2017年8月12日23時8分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後1時半ごろ、倉敷市下津井吹上の遊園地・鷲羽山ハイランドで、ジェットコースター「ウルトラツイスター」に乗っていた千葉県市川市、会社員男性(38)の安全バーが走行中に外れた。
男性は体が座席からずれ、施設の一部に背中が接触してやけどの軽傷を負った。
警察や同遊園地によると、ウルトラツイスターは全長約390mで定員6人。
男性は車両最後列の右側に座っていた。
終着地点の約10m手前で肩や腹を押さえていた安全バーが根元の固定部分から外れて上半身が横向きとなり、レール沿いの何らかの施設で背中を擦ったとみられる。
他の乗客4人にけがはなかった。
警察は、業務上過失傷害の疑いも視野に、事故の原因を調べている。
同遊園地の説明では、事故のあった車両は、いずれも法定の全体点検と車軸点検を、それぞれ7月中旬と8月上旬に行っていた。
毎日の営業前に目視や打音による点検も実施しているが、12日朝には異常は見つからなかったという。
事故を受け、同遊園地では5種類あるジェットコースターの運転を全て中止。
ウルトラツイスターを除く4種類は、安全が確認でき次第、13日以降に順次運転を再開する。
ウルトラツイスターの再開時期は未定。
同遊園地は、「楽しみに来られた方々に大変申し訳ない。二度とアクシデントを起こさないよう原因究明をしっかり行い、再発防止に努める」としている。
出典
『鷲羽山ハイランドで男性けが ジェットコースター 安全バー外れる』
http://www.sanyonews.jp/article/579623/1/
8月12日20時31分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、コースターは85°の急勾配を走る乗り物。
ゴール手前で後ろ向きに走行中に男性の体を押さえていた安全バーが根元から外れ、姿勢を崩した男性が施設の一部と接触してやけどをしたとみられる。
バーと車両の接続部分のボルトがとれて反対側に負荷がかかって折れ、ゴール付近の足場に落下したらしい。
大きな音を聞いた係員が緊急停止ボタンを押して走行を止めた。
出典
『コースターの安全バー外れ1人やけど 岡山の遊園地』
http://www.asahi.com/articles/ASK8D6GVNK8DPPZB00H.html
(2018年3月10日 修正1 ;追記)
2018年3月9日22時58分に山陽新聞から、バーは腐食などで破断した、維持補修会社は前年の点検で腐食を見落としていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
岡山県警は9日、業務上過失傷害の疑いで、遊園地の維持補修会社の役員男性(63)と、遊園地運営会社の役員男性(43)を書類送検した。
送検容疑は、昨年8月12日午後1時40分ごろ、「ウルトラツイスター」の走行中、座席の鉄製安全バーが根元付近から破断し、車両外に投げ出された千葉県市川市、会社員男性(39)の背中や頭などに約1カ月のけがを負わせた疑い。
いずれも容疑を認めている。
県警によると、鑑定の結果、安全バーの破断はさびによる腐食などが原因と分かった。
維持補修会社の男性は昨年7月下旬に行った法定点検(年1回)での確認が不十分で破断の恐れを見落とし、運営会社の男性は点検について適切な指示をしなかったとされる。
事故を受け、同コースターの運転は中止されている。
出典
『コースター点検業者ら書類送検 鷲羽山ハイランド事故で岡山県警』
http://www.sanyonews.jp/article/680992
3月9日16時40分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警によると、事故前の昨年7月に定期点検が実施されていたが、点検に関する指示や確認作業が不十分だったため、事故を防げなかったとしている。
コースターを鑑定した結果、事故原因は雨水による腐食や経年劣化などだと判明した。
出典
『遊園地事故で役員ら書類送検 「点検不十分」 岡山』
http://www.sankei.com/west/news/180309/wst1803090065-n1.html
2017年8月11日18時58分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前10時ごろ、千葉県香取市佐原の小野川で、観光船の船頭が橋の桁と船の屋根の間に頭を挟まれた。
男性は病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。
警察によると、死亡したのは同市に住む70代の男性。
男性は船の最前部に立ち、乗客約10人を乗せて操船中だった。
現場の橋はほかの橋よりも低い位置に架かっており、水面から高さ約1.2mに鉄製の橋桁があるという。
船頭は、屋根を傾斜させる作業を行って橋をくぐるが、橋の下で何らかの理由で立ち上がり、橋桁と船の屋根の間に頭を挟まれたという。
船は長さ約7mで、総延長約2.2kmを約30分かけてゆっくり遊覧する。
最後尾に船外機が付いており、船頭と船外機を操作する2人が乗務。
通常は屋根は付いていないが、雨のため屋根付き船を使用し、この日最初の運行だったという。
出典
『観光船の船頭が橋桁に頭挟まれ死亡 千葉・佐原』
http://www.sankei.com/affairs/news/170811/afr1708110014-n1.html
8月11日20時56分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前10時頃、千葉県香取市佐原イの小野川で、遊覧船(全長約7m)を操船していた70歳代の男性船頭が橋の下を通過する際、橋桁と船の屋根との間に頭を挟まれた。
男性は搬送先の病院で、外傷性脳挫傷で死亡が確認された。
警察の発表によると、男性はさおを持って船首に立ち、船尾で船外機を扱う船員と2人で運航していた。
橋の下をくぐる際、ふだんは橋桁にぶつからないよう頭を下げていたが、事故当時は船尾側を向いて頭を上げていたとみられる。
船の屋根は男性の首のあたりの高さにあり、この日の天候に対応して取り付けたものだった。
船には約10人の乗客がいたという。
遊覧船は江戸情緒を残す両岸の街並みを巡るもので、地元の観光・まちおこし会社「ぶれきめら」が運航している。
出典
『遊覧船の船頭、橋桁と船の屋根に頭を挟まれ死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170811-OYT1T50081.html
8月12日付で朝日新聞ちば首都圏版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
船が橋の下を通る際に一度かがんだが、橋を通り抜ける直前に頭を上げ、船の屋根と橋桁の間に頭を挟まれた。
8月12日10時34分に産経新聞からは、事故は関係者に大きな衝撃を与えたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
船頭の死亡事故が起きた千葉県香取・佐原地区の遊覧観光船。
歴史的な町並みを川から眺める名物として、観光客から人気は高かった。
ただ、激流下りとは異なり、小野川をゆっくりと進む船で起きた事故だけに、関係者の衝撃も大きい。
14日にはイベントも控える。
行楽客の多い夏休みに起きた事故に、今後の影響を懸念する声も聞かれた。
千葉県の観光入込調査報告書によると、「小野川沿い」へは52万人(平成27年)の観光客が訪れた。
昨年、佐原の山車行事がユネスコの無形文化遺産に登録され、外国人観光客も増えている。
観光船は、地面より下の位置を流れる川から町並みを眺めることができ、散策とは違った楽しみとなっていた。
船を運行する町おこし会社「ぶれきめら」の久保木社長(65)は取材に対し、「男性の遺族や、地域に迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝した。
久保木社長によれば、死亡した男性は約2年前から船頭として働いていたという。
船の運行は12日以降、しばらく自粛し、再開時期は未定といい、「再開できるまで、一から考え直していきたい」と話した。
出典
『佐原船頭事故死 関係者「考えられぬ」 運行、当面は自粛』
http://www.sankei.com/affairs/news/170812/afr1708120010-n1.html
(ブログ者コメント)
屋根がない状態の時、橋桁に頭をぶつけたヒヤリ事例などは、なかったのだろうか?
