







2017年3月20日0時14分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本県の高森町と南阿蘇村の2カ所で、19日、放牧用の草原である牧野(ぼくや)の野焼き作業中に火が燃え移るなどして、1人が死亡、2人が重軽傷を負った。
警察によると、同日午後2時20分ごろ、高森町野尻の牧野で、同町尾下の男性(66)が野焼きの火に囲まれ、全身にやけどを負った。
熊本市内の病院に運ばれたが、同日深夜に死亡した。
男性は、NPO法人が所有する牧野の野焼きにボランティアで参加していた。
午後2時ごろから約40人で作業を始め、山の上の方にいたという。
同日午前11時ごろには南阿蘇村一関の牧野で、近くの農業の男性(78)が、野焼きで広がった火で顔や両手足などにやけどを負い重傷。
男性についた火を消そうとした獣医師の男性(56)も、両指先をやけどする軽傷を負った。
午前10時から地元住民約40人で約30ヘクタールの牧野を焼く予定で、2人は火をつける役をしており、中腹付近にいたという。
出典
『野焼きでやけど、1人死亡2人重軽傷 熊本』
http://www.asahi.com/articles/ASK3M5QW4K3MTLVB00P.html
(ブログ者コメント)
野焼き中の死亡事故は、今年2月に秋吉台と下関市でも起きている。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6816/
また、2010年に御殿場市で起きた3人死亡事故では、今年3月に有罪判決が出ている。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6837/
2016年7月11日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6086/
(2017年3月25日 修正1 ;追記)
2017年3月16日22時50分に京都新聞から、大量の炭を一度におこしたことが原因という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月16日18時28分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
中京署は16日、業務上失火の疑いで、京都市下京区の会社員の男(23)を書類送検した。
同署によると、男は出火元の店員で、「団体客の準備で必要以上の炭を焼き、燃え上がった」と容疑を認めているという。
中京署によると、男は、団体客の準備を早く済ませようと、約30人分の木炭約60個(約20kg)を一度に金網の上に置き、ガスこんろで焼いたという。
店側は、炭火をおこす際、小分けにするよう店員に指導していたとし、同署は、店側の過失責任までは問えないと判断したという。
居酒屋は、現在、閉店している。
出典
『先斗町火災、火元の店員送検 京都、木炭60個一挙点火』
http://kyoto-np.co.jp/politics/article/20170316000149
『こんろに炭20キロ一気に投入し火災…京都・先斗町の居酒屋従業員を業務上失火の疑いで書類送検 京都府警』
http://www.sankei.com/west/news/170316/wst1703160056-n1.html
(2017年6月30日 修正2 ;追記)
2017年6月28日8時22分に産経新聞westから、不起訴処分になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上失火容疑で書類送検された居酒屋の男性従業員(24)について、京都地検は不起訴処分(起訴猶予)とした。
処分は今月26日付。
地検は、処分理由について明らかにしていない。
出典
『京都・先斗町火災で居酒屋従業員を不起訴 京都地検』
http://www.sankei.com/west/news/170628/wst1706280014-n1.html
2015年2月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4636/
(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4637/
(2017年3月21日 修正2 ;追記)
2017年3月13日20時10分にNHK北海道NEWS WEBから、副店長に有罪判決という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月13日13時53分に読売新聞から、3月13日14時28分に共同通信から、3月14日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
安全管理を怠ったとして業務上過失傷害の罪に問われている実質的な店の責任者である副店長に対し、札幌地裁は13日、罰金40万円の判決を言い渡した。
金子裁判長は、「施設管理や安全確保は被告の業務の一環で、事故の直前に看板と同じ色の部品が看板の真下の歩道に落ちているのを確認しており、看板からさらに部品が落ちる可能性を十分予測できた。歩行者に危険が及ばないよう注意喚起していれば事故は避けられた」と指摘した。
その上で、「被害者は非常に重いけがを負い、被告の落ち度は重大であるが、今後、被害者やその家族に謝罪し、誠意ある対応をすると約束している」として、副店長に罰金40万円の判決を言い渡した。
弁護側は、最初の部品の落下後、目視点検をしたが、看板の一部と認識することは難しく、事故は予見できなかった点や、看板設置工事の欠陥が事故原因、副店長は看板の維持管理の責任者でないなどと主張し、無罪を求めていた。
判決を受け、弁護側は13日午後、札幌市内で記者会見し、「事故の予見可能性を広く捉え過ぎている」と批判した。
関係者によると、部品が頭に当たり重傷を負った女性は、現在も意識不明の状態が続いている。
この事故のあとも、ビルの外壁や看板などが落下する事故は全国であとを絶たず、歩行者などがけがをするケースも少なくない。
このうち仙台市青葉区では、去年4月、ビルの屋上に設置された金属製の板が風にあおられて落下し、通りかかった男性が頭にけがをした。
長崎県時津町でも、去年4月、ビルの2階部分の外壁にかかっていた美容室の看板が風に飛ばされ、バスを待っていた女性が軽いけがをした。
札幌市でも、おととし4月、ススキノの雑居ビルから金属片が落下し、70代の男性が軽いけがをした。
事故をきっかけに、札幌市は対策を強化したが、課題も残っている。
札幌市では、事故の前から、屋外に設置した看板は3年に1度、所有者が定期的に点検を行い、鉄骨の腐食や変形、ボルトのゆるみなど、18の検査項目で異常がないかを市に報告するよう、義務づけていた。
しかし、検査の方法については具体的に定められておらず、今回落下した看板も、事故の3年前の点検で地上から目視を行っただけで、すべての項目で「異常なし」とされていた。
このため、札幌市では看板の状態を正確に把握するため、点検結果の報告の際に所有者に対し、看板の接続部や看板を支える部分などの写真を添付し、どのような点検を行ったかを具体的に記載させるなど、対策を強化した。
このうち、繁華街ススキノを抱え、看板の数が道内一多い札幌市中央区では、規制が強化されたあと、およそ500件分の看板について点検報告が寄せられ、区の担当者が内容を精査した結果、5件の看板で落下のおそれがあるとして、所有者に改善を求めたという。
しかし、中央区によると、規制が強化された去年1月以降、提出期限を迎えながら点検報告が行われていない看板が200件あまりと、全体のおよそ3件に1件に上っていて、対策には課題も残っている。
出典
『看板落下 罰金40万円の判決』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170313/4350881.html
『看板落下で重体、副店長に罰金40万…札幌地裁』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170313-OYT1T50113.html
『看板落下で重傷、罰金40万円 飲食店責任者に札幌地裁』
https://this.kiji.is/213881703571015163?c=39546741839462401
『札幌・看板落下 女性重体 「予見できた」 かに店副店長に有罪 地裁判決』
http://mainichi.jp/articles/20170314/ddm/041/040/141000c
3月13日23時28分にNHK北海道NEWS WEB新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
判決によると、被告は事故の約2時間前、歩道上に鉄製部品があることを通行人に指摘された。
金子裁判長は、「鉄製部品は真上にある看板と色合いや質感が似ていた。そのことは歩道上から目視で把握でき、看板からさらに別の部品が落下する恐れがあることは想定できた」と予見可能性を認め、「店内に備えていたコーン標識などで歩行者に注意喚起すれば、事故を回避できた」と判断した。
事故原因については、「看板の部品や支柱の接続部分の強度が著しく劣化し、一部は固定すらされていなかったことにある」と認定。
「看板の維持管理に当たっていた(本社の)担当者らの落ち度も重大」とし、被告の罰金額を求刑よりも減らした。
出典
『S店、看板落下事故 罰金40万円 「副店長、予測可能」』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0378314.html
2017年3月12日21時40分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月12日20時32分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後3時すぎ、京都市伏見区向島大河原の宇治川河川敷で、無線操縦のラジコンヘリが墜落して炎上、アシなどの雑草約22.5ヘクタールが焼けた。
消防車15台と消防ヘリ1機が出動し、近くを通る国道1号の巨椋(おぐら)大橋の南行き車線を一時通行止めにして消火に当たった結果、午後5時17分に鎮圧された。
