うが、フェンスの間近にいたのだろうか?
もしそうだったとすれば、フェンスという安全策が講じられていても、それに頼りきることなく、万一の場合を危険予知して、フェンスから少し離れた場所にいさせるべきだった・・・詳細は不明だが、そんなことをブログ者は感じた。
2015年10月26日10時11分にNHK福岡NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月26日1時53分に西日本新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日夜7時すぎ、長崎県対馬市上対馬町西泊で行われた「対馬国境花火大会」で、警戒にあたっていた警察官が草むらから煙が上がっているのを見つけた。
警察と消防によると、花火の火が近くの草むらや木に燃え移ったということで、消防車10台が出て消火にあたった結果、火はおよそ4時間半後に消し止められ、草むらが少なくともおよそ3ヘクタール焼けたとみられている。
近くに住宅などはなく、けがをした人もいなかった。
警察によると、花火は雑木林を切り開いた区域に設置した台座から打ち上げられた。
火災発生当時、現場付近には強風波浪注意報が出ていた。
関係者によると、砂が舞い上がるほどの強風だったという。
この花火大会は、日韓友好を目的に企画され、対馬市北部の比田勝港から北東に2kmのヘリポートで昨夜7時から打ち上げられ、約40分間にわたり約1万発を打ち上げる予定だったが、開始直後に火事になり、大会は中止された。
消防が、被害の詳しい状況などを調べている。
花火大会を主催した対馬市は、「現在、状況を確認中でコメントできない」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20151026/5980871.html
10月27日13時7分にNHK長崎からは、事前に警察から中止要請があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、当日は強風注意報が出され、風が強い状況が続いていたことから、午後5時45分と午後5時50分の2回にわたって、大会を主催する対馬市に対し、開催中止を要請していたという。
対馬市は、「最新の気象状況を確認したうえで花火の打ち上げは可能だと判断したが、結果的に判断は甘かったと認識している」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033019661.html?t=1445982948087
10月27日付で朝日新聞長崎版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、海上の船から打ち上げる計画だったが、波が高かったため変更。
25日夕、警察から中止要請を受けて検討したが、打ち上げは可能と判断したという。
10月28日付で読売新聞長崎版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
対馬北署が、開始前、主催の市側に中止要請を行っていたことがわかった。
市などによると、花火が始まる約1時間前の午後5時50分頃、同署は強風のため打ち上げは危険と判断し、中止を市側に求めたという。
これに対し、市側は要請を受ける前の午後3時、事務局での協議で「風速が10m未満で防火態勢も整っている」として開催を決定しており、そのまま花火大会を続行。
市は、「中止するべきか慎重に検討して判断すべきだった」としている。
火災は、午後7時10分頃、打ち上げられた花火が草木に燃え移り、延焼。約4時間半後に消し止められたが、約1ヘクタールを焼いた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagasaki/news/20151027-OYTNT50147.html
(ブログ者コメント)
打ち上げ中止の判断もさることながら、それ以外、変更管理の問題はなかったのだろうか?
気になったのは、船の代わりに打ち上げ場所になったヘリポート付近の安全確認。
船が使えない場合に備え、予め代替地を検討していて、結果、ヘリポート付近なら安全に打ち上げられる・・・そのように評価して決めていたのなら仕方ないが、・・・。
産業界では、変更後の安全を十分に検討せず急に変更して事故になった、という事例が結構あるので、少し気になった。
2015年10月21日15時40分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月21日18時27分にNHK首都圏NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
果物販売の老舗「京橋千疋屋」(東京都中央区)で、水を飲んだ女性客5人が体調不良を訴えていたことが21日、警視庁などへの取材でわかった。
水からは高濃度の塩素が検出されており、同庁が詳しい経緯を調べている。
同庁中央署と中央区保健所によると、15日に来店した20~30代の女性客4人が店で出された水を飲んだところ、舌やのどに痛みやしびれを感じ、店員に報告した。
店が、検査機関を通じてコップの水の残りを調べた結果、水からは通常の水道水と比べて500倍以上の濃度の塩素が検出され、店は17日から営業を自粛。
保健所は、21日~23日までの営業停止命令を行った。
4人は医療機関で診察を受けたが、いずれも快方に向かっているという。
水はピッチャーから注がれたもので、他の女性客1人も異状を訴えていた。
塩素は漂白剤などに含まれるが、ピッチャーは通常の漂白が必要がない透明のプラスチック製で、同署が店員に話を聞くなどして、塩素が混入した経緯を調べている。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/151021/afr1510210006-n1.html
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20151021/5876571.html
(ブログ者コメント)
容器漂白中とは知らず、別の従業員が容器の中の液体を客に提供したトラブルは、過去に本ブログでも何件か紹介済。
ただ、今回のトラブルが、そういった原因だったかどうかは不明。
(2016年4月14日 修正1 ;追記)
2016年4月13日11時47分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警視庁が調べた結果、当時、従業員が流し台でふきんを消毒する際に使った塩素を含む消毒液が、すぐそばにあったプラスチック製のピッチャーに誤って混入していたことがわかった。
従業員は、消毒液が混入したことに気づかず、その後、ピッチャーから注いだ水を客に出していたという。
出典
『客に高濃度塩素水 店員のミス』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160413/4481861.html
(ブログ者コメント)
なぜ、混入したのだろうか?
