2020年2月9日20時20分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後2時半ごろ、兵庫県尼崎市水明町の尼崎競艇場で、レース中にボート同士が衝突し、松本選手(48)=神戸市北区=が水中に投げ出された。
松本選手は搬送先の病院で死亡が確認された。
兵庫県警尼崎南署によると、事故は第9レースの1週目で発生。
松本選手が第2ターンで左に曲がろうと減速した際に、後続のボートが松本選手のボートの左側面に乗り上げる形で衝突したという。
後続ボートの選手にけがはなかった。
同署が詳しい事故原因を調べている。
日本モーターボート競走会によると、松本選手は兵庫県出身。
勝率により分けられるランクは最高位のA1級だった。
https://www.sankei.com/affairs/news/200209/afr2002090009-n1.html
2月9日22時40分に読売新聞からは、バランスを崩して失速したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後2時30分頃、兵庫県尼崎市の尼崎競艇場で開かれていたレースで、松本選手(48)(神戸市北区)のモーターボートと後続のボートが接触。
松本選手は全身を強く打つなどし、搬送先の病院で約1時間半後に死亡した。
県警などによると、600メートルのコースを3周するレースで、松本選手のボートは1周目のターン中にバランスを崩し失速。
そこに後続のボートが乗り上げたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200209-OYT1T50089/
2月9日18時8分に朝日新聞からは、2004年にも死亡事故が起きていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県警尼崎南署によると、松本選手のボートが旋回している際に、後続のボートが松本選手の操縦席付近に乗り上げるような形になったという。
レースには松本選手のボートを含め6艇が出場していた。
尼崎競艇場場では、2004年3月にもレース中に死亡事故が起きている。
https://www.asahi.com/articles/ASN295WV0N29PIHB007.html
2020年2月9日20時57分に山形新聞から、下記趣旨の記事が事故現場の写真付きでネット配信されていた。
9日午後2時ごろ、山形市若宮3丁目のイオンモール山形南の1階センターコートで、ビニール製の滑り台が倒れ、利用していた男児と女児、20代女性の計5人が救急搬送された。
3~7歳の4人が頭や顔、足に打撲などの軽傷を負った。
山形署などによると、滑り台は空気を入れて膨らませる靴形の「シュースライダー」と呼ばれる遊具で、高さ約5メートル、幅約5メートル、奥行き約9メートル。
右側に横倒しになったが、下敷きになった人はいなかった。
目撃した人は、「子どもたちが泣き叫んでいてパニック状態だった」、「突然、巨大なものが倒れて騒然となった」と話していた。
イオンモール山形南が委託したイベント会社Kエンターテイメント(東京都)仙台営業所が8、9日の午前10時~午後6時の予定で設置し、有料で遊べるようにしていたが、事故発生時に責任者は不在で、スタッフ3人が対応していた。
同社がイオン山形南で、この遊具を設置するのは2回目だった。
イオンモール山形南の舘岡ゼネラルマネージャーは、「二度と起きないよう注意したい」と話したが、事故の詳細については「警察の捜査中なので話せない」と繰り返した。
https://www.yamagata-np.jp/news/202002/09/kj_2020020900190.php
2月9日20時35分にNHK山形からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後2時ごろ、山形市若宮3丁目にある商業施設「イオンモール山形南」の1階に設けられていた、空気を入れて膨らませて使うエア式の大型の滑り台が横転しました。
警察によりますと、この際、大人と子ども、あわせて6人が滑り台で遊んでいましたが、このうち、大人1人と子ども4人が、頭などを打ち病院に救急搬送されました。
病院で診察した結果、小学生と未就学児あわせて4人が、打撲などの軽いけがと診断されたということです。
警察によりますと、このエア式の大型滑り台は高さ5メートル50センチ、奥行きが9メートルの大きさで、東京に本社のあるイベント会社の仙台営業所が設置したものだということです。
また、商業施設の担当者によりますと、滑り台はバスケットシューズのような形をしていて、8日から9日までの2日間の予定で、屋内に設置していたということです。
警察が、滑り台が倒れた原因や当時の状況について詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20200209/6020005952.html
2020年2月9日0時19分に北海道新聞から、下記趣旨の記事が写真と現場の状況図付きでネット配信されていた。
8日午前11時55分ごろ、岩見沢市北村幌達布の北村地区河川水防センター敷地内で、乗車体験イベント中のスノーモービルが順番待ちの列に突っ込んだ。
岩見沢消防署などによると、岩見沢市と砂川市の7~11歳の子供5人と保護者2人の男女計7人が病院に搬送され、いずれも脚の打撲などの軽いけが。
岩見沢署は、業務上過失致傷の疑いもあるとみて、スノーモービルを運転していた札幌市の男性(61)から事情を聴いている。
岩見沢署によると、スノーモービルはスタート位置で女児1人を座席前部に乗せた後に急発進し、7~8メートル先で順番待ちをしていた30~40人の列に突っ込んだ。
乗車中の女児にけがはなかった。
コースはスタート後、すぐ右カーブになり、列はコースに沿うように並んでいた。
男性は、「右に曲がるつもりだったが、直進してしまった」と話しているという。
イベントは岩見沢市や地元のNPO法人などによる実行委が主催。
実行委によると、男性は地元のスノーモービル同好会の依頼を受け、ボランティアでスノーモービルを運転していた。
乗車体験は子供向けで、運転者の前か後ろに子供1人を乗せるなどして、4台が1周800~900メートルのコースを周回。
スタート位置にはイベント関係者2人が立ち、子供たちの乗り降りの安全を確認していたという。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/391479/
2月8日17時39分にTBS NEWSからは、前に乗せていた女児の肘がアクセルに当たったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日正午前、北海道岩見沢市の子ども向けのイベントで、スノーモービルが近くにいた人に突っ込みました。
「一気に親子連れの中に飛び込んでいった。悲鳴が上がっていた」(目撃者)
消防などによりますと、この事故で、7歳から11歳の子ども5人を含む男女7人が軽いけがをしました。
当時、現場ではスノーモービルの体験会が開かれていて、関係者によりますと、運転していた男性が子どもを前に乗せて発進しようとしたところ、子どものひじがアクセルに当たり、順番待ちをしていた人たちに突っ込んだということです。
警察が当時の状況を調べています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3900409.html
2月8日18時50分に日本経済新聞からは、発進時に女児がバランスを崩したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岩見沢署によると、スノーモービルは60代の男性が運転。
運転手とハンドルの間に乗っていた同乗者が発進時にバランスを崩してハンドルにぶつかり、列に突っ込んだ。
イベントはJR上幌向駅から北北西約5.3キロの幾春別川の河川敷で開かれ、約150人が参加。
雪の下に苗木を植えるイベントとスノーモービル体験コーナーがあった。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55428200Y0A200C2CE0000/
(ブログ者コメント)
以下は、TBS映像の4コマ。
このアクセルレバーに当たったという感じで目撃者が指さしている。
順番待ちの列ができていたことから考えると、1人を体験乗車させた後、アイドリング状態で次の子どもを乗車させていた、ということだろうか?