けが人はなかった。
警察によると、ラジコンヘリは全長約1.6mで、動力源はバッテリー。
愛好者が集まる近くの無線操縦専用の京都模型飛行場で、大阪府の会社員男性(66)が操縦していたという。
目撃した人の話などから、警察は、何らかの原因で回転翼のスピードが弱まって墜落したとみている。
京都市には、事故当時、乾燥注意報が出ていた。
出典
『ラジコンヘリ墜落、河川敷焼く 京都・伏見』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170312000117
『河川敷に無線操縦ヘリ墜落 23ヘクタール延焼 京都』
http://www.asahi.com/articles/ASK3D5FQ7K3DPLZB00K.html
(ブログ者コメント)
写真を見ると、山焼きと見間違うばかりに火が燃え広がり、広範囲に黒い煙がモクモクと出ていた。
2017年3月12日20時40分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月12日19時44分にNHK和歌山から、3月13日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時15分ごろ、和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で、アジアゾウの体を洗っていたタイ国籍の飼育員マディさん(37)が、ゾウが振り回した鼻に当たり、救急搬送された病院で約1時間後に、脳挫傷による死亡が確認された。
警察が、当時の詳しい状況を調べている。
警察によると、ゾウは40歳の雌のラリー(約3.5トン、高さは3m近い)。
当時、マディさんは開園準備のため、別のタイ人男性飼育員(53)とともに、おりの中でラリーを含む2頭のゾウの体を洗っていたという。
マディさんがラリーの顔付近を洗っていたところ、ラリーが嫌がったため鼻が当たっておりの鉄柵に飛ばされ、たたきつけられた。
ラリーはさらに、マディさんに襲いかかり、鼻で体を押さえつけたため、男性飼育員が救助。
マディさんは病院搬送時、すでに意識がなかったという。
施設は開園前で、客はいなかった。
施設はこの日、通常より5分遅れでオープンしたが、13、14日は臨時休園する。
ラリーは昭和53年の開園当初からこの動物公園で暮らしているが、飼育員にけがをさせたことはなかったという。
亡くなったマディさんはタイで10年以上、ゾウを飼育した経験があり、平成27年から同施設に勤務していた。
出典
『アジアゾウに襲われ、タイ人の男性飼育員が死亡 和歌山・アドベンチャーワールド』
http://www.sankei.com/west/news/170312/wst1703120022-n1.html
『ゾウの鼻にあたり飼育員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044663341.html?t=1489348635244
『飼育員死亡 洗体作業中、ゾウにたたかれ 脳挫傷で 和歌山』
http://mainichi.jp/articles/20170313/ddm/041/040/075000c
2人は、体を横たえたラリーに水をかけてブラシで洗っていたが、ラリーが急に立ってマディさんに鼻を当て、金属製のおりの柱(直径約15cm)に押しつけたという。
出典
『象の鼻に当たり飼育員死亡 アドベンチャーワールド』
http://www.asahi.com/articles/ASK3D3TP5K3DPXLB00D.html
3月12日20時22分に同じ産経新聞westから、過去の大型動物をめぐる主な事故のリスト付きで、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
動物園やサファリパークなどで飼育員がライオンやゾウなど大型動物に襲われる事故は、近年、全国的に相次いでいる。
千葉県成田市の動物プロダクションでは、今年1月、飼育員の男女2人が雄の成獣のライオンに襲われ重傷。
翌月には長野県小諸市の市動物園で、20代の女性飼育員が雌ライオンに顔や足をかまれ、大けがを負った。
今回のアドベンチャーワールドと同様、ゾウが絡んだ事故もあり、平成24年にはラオス人の男性飼育員が雌のアジアゾウに胸などを踏まれて死亡。
ゾウは穏やかそうな外見とは対照的に飼育員との事故が多い動物とされ、千葉県市原市の「市原ぞうの国」の広報担当者は、「体が大きく、わずかな動作でも飼育員の大けがにつながりやすい。信頼関係がなければ近づいてはいけないが、人間とのコミュニケーションを求める性格もある」と、飼育の難しさを強調した。
動物の行動に詳しい岩手大学の出口善隆准教授も、「雌ゾウは、発情期や排卵が近づくと、外部との接触を嫌がる傾向にある」と指摘。
その上で、全国的に大型動物の飼育事故が相次いでいることについて、「飼育下の動物でも、野性的な面は完全には排除できない。施設は飼育員の経験に頼るだけではなく、緊急避難の方法など対策を考えていく必要がある」と話した。
出典
『ゾウの飼育員死亡 「飼育下でも野性的な面は排除できない」 専門家が警鐘』
http://www.sankei.com/west/news/170312/wst1703120043-n1.html
3月14日17時50分にNHK和歌山からは、施設は飼育方法を変更するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設では臨時休園して、事故の再発防止策を検討してきた。
その結果、今後は原則として飼育員がゾウと同じスペースに入らずに、柵の外から餌やりや体の洗浄などを行い、掃除の際には前もってゾウを別の場所に移動させることになった。
これを受けて、今月17日から営業を再開するが、来園者がゾウの背中の上に乗ったり餌を与えたりする催しについては引き続き休止し、安全対策の検討を進めるとしている。
日本動物園水族館協会によると、国内では、同じ飼育スペースに入ってゾウの世話を行う施設が多いということだが、アメリカでは、トレーニングを重ねることで、柵の外からでも飼育や健康チェックを行えるようにしている施設が増えているという。
今回の事故を教訓に、誰もが安心できる飼育方法を検討することが、改めて求められている。
出典
『ゾウの事故で飼育方法を変更』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044710691.html
(ブログ者コメント)
産経新聞westに掲載されている事故リスト中、いくつかの事例は本ブログでも紹介している。
2017年3月10日18時54分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月10日付で日テレNEWS24(山口放送)から、3月10日22時26分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後3時半すぎ、宇部市の「ときわ遊園地」の従業員から「遊具が燃えている」と消防に通報があった。
ときわ公園管理課によると、火が出たのは「スカイダンボ」という、遊園地の上空をゴンドラに乗って1周する懸垂式モノレールの乗り場で、この遊具は点検期間中で営業していなかったが、一時、煙が激しく上がったため、園内にいた20人ほどの客を外に避難させたという。
消防と警察によると、火はおよそ30分後に消し止められたが、鉄骨の建物の2階部分にある乗り場と1階の遊園地を管理する会社の事務所、合わせて323m2が全焼した。
この火事でけが人はいなかった。
ときわ公園管理課によると、当時、乗り場の床を補修するため男性従業員が溶接していたということで、警察は、溶接の火花が飛び散って下にある事務所に火が燃え移った可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
下関地方気象台によると、宇部市では午後3時半ごろ、最大瞬間風速8.7mの風が吹いており、山口県全域に乾燥注意報が出ていた。
宇部市によると、この火事の影響で「ときわ遊園地」は12日まで休園するという。
出典
『ときわ遊園地で火事 客避難』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4064630921.html?t=1489173422726
『遊園地で遊具の建物が燃える火事(山口県)』
http://www.news24.jp/nnn/news8708832.html
『遊園地で火災、けが人なし 山口・宇部』
http://www.sankei.com/west/news/170310/wst1703100094-n1.html
2017年3月7日16時13分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月7日16時14分に時事ドットコムからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし8月、湯沢町土樽の魚野川で、川遊びをしていた当時、東京の小学1年生だった男の子が、倒れてきた岩(高さ180cm、幅70cm、厚さ60cm)に挟まれ、死亡した。
男の子は、大手予備校「K」の系列の東京にある学習塾が開いた「野外教室」に参加していて、警察は、塾の関係者などから事情を聞くなどして、事故の状況や原因を調べていた。
その結果、当時、野外教室を企画し事故があった当日、30人余りの子どもたちを引率していた59歳と53歳の2人の塾の職員が、事前に現場の下見をしていなかったことがわかったという。
警察は、十分な安全確認をせずに子どもたちを危険な場所で遊ばせていたとして、2人の職員を業務上過失致死の疑いで7日、書類送検した。
2人は容疑を認めているという。
岩は前日までの雨で不安定な状態になっていたという。
野外教室を企画した「KGD」は、「児童やご遺族の方に大変申し訳なく、おわびのしようもない。二度とこのようなことが起きないよう、安全対策の見直しを進めていきたい」とコメントしている。
出典
『小学生死亡 引率者を書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034516712.html
