2015年11月17日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正7として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3320/
(2018年4月5日 修正7 ;追記)
2018年3月29日13時54分に産経新聞westから、被害者全員と示談が成立したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
被害者57人との間で進めていた示談交渉が全て成立したことが、29日、分かった。
一部被害者の治療は続いているが、金銭面での補償は区切りがついた。
実行委は、被害者を「道義的責任で救済する」として、昨夏までに計51人と示談を成立させ、賠償金などを支払ってきた。
実行委などによると、残り6人には事故当時15歳以下だった負傷者の男女3人が含まれており、今月上旬に全員と示談したという。
実行委は当面解散せず、事務手続きなどにあたる。
事故以降、花火大会は中止されているが、28年に地元のNPO法人が花火を打ち上げるなど、市民からは再開を求める声が上がっている。
だが実行委は、「整理をつけるべき問題が山積しており、再開は考えていない」としている。
出典
『福知山露店爆発事故、被害者全員と示談成立』
http://www.sankei.com/west/news/180329/wst1803290064-n1.html
(2018年12月23日 修正8 ;追記)
2018年12月20日23時20分に京都新聞から、被害者全員への補償が完了したため実行委は来年3月に解散するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
露店爆発事故が発生した福知山花火大会の主催者で、福知山商工会議所や市でつくる大会実行委員会は20日、来年3月31日に同実行委を解散すると発表した。
全ての被害者への補償が完了し、「主催者として一定の役割を果たしたため」としている。
実行委は、大会中に起きた事故を受け、遺族や被害者に賠償金や治療費などを支払ってきた。
今年3月に被害者57人全員との示談が成立し、支払いが完了した。
実行委によると、来年4月以降の事務などは、福知山商工会議所に引き継ぐ。
事故現場では毎年8月に献花台を設置し、実行委会長の谷村・福知山商議所会頭らが花を手向けてきたが、「今後、献花台の設置や被害者のケアなどを行う予定はない」(実行委事務局)としている。
被害者家族会の盛本会長(51)は、「補償が完了しても、事故が終わったわけではない。被害者の中には、いまだに後遺症やトラウマ(心的外傷)に苦しむ人がおり、今後はどこに相談すればよいか分からず、不安がある」と話した。
出典
『爆発事故補償完了で「役割果たした」 福知山花火実行委、解散へ』
https://this.kiji.is/448493649602446433?c=39546741839462401
2018年3月28日付で毎日新聞島根版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大田市三瓶町の三瓶山西の原で27日、春の訪れを告げる「火入れ」があった。
作業を監視中の大田市消防本部の車両1台に炎が燃え移り、県の防災ヘリが出動して消火に当たるトラブルが起きた。
市消防本部は、「初のケース。強風の影響だと思う」と説明した。
車両が全焼。けが人はなかった。
この日は、市が募集したボランティアや市職員、火入れ実行委のメンバーら計130人が参加。
午前10時から草原に次々と火を放つと、真っ赤な炎が燃え広がった。
正午過ぎに発生した車両火災のため中断した。
焼け跡から新芽が吹いて、5月初旬には緑の草原が輝く。
4月22日に三瓶山の山開きが予定されている。
出典
『三瓶山火入れで けが人なし 消防車両が全焼 /島根』
https://mainichi.jp/articles/20180328/ddl/k32/040/359000c
3月28日7時55分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国立公園三瓶山に本格的な春の到来を告げる「火入れ」が27日午前10時ごろから、島根県大田市の三瓶山・西の原で行われたが、火入れ対象外の牧草地にも燃え広がり、同市大田消防署の車両1台を全焼した。
現場周辺には、スタッフや見物客、消防・警察など約300人がいたが、けが人はなかった。
市などでつくる実行委は、予定していた午後からの火入れを中止した。
火入れは、草原環境の維持・保全や観光振興などを目的に、約30年前から実施。
西の原にある市有地の草原33万m2を野焼きする予定で、この日午前10時ごろに点火した。
実行委では、火入れ区域の周辺の草を刈って防火帯を設けたり、点火しては消防隊員やボランティアらが消火に当たったりと、対象区域外への延焼防止に努めながら野焼きを進めた。
しかし、正午すぎに火が対象区域外の牧草地(市有地)に移り、約1時間後に消し止められたが、延べ7000m2を延焼した。
けが人はなかったが、火入れのために出動していた同消防署の林野火災資材輸送車1台を焼いた。
この火災を受け、実行委は、午後から焼く予定だった残りの7800m2分の野焼きを中止した。
同署や実行委は、風向きの変化や突風の発生に対応できなかったためとみて、詳しく調べている。
市観光振興課の下垣課長は、「今後はこのようなことがないよう、気象の変化への対応や安全の確保に努めたい」と話している。
出典
『島根・三瓶山の春の風物詩「火入れ」で火災 野焼き対象区域外の牧草地7千平方メートル焼く』
http://www.sankei.com/west/news/180328/wst1803280013-n1.html
※三瓶山火入れ時の安全対策について、島根県HPには、山陰中央新報から引用する形で、以下のような記事が掲載されていた。
・・・・
「火入れ」作業には、細心の注意が払われます。
必要以上に火が広がらないよう、しっかりとした防火体制が必要です。
消火班は、ジェットシューターと呼ばれる水の入ったリュックを背負って火を監視します。
・・・・・
出典
『春の風物詩「三瓶山の火入れ」』
http://www.pref.shimane.lg.jp/infra/nature/shizen/shimane/dekakeyou/sannbenohiire.html
2016年3月25日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正3として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5761/
(2018年3月24日 修正3 ;追記)
2018年3月16日16時56分にNHK関西から、市と遺族で和解が成立したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性の遺族は、市に事故の責任があるとして、去年、賠償を求めて大津簡易裁判所に民事調停を申し立て、双方で話し合いを進めていたが、市が事故の責任を認めたうえで賠償金として3200万円を支払うことで、16日、和解が成立した。
会見を開いた小椋市長は、「遺族には和解に合意していただき感謝申し上げるとともに、改めて男性のご冥福をお祈りします。この事故を風化させることなく、市の行事の安全体制に万全を尽くしたい」と述べた。
また、「大凧まつり」の再開時期については、市の職員など3人が書類送検されていることも踏まえ、「刑事事件としては終わっておらず、軽々に判断できない。事故の反省を十分にして歴史・文化の伝承のために再開すべきという世論が広がってから検討すべきだ」として、新年度も再開を見送ることを明らかにした。
出典
『大だこ落下死亡事故で和解成立』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2063082501.html
(2019年4月10日 修正4 ;追記)
2019年4月9日18時15分にNHK滋賀から、書類送検されていた3人が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死傷の疑いで書類送検されていた市の職員ら3人について、大津地方検察庁は起訴できる十分な証拠が得られなかったとして、いずれも不起訴とした。
これについて東近江市の小椋市長は、「民事上の損害賠償は示談が成立しているので、今回の不起訴でこの事件に一定の区切りがついたと考えます。改めて被害に遭われた方のご冥福をお祈りするとともに、二度とこのような事故が起こらないよう、安全対策に万全を尽くします」とするコメントを出した。
出典
『大だこ落下事故 市職員ら不起訴』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20190409/2060002393.html
2018年3月12日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西武レクリエーション(所沢市)は12日、運営する西武園ゆうえんち(同市山口)の大観覧車で、ゴンドラの扉を開けたまま運転したと発表した。
アルバイト係員が扉のロックを掛け忘れたことが原因で、1人で乗っていた東京都の小学3年の男児(9)が内側から扉を手で押さえ、けがはなかった。
同社によると、11日午後4時半ごろ、男児が乗ったゴンドラのスライド式扉が約20cm開いているのを運転から約2分後、高さ約20mの地点で男児が気付いた。
