2017年11月13日10時59分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
11月13日13時1分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時半ごろ、佐賀市富士町市川の天山スキー場の駐車場で、車のタイヤを横滑りさせながら走る「ドリフト走行」のイベント中、長崎県西海市の20代の会社員男性が運転する乗用車が観客に突っ込んだ。
観戦していた佐賀県小城市の40代の会社員男性が頭を打って意識不明の重体になるなど、4人がけがをした。
警察などによると、運転手は頸椎損傷のけがで、助手席の長崎県西海市の30代会社員男性は胸部骨折。
観戦していた佐賀市の20代会社員男性は、あごの骨を折った。
警察は、運転手やイベントを主催した佐賀市の自動車整備会社の社長(38)らから、業務上過失傷害容疑などを念頭に事情を聴いている。
イベントには、ドリフト走行の愛好家らの車66台が参加。
駐車場をコースにしており、コンクリートブロックでできた花壇が走行スペースとの境界になっていた。
事故当時は8台がコースを走り、このうち1台が何らかの理由で制御不能になって、花壇に乗り上げる形で観客に突っ込んだ。
会場には参加者や観客ら約100人がいた。
イベントは、佐賀市内の自動車整備販売会社「C社」が、スキー場の運営会社から駐車場を借りて開催。
66台が参加し、順次、コーナーでブレーキをかけながらアクセルを踏み、ハンドルを切るドリフト走行を繰り返していた。
C社によると、イベントは昨秋から始めて今回で4回目。
社長は、「事故は想定外で大変申し訳ない。けがをされた方の一日も早い回復を祈りたい」と謝罪した。
出典
『ドリフト走行事故 観戦の男性重体 佐賀・天山スキー場』
https://mainichi.jp/articles/20171113/k00/00e/040/160000c
『ドリフト走行車が突っ込む、観客男性が意識不明』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171112-OYT1T50032.html
11月13日12時4分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
カーブで車のタイヤを滑らせながら高速で走る「ドリフト」を披露する走行会は、迫力のあるモータースポーツ感覚で人気を集める一方、観客への安全対策の基準はない。
12日に事故が起きた佐賀市の走行会も、佐賀県警は開催を把握しておらず、対策は主催者の一存で決められていた。
会場となったスキー場駐車場では観覧席は特に設けられず、観客はコースに近寄って見ることができた。
コースとその外側を区別する花壇は配置されていたが、事故を起こした車は花壇にぶつかる形で観客に突っ込んだ。
県警交通規制課は、「ドリフトは車の機能を超えた危険な運転。公道上なら絶対に許可は出せないが、私有地で行われた場合は規制が入る余地がない」と話す。
宮崎県でドリフト走行会を主催したことがある会社社長の男性(40)は、「コースと近いほど見応えがあり、観客に近寄らないよう呼び掛けても守られないケースもある」と明かす。
出典
『ドリフト走行会事故、安全対策、主催者任せ 公道ならともかく「私有地内は規制が入る余地なし」』
http://www.sankei.com/west/news/171113/wst1711130028-n1.html
(2018年11月1日 修正1 ;追記)
2018年10月29日15時13分にNHK佐賀から、主催会社の社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、事故が起きた現場は、観客などが見ていた場所と車が走るコースが、幅1mほどのコンクリート製の花壇で隔てられているだけだった。
このため、警察は29日、安全対策が不十分だったなどとして、ドリフト走行のイベントを主催した佐賀市の自動車整備会社の社長と、現場の会場を提供したスキー場の経営者ら2人の合わせて3人を業務上過失傷害の疑いで、車を運転していた20代の男性を過失運転傷害の疑いで、それぞれ書類送検した。
出典
『ドリフト事故で4人書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20181029/5080001836.html
10月31日15時24分に読売新聞からは、スキー場は安全対策をとって同様の催しを継続しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
駐車場を提供したスキー場「天山リゾート」は事故後も、安全対策を講じた上で、同様に会場を提供している。
捜査関係者によると、佐賀県警は同様のイベントを開く業者や日本自動車連盟(JAF)から安全対策について聞くなどした結果、このイベント会場は安全対策が不十分だったと判断した。
同リゾートでは、事故後、専門家の意見を取り入れ、ドラム缶やタイヤ、コンクリートの壁を置くなどして、対策を講じた。
また、走行するコース内にあった穴などを舗装した。
このほか、コース内ではヘルメットの着用を義務づけた。
事故が発生したイベントは、主催した自動車整備販売会社の男性社長(39)が10数万円を支払い、貸し切り状態で開催されていた。
事故後も同様のイベントが行われ、個人でも、1日7000円を支払えばドリフト走行ができる。
同リゾートの従業員は、「スキーシーズン以外では、貴重な収入源になっている」と話す。
同容疑で29日に書類送検された同リゾートの男性経営者(75)は、取材に対し、「資金をかけて対策を講じたので、昨年の事故以降は一度も事故が起きていない。この場所があるおかげで、公道でドリフト走行をする人が減っている」と語った。
同容疑で書類送検された男性社長は、取材に対し、「この件に関しコメントすることはありません」と話した。
出典
『ドリフト事故後も同様の催し「貴重な収入源に」』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181031-OYT1T50087.html
2017年11月9日0時55分にgooニュース(スポーツ報知)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月9日1時47分に毎日新聞から、11月9日6時41分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・池袋のサンシャイン水族館は8日、展示の目玉になっている大型水槽「サンシャインラグーン」でトビエイ類やタカサゴ類など魚類24種類1235匹が死んだと発表した。
この水槽で飼育している生物の94%に当たり、酸欠が原因とみている。
9日も予定を一部変更し、通常通り営業する。
生き延びたのはトラフザメ、ヒョウモンオトメエイなど23種類73匹だけだった。
同水族館によると、7日午前に、一部の生き物の治療として薬品を投入。
効果を高めるため、細かい空気の泡を使ってゴミやフンを取り除く装置を止めた。
別の装置で酸素は供給し、同日夜まで異常がないか経過を観察していたが、8日朝になって巡回中の警備員が大量に死んでいるのを見つけた。
水質に問題はないものの、同装置では酸素供給もしていたため、海水に含まれる酸素の濃度が通常の半分程度に減り、魚が死んだ原因となった可能性があるという。
水槽をシートで覆い、予定していた水中パフォーマンス、エサやり、探検ガイドツアーなどは、当面、見送るとしている。
魚が死んだ水槽は同水族館最大の大きさで、2011年8月に改装した際に導入。
温暖で比較的浅い海中を再現した。
水槽は幅約12m、奥行き約9.6m、最大水深は2・5m、水量は240トン。
厚さ13cmで3枚のアクリルパネルで覆われている。
白い砂を敷き、光を調整するなど、幻想的な雰囲気を演出している。
出典
『サンシャイン水族館で魚1235匹大量死 酸欠が原因か』
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/nation/20171109-134-OHT1T50071.html
『サンシャイン水族館 魚が大量死 酸欠原因か』
https://mainichi.jp/articles/20171109/k00/00m/040/183000c
『サンシャイン水族館で魚大量死』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20171109/0003341.html
11月9日16時29分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
水族館によると、この水槽では魚の体にはんてんが現れる病気がはやっていたことから、7日に薬品を投入して、その効果を高めるため細かい空気の泡で水槽内のフンなどを取り除く装置を止めたところ、海水に含まれる酸素の濃度が減り、魚が死んだ可能性があるという。
大型水槽の展示は9日から再開されているが、幅およそ12mの水槽にはヨスジフエダイやトラフザメなど生き残った26種類、73匹の魚が展示されているのみで、魚の姿がほとんど見られない状況となっている。
また、クリスマスにちなんでサンタクロースの姿をしたダイバーが水槽に潜る恒例のイベントが9日から行われる予定だったが、中止となった。
魚が大量死したのは「サンシャインラグーン」と呼ばれる、幅およそ12mある大型の水槽で、大小様々な種類の魚を1度に見ることができ、ダイバーが潜って水中で魚を紹介するパフォーマンスも人気だ。
今回の大量死について水族館では、寄生虫が原因で白い斑点ができる「白点病」という病気が魚の間で広がったのがきっかけだと話している。
珍しい病気ではないが、寄生虫によってエラが炎症を起こして呼吸困難になり、処置が遅れると死に至ることもある。
このため水族館では、今月7日、治療のための薬を水槽に入れ、細かい空気の泡に魚のフンなどを吸着させて取り除く装置を止めた。
この装置は薬も吸着してしまうため、治療の効果を高めようとしたのだった。
水族館は、酸素を送り込む装置は正常に作動していたものの、止めた装置が、補助的に酸素を送り込む機能も果たしていたことから、酸素の濃度が想定以上に減ってしまい、魚が死んだ原因となった可能性があるとみている。
水族館で魚などが大量に死ぬケースは、他の水族館でも起きている。
東京・江戸川区の葛西臨海水族園では、クロマグロなどの回遊魚を多いときで190匹飼育していたが、3年前の11月から相次いで死に、翌年の3月には1匹が残るだけとなった。
その後の調査で、水中に溶け込んだ空気の濃度が異常に高くなり、血管に気泡ができる「ガス病」の疑いがあるほか、産卵行動に伴うストレスなど複合的な要因が重なったという報告書をまとめた。
水族館では、水中の気体の濃度を図る機器を新たに導入するなどの対策をとった。
また、ことし9月には「横浜・八景島シーパラダイス」が展示をしていない水槽で飼育していた「シンカイハクトウギンチャク」などの深海生物94匹が、冷却設備が故障し水温が上昇したことなどですべて死んだと発表した。
水族館では、水槽や生物ごとに水温の管理やエサやりなど基本作業のマニュアルを作ったほか、夜間など、担当の飼育員がいない時でも他のスタッフが異変に気づけるよう注意点を張り紙で示すなど、再発を防ぐ対策をとったという。
水族館で魚などが大量死するケースが起きていることについて専門家は、「いまの水族館では展示が大型化し、これまでにない管理や飼育に直面している」と管理の難しさを指摘した上で、「失敗の教訓をほかの施設でも生かしていくことが大切だ」と話している。
水族館の飼育員を務め、いまも水族館のアドバイザーをしている北里大学海洋生命科学部の三宅裕志准教授は、「世界的に見ても日本は水族館の数が多い。目の肥えた来場者を満足させるため、展示が大型化したり、水の流れを作ったりとこれまでにない工夫を求められている。飼育員は経験したことのないような管理や飼育に直面していると言える」と指摘している。
そのうえで、「進化する水族館を運営する中で失敗が起きる事態は避けられない。失敗を教訓にしてほかの施設でも生かしていくことが大切だ」と話している。
現在、各地の水族館の飼育員が集まり、飼育方法や繁殖方法のノウハウを発表し合う機会があり、こうした場で失敗事例も共有していくことが求められているという。
出典
『水族館魚大量死 イベント中止も』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20171109/0003371.html
(ブログ者コメント)
〇NHKによれば、フンなどを取り除く装置に関し、水族館の方が下記趣旨の説明をしていた。
本来の目的は水中のタンパク質を除去するという装置だが、補助的に水槽に酸素を供給する役割もある。
なおかつ病気で体力が落ちている、そういったところが複合的に原因となったのではないかと推測している。
〇フンなどの除去装置は、主目的以外に重要な役割を補助的に果たしていたが、それに気付かなかった、あるいは知ってはいたが問題になるほどの影響は出ないだろうと定性的に判断して装置を停止した・・・そんなトラブルではなかっただろうか?