『引率男性2人を書類送検=川遊びの小1死亡で-新潟県警』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017030700951&g=soc
(ブログ者コメント)
NHKの映像を見ると、河原には一抱えもありそうな石がゴロゴロしており、その一角に横になった大きな岩が1個、アップで映されていた。
その岩が倒れてきて挟まれたのかもしれない。
また、横になった岩と同程度の大きさの岩がまとまって数個、縦とか斜めとかに立っている様子も映されていた。
そういった場所にあった岩が倒れたのかもしれない。
(2018年8月7日 修正1 ;追記)
2018年8月6日19時26分にNHK新潟から、一旦は不起訴になったが再捜査中など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男の子の両親が会社に対し、損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
訴えを起こしたのは、平成27年8月、新潟県湯沢町の魚野川で川遊びをしていて、倒れてきた岩に挟まれて死亡した小学1年生の男の子の両親。
死亡した男の子は、大手予備校のグループ会社「KG」が企画した2泊3日の野外教室に参加していた。
訴えによると、両親は引率する職員らが現場の下見をしておらず、川で遊んでいる子どもが何人いるかも把握していなかったなど、事故を避ける義務を怠ったとして、「KG」に4億5000万円余りの賠償を求める訴えを、6日までに東京地裁に起こしたという。
この事故をめぐっては、引率していた男性職員2人が業務上過失致死の疑いで書類送検され、その後、嫌疑不十分で不起訴になったが、先月、長岡検察審査会が「不起訴は不当だ」と議決し、検察が改めて捜査している。
「KG」は、「現時点で訴状が届いていないため、コメントは差し控えます。誠実に対応していきます」としている。
出典
『野外教室死亡事故で賠償求め提訴』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20180806/1030004322.html
(2019年4月10日 修正2 ;追記)
2019年4月9日19時11分にNHK新潟から、再捜査結果でも不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
平成27年8月、湯沢町で行われた野外教室で、川遊びをしていた東京の小学1年生の男の子が倒れてきた岩に挟まれて死亡し、警察は、野外教室を企画し、子どもたちを引率していた学習塾の男性職員2人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。
新潟地検長岡支部は嫌疑不十分として2人を不起訴としたが、死亡した男の子の父親が検察の判断は不当だとして長岡検察審査会に審査を申し立て、審査会は去年7月、「事前に現場調査を行っていれば、河原の石が崩落する危険性を把握することは可能だった」などとして、不起訴不当の議決をした。
この議決を受けて検察は再び、この事故について捜査を進めた結果、9日付けで不起訴とした。
これについて新潟地検は、「捜査した結果、犯罪を証明する証拠が不十分であった」としている。
一方、小学生の遺族の代理人の佐川弁護士は、「岩が落ちてくることは予測できたと思っているので納得できず、民事裁判で訴えていきたい」としている。
出典
『野外教室死亡事故 再び不起訴に』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20190409/1030007399.html
2017年3月6日22時5分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前11時50分ごろ、香川県丸亀市の遊園地「NEWレオマワールド」で、屋内型ジェットコースター「スペースシップ2056」が運営会社の男性社員(51)と接触、男性は背骨や鎖骨を折るなどのけがをした。
意識はあるという。
警察によると、事故当時、コースターは無人で走行していた。
男性は1人でコースターの運行を担当しており、コース内の落とし物を拾うために近づいたとみられる。
この遊園地では、2014年11月と15年2月にも、従業員が別のコースターと接触して負傷したほか、15年5月と6月に2人乗りコースターで客がけがをする事故が2件起きている。
出典
『コースターに接触、男性けが 香川・丸亀の遊園地』
https://this.kiji.is/211469935343140865?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
それぞれの事故の状況や原因は異なるが、2年と4ケ月の間に、客も含めて計5件の人身事故は、ちと多すぎる感がある。
起きる時には続いて起きることがある、ということか?
それとも、安全管理の根っこ部分に問題があるのだろうか?
過去4件の人身事故は、下記参照。
2015年6月20日掲載
2015年6月13日 香川県丸亀市の遊園地で上下左右に揺れるコースターに1人で乗っていた女性がカーブの際に座席で腰を打ち重傷、過去にも2回同様の事故があった (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4971/
2015年2月19日掲載
2015年2月13日 香川県丸亀市の遊園地でジェットコ-スターの運行前点検中、戻ってきたコースターがまだゆっくりと動いているのに乗ろうとして足を踏み外し、足の指骨折などの重傷
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4632/
2014年11月20日掲載
2014年11月14日 香川県丸亀市の遊園地でジェットコースター下の柵の中で樹木剪定中、コースターに接触して意識不明の重体、営業中は関係者でも柵内には立入り禁止だった (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4435/
2017年2月26日23時12分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後7時半ごろ、東京都港区六本木6丁目のホテル「G」6階のステーキレストラン「O」から出火、消防によると、厨房の天井約10m2と排気ダクトが燃えた。
客や店員やホテルの利用者ら、合わせて約200人が避難した。
警察によると、オーブンの上にある排気ダクト付近から出火したとみられるという。
出典
『ホテルGの飲食店から出火 200人避難』
http://www.asahi.com/articles/ASK2V72S9K2VUTIL023.html
2月26日22時37分に毎日新聞からは、オーブンから出火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後7時半ごろ、東京都港区六本木6丁目の商業施設「六本木ヒルズ」内にあるホテル「G」の6階にあるステーキ店のオーブンから出火し、ダクトに延焼した。
東京消防庁によると、利用客ら200人程度が避難したが、けがをした人はいない。
ポンプ車など10台以上が出動した。
ホテルによると、1階から6階にかけてレストランやバーがあり、6階にはステーキ店のほかにすし店も入っている。
ロビーでは、避難した人たちにホテル側が椅子を用意、飲み物を配るなどして対応した。
出典
『火災 ホテルGで利用客200人避難 六本木』
http://mainichi.jp/articles/20170227/k00/00m/040/057000c
(ブログ者コメント)
高級店であれば、ダクト内部の清掃も定期的にしっかりやっているような気がするのだが・・・。
2017年2月27日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月27日9時11分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前9時半ごろ、小諸市丁の市動物園のライオン舎内で、飼育員の女性(22)が雌ライオンのナナ(15歳)に喉や顎、右脚などをかまれた。
女性は佐久市内の病院に運ばれ、警察によると重傷だが意識はあり、命に別条はないという。
小諸市は同園を閉鎖し、警察や保健所が原因を調べている。
市は、原因究明や対策見直しが終わるまで、当面、休園にする。
市によると、午前9時半ごろ、来園者の女性が「ライオンに人がかまれている」と、離れた場所にいた男性飼育員に伝えた。
男性飼育員が駆け付けると、女性はライオン舎の「屋外展示場」の床にあおむけに倒れ、右脚をかまれていた。
その後、ナナは女性を引きずって屋外展示場奥の動物通路に移動。
男性飼育員と、続いて駆け付けた男性主任の2人で、ホースで放水してナナを引き離し、女性を救出した。
市によると、女性は救出後、当時の状況を「よく覚えていない」と話したという。
市総務課や経済部によると、女性は2015年4月から市の嘱託職員として同園に勤務し、現在はライオンの担当飼育員2人のうちの1人。
通常、世話は単独でしている。
女性は、ナナとの“付き合い”は約2年になる。
「ナナは女性にとても懐いていた」と動物園関係者はいう。
市によると、ライオン舎のチェック表には、26日午前9時25分、女性がライオン舎に入ったと記してあるが、作業内容は現時点で不明。
同7時25〜50分にも女性はライオン舎に入り、子宮内膜炎の薬を肉に混ぜてナナに与えていたという。
ナナは04年11月に雄のカイと共に多摩動物公園(東京都)から譲り受け、14年4月のカイの死後は小諸市動物園で唯一のライオンだった。
作家の村上春樹さんがウェブサイトや著書でナナについてつづったことから広く知られ、人気者だった。
出典
『ライオンにかまれ重傷 小諸市動物園の飼育員』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170227/KT170226FTI090018000.php
『「なぜ、ナナが突然…」ライオンが飼育員襲う 関係者に衝撃 小諸市動物園』
http://www.sankei.com/affairs/news/170227/afr1702270005-n1.html