もしそうだったとすれば、乗車させる時にはエンジンを切り、乗った子供の態勢が整ってからエンジンをかけるようにしておけば、この事故は防げたのかもしれない。
2020年1月25日9時32分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後7時15分ごろ、愛媛県宇和島市津島町増穂の牛の調教場で、近くに住む飼い主の三曳さん(男性、64歳)が倒れている状態で発見された。
知人の男性が119番通報し、病院で死亡が確認された。
宇和島署は、闘牛用の牛に突かれた可能性があるとみて、死因などを調べている。
署によると、三曳さんは屋外の調教場で倒れており、肋骨(ろっこつ)などを骨折していた。
近くには木にロープでつながれたオスの「喝王」(7歳、約900キロ)がおり、この牛に突かれたとみられる。
三曳さんは調教場から100メートルほど離れた牛舎で、闘牛用の牛を4頭ほど飼育していた。
これまでに闘牛大会に何度も出場し、地元で著名な飼い主だったという。
https://www.asahi.com/articles/ASN1T3213N1SPFIB001.html
2017年2月26日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6816/
(2019年12月5日 修正2 ;追記)
2019年11月27日12時30分にNHK山口から、市は過失を認め賠償金を支払うなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
美祢市はこれまで、男性の遺族と和解に向けた協議を行ってきましたが、「火をつける際の注意喚起を怠ったなど、安全への配慮が欠けていた」などと市側の過失を認め、男性の遺族に賠償金を支払うことを決めました。
秋吉台の山焼きは、美祢市などで作る対策協議会が毎年行っていて、協議会ではマニュアルを改訂して、市の職員が安全確保のための監視を行うようにするなど、安全管理の見直しを進めていました。
美祢市では、賠償を行うための議案を、来月開かれる12月定例議会に提案することにしていて、美祢市の西岡晃市長は、「改訂したマニュアルに沿って、引き続き、事故防止の徹底を図っていきたい」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20191127/4060004378.html
11月27日13時7分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
美祢市は27日までに、同市の秋吉台国定公園で2017年に山焼き作業中の男性が焼死した事故で、市の安全対策が不十分だったとして遺族に賠償金を支払うことを決めた。
市は賠償額を明らかにしていないが、関係者によると約4700万円となる見通し。
支払いのための議案を来月3日から始まる市議会定例会に提出する。
山焼きの主催者の対策協議会は、市が安全対策の徹底を怠ったなどとする調査結果を昨年7月に市へ提出していた。
https://this.kiji.is/572264686611104865?c=39546741839462401
2019年11月8日5時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市の第三セクター・札幌振興公社は7日、藻岩山で運行する「札幌もいわ山ロープウェイ」の下りのゴンドラ(乗員乗客26人)が同日午後0時20分ごろ、緊急停止したと発表した。
上りと下りのゴンドラには乗員乗客計27人が乗っていたが、けが人はいなかった。
原因は不明で公社は当面、運休することを決めた。
公社によると、ゴンドラが中腹駅出発から約3分後、異常を検知して緊急停止した。
停止後、予備のモーターに切り替えて2台のゴンドラを最寄り駅に移動。
乗客は公社のバスでふもとに降りた。
公社は停止から約30分後に北海道運輸局、約1時間10分後に札幌市に報告した。
ロープウェイでは今年8月、緊急停止したゴンドラが鉄塔に衝突し乗客ら7人が負傷。
現在は上りの定員を通常の66人から30人に減員して運行している。
9月中旬の運行再開後、緊急停止は初めてで、公社は前回の事故との関連も含めて調査する。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/362655/
11月9日7時54分にNHK北海道からは、速度超過検知装置の誤作動だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運行する札幌振興公社は8日、調査結果を発表し、緊急停止したのは数種類ある保安装置のうち速度超過を検知する装置が誤作動したことが原因だったと明らかにしました。
公社は新しいものに取り替えるとともに、そのほかの装置でも安全性が確認できるまで運休することにしています。
「札幌もいわ山ロープウェイ」は、ことし8月にゴンドラが緊急停止して支柱に接触し、男女あわせて7人がけがをする事故が発生し、運輸局から行政指導を受けたばかりでした。
札幌振興公社は「多大なご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます。早急に点検して安全を確認し、来週中には運行を再開したいです」としています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20191109/7000015176.html
11月8日18時42分にHTBニュースからは、故障した装置は8年前に取り付けたものだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この装置は8年前に取り付けられたもので新たなものに交換したということです。
もいわ山ロープウェイは9日と10日も運休して他の装置の点検を行い、運行再開は早くて11日となる見込みです。
https://www.htb.co.jp/news/archives_5966.html
11月12日23時38分に北海道新聞からは、安全対策を実施して運行が再開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日にゴンドラが緊急停止し、運休していた札幌市の「札幌もいわ山ロープウェイ」が12日夕、5日ぶりに運行を再開した。
運営する札幌市の第三セクター・札幌振興公社は同日から各装置の点検を強化。
ゴンドラが鉄塔に衝突して乗客が負傷した8月の事故も機器の不具合が原因だったことから、さらに安全対策に努める考えを示している。
運行再開は当初、午前10時半の初便を予定していたが、強風のため約6時間半後にずれ込んだ。
再開の午後5時前には、約60人の観光客らが山麓駅に集まった。
公社は11日に北海道運輸局に提出した報告書に基づき、安全対策を実施。
12日から新たに、営業時間中に安全装置を目視で確認する巡回点検を行うほか、8月下旬の事故で不具合があった過負荷を検知する安全装置や、今回故障が判明した速度超過を検知する過速度検出装置なども技術職員が1日複数回点検する。
異常を検知する部品の交換も、予定を2年前倒しし、年内に行う。
公社の豊島誉弘常務執行役員は同日、報道陣に対し、乗客の安全に関わる機器が相次いで不具合を起こしたことを陳謝した上で「紅葉を見る機会に運休し、市民、観光客の皆さんに申し訳ない」と述べた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/364011/
(ブログ者コメント)
今年8月の緊急停止トラブルは、本ブログでも紹介スミ。
その時の原因は、重量安全装置の誤作動&ブレーキ設定ミスだった。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9971/
2019年10月26日付で茨城新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後6時40分ごろ、土浦市の河川敷で開かれた「土浦全国花火競技大会」で、会場近くの国道6号側道付近にいた見物客近くに、一部の花火が不発のまま落下して破裂する事故があった。
市の大会本部によると、火の粉で男性(43)が右小指に軽いやけど、女性(44)が耳鳴りを訴え、救護所で手当を受けたほか、女性(43)と男児(6)の服が焦げた。
当時、打ち上げ会場付近はほぼ無風だったという。
市によると大会はいったん中断し、同7時すぎ、再開されたが、一部の花火が立ち入り禁止区域に落下するなどしたため、大会本部は安全確認のためさらに2度にわたり中断した。
この影響で、大会スケジュールが1時間ほど遅れた。
大会本部は打ち上げプログラムの3分の2を終えたところで、本来の終了時刻である午後8時半すぎに打ち上げを終了し、発表した。
終了が告げられると会場からは落胆のため息が上がり、帰り支度を始めた見物客らが列をなした。
2年続けて大会を完遂できなかった大会実行委員会長の中川清土浦市長は「安全安心を優先して、交通規制など考慮して終了とした。観客の皆さんにはプログラムを全て終えられず申し訳ない」と陳謝した。
同大会は昨年10月、花火が地上付近で破裂し、見物客10人が軽傷を負い、途中で中止となっている。