男児は扉を押さえた状態で、そのまま降下した。
ゴンドラは最高地点で地上62mまで到達し、1周するのに約15分かかる。
大観覧車は、2015年12月にも係員が扉のロックを掛け忘れる同様のトラブルが発覚し、その後、施錠を確認する安全センサーを取り付けたが、今回、作動しなかった。
同社は12、13日と臨時休園し、大観覧車は定休園(14、15日)を挟んだ16日以降も、当面、運転を休止する。
同社は「事故を厳粛に受け止め、従業員教育と再発防止を徹底する」としている。
出典
『大観覧車の扉開けたまま運転…西武園 1人で乗った男児、扉を手で押さえ無事 地上62メートルまで到達』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2018/03/13/04_.html
3月12日21時54分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、11日午後4時半頃、男児が1人で乗ったゴンドラのスライド式扉が地上約20mで開き、約20cmの隙間ができた。
地上にいた男児の友人の母親から指摘を受け、係員が把握したが、他の客への対応などに追われ、停止させなかった。
係員は3人いた。
男児は自分で扉を閉め、地上に戻るまでの十数分間、開かないよう押さえていたという。
出典
『観覧車上昇中に扉開く…小3が扉を押さえて1周』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180312-OYT1T50083.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
〇2015年に起きたトラブルは下記参照。
2016年1月5日掲載
[プチ昔の事例] 2015年12月19日 埼玉県所沢市の遊園地で大観覧車のゴンドラの扉がロック不十分で20cm開き乗客が手で押さえたまま地上に戻る、指摘された係員は管理者に報告せず
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5533/
〇観覧車の扉閉め忘れトラブルは他の遊園地でも起きており、本ブログでも何件か紹介している。
2018年2月25日1時26分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月25日5時0分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後2時15分ごろ、上川管内中富良野町の「森林公園キャンプ場」の駐車場で、男性が頭から血を流して倒れているのを近くを通りかかった男性が見つけ、消防に通報した。
倒れていたのは近くに住むOさん(男性、53歳)で、病院で手当てを受けていたが、約8時間後に死亡した。
警察によると、Oさんの近くにはモーターパラグライダーのエンジンや工具があり、エンジンが動いたままの状態だったという。
また、男性から10mほど離れたところにはモーターパラグライダーの樹脂製のプロペラが一部、壊れた状態で落ちていたという。
警察は、Oさんが公園の駐車場でパラグライダーの整備をしていた際、誤ってプロペラに巻き込まれたとみて調べている。
出典
『整備中に事故か 53歳男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180225/5512711.html
『モーターパラグライダー整備中事故か 中富良野の男性死亡』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/167194
2018年2月22日11時22分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市北区有馬町の資料館「神戸市立太閤の湯殿館」で21日夜、男性1人が救急搬送された事故で、警察は22日、意識不明になっていた同館職員、Nさん(男性、48歳)が死亡したと発表した。
現場では酸素濃度が低下していたといい、警察が死因などを調べている。
資料館は、市などで作る一般財団法人「神戸観光局」が運営。
警察や観光局によると、Nさんは隣接する「極楽寺」の関係者と共に、資料館1階の展示室に入り込んだ猫を捜していた。
豊臣秀吉ゆかりの「岩風呂遺構」(幅5m、奥行き5.5m)の底(深さ2m弱)にいた猫を捕まえようとして倒れたという。
その場で猫は死んだ。
観光局によると、Nさんは昨年2月から資料館で勤務し、健康面の問題はなかった。
遺構は土がむき出しで、水がたまることはあったが、近年は有毒ガスや温泉が出たことはないという。
資料館は、原因が分かるまでの間、休館する。
出典
『有馬温泉事故 男性職員1人死亡 現場の酸素濃度低下』
https://mainichi.jp/articles/20180222/k00/00e/040/319000c
2月22日20時30分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
有馬温泉観光協会などは22日、現地で会見を開き、同席した京都大の西村進名誉教授(物理地質学)が「地下から炭酸ガス(二酸化炭素)が噴出し、濃度が高まって酸欠で倒れた可能性が高い」との見方を示した。
協会によると、大気中の酸素濃度は21%程度だが、死亡したNさんが現場から搬出された際、13~14%に低下していた。
警察などによると、Nさんは資料館1階に展示されている「岩風呂遺構」の底(深さ1.7m)にいたネコを捕まえようとして倒れた。
西村名誉教授は、「現場は気温が低く、人の出入りも少ない状態で、二酸化炭素が滞留しやすい条件がそろっていた」と指摘。
ネコも死んでいたことから、「炭酸ガスが底にたまって酸素が欠乏し、窒息したのではないか」としている。
同温泉街は二酸化炭素を含む炭酸泉が多い。
出典
『高濃度の二酸化炭素滞留か 有馬・歴史資料館で職員死亡 専門家が指摘』
http://www.sankei.com/west/news/180222/wst1802220087-n1.html
2月22日11時39分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事が現場の写真付きでネット配信されていた。
同館は、安土・桃山時代に豊臣秀吉が建設を命じたとされる岩風呂「湯山御殿」の遺構を紹介する神戸市立の施設。
遺構は1階の床下にあり、透明のアクリル板で囲われている。
清掃時などを除き、遺構内に人が立ち入ることはないという。
警察によると、新田さんは21日の営業が終了した午後7時35分ごろ、館内に入り込んだネコを捜していたところ、遺構内で動かなくなったネコを発見。
助け出そうと遺構に入り、すぐに倒れたという。
ネコも死んでいたという。
近くに住む男性は、「この施設で過去に事故は聞いたことがない。原因を究明して安心させてほしい」と顔をこわばらせた。
出典
『ネコ助けようとして酸素欠乏か 有馬の観光施設で男性死亡』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201802/0011008124.shtml
2月22日15時51分にNHK兵庫からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月22日1時40分に読売新聞から、2月22日6時10分にNHK関西からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
施設は、有馬温泉に湯治に訪れた豊臣秀吉が造らせたとされる湯山御殿の湯殿跡で、1999年にオープン。
現地で出土した蒸し風呂、岩風呂の遺構や関連資料などが展示されている。
消防や警察によると、男性が倒れていたのは岩風呂の近くのくぼんだところで、酸素の濃度が低くなっていたという。
このため消防は、温泉から出た二酸化炭素がたまって、酸欠状態になっていたとみて調べている。
Nさんは、閉館後に近隣の人から「湯殿館に飼い猫が入った」と連絡を受け、施設内に入っていたという。
現場の岩風呂跡に一般の人は立ち入ることはできないが、Nさんは猫を助け出そうとして入ったという。
施設を管理する神戸観光局の山崎課長は、「現場は職員や工事関係者が普通に出入りしていて、危険な場所だという認識はなく、とても驚いている」と話していた。
温泉から出るガスに詳しい東京工業大学の野上健治教授は、「有馬温泉は二酸化炭素が含まれる『炭酸泉』が多くあり、温泉がわき出す際に二酸化炭素が分離し、ふだんから空気中に放出されている」と話している。
そのうえで、「屋外の開けた場所であれば、風などで拡散されるため影響はないが、屋内や周囲より低いくぼ地などでは風が通りにくく、二酸化炭素がたまりやすくなることがある。今後の対策に生かすためにも専用の機器を使って詳しい調査を行い、二酸化炭素がどこで発生し、どのようにたまったのかなど、経路を特定することが重要だ」と指摘している。
出典
『有馬温泉施設で職員死亡 酸欠か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025444651.html
『秀吉ゆかりの湯殿跡、男性倒れ重体…ガス発生か』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180222-OYT1T50004.html?from=ycont_top_txt