2月27日19時33分に毎日新聞からは、市は管理体制を改めるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は27日、これまで1人で行っていたライオンの世話を、同日から2人態勢に改めたと明らかにした。
飼育員レベルで備えていた手引なども、園として明確なマニュアル化を図る考えを示した。
市によると、園全体の飼育マニュアルがあるほか、ライオン用は、飼育員の手引と扉施錠などのチェック表がある。
27日からはそれを基に、2人で獣舎に入り、ダブルチェックする態勢を取っている。
出典
『小諸市動物園 ライオンの世話を2人態勢に 飼育員重傷で』
http://mainichi.jp/articles/20170228/k00/00m/040/046000c
2月28日13時19分に読売新聞からは、事故当時の状況に関するやや詳しい下記趣旨の記事が、ライオン舎の見取り図付きでネット配信されていた。
2月27日8時1分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
飼育員が屋外のおりに出るために使う通路の鉄の引き戸(図中扉C)が、女性が見つかった際、開いた状態だったことが、27日、市の調査でわかった。
市は同日、報道陣に対し、おりなどを公開したが、「扉が開いていた理由が想像できない」としている。
同園では、飼育員がおりや寝床を掃除する際などには、通路側から鉄格子の引き戸(扉A)や鉄板の上下開閉式の電動扉(扉B)を操作して開け、ライオンが移動したことを確認した上で扉を締めて施錠し、隔離することになっていた。
だが、発見時には、扉Aは全開、Bは半開きの状態だったほか、ライオンを寝床に隔離した後に飼育員がおりの中に入るための扉Cについても全開だったという。
女性は、ナナにおりの中から扉AとBの間まで引きずられ、別の飼育員がナナに水をかけて救助しようとしたが、再びおりの中まで引きずられたとみられている。
事故直後、鍵は寝床側の扉の近くや出入り口近くの通路に落ちているのが見つかった。
市によると、女性は26日朝、ナナをおりに移し、一人で寝床の清掃をする予定だったとみられる。
だが、その後の調査で、清掃用具は使用した形跡がなかった。
一方、女性は同日午前7時25分頃にライオン舎に入り、約2週間前に子宮内膜症と診断されたナナのために、薬を肉に混ぜて与えていたことが確認されている。
事故後には、最初に女性が発見された場所の近くで、採尿用スポイトも見つかった。
警察は女性の回復を待ち、事故当時の状況を確認する。
出典
『おりへの扉、開いた状態…ライオン飼育員重傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170228-OYT1T50050.html
『ライオン飼育員、寝床の扉まで引きずられたか』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170226-OYT1T50143.html?from=ycont_navr_os
2017年2月24日22時50分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月25日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県御殿場市の陸上自衛隊東富士演習場で、2010年、野焼き作業中に男性3人が死亡した事故で、業務上過失致死の罪に問われた元東富士入会組合長のW(76)と同組合事務局長のK(59)の両被告=いずれも同市=に対する判決が、24日、静岡地裁沼津支部であった。
斎藤裁判長は、W被告に禁錮1年執行猶予3年(求刑禁錮1年)、K被告に禁錮10カ月執行猶予3年(同10カ月)を言い渡した。
判決によると、野焼きは同年3月20日、同組合を含む4組合が実施し、地元住民らが参加。
k1さん(当時37)、k2さん(同33)、iさん(同32)が、強風にあおられた火に巻かれて焼死した。
W被告は作業の総責任者、K被告は統制本部の責任者だった。
争点は、両被告が今回の事故を予見できたか、対策をとる義務があったかという点だった。
判決では、野焼き作業では火災の延長や拡大などの危険から、作業員の安全を確保できる幅のある「防火帯」から着火して、焼け跡を背に進行するなど、避難場所を確保しながら作業を進めないと危険が及ぶ恐れがあったとした。
事故が起きた現場の幅は約4.7mで、防火帯にはなり得ないものだったと指摘。
防火帯外からの着火の禁止などの措置が現場で取られていれば、事故は確実に防げていたと言及。
両被告は、前年度の実施計画を漫然と踏襲し、作業担当責任者との間で、防火帯以外からの着火禁止などについて、周知徹底することを怠ったとした。
さらに「作業員らの安全確保は、野焼きの主催者が負う最も基本的な注意義務」として、「(両被告が)安易に前例を踏襲し、安全確保に留意するよう抽象的に求めるだけで、具体的な事故防止対策は作業班など地元に丸投げしていた」と指摘した。
弁護側は、「事故は、突如発生した猛烈な風のためで、予想できなかった」と反論したが、判決は「猛烈な風が吹いたとしても、防火帯外の場所からの着火を禁じ、現場作業員に周知徹底していれば、今回の結果は発生しなかった」と結論づけた。
弁護側はまた、野焼きについて「3000ヘクタールの広大な地域で1000人超が実施する作業で、安全確保は現場作業班に委ねざるを得ない」とし、両被告の無罪を主張していた。
両被告は即日控訴した。
総務省消防庁によると、野焼きなどの火入れが原因の林野火災は、2012~16年に1105件起き、この間、19人が死亡している。
今月19日には山口県美祢市の秋吉台で、山焼きの火入れをしていた男性(48)が焼死した。
野焼きは範囲が広大で、作業に当たる人数も多い。
進め方も、前例や個々の経験に頼る面があり、捜査関係者は「事故が起きても、特定の誰かに刑事責任を求めるのはなかなか難しい」と指摘する。
今回のように起訴された例は珍しいという。
09年3月、大分県由布市で野焼き作業をしていた住民ら4人が死亡した事故では、実施主体の役員10人が過失致死容疑で書類送検され、10年3月に9人が起訴猶予処分、事故で死亡した1人は不起訴処分になっている。
御殿場市では、事故後、市の「火入れ条例」を改正。
火入れの実施を、風速などを測る計器を使ってデータに基づいて判断するようにし、あらかじめ草刈りをして作る防火帯の幅を、従来の倍の「20m以上」に広げることを義務づけた。
出典
『元組合長らに有罪判決 野焼き3人死亡事故 静岡』
http://digital.asahi.com/articles/ASK2Q7SFQK2QUTPB016.html?rm=705
2月25日付で中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
斎藤裁判長は判決で、両被告が野焼きの実施計画を企画・立案する責任者であり、作業員の安全を確保する注意義務を負う立場にあったと認定。
「防火帯以外での着火を禁止する義務があった」と判断した。
その上で、死亡した3人の作業場所が、防火帯の基準に満たなかった点を強調。
両被告が適切な安全教育などを行わずに事故につながったとし、安全教育がなければ作業員の生命・身体に危険が及ぶのは「いわば常識」と述べ、事故の予見可能性も認めた。
一方で、検察側と弁護側で意見が対立した、3人が巻かれた炎の火元は特定せずに、「被害者らの着火した炎か、隣の作業班の炎」と述べるにとどめた。
判決によると、両被告は、野焼きの計画段階で防火帯以外での着火禁止の周知など十分な安全策を取らず、10年3月20日の東富士演習場の野焼きで3人に漫然と着火作業をさせ、焼死させた。
<解説>
陸自東富士演習場での野焼き事故をめぐり、実施団体「東富士入会組合」の元組合長と事務局長を有罪とした静岡地裁沼津支部の判決。
主催者が格別な措置を講じずに現場の適切な判断を期待するのは許されないと、現場への安全教育の徹底を、実施団体の義務と認定した。
全国で相次ぐ野焼き事故の防止に、一石を投じる内容になった。
弁護側の話では、野焼き事故で実施団体の役員が起訴された例は、「調べた限りない」という。
大分県で2009年に4人が死亡した事故では、実施団体の10人が過失致死容疑で書類送検されたが、大分地検は、起訴猶予や不起訴とした。
静岡地検沼津支部の起訴は、踏み込んだ判断だったといえる。
背景には、事故直後から「現場の責任」を主張する組合側に対し、法廷で真相を確かめたいという遺族の感情があったとみられる。
公判では、証人の一人として、同規模の野焼きを行う山口・秋吉台の実施団体の関係者が出廷。
組合と同様に「最終的な安全確保は実施団体の指示でなく、現場の判断に多くを委ねている」と語った。
その秋吉台で、今月、野焼き中に男性1人が死亡する事故が起きた。
今回の判決は、実施団体が大きな責任を有するという判断を示した。
東富士入会組合にとどまらず、各地の実施団体に安全対策の徹底を迫っている。
出典
『東富士野焼き焼死 有罪』
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20170225/CK2017022502000064.html
2017年2月19日22時55分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月19日21時12分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前10時10分ごろ、山口県美祢市秋芳町の秋吉台で行われていた山焼きで、消防団員から「煙にまかれて人が倒れている」と、美祢市消防本部の現地本部に通報があった。
駆け付けた消防隊員が同県防府市の会社員の男性(48)を発見したが、現場で死亡を確認した。
山焼きは、美祢市建設経済部長がトップの「美祢市秋吉台山焼き対策協議会」が実施した。
警察によると、男性は住民ではないが実家が近くにあり、枯れ草に火を付ける作業を担当。
死因は焼死だった。
美祢市によると、山焼きは午前9時半に開始。
地元住民ら約1000人が参加し、44グループに分かれて約1500ヘクタールの枯れ草に火を付ける作業を始めた。
