2018年2月9日8時45分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月8日20時20分にNHK福島から、2月9日付で河北新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前11時25分ごろ、北塩原村桧原の桧原湖で、湖上に張ったテントでワカサギ釣りをしていた会津美里町の無職男性(69)がテント内で倒れているのを友人が見つけ、119番通報した。
男性は、会津若松市の病院で死亡が確認された。
桧原湖で今シーズンのワカサギ釣り客の死亡事故は初めて。
警察によると、男性はテント内で暖をとるためガソリンを燃料とするバーナーを使っていたとみられ、死因は一酸化炭素(CO)中毒だった。
バーナーは燃料切れの状態だった。
男性は同日午前7時ごろ、友人2人と桧原湖を訪れ、それぞれ別のテントに入り1人で釣りをしていたという。
友人が男性に電話をかけても応答がなかったため、テントへ様子を見に行くと倒れていた。
現場は桧原湖西岸から約600m離れた湖上。
桧原漁業協同組合によると、ワカサギ釣りのピークを迎え、多い日は1日約2000人が訪れるという。
組合長(60)は、「パトロールを行い、事故防止の啓発活動をしていただけに残念」と話した。
同組合は、テントの窓を開けたり、中の空気を定期的に換気するよう、注意を呼び掛けている。
出典
『ワカサギ釣り69歳男性死亡 桧原湖、テント内で一酸化炭素中毒』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20180209-242625.php
『ワカサギ釣り男性死亡CO中毒か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180208/6050000058.html
『一酸化炭素中毒か、ワカサギ釣りの男性死亡 桧原湖』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180209_63023.html
2月9日19時4分にNHK福島からは、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
北塩原村の湖で8日、ワカサギ釣りをしていた69歳の男性がテントの中で一酸化炭素中毒で死亡した事故を受け、地元の漁協などでは、十分換気を行いながら釣りを楽しんでほしいと、注意を呼びかけている。
北塩原村の桧原湖では、毎年11月から3月にワカサギ釣りが解禁され、地元の漁協によると、シーズン中には7万5000人を超える愛好家が県内外から訪れる。
今シーズンも大勢の釣り客が訪れていて、湖面に張った氷の上にテントを張ったり、備え付けの小屋を借りたりして、釣りを楽しんでいる。
こうしたなか、8日、テントで釣りをしていた会津美里町の69歳の男性が一酸化炭素中毒で死亡する事故があった。
警察によると、男性は1人用の小さなテントの中で、暖をとるためのガソリンを燃料とするバーナーを使用していて、換気が不十分だったため、一酸化炭素中毒になったとみられている。
この事故を受けて、地元の漁協などでは、テントの中で暖房器具を使う際には定期的に換気を行うことや釣りをしながら寝ないこと、さらに、積雪が多い時には、換気のために開けた部分が雪でふさがらないよう注意することなどを呼びかけている。
ワカサギ釣り歴20年の男性は、「必ず換気をしています。あまり寒さが厳しいときは釣りをやめるという選択も肝心だと思います」と話していた。
桧原湖のワカサギ釣り客が死亡する事故は、これまでたびたび発生している。
平成13年には当時54歳の男性がテントの中で、平成22年には当時72歳の男性が小屋の中で、いずれも暖房器具が原因の一酸化炭素中毒となり死亡した。
また、湖の氷が割れて水中に転落し死亡する事故も発生していて、地元の漁協や警察などが繰り返し注意を呼びかけている。
出典
『ワカサギ釣りでは十分に換気を』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180209/6050000070.html
(ブログ者コメント)
ワカサギ釣り中に氷が割れて死亡した事故は、昨年、岩手県奥州市でも起きている。(本ブログ掲載スミ)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。