実行委は風速計の現場設置や打ち上げ場所の変更といった安全対策などを講じていた。
大会では「スターマイン」「10号玉」「創造花火」の3部門で2万発以上が打ち上げられる予定で、全国19都道県55業者の花火師が参加していた。
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15720861237291
10月28日18時48分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
打ち上げた花火玉が不発となって落下し破裂、学園大橋近くの側道の見物人1人が軽いやけどを負い救護所で手当てを受けた。
実行委は、落下場所付近の見物客に移動を求め、その間、大会は中断。
さらに消えないままの花火玉が地面に落下するなどで2回中断したが、3回とも「安全確認ができた」として再開。
複数の打ち上げは取りやめになったが、予定していた午後8時半過ぎに終了した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191027-OYT1T50050/
10月28日付で東京新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、打ち上げ場所から約二百十五メートル離れた観客席近くで花火が爆発したとみられる。
大会は約三十分中断し、安全を確認できたとして再開した。
だが、午後八時半の終了までに、火の粉が異常な落ち方をする事故も起き中断があった。
昨年の大会の事故原因について、市などでつくる実行委員会は「風速、風向き、筒の傾きが複合的に作用した」とした。
今大会は、新たにつくった風速の基準を満たしていることを確認し、打ち上げ前に筒の傾きもチェック。
打ち上げ場所と観客席の距離も昨年よりも十五メートル離したという。
市の公式ツイッターには「もう土浦花火は行きません」「二年連続事故とかあり得ない」など厳しい意見が寄せられた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201910/CK2019102802000139.html
10月28日18時2分にNHK茨城からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ことしは風速が10メートルを超えた場合は中断するといった、新たな基準を設けて開催していました。
実行委員会によりますと、当時の風速は基準未満で、花火を発射する筒の傾きなどにも問題はなかったという。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20191028/1070008116.html
10月28日付で茨城新聞からは、競技会としての表彰は行われなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大会は一時中断後に再開したもののプログラム途中で終了したため、同大会の表彰式は実施しないことが決まった。
同市商工観光課は「審査会の結果、すべての花火玉が打ち上げられておらず、公平な審査ができないことからノーコンテストにした」とした。
午後6時から打ち上げが開始されたが、同6時35分ごろ、一部の不発の花火が学園大橋近くの側道に落下。
破裂して3カ所に散り、火の粉で見物客の男性が指に軽いやけど、2人の服が焦げるなどした。
安全確認のため一時中断を数度はさみ再開されたが、予定の終了時刻を迎えたため、交通規制などを考慮して同8時半すぎに打ち上げを終了した。
同課によると、花火の打ち上げはスターマインが22作品中8作品、10号玉が45作品中35作品、創造花火が22作品中15作品の打ち上げにとどまった。
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15721747595476
10月30日付で茨城新聞からは、被害に遭った見物客は立入禁止区域にいたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
花火の落下現場は観覧が禁止されていた場所だったことが29日、分かった。
見物客が立ち入らないよう警備員が巡回していたが、看板などは設置されていなかった。
注意喚起が行き届かなかったとして、市は土浦署と合同で事故を検証するとともに、再発防止策を検討する。
同日の市長定例会見で市が明らかにした。
事故が起きた側道は、交通規制で歩行者が立ち止まって観覧することを禁止していた。
市が契約した警備会社の警備員が周辺を巡回し、観覧禁止場所に人が入らないよう注意していたが、「入り込んだ後、排除し切れない人がいて、そこに落下した」と同課はみている。
観覧禁止場所は市内各所で配った「花火大会交通規制図」に明記していたが、現場に看板などは設置していなかったという。
26日の風の状況は、午後8時半時点の上空393メートルで風速2メートル、同6時20分時点の地上付近で平均0・6メートル。
中止基準の10メートルを大きく下回っていた。
事故が起きた後、大会本部は警察からの要請を受けて中止を検討したが、風が安定し安全が確認されたとして打ち上げを続けた。
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15723585755414
(ブログ者コメント)
〇ブログ者は4回ほど、土浦花火大会を見に行ったことがある。
そして、そのうちの2回は、学園大橋近くの側道、つまり、おそらくは今回の事故現場近くで見物した。
その側道はといえば、打ち上げ開始の1時間前ほどに車が通行止めになり、それと同時に大勢の見物客がなだれ込み、中締めの大迫力スターマインが、若干の障害物には遮られるものの、目の前で炸裂する・・・そんな場所だ。
そして近くには確かに立入禁止区域があった。
そこは当然のことながら人が少ないので、これ幸いと次から次へと見物客が入り込み、警備員に注意されて退去しても、警備員がいなくなると、また別の見物客が入り込む・・・そんな状況だった。
今回事故が起きた場所も、それと同じだったのかもしれない。
〇昨年の事故は本ブログで紹介スミ。
2019年10月26日7時51分にFNN PRIME(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市内のライブハウスで、ポリ袋をかぶって行うパフォーマンスをしていた男性が死亡しました。
25日午後9時ごろ大阪市北区のライブハウスで「男性が急に倒れた。窒息したようだ」と消防に通報がありました。
倒れたのは大阪市都島区に住む古川さん(男性、60歳)で、病院に運ばれましたが死亡が確認されました。
警察によると25日はライブハウスのオープニングイベントが行われ、古川さんはポリ袋を被ってじっとしているパフォーマンスをしていたところ数分後に倒れたということです。
ライブハウスのスタッフによると、演出にはもともと倒れることも含まれていたため、男性が倒れた際も、パフォーマンスだと思い20分ほどそのまま見ていたということです。
会場には20人ほどの客がいたということで、警察は安全管理の状況などについて調べる方針です。
https://www.fnn.jp/posts/2019102607505301KTV/201910260751_KTV_KTV
10月26日12時20分にmBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後8時半過ぎ、大阪市北区のライブハウスで「男性が演技中に窒息して倒れた」と観客の女性から消防に通報がありました。
倒れたのは大阪市都島区の古川さん(60)で、当時、ポリ袋を頭からかぶって首元でくくり、じっと立っているパフォーマンスを披露していましたが、数分後に倒れたということです。
警察によりますと、古川さんは窒息したとみられ、病院で死亡が確認されました。
25日夜はライブハウスのリニューアルを記念するイベントが開かれ、客約20人が観ていたということです。
警察は、事前に古川さんのパフォーマンスの内容を把握していたかなど業務上過失致死容疑を視野に主催者から事情をきいています。
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20191026/GE00030145.shtml
2019年10月8日21時54分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後1時半ごろ、北秋田市森吉の小又峡(こまたきょう)にある「三階滝(さんかいのたき)」付近で男女2人が流されたと119番があった。
いずれも70代で、男性は関東圏などの中高年18人が参加したツアーのガイドで、女性はツアー客。
秋田県警のヘリが小又川の下流部で女性を発見し救助したが、心肺停止で死亡が確認された。
県警と消防が9日も男性の捜索を続ける。
県警によると、男性は秋田県仙北市の会社役員、小野さん(73)、女性は静岡県藤枝市在住とみられ、身元の確認を進めている。
ツアーを企画した旅行会社「クラブツーリズム」(東京都新宿区)によると、秋田の名勝地などを1泊2日で巡る内容で、ガイド1人と添乗員1人が引率していた。