実施条件について、市条例で取り決めはないが、慣例で、暴風警報が出ている場合は中止にしていた。
下関地方気象台によると、当時、山口県全域に乾燥注意報が出ていた。
暴風警報は出ていなかったが、19日午前10時21分に秋吉台で最大瞬間風速8.2mを記録した。
協議会は、19日朝、現場で風がほとんど吹いていないことなどから実施を決めていた。
全国の山焼きや野焼きでは、2009年3月に大分県由布市湯布院町で野焼きをしていた男女4人が死亡。
10年3月には、静岡県御殿場市の陸上自衛隊演習場で野焼き作業中の男性3人が死亡した。
出典
『山焼き事故 炎に巻き込まれ男性死亡 山口・秋吉台』
http://mainichi.jp/articles/20170219/k00/00e/040/143000c
『秋吉台の山焼き、男性死亡…雑草に火つける作業』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170219-OYT1T50049.html?from=ycont_top_txt
2月19日20時56分に産経新聞westからも、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
警察の調べによると、倒れている男性が消防団員に発見されたのは19日午前10時10分ごろ。
男性は心肺停止の状態で、全身にやけどを負い、その後、死亡が確認された。
警察は遺体の身元の確認を進めるとともに、炎に巻き込まれたとみて原因を調べる。
この男性の親族で近くの飲食店で働く男性は、「何も言えない。山焼きどころではない」と、憔悴しきった様子で話した。
下関地方気象台によると、この日は県内全域に乾燥注意報が出ていた。
しかし、市の山焼き実施本部は開催を決定。
市によると、雪や雨が降った場合は順延と定めていたが、風や乾燥に関しては規定がなかった。
火入れ作業は、午前9時半に一斉に開始。
草原の周囲に立った地元住民がたいまつやガスバーナーで火を付け、現場には市職員や消防関係者が立ち会った。
今年は例年より1時間ほど早く燃え終わった。
秋吉台の山焼きは、草原の維持と生態系の保護が目的の恒例行事。
日本最大級のカルスト台地が雄大に燃える様子が人気で、今年は約1万人の観光客が集まった。
出典
『秋吉台山焼きでの男性死亡 市長「深くおわび」 乾燥注意報発令中』
http://www.sankei.com/west/news/170219/wst1702190052-n1.html
(ブログ者コメント)
〇同じ日に同じ山口県で、別の野焼き時の焼死事故が起きていた。
(2017年2月19日22時53分 毎日新聞)
19日午後2時20分ごろ、山口県下関市菊川町上大野で「雑草が燃えている」と119番があった。
火は木屋川の河川敷にある休耕田を焼き、焼け跡から近くに住む無職の男性(83)が遺体で見つかった。
警察によると、死因は焼死だった。
男性を含む6人で休耕田の野焼きをしていたが、燃え広がった炎に男性が巻き込まれた。
出典
『野焼き事故 焼け跡から男性遺体 山口・下関』
http://mainichi.jp/articles/20170220/k00/00m/040/049000c
〇御殿場の3人焼死事故については、本ブログ未掲載。
ただ、ここ数日、有罪判決が出たと報じられている。
後日、紹介予定。
(2017年6月22日 修正1 ;追記)
2017年6月20日付で朝日新聞山口版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、市の対策協議会が、再発防止策を盛り込んだ作業安全マニュアルを作った。
土木事務所や警察署、消防署の職員のほか、地元住民らが加わる協議会で15日に承認された。
これまで地区ごとに任せていた作業前後の参加者の点呼、装備品や名簿の管理を、市が担うことになった。
また、現場の監視にあたる職員を倍増するという。
マニュアルは、11月に開かれる対策協議会の後、関係者に配り、山焼き当日に現場を監視する市職員への講習会などで使う。
2017年2月19日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月20日8時7分に読売新聞から、2月19日22時28分に朝日新聞から、2月19日23時1分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前9時5分ごろ、行田市長野の市道で、自転車ロードレース「浮城のまち行田クリテリウム」の競技中、参加者の4台が関係する事故があり、うち3台が転倒。
2人が病院に搬送され、山形県東根市の農業男性Nさん(55)が頭などを強く打って死亡、鴻巣市の男性(53)が鎖骨と肋骨を折るけがを負った。
警察によると、レースは行田浄水場西側付近の公道を周回するコースで、1周約2.7kmを4周する。
当時は50代から60歳以上の部が行われており、当日受け付けも含めて13人が出場していた。
レースは最後の4周目で、事故はゴール手前約120mの地点で発生した。
Nさんの自転車が、近くを走っていた別の50代男性の自転車と接触し、ともに転倒。
後ろから鴻巣市の男性と別の50代男性の自転車が相次いで突っ込んだという。
現場は幅員約8.7mで、見通しの良い直線道路。
参加者は13人全員がヘルメットを着用し、道幅をいっぱいに使って走行していた。
後続には、1分遅れでスタートした女子の部が14人で行われていたが、影響はなかった。
レースは埼玉県自転車競技連盟の主催で、事故が起きたのは10部門のうちの最初のレース。
事故を受け、同連盟はレースを中止した。
警察は、レース終盤の順位争いで速度が上がっていた可能性もあるとみて、原因を調べている。
当時は追い風もあり、時速50km程度のスピードが出ていたという。
出典
『自転車レースで接触、転倒の男性死亡 4台が絡み1人骨折』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/02/20/04_.html
『自転車ロードレースで接触し転倒、男性死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170220-OYT1T50017.html
『自転車レースで4台事故、1人死亡 埼玉・行田』
http://www.asahi.com/articles/ASK2M4GRFK2MUTNB00P.html
『自転車ロードレースで転倒事故 55歳の男性死亡 埼玉 行田』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170219/k10010882321000.html
2017年2月15日9時16分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月15日17時31分にJ-CASTニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日あった「第20回べいふぁーむ笠岡マラソン大会」(岡山県笠岡市など主催)の3キロ小学3~6年生男子・女子の部で、参加者計263人のうち、最後尾1人を除いたすべての選手がコースを誤り、1.8km程度しか走っていなかったことがわかった。
主催者は、大会規定に基づき3キロを完走した最後尾の小3男子児童を男子の部優勝者として表彰すると、14日発表した。
3キロは中学生と小学3~6年の部があり、笠岡陸上競技場(同市平成町)を発着点に、笠岡総合スポーツ公園内を走った。
まず中学生がスタート。
5分後に小学生が走り始めた。
中学生は自転車の誘導員が先導したが、小学生の前にはいなかった。
小学生の先頭集団は、例年、中学生の最後尾を追って走る。
ところが、今年は天気が悪かったため、中学生の参加者が40人と少なく、しかも早かったため、小学生の先頭が中学生の最後尾を見つけられず、沿道の誘導表示にも気づかず、コースを誤って後続が全員従った。
大きく遅れ、係員が伴走した最後尾の児童だけが、正しいコースを走った。
沿道の誘導表示はあったが「分かりにくく」、ボランティアのスタッフは沿道にいたものの、ランナーの安全確保をメインに活動していたため、小学生たちが違うコースに入って行くのが分からなかった。
小学生のゴール時間が早かったため、主催者はコース間違いに気づいたが、すでに計測チップをはずしていたので、再レースは断念。
「頑張ったから」という理由で、1~6位は参考記録として表彰した。
参加者全員に誘導ミスを謝罪する手紙を送るという。
出典
『マラソン、最後尾が優勝 他の児童262人コース間違う』
http://www.asahi.com/articles/ASK2G3JQ9K2GPPZB006.html
『マラソン大会262人失格 「最後尾」児童が優勝した全事情』
http://www.j-cast.com/2017/02/15290700.html?p=all
2月14日21時58分に山陽新聞から、2月15日8時20分に産経新聞westから、2月15日付で毎日新聞岡山版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、誘導ミスがあったのは、笠岡総合スポーツ公園内を走るコース中盤。
本来は左折すべきところを選手集団が直進し、間違いに気付かないままゴールした。
左折地点にはのぼり旗などを並べ、ボランティアの走路員1人が立っていたが、「先頭集団が一気に違う方向に駆け抜けたため、止める間もなく、後続も通した」と説明しているという。
出典
『笠岡の児童マラソンで誘導ミス 3キロを2キロ、市教委が謝罪文』
http://www.sanyonews.jp/article/488103/1/
『マラソン262人コース誘導ミス…ただ1人、正規コース走破「最後尾」9歳男児が優勝へ』
http://www.sankei.com/west/news/170215/wst1702150017-n1.html
『べいふぁーむ笠岡マラソン大会 コース誘導ミス 小学3~6年、262人』
http://mainichi.jp/articles/20170215/ddl/k33/050/479000c
(ブログ者コメント)
〇分かりにくかったという誘導表示、どういう点で分かりにくかったのだろうか?