具体例は思い出せないが、産業現場でも同じようなトラブルが1件か2件あったような記憶がある。
2017年11月8日14時52分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月8日11時41分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後8時ごろ、東京・文京区の東京ドームで開かれていた、人気アイドルグループ「乃木坂46」のライブの最中に、ワイヤーでつるされていた移動式のカメラがおよそ6mの高さから観客席に落下した。
カメラは長さが1.5m、重さが40kgほどあり、4本のワイヤーで吊るされ、客席の上を移動する仕組みになっていた。
そのうち1本が何らかの原因で切れてアリーナ席の椅子に落ち、座席の背もたれを直撃したあと、近くにいた18~19歳の男子大学生ら3人の足などに当たったという。
3人はいずれも打撲などの軽いけがをして手当てを受けた。
ライブはそのまま続けられたという。
警察は業務上過失傷害の疑いもあるとして、関係者に話を聞くなどして当時の状況を調べている。
制作会社によると、ライブは8日も予定どおり行われる予定だが、7日に落下したカメラなどの機材は使わないという。
出典
『乃木坂46のライブでカメラ落下 観客3人けが』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171108/k10011215681000.html
『乃木坂コンサート、40キロの上空カメラ落下 3人けが』
http://www.asahi.com/articles/ASKC83ST3KC8UTIL017.html
11月8日16時34分にJ-CASTニュースからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2017年11月7日に東京ドーム(東京都文京区)で行われたアイドルグループ・乃木坂46のコンサートで、ワイヤーで会場上方に吊るされていたカメラが、公演中に客席へ落下する事故が起きた。
各メディアの報道などによれば、落下したカメラの重さは約40kg。
観客3人が軽傷を負ったという。
インターネット上では、「一歩間違えば死亡事故だ」と驚く声が続出するとともに、事故の発生後も公演を続行した主催者側の判断を問題視する意見も相次いでいる。
【翌日の公演は予定通り開催】
落下事故が起きたのは、「乃木坂46 真夏の全国ツアー2017 FINAL!」と題したコンサート。
グループ初の東京ドーム公演ということもあり、多くのファンが会場に詰め掛けていた。
各メディアの報道などによれば、カメラの重さは約40kgで、およそ6mの高さからアリーナ席の椅子に落下した。
4本あるワイヤーのうち1本が何らかの理由で切れたことが原因だという。
落下したカメラが観客に直撃したわけではないというが、椅子にぶつかったはずみで当たった観客もおり、10代の男性3人が軽傷を負った。
この事故をめぐっては、警察が業務上過失致傷の疑いもあるとして、当時の状況を詳しく調べている。
【目撃者「避ける時間はなかった」】
この公演に参加していた会社員男性(20)は8日、J-CASTニュースの取材に応じ、カメラが落ちたのは自分の席から「3列後ろだった」と振り返る。
メンバーが会場後方のステージで踊っていたことから、この男性はちょうど後ろを向いていた。
そのため、カメラが落下した瞬間を目撃したという。
この男性によれば、カメラは上方から急降下した。
「(観客は)誰も上を見てなかったので、避ける時間はなかった」とも振り返る。
会場では大音量で楽曲が流れていたためか、落下音や悲鳴は聞こえなかったという。
その後、落下したカメラは、すぐに会場のスタッフに回収された。
コンサートは中断されず、そのまま楽曲の演奏が続いたという。
また、男性は事故でけがをした人も目撃したとして、「スタッフが車イスを持ってきて怪我人を乗せて行きました。その時ケガ人は片足を引きずっていました」と説明した。
そのほか、この男性が撮影した事故現場の写真を見ると、落下の衝撃でパイプ椅子の背もたれが大きくゆがんでいる様子が分かる。
【運営側「当時下した判断としては、最善のものだったと考えております」】
今回の事故について、インターネット上では、
「一歩間違えば死亡事故」
「あと20cmずれてたら死人でてる」
などと驚く声が相次ぐと共に、カメラの落下後もそのまま公演を続行した主催者側の判断を問題視する声が続出。
ツイッターやネット掲示板には、
「中断、中止にしないのは有り得ない 安全確認も無しに続行は考えられない」
「カメラが落下してけが人出たら、少なくとも一旦中断だろ?乃木坂運営は何やってるんだ」
「乃木坂の運営頭おかしいだろ。普通中止するぞこのレベルの事故」
といった厳しい指摘が相次いでいる。
こうした指摘が出ていることについて、コンサートを主催した「乃木坂46」マネジメント会社の担当者は8日昼、J-CASTニュースの取材に対し、「私どもとしては、現場が当時下した判断としては、最善のものだったと考えております」と話した。
出典
『「乃木坂46」会場で「一歩間違えば死亡事故」 公演続行の判断に「考えられない」』
https://www.j-cast.com/2017/11/08313339.html?p=all
11月8日21時57分にFNNニュースから放映された映像中、観客の一人が以下のように話していた。
「曲中でみんな立っていたので、人と人の隙間にちょうど
落ちた」
出典
『乃木坂ライブで40kgカメラ落下 観客3人けが』
https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00375847.html
2017年11月5日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月5日7時21分に読売新聞から、11月5日9時33分にNHK岐阜からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後2時10分ごろ、岐阜県大垣市郭町の大垣公園で、上空のドローンから菓子をまくイベント中、「ドローンが落下して見学者がけがをした」と同市役所の男性職員から110番があった。
警察によると、落下したドローンに県内の子供4人を含む5~48歳の男女計6人が当たり、病院に搬送された。いずれも軽傷。
警察は、安全対策が不十分だった可能性もあるとみて、業務上過失傷害の疑いも視野に原因を調べている。
けがをしたのは同県海津市の会社員女性(48)とその息子(7)と甥(5)、同県瑞穂市の会社員男性(39)とその息子(10)と娘(7)で、額や肩、背中にすり傷を負った。
警察などによると、ドローンは横約85cm、縦約85cm、高さ約55cmで、重さは約4kg。
大垣観光協会が同県各務原市の運航会社「K技研プロペラ」に業務を委託。
同社は、国交省大阪航空局から人が集まる場所での飛行許可を得て、ドローンに1kg未満の菓子を積み、代表の男性(37)が高さ約10mを飛行させ菓子をまいた。
事故当時は、地上に小学生以下の子どもと保護者約600人が集まっていたという。
イベントは、4日に始まった「ロボフェスおおがき2017」(大垣観光協会主催)のアトラクションの一つ「ドローン菓子まき」。
同協会によると、ドローンによる菓子まきは5~10分ずつ計8回行われる予定で、午後2時頃からの5回目の飛行で墜落した。
代表の男性は取材に、「ドローンは10mぐらいの高さで飛んでいた。機体が思わぬ動きをしたため戻そうとしたが、コントロールが効かずそのまま落下した」、「けがをした方だけでなく、安全性の向上を図っている業界全体にも申し訳ない」と謝罪。「無線LANとリモコンの電波が干渉した可能性がある」と述べた。
同観光協会は5日の菓子まきイベントの中止を決めた。
事故を目撃した岐阜市の会社員の男性(53)は、「人混みの中から離陸して大丈夫なのかと思っていたら、数10秒で飛行が不安定になって落ちた」と話し、「人混みの真上でドローンを操縦するなんて危険」と憤った。
【撮影より技術必要】
ドローンの安全な操縦を指導する講習会などを開いている「日本ドローン空撮協会」(福岡県鞍手町)の星山代表理事は、「2015年に改正航空法が施行されて以降、第三者が負傷する事故は初めてで、負傷者6人も最多だと思う」と話す。
今回、ドローンが落下する映像を見た星山さんは、「電波障害で操縦不能になったか、お菓子をまいている時に重さのバランスが崩れて落下したように見える。85cmはドローンとしては大きいサイズで、大けがにならなかったのは不幸中の幸い」と語る。
「撮影するよりも、お菓子や農薬などをまく物件投下は高度な技術が要求される」として、「子供の上を飛ばすのは挑戦的でリスキーだ。ネットを張るなど、落ちても大丈夫なように想定して細心の注意を払って飛ばすべきではないか」と指摘した。
出典
『ドローン落下 6人けが 岐阜のイベント、上空から菓子まき』
https://mainichi.jp/articles/20171105/ddm/041/040/102000c
『公園で菓子をまいていたドローン墜落、6人軽傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171104-OYT1T50068.html