この日は現場に近い森吉山(約1454メートル)に登る予定だったが、天候の悪化で取りやめ、小又峡の散策に変更。
18人のうち16人が参加した。
散策の参加者らから事情を聴いた地元の観光業関係者によると、散策中に小又川が急に増水し、一部の参加者が橋の上に取り残された。
この中にいた女性がバランスを崩し、小野さんが女性を支えようとして一緒に川に転落して流されたという。
残った参加者はその後、自力で脱出し無事だった。
気象庁によると、現場に近い北秋田市阿仁合地区ではこの日未明から断続的に雨が降り、午前9~11時に13ミリを観測していた。
県警は、安全管理面や当時の状況などについて、同社や参加者から事情を聴いている。
現場一帯は県北部に位置し、森吉山の北東山麓(さんろく)にある小又峡は、太平湖の船着き場から三階滝までの1・8キロにわたって遊歩道が整備されている。
県の名勝と天然記念物に指定され、初夏から秋には多くの観光客が訪れる。
現在は紅葉シーズン。
三階滝付近では2015年8月、沢登りをしていた4人グループのうち埼玉県と横浜市の男性2人が滝つぼに転落して死亡する事故が起きている。
https://mainichi.jp/articles/20191008/k00/00m/040/290000c
10月12日付で秋田魁新報からは、下記趣旨の補足的記事が現場写真付きでネット配信されていた。
北秋田市森吉の小又峡(こまたきょう)でツアー客とガイドが死亡した水難事故で、ツアーを企画した旅行会社「クラブツーリズム」(東京)の小山社長が11日、秋田県庁で会見し、小又峡で想定される雨天時の危険性について「把握していなかった」と述べた。
増水した渓流を渡る間に、水位が上昇した状況も明らかにした。
地元ガイドらは小又峡に関し、降雨後に渓流が急激に増水することがあると指摘している。
同社によると、ツアーの企画の際、知識豊富なガイドを交えた会議を開き、コースの危険性についても意見を交わす。
だが、小又峡は同社ツアーのコースに組み込まれていたにもかかわらず、雨天時の水位上昇に関する情報は共有されていなかったという。
増水した渓流を渡る判断は小野さんがしたとし、「添乗員はガイドの資格がなく、現場ではガイドの判断が優先される」と話した。
小野さんは15年ほど前から同社のガイドを務め、ツアー客の人気も高く、信頼していたとした。
添乗員の話として、往路で現場の渓流に架かる橋を通った際は、水量が多くなかったが、帰りは橋の階段の1段目と遊歩道の一部まで増水したと説明。
添乗員は「足場を確保できれば渡れる」と認識したが、小野さんが安全な場所までツアー客を一人ずつ誘導している間に、さらに水位が上昇したという。
小山社長は会見冒頭で謝罪し、「ツアーを管理する役目があり、責任があると認識している」と述べた。
https://www.sakigake.jp/news/article/20191012AK0022/
(2019年10月19日 修正1 ;追記)
2019年10月17日7時30分に毎日新聞から、事故時のやや詳細な状況や記者が現地確認した様子などが現地の写真付きで下記趣旨でネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
北秋田市の渓谷・小又峡(こまたきょう)で8日、雨で増水した川にツアー客と山岳ガイドの2人が流され水死する水難事故が起きた。
・・・・・
関係者によると、当時、一行は三階滝を目指していたが雨が強くなったため途中で折り返し小又峡桟橋に戻る途中だった。
だが、小橋付近まで戻ると川が増水していたため、小野さんはツアー客を橋上などに待機させ、自分の荷物を橋の階段に置いて1人ずつ手をつなぎながら小又峡桟橋側の岩場を渡らせていたという。
加納さんが渡る番となり移動を手伝っていた際にバランスを崩し、一緒に流されたという。
小橋には一時ツアー客7人が取り残されたが、4人は自力で川を渡り、残り3人は水位が低くなってから脱出した。
事故発生時、川の水は小橋の階段の2段目付近まであったとされる。
その高さを測定すると50センチ近くあった。
成人男性の膝丈ほどだ。
岩場は晴れていれば靴のグリップも利くが、ぬれると一気に滑りやすくなる。
凹凸もある地形で、一帯が深さ数十センチの濁流に覆われてしまえば、目での足元の確認は困難となる。
そんな状況下で川を渡っていたことを想定すると背筋が冷たくなった。
小又峡の遊歩道は普段、初心者でも散策を楽しめるコースとされ、スニーカーにジーンズ姿で訪れる人もいるほど。
気軽に非日常の自然を満喫できるのが売りだ。
北秋田市商工観光課によると、小又峡と近くの太平湖には観光客が年3000人前後訪れるという。
ただ、ほとんど手つかずの自然が残る裏返しで、天候が悪化すると全く異なる「顔」を見せる。
地元ガイドらによると、小又峡はV字型の地形になっており、付近の山から流れ込む支流も多い。
それらを流れる雨水が一気に小又峡に集まるため、上流部で雨が降ると短時間で増水するという。
小又峡の下流にある人工湖の太平湖で遊覧船を運営する観光業「ぶなの郷(さと)あきた」の社長・間杉さんらによると、天候悪化の際は千畳敷付近が危険性を判断する一つの指標となる。
間杉さんは船を下りる観光客に飛び石の上の部分に水が来た場合、それ以上の散策はやめるように伝えているという。
小橋も指標の一つで、階段の1段目に水が来ていたら引き返すようにアドバイスしているという。
また、地元のガイドの中には「雨が降りそうだったら小又峡には行かない」と明言する人もいる。
【増水の予測難しく】
地元の森吉山岳会の森川会長(70)によると、小又峡に向かう手前の森吉山(標高1454メートル)では水難事故前日の7日夜から雨が降っていたという。
気象庁によると、最も近い観測地点の北秋田市・阿仁合では8日に降水量が計32ミリを記録。
小又峡付近でも、まとまった雨が降った可能性がある。
記者が小又峡を訪れた時は、阿仁合の観測地点では、その前日、前々日とほぼ降雨を記録していなかった。
小又峡では水が引き、川の透明度も高かった。
森川会長は「小又峡では雨が降っていなくても、山の奥の方で降っているために水がどっと押し寄せることもある。増水の予測は難しい」と指摘。今回の水難事故については、「急に水かさが増えたのではないだろうか。橋の上で待機すればよかったという声もあるが、ガイドは、客の行程の帰りの時間を気にしがち。小野さんはガイドの経験も豊富な方だったが、難しい判断を迫られたのだろう」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20191016/k00/00m/040/300000c
10月18日19時27分にNHK秋田からは、ツアー会社が悪天候時のツアー中止判断基準を作るという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ツアーを企画した東京の旅行会社によりますと、今月8日は当初、北秋田市にある森吉山での登山を予定していましたが、当日の朝、雨が降っていたため、渓流付近の散策に行程を変更しました。
この変更は、ガイドの意見を参考に、会社の担当者が最終的に判断したということで、会社側は、悪天候の際に山の散策などを取りやめる会社の判断基準がなかったことなどから、渓流付近の散策を事前に中止しなかったとしています。
このため、この会社では、ツアーで計画している登山や山の散策について、事前に中止することを判断するため、雨量や風速などの具体的な基準を新たにつくり、来年春から運用する方針を決めました。
ツアーを企画した「クラブツーリズム」は、「今回の事故を重く受け止めている。お客さまの安全を最優先に考え、ツアーの内容が当初と変わることになっても、理解してもらえるよう努めたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20191018/6010005147.html
2018年7月16日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8581/
(2019年10月9日 修正1 ;追記)
2019年10月2日20時4分に産経新聞westから、屋根崩落の危険性を認識しながら営業を続けていたとして元社長が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
奈良県警奈良西署などは2日、業務上過失致死傷の疑いで、施設の運営会社「S」(同市)の男性元社長(51)を奈良地検に書類送検した。
県警は認否を明らかにしていない。
送検容疑は、露天風呂のあずまやを支える柱が傾いているのを昨年6月19日に確認し、その危険性を認識しながら安全管理を怠って営業を続けた結果、同7月8日に柱が倒壊。
これにより重さ約3・9トンの屋根が落下し、利用客の男性1人を死亡させ、2人に軽傷を負わせたとしている。
県警捜査1課によると、柱の傾きが確認されたのは大阪北部地震の発生翌日。
高さ約4メートルの木製の柱6本のうち3本が傾き、根元は腐食していた。
元社長も当日中に確認していたという。
https://www.sankei.com/west/news/191002/wst1910020047-n1.html