『有馬温泉の施設で従業員倒れる』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180222/5439431.html
(ブログ者コメント)
過去に温泉だった場所で、数10年、数100年ぶりにガスが出た模様。
この点、今年1月に3000年ぶりに噴火した本白根山の噴火と同じパターンだ。
2018年2月21日21時47分に東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月21日22時45分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
関西テレビ(大阪市)は21日、バラエティー番組「お笑いワイドショー マルコポロリ!」の収録で、タレントのほんこんさん(54)と、お笑いコンビ「大自然」の白井さん(30)が腹部にやけどをしたと発表した。
2人とも約2週間のけがで、仕事への支障はないという。
同社によると、20日午後、本社スタジオでの番組収録の中で科学実験を実施。
ほんこんさんの腹部に載せた断熱シート上で砂糖と重曹を燃やして化学反応を見る実験を行った際、加熱された砂がほんこんさんの腹部にかかった。
白井さんは、液体窒素を使ってアイスクリームを作る実験に参加。
収録後、左脇腹に異常を感じ、病院でやけどと診断された。
同社は、リハーサルを綿密にしていたというが、「改めて番組制作の管理指導を徹底したい」としている。
(共同)
出典
『ほんこんさんら腹にやけど 関西テレビの番組収録で』
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018022101002166.html
『関西テレビ 収録中にタレント2人やけど』
https://mainichi.jp/articles/20180222/k00/00m/040/129000c
2018年2月10日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後2時43分ごろ、下高井郡山ノ内町志賀高原の「志賀高原ホテルI」の男性浴室で人が倒れていると119番通報があった。
消防などによると、浴室には高濃度の硫化水素が充満し、いずれもホテルが契約しているスキースクールのインストラクターで30〜60代の男性5人を中野市と長野市の病院に搬送した。命に別条はないという。
警察が原因を調べている。
警察によると、入浴中の男性2人が浴室内で裸で倒れているのが見つかり、救助のため浴室内に入った別の3人が体調不良を訴えた。
消防によると、60代の男性1人が中等症、ほかの4人は軽症。
ホテルによると、当時、宿泊客は滞在していなかった。
県薬事管理課やホテルによると、浴室の換気扇に不具合があった可能性がある。
消防隊員が現場に駆け付けた際に計測した浴室の硫化水素濃度は120ppm。
環境省の温泉施設の構造に関する基準は「硫化水素濃度は浴槽の湯面から上方10cmで上限20ppm」などと定めており、これを大きく上回っていた可能性がある。
保健所によると、2016年12月に実施したホテルの立ち入り検査で、硫化水素濃度が浴槽の上方10cmで男湯40ppm、女湯29ppmを計測し、ともに環境省の基準を超えた。
保健所は、源泉から浴室までの間でガスを抜くよう施設構造の改善と、十分な換気を指導した。
ホテルは17年に浴室の換気扇を交換していたという。
硫化水素は火山ガスの一種で、温度や地下の状態などによって濃度が変化する。
県薬事管理課によると、濃度100〜300ppmのガスを吸い込んだ場合、8時間から48時間後に気管支炎や肺炎、肺水腫で窒息死する可能性がある。
ホテルは9日、浴場の利用を中止した。
一山社長(50)は取材に、「関係者と宿泊客の皆さまにご迷惑をお掛けして申し訳ありません。同じことが起きないよう早急に対応したい」と述べた。
出典
『志賀高原のホテル浴室から5人搬送 高濃度の硫化水素』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180210/KT180209FTI090038000.php
2月10日20時50分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後、山ノ内町にある「志賀高原ホテルI」の大浴場で入浴していた68歳の男性が倒れているのを別の男性が見つけ、後から助けに来たほかの男性3人も体調不良を訴えて、あわせて5人が病院に運ばれた。
5人はホテル専属のスキースクールのインストラクターで、警察によると、いずれも症状は軽く、命に別状はないという。
大浴場は硫黄泉の温泉で硫化水素が充満していたということで、5人は硫化水素による中毒とみられるという。
ホテル側によると、9日は大浴場の換気扇の1つに不具合があり、消防が調べたところ、現場から検出された硫化水素濃度は人体に影響を及ぼす可能性のある高い濃度だったという。
このため警察は、当時、大浴場の中で十分な換気が行われていたかなど、原因を調べている。
出典
『温泉で硫化水素中毒か 5人搬送』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180210/0007861.html
2月10日9時10分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後2時45分ごろ、長野県山ノ内町平穏の「志賀高原ホテルI」の従業員から、ホテルの男性浴室で人が倒れていると119番があった。
警察によると、倒れていたのは男性1人で、救助のため浴室に入った別の男性4人も体調不良を訴え、計5人が病院に運ばれた。
いずれも意識があり、命に別条はない。
警察は当初、浴室で倒れていたのを男性2人としていたが、10日未明、男性1人と発表、訂正した。
救助のため浴室に入ったのは男性3人としていたが、男性4人だった。
訂正は、現場からの情報伝達の中で誤りが生じたためという。
地元消防によると、現場で体に悪影響を及ぼす濃度の硫化水素が検出された。
警察によると、体調不良を訴えた3人は、「頭が痛い」「気持ちが悪い」と話していたという。
出典
『ホテル浴室で倒れ5人搬送 長野、現場に硫化水素か』
http://www.sankei.com/affairs/news/180210/afr1802100005-n1.html
(2018年3月11日 修正1 ;追記)
2018年2月11日付で信濃毎日新聞紙面に、排気ダクトが水でシールされていたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
関係者によると、男性浴室は天井と壁の2カ所に換気口があり、天井の換気口に不具合があった。
上部へ排気する一方、空気から出た水分をダクト下部の「水受け」で集め、通水パイプで浴室に戻す仕組みだが、事故当時、何らかの理由で「水受け」に水がたまり、十分に換気ができなくなっていた。
関係者は、通水パイプ内で温泉成分が固まり、水が通らなくなっていた可能性を指摘している。
(ブログ者コメント)
信濃毎日新聞に以下のような感じの図が掲載されていた。
「水受け」が水で満杯になっても排気ダクトへの流出口は水面上にある・・・そんな設備だとよかったのかもしれない。
2018年2月9日8時45分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月8日20時20分にNHK福島から、2月9日付で河北新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前11時25分ごろ、北塩原村桧原の桧原湖で、湖上に張ったテントでワカサギ釣りをしていた会津美里町の無職男性(69)がテント内で倒れているのを友人が見つけ、119番通報した。
男性は、会津若松市の病院で死亡が確認された。
桧原湖で今シーズンのワカサギ釣り客の死亡事故は初めて。
警察によると、男性はテント内で暖をとるためガソリンを燃料とするバーナーを使っていたとみられ、死因は一酸化炭素(CO)中毒だった。
バーナーは燃料切れの状態だった。
男性は同日午前7時ごろ、友人2人と桧原湖を訪れ、それぞれ別のテントに入り1人で釣りをしていたという。
友人が男性に電話をかけても応答がなかったため、テントへ様子を見に行くと倒れていた。
現場は桧原湖西岸から約600m離れた湖上。
桧原漁業協同組合によると、ワカサギ釣りのピークを迎え、多い日は1日約2000人が訪れるという。
組合長(60)は、「パトロールを行い、事故防止の啓発活動をしていただけに残念」と話した。
同組合は、テントの窓を開けたり、中の空気を定期的に換気するよう、注意を呼び掛けている。
出典
『ワカサギ釣り69歳男性死亡 桧原湖、テント内で一酸化炭素中毒』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20180209-242625.php
『ワカサギ釣り男性死亡CO中毒か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180208/6050000058.html
『一酸化炭素中毒か、ワカサギ釣りの男性死亡 桧原湖』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180209_63023.html
2月9日19時4分にNHK福島からは、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