そこが最も知りたいところだが、ブログ者が調べた範囲では、これ以外の情報はなかった。
2015年9月22日21時46分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同店を運営するセブン&アイ・フードシステムズ広報や警察によると、18日午後0時半ごろ、客席の上の天井板が3m四方にわたって落下。
破片にあたるなどして、1人が駆けつけた救急隊員の手当てを受け、また、その後、居合わせたという客1人から、軽いけがをしたと連絡があったという。
天井は、石膏ボードが下枠にビス留めされたもので、2003年9月の改装で設置した。
落下後の調査で腐食などは見られず、同社で原因を調査中という。
現在、同型の19店舗を中心に、天井の緊急点検を行っている。
「平塚海岸店」は点検と応急処置を終え、翌19日から営業再開した。
同社では、「お客様にご迷惑をかけ申し訳ない。原因を調査してきちんと対応したい」としている。
直下の席にいた都内の女性は、とっさに手で落ちてきた天井を支え、難を逃れたという。「食事中にいきなり天井が落ちてくるなんて、あってはならないこと。営業再開を急ぐよりも、徹底した調査をして利用者を安心させてほしい」と話している。
出展URL
http://www.asahi.com/articles/ASH9Q44DRH9QULOB001.html
2014年10月5日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルを修正しました)
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4323/
(2015年9月18日 修正1 ;追記)
2015年9月12日付で東京新聞埼玉版から、安全管理に過失があったとして支配人らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故から、間もなく1年。
県警は、施設側の安全管理に過失があったと結論づけ、同店の男性支配人(43)ら2人を、業務上過失致死容疑で11日に書類送検した。
健康増進効果をうたう減圧室は九州を中心に普及しており、専門家は、「使用者に監視体制を取るようしっかりとした教育が必要だ」と指摘している。
減圧室は、高地と同じ気圧の低い環境を作り出す装置。医療機器ではないが、「血行が良くなった」、「神経痛が緩和した」と通い詰める客もいるという。
国内に複数のメーカーがあり、同店の減圧室は、福島県内のメーカーが製造した。
同社のマニュアルでは、使用者に「客の命を預かる責任を常に負っている」と注意を促し、インストラクターが「常に全員の表情やしぐさに気配りする」と求めている。
県警によると、同店では、2007年に減圧室を導入した際は、インストラクターが置かれていた。
しかし、「客から『一人で静かに入りたい』との要望があった」として、08年以降は、配置していない。
客の状態を把握する定期的な巡回も、していなかったという。
減圧室の安全管理については法令上の規制はなく、使用者の施設任せになっているのが現状だ。
県警の調べでは、同店と同じメーカー製の減圧室は、全国で40数台が稼働している。
ほとんどがインストラクターを配置して客の状態を確認しているものの、一部は配置していなかったという。
このメーカー製の減圧室がある大分県内の店舗では、初めての客はインストラクターが一緒に減圧室内に入り、常連客だけの場合は外部から室内の様子を監視している。
同店の男性社長(74)は、「中と外をつなぐインターホンでやりとりができ、緊急停止ボタンもある」として、外からでも十分に室内の様子を監視できるという。
社長は、「マニュアルに書かれたことを守るのは当然だ。それが守れない人は減圧室を運用するべきではない」と話す。
今回の事故を受け、消費者庁は今年3月にメーカー3社に対し、減圧室がある施設と協力して安全対策を講じるよう文書で通達。
室内を監視するため、インストラクターなどの係員の配置の徹底を求めた。
減圧室を使った研究に取り組んでいる名古屋大学大学院の佐藤純教授(気圧生理学)は、「メーカーや施設、研究者などで業界団体を作り、講習会を開くなど使用者の教育をするべきだ」と話している。
出典URL
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20150912/CK2015091202000156.html
9月12日10時19分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事故で死亡した2人は、昨年9月28日午後4時頃、減圧室に入った。
1回45分間の利用時間を過ぎても出てこなかったため、約1時間半後に様子を見に来た従業員が、2人が倒れているのを発見した。
室内には緊急呼び出しボタンがあったが、呼び出し音は鳴らなかったという。
同施設では事故前、減圧室について、標高3500mと同程度まで気圧を下げ、新陳代謝や血行を良くして腎機能の向上に効果があるとPR。
同室は、45分後に気圧が元に戻ると、扉が開く仕組みになっていた。
県警は事故後、同室について計30回実験を実施。
その結果、同室の気圧は最低で、世界で2番目に高いK2(8611m)を超える標高の気圧まで下がった。
捜査関係者によると、事故当時は「死に至る程度の極端な低酸素状態」となり、標高6000m以上と同じ気圧だったとみられる。
県警によると、メーカーが施設側に渡した安全利用の資料では、同室を利用する際、従業員の配置が必要とされており、「常に(利用客)全員の表情に気を配る」、「年1回点検する」などの注意事項が書かれていた。
同施設では、これらが守られておらず、同室を2007年7月に導入した当初は、講習を受けた従業員を配置していたが、客からの要望で約1年後に配置をやめていた。
また、13年5月までに不具合で4回修理しており、業務日誌には、「異常な高度まで下がり続ける」、「始まりから終わりまで1時間半かかった」などの異常が書き残されていた。
これらの事実から、県警は事故の発生を予想できたと判断、2人の書類送検に踏み切った。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150912-OYT1T50028.html
9月11日13時11分にNHK首都圏NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
利用客2人が酸欠によって死亡。
「減圧室」は、健康促進の効果があるとして、室内の気圧を標高3500mと同じくらいまで下げたあと元に戻す仕組みだが、警察によると、事故当時は気圧が下がったまま扉が開かない状態だったという。
また、この施設では気圧が下がり続けるトラブルが過去にも起きていたが、マニュアルに定められた異常時に対応するインストラクターを室内に配置していなかったという。
警察は、気圧の低下が人体に危険を及ぼすと認識しながら、安全管理を怠ったとして、施設の運営会社の社長(50)と店長(43)の2人を11日、業務上過失致死の疑いで書類送検した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150911/4858461.html
9月11日12時51分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
同課によると、2人の死因は司法解剖の結果、低酸素窒息による急性循環不全と判明。
減圧室に何らかの不具合が生じ、室内の酸素濃度が人が死亡する程度まで低下していたとみられている。
事故では、減圧室の扉が通常は約45分で自然に開くはずが動かず、2人が中に閉じ込められ死亡した。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150911/afr1509110042-n1.html
(2017年10月24日 修正2 ;追記)
2017年10月23日19時30分にNHK埼玉から、社長らに有罪判決がでたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日の判決で、さいたま地方裁判所の栗原裁判長は、「インストラクターを置かず、利用客にも携帯型の高度計を持たせずに入室させるなど、安全確保を怠っていた」と指摘した。