(2017年10月13日 修正1 ;追記)
2017年10月12日10時0分にgooニュース(千葉日報)から、観光船が再開されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「ぶれきめら」は11日、運行を17日に再開すると発表した。
国交省関東運輸局など関係機関の指導を受け、再開のめどが立った。
同社によると、事故後に同局などが現場検証に入り、ヒアリングを行った。
同局は安全管理規定の見直しを同社に求めたという。
要請を受け同社は、事故現場で他の橋よりも低い位置に架かっている「中橋」においては、
①橋桁と船上の距離が30cm以下の場合は運行しない
②5m手前で一時停止し、通過の際は最徐行する
などと規定を見直し。
今月5日に同局に受理された。
17日は午前9時半から安全祈願祭を行い、同10時から運行開始の予定。
出典
『佐原の観光船17日再開へ 事業者が安全規定見直し』
https://news.goo.ne.jp/article/chiba/region/chiba-20171012100652.html
2017年8月2日1時42分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月1日23時57分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後5時25分ごろ、長崎県佐世保市の大型リゾート施設「ハウステンボス」の遊具の「光のバンジージャンプ」(高さ約20m)で、福岡県古賀市の男性公務員(37)が20mの高さから飛び降りた際、体をつるす命綱のワイヤロープの部分が切れて地上に転落した。
エアマット(高さ約1.7m)の上に落下し、はずんで地面に落ちて、右肩を打撲する軽傷を負った。
警察が原因を調べている。
警察によると、命綱はジャンプ台とつなぐ部分が金属製のワイヤロープで、途中はゴム製ロープになっており、伸縮する。
男性が飛び降りた後、命綱が縮んでいったん体が浮き上がった時にワイヤロープが切れた。
男性は家族と一緒に遊びに来ていたという。
ハウステンボス社によると、バンジージャンプの遊具は2015年10月に導入。
月に2000~3000人が利用している。
今年5月に定期点検し、営業の前後にも目視でロープの摩耗などを確認しているが、異常はなかったという。
同社は2日からバンジージャンプの利用を中止する。
経営企画室は「お客様がけがをされ、危険な目に遭わせてしまい申し訳ない。原因究明と再発防止に努めたい」としている。
出典
『長崎 バンジージャンプ命綱が突然切れる 1人軽傷』
https://mainichi.jp/articles/20170802/k00/00m/040/132000c
『バンジージャンプでワイヤ切れる、落下してけが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170801-OYT1T50147.html?from=ycont_top_txt
8月3日付で朝日新聞西部版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、ワイヤーは鉄製で直径6.35mm。
ほぼ半年に1度のペースで交換しているといい、今回切れたワイヤーは今年2月の定期検査で交換済みで、8月中旬ごろの検査で改めて取り換える予定だったという。
警察は3日、道具の管理に問題がなかったかなどを現場で調べる方針。
(2018年4月29日 修正1 ;追記)
2018年4月28日18時20分に読売新聞から、原因は特定できなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警が「ワイヤが切れた原因を特定できなかった」として、立件を見送る方針を固めたことが27日、捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、県警は、業務上過失傷害などの容疑を視野に、従業員や製造元などから事情を聞いていたが、ワイヤが切れた原因が構造上の欠陥か点検不備などの人為的ミスか特定に至らなかったことや、被害者が処罰を望んでいないことなどを考慮し、立件は困難と判断した。
HTBによると、バンジージャンプは事故後から営業を中止し、今年2月に一部を改修して別のアトラクションになっている。
出典
『ハウステンボスのバンジー事故、立件見送りへ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180428-OYT1T50002.html?from=ycont_top_txt
2017年7月31日5時53分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月31日0時27分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後8時前、新庄市で行われていた「子ども・夢・花火大会」の花火の打ち上げ中、打ち上げ用の筒の中で花火が暴発した。
この事故で、打ち上げ作業をしていたHさん(58)とSさん(61)の2人が腕を切るなどのケガをして、病院に搬送された。
2人とも軽傷とみられている。
花火大会の観客にけがはないという。
警察によると、けがをした2人は花火師の資格を持っていて、導火線に火をつける役割を担当していたという。
警察は、金属製の筒が壊れて2人に当たったとみて、事故の原因を調べている。
打ち上げは午後7時半から水田の中の道路で行われていたが、事故の影響で花火大会は中止された。
花火大会実行委員会の菅原委員長は、「事故原因を十分に究明して、今後再び開催するかどうかは検討していきたい」と話していた。
出典
『花火大会で暴発 打ち上げ作業の2人ケガ』
http://www.news24.jp/articles/2017/07/31/07368419.html
『花火打ち上げる筒が暴発 2人けが 山形 新庄』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170731/k10011081071000.html
7月30日23時38分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
花火が地上に近い地点で暴発し、打ち上げに使う筒が壊れて2人にあたったとみられる
打ち上げ会場は水田にあり、毎年同じ場所で行っているという。
打ち上げ場所から観客がいる場所までは200m以上の距離があった。
出典
『花火大会で暴発、2人けが 山形・新庄』
http://www.sankei.com/affairs/news/170730/afr1707300012-n1.html
8月1日付で朝日新聞山形版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
花火大会は地元町内会などでつくる実行委員会の主催。
実行委員長を務める菅原区長によると、筒は田んぼの中の農道に並べて設置され、10連発の花火を打ち上げる予定だった、高さ約50cmのアルミ製の筒が破損した。
上に飛ぶはずの花火が横に飛んだように見えたという。
現場では、横手市の花火業者の従業員やアルバイトら計12人が作業をしていたが、警察によると、ほかにけが人はいなかった。
2017年7月30日8時13分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日夜、岐阜県で開かれた花火大会で、花火が想定より低い位置で開いて観客の周辺に飛び散り、一時、騒然となった。
29日夜に岐阜県大垣市で開かれた花火大会の映像からは、花火が観客の周辺に飛び散っている様子が確認できる。
警察などによると、29日夜、岐阜県大垣市の花火大会で打ち上げられた二尺玉が、想定よりも低い位置で開いた。
本来は500~600mの高さで開くはずだった。