『ドローン落下「制御効かず」』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3086500251.html
(ブログ者コメント)
映像を見ると、「落ちた」というよりは「スピードを出して突っ込んだ」という感じだった。
テレビでは上記報道以外、原因としてバッテリー切れの可能性などが報じられていた。
(2017年11月18日 修正1 ;追記)
2017年11月14日13時29分に朝日新聞から、申請と異なる機体を飛ばした、この機体は菓子まきは初めてだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
このドローンは、操縦者の男性(37)が国に事前申請したものとは別の機種だったことがわかった。
男性は取材に「別のイベントで使おうとした申請書を誤って提出した」「確認が不十分だった」と説明した。
国交省は、航空法に違反する可能性もあるとみて、文書での報告を求めている。
今回落下した機体は直径約85cm、重さ3kg弱。
菓子の重さを含めると約4kg。
8月に県内の業者に組み立てを依頼し、菓子まきで飛ばすのは初めてだった。
申請書に記載した機体とは大きさや重さがほぼ同じで、フレームの材質などが異なるという。
出典
『ドローン落下で6人けが、申請書と別の機体飛ばす 岐阜』
http://www.asahi.com/articles/ASKCG3JWWKCGOIPE00D.html
11月14日12時52分に日テレNEWS24(中京テレビ)からは、申請と違うメーカーのものを飛ばしたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
申請した男性は、「前回使用したデータを使用してしまった。深く反省している」と話した上で、メーカーは異なるが大きさや重さはほぼ同じで、安全上は問題なかったとしている。
出典
『ドローン落下事故、違う機体で国に申請(愛知県)』
http://www.news24.jp/nnn/news86236963.html
11月14日12時46分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会社代表の男性(37)によると、8月の別のイベントで許可されたドローンの写真などの資料を誤って提出。
落下したドローンは、フレームを新たに発注しプロペラも改良した機体だという。
出典
『岐阜・大垣のドローン落下事故 許可得たのとは別の機体飛ばしていた…』
http://www.sankei.com/west/news/171114/wst1711140051-n1.html
2017年11月5日付で長崎新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月4日18時8分にNHK長崎から、11月5日8時18分に読売新聞から、11月5日付で朝日新聞(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後1時20分ごろ、長崎市銅座町の銅座市場の関係者から「床が落ち、ガスの臭いがする」と119番通報があった。
消防や警察によると、市場の通路とその両脇に並ぶ店舗の床の一部が崩落。
同市内の市場関係者や買い物客の男女6人が、約3m下の地下水路に落下した。
うち4人が救急搬送されたが、いずれも軽傷だった。
ガスの被害はなかった。
消防によると、通路に沿って長さ約8m、幅は両脇の店舗の床を含め約9mが崩落した。
けが人は40代と60代女性、70代男性の市場関係者計3人と、40代男性の買い物客1人。
それぞれ頭を打ったり、手や足に傷を負ったりした。
ほかの40代男性と小学生女児の市場関係者にけがはなかったという。
鮮魚店を営むMさん(55)は、「ミシミシと奇妙な音がした。何かと思っていたら、店が下に落ちた」と話した。
市場関係者によると、各店舗に水を供給するための水道管が走る天井の一部が落ち、水が噴き出す被害もあったという。
鮮魚店の店員の女性は、「建物の一部と水が上から一緒に落ちてきて、通路の床を突き抜けていった。あっという間のことで、通路の崩落がこちらに迫って来るような感じがして怖かった」と話していた。
市によると、市場は戦後の闇市の立ち退き先として、銅座川を鉄骨・コンクリート製の人工地盤で覆う暗渠の形で、1951年に市などが整備。
75年の市の勧告で、市場側が約20年前に補強工事をしたという。
敷地面積は約1530m2。
老朽化が激しいことから移転が進んでおり、現在は65区画のうち33区画で、鮮魚、精肉、総菜などを扱う18店が営業している。
市は市場を撤去して遊歩道や市道をつくる計画。
警察は、地盤の老朽化などが原因とみて詳しく調べる。
市場はJR長崎駅から約1.5km南の繁華街にあり、崩落直後、一時騒然となった。
近くで花屋を営んでいる60代女性は、「自分がその通路を歩いていたらと考えるとぞっとする。崩落の被害が広がらなければいいが」と語った。
出典
『銅座市場 床陥没6人落下』
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2017/11/05100023052937.shtml
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035430401.html
『市場のコンクリート床陥没、下の水路に6人落下』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171105-OYT1T50016.html
2017年10月12日20時39分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
隣のコースから飛んできたティーショットが顔に当たって大けがをしたとして、三重県松阪市の女性(58)が津市のゴルフ場とティーショットを放った男性を相手取り、約260万円の損害賠償を求める訴訟を津地裁に起こした。提訴は6日付。
訴えによると、事故があったのは2月。
2番ホールで放たれたティーショットがコースをそれ、隣の3番ホールでプレー中だった女性の右ほおに当たった。
女性はほおを骨折し、唇にまひが残った。
ゴルフ場側がコースのレイアウト変更や柵を付けるなどの事故防止策を講じていなかった上、キャディーが声をかけるなどの安全確認を怠ったと主張している。
女性の代理人によると、ゴルフ場側は「安全配慮義務違反はなく、(ティーショットを打った)男性が損害賠償責任を負う」との見解を示しているという。
出典
『隣コースからのティーショットで大けが ゴルフ場を提訴』
http://www.asahi.com/articles/ASKBD6RCDKBDONFB00Y.html
(ブログ者コメント)
同様な事例として、2011年に尼崎市のゴルフ練習場で初心者が打ったボールが跳ね返りケガした事例を、本ブログで今年7月に紹介している。
2017年10月7日13時31分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市消防航空隊の救助活動を巡る訴訟が、大詰めを迎えている。
救助ヘリコプターから落下して死亡した男性の遺族が、静岡市を相手取り、約9170万円の損害賠償を求めたが、同市は真っ向から反論。
双方の主張はほぼ出そろい、12日の次回口頭弁論で結審する見通しだ。
事故は、2013年12月に発生。
京都市の男性(当時55歳)は、計4人のグループで富士山御殿場口登山道を下山中、標高約3500m付近で滑落した。
男性は、静岡市消防航空隊のヘリの機内に収容される際、救助器具が外れて落下し、翌日に死亡が確認された。
同市は事故調査委員会を設置。
ヘリをホバリング(空中停止)させて再現実験を行ったうえで、「ミスは認められない」と結論付けたが、男性の遺族は納得できないとして、15年12月に京都地裁に提訴した。
原告側は、訴状や口頭弁論で、
〈1〉男性が滑り落ちる可能性がありながら、消防航空隊は、縦につり上げて救助するDSV(デラックスサバイバースリング)と呼ばれる器具を使った
と指摘した。
また、
〈2〉落下防止のために、下半身に「股下シート」を着けるべきだったが、着けていなかった
〈3〉県警の山岳警備隊が地上から救助に向かえるよう、消防航空隊が男性の正確な位置を伝えなかった
などと主張してきた。
一方、静岡市側は、
〈1〉取り付けにかかる時間などを考慮し、DSV以外の器具は選択できなかった
〈2〉股下シートの使用は必要不可欠なものではなく、現場の気流も不安定で、装着は困難だった
〈3〉県警側には男性の位置情報を伝えていた
などと反論していた。
男性が落下した高さについても、原告側が地表約5m、市側は約2mなどと、主張が分かれている。
関係者によると、原告側、市側の双方とも、相手側の反論を必要とするような新たな主張を行わなければ、次回弁論で結審する見通し。
市の担当者は、「これまでの我々の主張を要約した書面を提出する予定」と話す。
結審した場合、今年度中には判決が出るとみられる。
同市は14年11月、事故を受けて、標高3200mを超える地点では、ヘリを使った救助活動を行わない方針を決めている。
出典
『ヘリ救助中に落下し死亡、損害賠償訴訟が結審へ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171007-OYT1T50055.html
(2017年12月10日 修正1 追記;)