そのうえで、「減圧室の製造業者も、不具合が起きた場合の措置について、施設側に十分に説明した形跡がない」として、支配人に禁錮1年6か月、執行猶予3年、社長に禁錮1年2か月、執行猶予3年の判決を言い渡した。
出典
『入浴施設事故 社長らに有罪判決』
http://www.nhk.or.jp/lnews/saitama/20171023/1100000478.html
2015年9月3日付で毎日新聞千葉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月3日11時51分にNHK千葉から、9月4日9時43分に千葉日報から、9月4日9時24分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
先月8日に銚子市であった「銚子みなとまつり」の花火大会で、火のついてない花火の一部や花火の燃えかすが風に流されて地上に落下し、観客が鼻の骨を折る大けがをしていたことが分かった。
他の2人も軽いやけどをしたが、市は事故を公表していなかった。
市や警察によると、花火は利根川から台船で打ち上げ、約6万9000人が見物した。
午後7時半の打ち上げ開始直後、台船から約250m離れた川岸近くにいた富里市の女性(25)が「落下物が顔に当たった」と大会本部に連絡してきたという。
病院に搬送されたが、鼻骨亀裂骨折の重傷だという。
未着火の火薬玉(直径1cm程度)が直撃したとみられる。
友人の女性(25)と別の場所にいた旭市の男児(12)も、花火の燃えかすなどで腕などに軽いやけどをした。
大会は、市が主体となった実行委員会が主催している。
事故後、警察の指導を受けた市は、高く打ち上げられる大型の花火と連続で打ち上げられる花火の打ち上げをやめ、予定していた花火の数を6000発から3500発に縮小。「落下物に注意」と放送しながら午後8時半ごろまで大会を続けた。
市によると、事前の計測で風速5m前後(北東の風)、当日の最大風速は花火大会開始直前の午後7時15分の8.2mだったため、実施を決めた。
中止基準は、「風速10mが10分以上継続」だという。
57回を迎えた同大会でけが人が出たのは初めて。例年は、今回とは逆方向の南寄りの風が吹いていた。
花火の燃えかすは、およそ1km離れた銚子駅周辺でも見つかったという。
笹本・市産業観光部長は、「保安基準は満たしていたが、想像以上に上空の風が強かったのだと思う。けがをされた方には申し訳ない」と謝罪。
公表しなかった理由については、「被害者が『自分は大丈夫。花火大会を続けてほしいので大げさにしないで』と話し、治療も続いているので推移を見守っていた」と説明した。
市観光商工課は、「打ち上げ場所を川岸から離すなど、安全対策を見直す必要がある」としている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20150903ddlk12040110000c.html
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1084644051.html?t=1441313016882
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/276176
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150904-OYT1T50024.html
2015年8月22日13時0分に産経新聞から、「呪われた? 超人気お化け屋敷でお化けが殴られる事件連発の怪」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌の繁華街、すすきので期間限定で開催されているお化け屋敷「ゆびきりの家」。
連日の行列で超人気だが、先月3日からこれまでに、お化け役を殴ったとして客が暴行や傷害容疑で現行犯逮捕される事件が2件起きている。
2つの事件後も営業を続けているが、主催者は警告看板も用意し、「キャストへの暴力行為は、故意・過失を問わず、責任を負っていただきます」と厳しい言葉で注意を呼びかけている。
何が入場客をそこまでさせるのか-。
最初の事件は7月12日に発生。札幌市内の団体職員(22)が逮捕された。
2度目は8月10日で、京都府京田辺市の大学生(19)が逮捕されている。
お盆の期間はさらに人気が高まり、オープン前から会場を取り囲むように長い行列ができ、常に1時間待ちとなっている。
すでに入場者は2万人を超えている。
「ゆびきりの家」の入り口は昭和の民家をイメージして作られ、何かが取り憑いていそうで期待感も高まる。
玄関を一歩入り、しばらくその闇の暗さに目を慣れさせて、先の廊下に進む。すると…。
このお化け屋敷は「新感覚のお化け屋敷」として、人気のお化け屋敷プロデューサー、五味弘文さんがプロデュースした。
物語がきちんと設定され、入場客にミッションが課せられるのが売り物だ。
事前に、物語のあらすじを読み、その物語を理解し、ミッションである「ゆびきり(げんまん)」を誰がするのかを決めたうえで入場する。
入場前から恐怖にかられる。
逮捕された2人は、どのような状況でお化け役に殴りかかったのか。
北海道警などによると、2件ともお化け屋敷の同じ場所で、ほぼ同じ終了間際の時刻に起こり、男2人女2人の4人組だった。
また、どちらの事件も、逮捕された人物は一緒にいた友達に、それまでの行動を注意されていたところも共通している。
殴った場所は、台所の設定。その下の方からお化けがテーブル越しに出て脅かすシーンだ。
音とその姿に、普通は驚いて後ろに下がるが、2人とも意図的に前に出て殴ったようだ。
びっくりして殴ったのかと思ったが、そうならないように作られている。
主催するHBC(北海道放送)事業部長の山田さん(49)は、最初の事件のとき、一部始終を目撃していた。
「どちらも入った最初から人形に触ったりして、係員から注意されていたようだ」と話す。
実際に、事件のあった現場を見ても、狭い場所で、さらにお化け役の人とも距離があり、意識して前に進まないと殴ることはできない距離だ。
「再発の防止もあり、お化け役を前に出させないように努めてきた。どういう気持ちで殴ったのか分からないが、アルバイトでも彼らはプライドを持ってやっているので、その気持ちを考えると、悔しい。酔っていたかどうかは分からないが、どちらも、罪の大きさが分かっていない。人を殴ることがどんなに大変なことか」と、山田さんは残念がる。
お化け屋敷「ゆびきりの家」を訪れるのは、家族連れ、カップルが目立つ。「男女比は4対6くらいですが、男性も目立つ」と、主催者は話し、なかには男性同士も。
札幌でのイベントだが、「稚内や網走からの人もいて、北海道中から来ています」という。
出口から出てきた客にも話を聞いたが、7割8割の人が「楽しかった」と満足げだ。
なかには、恐怖のあまり動けなくなる人もいるが、そうしたときにはスタッフが付き添って出てくる。
別の意味でも有名になった超人気の「ゆびきりの家」は、今月30日まで。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/150822/rgn1508220008-n1.html
(ブログ者コメント)
従業員の安全確保(災害想定)という点で気になった事例につき、紹介する。
2015年8月21日19時41分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月21日22時30分に京都新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後1時50分ごろ、京都市右京区嵯峨亀山町付近の桂川で、保津川下りの遊船から保津川遊船企業組合の船長、関さん(58)が川に転落したと119番があった。
別の乗船員が救助し、市内の病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
乗船客23人にけがはなかった。
警察は、死因や事故原因を調べる。
警察などによると、関さんは乗船歴約30年のベテラン。
船には関さんを含む船長2人と船員2人が乗船していた。
関さんは船尾で舵をとっていたが、別の船長と交代するため船首に移動しようとした際、何らかの理由でバランスを崩し川に転落したとみられる。
船を追って約5m泳いだ後、沈んだという。
関さんは事故当時、ライフジャケットを着用していなかったという。