火花は周辺に飛び散り、止めてあった車が焦げるといった被害が出た。
花火大会は大垣市で毎年開かれていて、29日も多くの人で賑わい、一時、騒然となったが、けが人はいなかった。
大会は20分ほど休止して再開したが、警察などが当時の状況を調べている。
出典
『花火大会で花火が低い位置で開く 一時騒然』
7月30日8時57分に岐阜新聞から、7月30日付で朝日新聞(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
水都まつり協賛「第61回大垣花火大会」が29日夜、大垣市東町の揖斐川河畔で開かれ、約3000発の花火が西美濃の夏の夜空を彩った。
・・・・・
中盤では、2尺玉(20号)が低空で開いたため、プログラムをいったん中断。
会場の安全を確認し、スターマインなど通常のプログラムを再開した。
予定していた2発目の2尺玉の打ち上げは取りやめた。
警察などによると、低空で破裂したのは、この日打ち上げられた中で一番大きな2尺玉だった。
出典
『夜空に描く夏の華 大垣花火大会』
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170730/201707300857_30156.shtml
2017年7月28日19時5分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
相次ぐシュノーケリング中の事故を防ぐため、今後、具体的な注意の呼びかけにつなげようと、海上保安部が、恩納村の人気のスポットでシュノーケリングのツアーを開催する業者に、注意している点などについて聞き取り調査を行った。
調査は、シュノーケリングの人気スポットとして知られる「青の洞窟」がある恩納村の真栄田岬で行われ、那覇海上保安部の職員が、ツアーを開催している業者から聞き取った。
調査では、海に入る前に客の体調をきちんと確認しているか、初心者かどうか技量を把握しているかなど、安全対策や注意している点などを聞いていた。
調査に応じた業者は、初めてシュノーケリングをする人は緊張して足がつる場合があるので注意していることなどを伝えていた。
第11管区海上保安本部のまとめによると、県内で、去年までの5年間にシュノーケリング中におぼれたり沖合に流されたりするなどして事故にあった人は121人にのぼり、このうちおよそ45%にあたる54人が、死亡したり行方不明になったりしている。
また、事故にあった121人のうち、およそ4人に1人は、シュノーケルの先端から入った海水を誤って飲んでしまうことでパニックになることが事故の原因だという。
シュノーケリングツアーなどのインストラクターをして25年以上になるという北谷町の業者の男性は、「シュノーケリングのインストラクターは、資格があるわけではないので、お客さんの安全確保や案内の経験値にレベルの差がある。他の業者とも協力して、お客さんを安全に誘導したい」と話していた。
聞き取り調査を行った那覇海上保安部の職員に、シュノーケリングをする時の注意点について聞いた。
シュノーケルを使って海をのぞいている時、魚などに気を取られてあごを引くと先端から海水が入り込んできて慌ててしまい、事故につながるケースが相次いでいるという。
このため、そもそも、あごを上げてシュノーケルの先端が海に入らないようにして泳ぐことが基本だという。
ただ、それでも海水が入ったときは、慌てずに、勢いよく息を吹いてシュノーケルから海水を出して欲しいとしている。
那覇海上保安部の原園交通課長は、「シュノーケリングをする時はライフジャケットを着て浮力を確保し、シュノーケルの使い方をガイドなどに習ってから海に入って欲しい」と呼びかけていた。
出典
『シュノーケリング事故防止で調査』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5095521481.html
2017年7月17日1時24分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後6時55分頃、茨城県結城市で行われていた「結城夏祭り」で、市内を巡っていた神輿から本体が落下し、神輿の左後方にいた担ぎ手の会社員男性(38)(栃木県小山市)が道路に転倒した。
男性は頭を強打しており、外傷性くも膜下出血などで意識不明の重体。
警察で事故原因を調べている。
出典
『神輿が落ち、担ぎ手男性が倒れ頭を強打し重体』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170717-OYT1T50005.html
2017年7月16日21時40分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後2時50分ごろ、山梨県富士吉田市の遊園地「富士急ハイランド」のジェットコースター「ド・ドドンパ」が走行中に停止した。
乗客7人が乗っていたが、けが人はいなかった。
富士急ハイランドによると、トラブルは全長1244mあるコースの中盤付近で発生。
空中を1周するループ(直径約40m)を回りきれず逆送し、ループ手前のコース上で傾いた状態で止まった。
係員が脚立が届く場所まで移動させ、救助したという。
係員が調べたところ、51輪のタイヤのうち、左後部のタイヤ一つがパンクしていた。
走行中に破裂してスピードが出ず、ループを回りきれなかったとみている。
「ド・ドドンパ」は人気アトラクション「ドドンパ」を改良したジェットコースター。
8人乗りで、スタートから1.56秒で時速180kmに到達する。
世界一の加速力と世界最大級のループが売りで、15日に運行を始めたばかりだった。
初日にも、走行中にタイヤがパンクするトラブルがあったが、途中で停車することはなかった。
タイヤを交換して試運転をした上で「支障はない」と判断。運行を続行したという。
富士急ハイランドは16日、トラブルを県と県警に届け出た。
担当者は、「楽しみにしていた来場者に心配をかけてしまった。安全運行を心掛け、なるべく早く再開したい」としている。
出典
『富士急ハイランド ド・ドドンパ緊急停止 タイヤパンクか』
https://mainichi.jp/articles/20170717/k00/00m/040/043000c
7月16日21時29分に共同通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富士急ハイランドによると、圧縮した空気で勢いよく押し出されたコースターが、直径39.7mのループの途中で失速し、最も高い地点に上がる前に停止して逆走。
係員が人力でコースターを平らな場所に移動させ、脚立を使い、約15分後に乗客を降ろした。
出典
『富士急コースターがパンクで停止 営業開始2日目』
https://this.kiji.is/259251282147524609?c=39546741839462401
7月18日14時50分に毎日新聞から、営業を再開したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「富士急ハイランド」は、安全が確認できたとして、18日午前10時半から営業を再開したと発表した。
同社によると、タイヤのチューブがホイールに挟まって破れ、パンクしたとみられる。
試運転を重ねて対策を講じたとしている。
(共同)
出典
『富士急ハイランド コースターが営業再開』
https://mainichi.jp/articles/20170718/k00/00e/040/142000c
(ブログ者コメント)
○何度も試運転を重ねてきたはずなのに、なぜ、試運転時にパンクしなかったものが、営業運転開始直後に2日続けてパンクしたのだろう。その点も解析したのだろうか?
○報道内容から推測すると、初回パンク時はタイヤを交換しただけで、パンクした原因は解析しなかったのかもしれない。
もしそうだとすれば、なぜ解析しなかったのだろう?