小学生には理解しにくい表示方法だった?
もしそうだったとすれば、前回大会までは中学生の後をついていくだけでよかったが、今回は先に誰もいなかったので間違えた・・・そんなことも考えられる。
〇一方、左折地点にいた走路員の方は、どのように誘導していたのだろうか?
直線路を塞ぎ、大きく手を左方向に振るなどしていれば、先頭の小学生は間違わなかったような気がするのだが・・・。
2017年1月25日21時5分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月25日17時35分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
広島県福山市の「ホテルプリンス」で、2012年5月13日早朝、ホテル1階の天井裏付近から出火し、鉄筋一部木造4階建てが全焼した火災で、防火設備の不備で宿泊客ら11人を死傷させたとして業務上過失致死傷罪に問われたホテル運営会社(廃業)元社長の女性被告(68)に対し、広島地裁は25日、「重要な注意義務に違反した」として禁錮3年、執行猶予5年(求刑・禁錮3年)の判決を言い渡した。
判決によると、被告は防火管理全般の業務をする立場にありながら、建築基準法に適合しない防火構造を放置し、火災報知設備の適切な設置や避難誘導に関する従業員の指導などをせずに営業を継続。
火災時に被害拡大や逃げ遅れを招き、急性一酸化炭素中毒で宿泊客7人を死亡させ、宿泊客と従業員計4人に重傷を負わせた。
小川裁判長は、消防設備の点検の必要性などを指摘した消防の査察から約10年間、是正を怠っていたとし、「ホテルを売却するつもりだったので金をかけたくなかった、という自己本位の理由があった」と指摘。
「被告の過失は、防火管理の意識の低さに起因すると言わざるを得ず、厳しい非難を免れない」と断じた。
一方、「被告は反省の念を示している」と、執行猶予を付けた理由を説明した。
閉廷後、被告は報道陣に「亡くなった方々の無念さと遺族の悲しみを思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と声を絞り出して謝罪した。
ホテルプリンスや翌年2013年2月に長崎市であった認知症高齢者グループホームの火災を受け、消防庁は、13年12月、スプリンクラーや火災報知機を設置していないなど重大な消防法違反がある建物を公表するよう、都道府県や政令指定都市に通知した。
施設利用者に建物の危険性を伝え、防火管理者には消防設備を設置させるためだ。
同庁によると、昨年8月末現在で公表制度を導入したのは、全国約740の消防本部のうち38消防だけだが、20年度までに全消防が取り組む見込みだという。
広島市消防局は14年8月に導入し、最初に公表した違反建物18件は全て是正され、今月25日現在の公表は3件にとどまった。
市消防局は、公表により銀行融資が受けられなくなることや評判の悪化を懸念し、自主的に是正する防火管理者が増えたとみている。
一方、制度に限界もある。
同市で15年10月にメイドカフェの客ら3人が死亡した雑居ビル火災では、避難訓練をしていないため消防法違反で指導されたが、火災報知機など設備に問題はなく、公表対象外だった。
市消防局管内には、飲食店や商業ビルなど4万件超の検査対象がある。
市消防局の担当者は、「立ち入り検査には限界がある。建物所有者の防火意識を高めるため、根気強く指導するしかない」と話している。
出典
『福山ホテル火災 元運営会社社長に有罪判決』
http://mainichi.jp/articles/20170126/k00/00m/040/113000c
『7人死亡のホテル火災、元社長に猶予付き判決 広島地裁』
http://www.asahi.com/articles/ASK1T4F9CK1TPITB00C.html
2017年1月24日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県成田市の「湘南動物プロダクション」で、23日午前、飼育されていたライオンが2人にかみつき、社長の女性(55)と取締役の息子(28)が手足や首に重傷を負った。
警察は、安全管理に問題がなかったか、女性らの回復を待って事情を聴く。
警察などによると、2人を襲ったのは、10頭飼っているライオンのうち、10歳の雄。
撮影準備のため、おりの中の洗い場に1頭だけ入れ、3人がおりに入ってライオン飼育担当の女性が体を洗っていたところ、突然、ライオンが息子にかみつき、続いて女性を襲った。
ライオンは約1mの鎖につながれており、外には逃げなかった。
このライオンは、秋ごろから体調不良が続いていたという。
同社は、テレビドラマやコマーシャルなどに出演する「動物タレント」の芸能プロダクション最大手。
ソフトバンクのテレビCMで「お父さん犬」として知られる北海道犬カイくんが所属している。
成田空港の北東約1kmに約1万m2の敷地を所有している。
出典
『ライオン 飼育員襲う 飼育の設備に不備なし 成田の芸能プロ』
http://mainichi.jp/articles/20170124/ddm/041/040/117000c
1月23日16時40分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月24日付で千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
事故は芸能活動用に動物を飼育している施設特有の事情があったと見られることが、徐々に明らかになりつつある。
ライオンなどの猛獣は、通常、体を洗浄することは少ないとされ、同プロダクションの特殊性を指摘する声も出ている。
事故は、飼育舎の中で飼育員がライオンの体を洗っているときに起きた。
この点について、2頭のライオンを飼育している千葉市動物公園(千葉市若葉区源町)によれば、けがの治療目的などでライオンにどうしても近づかなければならないときは、ライオンを狭いケージに移動させた後、麻酔を打つという。
同園の飼育員、古谷さん(52)は、「動物園ではライオンを『洗う』ことはない。ライオンの飼育方法に関しての共通のルールなどはなく、各園の方針次第」と説明。
「長い間、飼育していたので、ライオンと信頼関係が築けていたのではないか」と推察した。
出演準備のためにライオンの体を洗っていた可能性が高く、県は同日午後、現場に立入り調査に入り、麻酔を使わずに飼育員が対応していたかどうかも含め、猛獣を含めた飼育動物の管理に問題がなかったかどうか調べている。
古谷さんはさらに、「人になれていても、大きな音などに反応して突然暴れることもある。危険であるという意識を持つことが大事。ライオンを『大きな猫』と感じることもあるが、やはり猛獣だ」と指摘した。
出典
『「動物園ではライオンを『洗う』ことはない」と他園 プロダクションの特殊性指摘の声も』
http://www.sankei.com/affairs/news/170123/afr1701230018-n1.html
1月25日12時11分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
重傷を負った2人は、おりの中でライオンを水とシャンプーで洗っていた。
同業者らは、「ネコ科の動物は水が苦手。なぜ水をかけて洗ったのか」と疑問視する。
ライオン4頭の飼育経験がある「佐藤動物プロダクション」(横浜市金沢区)の佐藤社長は、「ネコでも水を嫌うのに、ライオンと同じおりに入って水で洗うのは信じがたい」と強調する。
佐藤社長によると、普段からおりの中を清潔にしておけば体の汚れを防ぐことができるため、撮影前でも体を洗う必要はないという。
「おりの清掃状況に問題はなかったのか。行政がきちんと確認していたかも気になる」と話した。
出典
『飼育員重傷 ライオンは水が苦手、なぜ洗った?同業者疑問』
http://mainichi.jp/articles/20170125/k00/00e/040/206000c
(ブログ者コメント)
おりの中に洗い場がある点から考えると、これまでに何回も、同じ方法でライオンを洗っていたのかもしれない。
もしそうだとすれば、危険を危険と認識しないまま作業が続けられていたことになる。
今回はライオン洗身という特殊な作業だったが、似たような作業が産業現場に残っていることは想像に難くない。
(2017年8月17日 修正1 ;追記)
2017年8月17日5時0分に千葉日報から、業務上過失致傷容疑での立件は見送られたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
成田署が業務上過失致傷容疑での立件を見送り捜査を終結していたことが、16日までに同署への取材で分かった。
同署でこれまで、事故の原因や動物の管理体制に不備がなかったかなどを任意で調べていたが、ライオンが逃走しておらず第三者に被害がないこと、行政的な問題も含め総合的に判断した。
2人はいずれも退院し、回復に向かっているという。
千葉県衛生指導課によると、管轄の保健所と県動物愛護センターの職員が事故当日、動物愛護法に基づき、施設に立ち入り検査を実施。
