







2017年10月7日13時31分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市消防航空隊の救助活動を巡る訴訟が、大詰めを迎えている。
救助ヘリコプターから落下して死亡した男性の遺族が、静岡市を相手取り、約9170万円の損害賠償を求めたが、同市は真っ向から反論。
双方の主張はほぼ出そろい、12日の次回口頭弁論で結審する見通しだ。
事故は、2013年12月に発生。
京都市の男性(当時55歳)は、計4人のグループで富士山御殿場口登山道を下山中、標高約3500m付近で滑落した。
男性は、静岡市消防航空隊のヘリの機内に収容される際、救助器具が外れて落下し、翌日に死亡が確認された。
同市は事故調査委員会を設置。
ヘリをホバリング(空中停止)させて再現実験を行ったうえで、「ミスは認められない」と結論付けたが、男性の遺族は納得できないとして、15年12月に京都地裁に提訴した。
原告側は、訴状や口頭弁論で、
〈1〉男性が滑り落ちる可能性がありながら、消防航空隊は、縦につり上げて救助するDSV(デラックスサバイバースリング)と呼ばれる器具を使った
と指摘した。
また、
〈2〉落下防止のために、下半身に「股下シート」を着けるべきだったが、着けていなかった
〈3〉県警の山岳警備隊が地上から救助に向かえるよう、消防航空隊が男性の正確な位置を伝えなかった
などと主張してきた。
一方、静岡市側は、
〈1〉取り付けにかかる時間などを考慮し、DSV以外の器具は選択できなかった
〈2〉股下シートの使用は必要不可欠なものではなく、現場の気流も不安定で、装着は困難だった
〈3〉県警側には男性の位置情報を伝えていた
などと反論していた。
男性が落下した高さについても、原告側が地表約5m、市側は約2mなどと、主張が分かれている。
関係者によると、原告側、市側の双方とも、相手側の反論を必要とするような新たな主張を行わなければ、次回弁論で結審する見通し。
市の担当者は、「これまでの我々の主張を要約した書面を提出する予定」と話す。
結審した場合、今年度中には判決が出るとみられる。
同市は14年11月、事故を受けて、標高3200mを超える地点では、ヘリを使った救助活動を行わない方針を決めている。
出典
『ヘリ救助中に落下し死亡、損害賠償訴訟が結審へ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171007-OYT1T50055.html
(2017年12月10日 修正1 追記;)
2017年12月7日20時30分に京都新聞から、請求が棄却されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
損害賠償を求めた訴訟の判決が、7日、京都地裁であった。
三木裁判長は請求を棄却した。
三木裁判長は、山岳遭難者の救助方法は、現場や気象の状況、要救助者の身体状態、二次遭難の恐れなどの事情に臨機応変に対応する必要があり、「隊員の合理的な判断に委ねるのが相当」とした。
その上で、救助器具の選択や機内への収容方法などは「合理的裁量権の範囲だった」とし、過失はないと判断した。
判決によると、4人は富士山の山頂付近から滑落した。
現場は突風が吹き、突然の気流の乱れが起こり得る状況で、低い位置でヘリのホバリングを継続すること自体が困難であり、墜落の危険を伴った救助活動だった。
出典
『富士山ヘリ落下、遺族敗訴 静岡市の救助巡り京都地裁』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171207000101
12月7日16時52分にNHK京都からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三木裁判長は、「男性を寝かせてつり上げる器具を使うには、ヘリコプターは隊員を残して、いったん離れる必要があるが、当時は日没まで時間がなく、乱気流や突風に見舞われれば現場に戻れないため、二次遭難のおそれもあった。一刻を争う中で、迅速な救助ができる器具を選択した隊員たちに過失はなかった」として、遺族の訴えを退けました。
出典
『ヘリ救助者落下死亡で遺族敗訴』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013287541.html
12月7日18時36分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
落下した翌日に静岡県警が救出したが、心肺停止状態で、病院で死亡が確認された。
県警によると、死因は胸や頭の損傷と凍死。
現場の標高は3469mで、救助活動当時、気温は零下14℃、風速10mだった。
市消防局の事故調査委員会は14年に報告書をまとめ、男性の足がヘリの着陸脚に引っかかって収容できなかった可能性が高いと指摘。
気流の乱れと隊員の疲労が重なり、再救助できなかったと結論づけていた。
出典
『ヘリ救出中に落下、死亡 静岡市の過失認めず 京都地裁』
http://www.asahi.com/articles/ASKD63DR5KD6PLZB003.html
2017年10月8日12時37分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月9日付で毎日新聞宮崎版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後8時20分ごろ、宮崎県都城市郡元3丁目の祝吉郡元公園で開かれた自治会主催の十五夜まつりで打ち上げ花火が暴発。
見物に来ていた市内の小学生の女児(7)が左太ももを約10針縫うけがをし、花火を打ち上げていた近くの70代の男性が腹などにやけどを負った。
警察によると、男性が直径9cmほどの「三寸玉」を打ち上げようとしたところ、打ち上がらず、鉄筒内で花火が破裂して、数10m離れた所にいた女児に破片が当たったとみられる。
警察は、打ち上げのための火薬の量が少なかった可能性があるとみて調べている。
祭り会場には数100人が訪れていたという。
出典
『自治会のまつりで花火暴発、小学生らけが 宮崎・都城』
http://www.asahi.com/articles/ASKB83C9FKB8TNAB001.html
『事故 打ち上げ花火暴発し2人けが 都城市下郡元・十五夜まつり /宮崎』
http://mainichi.jp/articles/20171009/ddl/k45/040/236000c
10月8日17時50分にNHK宮崎からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
都城市郡元の公園で、7日夜8時20分ごろ、「下郡元十五夜まつり」で打ち上げられていた花火のうち、1発が筒の中で暴発し、7歳の小学生の女の子が左足にけがをしたほか、打ち上げを担当していた70代の男性が足などにやけどをする軽いけがをした。
事故当時、見物客は花火を打ち上げる場所から50mほどの所にいて、けがをした女の子も、同じように離れた位置で見ていたという。
この祭りは、地元の自治会などが実行委員会を組織して開いていて、祭りの責任者などによると、打ち上げを担当していた男性は、この祭りで20年以上にわたって花火を筒の中に仕込んだり、火を付けたりする作業を1人で行っていたという。
現場は住宅街にある公園で、この祭りは主に地域の人たちが参加して、毎年、この時期に開かれているという。
警察は9日に現場検証を行い、事故の状況を詳しく調べることにしている。
出典
『打ち上げ花火暴発で現場検証へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5064627983.html
2017年9月23日0時22分にCBCニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後6時50分頃、南区菊住のイオンモール新瑞橋で「店の設営が崩れた」などと、男性警備員から警察に通報があった。
警察によると、3階にある寿司店の外観に設置された瓦の装飾が突然、落下したという。
この事故で、瓦の破片が近くにいた2歳の女の子の額に当って、軽いケガをした。
瓦の装飾は上下2段に分かれていて、上段のほとんどが落ちたという。
警察は、瓦が落下した原因などについて詳しく調べている。
出典
『飲食店の瓦が落下し、女児軽いけが 名古屋』
http://hicbc.com/news/detail.asp?id=00044CCB
9月23日0時47分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後6時半ごろ、名古屋市南区菊住1のイオンモール新瑞橋で、3階の飲食店「M寿し」の店外に装飾されていた屋根瓦が落下した。
警察によると、一部が通行中の女児(2つ)に当たり、額に軽傷を負った。
屋根瓦は1枚20cm四方。
高さ3.2m、幅数mにわたり2段に重ねて配置され、上段部分の瓦ほぼすべてと,瓦を載せていた板材が落下。