(2017年8月15日 修正1 ;追記)
2017年7月17日付の山梨日日新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
タイヤ51本のうち、4列目の左側1本がパンクしていて、内部のチューブの破損を確認した。
同社は、リニューアルに伴い、2000回近い試運転を行ったとして、「構造に問題はない」としている。
2017年7月14日20時0分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県警は14日、神戸市中央区のワールド記念ホールなどで今年5月7日に開催された音楽フェスティバル「カミングコウベ」で出入り口が混雑した際、転倒した大阪府藤井寺市の女性(21)が重傷を負うなど、少なくとも観客3人が負傷していたと発表した。
県警によると、女性は同日午後1時すぎ、ホールを出ようと出入り口付近に近づいた際、混雑に巻き込まれて転倒。
帰宅後に病院で受診し脊髄損傷と診断され、入院した
派遣社員の女性(19)=大阪市=と男子高校生(16)=大阪府富田林市=も軽傷を負い、県警は、同じころに混雑に巻き込まれたとみている。
フェスを巡っては、短文投稿サイト「ツイッター」などに同日、「将棋倒しで出入り口がふさがれた」、「負傷者がいる」などの書き込みがあった。
実行委は当初、負傷者は確認されていないと説明していた。
県警は書き込みなどを基に、負傷者3人から事情を聴いた。
フェスには約3万5000人が訪れたといい、来場者はホール(定員6000人)や周辺に数カ所あるステージを行き来していた。
県警は、他に負傷者がいなかったか確認を急ぎ、業務上過失致傷容疑を視野に、当日の経緯などを調べる。
カミングコウベは、阪神・淡路大震災で受けた全国からの支援に対し、感謝を発信する無料のチャリティーフェスティバル。
2005年に始まり、今年は13回目だった。
出典
『5月の音楽フェス混乱騒ぎ 観客3人重軽症だった』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201707/0010370255.shtml
※2017年5月8日12時20分に神戸新聞から、当時の混雑状況を報じる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後、神戸市中央区港島中町6のワールド記念ホールで開かれていた音楽フェスティバル「カミングコウベ」で、一部の観客が1階席から壁をよじ登って2階席へ移り、主催の実行委員会が注意する場面があった。
短文投稿サイト「ツイッター」などインターネットへの投稿が相次いだが、けが人などはなかった。
実行委や警察などによると、同日午後1時ごろに観客の一部が壁をよじ登っているのを確認し、注意を呼び掛けるアナウンスを流した。
ネット上では「将棋倒しで出入り口がふさがれた」「負傷者がいる」などの書き込みもあったが、そういった事実は確認されていないという。
実行委の担当者は、「壁を登る観客は毎年いた。次回以降は危険行為がないよう、警備やアナウンスを徹底したい」と説明。
フェスには約3万人が訪れ、騒動当時は6000~8000人がいた。
出典
『神戸の音楽フェス一時混乱 観客が一時壁よじ登る』
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201705/0010166279.shtml
2017年7月12日2時30分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ゴルフ練習場で隣の男性の打球が天井で跳ね返り、頭に直撃してけがをしたとして、兵庫県芦屋市の男性プロゴルファー(45)が約1270万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪地裁であり、球を打った男性が80万円、ゴルフ練習場の運営会社(大阪市)が320万円を支払うことで和解した。
和解は6月1日付。
打球が天井で跳ね返る事故は異例といい、業界関係者は「思わぬ方向に飛ぶこともあるので注意して」と呼びかけている。
訴状などによると、2011年、レッスンプロのゴルファーが兵庫県尼崎市の練習場で受講生にフォームを指導中、左隣の男性の打球が天井で跳ね返り、左側頭部に直撃した。
ゴルファーは頸椎捻挫と診断され約2年間通院し、首に痛みが残った。
球を打った大阪市内の男性は、ゴルフ歴1年の初心者だった。
練習場は3階建てで、事故があった2階部分の天井は高さ3.5m。
打球は、天井から防球ネットをつるす金属部分に当たって跳ね返ったとみられる。
ゴルファーは、男性が注意義務を怠ったとして、14年に提訴。
男性側は、事故を予見できなかったと反論する一方、「正しい位置で打ったのに事故が起こったのは練習場の責任だ」と主張。
練習場の運営会社も訴訟に参加する事態に発展した。
運営会社側は、近隣のゴルフ練習場3カ所から聞き取り調査し、「過去7~20年間に同様の事故が起きたのは1件だけ」として、危険を予想できなかったと反論した。
一方、ゴルファーは大学ゴルフ部の協力を得て再現実験を行い、打席に跳ね返ることを証明した。
裁判所は、「男性のショットに落ち度があり、球が跳ね返ったのは練習場の設備に問題があった」として、責任割合を2対8とする和解案を示し、3者が受け入れた。
関西ゴルフ練習場連盟(大阪市)の財田事務局長は、「通常、打球が天井に当たることは想定しておらず、今回のような事故は極めて珍しい」と指摘。
初心者は、地面を打つ「ダフリ」を避けるため、高いティーを使う傾向があるといい、「ドライバーが球の下に入り、打球が真上に飛ぶこともあるので、注意してほしい」と話している。
出典
『ゴルフ 練習場運営会社がレッスンプロと和解 打球でけが』
https://mainichi.jp/articles/20170712/k00/00m/040/180000c
2017年7月13日19時47分にNHK石川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月14日付で朝日新聞石川全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後10時ごろ、JR金沢駅前の金沢市堀川町にあるビルのガラスが割れ、道路に落ちてけがをしている人がいると、近くを歩いていた人から警察に通報があった。
警察によると、ビルの6階に入っているカラオケ店のガラスが割れて、その破片がビルの前の道路を歩いていた20代の男女4人にあたったという。
4人は頭や腕などに切り傷を負うなど軽いケガをしたということだが、命に別状はないという。
当時、カラオケ店にいた客のうちの40代の男性が窓ガラス(縦約170cm、横約90cm)にもたれかかったところ、ガラスが割れ、半分ほどが道路に落ちたという。
この男性にケガはなかったという。
警察によると、割れたガラスの破片を回収するため、ビルの前の道路のうち、片側2車線が約2時間にわたって通行止めになった。
警察は、カラオケ店の中にいた人の話を聞くなどして、なぜガラスが割れたのかなど、当時の詳しい状況を調べることにしている。
出典
『駅前ビルの窓ガラス割れ4人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3025138181.html
(ブログ者コメント)
映像を見る限り、網入りではない普通のガラス窓。
割れてないほうには、消防進入目印の▼マークが見えていた。
窓枠のつもりがガラスに直接もたれかかったということだろうか?