2017年12月7日20時30分に京都新聞から、請求が棄却されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
損害賠償を求めた訴訟の判決が、7日、京都地裁であった。
三木裁判長は請求を棄却した。
三木裁判長は、山岳遭難者の救助方法は、現場や気象の状況、要救助者の身体状態、二次遭難の恐れなどの事情に臨機応変に対応する必要があり、「隊員の合理的な判断に委ねるのが相当」とした。
その上で、救助器具の選択や機内への収容方法などは「合理的裁量権の範囲だった」とし、過失はないと判断した。
判決によると、4人は富士山の山頂付近から滑落した。
現場は突風が吹き、突然の気流の乱れが起こり得る状況で、低い位置でヘリのホバリングを継続すること自体が困難であり、墜落の危険を伴った救助活動だった。
出典
『富士山ヘリ落下、遺族敗訴 静岡市の救助巡り京都地裁』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171207000101
12月7日16時52分にNHK京都からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三木裁判長は、「男性を寝かせてつり上げる器具を使うには、ヘリコプターは隊員を残して、いったん離れる必要があるが、当時は日没まで時間がなく、乱気流や突風に見舞われれば現場に戻れないため、二次遭難のおそれもあった。一刻を争う中で、迅速な救助ができる器具を選択した隊員たちに過失はなかった」として、遺族の訴えを退けました。
出典
『ヘリ救助者落下死亡で遺族敗訴』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013287541.html
12月7日18時36分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
落下した翌日に静岡県警が救出したが、心肺停止状態で、病院で死亡が確認された。
県警によると、死因は胸や頭の損傷と凍死。
現場の標高は3469mで、救助活動当時、気温は零下14℃、風速10mだった。
市消防局の事故調査委員会は14年に報告書をまとめ、男性の足がヘリの着陸脚に引っかかって収容できなかった可能性が高いと指摘。
気流の乱れと隊員の疲労が重なり、再救助できなかったと結論づけていた。
出典
『ヘリ救出中に落下、死亡 静岡市の過失認めず 京都地裁』
http://www.asahi.com/articles/ASKD63DR5KD6PLZB003.html
2017年10月8日12時37分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月9日付で毎日新聞宮崎版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後8時20分ごろ、宮崎県都城市郡元3丁目の祝吉郡元公園で開かれた自治会主催の十五夜まつりで打ち上げ花火が暴発。
見物に来ていた市内の小学生の女児(7)が左太ももを約10針縫うけがをし、花火を打ち上げていた近くの70代の男性が腹などにやけどを負った。
警察によると、男性が直径9cmほどの「三寸玉」を打ち上げようとしたところ、打ち上がらず、鉄筒内で花火が破裂して、数10m離れた所にいた女児に破片が当たったとみられる。
警察は、打ち上げのための火薬の量が少なかった可能性があるとみて調べている。
祭り会場には数100人が訪れていたという。
出典
『自治会のまつりで花火暴発、小学生らけが 宮崎・都城』
http://www.asahi.com/articles/ASKB83C9FKB8TNAB001.html
『事故 打ち上げ花火暴発し2人けが 都城市下郡元・十五夜まつり /宮崎』
http://mainichi.jp/articles/20171009/ddl/k45/040/236000c
10月8日17時50分にNHK宮崎からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
都城市郡元の公園で、7日夜8時20分ごろ、「下郡元十五夜まつり」で打ち上げられていた花火のうち、1発が筒の中で暴発し、7歳の小学生の女の子が左足にけがをしたほか、打ち上げを担当していた70代の男性が足などにやけどをする軽いけがをした。
事故当時、見物客は花火を打ち上げる場所から50mほどの所にいて、けがをした女の子も、同じように離れた位置で見ていたという。
この祭りは、地元の自治会などが実行委員会を組織して開いていて、祭りの責任者などによると、打ち上げを担当していた男性は、この祭りで20年以上にわたって花火を筒の中に仕込んだり、火を付けたりする作業を1人で行っていたという。
現場は住宅街にある公園で、この祭りは主に地域の人たちが参加して、毎年、この時期に開かれているという。
警察は9日に現場検証を行い、事故の状況を詳しく調べることにしている。
出典
『打ち上げ花火暴発で現場検証へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5064627983.html
2017年9月23日0時22分にCBCニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後6時50分頃、南区菊住のイオンモール新瑞橋で「店の設営が崩れた」などと、男性警備員から警察に通報があった。
警察によると、3階にある寿司店の外観に設置された瓦の装飾が突然、落下したという。
この事故で、瓦の破片が近くにいた2歳の女の子の額に当って、軽いケガをした。
瓦の装飾は上下2段に分かれていて、上段のほとんどが落ちたという。
警察は、瓦が落下した原因などについて詳しく調べている。
出典
『飲食店の瓦が落下し、女児軽いけが 名古屋』
http://hicbc.com/news/detail.asp?id=00044CCB
9月23日0時47分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後6時半ごろ、名古屋市南区菊住1のイオンモール新瑞橋で、3階の飲食店「M寿し」の店外に装飾されていた屋根瓦が落下した。
警察によると、一部が通行中の女児(2つ)に当たり、額に軽傷を負った。
屋根瓦は1枚20cm四方。
高さ3.2m、幅数mにわたり2段に重ねて配置され、上段部分の瓦ほぼすべてと,瓦を載せていた板材が落下。
施設内の防犯カメラには瓦が突然落ちる様子が写っていたといい、警察が原因を調べている。
出典
『すし店の瓦が落下、女児けが イオンモール新瑞橋』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017092390004740.html
9月23日9時46分にNHK東海からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
幅約10mにわたって崩れ落ちた。
出典
『外装の瓦屋根崩れ2歳女児けが』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170923/4190401.html
2017年9月17日16時44分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
奈良県天理市の天理駅前に4月にオープンした駅前広場で、8件の事故が起きて8人がけがをしていたことが、同市への取材でわかった。
白色を基調にしたユニークな形をした施設が特徴で、この形状が事故につながったケースもあった。
市は事態を受けて、利用者に注意を促す看板の設置や監視カメラの増設など、安全対策の強化に乗り出した。
市内に約1600基点在する古墳をモチーフに「コフフン」と名付けられ、建築家の佐藤オオキさんが設計。
地域活性化を狙い、市が約14億円かけて、約1万7100m2を再整備。
5つの円形構造物を配置し、委託を受けた民間の警備会社が管理する。
無料で、自由に誰でも利用できる。
市によると、けがをしたのは幼稚園児から60歳代で、うち4人が腕を骨折するなどの大けがを負った。
事故は4月に5件、6、7、9月に各1件起きた。
4月1日のオープン初日には、屋内のリング状遊具(直径2m)にまたがり回転したところ、幼稚園の女児が腕の骨を折った。
10人以上が一斉に乗った勢いで投げ出されたとみられる。
また、同月18日には、60歳代の女性が屋外ステージの階段を踏み外して転倒、脚の骨を折った。
全体がほぼ白一色で、段差が見えづらかったのが原因という。
翌日には、別の60歳代女性も階段の境目が見えず、踏み外して転び頭を打って病院に運ばれた。
軽傷という。
7月には、屋外の巨大トランポリン(直径約12m)で遊んでいた小学校低学年の男児が高学年の児童とぶつかって、右腕を骨折した。
遊具利用中とみられるのが5件、施設の色や形状が事故の要因と考えられるのが3件だった。
事故を受け、市は、リング状の遊具で遊べる人数を8人までに限定。
屋外ステージの階段部分にはグレーの円形マークを表示して、段差をわかりやすくした。
来場者の多い休日には、監視スタッフを2人増員して4人にした。
現在、広場全体を監視カメラ6台でカバーしているが、さらに、各遊具ごとを監視するなど、6台を増設する。
事故の未然防止や発生時に即応できるように、監視体制の強化を図る。