桂川は連日の大雨の影響で増水していたが、現場付近は水深が約3mあり、流れは緩やかだった。
保津川下りは、亀岡から京都の嵐山まで約16kmの渓流を遊船で下る船下りで、観光名物として観光客らに人気がある。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150821/wst1508210080-n1.html
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150821000181
2015年8月17日16時43分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月17日12自30分にNHK長崎からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
16日午後8時35分ごろ、長崎県平戸市生月町里免で開かれていた花火大会会場で花火が爆発し、打ち上げ作業をしていた男性作業員が両腕を切断するなどの大けがをした。
近くにいた作業員2人も軽いけがをした。約3000人の見物客にけがはなかった。
警察が原因を調べている。
けがをしたのはいずれも佐賀県唐津市の花火会社「K社」のアルバイト従業員で、男性(54)=同県唐津市浜玉町=が両腕のひじから先を切断。同市佐志浜町の男性(18)が右手、右足などにやけど、同市佐志中里の男性(17)が頭に打撲傷。3人とも命に別条はないという。
警察によると、花火大会は地元の生月漁協が主催。
K社の従業員ら6人が同8時20分すぎから、見物客から350~400m離れた生月漁港沖にある防波堤から打ち上げていた。
約10分間打ち上げたところで、打ち上げ前の花火2発が何らかの原因で爆発したとみられる。
約800発を打ち上げる予定だったが、事故後の打ち上げは中止された。
生月漁協によると、会場では花火の打ち上げ開始後に、雨が降り始めたという。
生月漁協は「このような事故が起き残念」と話している。
出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/189117
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034186991.html?t=1439845071316
2015年8月17日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月17日11時49分に読売新聞からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
16日午後3時ごろ、北安曇郡白馬村と小谷村の境界付近の渓谷で、木の間に張ったワイヤロープを滑り降りるアスレチック遊具で遊んでいた神奈川県南足柄市のアルバイト従業員の男性(18)が約3.5m下に落下、頭などを強く打ち、松本市内の病院に運ばれたが、約3時間後に死亡が確認された。
死因は頭部外傷で、警察が事故原因を調べている。
警察によると、アスレチック遊具のワイヤロープは、渓谷を流れる楠川をまたいで約60mに渡り張られ、滑車を使って岸から反対側の岸に滑り降りる仕組み。「ジップライン」と呼ばれる。
男性は白馬村の宿泊施設にアルバイトで勤めており、この日はアルバイト仲間数人と渓谷に遊びに来ていて、たまたま見つけたこの遊具で遊び始めたが、滑車のスピードがつきすぎ、終点の木に巻かれたクッションに衝突した際にバランスを崩し、約3.5mの高さから地面に転落したという。
消防によると、近くにいた白馬村のアウトドアツアー会社のガイドが衝突音を聞き、倒れている男性を見つけ、同社を通じて119番通報した。
救急隊が現場に駆け付け、県消防防災ヘリコプターで病院に運んだ。
この会社によると、遊具は、ウエットスーツを着て渓流下りを楽しむキャニオニングのツアーで使うために2005年ごろ設置。
通常は、ツアー客が同社のガイドの指導の下、ハーネス(安全ベルト)などで安全確保した上で使っている。
これまでにツアー客がけがをしたことはなかったという。
同社によると、高橋さんたちはツアー客ではなかった。
同社などによると、現場は楠川上流部で、普段は登山者や渓流釣りをする人以外は入らないような場所という。
出典URL
http://www.shinmai.co.jp/news/20150817/KT150817FSI090011000.php
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150817-OYT1T50027.html
8月19日15時7分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県大町建設事務所は18日、遊具が無許可で設置され、形状なども許可基準に該当しないとして、河川法違反の疑いで白馬村内のアウトドアツアー会社に撤去を求めた。
遊具のワイヤロープ(長さ約60m)は、木と木の間に結ばれ、県管理の楠川の上に張られている。
河川法は、河川区域の土地に工作物を設置したり、土地を占用したりする場合、河川管理者に許可申請するよう求めているが、この会社は県に申請していなかった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150819-OYT1T50048.html
2015年8月6日19時17分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都多摩市のテーマパーク「サンリオピューロランド」で7月、来園した外国籍の男児(5)が指の骨が折れる事故にあっていたことが分かった。
同園は、事故が起きたアトラクションの運行を停止している。
消費者庁が6日、消費者安全法に関する重大事故として発表した。
運営するサンリオエンターテイメントによると、事故があったのは7月25日午前10時過ぎ。
ボートに乗ってコースを回る「ボートライド」で、ボートを停止させるための器具に男児の手が挟まれて、左中指がえぐられる開放骨折をした。
ボートをこごうとして、水路に手を入れていたらしい。
同社の話しでは、乗船の際にボート外に手を出さないよう、外国人には書面で示しているという。
広報担当者は、「禁止行為をイラストで示すなど、わかりやすくした上で再開させたい」としている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH8663DGH86UTIL03R.html
2015年7月31日17時13分に毎日新聞から、「花火:海から見物、大渋滞・・・船の場所取り過熱、海保厳戒」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
本格的な花火シーズンを前に、海上保安庁が花火大会での船舶事故に警戒を強めている。
海から見物するプレジャーボートによる事故が全国で多発し、今月25日には兵庫県西宮市沖で9人が重軽傷を負う事故が起きたばかり。
毎年数百隻が集まる神戸市の「みなとこうべ海上花火大会」(8月8日)では、危険な「場所取り」も横行しており、神戸海上保安部は厳戒態勢で臨む。
海保などによると、船上からの見物の人気が近年高まるにつれ、事故も増加。
花火大会を巡っては2010〜14年、全国で衝突や乗り上げなどの船の事故が92件起き、54人が負傷した。
夜間は船の灯火と街の明かりが見分けにくい上、船上での飲酒や、救命胴衣を着用していないなど危険な例もあるという。
今月25日夜に起きた事故は、西宮市の沖合約3kmでプレジャーボートが防波堤に衝突して沈没し、男女9人が骨折などの重軽傷を負った。
近くであった花火大会を見物後、大阪に戻る途中だったという。
神戸港である大会は夜景と花火が同時に楽しめ、特に人気が高い。
神戸市などで作る実行委員会は、パンフレットで船上からの観賞を「固くお断り」とし、打ち上げ場所から半径約400mの区域を、港則法に基づいて進入禁止にしている。
だが、区域外での見物は制限できない。
ここ数年は、船の場所取りが過熱し、日中から200隻近くが区域ぎりぎりに近付こうとして密集する。フェリーなどと衝突しないよう「交通整理」すら必要な事態になっている。
また、花火打ち上げ終了時は一斉に帰港を急ぐため、猛スピードのボートが衝突すれすれで行き交うことも。
夜間の航行に不慣れな操縦者も多く、「いつ重大事故が起きてもおかしくない状況」(神戸海保)という。