北塩原村の湖で8日、ワカサギ釣りをしていた69歳の男性がテントの中で一酸化炭素中毒で死亡した事故を受け、地元の漁協などでは、十分換気を行いながら釣りを楽しんでほしいと、注意を呼びかけている。
北塩原村の桧原湖では、毎年11月から3月にワカサギ釣りが解禁され、地元の漁協によると、シーズン中には7万5000人を超える愛好家が県内外から訪れる。
今シーズンも大勢の釣り客が訪れていて、湖面に張った氷の上にテントを張ったり、備え付けの小屋を借りたりして、釣りを楽しんでいる。
こうしたなか、8日、テントで釣りをしていた会津美里町の69歳の男性が一酸化炭素中毒で死亡する事故があった。
警察によると、男性は1人用の小さなテントの中で、暖をとるためのガソリンを燃料とするバーナーを使用していて、換気が不十分だったため、一酸化炭素中毒になったとみられている。
この事故を受けて、地元の漁協などでは、テントの中で暖房器具を使う際には定期的に換気を行うことや釣りをしながら寝ないこと、さらに、積雪が多い時には、換気のために開けた部分が雪でふさがらないよう注意することなどを呼びかけている。
ワカサギ釣り歴20年の男性は、「必ず換気をしています。あまり寒さが厳しいときは釣りをやめるという選択も肝心だと思います」と話していた。
桧原湖のワカサギ釣り客が死亡する事故は、これまでたびたび発生している。
平成13年には当時54歳の男性がテントの中で、平成22年には当時72歳の男性が小屋の中で、いずれも暖房器具が原因の一酸化炭素中毒となり死亡した。
また、湖の氷が割れて水中に転落し死亡する事故も発生していて、地元の漁協や警察などが繰り返し注意を呼びかけている。
出典
『ワカサギ釣りでは十分に換気を』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180209/6050000070.html
(ブログ者コメント)
ワカサギ釣り中に氷が割れて死亡した事故は、昨年、岩手県奥州市でも起きている。(本ブログ掲載スミ)
2018年1月16日13時20分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年末、「ホルモン」を焼いていて焼き肉店が燃える火事が相次いだ。
脂がのったホルモンをあぶってタレを付け、ご飯にポンポンとバウンドさせて食べるのは確かにうまい。
だが、注意も必要なようで……。
昨年11月下旬、名古屋市中区の焼き肉店で、客6人が食べ放題のホルモンを焼いていたところ、火柱が上がった。
火は客席の排気ダクト内のすすに燃え移ったとみられ、店は全焼。客は、こう話した。
「時間制限があり、大量にホルモンを焼いた」。
12月初旬には、東京・渋谷の雑居ビルにある焼き肉店でも火事が発生。
七輪の火が、ホルモンなどの脂がこびりついたダクトを通じて燃え上がった。
全国焼肉協会(本部・東京)によると、ここ10年ほど脂身の人気が高く、脂を多く残した肉を出す店が増えている。
小腸(マルチョウなど)や大腸(テッチャンなど)は焼く際に炎が上がりやすく、注意が必要。
特に、食べ放題で元を取ろうと一気に焼いたりする時が危ないようだ。
東京消防庁は、焼き肉店など火を扱う厨房設備がある飲食店が注意すべき点として、火源と可燃性のものを近づけないことや初期消火への備えなどを挙げる。
さらに重要なのが、排気ダクトの点検・清掃だ。
総務省消防庁のまとめでは、2016年の1年間で、バーなどをのぞく一般飲食店であった建物火災は全国で985件あり、うち8件の火元が排気ダクトだった。
ここ5年をみても、排気ダクトが火元となった火災は、年間で平均10件超起きている。
焼き肉テーブルなどを製造販売する「野田ハッピー」(千葉県)の珍田(ちんだ)社長(70)によると、排気ダクトには大きく分けて、テーブルの上から煙を吸い込む「上引き」と、網の下から吸い込む「下引き」がある。
各都道府県が定める条例では、熱を感知するとダクト内でふたが閉まって酸素の供給を止め、それ以上、ダクトで火が広がらないようにする装置や、設備の清掃が義務づけられている。
しかし、掃除を怠ると熱を感知する部品をすすが覆い、作動しにくくなる。
珍田社長は、「ホルモン人気で、ダクト内についた汚れやすすが油分を多く含み、引火しやすくなる可能性はある」と話す。
同社は清掃しやすい部品を造ってはいるが、やはり普段の手入れが重要だという。
火事になった渋谷の店を運営する会社の担当者は、「脂を吸着するフィルターの清掃は毎日やり、年に一度ほどダクトの脂を除去していたが、営業を続けていると脂はゼロにはならず、引火してしまった」と話す。
名古屋の火事は、愛知県警によると、定期的なダクトの掃除が5年ほど行われていなかった。
珍田社長は、「業界は過当競争にさらされ、清掃に割く人員やメンテナンス費用にしわ寄せがくるケースもある。消防庁には、安全な器具の開発や清掃の目安のガイドライン策定などに向け、音頭を取ってもらいたい」と話す。
客が気をつけるべき点もある。
「焼き方」だ。
都内で「亀戸ホルモン」2店舗を経営する松浦さん(36)は、「ホルモンに限らず、脂の多い部位はある。いずれも、激しく燃え上がらせるとおいしくなくなってしまいます」。
炎が上がった際にはすぐ消せるよう、テーブルに氷を置いているという。
年間1000軒超を食べ歩き、お肉博士1級の資格も持つ人気ブロガーの「フォーリンデブはっしー」さん(35)は、「まず、脂身の少ない皮の方をパリッと焼いてからひっくり返すのが鉄則」と言う。
食べ歩きを始めた頃は、逆の順で焼いて炎を上げたこともあるという。
経験上、脂が続けて大量に落ちた炭が燃え上がることが多いといい、「同じ炭に脂が落ち続けるとファイヤーする。炎が上がりかけたら、網の端にいったん避難。一度に網いっぱいに置かないことも重要です。中央と端を何度も行き来し、脂を半分くらいに絞り込むと、うまみと甘みがギュッと凝縮した脂身に仕上がり、最高です」
おいしく、しかも安全に食べるには、店にも客にも注意が必要なようだ。
出典
『ホルモンが原因で相次ぐ火災、防ぐ焼き方のコツは』
https://digital.asahi.com/articles/ASL1H51XML1HUTIL02P.html?rm=621
(ブログ者コメント)
名古屋と渋谷の事例については本ブログでも紹介スミ。
2018年1月10日4時8分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
島根県出雲市にある葬祭場で、今月、2人の遺体が取り違えられて、それぞれ別の遺族に引き渡されていたことがわかった。
このうち、1人の遺体は取り違えに気付かぬまま火葬されてしまい、葬祭場の運営会社は遺族に陳謝した。
遺体の取り違えがあったのは、出雲市にある葬祭場「S出雲葬斎センター」。
運営する「A武蔵野」の出雲支社によると、今月7日、葬祭場で遺体をひつぎに納める際に2人の遺体を取り違えて、それぞれ別の遺族に引き渡してしまったという。
この翌日、片方の遺族が通夜の直前に遺体と対面して取り違えに気付いたが、もう一方の遺体は、取り違えられたまま火葬されてしまったという。
原因は、遺体を霊安室から移す際、名札をつけていなかったうえに名札のチェックも行われなかったためで、葬祭場は、遺骨や遺体を本来の遺族に引き渡すとともに謝罪したという。
取り違えについて運営会社の「A武蔵野」の出雲支社は、「心からおわび申し上げます。今回の事態を真摯に受け止め、再発防止に努めます」としている。
この会社では、4年前にも埼玉県所沢市の葬祭場で、2人の遺体を別の遺族に引き渡す取り違えを起こしている。
出典
『葬祭場が2人の遺体取り違え 1人は気付かぬまま火葬 島根』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180110/k10011283281000.html
1月10日1時11分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「A武蔵野」(さいたま市)の出雲支社によると、遺族が葬儀前に遺体を確認した8日に別人と気付き、同センターが調べたところ、既に本人の遺体は火葬されていたことが判明した。
取り違えられた2人の遺体は、共に同センターの霊安室内に安置されていた。
一方の遺族の希望で対面室に遺体を移動した後、職員が霊安室に戻らず誤って納棺し、別人の葬儀会場に運んだのが原因とみられる。
双方の遺族には謝罪したという。
A武蔵野の各葬儀場では、取り違えがないよう、遺体にネームタグを付けるなどの対応をしているが、同センターでは実施していなかった。
出典
『出雲・葬儀場 遺体取り違え火葬 双方遺族に謝罪』
https://mainichi.jp/articles/20180110/k00/00m/040/143000c
1月10日20時46分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出雲支社によると、遺族が納棺前に遺体の顔を見たいと要望し、霊安室から対面室に移した。
この時は本人だったが、遺体は霊安室に戻されず、同じ日に別の葬儀のため遺体を納棺しようとした際に取り違えたとみられるという。
出典
『遺体取り違え葬儀・火葬 一方の遺族が別人と気づくも…』
https://www.asahi.com/articles/ASL1B5GM8L1BPTIB00H.html
(ブログ者コメント)
以下は、4年前の所沢事例。
今回事例の原因は、再発防止策の徹底不足・・・ということだけだろうか?