施設内の防犯カメラには瓦が突然落ちる様子が写っていたといい、警察が原因を調べている。
出典
『すし店の瓦が落下、女児けが イオンモール新瑞橋』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017092390004740.html
9月23日9時46分にNHK東海からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
幅約10mにわたって崩れ落ちた。
出典
『外装の瓦屋根崩れ2歳女児けが』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170923/4190401.html
2017年9月17日16時44分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
奈良県天理市の天理駅前に4月にオープンした駅前広場で、8件の事故が起きて8人がけがをしていたことが、同市への取材でわかった。
白色を基調にしたユニークな形をした施設が特徴で、この形状が事故につながったケースもあった。
市は事態を受けて、利用者に注意を促す看板の設置や監視カメラの増設など、安全対策の強化に乗り出した。
市内に約1600基点在する古墳をモチーフに「コフフン」と名付けられ、建築家の佐藤オオキさんが設計。
地域活性化を狙い、市が約14億円かけて、約1万7100m2を再整備。
5つの円形構造物を配置し、委託を受けた民間の警備会社が管理する。
無料で、自由に誰でも利用できる。
市によると、けがをしたのは幼稚園児から60歳代で、うち4人が腕を骨折するなどの大けがを負った。
事故は4月に5件、6、7、9月に各1件起きた。
4月1日のオープン初日には、屋内のリング状遊具(直径2m)にまたがり回転したところ、幼稚園の女児が腕の骨を折った。
10人以上が一斉に乗った勢いで投げ出されたとみられる。
また、同月18日には、60歳代の女性が屋外ステージの階段を踏み外して転倒、脚の骨を折った。
全体がほぼ白一色で、段差が見えづらかったのが原因という。
翌日には、別の60歳代女性も階段の境目が見えず、踏み外して転び頭を打って病院に運ばれた。
軽傷という。
7月には、屋外の巨大トランポリン(直径約12m)で遊んでいた小学校低学年の男児が高学年の児童とぶつかって、右腕を骨折した。
遊具利用中とみられるのが5件、施設の色や形状が事故の要因と考えられるのが3件だった。
事故を受け、市は、リング状の遊具で遊べる人数を8人までに限定。
屋外ステージの階段部分にはグレーの円形マークを表示して、段差をわかりやすくした。
来場者の多い休日には、監視スタッフを2人増員して4人にした。
現在、広場全体を監視カメラ6台でカバーしているが、さらに、各遊具ごとを監視するなど、6台を増設する。
事故の未然防止や発生時に即応できるように、監視体制の強化を図る。
市の担当者は、「事故は設計上の安全性に問題があって起きたとは考えていない」と否定した上で、「利用者のマナーによる部分もある。広場全体を監視できないので、周囲の大人も注意を払ってもらい、安全に遊べる広場にしていきたい」としている。
出典
『白一色、段差見えづらく?…駅前広場けが人続出』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170917-OYT1T50014.html
奇しくも?同日3時0分に朝日新聞から、同じ施設の紹介記事がネット配信されていた。
施設の全体写真はこちらを参照。
ただ、こちらにはトラブルの情報は一切記されていない。
今春、JR・近鉄天理駅前に白い円形の建物群が出現した。
不思議なかたちのモチーフは「古墳」。
天理駅前広場コフフンは、野外ステージや遊具、観光案内所などの機能を備え、市民が気軽に集える場となっている。
子どもたちの一番人気は、広場を一望できるトランポリンがある「ふわふわコフン」だ。
大和郡山市から遊びに来た小学2年の女児(7)と小学1年の女児(7)は、「跳ねたらすごく揺れて楽しい」とはしゃいでいた。
「すりばちコフン」という、すり鉢状のくぼみに木の板を張った遊具もある。
底まで滑り降りたり、ぐるぐる回りながら上がったりすることができる。
「インフォ&ラウンジコフン」には、観光案内所、カフェレストラン「パークサイドキッチン」、スポーツ自転車専門店「バイシクルカラー」を併設する。
パークサイドキッチンの自慢は、天理市産を中心に旬の野菜を使った料理だ。
山下店長(27)は、「サラダナスや緑色の青ナスなど、珍しい野菜も登場します」。
バイシクルカラーは、販売・修理のほか、予約制でレンタサイクルも扱う。
20~30kmをツーリングするイベントも好評だ。
鈴木店長(33)は、「自転車はエコで健康にいい。ファンを増やしたいです」と話す。
200人以上を収容できる野外ステージ「ステージコフン」や、南団体待合所も。「コフフンショップ」は、主に市内でつくられる食品や雑貨をそろえる。
運営する「まほら座」の井ノ本理事(67)は、「無農薬野菜など安心、安全な商品を集めています」と言う。
【子どもが遊んで、みんなに活気伝染】
コフフンのデザインを手がけたデザイナーの佐藤オオキさん(39)=東京在住=に話を聞いた。
Q.名前のねらいは
A.「古墳」の響き、「フフン」と思わず笑ってしまうような心地よい雰囲気、「共に(co)」「楽しい(fun)」。そんなものを詰め込みました。
Q.目指したのはどんな広場ですか
A.使い方を規定せず、市民に考えてもらうスタンスを大事にしました。ゆるく自由な雰囲気で、開かれた空間にしたかった。デザイン面では路地や縁側のイメージをとり入れました。人が集まってくつろげるように意識しました。
Q.古墳をモチーフに選んだ理由は
A.天理市内を歩くと小高い丘がいくつも見え、古墳と聞いて驚きました。伝統と歴史が日常に溶け込んでいる感じを駅前に持ち込めたらと思い、古墳が点在する風景を表現しました。
Q.トランポリンなどは子どもたちに大人気です
A.子どもが楽しそうに遊んでいると、みんなに伝染して活気が出てくる。親やお年寄りも集まり、世代間交流が生まれる。期待以上の効果を目の当たりにして素直に感動しました。
Q.地域活性化のため、デザインに期待できることは
A.デザイナーの役割は地域のもつ個性を見つけること。長所を活用していくのに、デザインはうまく機能する。天理は地場産業や観光地に恵まれ、スポーツも盛んな土地。広場を起点に飲食や宿泊、観光など、プロジェクトの発展につながればうれしいです。
出典
『奈良)古墳モチーフ 駅前広場「コフフン」人気』
http://digital.asahi.com/articles/ASK9C62T4K9CPOMB013.html?rm=277
(ブログ者コメント)
1年ほど前になるだろうか、新設コンビニの広い敷地を自転車で横切ろうとして、敷地を囲う縁石が目に入らず、乗り上げてしまったことがある。
幸いチンタラ走っていたので転倒は免れたが、スピードを出して突っ込んでいたら、おそらく怪我していただろう。
原因は、縁石も敷地も両方がコンクリートで、縁石が目立たなかったこと。
しばらくして見に行くと、敷地はアスファルト舗装に変わっていて、縁石の存在はハッキリ見えるようになっていた。
2017年9月4日付で室蘭日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後1時45分ごろ、スワンフェスタの露店のテントが強風で倒壊した。
露店従業員の室蘭市港南町の女性(77)と、石狩市花川の男性(50)が右足に打撲などの軽傷を負い、女性は病院に搬送された。
実行委は、午後2時以降のイベントを全て中止する措置を取った。
実行委や警察などによると、倒壊した10店が入ったビニールシート製のテントは、幅36m、高さ2.6m、奥行き3.6m。
鉄パイプの骨組みで連結していた。
重りなどは置いていなかった。
実行委は、各露店に風の逃げ道を作るよう指示したが、午後1時ごろ「危険」と判断し、撤収を開始していた。
室蘭地方気象台によると、同日午後4時までの室蘭の最大瞬間風速は14.4メートル(同1時13分)だった。
露店の男性(36)は、「砂ぼこりが舞い上がるほどの突風でテントが持ち上がり、その後一気に倒れた」と、突然の出来事を話した。
池野実行委員長は、「テントに重りを置いたり、撤収する風の強さに基準を設けるなど、露店の設営方法を見直すことも踏まえた再発防止策を考えたい」としている。
市内のイベントでは、13年9月に室蘭岳山麓総合公園で開催のロックフェスティバル会場でテントが強風に倒壊、男女4人がけがを負った事故があった。
出典
『強風でスワンフェスタの露店倒壊、2人けが』
http://www.muromin.co.jp/murominn-web/topi/topi.htm
9月3日19時15分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鉄パイプを組んでブルーシートをかぶせた高さ2.6m、幅36mの仮設のテントが強風にあおられて横倒しになった。