当日は神戸海保や市が約15隻の警戒船を出し、禁止区域の周辺で監視にあたる。
海保の担当者は、「視界の悪い夜は捜索活動も困難になる。危険な行為は避け、安全に楽しんでほしい」と呼びかけている。
花火を巡る海上の事故を防ぐため、各地の大会主催者も対策に乗り出している。
2013年にプレジャーボートの衝突事故が起きた大阪市の「なにわ淀川花火大会」は、今年(8月8日)から、見物の船を登録制にする。5万円以上の寄付金を納め、氏名や乗員数を届け出た船を事前に登録。他の船は淀川大橋より上流への立ち入りを禁止する。
広島県の花火大会でも、400隻以上が集まり、カキを養殖する「カキいかだ」などに衝突する事故が頻発。広島海上保安部などは今年、事故が起きた地点やカキいかだの位置を示す地図をスマートフォン用に公開し、注意を促している。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150731k0000e040271000c.html
(ブログ者コメント)
○8月7日16時14分に朝日新聞からも、『打ち上げ花火見物、船・ドローンに警戒 各地で規制進む』というタイトルで、同趣旨の記事がネット配信されていた。
http://www.asahi.com/articles/ASH86636BH86PTIL02H.html
○7月25日夜に起きた事故の状況は、下記参照。
(2015年7月25日23時39分 YAHOOニュース;神戸新聞)
25日午後8時45分ごろ、兵庫県西宮市の武庫川沖で、「プレジャーボートが防波堤に乗り上げたようだ」と、近くの釣り人から第5管区海上保安本部に通報があった。
衝突の衝撃で、乗船していた9人全員が海に転落したが、神戸海上保安部などが全員を救助した。2人が重傷、7人が軽傷。いずれも命に別条はない。
同保安部によると、9人は同日、芦屋市の芦屋浜周辺で開かれていた「芦屋サマーカーニバル」の花火大会を見物していたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150725-00000009-kobenext-l28
○8月2日にも事故が起きている。
(2015年8月3日11時41分 産経新聞west)
2日午後10時40分ごろ、関西国際空港付近を航行していた20~30代の男女6人乗りのプレジャーボートが、大阪府泉南市の関空島の護岸に衝突。6人は自力でボートから護岸に上がったが、すり傷などの軽いけがを負った。ボートはその後、沈没した。
関西空港海上保安航空基地によると、ボートを所有する大阪府高槻市の自営業の男性(38)が操縦していた。男性は調べに対し「自動操舵で前を見ていなかった」と話しており、同航空基地は、見張りが不十分で衝突した可能性があるとみて、業務上過失往来危険の疑いで事故原因を調べている。
6人は友人で、兵庫県・淡路島の洲本港で開かれた花火大会を見物後、関空島対岸の同府泉佐野市の港に向かう途中だったという。
http://www.sankei.com/west/news/150803/wst1508030031-n1.html
○8月8日にも事故が起きている。
(2015年8月9日 朝日新聞)
9日午前0時すぎ、東京湾内の埋め立て地「中央防波堤」付近で、プレジャーボート「オーベル2」(全長9.26m、8.5トン)が沈没したと118番通報があった。
海保の監視取締艇が急行し、近くの護岸につかまって助けを求めていた乗組員3人全員を約50分後に救助した。
海保によると、3人は船長(47)と妻(29)、知人男性(47)。妻と男性が打撲を負い病院に搬送されたが、命に別条はない。
船長らは、8日夜に東京湾で開催された第27回東京湾大華火祭を海上で鑑賞後、浦安方面に向けて航行中、船体に衝撃を感じた後に沈没したと説明しているという
http://www.asahi.com/articles/ASH893JWJH89ULZU002.html
2015年7月26日21時23分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後8時40分ごろ、静岡県富士市の中央公園で開かれていた「富士まつり2015」の花火大会で、打ち上げ花火の火花が観客に降りかかった。
警察と消防によると、これまでに観客5人が足などにやけどをし、病院で手当てを受けているという。けがの程度は、いずれも軽いという。
富士市によると、花火大会では4000発の花火が打ち上げられる予定だったが、このうち1発の花火が斜めに打ち上がり、打ち上げ場所から60m以上離れた場所にいた観客に火花が降りかかったという。
花火大会は、そのまま中止となった。
警察は、関係者から当時の状況などを聞いて、事故の原因を調べている。
祭りの実行本部は「事故が起きてしまい、けがをした人たちには大変申し訳なく思います」と話している
「富士まつり」は、静岡県富士市の中心部で毎年この時期に行われるイベントで、花火大会のほか、みこしの練り歩きや市民による踊り、地元をPRする観光大使を募る「かぐや姫コンテスト」などが行われる。
市のホームページによると、花火大会はまつりの最後に行われ、およそ4000発の花火が打ち上げられることになっていた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150726/k10010167321000.html
(2015年9月13日 修正1 ;追記)
2015年9月10日19時31分にNHK静岡から、中国製の花火が規格より0.5cm小さかったため十分な高さまで打ちあがらなかった可能性があるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
7月に行われた富士市の花火大会で、観客11人が打ち上げ花火の火花でけがをした事故で、富士市消防本部は10日、実際に花火を打ち上げて原因を特定する実験を行った。
実験は富士川の河川敷で行われ、消防や警察、そして花火師など約20人が参加した。
現場では、当時使われた2号玉を約30発打ち上げて、それぞれ、どのくらいの高さまで上がるかや、火花がどのくらいの高さで消えるかを検証した。
この事故では、観客11人がふりかかった火花でけがをしたが、これまでの調べで、花火は中国製で、いずれも通常の2号玉と比べて直径が0.5cmほど小さかったことが分かっている。
そして、この実験でも、打ち上げられた花火の中に火花が消えないまま地上に落下するものが見つかり、消防は「花火が規格より小さかったため、高さが十分に打ち上がらず、火花が降りかかった可能性があると」と見ている。
富士市西消防署の三石副署長は、「きょうの結果を持ち帰り、引き続き事故原因の究明を図りたい」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034656911.html?t=1441917613989
(2016年7月24日 修正2 ;追記)
2016年7月23日7時55分に静岡新聞から、花火が規格より小さかったため想定より低い角度で打ち上がったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
富士市の中央公園一帯で、24日夜、「富士まつり2016」の最後を飾る花火大会が行われる。
大会は、2015年に観客11人が軽傷を負う事故が起きた。
このため、今回は従来に比べて打ち上げ可能な花火のサイズを一回り小さくするなど、再発防止の徹底を図っている。
事故は2015年7月26日、花火の打ち上げ中に燃えかすが会場付近の路上にいた観客の頭上に降りかかり、11人が軽いやけどなどを負った。
通常の規格に比べて花火のサイズが小さかった結果、想定より低い角度で斜めに打ち上がったのが原因とみられる。
これを受けて、同市や富士商工会議所などでつくる実行委員会は16年以降の花火大会の実施の可否を協議し、安全対策を見直した上で継続するのが妥当と判断した。
再発防止策としては、事故原因となった「斜め打ち」を禁止するほか、従来は最大で4号玉(直径約11.5cm)まで可能だった花火の大きさを、3号玉(同約8.5cm)以下に抑制。
警備スタッフの増員や緊急連絡体制を整備し、花火業者も、前回とは別の藤枝市の業者に変更した。
実行委事務局の市観光課は、「業者とも打ち合わせを重ね、安全を第一に考えた。市民が安心して楽しめる花火大会にしたい」としている。