市の担当者は、「事故は設計上の安全性に問題があって起きたとは考えていない」と否定した上で、「利用者のマナーによる部分もある。広場全体を監視できないので、周囲の大人も注意を払ってもらい、安全に遊べる広場にしていきたい」としている。
出典
『白一色、段差見えづらく?…駅前広場けが人続出』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170917-OYT1T50014.html
奇しくも?同日3時0分に朝日新聞から、同じ施設の紹介記事がネット配信されていた。
施設の全体写真はこちらを参照。
ただ、こちらにはトラブルの情報は一切記されていない。
今春、JR・近鉄天理駅前に白い円形の建物群が出現した。
不思議なかたちのモチーフは「古墳」。
天理駅前広場コフフンは、野外ステージや遊具、観光案内所などの機能を備え、市民が気軽に集える場となっている。
子どもたちの一番人気は、広場を一望できるトランポリンがある「ふわふわコフン」だ。
大和郡山市から遊びに来た小学2年の女児(7)と小学1年の女児(7)は、「跳ねたらすごく揺れて楽しい」とはしゃいでいた。
「すりばちコフン」という、すり鉢状のくぼみに木の板を張った遊具もある。
底まで滑り降りたり、ぐるぐる回りながら上がったりすることができる。
「インフォ&ラウンジコフン」には、観光案内所、カフェレストラン「パークサイドキッチン」、スポーツ自転車専門店「バイシクルカラー」を併設する。
パークサイドキッチンの自慢は、天理市産を中心に旬の野菜を使った料理だ。
山下店長(27)は、「サラダナスや緑色の青ナスなど、珍しい野菜も登場します」。
バイシクルカラーは、販売・修理のほか、予約制でレンタサイクルも扱う。
20~30kmをツーリングするイベントも好評だ。
鈴木店長(33)は、「自転車はエコで健康にいい。ファンを増やしたいです」と話す。
200人以上を収容できる野外ステージ「ステージコフン」や、南団体待合所も。「コフフンショップ」は、主に市内でつくられる食品や雑貨をそろえる。
運営する「まほら座」の井ノ本理事(67)は、「無農薬野菜など安心、安全な商品を集めています」と言う。
【子どもが遊んで、みんなに活気伝染】
コフフンのデザインを手がけたデザイナーの佐藤オオキさん(39)=東京在住=に話を聞いた。
Q.名前のねらいは
A.「古墳」の響き、「フフン」と思わず笑ってしまうような心地よい雰囲気、「共に(co)」「楽しい(fun)」。そんなものを詰め込みました。
Q.目指したのはどんな広場ですか
A.使い方を規定せず、市民に考えてもらうスタンスを大事にしました。ゆるく自由な雰囲気で、開かれた空間にしたかった。デザイン面では路地や縁側のイメージをとり入れました。人が集まってくつろげるように意識しました。
Q.古墳をモチーフに選んだ理由は
A.天理市内を歩くと小高い丘がいくつも見え、古墳と聞いて驚きました。伝統と歴史が日常に溶け込んでいる感じを駅前に持ち込めたらと思い、古墳が点在する風景を表現しました。
Q.トランポリンなどは子どもたちに大人気です
A.子どもが楽しそうに遊んでいると、みんなに伝染して活気が出てくる。親やお年寄りも集まり、世代間交流が生まれる。期待以上の効果を目の当たりにして素直に感動しました。
Q.地域活性化のため、デザインに期待できることは
A.デザイナーの役割は地域のもつ個性を見つけること。長所を活用していくのに、デザインはうまく機能する。天理は地場産業や観光地に恵まれ、スポーツも盛んな土地。広場を起点に飲食や宿泊、観光など、プロジェクトの発展につながればうれしいです。
出典
『奈良)古墳モチーフ 駅前広場「コフフン」人気』
http://digital.asahi.com/articles/ASK9C62T4K9CPOMB013.html?rm=277
(ブログ者コメント)
1年ほど前になるだろうか、新設コンビニの広い敷地を自転車で横切ろうとして、敷地を囲う縁石が目に入らず、乗り上げてしまったことがある。
幸いチンタラ走っていたので転倒は免れたが、スピードを出して突っ込んでいたら、おそらく怪我していただろう。
原因は、縁石も敷地も両方がコンクリートで、縁石が目立たなかったこと。
しばらくして見に行くと、敷地はアスファルト舗装に変わっていて、縁石の存在はハッキリ見えるようになっていた。
2017年9月4日付で室蘭日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後1時45分ごろ、スワンフェスタの露店のテントが強風で倒壊した。
露店従業員の室蘭市港南町の女性(77)と、石狩市花川の男性(50)が右足に打撲などの軽傷を負い、女性は病院に搬送された。
実行委は、午後2時以降のイベントを全て中止する措置を取った。
実行委や警察などによると、倒壊した10店が入ったビニールシート製のテントは、幅36m、高さ2.6m、奥行き3.6m。
鉄パイプの骨組みで連結していた。
重りなどは置いていなかった。
実行委は、各露店に風の逃げ道を作るよう指示したが、午後1時ごろ「危険」と判断し、撤収を開始していた。
室蘭地方気象台によると、同日午後4時までの室蘭の最大瞬間風速は14.4メートル(同1時13分)だった。
露店の男性(36)は、「砂ぼこりが舞い上がるほどの突風でテントが持ち上がり、その後一気に倒れた」と、突然の出来事を話した。
池野実行委員長は、「テントに重りを置いたり、撤収する風の強さに基準を設けるなど、露店の設営方法を見直すことも踏まえた再発防止策を考えたい」としている。
市内のイベントでは、13年9月に室蘭岳山麓総合公園で開催のロックフェスティバル会場でテントが強風に倒壊、男女4人がけがを負った事故があった。
出典
『強風でスワンフェスタの露店倒壊、2人けが』
http://www.muromin.co.jp/murominn-web/topi/topi.htm
9月3日19時15分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鉄パイプを組んでブルーシートをかぶせた高さ2.6m、幅36mの仮設のテントが強風にあおられて横倒しになった。
当時、テントの中では、料理などを提供するために、あわせて10の店が営業していたということで、警察によると、店の手伝いをしていた男女2人が鉄パイプなどが足に当たり、軽いけがをしたという。
当時、テントの中にいた女性は、「風が強いと思っていたら、急にテント全体が浮き上がって倒れ、周りからキャーという悲鳴も聞こえた。とても驚いた」と話していた。
当時、現場の周辺では台風の吹き返しによるとみられる風が吹いていて、気象台によると、室蘭市では3日午後2時ごろに14.1メートルの最大瞬間風速を観測していたという。
出典
『強風で催し会場テント飛びけが』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170903/3601161.html
9月4日5時0分に北海道新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
室蘭港中央埠頭で開かれた「スワンフェスタ2017」(実行委主催)会場で、露店のテントが強風で倒れ、中にいた2人が軽傷を負った。
イベントは直後に中止になった。
警察によると、テント10張りを鉄パイプで連結し、食べ物を販売していた。
けがをしたのは、テント内で休憩していた室蘭市の女性(77)と、調理の準備をしていた石狩市の男性(50)で、テント支柱の鉄パイプや焼きそば用鉄板で足や肩などを打撲した。
昼すぎから風が強くなり、実行委が支柱を固定する土のうを増やすなどの対策を講じたという。
実行委は、「イベント中止を検討しようとしていた直後だった。けがをした人、楽しみにしていたお客に申し訳ない」としている。
出典
『強風でテント倒れ2人軽傷 室蘭スワンフェスタ会場』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/129932?rct=n_hokkaido
9月4日17時42分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、風が強くなってきたため、仮設テントのブルーシートを外して風を逃がすよう飲食店側に依頼したものの間に合わず、テントが倒されてしまったという。
また、重りなどでテントが飛ばないようにするなどの対策はとっていなかったという。
出典
『イベント事故で室蘭市長が謝罪』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170904/3627571.html
2017年9月4日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月3日18時50分にFNNニュース(仙台放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前8時35分ごろ、宮城県大衡村大衡の大衡中校庭で、村民体育大会を開催中、入場門に掛けられた看板が落下し、近くにいた参加者にぶつかった。
大衡小1年の男女8人と40代の男性の計9人が頭や腰に軽いけがをした。
警察と村教委によると、看板は木や鉄パイプで作られ、縦80cm、横5.5m。
村職員が同日、左右各2本のくぎで高さ約4mの門柱に固定していた。
5人が病院に向かい、打撲や擦り傷と診断された。