当時、テントの中では、料理などを提供するために、あわせて10の店が営業していたということで、警察によると、店の手伝いをしていた男女2人が鉄パイプなどが足に当たり、軽いけがをしたという。
当時、テントの中にいた女性は、「風が強いと思っていたら、急にテント全体が浮き上がって倒れ、周りからキャーという悲鳴も聞こえた。とても驚いた」と話していた。
当時、現場の周辺では台風の吹き返しによるとみられる風が吹いていて、気象台によると、室蘭市では3日午後2時ごろに14.1メートルの最大瞬間風速を観測していたという。
出典
『強風で催し会場テント飛びけが』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170903/3601161.html
9月4日5時0分に北海道新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
室蘭港中央埠頭で開かれた「スワンフェスタ2017」(実行委主催)会場で、露店のテントが強風で倒れ、中にいた2人が軽傷を負った。
イベントは直後に中止になった。
警察によると、テント10張りを鉄パイプで連結し、食べ物を販売していた。
けがをしたのは、テント内で休憩していた室蘭市の女性(77)と、調理の準備をしていた石狩市の男性(50)で、テント支柱の鉄パイプや焼きそば用鉄板で足や肩などを打撲した。
昼すぎから風が強くなり、実行委が支柱を固定する土のうを増やすなどの対策を講じたという。
実行委は、「イベント中止を検討しようとしていた直後だった。けがをした人、楽しみにしていたお客に申し訳ない」としている。
出典
『強風でテント倒れ2人軽傷 室蘭スワンフェスタ会場』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/129932?rct=n_hokkaido
9月4日17時42分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、風が強くなってきたため、仮設テントのブルーシートを外して風を逃がすよう飲食店側に依頼したものの間に合わず、テントが倒されてしまったという。
また、重りなどでテントが飛ばないようにするなどの対策はとっていなかったという。
出典
『イベント事故で室蘭市長が謝罪』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170904/3627571.html
2017年9月4日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月3日18時50分にFNNニュース(仙台放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前8時35分ごろ、宮城県大衡村大衡の大衡中校庭で、村民体育大会を開催中、入場門に掛けられた看板が落下し、近くにいた参加者にぶつかった。
大衡小1年の男女8人と40代の男性の計9人が頭や腰に軽いけがをした。
警察と村教委によると、看板は木や鉄パイプで作られ、縦80cm、横5.5m。
村職員が同日、左右各2本のくぎで高さ約4mの門柱に固定していた。
5人が病院に向かい、打撲や擦り傷と診断された。
萩原村長は、「けがをされた方に大変申し訳ない。台風の吹き返しが影響したのではないか。今後はあらゆる事態を想定し、万全の態勢で臨む」と話した。
大会は村が主催し、村民約1000人が参加した。
過去に同様の事故はなかったという。
事故後、運動会は中止されることなく、予定通りに進められた。
出典
『体育大会中に入場門の看板が落下 児童ら9人けが』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170904_13038.html
『看板落下で小学1年生など9人けが』
http://www.fnn-news.com/localtime/miyagi/detail.html?id=FNNL00053963
9月3日18時11分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
入場行進をしていた小学1年生8人を含む男女9人が、頭を打つなどのけがをした。
体育大会を主催した村と警察によると、看板は木製で、重さは約20kgとみられる。
村の担当者の引き継ぎがあいまいで、固定が不十分だったという。
出典
『体育大会の看板が落下、小1ら9人けが 固定不十分か』
http://www.asahi.com/articles/ASK935G4QK93UNHB00H.html
9月3日15時39分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大衡村や警察によると、看板はベニヤ板と木枠で作られ、毎年の体育大会で使われていた。
9人は入場待機をしていたとみられ、救護室で手当てを受けた後、このうち児童3人が途中で帰宅した。
出典
『村民体育大会の看板落下し児童8人けが、大人1人も』
http://www.sankei.com/affairs/newslist/affairs-n1.html
9月4日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
入場行進が始まり、小学1年生が門に差し掛かったところ、看板が落ちたという。
看板は、上部の鉄パイプを高さ約4mの支柱2本に架ける構造で、例年はパイプの両端を針金で支柱上部に巻き付けて固定していたが、この日は怠っていたという。
前日の担当者会議で、針金の巻き付けについて確認しなかったという。
庄子教育長は、取材に対し「担当者が代わり、引継ぎや確認が甘かった。今後は他の行事でもこのようなことがないようにチェックする」と話した。
2017年8月31日9時45分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月30日16時23分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前9時55分ごろ、群馬県富岡市岡本の「群馬サファリパーク」で、インドネシア国籍の研修中の飼育員、Sさん(35)が飼育・展示されているゾウに腰などを踏まれ、腰の骨を折る重傷を負った。
病院で手当てを受けているが、意識ははっきりしているという。
踏んだのはオスで8歳のスマトラゾウ「アスワタマ」。推定体重2トンで、平成26年から飼育されている。
発生の前後で変わった様子はなかったという。
警察によると、同9時ごろからSさんを含む、いずれも同国籍の研修生4人と日本人の従業員が「ゾウセクション」で作業を始め、獣舎から展示場にゾウを移動させ、Sさんら2人がエサやりをしていた際、ゾウが鼻でSさんを押し倒した。
うつぶせになったSさんは腰のあたりを前肢で踏まれたという。
Sさんは姉妹園の「タマン・サファリ・インドネシア」から技術交流目的で29日に来日したばかり。
30日は初めて、放し飼いにされているゾウの世話をしていた。
ゾウの飼育には約15年間、関わってきたという。
当時は営業中だったが、近くに入場者を乗せた車はなく、影響はなかったという。
群馬サファリパークでは昨年8月、勤務中の従業員がツキノワグマに襲われ死亡する事故が起きている。
出典
『体重2トンのゾウに踏まれ、飼育員重傷 群馬サファリ』
http://www.sankei.com/affairs/news/170831/afr1708310007-n1.html
『サファリパークでゾウに踏まれ 飼育員大けが 群馬 富岡』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170830/k10011119241000.html
(ブログ者コメント)
昨年の事故は本ブログにも掲載スミ。
2017年8月25日18時9分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月6日午後8時半頃、秋田市で行われた「秋田竿燈まつり」で、折れて倒れた竿燈のさおの一部が、県外から訪れた70歳代の男性観光客の顔面を直撃し、右目の周辺などを切る顔面挫創の大けがを負っていたことが24日、市などへの取材でわかった。
男性は現在も入院治療中だという。
まつり実行委員会を構成する市は事故を認めた上で、「万全な安全対策を今後検討していきたい」としている。
市消防本部によると、事故は秋田市大町の竿燈大通りの会場で発生した。
巡回していた同本部の職員が、竿燈が倒れる様子を目撃。
駆け付けると、男性の右目周辺から出血していたため、無線で救急搬送を要請した。
男性は市内の病院に救急搬送された。
実行委によると、これまでに竿燈が倒れるなどして見物客がけがをすることはあったものの、軽傷がほとんどで、少なくとも2012年以降、入院治療する程度のけが人が出たのは今回が初めてだという。