出典URL
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/263212.html
2015年7月26日7時6分にNHK前橋から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後5時20分ごろ、群馬県太田市で行われていた「世良田祇園まつり」の会場で、祭りで使われる山車の飾りが外れ、およそ4mの高さから落下した。
消防によると、この飾りにぶつかって祭りの実行委員会の関係者の43歳の女性と45歳の女性、それに45歳の男性の3人が頭や腕に打撲をして、病院に運ばれた。
けがの程度は、いずれも軽いという。
実行委員会によると、落下した山車の飾りは木製で重さが20kg程度あり、山車の準備をしている際に電話線に引っかかり落下したという。
「世良田祇園まつり」は、太田市世良田町で25日から2日の日程で始まり、祭りでは8台の山車を参加者が引いて会場を運行するのが最大の見どころになっていたという。
実行委員会の相澤会長は、「安全については十分配慮してきただけに今回のことは残念に思っています。今後は、安全に万全を期したいです」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1066858121.html
7月26日0時33分に共同通信からは、1人が重傷だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後5時20分ごろ、群馬県太田市世良田町の「世良田祇園祭」で「(山車の)部品が落下して、けがをした」と119番があった。
警察によると、女性が首の骨を折る重傷を負ったほか、別の女性と男性が腕を打撲する軽いけがをした。
警察によると、木でできた重さ20kgを超える飾り付けが落下した。
午後5時から山車の巡行を開始し、トラブルのあった山車以外はそのまま巡行したという。
太田市のホームページによると、世良田祇園祭は世良田八坂神社のお祭りで、華麗な山車が夜通し巡行する。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201507/CN2015072501001812.html
2015年7月25日20時44分に神戸新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
兵庫県姫路市の外郭団体、市まちづくり振興機構は25日、管理するJR姫路駅南の複合ビル「じばさんびる」の立体駐車場内で、自動車計10台が転落や横転するなどの事故があったと発表した。けが人はなかった。
同機構は、駐車場の利用を停止して原因を調べている。
同機構によると、駐車場は「垂直循環式」で、車を載せる台を観覧車のように循環させる。
2基あり、1基当たり30台収容できる。
発表によると、事故が起きたのは、24日午後3時50分ごろ。
22台を収容していた1基から係員が車を出庫させようと操作した際、大きな異音がしたため動作を停止した。
保守点検業者などが確認したところ、車を載せる台が下に折れ曲がり車が横転、落下していた。押しつぶされた車もあったという。
駐車場は1983年のビル開業時から稼働。
毎月定期点検を実施しており、前回は6月29日だったが、異常はなかったという。
同機構は、原因を究明した上で、外壁を外すなどして車を取り出す方針。
発表まで丸1日かかったことは、「概要把握に時間がかかった。被害者もあり、事故後すぐに発表すべきだった」と釈明した。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201507/0008243768.shtml
(2016年1月14日 修正1 ;追記)
2016年1月9日16時0分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
兵庫県姫路市の機械式立体駐車場内で昨年7月、複数の車が転落・大破した事故で、保守業務を請け負う駐車設備メーカー「日精」(東京)が、金属疲労で機械の支柱が破断したのが原因と断定したことが、9日までに分かった。
毎月の保守点検でも前兆に気付かなかったといい、事故後に亀裂が入った支柱3本も見つかった。
機械式駐車場の安全審査機関「立体駐車場工業会」(同)によると、金属疲労による事故は、これまで全国で報告例がないという。
事故は、昨年7月24日午後、姫路市の外郭団体・市まちづくり振興機構が管理する「じばさんびる」(同市南駅前町)の立体駐車場で起きた。
駐車場は1983年設置で、車を載せる台を観覧車のように循環させる「垂直循環方式」。
係員が車を出す際に異音がしたため動作を止めたところ、車載台が下に折れ曲がり、車7台が転落、大破していた。
けが人はなかった。
事故後は、営業を休止している。
日精の調査で、車載台をつる4本の支柱のうち1本が破断したことが判明。
事故前に亀裂が入っていた可能性があるという。
設備はフジテック(滋賀県)製で、2011年から日精が保守業務を継承した。
姫路市まちづくり振興機構は、日精と補償について協議している。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201601/0008708296.shtml
1月13日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)からも、やや詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出庫中に異音がしたため機械を止めたところ、駐車中の車7台が落ちたり、横転したりして、計15台が全損・破損した。
日精の報告などによると、車を載せる車台を吊り下げる4本のアームのうち1本のパイプが破断していたほか、この駐車場の別の車台でも、計3ケ所、亀裂が見つかった。
アームの破断で車台が傾き、停めてあった車が落下したとみられる。
2015年7月28日5時38分にNHK四国NEWSWEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月28日17時51分に読売新聞から、7月28日14時10分に産経新聞westから、7月28日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
今月22日、宇和島市中心部の商店街で、「うわじま牛鬼まつり」の一環として行われていたダンスイベントの途中、行列の先頭を移動していた全長が約6m、高さが約5mある練り物「牛鬼」の木でできた尾の部分(長さ約2m)が誤って地上約5mの場所にあった店のプラスチック製看板に接触し、壊れた看板のプラスチックの破片が飛び散った。
破片の一部は、祭りに来ていた市内に住む30代の女性の左目にあたり、女性は病院で手当を受けたが、眼球の損傷が激しく、左目を失明したという。
女性は、上を見上げていたという。
「うわじま牛鬼まつり」は今月22日から24日にかけて開催され、事故は初日に起きたが、実行委員会が警察に届け出たのは25日で、報道発表を行ったのも27日夜になってからだった。
これについて実行委員会は、「女性の容体について様子を見ていたことなどから、届け出や発表が祭りの後になった」と説明している。
実行委員会の会長を務める宇和島市の石橋市長は、「負傷された方とご家族に深くお詫びを申し上げます。事故原因を調査のうえ、再発防止に取り組んでまいります」とコメントしている。
牛鬼は竹の骨組みに布をかぶせた張り子の出し物で、まつりでは約40体が披露された。
事故を起こした牛鬼は40~50人がかついでいて、その後、参加を取りやめたという。
この牛鬼が所属する保存会の責任者は、(朝日新聞の)取材に対し、「首と胴体を左右に振る動きが大きくなってしまったようだ。女性にはお見舞いして謝罪した。今後は事故を起こさないようにしたい」と話した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20150728/3675121.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150728-OYT1T50091.html