萩原村長は、「けがをされた方に大変申し訳ない。台風の吹き返しが影響したのではないか。今後はあらゆる事態を想定し、万全の態勢で臨む」と話した。
大会は村が主催し、村民約1000人が参加した。
過去に同様の事故はなかったという。
事故後、運動会は中止されることなく、予定通りに進められた。
出典
『体育大会中に入場門の看板が落下 児童ら9人けが』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170904_13038.html
『看板落下で小学1年生など9人けが』
http://www.fnn-news.com/localtime/miyagi/detail.html?id=FNNL00053963
9月3日18時11分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
入場行進をしていた小学1年生8人を含む男女9人が、頭を打つなどのけがをした。
体育大会を主催した村と警察によると、看板は木製で、重さは約20kgとみられる。
村の担当者の引き継ぎがあいまいで、固定が不十分だったという。
出典
『体育大会の看板が落下、小1ら9人けが 固定不十分か』
http://www.asahi.com/articles/ASK935G4QK93UNHB00H.html
9月3日15時39分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大衡村や警察によると、看板はベニヤ板と木枠で作られ、毎年の体育大会で使われていた。
9人は入場待機をしていたとみられ、救護室で手当てを受けた後、このうち児童3人が途中で帰宅した。
出典
『村民体育大会の看板落下し児童8人けが、大人1人も』
http://www.sankei.com/affairs/newslist/affairs-n1.html
9月4日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
入場行進が始まり、小学1年生が門に差し掛かったところ、看板が落ちたという。
看板は、上部の鉄パイプを高さ約4mの支柱2本に架ける構造で、例年はパイプの両端を針金で支柱上部に巻き付けて固定していたが、この日は怠っていたという。
前日の担当者会議で、針金の巻き付けについて確認しなかったという。
庄子教育長は、取材に対し「担当者が代わり、引継ぎや確認が甘かった。今後は他の行事でもこのようなことがないようにチェックする」と話した。
2017年8月31日9時45分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月30日16時23分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前9時55分ごろ、群馬県富岡市岡本の「群馬サファリパーク」で、インドネシア国籍の研修中の飼育員、Sさん(35)が飼育・展示されているゾウに腰などを踏まれ、腰の骨を折る重傷を負った。
病院で手当てを受けているが、意識ははっきりしているという。
踏んだのはオスで8歳のスマトラゾウ「アスワタマ」。推定体重2トンで、平成26年から飼育されている。
発生の前後で変わった様子はなかったという。
警察によると、同9時ごろからSさんを含む、いずれも同国籍の研修生4人と日本人の従業員が「ゾウセクション」で作業を始め、獣舎から展示場にゾウを移動させ、Sさんら2人がエサやりをしていた際、ゾウが鼻でSさんを押し倒した。
うつぶせになったSさんは腰のあたりを前肢で踏まれたという。
Sさんは姉妹園の「タマン・サファリ・インドネシア」から技術交流目的で29日に来日したばかり。
30日は初めて、放し飼いにされているゾウの世話をしていた。
ゾウの飼育には約15年間、関わってきたという。
当時は営業中だったが、近くに入場者を乗せた車はなく、影響はなかったという。
群馬サファリパークでは昨年8月、勤務中の従業員がツキノワグマに襲われ死亡する事故が起きている。
出典
『体重2トンのゾウに踏まれ、飼育員重傷 群馬サファリ』
http://www.sankei.com/affairs/news/170831/afr1708310007-n1.html
『サファリパークでゾウに踏まれ 飼育員大けが 群馬 富岡』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170830/k10011119241000.html
(ブログ者コメント)
昨年の事故は本ブログにも掲載スミ。
2017年8月25日18時9分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月6日午後8時半頃、秋田市で行われた「秋田竿燈まつり」で、折れて倒れた竿燈のさおの一部が、県外から訪れた70歳代の男性観光客の顔面を直撃し、右目の周辺などを切る顔面挫創の大けがを負っていたことが24日、市などへの取材でわかった。
男性は現在も入院治療中だという。
まつり実行委員会を構成する市は事故を認めた上で、「万全な安全対策を今後検討していきたい」としている。
市消防本部によると、事故は秋田市大町の竿燈大通りの会場で発生した。
巡回していた同本部の職員が、竿燈が倒れる様子を目撃。
駆け付けると、男性の右目周辺から出血していたため、無線で救急搬送を要請した。
男性は市内の病院に救急搬送された。
実行委によると、これまでに竿燈が倒れるなどして見物客がけがをすることはあったものの、軽傷がほとんどで、少なくとも2012年以降、入院治療する程度のけが人が出たのは今回が初めてだという。
各竿燈会をとりまとめる秋田市竿燈会によると、折れた竿燈は、標準的な「大若」(長さ約12m、重さ約50kg)よりも長く竹を継ぎ足していたとみられる。
まつり期間(3~6日)の最終日とあって会場の盛り上がりはピークに達し、事故現場では竿燈が大きくしなっていたという。
竿燈を「つ」の字のようにしならせる技は、折れる危険性がある。
今年のまつり開催前の集会では、各竿燈会の代表者に対し、「夜本番」では竿燈を極端にしならせないよう、特に注意喚起を行っていたという。
実行委では、事故防止のため、歩道や有料観覧席の高さ5m前後の位置にワイヤやロープを設置し、見物客に竿燈が倒れないようにするなどの対策を講じている。
ただ、ワイヤやロープにかからない位置で竿燈が倒れると、見物客に当たる危険性があるという。
今回大けがをした男性の医療費や移動のための交通費は、実行委が加入する保険会社が負担している。
実行委は、「男性の希望で事故を公表する予定はない」としている。
出典
『「竿燈」折れて倒れ、観光客の顔面直撃し大けが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170824-OYT1T50182.html
2017年8月22日18時8分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島市中央町の複合商業施設「アミュプラザ鹿児島」を運営する鹿児島ターミナルビルは21日夜、6階の観覧車「アミュラン」(直径約60m、地上からの最大高さ約90m)で客3人が乗ったゴンドラの扉を閉め忘れ、そのまま1周するミスがあったと発表した。
乗客にけがはなかった。
同社によると21日午後1時50分ごろ、円形ゴンドラに中学生ら3人が乗った際、扉が開いたままで回り始めた。
生徒らは、地上に降りるまでの約15分間、内側から扉を手で閉めていた。
当時は係員3人がいたが、閉め忘れに気付かなかったという。
生徒らが降りた直後に係員に「扉が開いていた」と指摘したが、「閉めた」と否定したため、保護者と施設1階の受付に相談。
ターミナルビルが防犯カメラの映像などを調べたところ、係員が扉を閉めていないことが確認されたという。
同社は21日午後6時半ごろから観覧車の運行を停止した。
再発防止に向けた教育指導などのため、再開は24日以降になるという。
出典
『観覧車の扉閉め忘れ1周 中学生ら3人無事 鹿児島』
https://mainichi.jp/articles/20170823/k00/00m/040/025000c
8月22日7時32分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後1時50分頃、鹿児島市中央町、JR鹿児島中央駅ビルの商業施設「アミュプラザ鹿児島」にある観覧車で、係員が中学生3人を乗せたゴンドラ1基を扉や鍵を閉めずに出発させた。
当時、乗降場所には3人の係員がいたが、ゴンドラに生徒らを乗せた後、扉と鍵を閉めるのを忘れた。
係員は、「別の客に声をかけられ、気を取られた」と話しているという。
出典
『観覧車のドア閉め忘れ1周15分…中学生ら無事』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170822-OYT1T50021.html
8月22日12時35分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3mほど動いた時点でドアが開けっ放しになっているのに乗っていた3人が気付き、観覧車が1周する約15分間、内側からドアを引っ張り続けたという。
同社によると、ゴンドラの鍵の閉め忘れを知らせる装置はなく、係員が施錠を目視し、手で触って確認するようにしている。