各竿燈会をとりまとめる秋田市竿燈会によると、折れた竿燈は、標準的な「大若」(長さ約12m、重さ約50kg)よりも長く竹を継ぎ足していたとみられる。
まつり期間(3~6日)の最終日とあって会場の盛り上がりはピークに達し、事故現場では竿燈が大きくしなっていたという。
竿燈を「つ」の字のようにしならせる技は、折れる危険性がある。
今年のまつり開催前の集会では、各竿燈会の代表者に対し、「夜本番」では竿燈を極端にしならせないよう、特に注意喚起を行っていたという。
実行委では、事故防止のため、歩道や有料観覧席の高さ5m前後の位置にワイヤやロープを設置し、見物客に竿燈が倒れないようにするなどの対策を講じている。
ただ、ワイヤやロープにかからない位置で竿燈が倒れると、見物客に当たる危険性があるという。
今回大けがをした男性の医療費や移動のための交通費は、実行委が加入する保険会社が負担している。
実行委は、「男性の希望で事故を公表する予定はない」としている。
出典
『「竿燈」折れて倒れ、観光客の顔面直撃し大けが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170824-OYT1T50182.html
2017年8月22日18時8分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島市中央町の複合商業施設「アミュプラザ鹿児島」を運営する鹿児島ターミナルビルは21日夜、6階の観覧車「アミュラン」(直径約60m、地上からの最大高さ約90m)で客3人が乗ったゴンドラの扉を閉め忘れ、そのまま1周するミスがあったと発表した。
乗客にけがはなかった。
同社によると21日午後1時50分ごろ、円形ゴンドラに中学生ら3人が乗った際、扉が開いたままで回り始めた。
生徒らは、地上に降りるまでの約15分間、内側から扉を手で閉めていた。
当時は係員3人がいたが、閉め忘れに気付かなかったという。
生徒らが降りた直後に係員に「扉が開いていた」と指摘したが、「閉めた」と否定したため、保護者と施設1階の受付に相談。
ターミナルビルが防犯カメラの映像などを調べたところ、係員が扉を閉めていないことが確認されたという。
同社は21日午後6時半ごろから観覧車の運行を停止した。
再発防止に向けた教育指導などのため、再開は24日以降になるという。
出典
『観覧車の扉閉め忘れ1周 中学生ら3人無事 鹿児島』
https://mainichi.jp/articles/20170823/k00/00m/040/025000c
8月22日7時32分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後1時50分頃、鹿児島市中央町、JR鹿児島中央駅ビルの商業施設「アミュプラザ鹿児島」にある観覧車で、係員が中学生3人を乗せたゴンドラ1基を扉や鍵を閉めずに出発させた。
当時、乗降場所には3人の係員がいたが、ゴンドラに生徒らを乗せた後、扉と鍵を閉めるのを忘れた。
係員は、「別の客に声をかけられ、気を取られた」と話しているという。
出典
『観覧車のドア閉め忘れ1周15分…中学生ら無事』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170822-OYT1T50021.html
8月22日12時35分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3mほど動いた時点でドアが開けっ放しになっているのに乗っていた3人が気付き、観覧車が1周する約15分間、内側からドアを引っ張り続けたという。
同社によると、ゴンドラの鍵の閉め忘れを知らせる装置はなく、係員が施錠を目視し、手で触って確認するようにしている。
乗り場には3人の係員がいたが、降車した乗客から指摘されるまで気づかなかった。
2004年9月に観覧車が開業して以来、ドアの閉め忘れは初めてという。
黒川・常務取締役営業部長は、「このような事態を起こし、大変申し訳ない。マニュアルを見直し、教育、研修を徹底する」と話した。
出典
『ドア閉め忘れ、観覧車1周 乗客の中学生ら必死で…』
http://www.asahi.com/articles/ASK8Q3JPBK8QTLTB004.html
(2017年9月20日 修正1 ;追記)
2017年9月18日20時45分に読売新聞から、事故後の取り組みや事故当時のやや詳しい状況などが下記趣旨でネット配信されていた。
鹿児島市の商業施設「アミュプラザ鹿児島」の観覧車で係員が客を乗せたゴンドラの扉を閉め忘れたトラブルから間もなく1か月。
運営会社は再発防止に向け、新たなマニュアルに沿って乗客案内を行っている。
同様のトラブルはこれまでも各地で起きており、専門家は「ミスが起きないシステムづくりが重要」と指摘する。
【声だし確認を徹底】
「ロック良し」。
観覧車の乗降場所で乗客をゴンドラに案内する声が響く。
運転室のドアには、「ドア扱いは1人作業」、「『指さし』『声だし』確認」などの注意書きが貼られていた。
運営する鹿児島ターミナルビルはトラブルを受け、係員1人が乗客の案内と扉のロックの両方を行うようにしたほか、指さし確認と声だし確認を徹底するよう、マニュアルを修正した。
霧島市の専門学校生(19)は、「係員が扉をきちんと確認をしていたので、安心して乗れました」と笑顔を見せた。
【休憩入り直後の出来事】
8月21日に起きた今回のトラブルでは、乗客の案内と扉のロックを分担したことがミスを招いていた。
同社によると、当時、乗降場所には3人の係員がいた。
うち1人は休憩に入るため、乗客をゴンドラに案内した直後、もう1人に「お願いします」と声をかけて持ち場を離れた。
だが、声をかけられた係員は「聞こえなかった」と説明。
ゴンドラは扉が閉められないまま上昇した。
近くにいた交代要員のもう1人も、扉が閉まっていないことに気付かなかった。
【システムづくりが重要】
観覧車を巡るトラブルは、各地で相次いでいる。
昨年3月には、名古屋市の東山動植物園で、中学生らが乗ったゴンドラの扉が開いたまま1周した。
これを受け、運営団体は係員に指導を行ったほか、観覧車に特殊なセンサーを取り付け、乗降場所以外で扉や鍵が開くと自動停止するシステムを導入した。
人的ミスのメカニズムに詳しい日本ヒューマンファクター研究所の塚原利夫・取締役副所長は、こうした「ハード面での備え」の必要性を指摘。
「ヒューマンエラーをゼロにするのは不可能。係員の教育などの対策だけでなく、エラーが起きることを前提にした対応が必要」と指摘している。
出典
『観覧車の扉閉め忘れ、再発防止へ「指さし」確認』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170918-OYT1T50026.html
2017年8月21日19時2分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日、秋田市にある飲食店が日本酒のビンに保管していた洗剤を誤って客に出し、客の女性2人がおう吐などの症状を訴えて救急車で病院に運ばれ、手当てを受けていたことがわかった。
秋田市保健所は、この飲食店を21日から5日間の営業停止処分にした。
営業停止の処分を受けたのは、秋田市の飲食店、「Dや秋田大学病院前店」。
秋田市保健所によると、この飲食店では19日の夜、日本酒の空き瓶に入れて保管していた洗剤を誤って客に提供し、飲んだ客の女性2人が、口やのどの痛み、おう吐などの症状を訴えて、救急車で病院に搬送された。
2人はいずれも命に別状はないということだが、1人は現在も入院して手当てを受けているという。
保健所が20日に立ち入り調査したところ、この店では当時、従業員が、業務用の洗剤を日本酒のビンに小分けにし、冷蔵庫で保管していたということで、この店を21日から5日間の営業停止処分とした。
同じようなケースは、去年、全国で2例あったということで、秋田市保健所は、「飲食店で洗剤を小分けにして保管する場合は、容器にラベルを貼り、置き場所を決めるなどして飲み物と間違えないよう指導を徹底していきたい」と話している。
また、この店を経営する株式会社Aは、「お客様に多大なる苦痛とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。深く反省するとともに、再発防止に向けて万全を期していきます」とコメントしている。
出典
『飲み物と誤って洗剤 営業停止』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013214361.html
8月21日付で秋田魁新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田市保健所は21日、同市広面字蓮沼の飲食店「和処ダイニング D秋田大学病院前店」で19日夜、スパークリング(発泡)日本酒を注文した客に誤って洗剤を提供し、市内の20代女性2人が嘔吐や喉の痛みなどを訴え病院に運ばれ、手当てを受けたと発表した。
うち1人は入院中だが、快方に向かっている。
保健所は、同店を21日から5日間の営業停止処分とした。