(2014年12月20日 日本経済新聞)
埼玉県所沢市の葬儀場「S所沢葬斎センター」で、高齢の男女の遺体を取り違えて遺族に引き渡し、男性の遺体がそのまま火葬されるミスがあったことが、20日までに葬儀場運営会社への取材で分かった。
運営会社は両遺族に謝罪した。
同センターを運営するA武蔵野(さいたま市)によると、センターの霊安室では通常、遺体に名札を付けるが、2人の遺体には付いていなかった。
職員が誤って男性の遺体を女性の遺族に届け、9日午前に火葬された。
女性の遺体は男性の遺族のもとに届けられたが、9日午後、通夜の準備をしていた遺族が、見知らぬ女性が安置されていることに気付き、取り違えが発覚した。
男性の遺族は遺骨の受け取りを拒否し、現在は同社が保管している。
同社は問題発覚後、性別で色分けされた名札を遺体に付け、複数の担当者によるチェックなどの対策を取っている。
工藤常務取締役は、「心からおわび申し上げ、改善を進める」とのコメントを出した。
出典
『葬祭場で遺体取り違え 埼玉、遺族に引き渡され火葬』
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20H2G_Q4A221C1000000/
(2014年12月19日7時7分 産経新聞)
男性の遺族は葬儀を取りやめ、女性の遺族は再度、葬儀をやり直したという。
「A武蔵野」によると、6日午後2時ごろ、男性職員2人が霊安室に安置されていた女性の遺体と間違って男性の遺体を搬出し、女性の遺族に届けた。
男性の遺体は9日午前、所沢市斎場で火葬。
同日午後5時ごろ、系列の「S三芳葬斎センター」で男性の通夜の準備をしていた遺族が、棺に見知らぬ女性が安置されているのに気づき、取り違えが発覚した。
関係者によると、男性の遺族のもとには火葬された遺骨が届けられたが、遺族は「本人のものなのか分からない」として受け取りを拒否。
遺骨は現在、同社で保管しているという。
出典
『男女間違えて火葬 所沢葬斎センターで遺体取り違え』
http://www.sankei.com/affairs/news/141219/afr1412190002-n1.html
2018年1月3日23時9分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前9時前、山口市阿知須のゴルフ場「Uクラブ」で50代の男性が池に転落した。
駆け付けた消防隊員らが池の中を捜索したところ、深さ約2.5mの水中で男性を発見した。
男性は意識不明の状態で病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。
死亡した男性と2人でプレーしていた友人は、警察の調べに対して「池の中のボールを男性が取ろうとして転落し、姿が見えなくなった」などと話しているという。
警察は、男性がバランスを崩して転落したとみている。
出典
『ボール取ろうと池に転落 ゴルフプレー中の男性死亡』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000117952.html
1月3日22時59分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前8時45分ごろ、山口市阿知須のゴルフ場「Uクラブ」の江畑池コースで、プレー中だった兵庫県に住む50代男性が池に転落した。
意識不明の状態で病院に搬送されたが、死亡が確認された。
警察によると、池は2番ホールにあり、男性は深さ約2.5mの水中で発見された。
バランスを崩して転落したとみられ、警察が当時の状況を詳しく調べる。
死因は溺水による低酸素脳症だった。
一緒にゴルフをしていた友人男性が転落するところを目撃し、午前9時すぎに119番。
駆け付けた消防隊員が水中から男性を引き揚げた。
出典
『山口・ゴルフ場 プレー中の50代男性が池に転落、死亡』
https://mainichi.jp/articles/20180104/k00/00m/040/096000c
(ブログ者コメント)
〇テレビ朝日の映像によれば、芝生が切れた部分から池に向かってコンクリート斜面になっており、一度落ちたら手でつかまるところがない・・・そのような場所だった模様。
一方、映像では1か所、池の周囲に救命浮き輪が置かれていた。
〇同じような事例は過去にも起きている。
2011年5月14日掲載
『2011年5月11日 群馬県のゴルフ場の池で2人が水死 (修正1)』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/369/
2016年8月26日掲載
『2016年8月19日 千葉県市原市の山倉ダムでのり面を除草中のアルバイト男性がダム湖に滑り落ちて溺死、背負っていた草刈り機が邪魔になり水中で体の自由がきかなかったか?』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6214/
2017年12月28日18時8分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京の商業施設でドローンに菓子をつり下げて飛行し、子どもたちにつかみ取りをさせていた会社が、墜落や接触事故につながりかねない危険な行為だとして、国交省から厳重注意の行政指導を受けていたことがわかった。
国交省などによると、ことし4月、東京・八王子市内の商業施設で、ドローンが機体に取り付けた洗濯ばさみに菓子をつり下げて飛行し、来場者につかみ取りをさせていたという。
NHKが入手した動画には、飛行するドローンの真下に集まった20人ほどの子どもたちが菓子を取ろうと飛びついて、引っ張るたびに機体が上下に大きく揺れる様子が写されている。
飛行を行ったのは、ドローン操縦者の養成スクールを運営する東京の会社で、国土交通省は、重さ1kgを超える機体が墜落したり高速で回転するプロペラに接触したりすると事故につながりかねない危険な行為だとして、27日、この会社に対し厳重注意の行政指導を行った。
ドローンをめぐっては、先月、岐阜県大垣市のイベント会場で飛行中のドローンが墜落して観客6人がけがをするなど、事故やトラブルが相次いでいる。
このため国交省は、人が集まる場所では、ドローンから半径30m以上の範囲を立ち入り禁止区域にすることや、プロペラの周りのカバー取り付けを義務づけるなど、規制を強化する方針だ。
ドローンの飛行を行った会社は、NHKの取材に対し、「軽い気持ちでこのような飛行を行ってしまい、重大な問題だと認識している。二度とこうしたことがないよう、社員一同徹底したい」とコメントしている。
今回のドローンの様子は、飛行を行った会社のホームページに動画が掲載されていたが、現在は削除されている。
NHKが入手した動画では、ドローンは機体の下に物干しハンガーを取り付け、20個ほどの洗濯ばさみでキャンディーのような菓子をつり下げた状態で飛行していて、その様子を別のドローンから撮影している。
飛行の高度は大人の身長より少し高い2mほどとみられ、ドローンの真下に集まった20人ほどの子どもたちが、つり下げられた菓子にかわるがわる、勢いよく飛びついている。
そして、子どもたちが菓子を引っ張って取るたびに、機体が上下に大きく揺れているのがわかる。
なかには、赤ちゃんを抱いた母親が菓子に手を伸ばす様子も写っている。
菓子をつり下げたドローンにもカメラが取り付けられていて、その映像では子どもたちが菓子を取るたびに画面が激しく揺れて、機体が不安定になっているのがわかる。
ドローンは、空中撮影やインフラの点検、荷物の配送など、急速に利用の幅が広がっていて、民間機関の調査では、国内のドローン関連ビジネスの市場規模は年間500億円を超え、2020年には1000億円以上になると推計されている。
一方、機体が軽く、風などの影響を受けやすいことや、安全面の技術が開発途上にあることなどから、飛行にあたっては墜落など不測の事態への備えが不可欠だと指摘されている。
総理大臣官邸の屋上でドローンが見つかった事件を受けて、おととし施行された改正航空法では、航空機との接触や事故を防ぐため、重さ200g以上のドローンについて飛行にさまざまな規制を設けている。
具体的には、都市部の人口密集地や空港の周辺、人が集まる祭りやイベント会場などでの飛行を原則禁じているほか、ドローンからの物の投下や夜間の飛行なども禁止されていて、例外的に飛行する場合には国の許可や承認が必要だ。
ドローンの飛行が可能な地域は、国交省のホームページなどで公開されている。
今回の飛行では、会社側が国から飛行の許可を得ていたが、人の上を飛行することや機体に物を取り付けることなどは申告しておらず、国交省は法令に違反しているとしている。
一方、人が集まる場所での飛行で、どのような安全対策が必要か、これまで明確な基準がなかったことから、国交省は来月にも具体的な数値を示して規制を強化する方針だ。
具体的には、ドローンの高度が20m未満の場合は半径30m、50m未満では半径40mなど、飛行する高さに応じて機体の下に立ち入り禁止区域を設けることなどを義務づけるという。