(2017年8月15日 修正1 ;追記)
2017年7月14日付の北国新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
警察によると、男性が窓に寄りかかった際、ガラスに後頭部がぶつかり割れた。
2017年7月3日23時37分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県内で2日に行われた日本テレビ系の特番「うわっ!ダマされた大賞」の収録リハーサル中に、番組の制作スタッフの女性が後頭部を打ち、重傷を負っていたことが3日、分かった。
同局によると、スタッフは2日午後4時ごろ、池に浮いているウレタン製のセットに飛び移った際、尻もちをついて後頭部を打ったという。
関係者によると、スタッフは救急搬送されて現在も入院中。
意識はあり、命に別条はないという。
静岡県警が詳しい状況を調べている。
22日に予定されていた放送は取りやめる。
同局は、「スタッフがけがをする結果となり、誠に遺憾です。事実関係を確認した上で、安全管理をさらに徹底してまいります」とコメントした。
出典
『日テレ 特番収録リハーサル中にスタッフ女性が重傷 静岡』
https://mainichi.jp/articles/20170704/k00/00m/040/102000c
7月4日0時13分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同局によると、2日午後4時頃、静岡県内のロケ地で、スライダーから池に浮かべたセットに飛び移る演出のリハーサルをしていたスタッフが、尻からセットに落ち、後頭部を打って重傷を負った。
けがの詳細は明らかにしていないが、現在も入院中という。
出典
『日テレ制作スタッフ、収録リハーサルで重傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170703-OYT1T50100.html
2017年3月21日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6910/
(2017年7月6日 修正4 ;追記)
2017年6月29日6時31分にNHK北海道から、店側はずさんな工事をしていた看板設置業者を訴える方針だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後の裁判で、看板の溶接が不十分だった点や看板の部品どうしをつなぐビスの数が不足していたことが明らかになったが、ことし3月、札幌地裁は、落下した原因に関係なく、副店長に安全管理を怠った責任があるとして罰金の有罪判決を言い渡し、副店長が判決を不服として控訴し、29日から2審の裁判が始まる。
一方で、店の運営会社は、33年前に設置された看板の工事がずさんだったことが事故につながったとして、刑事裁判とは別に、当時、工事を担当したオホーツク地方の業者を相手取り、民事裁判を起こす方針を決めたことがわかった。
今回の対応について運営会社は、「刑事裁判で問えなかった落下の原因や責任を民事裁判で明らかにしたい」と話している。
出典
『看板落下事故 工事業者を提訴へ』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170629/4645141.html
(2017年7月17日 修正5 ;追記)
2017年7月14日19時24分にNHK北海道から、罰金判決が確定したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌高裁は先月、「看板の近くにある窓から確認すれば危険を予測できた。1審判決に不合理な点は認められない」として、1審に続いて罰金40万円の判決を言い渡していた。
裁判所によると、副店長が期限となっていた13日までに上告の手続きを取らなかったため、これによって罰金40万円の判決が確定した。
出典
『看板落下事故 罰金の判決確定』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170714/5184721.html
(2018年6月18日 修正6 ;追記)
2018年6月16日5時0分に北海道新聞から、札幌市は有資格者による点検を条例で義務付けるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市は15日、安全基準を定めた屋外広告物条例を改正する方針を固めた。
有資格者による看板の定期点検の実施が柱で、違反した場合は所有者らに罰金を科す。
市内で開いた市屋外広告物審議会(大萱(おおがや)昭芳会長)で検討に着手した。
本年度内に市議会に条例改正案を提出し、19年4月の施行を目指す。
主な改正内容は
《1》看板の所有者らが、専門知識を持つ国家資格の屋外広告士による劣化状況の点検を実施
《2》点検は看板の規模によって1年か3年ごとに1回行い、所有者らが結果を文書で市に報告する
など。
無資格者による点検など、条例違反は30万円以下の罰金とする。
出典
『屋外広告、有資格者が点検 「かに本家」事故受け札幌市が義務化へ』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/199953/
2017年6月22日20時14分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月22日19時36分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後2時ごろ、留寿都村にある「ルスツリゾート」にある遊園地で、修学旅行のため訪れていた青森県弘前市立千年小学校に通う6年生の11歳の男子児童が大型遊具から落ちた。
警察によると、児童は後頭部を打ったほか、ひざに擦り傷を負い、けがの程度は軽いという。
児童は22日、6年生の児童と教員、あわせて58人で遊園地を訪れ、警察によると、ほかの児童と一緒に「バイキング」と呼ばれる、船の形をして前後に大きく揺れる大型遊具に乗っていて落ちたという。
当時、児童は3人で腰掛けるシートの最後尾の端に座っていて、安全バーでシート全体を固定していたということだが、安全バーから体がすり抜け、15cmほど下の遊具の乗り場に落ちたという。
これまでの調べに、児童は「背中がかゆく、片手を離したところ、雨でぬれていた足が滑って、下に引っ張られるように抜け落ちた」と話しているということで、警察が当時の詳しい状況を調べている。
ルスツリゾートの運営会社によると、事故があった「バイキング」は、船の形をして前後に大きく揺れる大型の遊具で、最も高いところで地上約6mまで上昇する。
定員は40人で、利用する際に年齢の制限はないが、身長は1m10cm以上という条件があるという。
ルスツリゾートの遊具を管理する部署によると、男子児童が落ちたのはブレーキがかかってからで、揺れはなくなってきていたが、遊具が下向きになったときに、男子児童の体が胸の付近に固定されていた安全バーからすり抜けてしまったという。
出典
『大型遊具から落ち男子児童けが』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170622/4505111.html
『遊園地の「バイキング」から男児転落、軽傷 北海道』
http://www.asahi.com/articles/ASK6Q65F2K6QIIPE02K.html
6月22日17時12分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バイキングは停止する途中だった。
事故時に乗っていたのは、男児と他の児童2人の計3人だけだった。
横一列に並び、男児は端に座っていた。
安全バーは金属製で、頭上から胸にかけて下ろし、一列で共有するタイプだった。
出典
『乗り物バイキングから転落 修学旅行の小6男児けが 北海道、ルスツリゾート』
http://www.sankei.com/affairs/news/170622/afr1706220029-n1.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像では、アナウンサー?が事故の再現をして見せていたが、それによると、座席の右端に座っていた児童が斜め右前方の船外に向けて足からスルリと抜けた模様。
(2017年10月28日 修正1 ;追記)