保健所によると、19日午後9時50分ごろ、油汚れ用の洗剤(約300mℓ)が入った瓶1本を提供。
1人は口に含んで味がおかしいと気付き吐き出したが、もう1人は少量を飲んだという。
出典
『酒と誤り客に洗剤、秋田市の飲食店 2人搬送、1人は入院』
http://www.sakigake.jp/news/article/20170821AK0018/
8月21日22時12分に日テレNEWS24からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田市保健所によると、この店では19日、日本酒の容器に入った業務用のアルカリ性洗剤を誤って客に提供し、これを飲んだ20代の女性客2人が口やのどの痛みを訴え、病院に搬送された。
2人は口の中がただれ、おう吐するなどして、1人は入院して治療を受けている。
出典
『日本酒容器に「洗剤」誤って提供 客が入院』
http://www.news24.jp/articles/2017/08/21/07370342.html
(ブログ者コメント)
同種事例は本ブログにも数多く掲載している。
漂白or消毒or洗剤+客のキーワードで検索可能。
(2017年8月27日 修正1;追記)
8月23日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも若干修正した)
洗剤は日本酒のガラスびんの容器に入れられていたが、ラベルに「洗剤」と書いていなかった。
このため従業員が18日、日本酒だと思い込んで冷蔵庫にしまい、翌日、客に誤って提供してしまったという。
2017年8月21日19時32分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月16日の夕方、積丹町西河町の砂浜に家族で遊びに来ていた千歳市の小学2年生の男の子が、火がついたまま放置されていたバーベキュー用の炭を踏んで両足にやけどをした。
男の子は家族に連れられて、宿泊していた近くの旅館に行き、氷水で冷やす応急処置を受けたあと、余市町の病院に救急車で運ばれて治療を受けた。
消防によると、男の子は両足の裏に水ぶくれができるなどのやけどをしたという。
旅館で男の子の応急処置などにあたった女性によると、現場を見に行くと、男の子が踏んだ部分だけ炭が見えていて、残りは砂がかかった状態で埋まっていたという。
当日、砂浜では20組ほどがバーベキューをしていたということで、この女性は「この時期にバーベキューする人が多いが、終わったあとも火がついたままの炭が放置されているのをよく見かける」と話していた。
男の子の母親は電話での取材に対し、「ぎゃーという声が聞こえたので主人が駆け寄って、泣いている子どもの足を見ると赤くなっていて、炭を踏んでやけどをしていたことがわかった。炭は砂で隠しているような状況だったと思う。砂で隠れている炭には全く気づかないので、後片付けなどの最低限のマナーは守るべきだと思います」と話していた。
【砂かけても火種は残る】
バーベキューをする際のマナーの普及などに努めている日本バーベキュー連盟のインストラクターで、札幌市に住む坂本純一さんは、「炭は火がついた段階で1000℃を超える時もあり、砂をかけて火を消したと思っていても、火種が残っていることが多い。炭の火が消えるまでにはかなり時間がかかるので、そのままにして持ち帰らないというのは危険な行為で、絶対にやってはいけない」と話している。
そのうえで、火の消し方については、「水をかけると高温の水蒸気があがって危険なので、ホームセンターで売っている『火消しつぼ』に入れるなどして、完全に火が消えてからゴミとして持ち帰ってほしい」と話している。
出典
『放置された炭で小学生がやけど』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170821/3184591.html
(ブログ者コメント)
バーベキューをした人間は炭火の特性を知らず、普通の裸火と同様、砂をかけておけばすぐ消えるだろうと思っていたのだろうか?
もしそうだったとしたら、これは「知識がないために起きた事故」。
ただ、映像を見ると、現場にはコンロ代わりに使ったと思われる大きな石数個と黒く焦げた金網が放置されていた。
そういった、マナーを守っていない状況から考えると、単に面倒だからと、火の着いたままの炭を放置したのかもしれない。
2017年8月16日0時46分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2013年8月に京都府福知山市の花火大会で3人が死亡、55人が負傷した爆発事故から、15日で4年となった。
被害者や家族らが現場近くの由良川河川敷に設けられた献花台に花を手向け、犠牲者を悼んだ。
事故でやけどを負った京都府綾部市の男性(45)は、「亡くなった方の冥福を祈った。4年は早かった」と語った。
献花した同市の大橋市長は、「啓発や広報を続け、再発防止や安全対策を進めたい」と語った。
大会実行委員会によると、これまでに死亡した3人の遺族と、負傷者48人との示談が成立し、残る人たちとも話し合いを進めていくという。
事故を受け、総務省消防庁は14年1月、全国の自治体に火災予防条例を改正するよう通知。
大規模な催しでは主催者らに防火計画の提出を義務づけるなどするよう、促した。
今月10日現在、全国にある732消防本部のうち、720本部の関係自治体が改正。
今年に入り、「岸和田だんじり祭」が行われる大阪府岸和田市でも条例が改正された。
出典
『花火大会の爆発事故から4年 被害者らが献花 福知山』
http://www.asahi.com/articles/ASK8D42NFK8DPLZB004.html
一方、被害者の方々のその後の状況などについては、以下のような報道もあった。
(8月15日 18:00 KBS京都 & 8月16日付 朝日新聞京都市内版(聞蔵))
花火大会を主催した実行委員会は、きょう午後、記者会見を開き、これまでに被害者57人のうち51人との間で、治療費や休業補償などの示談が成立したことを発表した。
事故当時に15歳以下だった3人を含む、比較的症状が重かった残る6人については、治療を続けても症状が改善されない「症状固定」と診断されるなどしたため、示談交渉を始めたという。
この時点での補償額を算出するため、さらに治療が必要になった分の補償は行わないとした。
被害者の補償を巡っては、露店主が服役中のため、実行委が「社会的・道義的な責任」として、治療費を支払ってきた。
梶原・総合副事務局長は、「(露店主の)出所にかかわらず、最後の1人まで救済を継続したい」と述べた。
また、露店主に対しては、出所後に損害賠償請求することを検討していくという。
出典
https://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/news/2017/08/news_170815180000_075298.htm
(8月15日10時48分 産経新聞west)
事故をめぐっては、大会を主催した実行委員会と3遺族、負傷者48人との間で示談が成立。
しかし被害者家族会によると、やけどを負った被害者の多くは今も治療を継続しているという。
事故後は花火大会の中止が続いたが、昨年、地元NPOが被害者らと相談をせずに、現場付近で花火の打ち上げを実施。
家族会の会長らが反発し、今年の花火大会は中止となった。
出典
『京都・福知山露店爆発から4年 負傷者の回復祈り献花 今も治療継続、犠牲者の冥福祈り、負傷者の早期回復願い』
http://www.sankei.com/west/news/170815/wst1708150031-n1.html
(ブログ者コメント)
昨年の打ち上げ騒動ともども、事故の状況などについては過去記事参照。
2017年8月13日付で大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月12日21時29分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後3時半ごろ、別府市東山の遊園地「城島高原パーク」で木製ジェットコースター「ジュピター」の点検中に、作業員2人が試運転中のコースターにはねられ、約2m下の地面に転落した。
メンテナンスを委託された会社の作業員Oさん(男性、44歳)が全身を打ち、死亡した。
同施設の社員Kさん(男性、45歳)=は重傷。
入園者にけがはなかった。
警察などによると、2人は出発地点から約150mのコース上で、走ってきた無人のコースターにはねられた。
城島高原パークによると、ジュピターは、この日、通常通り運行。
盆の帰省客らでにぎわい、待ち時間が長くなったため、車両を1編成(4人乗り、6両)から2編成に増やそうと、運行を続けながら、試運転も始めた。
コースターの出発地点にいる運行担当者とは無線で連絡を取り合っていたが、パークは双方の意思疎通が十分でなかった可能性があると説明している。