10月2日19時56分にNHK奈良からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
崩れた屋根は瓦ぶきで、重さが3.9トンあり、高さ4メートルの6本の木製の柱で支えていましたが、警察が調べたところ、6本とも根元が腐食していたほか、去年6月の大阪北部地震のあと、従業員が柱が傾いているのを確認し、業者に修理を依頼しましたが、修理の前に事故が起きたということです。
警察は、事故を予測できたにもかかわらず、修理をして安全が確認できるまでの間、営業を休止したり露天風呂を立ち入り禁止にしたりする注意義務を怠り、柱を補強するなどの対策もしなかったとして、銭湯を運営する会社の当時の男性社長(51)を業務上過失致死傷の疑いで、2日、書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20191002/2050003067.html
2019年9月27日20時51分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
旭山動物園(北海道旭川市)は25日、昨年10月に生まれたアミメキリンの永友(エイト)が死んだと発表した。
キリン舎の金網に角が挟まり、抜け出そうとして暴れた際に、エサ台で頸椎(けいつい)を損傷したことが原因とみられるという。
園によると、飼育担当者が24日午前9時ごろ、キリン舎の寝室で意識がない永友を発見、獣医師が死んでいるのを確認した。
寝室には金網の前にエサ台(高さ約2メートル)があり、エサ台と金網の間には約20センチの隙間があった。
永友は隙間に落ちたエサを食べようとして角が網の目に挟まり、角を抜こうとして足を滑らせ、エサ台で頸椎を脱臼したと考えられるという。
永友は昨年10月8日、旭山動物園で生まれたオスで、父親のゲンキと母親の結(ユイ)に囲まれ順調に育っていた。
坂東園長は「繁殖に力を入れてきたのでこんな形で亡くなってしまい、まさかという思い。事前に想定できなかったか反省がある。対策をしっかりしたい」と話している。
https://www.asahi.com/articles/ASM9T4RBTM9TIIPE00Y.html
9月25日10時49分に北海道新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同園によると、24日朝、飼育員が「きりん舎」の寝室で、約2メートルの高さにある餌台後方の金網(網目は5センチ四方)に左の角を絡ませたまま動かなくなっているのを発見し、その後、死んでいるのが確認された。
死因は頸椎(けいつい)損傷。
24日未明、えさを食べようとした際に金網に角が引っかかり、頸椎を脱臼したとみられる。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/348117/
9月25日13時47分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
動物園によると、24日午前9時10分ごろ、飼育員がきりん舎の寝室で倒れている永友を発見。
夜間に餌台近くに落ちた餌を食べようとした際、金網に角が絡まり、暴れた際に転倒して台の角に首をぶつけたとみられる。
https://mainichi.jp/articles/20190925/k00/00m/040/133000c
2019年9月19日19時40分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県豊岡市の竹野浜海水浴場で、海上に浮かべたビニール製アスレチック遊具「たけのチックラグーン」で40代男性が足を骨折していたことが19日、分かった。
8月上旬にも同じ遊具で小学5年の女児が骨折していた。
たけの観光協会が有料で運営。
同協会によると、今年の営業最終日の8日午後、脚立のようなパーツ(高さ約2・5メートル)の上部から降りようとした男性が滑ってマット上に落ち左足を負傷したという。
8月の事故後、メーカーと兵庫県警、消費者庁の関係者が訪れ安全性を確認。
監視員を増やして運営していた。
同協会は2016年から運営し、昨年まで事故はなかったとしている。
来年以降は高い位置のパーツ撤去を検討するという。
子どもの事故の調査などを行うNPO法人「セーフキッズジャパン」の理事長を務める横浜市の小児科医山中龍宏さん(71)は「エア遊具は柔らかそうに見えても、大人数が乗ったり飛び跳ねたりすれば気圧が高まって堅くなり、けがにつながることもある」と指摘。
「エア遊具にはガイドラインが定まっていない。国が技術的に検証し、人数制限や空気圧などを含めた安全基準を定める必要がある」と話している。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201909/0012715451.shtml
8月19日16時10分にFNN PRIME(めざましテレビ)からは、8月の女児骨折事故などに関し、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
夏休みのさなか、人気の水上アスレチックで思わぬ事故発生した。
事故が起きたのは7月7日、年間32万人が訪れる兵庫県豊岡市の竹野浜海水浴場に設置されたアスレチック遊具だ。
小学5年生の女児が、約1.5メートルの高さから落下した直後に倒れ込み動けなくなった。
診断の結果は大腿骨頸部骨折。翌日に手術が必要なほどの重傷だった。
8月18日、竹野浜海水浴場の利用客に取材すると…
利用客A:
子供は飛び込んだりする時が怖い。
利用客B:
水にぬれたりとかしたら、結構つるってなっている子たちもいた。大きな事故とかになるかもしれないです。
事故の原因の一つは遊具の高い空気圧
骨折の原因の一つと見られるのが遊具の高い空気圧。高い空気圧について専門家は…
NPO法人Safe Kids japan 西田佳史理事:
フワフワしているとか、そういうイメージがあるんですね。
しかしながら意外と堅いんですね。
1mとかそういう高さ(から落ちることで)で骨折しうる。
さらに想定外の死亡事故も起きた。
東京練馬区のとしまえんの水上アスレチックで8月15日、小学3年の女児が溺れて死亡した。
としまえんの利用者:
プールの水深は深いですね。190cmとかあるので。
一番怖いなと思ったのが、バランスを崩して水上アスレチックを渡れなかったらプールにドボンっていう。
【ライフジャケットを着用しても事故は起きる】
しかし、ライフジャケットを着用していたにも関わらずなぜ溺れてしまったのか。
警視庁によると、としまえんで遊んでいた女児は何らかの理由で遊具の下に入り込んだ後、ライフジャケットの浮力で遊具に押し付けられて溺れた可能性があるとみられている。
日本プール安全管理振興協会 北篠龍二理事長の立ち合いのもと、ライフジャケットを着用して飛び込んでみると…
ライフジャケットを着用していても、全身が水の中に入った。
遊具の下に入り込んでしまう可能性もあることが分かる。
めざましテレビでは、全国27か所の水上アスレチック施設に緊急アンケートを実施した。
回答があった16施設の内、実に半数以上となる10か所の施設が、これまでにけがなどの事例があると回答した。
けがの内訳を見てみると最も多かったのが擦り傷19件、次いで捻挫10件。
今回兵庫県でも起きた骨折は6件と、3番目に多い結果となった。
事故が相次いでいる現状に専門家は…
NPO法人Safe Kids japan 西田佳史理事:
安全基準があまり整備されているいない。
水中の構造はどうあるべきかとか、落下した時の危険性をどう考えるかとか、新たな基準を考える必要があるんじゃないかと思う。
生田竜聖アナウンサー:
今回骨折の事故が起きた竹野浜海水浴場では監視員を1人増員し、4人体制で監視に当たるなど、安全対策の強化を行っていくということです。
(「めざましテレビ」8月19日放送分より)
https://www.fnn.jp/posts/00047761HDK/201908311200_MEZAMASHITelevision_HDK
2019年8月20日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9917/
(2019年9月8日 修正2 ;追記)
2019年8月31日11時49分に毎日新聞からは、事故原因に関する識者の見解が、下記趣旨でネット配信されていた。
・・・・・
ライフセーバーでNPO法人「日本プール安全管理振興協会」(横浜市)の北條理事長は、「定時の水中点検より前に、父親から相談があった時点でプールの遊泳客を全て水から上げて確認すべきだった。ライフジャケットをしていたことが『溺れても大丈夫』という監視員側の油断につながった可能性もある」と指摘する。
https://mainichi.jp/articles/20190831/k00/00m/040/060000c
(2020年5月9日 修正3 ;追記)
2020年5月8日17時7分に産経新聞から、遺族が豊島園などを相手に損害賠償提訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