また、万が一、人に接触した場合の被害を軽減するため、人が集まる場所で飛行する際は、プロペラの周りにカバーを取り付けることも義務づけることにしている。
出典
『ドローン危険飛行で会社厳重注意』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20171228/0005564.html
12月28日20時14分に日本経済新聞からは、今後の規制に関する、やや詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省は、イベント会場など多数の人が集まる場所でドローンを飛ばす際、運航者に半径30m以上の立ち入り禁止区域を設けるよう義務付ける。
航空法に基づく通達を改正し、2018年1月中に施行する。
ドローンの利用が広がるのに伴い、事故やトラブルも目立つ。
同省などは、安全な活用に向けた対策を急ぐ。
ドローンは、イベント会場や人口密集地などで飛ばすには国の許可が必要となる。
ただ、これまで観客や住民の安全確保策には明確な基準がなかった。
現行の通達は、観客との距離について「適切な距離を置いて飛ばす」と記載するだけだ。
新たに設定される禁止区域は、ドローンの飛行高度に応じて決まる。
高度が20m未満の場合は飛行範囲から半径30m、50m未満の場合は同40m、100m未満の場合は同60mとした。
人に接触した際の被害を防ぐため、プロペラにカバーを着けることも義務付けるほか、イベント会場の上空で飛行する場合は、原則として風速5m以下の気象条件に限ることとする。
ドローンが飛行するエリアをネットで囲むなど、観客に被害が及ばないよう事前に対策が取られている場合は規制の対象とならない。
今回の規制は、11月に岐阜県大垣市のイベント会場で飛行中のドローンが約10mの高さから落下し、男女6人がケガをする事故が発生したことを受けた。
会場で飛ばしていたドローンは国から許可を得ていたものとは別の機体だったことも判明し、同省大阪航空局は運航会社を厳重注意した。
ドローンによる事故は各地で発生。
国がトラブルの報告を求めるようになった15年12月以降、100件以上の報告があった。
大半が、個人や空撮事業者による撮影中の落下事故だった。
15年4月に首相官邸の屋上で放射性物質を積んだドローンが見つかった問題を受け、国交省は人口密集地などでの飛行を規制。
また、操縦者の技能向上のために民間団体が行う講習の公認制度を導入するなど、安全対策を進めてきた。
出典
『ドローン飛行 立ち入り禁止区域の設定義務化へ 国交省』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25204640Y7A221C1CR8000/?n_cid=NMAIL007
2017年12月25日付で信濃毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前10時15分ごろ、佐久市下平尾の「佐久スキーガーデン パラダ」で、東京都杉並区の保育園児、Dちゃん(男児、4歳)がリフトから約4m下の地面に転落した。
警察によると、市内の病院に運ばれ、左大腿骨骨折などの大けがという。
スキー場を運営する佐久平尾山開発(佐久市)や警察によると、Dちゃんは両親、祖母と来て、3、4歳向けのスキー講習に参加していた。
転落したのは「浅間第1リフト」(延長454m)の降り場近く。
講師の30代男性がDちゃんを含む子ども3人を担当し、2人乗りリフトに別の子ども1人と座り、Dちゃんは後続のリフト席に1人で座っていた。
降り場が近付き、男性がリフトを降りるため安全バーを上げた際、Dちゃんもまねてバーを上げた可能性があるという。
Dちゃんはリフトに乗るのは初めてだった。
講習は、同社が委託契約したスキースクールが行っている。
同社は25日から、3、4歳向けの講習では講師と受講者を2人一組でリフトに乗せるようにするとしている。
出典
『リフトから4歳男児転落 佐久のスキー場 大けが』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20171225/KT171224FTI090010000.php
12月25日18時42分にテレビ朝日からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
初めてスキーをする児童向けのスクールに東京から参加していた4歳の男の子が、24日午前10時すぎ、リフトから約4m下に転落。足の骨を折るなどのけがをした。
スキー場によると、事故当時、男の子は1人でリフトに乗っていて、山頂にいる係員が安全バーを上げることになっていた。
しかし、その説明を事前にしていなかったため、1つ前のリフトに乗っていたインストラクターが安全バーを上げたのを男の子がまねて、落下したとみられている。
スキー場では、今後、3、4歳児のスキースクールでは、原則、リフトを使わないなどの対策を講じるとしている。
出典
『4歳男児がリフトから転落 1人で乗り安全バーを…』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000117447.html
12月25日15時11分に日テレNEWS24からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまで、子供たちがリフトに乗るときの決まりはなく、スキー場では、今後、子供が初めてリフトに乗る場合は必ずインストラクターが付き添うことにしている。
出典
『リフトから転落、4歳男児が骨折 長野』
http://www.news24.jp/articles/2017/12/25/07381404.html
2017年12月19日7時16分に名古屋テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月19日0時33分にYAHOOニュース(東海テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
また、ホルモンを焼いていて火事になった。
名古屋市北区の焼き肉店で、ホルモンを焼いていた火がダクトに燃え移る火事があった。
警察と消防によると、18日午後10時すぎ、名古屋市北区黒川本通の焼き肉店「K」で従業員から「ダクトに火が入った」と消防に通報があった。
消防車21台が出動し、火は約2時間後に消し止められたが、店の一部が焼けた。
焼き肉店は地下1階にあり、ダクトから大量の煙が吹き出し、現場は一時騒然とした。
警察によると、客がホルモンの「とんちゃん」を焼いていたところ、煙を排出するダクトに火が燃え移ったという。
客が20人ほどいたが、避難して無事だった。
名古屋市内では、先月27日にも焼き肉店でホルモンを焼いていてダクトに火が燃え移る火事があったばかり。
出典
『名古屋でまた…焼き肉店でホルモン焼いた火がダクトに燃え移り火事』
https://www.nagoyatv.com/news/?id=175687
『また…ホルモン燃え上がりダクトに引火 焼肉店の一部焼ける 先月末にも名古屋で同様の火事』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171219-00001925-tokaiv-l23
12月19日10時1分にNHK東海からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防が駆けつけたところ、火は確認できなかったが、店内や地下に白い煙が立ちこめ、焼き肉店の客と従業員、合わせて25人のほか、地下街にある別の店の客と従業員が避難する騒ぎになった。
出典
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20171219/3718861.html
(ブログ者コメント)
ここ最近、焼肉店ダクト火災の報道が続いている。
本ブログでも2件紹介スミ。
2017年11月10日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7753/
(2017年12月14日 修正1 ;追記)
2017年12月6日19時36分に毎日新聞から、航空法に基づく初の処分が下されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月6日23時42分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省大阪航空局は6日、運航会社「K技研プロペラ」を航空法に基づく厳重注意処分にし、20日までに再発防止策を報告するよう求めた。
早急な再発防止策の報告も指示した。
2015年12月の改正航空法施行以来、ドローンの運航に関する処分は初めて。
現場の風速も測っておらず、搭載する菓子の重さは目分量で量っていた。