パークのウェブサイトなどによると、1992年に導入された「日本初の木製コースター」で、木製ならではの振動が楽しめ、6万本のマツ材で組んだ全長1.6kmのコースを1周3分で走る、同施設の目玉のアトラクション。
新車両を含め、計3台を交代で運用していた。
2人をはねたのは7月に導入した新車両だった。
これまで事故は起きておらず、運転を当面休止する。
同施設では98年、当時の城島後楽園ゆうえんちで遊具のゴンドラのワイヤが外れ、2人が重軽傷を負う事故が起きている。
同施設は13日、通常通り営業する。
出典
『「ジュピター」点検中 はねられ2人死傷 城島高原パーク』
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/08/13/JD0056044591
『ジェットコースターにはねられ作業員2人死傷 大分』
http://www.asahi.com/articles/ASK8D5TLHK8DTIPE01M.html
8月12日22時54分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
社長によると、順番待ちが1時間近くに延びてきたため、2編成目を動かすことにした。
午後3時、1編成を運行しながら、2編成目の試運転とコースの点検を始めた。
はねられた2人は最初の試運転時、レール近くの安全な場所から、車両が傾斜を登るための「巻き上げチェーン」を目視で点検した。
その後、2人から車両を操作する運行担当者側に「2回目を走らせよう」と無線連絡があった。
負傷した男性の話では、2回目の試運転時に、出発地点から約150m先のレール脇でレールをのぞき込んでいたところ、はねられたという。
志賀社長は、「操作者は、2人がレールそばにいることを知らなかった、と話している」と説明。
「人がいれば走らせないことが望ましいが、日頃から走らせることもあったと聞いている。故障やシステムエラーではなく、人為ミスによる事故と推測している」と話した。
【ジェットコースターで起きた主な死亡事故】
1990年9月
東京都秋川市(当時)の「東京サマーランド」で点検中の男性作業員が車両に挟まれ死亡
1997年12月
三重県磯部町(同)の「志摩スペイン村」で補修作業中の男性が車両にはねられ死亡
2004年8月
福島県郡山市の「郡山カルチャーパーク」で、男性作業員が車両から投げ出され死亡
2007年5月
大阪府吹田市の「エキスポランド」で車両が脱線し、乗客の女性が死亡、19人が重軽傷
2011年1月
東京都文京区の「東京ドームシティアトラクションズ」で乗客の男性が車両から転落し死亡
2012年9月
郡山カルチャーパークで男性作業員が車両にひかれ死亡
出典
『「レールのぞき込んだら…」 コースター2人死傷で会見』
http://www.asahi.com/articles/ASK8D66Z1K8DTIPE01Y.html
8月12日21時35分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同パークは、「車両は大きな音を立てて動くので、接近に気がつかないとは考えにくい。原因を究明し、再発防止に努めたい」と話している。
出典
『遊園地事故 コースター点検中2人死傷 大分・別府』
https://mainichi.jp/articles/20170813/k00/00m/040/054000c
8月14日11時50分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運営会社「城島高原オペレーションズ」によると、レールの点検者と、運転室でコースターを操作する担当者は、無線で連絡を取り合いながら作業する。
事故現場は、乗り場近くの運転室から見えないコース上だった。
今回の試運転で、レールの点検は当初予定されていなかったが、2人は運転室へ無線連絡をせずに点検を始めたという。
警察は、死傷した2人とコースターを操作した職員らとの意思疎通が不十分だった可能性があるとみて、業務上過失致死傷の疑いで経緯を調べる。
出典
『「点検中と知らず試運転」 大分の2人死傷コースター事故』
http://www.sankei.com/west/news/170814/wst1708140033-n1.html
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
8月14日7時40分に読売新聞からは、事故時のやや詳しい状況が下記趣旨でネット配信されていた。
園などによると、オペレーターは出発地点の操作室におり、約150m離れた事故現場は見えなかった。
2人はオペレーターと無線連絡して1回目の試運転を行い、事故直前に「2回目を走らせよう」と連絡。
その後、Oさんが「レールに気になるところがある」とレールをのぞき込んだところ、走ってきた車両にはねられた。
車両は時速40~50km出ていたとみられる。
出典
『レール上にいないと思った」…コースター事故』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170814-OYT1T50004.html
(ブログ者コメント)
朝日新聞に掲載されている2012年の郡山事例は本ブログでも過去に紹介している。
2012年9月8日 郡山市の遊園地でジェットコースター点検中、発車したコースターに轢かれて死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2248/
(2017年10月8日 修正1 ;追記)
2017年10月7日付で大分合同新聞からは、事故の背景や安全対策などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月6日18時9分に大分からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
運営会社は6日、作業員2人の死傷事故を受けて、志賀社長ら役員3人を減給処分にした。
処分は1日付。
それぞれ減給10~20%(2カ月)とした。
警察は、業務上過失致死傷の疑いで調べているが、目撃証言は乏しく、捜査は長期化する見通し。
運営会社は原因の背景について、作業員は長年の経験で安全意識が薄れていた、情報伝達や命令系統に不備があった、と分析した。
安全対策は下記など。
▽新たに点検整備作業マニュアルを作り、車両を走らせる際に作業員が線路に立ち入ることを禁じた
▽コースターの走路9カ所に監視カメラを設置し、操作室からの死角をなくして、運行側が線路の状況を見て安全を確認できるようにした
会社では、こうした再発防止策を講じたことを踏まえ、今月11日から運行を再開することにした。
会社は、「二度と事故が起きないよう細心の注意を払い、運営していく」と話している。
出典
『役員3人減給処分 ジュピター死亡事故』
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/10/07/JD0056217734
『事故の木製コースター運行再開へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5074587141.html
以下は、運行会社からの10月6日付のプレスリリース。
『「ジュピター」の事故原因と再発防止について』
http://www.kijimakogen-park.jp/topics/docs/jupiter_release171011.pdf
(2018年3月24日 修正2 ;追記)
2018年3月23日16時18分にNHK大分から、日常的に運転を停止しないで点検していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分労基署は、ジェットコースターの運転を停止させるなど、危険防止に必要な措置を取っていなかったとして23日、遊園地の運営会社と54歳の当時の支配人を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署の調べによると、「城島高原パーク」では、事故前にもジェットコースターの運転を停止しないままで点検作業を日常的に行っていたという。
「城島高原パーク」では、事故のあとジェットコースターの運行を一時、休止していたが、去年10月からは運行が再開されている。
出典
『コースター事故で書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20180323/5070000148.html
(2019年1月18日 修正3 ;追記)
2019年1月17日19時26分に大分放送から、危険性を認識しながら改善しなかった当時の支配人などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、当時、施設の支配人を勤めていた男性が、作業の危険性を認識しながらも指導・改善を行わなかったことや、アトラクションの運行管理者の男性が、作業者が退避したかどうか確認せずにコースターを発進させたことが事故につながったと判断。