http://www.sankei.com/west/news/150728/wst1507280047-n1.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像を見ると、商店街アーケードの両側にずらっと並んだ看板の一つが壊れていた。
2015年7月20日0時18分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月20日1時44分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後7時45分ごろ、愛知県豊橋市関屋町の豊川河川敷で行われた「豊橋祇園祭」で、伝統の手筒花火の一つが破裂し、観客の男女2人がけがをした。
警察は、業務上過失傷害容疑で主催者ら関係者を調べる。
警察によると、同祭奉賛会のメンバーが全長約80cmの竹製の手筒花火に点火し、上に向けて持ち上げようとしたところ、花火が破裂。
火柱が出る先端部の木製フタ(直径10cm、厚さ3cmのドーナツ形)が、約30m離れた観客席に飛び込み、豊橋市の無職男性(64)の左足と、同市の公務員女性(23)のあごにぶつかったという。
同祭は18日に始まり、19日は主催者発表で8万人の観客がいた。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH7M77G7H7MOIPE01T.html
http://mainichi.jp/select/news/20150720k0000m040096000c.html
(2015年9月3日 修正1 ;追記)
2015年8月31日付で毎日新聞中部版夕刊から、再発防止策などに関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
愛知県豊橋市の手筒花火のイベントで7月、観客2人がけがをする暴発事故が起き、関係者に衝撃が走った。
県警豊橋署は再発防止のため、9月12日に開催される「炎の祭典」で、防護パネル設置など異例の対策を要請し、主催する豊橋商工会議所も受け入れた。
近年、同様に観客がけがをする事故が起きた祭りで主催者が手筒を取りやめるケースが相次いでいる。
豊橋は手筒花火発祥の地。
商議所は、万全を期して450年の伝統を守る構えだ。
事故は7月19日夜、豊橋祇園祭で起きた。
近くを流れる豊川の台船上で手筒花火が暴発し、炎が噴き出す穴の開いた木製の蓋が約40m離れた桟敷席に飛んだ。
20代女性の顔を切り、60代男性の左足に当たった。
業務上過失傷害などの容疑で捜査している豊橋署と、市消防本部によると、主催した豊橋祇園祭奉賛会は、手筒の点火時は客席に向けず、川の流れに沿った状態にするとした計画書を消防本部に提出し、許可を受けた。
8隻の台船のうちの一つがこれに違反し、客席に向かって約45°の角度で置いて点火。
筒を持ち上げようとした時に暴発したとされる。
ただ、客席と台船の距離は火薬類取締法などの法令が定める保安距離を守っていた。
点火時の手筒の向きを明確に定めた法令はない。
手筒花火は、過去にも、保安距離以上に飛散し観客がけがをした例がある。
富山県立山町では2008年、竹筒が飛び、32m離れた男女2人がけがをした。
愛知県豊明市では10年、蓋が約25m飛び、約35m離れた5歳男児が火の粉を浴びてやけどを負った。
13年には同県蒲郡市の夏祭りで、手筒が約30m飛んで男子中学生の足に当たった。
いずれの主催者も、その後、手筒花火を取りやめているという。
祭典の会場は市内の球場。
豊橋署からの「法令以上」の対策を取ることの要請や消防との協議を経て、商議所は点火時の手筒の噴出方向付近2カ所に高さ1.8m、幅3.6mの透明な防護パネルを設置する。
また、点火時に筒先が向く方向にある約150人分の客席を、空席にする。
点火時は筒先を客席に向けない、とする内規を定めた豊橋祇園祭奉賛会の鈴木会長は、「手筒花火も原理はピストルや大砲と同じ。瞬時でも客席に向けてはいけないのは常識」と話す。
ただ、小さな神社でも行われる伝統行事だけに、必ずしも浸透していないのが実情だ。
出典URL
http://mainichi.jp/area/news/20150831ddh041040002000c.html
(2015年11月29日 修正2 ;追記)
2015年10月15日にNHK東海NEWS WEBから、迫力を高めるため濡れた新聞紙が使われていたという下記趣旨の記事が、写真や図解付きでネット配信されていた。
豊橋市の神社で開かれた秋祭りで奉納されるのが、伝統の手筒花火。
男らが抱えた竹の筒から、高さ10mほどの火柱があがる。
そして、最後の見せ場が「ハネ」。
大きな音とともに、筒の下から火の粉が吹き出す。
手筒を上げる人は、「この地方に生まれた男は手筒花火やってなんぼと、やれて一人前みたいなところが確かにありますね」と話す。
しかし、この夏、伝統の「豊橋祇園祭」で安全性が問われる事故が起きた。
事故は、手筒花火の突然の暴発。
暴発した勢いで手筒花火の木製の部品が観客席まで吹き飛び、20代の女性が顔を切り、60代の男性は足の骨を折る大けがをした。
吹き飛んだ部品は、筒の上部に取り付けられている「かがみ」と呼ばれる木片。
直径10cmほど。材質は、硬い「ひのき」だ。
暴発が、何故、事故につながったのか。
川に浮かべられた台船と観客席は、30mほど離れている。
警察などによると、手筒は客席に向かって置かれたまま火が付けられ、筒を持ち上げようとしたときに暴発したという。
祭りを主催した豊橋祇園奉賛会の鈴木会長は、「手筒花火の前と後ろは人の方を向けない。手筒花火を上げる者には当たり前のことなんです。もうひたすら申し訳ないと思っています」と話す。
さらに取材を進めると、暴発した手筒花火は、威力を増すためのある加工が施されていたことが分かった。
手筒花火は、火薬を取り扱う煙火会社の指導を受けながら、氏子たちがそれぞれ自分たちで手作りする。
くり抜いた竹筒の底に土台となる新聞紙と火薬を詰めて、作り上げる。
問題は、この新聞紙だった。
通常、土台となる新聞紙は乾いたものを使うが、事故を起こした手筒は、土台を強く固めるため、濡れた新聞紙が使われていた。
最後の見せ場、「ハネ」とよばれる場面で、火薬の威力が集約されてから下に抜けるため、より大きな音が出て迫力が増すからだ。
しかし、万一暴発した際には、土台が強く固まっているため、爆発の威力が上下に分散されず、上に強く向かってしまう。
取材した煙火会社では、製造の際に、「新聞紙がぬれていると、竹筒の中で強く固まる。事故をした場合に強くなる可能性はないわけではないです。乾いた新聞を使うように指導しています」と、危険がないよう指導していると言う。
昔を知る祭りの関係者によると、火花や音の迫力を高めるため、手筒を観客の方に向けたり、濡れた新聞紙を使ったりする方法が、かつては行われることもあったという。
今回、事故を起こした手筒花火の地区の責任者は、取材に対して、「決して危険なものを作ろうとしたわけではなく、より良い手筒花火を作ろうとして、伝統的にやっていた手法だった。今後は、絶対に行わない」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/nagoya/websp/20151015_hanabi/
2015年7月12日18時46分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2020年東京オリンピックで追加種目としての採用を目指すボウリングの国際大会で、仮設のスタンドの床板が抜け落ちて、観客2人が転落してけがをした。
ボウリングは、東京オリンピックの追加種目の候補の1つに残っていて、全日本ボウリング協会は12日、オリンピックを想定し、千葉市美浜区の幕張メッセで特設のレーンと仮設のスタンドを設置して国際大会を開いた。
オリンピックに提案を予定している種目で、男女1人ずつでチームを作る「ミックスダブルス」のエキシビションのウォーミングアップ中だった午前8時40分ごろ、競技を後ろから観戦できる仮設のスタンドの鉄製の床板1枚が抜け落ちて、40代の男性2人がパイプいすとともにおよそ1m70cmほど下に転落した。
2人は救急車で病院に運ばれたが、けがの程度は軽く、その後、会場に戻って大会を観戦したという。
ボウリング協会では、事故のあと、仮設のスタンドに設置していた600余りのパイプいすを床に下ろし、大会はおよそ2時間遅れで再開したが、「ミックスダブルス」のエキシビションは中止となった。