遺族が8日、安全管理を怠ったとして、運営会社の豊島園と親会社の西武鉄道、遊具製造・設置会社、監視業務の委託会社に、計約7500万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
原告代理人の中山雅雄弁護士は取材に、「同じような事故が二度と起きないように、訴訟を通じて警鐘を鳴らしたい」と述べた。
豊島園は「何もコメントすることはない」としている。
訴状によると、プールには当時、10個以上のエア遊具があったが、遊具の下に潜り込むことを防ぐネットなどは設置されていなかった。
業界団体の日本エア遊具安全普及協会が定める「安全運営の10カ条」では、遊具1つにつき最低1人のスタッフを置くべきだとしているが、7人の監視員しか配置されておらず、「10人以上の監視員を配置する義務があった」と主張している。
https://www.sankei.com/affairs/news/200508/afr2005080015-n1.html
5月7日19時59分に同じ産経新聞からは、父親が女児を見失った当時の状況などが、下記趣旨でネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
・・・・・
プールの最大水深は190センチ。
身長110センチ以上であれば利用できたが、女児では足の届かない所もあった。
ライフジャケット着用が義務付けられ、女児も身に付けていた。
遺族側によると、事故当日の午後1時半ごろ、父親が女児を見失い、監視員に「娘がいなくなった。探してほしい」と求めた。
監視員は「〇〇ちゃんはいますか」とマイクで呼びかけたが、水中の捜索は行わず、迷子の窓口を案内したり、「(午後)2時まで待つように」と指示したりするのみだった。
休憩・点検時間の午後2時になって水中の捜索が始まり、女児が見つかった。
・・・・・
母親によると、運営会社の豊島園や遊具製造・設置会社から事故後、「事故は想定外だった」などとする書面が届いたが、「互いに事故の責任をなすりつけあっているような内容で、とても誠意を感じなかった」と指摘。
「娘の命を何だと思っているのだろう」と言葉を詰まらせた。
豊島園の関係者らは、女児の葬儀に参列したものの、弔問に訪れず、裁判外紛争解決手続き(ADR)の申し立てにも応じなかったという。
母親は「文書には『お悔やみ申し上げます』と書かれていたが、申し訳ないという気持ちは全く伝わってこなかった。二度と絶対に、このような事故を起こしてはいけない」と強調した。
https://www.sankei.com/affairs/news/200507/afr2005070011-n1.html
(2020年6月20日 修正4 ;追記)
2020年6月19日19時2分にNHK首都圏からは、消費者事故調が報告書をまとめた、再現実験では大人でも抜け出すのが難しかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者事故調は、去年8月、東京・練馬区の遊園地「としまえん」のプールで救命胴衣を着けた小学生の女の子が水面に浮かべた大型遊具の下で溺れて死亡した事故について独自に調査を進め、19日、報告書をまとめました。
それによりますと、救命胴衣を着用して水面の遊具の下に潜り込む実験を行ったところ、浮力によって強く押しつけられてしまい、大人の力でも抜け出すことが難しいことが確認されたということです。
このため報告書では、救命胴衣の浮力が事故の要因となったとして、こうした遊具を設置する際には、救命胴衣を取りやめることなども1つの方策だとしました。
さらに、再発防止策として、遊具の形状を簡単に抜け出せるようにすることや、水中カメラなどを活用した監視体制を整えることなどを挙げ、その上で国に対し、プールや海などに浮かべて設置する遊具について、安全基準を整備することを求めました。
消費者事故調の中川丈久委員長は、「救命胴衣があれば安全という訳ではないことが明らかとなった。危険性を理解し、十分な監視ができる体制をとってもらいたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200619/1000050387.html
6月19日18時43分に毎日新聞からは、遊具の下に呼吸できる空間を設ける、利用者には事前に落水体験させるなどの提言をしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書は、当時5人配置されていた監視員が、誰も事故を目撃していなかったとも指摘した。
事故調は、同じタイプの遊具が設置された計26カ所の国内のプールや海水浴場を調査。
同様の死亡事故が00年と12年に小学校のプールで計2件起きていたことを把握した。
調査の結果、大半の施設では利用者が頻繁に遊具から落水することを確認。
その際、遊具の下に潜り込み、ライフジャケットの浮力が脱出の障害になることも判明した。
さらに、複数の遊具を連結したアスレチック型の施設が近年増加し、遊具と遊具の隙間(すきま)に落ちた場合、身動きができなくなる危険性も確認した。
再発防止策として
①遊具下に呼吸を可能とする空間を確保する
②監視体制の見直しや水中ドローンを活用する
③事前に利用者に落水体験をする
などが提言された。
中川丈久委員長は、「ライフジャケットがあれば安全というわけではない。事業者は夏に向けて遊具の設計や監視体制の見直しをしてほしい」と話した。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20200619/k00/00m/040/209000c
2019年8月30日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9949/
(2019年9月7日 修正1 ;追記)
2019年8月31日5時0分に北海道新聞から、安全確認のための試運転には思ったより時間がかかりそうだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌振興公社は30日、月内に予定していた運行再開を断念した。
乗客の定員減と減速による安全策を講じて再開する考えだったが、事前に試運転して安全を確認するのに時間がかかると判断した。
メーカーとの協議で、安全確認と再発防止策の検討には試運転が必要と判断。
乗客を乗せた状況を再現するためゴンドラに重りを乗せ、さまざまな速度で動かす。
結果を踏まえて、北海道運輸局に安全策や再発防止策を報告した後、運行を再開する考えだ。
公社は、「試運転にどの程度の時間がかかるか分からない」としており、再開のめどは立っていない。
公社は、国交省が26日に全国の事業者らにモーターの状態などの確認を求める通知を出したことを受け、27日からゴンドラを運休。
定員66人を10人減の56人とし、時速18kmの速度は鉄塔付近で半減以下の7.4kmまで落とすなどの対策をとり、月内にも運行を再開する方向で調整していた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/339997/
9月3日9時48分に北海道新聞からは、運休を知らずに来る観光客が後を絶たないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運休を知らずに来る観光客が後を絶たない。
札幌市電のロープウェイ入り口駅前から出発する同ロープウェイ山麓駅行きシャトルバス乗り場では、「何があったのか」と警備員に質問する人も相次いでいる。
事故は8月24日に発生。
一時、運転を再開したが、27日から安全確認のため全面運休に入った。
有料道路を使えば山頂に行けるが、車のない観光客はタクシーを使うしかなく、片道4000円程度かかる。
運休後、最初の週末となった8月31日は、晴天にもかかわらず、山頂は閑散期のよう。
台湾から訪れた会社員の王さん(40)は、「山麓駅で運休を知り、タクシーで来た。帰りも大変」。
道内旅行中という神奈川県横須賀市の大学4年生の沼田さん(22)は、「藻岩山に登山した帰りに使おうと思ったロープウエーが運休と知って驚いた。もう暗く、バスもないのでヒッチハイクで下山する」と話した。
・・・・・
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/340751?rct=n_hokkaido
(2019年9月15日 修正2 ;追記)
2019年9月12日12時16分にNHK北海道から、けが人は7人だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
その後、ほかの乗客や乗員から申し出があり、けがをした人は男女あわせて7人にのぼることがわかりました。
公社によりますと、このうち60代の女性はひざの半月板を損傷する大けがだということです。
札幌振興公社は事故から10日後の今月3日に初めて記者会見を開いて謝罪しましたが、けがをした人が増えていたことを把握していながら説明しませんでした。
これについて公社は「運輸局にはそのつど報告していたが、記者会見では失念してしまった」と釈明しています。
また、事故原因の検証作業のとりまとめが終わっておらず、運転再開のめどはたっていないとしています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190912/7000013568.html