また死傷者2人についても、安全のためにコースターの運行中の作業を中断するといった注意義務を怠ったとして、あわせて4人を大分地検に書類送検した。
出典
『ジュピター死亡事故で4人を書類送検』
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=01170043889&day=20190117
2017年8月12日23時8分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後1時半ごろ、倉敷市下津井吹上の遊園地・鷲羽山ハイランドで、ジェットコースター「ウルトラツイスター」に乗っていた千葉県市川市、会社員男性(38)の安全バーが走行中に外れた。
男性は体が座席からずれ、施設の一部に背中が接触してやけどの軽傷を負った。
警察や同遊園地によると、ウルトラツイスターは全長約390mで定員6人。
男性は車両最後列の右側に座っていた。
終着地点の約10m手前で肩や腹を押さえていた安全バーが根元の固定部分から外れて上半身が横向きとなり、レール沿いの何らかの施設で背中を擦ったとみられる。
他の乗客4人にけがはなかった。
警察は、業務上過失傷害の疑いも視野に、事故の原因を調べている。
同遊園地の説明では、事故のあった車両は、いずれも法定の全体点検と車軸点検を、それぞれ7月中旬と8月上旬に行っていた。
毎日の営業前に目視や打音による点検も実施しているが、12日朝には異常は見つからなかったという。
事故を受け、同遊園地では5種類あるジェットコースターの運転を全て中止。
ウルトラツイスターを除く4種類は、安全が確認でき次第、13日以降に順次運転を再開する。
ウルトラツイスターの再開時期は未定。
同遊園地は、「楽しみに来られた方々に大変申し訳ない。二度とアクシデントを起こさないよう原因究明をしっかり行い、再発防止に努める」としている。
出典
『鷲羽山ハイランドで男性けが ジェットコースター 安全バー外れる』
http://www.sanyonews.jp/article/579623/1/
8月12日20時31分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、コースターは85°の急勾配を走る乗り物。
ゴール手前で後ろ向きに走行中に男性の体を押さえていた安全バーが根元から外れ、姿勢を崩した男性が施設の一部と接触してやけどをしたとみられる。
バーと車両の接続部分のボルトがとれて反対側に負荷がかかって折れ、ゴール付近の足場に落下したらしい。
大きな音を聞いた係員が緊急停止ボタンを押して走行を止めた。
出典
『コースターの安全バー外れ1人やけど 岡山の遊園地』
http://www.asahi.com/articles/ASK8D6GVNK8DPPZB00H.html
(2018年3月10日 修正1 ;追記)
2018年3月9日22時58分に山陽新聞から、バーは腐食などで破断した、維持補修会社は前年の点検で腐食を見落としていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
岡山県警は9日、業務上過失傷害の疑いで、遊園地の維持補修会社の役員男性(63)と、遊園地運営会社の役員男性(43)を書類送検した。
送検容疑は、昨年8月12日午後1時40分ごろ、「ウルトラツイスター」の走行中、座席の鉄製安全バーが根元付近から破断し、車両外に投げ出された千葉県市川市、会社員男性(39)の背中や頭などに約1カ月のけがを負わせた疑い。
いずれも容疑を認めている。
県警によると、鑑定の結果、安全バーの破断はさびによる腐食などが原因と分かった。
維持補修会社の男性は昨年7月下旬に行った法定点検(年1回)での確認が不十分で破断の恐れを見落とし、運営会社の男性は点検について適切な指示をしなかったとされる。
事故を受け、同コースターの運転は中止されている。
出典
『コースター点検業者ら書類送検 鷲羽山ハイランド事故で岡山県警』
http://www.sanyonews.jp/article/680992
3月9日16時40分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警によると、事故前の昨年7月に定期点検が実施されていたが、点検に関する指示や確認作業が不十分だったため、事故を防げなかったとしている。
コースターを鑑定した結果、事故原因は雨水による腐食や経年劣化などだと判明した。
出典
『遊園地事故で役員ら書類送検 「点検不十分」 岡山』
http://www.sankei.com/west/news/180309/wst1803090065-n1.html
2017年8月11日18時58分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前10時ごろ、千葉県香取市佐原の小野川で、観光船の船頭が橋の桁と船の屋根の間に頭を挟まれた。
男性は病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。
警察によると、死亡したのは同市に住む70代の男性。
男性は船の最前部に立ち、乗客約10人を乗せて操船中だった。
現場の橋はほかの橋よりも低い位置に架かっており、水面から高さ約1.2mに鉄製の橋桁があるという。
船頭は、屋根を傾斜させる作業を行って橋をくぐるが、橋の下で何らかの理由で立ち上がり、橋桁と船の屋根の間に頭を挟まれたという。
船は長さ約7mで、総延長約2.2kmを約30分かけてゆっくり遊覧する。
最後尾に船外機が付いており、船頭と船外機を操作する2人が乗務。
通常は屋根は付いていないが、雨のため屋根付き船を使用し、この日最初の運行だったという。
出典
『観光船の船頭が橋桁に頭挟まれ死亡 千葉・佐原』
http://www.sankei.com/affairs/news/170811/afr1708110014-n1.html
8月11日20時56分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前10時頃、千葉県香取市佐原イの小野川で、遊覧船(全長約7m)を操船していた70歳代の男性船頭が橋の下を通過する際、橋桁と船の屋根との間に頭を挟まれた。
男性は搬送先の病院で、外傷性脳挫傷で死亡が確認された。
警察の発表によると、男性はさおを持って船首に立ち、船尾で船外機を扱う船員と2人で運航していた。
橋の下をくぐる際、ふだんは橋桁にぶつからないよう頭を下げていたが、事故当時は船尾側を向いて頭を上げていたとみられる。
船の屋根は男性の首のあたりの高さにあり、この日の天候に対応して取り付けたものだった。
船には約10人の乗客がいたという。
遊覧船は江戸情緒を残す両岸の街並みを巡るもので、地元の観光・まちおこし会社「ぶれきめら」が運航している。
出典
『遊覧船の船頭、橋桁と船の屋根に頭を挟まれ死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170811-OYT1T50081.html
8月12日付で朝日新聞ちば首都圏版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
船が橋の下を通る際に一度かがんだが、橋を通り抜ける直前に頭を上げ、船の屋根と橋桁の間に頭を挟まれた。
8月12日10時34分に産経新聞からは、事故は関係者に大きな衝撃を与えたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
船頭の死亡事故が起きた千葉県香取・佐原地区の遊覧観光船。
歴史的な町並みを川から眺める名物として、観光客から人気は高かった。
ただ、激流下りとは異なり、小野川をゆっくりと進む船で起きた事故だけに、関係者の衝撃も大きい。
14日にはイベントも控える。
行楽客の多い夏休みに起きた事故に、今後の影響を懸念する声も聞かれた。
千葉県の観光入込調査報告書によると、「小野川沿い」へは52万人(平成27年)の観光客が訪れた。
昨年、佐原の山車行事がユネスコの無形文化遺産に登録され、外国人観光客も増えている。
観光船は、地面より下の位置を流れる川から町並みを眺めることができ、散策とは違った楽しみとなっていた。
船を運行する町おこし会社「ぶれきめら」の久保木社長(65)は取材に対し、「男性の遺族や、地域に迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝した。
久保木社長によれば、死亡した男性は約2年前から船頭として働いていたという。
船の運行は12日以降、しばらく自粛し、再開時期は未定といい、「再開できるまで、一から考え直していきたい」と話した。
出典
『佐原船頭事故死 関係者「考えられぬ」 運行、当面は自粛』
http://www.sankei.com/affairs/news/170812/afr1708120010-n1.html
(ブログ者コメント)
屋根がない状態の時、橋桁に頭をぶつけたヒヤリ事例などは、なかったのだろうか?