世界ボウリング連盟のケビン・ドーンバーガー会長は、「事故があったことは残念で、オリンピックで間違いがあってはいけない。観客には安全で快適に見てもらうことが大事で、座席はしっかりしなければならない」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150712/k10010148031000.html
2015年7月13日付でAABニュース(ANNニュース)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの追加種目入りを目指しているボウリングが、千葉・幕張メッセで国際大会を開き、活動をアピールした。
2020年の東京オリンピックの追加種目は、8つの競技が1次選考を通過し、来月に組織委員会が最終選考のヒアリングを行う。
ボウリングもその1つで、全日本ボウリング協会は、会場を既存のボウリング場ではなく、ホールや大型体育館を特設会場にする計画。
協会は12日、幕張メッセに特別のレーンを作って国際大会を開き、レーンの後ろだけではなく両サイドにも観客席を作り、より多くの人に見てもらえるような取り組みをアピールしていた。
しかし、開始直後に仮設のスタンドで一部の床板が抜け、観客2人が約1.7m下に転落してけがをした。
協会は、「二度と起きないよう対応したい」としている。
出典URL
https://www.aab-tv.co.jp/news/ann_shownews.php?id=000054563&cat=3
2015年2月10日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
(2015年7月12日 修正2 ;追記)
2015年7月7日12時59分に産経新聞westから、意識不明になったメカニズムなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月10日17時42分にNHK首都圏NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
無色、無臭、無毒のヘリウムガスで今年1月、深刻な事故が起きた。
BS朝日の番組収録中、声を変えるパーティーグッズのスプレー缶を吸引したアイドルの少女=当時(12)=が約5秒後に卒倒、全身けいれんを起こした。
日本小児科学会は、脳の血管内で血の流れが妨げられる「脳空気塞栓(そくせん)症」を発症したことなど、事故の詳細を公表。「使い方を誤ると、また同じ事故が起きる可能性がある」とし、子供に使わせないよう注意を呼びかけている。
少女の身体の中で、一体何が起きたのか。
番組で使用されたのは、100円ショップ「ザ・ダイソー」の商品だった。
ヘリウム80%、酸素20%の混合ガスで、韓国製。成人向けのグッズで、「大人用」と表示されていた。
ダイソーを展開する大創産業は、今回の問題を受け、2月には商品の販売を中止した。
広報室によると、およそ10年間の販売実績の中で、同様の事故報告はなかったという。
日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会の安炳文(あんびょんむん)医師によると、最初にダメージを受けたのは、少女の肺。ヘリウムを含むガスを吸ってめいっぱい膨らみ切ったところに、さらにスプレー缶から排出されるガスの圧力がかかり、肺胞が破裂した。
損傷を受けた肺胞周辺から血液中にガスが入りこみ、それが脳まで運ばれて血管が詰まる「脳空気塞栓症」を発症し、意識障害を引き起こしたとみられている。
安炳文医師は、ガスを使う場合、肺いっぱいまで吸い込むのは避けるなど、注意が必要だとしたうえで、「肺の容量を超えるようなガスを吸い込めないようにしたりするなど、製品の安全性を高める検討もしてほしい」と話している。
脳空気塞栓症は、ダイバーによくみられる症例だ。
潜水障害に詳しい山見医院副院長の山見信夫医師によると、ダイバーが息を止めて急浮上すると、水圧がかかっていた肺の中の空気が一気に膨張。肺胞破裂から塞栓症に至る。「重症化するケースの多くは水深5、6mからの急浮上が原因になっている」と話す。
日本中毒情報センターの調査では、平成13年4月からの12年間でヘリウムガス吸引による事故は32件あり、半数の16件で意識消失、気分不良などの症状が出た。
32件のうち26件は、風船用のガスで起きた。
ヘリウムは空気より軽いため、風船を膨らませるのによく利用されるが、風船用ガス缶はヘリウム100%で酸素が含まれていないことが多い。声を変えるために吸い込むと、酸欠状態に陥る危険があるのだ。
ただ、酸素を含んだ変声用でも、これまで5件(残る1件は不明)の事故があったという。
同学会は、成人にしか販売しないといった対策に加え、「1回の吸引時に排出されるガスの量や圧力の調節が必要ではないか」と問題提起。一気にたくさんのガスが吸い込めないよう、苦みや異臭をつけることも提案した。
これを受け、国内の販売会社では、対象年齢を10歳以上から15、16歳以上に引きあげる動きが出ている。
テレビ朝日によると、倒れた少女は3月10日に退院。翌日からは学校にも通っているという。
ヘリウムガス缶の「大人用」の記載など、いくつかの注意事項について番組スタッフの見落としがあったとしており、同局は、社内の検証委員会で調査を進めている。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150707/wst1507070047-n2.html
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150710/3186281.html
(2015年9月30日 修正3;追記)
2015年9月29日20時40分に毎日新聞から、テレ朝の検証委員会が全制作現場への安全管理者の配置などを提言したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
テレビ朝日内に設置した検証委員会(委員長=武田徹常務)は29日、検証結果を公表した。
複数の制作会社が相乗りで番組を制作し、安全管理者が不明確で、スタッフによるヘリウムの取り扱いも「慎重さを欠いていた」と結論付けた。
テレビ朝日はこれまで、少女が実際にヘリウム混合ガスを吸ったかどうか不明と発表していた。
検証委は、収録映像と音声を分析するなどした結果、吸ったことは「ほぼ間違いない」と判断した。
ヘリウム混合ガスの吸引による健康被害は、医師らも「経験がない」としており、制作スタッフが被害を予見することは「困難」とした。
一方で、複数の制作会社のスタッフで番組を作っていたため、責任の範囲があいまいで、検証委は「リハーサルなどを丁寧に行うべきだった」と指摘。
再発防止策として、全ての制作現場に安全管理者を置くこと、リハーサルや安全確認の手順のマニュアル化などを提言した。
少女は3月に退院し、すでに芸能活動を再開しているという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150930k0000m040087000c.html
http://www.asahi.com/articles/ASH9Y5WG4H9YUCVL01B.html
(2016年5月24日 修正4 ;追記)
2016年5月23日12時42分に読売新聞から、番組制作側の刑事責任は問われなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致傷容疑で捜査していた警視庁麻布署が、番組制作側にガスの危険性は予見できず、刑事責任は問えないと結論付けた捜査書類を、19日に東京地検に送ったことが分かった。
同署幹部によると、ヘリウム混合ガスを使用した番組は過去にもあるが、同様の事故の報告例は見当たらず、番組制作側に注意義務違反はなかったと判断した。
少女は現在13歳で軽度の記憶障害があるが、日常生活に支障はないという。
テレビ朝日は23日、「安全管理の一層の強化に向けた取り組みを行っていく」とのコメントを出した。
出典
『番組収録中の少女ヘリウム事故、刑事責任問えず』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160523-OYT1T50033.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。