9月13日18時15分にNHK北海道からは、重量安全装置の誤作動とブレーキ設定を誤っていたことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因について、運行する札幌振興公社が13日会見を開いて説明しました。
この中で、▼ゴンドラの重さが作動の基準に達していないにも関わらず、安全装置が働いて緊急停止したことに加えて、▼ブレーキの設定が適切な設定よりも強すぎたために、止まる際に車両が大きく揺れてしまったことが重なったと説明しました。
その上で、▼安全装置については故障していたうえ、▼ブレーキの設定についてはおととしに整備員が点検する際、設定を誤っていたことを明らかにしました。
公社は、安全装置の交換やブレーキの調整を行ったことで安全が確認されたとして、14日に試験運転を行ったうえで、15日午前にも運行を再開したいとしています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190913/7000013623.html
(2020年2月8日 修正3 ;追記)
2020年1月23日11時51分にNHK北海道から、保安装置の部品を交換し通常運転に戻ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「札幌もいわ山ロープウェイ」は保安装置の交換作業のため、今月20日から運休していましたが、22日までに作業を終え、安全も確認されたとして、23日午前11時から運転を再開しました。
札幌の観光名所の一つ「札幌もいわ山ロープウェイ」は、ゴンドラの異常を検知する保安装置の部品を新品に交換する必要があるとして、今月20日から運休していました。
運営する札幌振興公社は、部品の交換を22日までに終え、試運転でも異常はなく、安全が確認されたとして、23日午前11時から運転を再開したと発表しました。
「札幌もいわ山ロープウェイ」では、去年8月と11月にゴンドラが緊急停止し男女あわせて7人がけがをするなど、事故やトラブルが相次いだ経緯があります。
公社では、保安装置を交換するまで、念のため上りのゴンドラの定員を事故前の66人から30人に制限して運転していましたが、交換を終えたことで制限を解除し、事故前と同じ定員に戻したということです。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200123/7000017239.html
2019年8月25日19時19分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前10時50分ごろ、多摩動物公園(東京都日野市)のインドサイの獣舎で飼育員が倒れているのを同僚が発見し、園を通じて119番通報した。
警察によると、日野市万願寺5丁目の浅見さん(男性、54歳)が病院に搬送されたが、脇腹や背中に内出血があり、死亡が確認された。
警察は、作業中にサイに襲われたとみて調べている。
警察と園によると、浅見さんが倒れていたのは来園者向けに公開するスペースとは区切られた飼育施設内で、おりの外の作業用通路。
内出血のほか、あばら骨も折れていた。
おりの中にいるサイが鉄格子の間から角で突くなどした可能性がある。
サイは全長約3m、体重約2トンで、足の皮膚に疾患があった。
浅見さんのそばにはサイ用の塗り薬が落ちていた。
浅見さんは20年以上の経験があるベテランで、インドサイやインコを担当。
連絡がつかなくなったことから、同僚が捜していた。
園は事故を受け、同日午後に臨時休園したが、26日は通常通り開園する。
https://www.asahi.com/articles/ASM8T4R8HM8TUTIL009.html
8月26日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、サイは推定18歳の雄の「ビクラム」で体高約2m、体長約4m。
足の皮膚病の治療中で、浅見さんの近くには皮膚薬が落ちていたという。
事故を受け、同園は同日夜に記者会見を開き、浅見さんは飼育担当歴約25年のベテランで昨年4月からビクラムの担当になったとし、動物に薬を塗る場合は、おりの外側から食べ物を与えて気をそらすと説明。
おりは施錠してあったが、格子の間隔は約30cmあるという。
https://mainichi.jp/articles/20190826/ddm/041/040/092000c
8月25日21時5分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察や園によると、浅見さんはこの日、サイとインコの飼育を担当。
朝から1人で飼育スペースの掃除などをしていた。
インコが開園時間を過ぎても展示スペースに出ていないため、同僚が捜しにいくと、サイが飼育されていたスペースを囲う柵の外側で浅見さんがあおむけで倒れているのを発見した。
近くには、サイの皮膚病を防ぐための薬が落ちていた。
この施設内は、飼育員らの安全を図るため、サイと直接接触しない仕組みになっていた。
ただ、飼育スペースの柵には30~40cmの隙間があり、これまでも飼育員らが手を伸ばして直接、サイの皮膚に薬を塗布するケースもあったという。
https://www.sankei.com/affairs/news/190825/afr1908250025-n1.html
2019年8月26日1時2分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市の第三セクター・札幌振興公社は25日、同社が藻岩山で運営する「札幌もいわ山ロープウェイ」で24日夕にゴンドラが非常停止して鉄塔に衝突し、乗客2人が打撲などの軽傷を負う事故があったと発表した。
同社によると24日午後6時40分ごろ、乗員乗客65人を乗せた上りのゴンドラ(定員66人)が駅を出発して約5分後、鉄塔を通過中に過剰な負荷による異常を検知し、自動で非常停止した。
ゴンドラは急停止の反動で前後に揺れ、左後方上部が鉄塔の構造物にぶつかった。
鉄塔への衝突事故は1958年7月の開業以来、初めて。
事故当時、ゴンドラ内の乗客は将棋倒しとなり、少なくとも60代女性が右脚を打撲、男性1人が口を切る軽傷を負ったほか、70代女性は事故直後に体調不良を訴え、札幌市内の病院に搬送された。
いずれも道外の観光客だった。
回送で下っていたゴンドラも非常停止して別の鉄塔に衝突したが、乗員1人にけがはなかった。
同社は事故発生後に後続便を一時運休し、安全点検を実施。
運行に支障はないと判断し、30分後の午後7時10分ごろから再開した。
その後、鉄道事業法に基づき、北海道運輸局に事故を報告したという。
また、25日はロープウエーのメーカーによる点検のため、始発便から再び運休。
異常はないとして、同日午後3時に運行を再開した。
事故原因は調査中で、同社は当面、定員を10人減らし、鉄塔通過の時速を約10km減速する。
同社は、「深くおわびし、安全管理を徹底して再発防止に努める」としている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/338025/
8月25日17時21分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
男女2人が打撲などのけがをし、女性1人が血圧上昇で体調不良を訴えた。
ゴンドラは満員状態で、駅を発車して約5分後に過負荷の異常を検出し、非常停止した。
反動で前後に大きく揺れ、支柱の構造物の下部にぶつかった。
ゴンドラの中は将棋倒しでパニック状態になったという。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20190825/k00/00m/040/155000c
8月27日5時0分に北海道新聞からは、国交省の省令によれば定員内であれば重量は問われないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道運輸局は26日、ゴンドラの運行現場を調査した。
ロープを巻き上げるモーターのセンサーが過剰な負荷を検知して制動装置が作動したとの見方を示した。
負荷がかかった原因は特定に至っていないとし、装置の誤作動の可能性も指摘した。
運輸局は原因として、乗客などの重量や鉄塔通過時の揺れなどが考えられるとした。
運営する札幌市の第三セクター・札幌振興公社に対し、同日付で再発防止を求めた行政指導を行った。
ロープウエー運行に関する基準を定めた国交省の省令では、定員内であれば重量は問われず、省令に抵触しないという。
ゴンドラは定員66人で、24日夜の事故当時は65人が乗っていた。
道警は業務上過失致傷の疑いで、札幌振興公社の関係者から事情を聴取している。
非常停止の原因や乗客がけがを負った経緯などを調べ、安全管理に問題がなかったか慎重に捜査している。
鉄道事業法では、事故が起きた場合、運輸局に速やかに報告する義務があり、公社にも同じ規定がある。
だが、公社の報告は事故発生から約1時間半後。
報告前に運行を再開し、4往復で約150人を運んだ。