関係者から話を聞くなどし、ライオンの管理状況に問題がなかったかどうか調べたほか、これまで数回、再発防止を求める行政指導を行ってきた。
同課では、「施設は指導にきちんと従っている。原因は人がおりの中に入って直接ライオンに触れて作業したことで、再発防止はこれをしないことに尽きる」と話している。
出典
『業者の立件見送り ライオンかみつき事故 成田署』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/431032
2017年1月19日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月19日18時9分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
宮城県内最長のローラー滑り台で尾骨を折ったのは、滑り台を設置・管理する大衡村が安全管理を怠ったためだとして、仙台市の20代女性が18日までに、同村に約700万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こした。
訴えによると、女性は2015年10月、同村大衡の万葉クリエートパークにある全長115mのローラー滑り台を滑走。
ローラーが欠けたり、くの字にゆがんだりしていた部分を通過した際、尾骨を折る大けがをした。
女性側は、「滑り台の対象年齢に上限はなく、大人の利用も想定されていた。点検や修繕が適切に行われていれば骨折はしなかった」と主張している。
女性側によると、当時はローラーを覆うプラスチックが剥がれ、基礎部分がむき出しになっている箇所もあった。
女性は現在も、尾骨周辺の慢性的な痛みに悩まされているという。
大衡村は、「点検は毎日行っていて、事故前日も不具合は見つからなかった」としている。
村都市建設課の担当者は、「訴状の内容を精査し、今後の対応を考えたい」と話した。
滑り台の利用について村は事故後、8~12歳の制限を設けている。
出典
『長い滑り台で骨折 女性が宮城・大衡村を提訴』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170119_13014.html
『訴え・長い滑り台で女性が骨折・管理の村に損害賠償請求』
2017年1月17日20時11分にJ-CASTニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月17日18時47分にNHK首都圏NEWS WEBから、1月17日16時22分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都内のセブン-イレブン店舗で、食べかけのクリスマスケーキを客に販売していたことが分かった。
運営元のセブン&アイでは、店側のミスだとしており、ずさんな管理だったことも認めた。
食べかけケーキが販売されたのは、江東区内のⅮ店。
セブン&アイ・ホールディングスの広報センターや店にJ-CASTニュースが取材したところによると、クリスマスイブの2016年12月24日夜、男性客がこの店で「イタリア栗のクリスマスモンブラン」を購入した。
定価は2900円だが、このときはセール時間で、ほぼ半額の1500円になっていた。
男性がケーキの箱を開けると、なんと半分以上が食べかけの無残なケーキだった。
店側にクレームを入れると、店長らが代わりのケーキを持って男性宅を訪れた。
店側は、男性に返金するとも話したが、男性は「原因を究明してほしい」として、受け取りを拒んだ。
男性は、翌25日にはセブン&アイのお客様相談室にも電話し、26日に調査結果についての連絡を受けた。
その後、男性が店に出向いて、店側から説明を受けた。
しかし、男性は、セブン&アイのクレーム処理に不満があるといい、話し合いが続いているという。
情報サイト「探偵ファイル」が、購入した客から情報が寄せられたとして、17年1月17日に報じて明るみになった。
セブン&アイや店によると、ケーキは店員が定価で買って休憩室で途中まで食べ、残りを箱に入れ直してバックヤードの冷蔵庫で保管した。
冷蔵庫には、販売用の商品が置かれているが、広い庫内には店員用のスペースも確保されていた。
しかし、クリスマスの繁忙期でアルバイトの人数が多くて置き場所に困り、販売用のスペース近くに置いたという。
それを別の店員が中身を確かめずに販売用のケーキと誤認し、店頭に出してしまったというのだ。
店によると、店内には、店員用の冷蔵庫を別に用意するスペースはないという。
販売するときに箱の中を確認しなかったのは、段ボールの箱で中が見えず、ふたのシールもはがせなかったからだとしている。
店員がケーキを食べたことについて、ノルマがあったことなどは否定している。
一方、セブン&アイの広報は、店側の商品管理について、次のように話す。
「自分が食べたものを商品と同じ冷蔵庫に保管していたのは、明らかな管理ミスです。箱の上の部分は開くとラミネートフィルムになっており、ケーキが崩れていないかなどを上から確認できたはずで、店側の知識が足りていなかったのだと考えています」
店側には、今回のことについて厳重注意し、二度とこのようなことがないように指導したとしている。
外食やコンビニ業界にとって「食の安全」は、商品やブランドのイメージに大きく影響する。
17日にケーキ販売をめぐる問題がネット上で伝わると、東京株式市場では、セブン&アイの株価が下げ幅をやや拡大。
前日比2.2%安と、相場全体(1.5%安)よりも下げたまま、この日の安値圏で取引を終えた。
出典
『箱開けたら食べかけクリスマスケーキ セブン-イレブン、店員の私物売る』
http://www.j-cast.com/2017/01/17288325.html?p=all
『食べかけのケーキ 誤って販売』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170117/3109691.html
『セブンイレブンに「食べかけケーキ」販売問題』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ17HMD_X10C17A1000000/
2017年1月16日21時48分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月16日14時3分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
環境省が全国の温泉施設の硫化水素ガス濃度を調べたところ、5道県市の33浴槽で国の基準値を超えていたことが、16日、同省への取材で分かった。
同省は、常に換気することを明記するなど、基準の在り方の見直しを検討している。
北海道足寄町の温泉施設(休業中)で平成26年10月に男性客が中毒とみられる症状で意識不明となった事故を受け、昨年10~12月、保健所を設置している自治体を通じて初集計した。
環境省によると、33浴槽の内訳は、北海道7、青森県13、宮城県4、山形県6、青森市3。
北海道からは詳細な数値の報告がなく、報告があったそれ以外の26浴槽でも、硫化水素濃度は20~50ppm。
同省は、「通常の入浴方法なら、健康被害が出るレベルとは考えていない」としており、個別の施設名や数値は明らかにしていない。
安全対策を指導するよう自治体に要請し、濃度が下がらない場合は浴槽の使用停止を求める方針だ。
硫化水素が発生する可能性のある浴槽は全国6434カ所あり、うち約4000カ所を測定した。
残りは「未使用」や「同じ配湯系統で測定している」など。
出典
『硫化水素、33カ所で基準超 環境省が全国の温泉初調査』
http://www.sankei.com/life/news/170116/lif1701160042-n1.html
『温泉の硫化水素、33カ所で基準超え 環境省が全国調査』
http://www.asahi.com/articles/ASK1573FDK15UUPI00B.html
1月18日6時55分に朝日新聞からは、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
火山性の硫化水素ガスを含む温泉を環境省が調べると、全国の8割を超える浴槽で濃度の定期的な測定が行われず、33カ所で国の基準値を超えていた。
業者や役所の取り組みは、地域によって大きくばらつく。
安全を守る対策に穴が開いている実態が浮かんだ。
「泉質はどこにも負けないと評価されてきたのに。濃度が下がらず、営業を続けられるか不安です」
浴槽の硫化水素ガス濃度が国の基準値を上回った北日本の温泉旅館。
保健所の測定結果を聞き、経営者は「こんなに高いなんて」と驚いたという。
この調査結果を聞いてから、内湯で長湯をしないよう貼り紙で注意を促し、従業員が見回りもしている。
浴室の窓を開けられない冬場は、宿泊を断っている。
環境省は、濃度が下がらない浴槽については使用停止を求める考えだが、対策には大がかりな設備が必要で費用もかかる。
この経営者は、「対応できる見通しは立っていない」という。
長野県内の老舗の温泉ホテルは、他県での事故を機に11年前に保健所が濃度を測り、その後は測っていない。