2017年10月26日12時13分に読売新聞から、事故調査報告書が公表されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省は25日、遊具が転落を防止する構造になっていなかったことが原因などとする事故調査報告書を公表した。
報告書では、安全用の手すりでは体が完全に固定されない上、座席横にある乗降口にも扉などがなく、こうした構造が事故につながったとした。
同省によると、同遊園地は8月から、座席の片側を金属製の柵で塞ぎ、乗降口にチェーンを付けるなどの再発防止策を講じて運転を再開した。
また、同型機が北海道や栃木、愛知などの計19遊園地に設置されていることから、同省は9月、同様の対策を講じるよう、各遊園地側に指導した。
出典
『ルスツ遊園地事故「転落防げない構造」…報告書』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171026-OYT1T50028.html
10月25日14時0分に日本経済新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書によると、乗り物の安全バーが体を完全に固定する構造になっていなかった。
座席には滑り止めも装備されておらず、乗り物の出入り口には扉がついていなかった。
報告書は、こうした構造が事故につながったと分析している。
国交省によると、製造元が同じで同型の乗り物と、構造が似ており転落する恐れがある遊具は、北海道、宮城、新潟、東京、福井、静岡、愛知、兵庫、広島、岡山、熊本など、18都道県の27遊園地にある。
同省は、ルスツリゾートを含むこれらの遊園地に対し、自治体を通じて、乗り物の出入り口に扉や柵を設置するなど再発防止策をとるよう指導した。
出典
『「海賊船」に構造上の問題 27遊園地に対策指示 国交省』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22674300V21C17A0CC0000/
10月25日付の北海道新聞紙面には、事故時の状況に関し、やや分かりやすい記事が下記趣旨で掲載されていた。
運行時には席に座った乗客の前に水平の安全バーが下りてきて、乗客が安全バーを掴むことで転落を防ぐ仕組み。
しかし、乗客が体勢を崩した場合、座席と安全バーの間から体がすり抜け、座席前方の床へ滑り落ちる恐れがあった。
床部分は左右両側に転落防止用の柵などがなく、男児はここから遊具の外側へ落ちた。
高さは約30cmとみられる。
2017年5月31日付で伊勢新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽三丁目)が運営する飲食店「B」で、小麦と乳製品が使われたカレーを食べた2歳の女児が食物アレルギーを発症していたことが、30日、水族館への取材で分かった。
アレルギーに配慮していることを示す「アレルギー対応」とメニューに表示していたにも関わらず、アレルギーの一部原因となる小麦と乳製品がカレーに含まれていた。
女児は一時的な呼吸困難となったが,現在は落ち着いているという。
同館によると、女児は今月28日、愛知県から母親と2人で来館。
昼食にカレーを食べて、アレルギーを発症したという。
女児は呼吸困難やじんましん、顔の腫れなどの症状があり、母親が伊勢市内の病院に搬送した。
女児の呼吸は落ち着いたものの、顔の腫れや下痢などの症状が残っているという。
女児が食べたのは「ワニカレー」というメニュー名のカレー。
同館では、春の大型連休(ゴールデンウイーク)まで、このカレーについては低アレルギーのルーを使用していたが、今月8日から小麦や乳製品を含む通常のルーに切り替えたという。
しかし、「アレルギー対応」の表示は残したままだった。
同館は成分を確認するため、このカレーの販売を中止している。
同館は29日に母親に直接謝罪した。
公式ホームページで経緯などを掲載。
担当者は、「ご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。今後、アレルギー物質や対応を学ぶ教育を徹底し、販売と管理体制を強化していく」としている。
出典
『カレー食べ、アレルギー発症 2歳女児、メニュー誤表記 鳥羽水族館』
http://www.isenp.co.jp/2017/05/31/3864/
5月31日11時52分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県鳥羽市の鳥羽水族館は、館内の直営レストランが提供したカレーの食物アレルギーに関する表示を誤り、これを食べた愛知県内の女児(2つ)が呼吸困難や下痢、顔の腫れなど、小麦粉や乳製品に対するアレルギーを発症したことを明らかにした。
30日にホームページで発表した。
同館によると、女児は28日昼ごろ、母親と「ワニカレー」を食べ、アレルギー症状が出たため、三重県伊勢市内の救急外来で治療を受けた。
現在も下痢の症状が残っている。
「アレルギー対応」だったカレーのルーを8日に「アレルギー非対応」に切り替えたが、店内の表示変更を怠っていた。
同館は、連絡を受けた28日午後3時すぎにカレーの提供を中止したが、既に96食を販売しており、注意を呼び掛けている。
今回の問題を受け、同館が直営2店のメニューをチェックした結果、材料に7大アレルゲンを含むメニュー5点も「アレルギー対応」と誤った表示で提供していたため、販売をやめた。
同館は「販売や管理体制を強化し、再発防止に努めたい」と話している。
出典
『鳥羽水族館がアレルギー誤表示 カレー食べた2歳児発症』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017053190115239.html
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2017年5月4日19時28分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
相模原市南区の相模川河川敷で4日、開かれたイベント「相模の大凧まつり」で、大だこ揚げの最中に綱の引き手の男性が空中から地面に転落するなどし、3人が病院に運ばれた。
消防によると、いずれも軽傷。
消防や主催者によると、河川敷では約15m四方、重さ約950kgの大だこが3回揚げられた。
1回目の午後1時40分ごろ、綱の引き手約80人のうち30代男性が綱を持ったまま浮き上がり、約3mの高さから転落、頭や腰を打って救急車で運ばれた。
近くにいた70代男性は綱から手を離した際に倒れ、地面で顔を擦った。
さらに3回目の大だこ揚げで、引き手の別の30代男性が綱から振り落とされ、顔にけがをした。
当時、河川敷の風は、やや強めだった。
「相模の大凧まつり」は、日本一大きいとされるたこを揚げる勇壮なイベント。毎年5月4日と5日に行われ、関東地方などから観光客が集まる。
出典
『綱を持ったまま浮き上がり、3メートルの高さから転落…大だこ揚げで3人けが
相模原のイベント』
http://www.sankei.com/affairs/news/170504/afr1705040011-n1.html
2017年4月28日13時18分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島市中区の雑居ビルで、2015年10月、メイドカフェの従業員と客計6人が死傷した火災で、飲食店の男性従業員が、出火直前に火元とみられる1階階段のごみ置き場付近で「ガスバーナーでゴキブリの駆除をしていた」と説明していることが、28日、捜査関係者への取材で分かった。
警察は、火災につながる行為とみて、近く、男性従業員を重過失失火などの容疑で書類送検する方針。
捜査関係者によると、男性従業員はビルテナントの店で働いていた。
警察の任意の聴取に対し、ごみ置き場付近でゴキブリにアルコールスプレーを吹き付け、ガスバーナーを使用したと話したという。
警察は、火がついたまま動き回るゴキブリなどを介して、近くのごみなどに燃え移ったとみている。
また、ビル所有者とメイドカフェ運営会社社長が、防火措置を講じる注意義務を怠った疑いがあり、警察は、2人を業務上過失致死傷容疑で書類送検する方針。
火災は15年10月8日夜、中区流川町の2階建て木造一部鉄骨造りのビルで発生。
1、2階にあったメイドカフェの客と従業員の計3人が急性一酸化炭素(CO)中毒で死亡し、3人が重軽傷を負った。