乗り場には3人の係員がいたが、降車した乗客から指摘されるまで気づかなかった。
2004年9月に観覧車が開業して以来、ドアの閉め忘れは初めてという。
黒川・常務取締役営業部長は、「このような事態を起こし、大変申し訳ない。マニュアルを見直し、教育、研修を徹底する」と話した。
出典
『ドア閉め忘れ、観覧車1周 乗客の中学生ら必死で…』
http://www.asahi.com/articles/ASK8Q3JPBK8QTLTB004.html
(2017年9月20日 修正1 ;追記)
2017年9月18日20時45分に読売新聞から、事故後の取り組みや事故当時のやや詳しい状況などが下記趣旨でネット配信されていた。
鹿児島市の商業施設「アミュプラザ鹿児島」の観覧車で係員が客を乗せたゴンドラの扉を閉め忘れたトラブルから間もなく1か月。
運営会社は再発防止に向け、新たなマニュアルに沿って乗客案内を行っている。
同様のトラブルはこれまでも各地で起きており、専門家は「ミスが起きないシステムづくりが重要」と指摘する。
【声だし確認を徹底】
「ロック良し」。
観覧車の乗降場所で乗客をゴンドラに案内する声が響く。
運転室のドアには、「ドア扱いは1人作業」、「『指さし』『声だし』確認」などの注意書きが貼られていた。
運営する鹿児島ターミナルビルはトラブルを受け、係員1人が乗客の案内と扉のロックの両方を行うようにしたほか、指さし確認と声だし確認を徹底するよう、マニュアルを修正した。
霧島市の専門学校生(19)は、「係員が扉をきちんと確認をしていたので、安心して乗れました」と笑顔を見せた。
【休憩入り直後の出来事】
8月21日に起きた今回のトラブルでは、乗客の案内と扉のロックを分担したことがミスを招いていた。
同社によると、当時、乗降場所には3人の係員がいた。
うち1人は休憩に入るため、乗客をゴンドラに案内した直後、もう1人に「お願いします」と声をかけて持ち場を離れた。
だが、声をかけられた係員は「聞こえなかった」と説明。
ゴンドラは扉が閉められないまま上昇した。
近くにいた交代要員のもう1人も、扉が閉まっていないことに気付かなかった。
【システムづくりが重要】
観覧車を巡るトラブルは、各地で相次いでいる。
昨年3月には、名古屋市の東山動植物園で、中学生らが乗ったゴンドラの扉が開いたまま1周した。
これを受け、運営団体は係員に指導を行ったほか、観覧車に特殊なセンサーを取り付け、乗降場所以外で扉や鍵が開くと自動停止するシステムを導入した。
人的ミスのメカニズムに詳しい日本ヒューマンファクター研究所の塚原利夫・取締役副所長は、こうした「ハード面での備え」の必要性を指摘。
「ヒューマンエラーをゼロにするのは不可能。係員の教育などの対策だけでなく、エラーが起きることを前提にした対応が必要」と指摘している。
出典
『観覧車の扉閉め忘れ、再発防止へ「指さし」確認』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170918-OYT1T50026.html
2017年8月21日19時2分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日、秋田市にある飲食店が日本酒のビンに保管していた洗剤を誤って客に出し、客の女性2人がおう吐などの症状を訴えて救急車で病院に運ばれ、手当てを受けていたことがわかった。
秋田市保健所は、この飲食店を21日から5日間の営業停止処分にした。
営業停止の処分を受けたのは、秋田市の飲食店、「Dや秋田大学病院前店」。
秋田市保健所によると、この飲食店では19日の夜、日本酒の空き瓶に入れて保管していた洗剤を誤って客に提供し、飲んだ客の女性2人が、口やのどの痛み、おう吐などの症状を訴えて、救急車で病院に搬送された。
2人はいずれも命に別状はないということだが、1人は現在も入院して手当てを受けているという。
保健所が20日に立ち入り調査したところ、この店では当時、従業員が、業務用の洗剤を日本酒のビンに小分けにし、冷蔵庫で保管していたということで、この店を21日から5日間の営業停止処分とした。
同じようなケースは、去年、全国で2例あったということで、秋田市保健所は、「飲食店で洗剤を小分けにして保管する場合は、容器にラベルを貼り、置き場所を決めるなどして飲み物と間違えないよう指導を徹底していきたい」と話している。
また、この店を経営する株式会社Aは、「お客様に多大なる苦痛とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。深く反省するとともに、再発防止に向けて万全を期していきます」とコメントしている。
出典
『飲み物と誤って洗剤 営業停止』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013214361.html
8月21日付で秋田魁新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田市保健所は21日、同市広面字蓮沼の飲食店「和処ダイニング D秋田大学病院前店」で19日夜、スパークリング(発泡)日本酒を注文した客に誤って洗剤を提供し、市内の20代女性2人が嘔吐や喉の痛みなどを訴え病院に運ばれ、手当てを受けたと発表した。
うち1人は入院中だが、快方に向かっている。
保健所は、同店を21日から5日間の営業停止処分とした。
保健所によると、19日午後9時50分ごろ、油汚れ用の洗剤(約300mℓ)が入った瓶1本を提供。
1人は口に含んで味がおかしいと気付き吐き出したが、もう1人は少量を飲んだという。
出典
『酒と誤り客に洗剤、秋田市の飲食店 2人搬送、1人は入院』
http://www.sakigake.jp/news/article/20170821AK0018/
8月21日22時12分に日テレNEWS24からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田市保健所によると、この店では19日、日本酒の容器に入った業務用のアルカリ性洗剤を誤って客に提供し、これを飲んだ20代の女性客2人が口やのどの痛みを訴え、病院に搬送された。
2人は口の中がただれ、おう吐するなどして、1人は入院して治療を受けている。
出典
『日本酒容器に「洗剤」誤って提供 客が入院』
http://www.news24.jp/articles/2017/08/21/07370342.html
(ブログ者コメント)
同種事例は本ブログにも数多く掲載している。
漂白or消毒or洗剤+客のキーワードで検索可能。
(2017年8月27日 修正1;追記)
8月23日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも若干修正した)
洗剤は日本酒のガラスびんの容器に入れられていたが、ラベルに「洗剤」と書いていなかった。
このため従業員が18日、日本酒だと思い込んで冷蔵庫にしまい、翌日、客に誤って提供してしまったという。
2017年8月21日19時32分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月16日の夕方、積丹町西河町の砂浜に家族で遊びに来ていた千歳市の小学2年生の男の子が、火がついたまま放置されていたバーベキュー用の炭を踏んで両足にやけどをした。
男の子は家族に連れられて、宿泊していた近くの旅館に行き、氷水で冷やす応急処置を受けたあと、余市町の病院に救急車で運ばれて治療を受けた。
消防によると、男の子は両足の裏に水ぶくれができるなどのやけどをしたという。
旅館で男の子の応急処置などにあたった女性によると、現場を見に行くと、男の子が踏んだ部分だけ炭が見えていて、残りは砂がかかった状態で埋まっていたという。
当日、砂浜では20組ほどがバーベキューをしていたということで、この女性は「この時期にバーベキューする人が多いが、終わったあとも火がついたままの炭が放置されているのをよく見かける」と話していた。
男の子の母親は電話での取材に対し、「ぎゃーという声が聞こえたので主人が駆け寄って、泣いている子どもの足を見ると赤くなっていて、炭を踏んでやけどをしていたことがわかった。炭は砂で隠しているような状況だったと思う。砂で隠れている炭には全く気づかないので、後片付けなどの最低限のマナーは守るべきだと思います」と話していた。
【砂かけても火種は残る】
バーベキューをする際のマナーの普及などに努めている日本バーベキュー連盟のインストラクターで、札幌市に住む坂本純一さんは、「炭は火がついた段階で1000℃を超える時もあり、砂をかけて火を消したと思っていても、火種が残っていることが多い。炭の火が消えるまでにはかなり時間がかかるので、そのままにして持ち帰らないというのは危険な行為で、絶対にやってはいけない」と話している。
そのうえで、火の消し方については、「水をかけると高温の水蒸気があがって危険なので、ホームセンターで売っている『火消しつぼ』に入れるなどして、完全に火が消えてからゴミとして持ち帰ってほしい」と話している。
出典
『放置された炭で小学生がやけど』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170821/3184591.html
(ブログ者コメント)
バーベキューをした人間は炭火の特性を知らず、普通の裸火と同様、砂をかけておけばすぐ消えるだろうと思っていたのだろうか?