また、昨年8月15日の岐阜県恵那市のイベントでも許可を受けず、同法に違反して日没後に飛ばしていた。
航空法では、イベント会場上空の飛行や日没後の飛行などは、国への申請と許可が必要と定めている。
出典
『ドローン落下事故 運航会社に厳重注意処分 国内初』
https://mainichi.jp/articles/20171207/k00/00m/040/054000c
『大阪航空局が業者に厳重注意 大垣ドローン墜落』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017120690234229.html
(2017年12月24日 修正2 ;追記)
2017年12月20日19時40分にNHK岐阜からは、再発防止策を提出したが受理されなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪航空局によると、提出期限の20日、会社の代表は、飛行していた高さと同じ長さの半径の立ち入り禁止エリアを設けることや、ドローンにワイヤーを取り付けて飛行させるなどとする再発防止策を提出したという。
しかし、大阪航空局は、これらの対策で十分なのか疑問が残るとして、今後も男性とやりとりをして、さらなる安全対策を求めることにしている。
出典
『ドローン落下事故で再発防止策』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083377511.html
(2018年9月12日 修正3 ;追記)
2018年9月6日21時25分に毎日新聞から、プロペラ1個を固定するネジが緩んでいたことが原因だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県警は6日、操縦していたドローン運航会社代表の男性(38)を、業務上過失致傷と航空法違反の容疑で書類送検した。
代表は容疑を認めているという。
毎日新聞の取材に、「本当に申し訳ない。点検項目を増やすなど、再発防止策を取る」と話している。
県警によると、ドローンは全長約120cm、高さ約55cm、重さ約6kg。
6個のプロペラを、それぞれネジ4本で固定するが、1個のプロペラがネジの緩みで20~60°傾き、バランスを崩して落下した。
大阪航空局は昨年12月、運航会社を厳重注意処分としている。
改正航空法は、国勢調査の人口集中地区でのドローン飛行について、河原や公園でも申請を求めている。
今回の事故を受け、国交省は今年1月、飛行許可の審査基準を改め、安全対策を強化した。
以前は、「観客の真上を飛行させない」「観客、機材などから適切な距離を保つ」としていたものの、具体的な距離は定めていなかった。
改定後は、高度20m未満なら飛行範囲の外周から30m、高度20~50mは40m、高度50~100mは60mと、観客立ち入り禁止の区域を明確にした。
また、立ち入り禁止区域を設けない場合、
▽ロープなど係留装置で飛行範囲を制限する
▽ドローンと観客の間にネットを設置する
といった安全対策を取ることなどを求めた。
国交省の担当者は、「国の基準を満たすだけでなく、操縦者が機体性能や飛行方法、場所を考慮し、安全確保に努める必要がある」と強調する。
出典
『ドローン落下事故 運航会社代表を書類送検 岐阜県警』
https://mainichi.jp/articles/20180907/k00/00m/040/083000c
9月7日8時49分に岐阜新聞からは、ドローンの入手方法について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性はインターネットで機体を購入し、菓子まきの装置と合わせて、県内のラジコンショップに組み立てを依頼していた。
出典
『ドローン落下事故で会社代表を書類送検』
https://www.gifu-np.co.jp/news/20180907/20180907-71935.html
2017年12月7日18時7分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
仙台市の八木山動物公園で6日、来園者による餌やり体験の最中に女性飼育員がカバに左手をかまれる事故が起きた。
餌やり体験は、プールの外からカバの口めがけて餌を放り投げるもので、30代の女性飼育員は、餌がうまく入るようにカバの口の付近に手を添えて補助をしていた。
しかし、注意をそらした隙にカバの口が閉じてしまった。
女性は左手の人さし指と中指の間にカバの前歯が貫通する大けがをした。
八木山動物公園は今回の事故を受け、作業手順や安全の確認ができるまで、カバの餌やりを中止するという。
出典
『餌やり体験の最中に…カバの歯が飼育員の手を貫通』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000116148.html
12月7日付で河北新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12月8日付でTBS NEWSから、12月7日10時11分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
仙台市八木山動物公園(太白区)は6日、30代の女性飼育員が5日にカバに左手をかまれ、全治1カ月の大けがをしたと発表した。
飼育員は、毎日あるカバの餌やり体験で補助作業をしていた。
同園は、作業手順や安全の再確認ができるまで体験イベントを中止する。
同園によると、飼育員は5日午後2時45分ごろ、来園者向けの餌やり体験イベントで、餌のニンジンをカバの口に入れやすいよう、左手をカバの口元に差し出していたが、餌をやる子どもに注意を促そうとカバから目を離した際にカバの口が閉じ、右前歯が左手を貫通して神経などを損傷した。
近くの病院で受診し、現在は自宅療養している。
大内園長は、「安全を確保した上で行うべきイベントで職員がけがをしてしまった。来園者に迷惑をお掛けして大変申し訳ない」と謝罪した。
同園は、イベント中に飼育員が立つ位置やカバとの距離など作業手順を再確認し、再発防止を図る。
一方、アフリカゾウやヤギなどの餌やり体験は、「安全性が確認できた」として継続するという。
出典
『<八木山動物公園>カバにかまれ大けが 女性飼育員 餌やり体験中止へ』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171207_13012.html
『飼育員がカバに手をかまれ大けが、餌やり体験補助中』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3233741.html
『カバが女性飼育員の手かむ、指の付け根付近貫通』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171207-OYT1T50017.html
(ブログ者コメント)
発生日を6日とするメディアが1つ、5日とするメディアが3つにつき、タイトルは5日発生とした。
2017年11月28日19時59分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市中区新栄2丁目の焼き肉店が全焼した27日夜の火災。
警察は、客が焼いたホルモンから出た火が客席の排気用ダクト内の煤に燃え移ったとみている。
脂身の多いホルモンは火がつきやすく、業界団体は「焼き方にも気をつけて」と呼びかけている。
警察の説明では、この焼き肉店で客6人がホルモンを焼いていたところ、火柱が上がった。
客は、「時間制限があり、大量にホルモンを焼いた」と話したという。
この火災で1階の店舗が全焼。2階の同店事務所と、隣接する不動産会社の一部が焼けた。
昨年1年間で、バーや料亭を除く一般飲食店であった火災は全国で1025件あり、そのうち8件は排気ダクトが火元となった(総務省消防庁まとめ)。
名古屋市消防局の担当者は、「ダクトの中に煤や肉を焼いて出た脂がついていると、火が燃え移ることがある」と話す。
同市中区新栄1丁目の「つじホルモン新栄店」では、5人前など注文が多いと、一度に焼かないように客に依頼している。
流合(はぎえ)店長は、「火が出るのは仕方ない。大きくならないよう気をつけている」と話す。
ダクトには、火が入らないように、熱を感知して閉まるふたもついているという。
全国焼肉協会(本部・東京)によると、ここ10年ほどは脂身の人気が高く、脂身を多く残した肉を提供する店が増えている。
小腸(マルチョウなど)や大腸(テッチャンなど)は脂身が多く、焼く際に注意が必要だという。
旦(だん)専務理事は、「こういった肉は脂身が少ない面を下にして焼き、脂身が多い面は最後に少し焼くとおいしく食べられますよ」と話している。
出典
『ホルモン一気に焼いて引火?店全焼 脂身多く焼き方注意』
http://digital.asahi.com/articles/ASKCX5GFBKCXOIPE02H.html?rm=360