「濃度はわからないが、空気が滞留しないように浴室の設計にも気をつかった。今まで事故もないし、安全と思う。濃度を測るのは費用もかかり、専門家でもないので難しい」
調査対象となった長野県内の浴槽は939カ所で、全国最多。
うち913カ所は、いまだに濃度を測定していない。
県の担当者は、「施設が多く、人手がとても回らない。定期的に測定するなら人員増が不可欠だ」。
初の全国調査は昨秋から始まったが、測定方法に統一的な基準がなく、混乱しているケースもある。
関東地方の県では、浴室内の複数の場所で濃度を測ったが、湯の噴き出し口付近などで基準値を超えるケースが続出したためやり直し、間に合っていない。
別の県の担当者も、「測り方や測る場所によって、数値はかなり変わると思う」と話す。
対策に取り組む温泉地もある。
福島市の高湯温泉は、保健所が年2回、定期点検をしている。
硫化水素との関係は不明だが、1970年代に入浴客が死亡したことが大きい。
最も濃度が高い給湯口付近で測定し、上限を超えた浴室は、改善するまで使用を止める。
保健所の担当者は、「事故があった場合の影響を考えれば、当然です」。
群馬県の万座温泉は、各施設が毎日2回、濃度を測定する。
周辺では、過去に登山客らが硫化水素中毒で死亡する事故が起きている。
万座ホテル聚楽は、硫化水素のもとになる源泉の総硫黄量が全国有数。
高さ約1mの階段状の水路に湯を流す「曝気(ばっき)」とよばれる方法でガスを飛ばす。
浴室には大型換気扇が5台ある。
「積雪でも空気の流れが変わり、毎日のチェックが欠かせない」という。
日本温泉協会の遠藤理事は、「経営者が変わり、施設を改造することもある。入浴客が安全を確認する方法がない以上、事業者や行政は日常的な点検を行う義務がある」と話す。
〈硫化水素〉
無色のガスで刺激臭がある。
ガス中毒に詳しい筑波大の内藤裕史名誉教授によると、
・60ppmを超えるガスを30分吸うと、肺水腫が起きる。
・150ppmを超えると意識混濁、呼吸マヒの症状が現れる。
・800ppm以上だと即死する
とされる。
空気よりも重く、入浴時に顔が位置する浴槽の湯面近くにたまりやすい。
長時間の入浴はリスクを高める。
2005年には、秋田県のⅮ温泉の駐車場近くで、硫化水素ガスがたまった雪穴に落ちた家族4人が死亡した。
同県のN温泉では、15年に、源泉付近で配管作業していた3人が亡くなる事故が起きている。
出典
『温泉の硫化水素、及ばぬ安全対策 取り組みにばらつきも』
http://digital.asahi.com/articles/ASK1G6KBKK1GUUPI007.html?rm=398
2014年3月3日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正11として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3703/
(2017年1月23日 修正11 ;追記)
2017年1月16日12時46分に静岡新聞から、起訴された3人に有罪判決という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
元船頭ら3人の判決公判が16日、静岡地裁で開かれ、佐藤裁判長は、操船していた元船頭(67)に禁錮3年、執行猶予4年(求刑禁錮3年)、元船頭主任(67)と元営業課長(58)の両被告に禁錮2年6月、執行猶予4年(ともに求刑禁錮2年6月)を言い渡した。
元船頭主任は公判で、「事故は船頭が指導と異なる操船をしたのが原因で、予見できなかった。主任には他の船頭への指揮命令権はなく、責任を負う立場になかった」と無罪を主張してきた。
これに対し、判決で佐藤裁判長は、「事故現場となった渦のある地点は特に危険で、へさきが回ることがあると自身も認識していた。船の回転は船頭の作為だけが原因とは言えず、主任として危険箇所への対応を指導する必要があった」と元船頭主任の過失責任を認定した。
また、佐藤裁判長は元船頭について、「経験の浅い船尾側船頭の技術を過信し、船が回転した際に適切な回避措置を怠った」、元営業課長について「運航管理者として、危険箇所の把握や対策の検討が不十分だった」などと、それぞれ責任を指摘した。
出典
『元船頭主任ら3人有罪 天竜川下り船事故 静岡地裁判決』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/319678.html
1月16日11時32分に朝日新聞からは、転覆事故が起きた場所付近の写真付で事故当時の詳しい状況が下記趣旨でネット配信されていた。
川の「噴流」や「反流」に巻き込まれ、船は徐々に制御できなくなった――。
2011年8月に浜松市の天竜川で起きた川下り船転覆事故の裁判では、当時の詳しい状況が明らかになった。
静岡地裁は16日、運航会社の当時の安全管理者ら3人に有罪判決を言い渡し、「自然の河川を下る船下りなのに、安全意識が希薄だった」と厳しく指摘した。
検察側の冒頭陳述などによると、船が船頭2人と乗客21人を乗せて出発したのは8月17日午後2時ごろ。
同2時18分ごろ、事故現場にさしかかった。
川幅約55mの急流。
下流に向かって右にカーブし、左岸が岩場、右岸が河原になっていた。
いったん底に沈んだ水が上昇して渦を巻く噴流がみられ、左岸付近では岩場に向かう強い流れが、右岸付近は上流にさかのぼる反流が生じていた。
船は渦の中心のやや右を通過しようとしたが、噴流などの影響で船首が右岸側に振られて180°回転。
「上流に戻ってやり直そう」と船首側船頭だった被告(67)が声をかけ、船尾の船頭=事故で死亡=が船外機のエンジンをかけた。
だが、すでに制御が難しい状態になっていた。
「何やってんだ。そうじゃない!」「逆だ逆だ!」。
公判で示された乗客の目撃証言からは、船頭たちのそんなやり取りが明らかになった。
叫び声のなか、船は船首を上流に向けたまま流されて岩場に衝突し、転覆した。
判決で佐藤裁判長は、事故が起きた水域について、「地形や水流から危険で、特に注意を要する場所だった」と述べた。
そのうえで、危険性を伴う川下りには一層の注意が必要との考えを示した。
川でのカヌーを指導している日本セーフティカヌーイング協会の山口会長は、「川の流れや渦の位置は常に変化する」と、その危険性を指摘。
「経験がある人でも、その時の川の水量などの把握や救命具の装備が必要だ」と話す。
事故を受けて国交省は、13年、川下り船を運航する全国の業者向けに新しいガイドラインを作った。
全乗客に救命胴衣の着用を義務づけるよう求め、危険な場所の情報共有などの対策も盛り込んだ。
出典
『渦巻く川、制御失い「何やってんだ」 天竜川転覆判決』
http://www.asahi.com/articles/ASK1D7K1JK1DUTPB01T.html
(2017年9月21日 修正12 ;追記)
2017年9月20日22時59分に読売新聞から、船頭主任には責任なしとして逆転無罪判決が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死罪に問われた当時の船頭主任・K被告(68)の控訴審で、東京高裁は20日、禁錮2年6月、執行猶予4年の有罪とした1審・静岡地裁判決を破棄し、無罪とする判決を言い渡した。
大島裁判長は、「被告の立場では、転覆について現実的な危険性を認識できなかった」と述べた。
K被告は乗船していなかったが、船頭の指導役として起訴され、1審は「船頭らに危険を回避する訓練を実施する義務などを怠った」と有罪を言い渡した。
しかし、2審判決は、K被告が同社と結んだ業務委託契約には他の船頭への監督権限が規定されておらず、「被告に船頭らを訓練する義務はなかった」とした。
また、K被告は乗船場で客の乗降サポートをする程度の職務で、判決は、「同社の社長らは安全管理体制を築く意識が極めて薄かった。末端にいた被告が安全管理の責任を負ういわれはない」などとした。
また、「船の転回時には、川の状況などに応じて、船頭の適切な状況判断に委ねるしかない」とも指摘し、被告に注意義務違反はなかったと結論付けた。
この事故では、K被告のほか、同社の当時の営業課長ら2人も在宅起訴され、執行猶予付きの有罪判決が確定している。
出典
『天竜川5人死亡事故、当時の船頭主任に逆転無罪』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170920-OYT1T50101.html
(2017年10月5日 修正13 ;追記)
2017年10月4日16時38分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京高検は上告期限の4日、最高裁への上告を断念すると明らかにした。
無罪が確定する。
東京高検は「判決内容を慎重に検討したが、適法な上告理由が見いだせず、上告しないこととした」とコメントした。
http://www.sankei.com/affairs/news/171004/afr1710040026-n1.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。