もしそうだったとしたら、これは「知識がないために起きた事故」。
ただ、映像を見ると、現場にはコンロ代わりに使ったと思われる大きな石数個と黒く焦げた金網が放置されていた。
そういった、マナーを守っていない状況から考えると、単に面倒だからと、火の着いたままの炭を放置したのかもしれない。
2017年8月16日0時46分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2013年8月に京都府福知山市の花火大会で3人が死亡、55人が負傷した爆発事故から、15日で4年となった。
被害者や家族らが現場近くの由良川河川敷に設けられた献花台に花を手向け、犠牲者を悼んだ。
事故でやけどを負った京都府綾部市の男性(45)は、「亡くなった方の冥福を祈った。4年は早かった」と語った。
献花した同市の大橋市長は、「啓発や広報を続け、再発防止や安全対策を進めたい」と語った。
大会実行委員会によると、これまでに死亡した3人の遺族と、負傷者48人との示談が成立し、残る人たちとも話し合いを進めていくという。
事故を受け、総務省消防庁は14年1月、全国の自治体に火災予防条例を改正するよう通知。
大規模な催しでは主催者らに防火計画の提出を義務づけるなどするよう、促した。
今月10日現在、全国にある732消防本部のうち、720本部の関係自治体が改正。
今年に入り、「岸和田だんじり祭」が行われる大阪府岸和田市でも条例が改正された。
出典
『花火大会の爆発事故から4年 被害者らが献花 福知山』
http://www.asahi.com/articles/ASK8D42NFK8DPLZB004.html
一方、被害者の方々のその後の状況などについては、以下のような報道もあった。
(8月15日 18:00 KBS京都 & 8月16日付 朝日新聞京都市内版(聞蔵))
花火大会を主催した実行委員会は、きょう午後、記者会見を開き、これまでに被害者57人のうち51人との間で、治療費や休業補償などの示談が成立したことを発表した。
事故当時に15歳以下だった3人を含む、比較的症状が重かった残る6人については、治療を続けても症状が改善されない「症状固定」と診断されるなどしたため、示談交渉を始めたという。
この時点での補償額を算出するため、さらに治療が必要になった分の補償は行わないとした。
被害者の補償を巡っては、露店主が服役中のため、実行委が「社会的・道義的な責任」として、治療費を支払ってきた。
梶原・総合副事務局長は、「(露店主の)出所にかかわらず、最後の1人まで救済を継続したい」と述べた。
また、露店主に対しては、出所後に損害賠償請求することを検討していくという。
出典
https://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/news/2017/08/news_170815180000_075298.htm
(8月15日10時48分 産経新聞west)
事故をめぐっては、大会を主催した実行委員会と3遺族、負傷者48人との間で示談が成立。
しかし被害者家族会によると、やけどを負った被害者の多くは今も治療を継続しているという。
事故後は花火大会の中止が続いたが、昨年、地元NPOが被害者らと相談をせずに、現場付近で花火の打ち上げを実施。
家族会の会長らが反発し、今年の花火大会は中止となった。
出典
『京都・福知山露店爆発から4年 負傷者の回復祈り献花 今も治療継続、犠牲者の冥福祈り、負傷者の早期回復願い』
http://www.sankei.com/west/news/170815/wst1708150031-n1.html
(ブログ者コメント)
昨年の打ち上げ騒動ともども、事故の状況などについては過去記事参照。
2017年8月13日付で大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月12日21時29分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後3時半ごろ、別府市東山の遊園地「城島高原パーク」で木製ジェットコースター「ジュピター」の点検中に、作業員2人が試運転中のコースターにはねられ、約2m下の地面に転落した。
メンテナンスを委託された会社の作業員Oさん(男性、44歳)が全身を打ち、死亡した。
同施設の社員Kさん(男性、45歳)=は重傷。
入園者にけがはなかった。
警察などによると、2人は出発地点から約150mのコース上で、走ってきた無人のコースターにはねられた。
城島高原パークによると、ジュピターは、この日、通常通り運行。
盆の帰省客らでにぎわい、待ち時間が長くなったため、車両を1編成(4人乗り、6両)から2編成に増やそうと、運行を続けながら、試運転も始めた。
コースターの出発地点にいる運行担当者とは無線で連絡を取り合っていたが、パークは双方の意思疎通が十分でなかった可能性があると説明している。
パークのウェブサイトなどによると、1992年に導入された「日本初の木製コースター」で、木製ならではの振動が楽しめ、6万本のマツ材で組んだ全長1.6kmのコースを1周3分で走る、同施設の目玉のアトラクション。
新車両を含め、計3台を交代で運用していた。
2人をはねたのは7月に導入した新車両だった。
これまで事故は起きておらず、運転を当面休止する。
同施設では98年、当時の城島後楽園ゆうえんちで遊具のゴンドラのワイヤが外れ、2人が重軽傷を負う事故が起きている。
同施設は13日、通常通り営業する。
出典
『「ジュピター」点検中 はねられ2人死傷 城島高原パーク』
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/08/13/JD0056044591
『ジェットコースターにはねられ作業員2人死傷 大分』
http://www.asahi.com/articles/ASK8D5TLHK8DTIPE01M.html
8月12日22時54分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
社長によると、順番待ちが1時間近くに延びてきたため、2編成目を動かすことにした。
午後3時、1編成を運行しながら、2編成目の試運転とコースの点検を始めた。
はねられた2人は最初の試運転時、レール近くの安全な場所から、車両が傾斜を登るための「巻き上げチェーン」を目視で点検した。
その後、2人から車両を操作する運行担当者側に「2回目を走らせよう」と無線連絡があった。
負傷した男性の話では、2回目の試運転時に、出発地点から約150m先のレール脇でレールをのぞき込んでいたところ、はねられたという。
志賀社長は、「操作者は、2人がレールそばにいることを知らなかった、と話している」と説明。
「人がいれば走らせないことが望ましいが、日頃から走らせることもあったと聞いている。故障やシステムエラーではなく、人為ミスによる事故と推測している」と話した。
【ジェットコースターで起きた主な死亡事故】
1990年9月
東京都秋川市(当時)の「東京サマーランド」で点検中の男性作業員が車両に挟まれ死亡
1997年12月
三重県磯部町(同)の「志摩スペイン村」で補修作業中の男性が車両にはねられ死亡
2004年8月
福島県郡山市の「郡山カルチャーパーク」で、男性作業員が車両から投げ出され死亡
2007年5月
大阪府吹田市の「エキスポランド」で車両が脱線し、乗客の女性が死亡、19人が重軽傷
2011年1月
東京都文京区の「東京ドームシティアトラクションズ」で乗客の男性が車両から転落し死亡
2012年9月
郡山カルチャーパークで男性作業員が車両にひかれ死亡
出典
『「レールのぞき込んだら…」 コースター2人死傷で会見』
http://www.asahi.com/articles/ASK8D66Z1K8DTIPE01Y.html
8月12日21時35分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同パークは、「車両は大きな音を立てて動くので、接近に気がつかないとは考えにくい。原因を究明し、再発防止に努めたい」と話している。
出典
『遊園地事故 コースター点検中2人死傷 大分・別府』
https://mainichi.jp/articles/20170813/k00/00m/040/054000c
8月14日11時50分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運営会社「城島高原オペレーションズ」によると、レールの点検者と、運転室でコースターを操作する担当者は、無線で連絡を取り合いながら作業する。
事故現場は、乗り場近くの運転室から見えないコース上だった。
今回の試運転で、レールの点検は当初予定されていなかったが、2人は運転室へ無線連絡をせずに点検を始めたという。
警察は、死傷した2人とコースターを操作した職員らとの意思疎通が不十分だった可能性があるとみて、業務上過失致死傷の疑いで経緯を調べる。
出典
『「点検中と知らず試運転」 大分の2人死傷コースター事故』
http://www.sankei.com/west/news/170814/wst1708140033-n1.html
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
8月14日7時40分に読売新聞からは、事故時のやや詳しい状況が下記趣旨でネット配信されていた。
園などによると、オペレーターは出発地点の操作室におり、約150m離れた事故現場は見えなかった。
2人はオペレーターと無線連絡して1回目の試運転を行い、事故直前に「2回目を走らせよう」と連絡。
その後、Oさんが「レールに気になるところがある」とレールをのぞき込んだところ、走ってきた車両にはねられた。
車両は時速40~50km出ていたとみられる。
出典
『レール上にいないと思った」…コースター事故』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170814-OYT1T50004.html
(ブログ者コメント)
朝日新聞に掲載されている2012年の郡山事例は本ブログでも過去に紹介している。
2012年9月8日 郡山市の遊園地でジェットコースター点検中、発車したコースターに轢かれて死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2248/
(2017年10月8日 修正1 ;追記)
2017年10月7日付で大分合同新聞からは、事故の背景や安全対策などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月6日18時9分に大分からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
運営会社は6日、作業員2人の死傷事故を受けて、志賀社長ら役員3人を減給処分にした。
処分は1日付。
それぞれ減給10~20%(2カ月)とした。
警察は、業務上過失致死傷の疑いで調べているが、目撃証言は乏しく、捜査は長期化する見通し。
運営会社は原因の背景について、作業員は長年の経験で安全意識が薄れていた、情報伝達や命令系統に不備があった、と分析した。
安全対策は下記など。
▽新たに点検整備作業マニュアルを作り、車両を走らせる際に作業員が線路に立ち入ることを禁じた
▽コースターの走路9カ所に監視カメラを設置し、操作室からの死角をなくして、運行側が線路の状況を見て安全を確認できるようにした
会社では、こうした再発防止策を講じたことを踏まえ、今月11日から運行を再開することにした。
会社は、「二度と事故が起きないよう細心の注意を払い、運営していく」と話している。
出典
『役員3人減給処分 ジュピター死亡事故』
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/10/07/JD0056217734
『事故の木製コースター運行再開へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5074587141.html
以下は、運行会社からの10月6日付のプレスリリース。
『「ジュピター」の事故原因と再発防止について』
http://www.kijimakogen-park.jp/topics/docs/jupiter_release171011.pdf
(2018年3月24日 修正2 ;追記)
2018年3月23日16時18分にNHK大分から、日常的に運転を停止しないで点検していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分労基署は、ジェットコースターの運転を停止させるなど、危険防止に必要な措置を取っていなかったとして23日、遊園地の運営会社と54歳の当時の支配人を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署の調べによると、「城島高原パーク」では、事故前にもジェットコースターの運転を停止しないままで点検作業を日常的に行っていたという。
「城島高原パーク」では、事故のあとジェットコースターの運行を一時、休止していたが、去年10月からは運行が再開されている。
出典
『コースター事故で書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20180323/5070000148.html
(2019年1月18日 修正3 ;追記)
2019年1月17日19時26分に大分放送から、危険性を認識しながら改善しなかった当時の支配人などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、当時、施設の支配人を勤めていた男性が、作業の危険性を認識しながらも指導・改善を行わなかったことや、アトラクションの運行管理者の男性が、作業者が退避したかどうか確認せずにコースターを発進させたことが事故につながったと判断。
また死傷者2人についても、安全のためにコースターの運行中の作業を中断するといった注意義務を怠ったとして、あわせて4人を大分地検に書類送検した。
出典
『ジュピター死亡事故で4人を書類送検』
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=01170043889&day=20190117
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。