一部の遺族は、昨年、ビル所有者らを相手取って約8000万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こしている。
出典
『広島ビル火災 火元は「ガスバーナーでゴキブリ駆除」』
http://mainichi.jp/articles/20170428/k00/00e/040/263000c
4月28日11時47分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
このビルに入居する飲食店の従業員だった男性が、警察の任意の事情聴取に対し、「ゴキブリを駆除するのに火を使った」という趣旨の説明をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。
警察は、この火が周囲に引火して火災が起きたかどうか、慎重に調べている。
火災は15年10月8日午後9時40分ごろに発生。
木造一部鉄骨の2階建てビルが全焼し、2階のメイドカフェのアルバイト従業員の女性(当時28)と男性客2人(いずれも当時36)が死亡した。
火元は段ボールなどが置かれていた1階の階段横とみられ、捜査関係者によると、別の飲食店に勤めていた男性は出火当時、近くでゴキブリに火をつけ、駆除していたという。
出典
『「ゴキブリ駆除に火使った」従業員が説明 3人死亡火災』
http://www.asahi.com/articles/ASK4X3JLMK4XPITB00D.html
(2017年6月9日 修正1 ;追記)
2017年6月7日13時49分に朝日新聞から、関係者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島県警は7日、ビル内の飲食店の店員の男(26)がガスバーナーでゴキブリを駆除しようとして引火したとして、重過失致死傷と重過失失火容疑で書類送検した。
「こんな場所で火を使えば火災になり、危険だという認識が薄れていた」と、容疑を認めているという。
県警によると、男はガスバーナーに火をつけ、アルコールスプレーを噴射してゴキブリを駆除しようとし、火が段ボールなどに引火。
ビルに燃え移って3人を死亡させ、3人を負傷させた疑いがあるという。
また、ビルの所有者の女(57)とメイドカフェの店長だった女(47)も、適切な避難訓練などを実施しなかったなどとして、業務上過失致死傷容疑で書類送検した。
出典
『3人死亡火災、店員ら書類送検 ゴキブリ駆除にバーナー』
http://www.asahi.com/articles/ASK6741V2K67PITB00F.html
6月7日22時25分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警によると、元店長は15年夏から、霧吹きで散布したアルコール製剤にバーナーで火をつける方法で害虫を駆除しており、元店長は「危険という認識が薄れていた」と供述したという。
県警は、火災当日の状況について、元店長は可燃物に点火したことを認識していなかったと判断した。
出典
『メイドカフェ火災 ガスバーナーで害虫駆除、3人書類送検』
https://mainichi.jp/articles/20170608/k00/00m/040/069000c
(ブログ者コメント)
朝日新聞の記事は、読み方によっては、火炎放射器のようにスプレーを使っていたとも読める。
2017年4月28日23時31分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後7時ごろ、群馬県渋川市渋川の焼き肉店「H」から火が出ていると、119番通報があった。
警察や消防によると、店舗2階から出火し、木造2階建ての店舗約85m2が全焼。
隣接する建物2棟の一部も燃えた。
30代の客の男性1人が、搬送先の病院で死亡が確認された。
男性2人女性3人の客と店員の男女2人も、のどにやけどなどのけがを負った。
新入社員の歓迎会のため、約20人で店に来ていた男性(27)によると、肉を焼いていた七輪から火が出て、店員が消火用のスプレーで火を消そうとしたが、スプレーが出なかった。
そのうち、火が上部のダクトに燃え移り、一気に屋根まで炎が燃え移った。
だれかが「逃げろ」と叫び、パニックになったという。
現場はJR渋川駅から北西約200m。飲食店が立ち並び、一時、騒然となった。
出典
『焼き肉店火災、1人死亡7人けが』
http://www.asahi.com/articles/ASK4X6TPCK4XUHNB00S.html
4月28日22時28分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出火当時、店の2階にいた客によると、しちりんから火が燃え上がったということで、1階に降りる階段付近は2階から避難しようとする人たちで、一時、騒然としたという。
出典
『飲食店火災8人搬送1人重体』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170428/3029392.html
4月30日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
けが人が1人増え、店の経営者の男性(38)が重体となるなど、客と店員の男女8人が重軽傷を負った。
5月3日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
店には消火器があったが、使われずに被害が広がった可能性があるという。
(2017年5月22日 修正1 ;追記)
2017年4月29日と30日付の上毛新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
会社の歓迎会で2階にいた男性(27)によると、焼き網からダクトに火が移り、天井に燃え広がったという。
「『逃げろ』という声が聞こえて、客が一斉に階段に押しかけた。女性店員が消火しようとしたが、うまくいかない様子だった」と話した。
出火時に働いていた経営者の妻(36)によると、2階は3団体、約40人が飲食し、満席状態だった。
経営者は火災に気づき、客の安否確認のため、水をかぶって2階に向かったという。
「亡くなった方もいる。本当に申しわけない」と涙ぐんだ。
(ブログ者コメント)
小規模な飲食店では、従業員に対し、避難とか消火といった教育訓練は実施していないところが多いのかもしれない。
(2018年11月8日 修正2 ;追記)
2018年11月6日19時46分にFNN PRIMEから、火は天井の葦簀に燃え広がったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
焼き肉店を経営する男が、業務上過失致死傷の疑いで逮捕された。
焼き肉店経営の小野容疑者(男性、39歳)は、渋川市の焼き肉店で、天井に設置された葦簀(よしず)に焼き肉の火が燃え移る可能性があるのに撤去しなかったため、2017年4月に焼き肉の火が葦簀に燃え移る火災が起き、35歳の男性が死亡するなど、2人を死傷させた業務上過失致死傷の疑いが持たれている。
小野容疑者は、経費節約のため、天井を葦簀で覆うことや排気設備の工事などを自分たちで行っていたということで、調べに対し、容疑を認めている。
出典
『焼き肉店で火事 経営者逮捕 群馬・渋川市』
https://www.fnn.jp/posts/00404895CX
11月6日17時14分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、これまでの調べで、テーブル席のしちりんから上がった炎が排気ダクトに付いていた油分に引火し、天井に燃え広がったことがわかった。
当時、店の2階では、燃えやすい「よしず」が天井一面に張られていたため、火の回りが早かったと見られていて、警察は、店の経営者の小野容疑者(39)が十分な防火対策を怠ったとして、6日、業務上過失致死傷の疑いで逮捕した。
出典
『焼肉店死亡火事で経営者を逮捕』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181106/0020993.html
2017年4月24日12時42分にYAHOOニュース(山陽新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前9時10分ごろ、岡山県美作市滝宮の岡山国際サーキットで、練習走行中のオートバイ7台が相次いで転倒する事故があり、岡山市のUさん(男性、38歳)、徳島県小松島市のIさん(男性、42歳)が全身を強く打ち、死亡した。