11月28日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後9時半ごろ、名古屋市中区新栄2の焼き肉店「N」から出火した。
警察によると、客がホルモンを大量に焼いた際の炎が、油の付いたダクトに燃え移ったとみられる。
火事は約4時間後に消し止められ、木造2階建ての店舗と、棟続きの不動産会社の2階の一部を焼いた。
けが人はいなかった。
警察によると、店はテーブルに置いたこんろで肉を焼くスタイル。
客は、「ホルモンを大量に焼いたら炎が上がり、ダクトに燃え移った。食べ放題の時間内に食べきれるようにたくさん焼いた」と話している。
隣接するラーメン店から避難し、火災を目撃した岐阜市の沢田さん(31)は、「サラリーマンのような人がたくさん座っているテーブルの火が、上に真っすぐ伸びて燃えていた。なかなか消火できず、徐々に火が大きくなった」と話した。
出典
『火災 ホルモン焼き過ぎ、店焼ける けが人なし 名古屋』
https://mainichi.jp/articles/20171128/dde/041/040/055000c
2017年11月23日21時32分にNHK島根から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月24日付で毎日新聞東京版から、11月23日17時57分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後0時45分ごろ、島根県浜田市の障害者支援施設、「K園」で行われていた外部の人も参加できるイベント会場で、乗馬体験のために木につながれていた1頭の馬が暴れだし、人混みの中に突っ込んだ。
警察や消防によると、馬に体当たりされたり避けようと転んだりして、0歳の乳児から80代のお年寄りまで男女あわせて10人が病院に運ばれた。
当初は、現場では骨折した人もいると見られたが、病院で医師が改めて診察したところ、いずれも打撲などの軽いけがだったという。
警察によると、馬は当時、会場近くの高さ約2.5mの木の枝(直径約10cm)に手綱でつながれ、乗馬のインストラクターがそばにいたが、木の枝が折れたことで馬が暴れ出し、多くの人が集まっていた餅まきの会場に突っ込んだという。
馬はメスで、体長が2mあまり、体重はおよそ400kgから450kgほどある。
K園を運営する社会福祉法人「I福祉会」が経営する乗馬牧場から飼育している馬4頭を連れてきていて、そのうちの1頭だった。
警察は、馬が暴れ出した当時の詳しい状況などについて調べている。
会場で目撃した男性は、「馬が入ってきて、駐車場の中を人がいるところに入りながらぐるっと一回りした。状況が分からず、ぼう然としました。驚く人の声が聞こえました」と話していた。
また、別の女性は、「馬が木の枝を引きずりながら走ってきた。とても驚きました」と話していた。
騒動が起きた時、馬に付き添っていた男性は、「馬が木の枝を折って畑を走り回り、人の多い場所に走っていきました。制止しようとしましたが興奮していて止められませんでした」と話していた。
暴れた馬を飼育している現場近くのレジャー施設の職員の女性は、「馬はこちらに戻った時、目がきょろきょろして興奮している様子でした。ふだんはおとなしく、臆病なので、折れた木の枝が体にまとわりつくのが嫌で、暴れてしまったのかなと思います」と話していた。
「I福祉会」の室崎理事長は、「地域の人のためにこのような催しを行ったのに、けが人を出してしまったことに責任を感じている。主催者としてきっちり最後まで対応したい」と話していた。
出典
『イベント会場で馬暴れ10人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/4035975731.html
『乗馬体験の1頭、暴れ10人軽傷 島根のイベント』
https://mainichi.jp/articles/20171124/ddm/041/040/090000c
『乗馬体験の馬暴れ10人けが 島根・浜田』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2384156023112017000000/
(ブログ者コメント)
NHKの映像を見ると、木の枝は枝分かれした部分から裂けるように折れており、断面に腐ったような感じは見受けられなかった。
また、馬については、いかにもおとなしそうな目をしていた。
2017年11月22日5時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月22日14時22分に時事通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)でキャラクターの着ぐるみを着てショーやパレードに出演していた契約社員の女性(28)が、腕に激痛が走るなどの疾患を発症したのは過重労働が原因だったとして、船橋労基署が労災を認定していたことが分かった。
認定は8月10日付。
遊園地のショーなどの出演者が出演中の転倒などによる負傷で労災認定されるケースは少なくないが、事故によるけがでない疾患は過重業務との医学的な因果関係の判断が難しく、労災が認められる例は珍しいという。
女性は、2015年2月から、様々なディズニーキャラクターに扮してショーやパレードに出演していた。
女性によると、16年11月ごろから左腕が重く感じ、手の震えが止まらなくなったが、休みを取りにくく、出演を続けたという。
17年1月に入って症状は悪化。
左腕をあげると激痛が走り、左手を握っても感覚がなくなったという。
病院で診察を受け、神経や血流の障害で肩や腕に痛みなどが出る「胸郭出口症候群」と診断された。
治療のため休職し、しばらくは自由に腕を動かせなかったという。
雇用契約は1年ごとの更新で、重さ約10kgのキャラクターの着ぐるみを着て、毎月20日間程度、1日2回あるパレードやショーに出演していた。
16年11~12月のパレードの出演回数は計50回にのぼった。
16年末に出演したクリスマスパレードの衣装は首の動きが制限され、重さが10kg近くあった。
この衣装を着て、1回45分のパレードの間、両手を顔より上にあげているよう指示されていたという。
2年弱の出演期間中に20~30kgの衣装を着ることもあったといい、首から肩、腕にかけて負荷がかかる業務に継続的に従事したことが発症の原因と認められた。
症状は改善しつつあるが、完治はしていない。
女性は、業務量を減らしての復職を求めている。
TDLを運営するオリエンタルランドの広報部は、取材に対し「あってはならない残念なことで、当社の業務に起因した労災であることは真摯に受け止めている。トレーナーの配置やコスチュームの改善など、これまでの対策に万全を期していく」としている。
出典
『東京ディズニーランドで労災認定 着ぐるみで腕に激痛』
http://digital.asahi.com/articles/ASKCP5DLDKCPULFA01W.html?rm=291
『ディズニー契約社員、労災認定=着ぐるみ業務起因-千葉・労基署』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112200796&g=soc
11月22日11時9分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性は、2015年2月から着ぐるみを着用し、さまざまなディズニーキャラクターに扮してパレードに出演していた。
2016年11月ごろから左腕が重く感じるといった症状を発症したが、出演を続けた結果、症状が悪化。
2017年1月から治療のため休職している。
現在は症状が回復してきており、会社側と復職に向けた話し合いをしているという。
ディズニーランドを運営するオリエンタルランドによると、女性の2016年11~12月のパレードやショーへの出演回数は計50回に上った。
着ぐるみや衣装の重さは10kg前後が多かったという。
ただ、他の出演者に比べて突出して出演回数が多かったり、衣装が重かったりしたことはないという。
出典
『東京ディズニーランドの着ぐるみで腕に痛み 女性契約社員に労災認定』
http://www.sankei.com/affairs/news/171122/afr1711220012-n1.html
11月22日12時53分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社広報部は、法定労働時間を超えた勤務や、誰もが耐えられない衣装の着用を強いるなどの過重労働を否定した上で、「真摯に受け止めている。出演者に対するケアやより安全な職場環境づくりを、今後も引き続き実施していく」とコメントした。
出典
『TDL 着ぐるみで労災認定 契約社員の女性、腕に激痛』
https://mainichi.jp/articles/20171122/k00/00e/040/270000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。