(2017年10月13日 修正1 ;追記)
2017年10月12日10時0分にgooニュース(千葉日報)から、観光船が再開されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「ぶれきめら」は11日、運行を17日に再開すると発表した。
国交省関東運輸局など関係機関の指導を受け、再開のめどが立った。
同社によると、事故後に同局などが現場検証に入り、ヒアリングを行った。
同局は安全管理規定の見直しを同社に求めたという。
要請を受け同社は、事故現場で他の橋よりも低い位置に架かっている「中橋」においては、
①橋桁と船上の距離が30cm以下の場合は運行しない
②5m手前で一時停止し、通過の際は最徐行する
などと規定を見直し。
今月5日に同局に受理された。
17日は午前9時半から安全祈願祭を行い、同10時から運行開始の予定。
出典
『佐原の観光船17日再開へ 事業者が安全規定見直し』
https://news.goo.ne.jp/article/chiba/region/chiba-20171012100652.html
2017年8月2日1時42分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月1日23時57分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後5時25分ごろ、長崎県佐世保市の大型リゾート施設「ハウステンボス」の遊具の「光のバンジージャンプ」(高さ約20m)で、福岡県古賀市の男性公務員(37)が20mの高さから飛び降りた際、体をつるす命綱のワイヤロープの部分が切れて地上に転落した。
エアマット(高さ約1.7m)の上に落下し、はずんで地面に落ちて、右肩を打撲する軽傷を負った。
警察が原因を調べている。
警察によると、命綱はジャンプ台とつなぐ部分が金属製のワイヤロープで、途中はゴム製ロープになっており、伸縮する。
男性が飛び降りた後、命綱が縮んでいったん体が浮き上がった時にワイヤロープが切れた。
男性は家族と一緒に遊びに来ていたという。
ハウステンボス社によると、バンジージャンプの遊具は2015年10月に導入。
月に2000~3000人が利用している。
今年5月に定期点検し、営業の前後にも目視でロープの摩耗などを確認しているが、異常はなかったという。
同社は2日からバンジージャンプの利用を中止する。
経営企画室は「お客様がけがをされ、危険な目に遭わせてしまい申し訳ない。原因究明と再発防止に努めたい」としている。
出典
『長崎 バンジージャンプ命綱が突然切れる 1人軽傷』
https://mainichi.jp/articles/20170802/k00/00m/040/132000c
『バンジージャンプでワイヤ切れる、落下してけが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170801-OYT1T50147.html?from=ycont_top_txt
8月3日付で朝日新聞西部版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、ワイヤーは鉄製で直径6.35mm。
ほぼ半年に1度のペースで交換しているといい、今回切れたワイヤーは今年2月の定期検査で交換済みで、8月中旬ごろの検査で改めて取り換える予定だったという。
警察は3日、道具の管理に問題がなかったかなどを現場で調べる方針。
(2018年4月29日 修正1 ;追記)
2018年4月28日18時20分に読売新聞から、原因は特定できなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警が「ワイヤが切れた原因を特定できなかった」として、立件を見送る方針を固めたことが27日、捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、県警は、業務上過失傷害などの容疑を視野に、従業員や製造元などから事情を聞いていたが、ワイヤが切れた原因が構造上の欠陥か点検不備などの人為的ミスか特定に至らなかったことや、被害者が処罰を望んでいないことなどを考慮し、立件は困難と判断した。
HTBによると、バンジージャンプは事故後から営業を中止し、今年2月に一部を改修して別のアトラクションになっている。
出典
『ハウステンボスのバンジー事故、立件見送りへ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180428-OYT1T50002.html?from=ycont_top_txt
2017年7月31日5時53分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月31日0時27分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後8時前、新庄市で行われていた「子ども・夢・花火大会」の花火の打ち上げ中、打ち上げ用の筒の中で花火が暴発した。
この事故で、打ち上げ作業をしていたHさん(58)とSさん(61)の2人が腕を切るなどのケガをして、病院に搬送された。
2人とも軽傷とみられている。
花火大会の観客にけがはないという。
警察によると、けがをした2人は花火師の資格を持っていて、導火線に火をつける役割を担当していたという。
警察は、金属製の筒が壊れて2人に当たったとみて、事故の原因を調べている。
打ち上げは午後7時半から水田の中の道路で行われていたが、事故の影響で花火大会は中止された。
花火大会実行委員会の菅原委員長は、「事故原因を十分に究明して、今後再び開催するかどうかは検討していきたい」と話していた。
出典
『花火大会で暴発 打ち上げ作業の2人ケガ』
http://www.news24.jp/articles/2017/07/31/07368419.html
『花火打ち上げる筒が暴発 2人けが 山形 新庄』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170731/k10011081071000.html
7月30日23時38分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
花火が地上に近い地点で暴発し、打ち上げに使う筒が壊れて2人にあたったとみられる
打ち上げ会場は水田にあり、毎年同じ場所で行っているという。
打ち上げ場所から観客がいる場所までは200m以上の距離があった。
出典
『花火大会で暴発、2人けが 山形・新庄』
http://www.sankei.com/affairs/news/170730/afr1707300012-n1.html
8月1日付で朝日新聞山形版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
花火大会は地元町内会などでつくる実行委員会の主催。
実行委員長を務める菅原区長によると、筒は田んぼの中の農道に並べて設置され、10連発の花火を打ち上げる予定だった、高さ約50cmのアルミ製の筒が破損した。
上に飛ぶはずの花火が横に飛んだように見えたという。
現場では、横手市の花火業者の従業員やアルバイトら計12人が作業をしていたが、警察によると、ほかにけが人はいなかった。
2017年7月30日8時13分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日夜、岐阜県で開かれた花火大会で、花火が想定より低い位置で開いて観客の周辺に飛び散り、一時、騒然となった。
29日夜に岐阜県大垣市で開かれた花火大会の映像からは、花火が観客の周辺に飛び散っている様子が確認できる。
警察などによると、29日夜、岐阜県大垣市の花火大会で打ち上げられた二尺玉が、想定よりも低い位置で開いた。
本来は500~600mの高さで開くはずだった。
火花は周辺に飛び散り、止めてあった車が焦げるといった被害が出た。
花火大会は大垣市で毎年開かれていて、29日も多くの人で賑わい、一時、騒然となったが、けが人はいなかった。
大会は20分ほど休止して再開したが、警察などが当時の状況を調べている。
出典
『花火大会で花火が低い位置で開く 一時騒然』
7月30日8時57分に岐阜新聞から、7月30日付で朝日新聞(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
水都まつり協賛「第61回大垣花火大会」が29日夜、大垣市東町の揖斐川河畔で開かれ、約3000発の花火が西美濃の夏の夜空を彩った。
・・・・・
中盤では、2尺玉(20号)が低空で開いたため、プログラムをいったん中断。
会場の安全を確認し、スターマインなど通常のプログラムを再開した。
予定していた2発目の2尺玉の打ち上げは取りやめた。
警察などによると、低空で破裂したのは、この日打ち上げられた中で一番大きな2尺玉だった。
出典
『夜空に描く夏の華 大垣花火大会』
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170730/201707300857_30156.shtml
2017年7月28日19時5分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
相次ぐシュノーケリング中の事故を防ぐため、今後、具体的な注意の呼びかけにつなげようと、海上保安部が、恩納村の人気のスポットでシュノーケリングのツアーを開催する業者に、注意している点などについて聞き取り調査を行った。
調査は、シュノーケリングの人気スポットとして知られる「青の洞窟」がある恩納村の真栄田岬で行われ、那覇海上保安部の職員が、ツアーを開催している業者から聞き取った。
調査では、海に入る前に客の体調をきちんと確認しているか、初心者かどうか技量を把握しているかなど、安全対策や注意している点などを聞いていた。
調査に応じた業者は、初めてシュノーケリングをする人は緊張して足がつる場合があるので注意していることなどを伝えていた。
第11管区海上保安本部のまとめによると、県内で、去年までの5年間にシュノーケリング中におぼれたり沖合に流されたりするなどして事故にあった人は121人にのぼり、このうちおよそ45%にあたる54人が、死亡したり行方不明になったりしている。
また、事故にあった121人のうち、およそ4人に1人は、シュノーケルの先端から入った海水を誤って飲んでしまうことでパニックになることが事故の原因だという。
シュノーケリングツアーなどのインストラクターをして25年以上になるという北谷町の業者の男性は、「シュノーケリングのインストラクターは、資格があるわけではないので、お客さんの安全確保や案内の経験値にレベルの差がある。他の業者とも協力して、お客さんを安全に誘導したい」と話していた。
聞き取り調査を行った那覇海上保安部の職員に、シュノーケリングをする時の注意点について聞いた。
シュノーケルを使って海をのぞいている時、魚などに気を取られてあごを引くと先端から海水が入り込んできて慌ててしまい、事故につながるケースが相次いでいるという。
このため、そもそも、あごを上げてシュノーケルの先端が海に入らないようにして泳ぐことが基本だという。
ただ、それでも海水が入ったときは、慌てずに、勢いよく息を吹いてシュノーケルから海水を出して欲しいとしている。
那覇海上保安部の原園交通課長は、「シュノーケリングをする時はライフジャケットを着て浮力を確保し、シュノーケルの使い方をガイドなどに習ってから海に入って欲しい」と呼びかけていた。
出典
『シュノーケリング事故防止で調査』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5095521481.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。