48歳と24歳の男性が、骨折など重傷のもよう。
警察やサーキット運営会社によると、走行していたのは岡山、香川、徳島、高知、奈良県のアマチュア16人。
いずれも男性で、高速走行が可能なライセンスを持っていた。
事故現場は、コース北部分にある「モスエス」と呼ばれる、やや下りの緩やかなS字カーブ付近。
1台がオイル漏れを起こし、後続車両がスリップするなどしたとみられ、警察は実況見分するとともに、カメラ映像などを分析し、詳しい原因を調べている。
運営会社によると、現場付近では、過去にもオートバイの死亡事故があった。
練習走行に参加し、事故に巻き込まれて転倒した高松市の会社員男性(42)は、「事故現場はスピードが出やすい場所。数台のオートバイが転がり、部品が散らばって、目を覆うような状況だった」と話した。
岡山国際サーキットは、1990年にTIサーキット英田としてオープン。
1周約3.7kmで、94、95年には、F1世界選手権が開催された。
練習走行中の死亡事故は、2007年9月と10年5月にも起きている。
出典
『岡山国際サーキットで事故 オートバイ転倒、2人死亡』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170424-00010001-sanyo-l33
4月24日12時50分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、先頭のバイクが転倒し、後続のバイク6台が巻き込まれたらしい。
消防は、負傷した7人のうち、4人を救急搬送した。
同サーキットによると、当時は約15人が、午前9時から練習中だった。
全員がコースの走行が許されるライセンスを保有し、一定のタイムで走れる技術を持っていたという。
この日は、排気量401CC以上のバイクが走っていた。
出典
『岡山国際サーキット バイク転倒2人心肺停止 練習走行中』
https://mainichi.jp/articles/20170424/k00/00e/040/222000c
(ブログ者コメント)
この事故の5日後に熊本県でも、レーシング場でバイクの練習をしていた際に死亡事故が起きてる。
(2017年4月29日23時41分 毎日新聞)
29日午後1時25分ごろ、熊本県大津町平川のレーシング場「HSR九州」で、山口市宮野下のKさん(50)が運転していたオートバイと広島市西区田方のⅯさん(44)が運転していたオートバイが接触。
Kさんは頭を強く打って搬送先の病院で死亡が確認された。
Ⅿさんは左足に軽傷を負った。
警察によると、30日は120~130台が出場するアマチュアレーサーらの大会が予定されており、29日は練習走行が行われていた。
現場は上り坂の直線コースで、事故原因などを調べている。
出典
『熊本のレーシング場 オートバイ同士接触、1人死亡』
https://mainichi.jp/articles/20170430/k00/00m/050/089000c
(2018年4月18日 修正1 ;追記)
2018年4月16日11時57分に日本経済新聞から、遺族が提訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月16日13時17分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
遺族らが16日、サーキットの運営会社と親会社のA社(愛知県)に対して、安全管理が不十分だったとして、計約3億5000万円の損害賠償を求めて岡山地裁に提訴した。
訴状では、1台のオートバイから漏れたオイルが路面に広がったことが事故の原因とし、サーキットが適切な場所に監視員を配置しなかったためにオイル漏れを発見できず、走行中止を知らせる赤旗での表示が遅れたと主張。
コースの構造についても、現場脇の退避スペースが極端に狭く、過去に複数回の死亡事故が起きるなど安全性を欠いていると訴えている。
代理人弁護士によると、遺族らはサーキットに安全管理の改善を求めるため、提訴に踏み切ったという。
サーキット運営会社の担当者は取材に対し、「コース上の監視カメラと監視員で二重チェックをしていた。事故を確認したときは赤旗を上げて危険を知らせた」と話している。
事故は昨年4月24日に発生。
サーキットが発行するライセンスを持ったアマチュアらが走行中に7台が相次いで転倒し、2人が死亡、男性5人が重軽傷を負った。
〔共同〕
出典
『7人死傷、サーキット提訴 事故遺族らが岡山地裁に』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2942351016042018AC1000/
『サーキット事故 遺族ら賠償提訴 運営側に3.5億円求め』
https://mainichi.jp/articles/20180416/k00/00e/040/231000c
2017年3月5日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6844/
(2017年4月30日 修正1 ;追記)
2017年4月23日付で信濃毎日新聞から、換気目的で開けた扉を閉め忘れていたという下記趣旨の記事が、図解付きでネット配信されていた。
4月23日17時26分に読売新聞から、4月22日付で信濃毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
市動物園安全対策検証委員会は、22日、事故原因や安全対策の提言をまとめた報告書を小泉市長に提出した。
報告書は、事故は飼育員の人的ミスで起きたとしつつ、安全教育や人員配置なども要因だと指摘。
市は、既に提言に応じた安全策を講じたとして、5月3日に動物園の営業を再開する。
報告書によると、ナナは子宮内膜炎のため、約1カ月間、屋内寝室で生活。
女性飼育員は、事故発生の2月26日、臭気の強かったライオン舎を換気しようと、職員通路と屋外展示場をつなぐ扉(引き戸)=図A=を開けた。
さらに、ナナを屋外展示場に出そうと別の2つの扉=図B(鉄板の電動扉)、C(鉄格子の引き戸)=を屋内からのスイッチ操作などで開けたため、飼育員とナナが鉢合わせしたとみられる。
飼育員は、最初の扉を開けたのを忘れていたという。
動物園の作業ルールでは、3つの扉を同時に開けてはいけないことになっていた。
市は事故後、同園の正・臨時職員を計2人増員。
危険動物の寝床付近に飼育員が入る際は、扉開閉時の声出し確認や別の職員が必ず施錠をチェックするよう、飼育員に徹底した。
営業再開後、従来は午前8時半の開園時間を、平日は同9時半、土日曜と祝日は同9時とし、準備時間を長くする。
検証委委員長の坂本英房京都市動物園副園長(日本動物園水族館協会安全対策部長)は記者会見で、「ヒューマンエラー(人為ミス)が発生しても事故につながらないような安全対策を講じることが必要だ」と強調。
小泉市長は、「二度とこのような事故がないようにしていきたい」と陳謝した。
関係職員の処分については、今後、検討するとしている。
女性飼育員は3月下旬に退院。
自宅で療養しており、回復しつつあるといい、22日、コメントを発表した。
謝罪や支援者への感謝とともに、「一日も早く元気になって動物園に戻り、皆様に笑顔を届けられるように頑張りたい」とした。
市は、全国から励ましが寄せられたとして、5月3日は動物園がある懐古園を入園無料にする。
出典
『小諸市動物園、5月3日に営業再開 ライオン舎事故で報告書』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170423/KT170422FTI090018000.php
『ライオン事故、飼育員の扉閉め忘れ原因…検証委』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170422-OYT1T50114.html?from=ycont_top_txt
『小諸市動物園ライオン舎事故 市が「人為的ミス」判断』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170422/KT170421FTI090028000.php
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。