公社は、「報告の準備はしていた。客が多かったので運行を再開した」と説明する。
警察への事故の通報は消防が行った。
「連絡しようと思っていたところ、警察が来た」としている。
当面は定員から10人減の56人、速度は8km減の時速10kmで運行される。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/338491/
8月29日5時0分に北海道新聞からは、事故時の速度はどこで非常停止しても安全とされる時速18㎞だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運営する札幌市の第三セクター・札幌振興公社は、現在運転を見合わせている運行を、事故原因が不明でも、早ければ月内に再開する。
乗客の定員減や減速で安全を確保するという。
北海道運輸局は再発防止策提出を公社に求めているが、提出前でも、減速などを行えば運行を認める方針。
事故原因が分からず、根本的な再発防止策がないままの再開には、市民から疑問の声も出そうだ。
公社によると、ロープウエーのメーカーは定員減と減速で安全確保できると説明。
公社は定員66人を10人減の56人とし、時速18kmの速度は鉄塔付近で半分以下の7.4kmとし、運輸局に報告した上で運行再開する考え。
27~29日は、全国の事業者らにモーターの状態などの確認を求める国交省の26日の通知を受け、運休を決めているが、公社は「週末を控え、遅くならないうちに再開したい」とする。
運輸局は非常停止について、ロープを巻くモーターのセンサーが過剰負荷を検知したとの見方を示すが、負荷の原因は分かっていない。
公社は事故時の速度について、どこで非常停止しても安全とされる時速18kmだったとし、年1回の法定点検や始業前点検でも異常はなかったという。
公社やメーカーは、「原因究明には時間がかかる」としている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/339186/
2019年8月17日20時32分に神戸新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
兵庫県豊岡市竹野町竹野の竹野浜海水浴場で、海上に浮かべたビニール製のアスレチック遊具で遊んでいた大阪府豊中市の小学5年の女児(10)が、約1.5mの高さからマットに飛び降りた際に右脚を骨折する重傷を負ったことが、17日までに関係者への取材で分かった。
遊具は、たけの観光協会が有料で運営する「たけのチックラグーン」。
全長35m、幅17mで、滑り台や跳躍器具など、13種類のパーツが連結されている。
同協会などによると、事故は7日午前11時すぎ、女児が大きな脚立のような登り降りするパーツ(高さ約2.5m)で遊んでいた際に発生。
約1m降りた場所から飛び降りた直後に倒れ込み、動けなくなった。
大腿骨頸部を骨折しており、8日に手術を受けた。
15日には東京都練馬区の遊園地「としまえん」のプールで、同じような遊具の利用中に死亡事故があった。
女児の父親(37)は、「マットは想像より固く、遊具に危険性はないか、再度検証してほしい」と訴える。
同協会は2016年からこの遊具を運営し、これまで事故はなかったとしている。
としまえんの遊具と似ているため確認したが、別のメーカーだったという。
9月8日まで運営の予定で、「安全に利用してもらうため、監視の増員を検討している」としている。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201908/0012616956.shtml
8月18日11時37分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
海水浴場を管理する「たけの観光協会」によると、遊具は滑り台やハシゴ、跳躍器具など13種類を組み合わせたもので、浜辺から約30m沖に浮かんでいる。
女児は7日午前11時ごろ、階段がある約2.5mの遊具の真ん中辺りから下のマットに飛び降り、負傷した。
担当者は、「遊具の点検や監視態勢をしっかりして、安全に楽しんでもらえるようにしたい」としている。
9月8日まで遊具の営業を続ける予定。
https://www.sankei.com/affairs/news/190818/afr1908180007-n1.html
2019年8月15日18時37分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
15日午後2時10分ごろ、東京都練馬区向山3丁目の遊園地「としまえん」にあるプールで、水面に浮かべられた遊具の下の水中に女児がいるのを監視員が見つけた。
女児は病院に搬送されたが、午後4時ごろ死亡が確認された。
警察は女児がおぼれたとみて、詳しい経緯を調べている。
警察によると、死亡したのは埼玉県朝霞市仲町1丁目の小学3年生の女児(8)。
両親と妹(1)の家族4人で訪れていたという。
警察によると、女児が見つかったのは、水面に浮かべた大型遊具などで遊ぶ子ども向けエリア「ふわふわウォーターランド」。
としまえんによると、競泳用の50mプール(8レーン)に設置されていて、水深は最も深いところで1.9mある。
利用者全員にライフジャケットの着用を求め、身長110cm未満の子どもは大人の付き添いが必要だ。
女児の身長は110cm以上だった。
ライフジャケットも着けていた。
このエリアでは正午と午後2時、利用客にプールから上がってもらったうえで点検をしている。
女児は午後2時の点検の際に、「浮島」と呼ばれる遊具の下で見つかった。
正午の点検では異状はなかったという。
ここには監視員が7人配置され、当時は約270人が利用していた。
監視員は、利用客に「遊具の下に潜り込まないように」と呼びかけていたという。
としまえんは事故を受け、このエリアの営業を中止し、この日のナイトプールも取りやめた。
16日は、プール全体の営業を中止する方針だ。
東京都北区から園を訪れた女性は、以前、「ふわふわウォーターランド」で9歳の息子を遊ばせたことがあった。
「息子は足がつかず、『怖かった。もう行きたくない』と言っていた」と話した。
https://www.asahi.com/articles/ASM8H5PX4M8HUTIL02R.html
8月16日11時54分にNHK首都圏からは、当該プールの管理運営は広島県の企業が行っていたなど、記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によると、女児はプールの水面に浮かんだマットのような遊具の下の真ん中付近で、うつぶせの状態で見つかったという。
警察は、何らかの理由で遊具の下に入り込んだあと、救命胴衣の浮力で遊具に押しつけられ溺れた可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
「としまえん」によると、園内のプールは6つのエリアに分かれていて、事故が起きたのは遊具などを浮かべた「ふわふわウォーターランド」と呼ばれるエリアだった。
このエリアは3年前の平成28年夏から営業を始めていて、管理・運営は広島県の企業が行っていた。
エリアには大小2つのプールがあり、現場となった大きいほうのプールは、長さ50m、幅20m、深さは1.2mから1.9mある。
水面には浮き島のようなマット状の遊具がつながっていて、子どもたちが救命胴衣を着用したうえで、歩いたり遊んだりできるようになっていた。
15日は、このエリアに延べ270人が訪れた。
監視員はエリアの大小のプールに合わせて7人配置され、プールサイドから異常がないか確認していたという。
正午と午後2時には、利用者全員にプールから上がってもらったうえで水中の点検を行っていて、15日は午後2時の点検の際に遊具の下から女の子を発見したという。
警察によると、遊具はマットのような形で、縦2.5m、横5m、厚さは30cmあった。
子どもの水難事故に詳しい、小児科医でNPO法人「Safe Kids Japan」の山中龍宏理事長は、「複数の監視員を配置していても、大型の遊具で下が隠れていたり太陽光の反射で水面が見えにくくなったりして、事故を防ぎきれないということが、今回、浮き彫りになった。何らかの対策をしなければ、同じような事故がまた起きてしまう」と話している。
安全対策の事例として、「水上からの監視では限界があるので、水中にカメラを設置して、一定の時間を超えて子どもが動かなくなるとアラームが鳴る仕組みを導入している施設もある」と言う。
そのうえで、山中理事長は、「施設の運営者などは、事故に関する情報をまとめて詳しい検証を行うべきだ。『気をつけましょう』で終わらせず、具体的な対策を繰り返し取っていくことで、遊具を安全なものにしていく必要がある」と指摘している。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190816/1000034384.html
8月16日17時46分にNHK首都圏からは、一緒にいた父親が女児を見失い、監視員に相談していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察のその後の調べによると、女児は午後1時すぎごろから現場のプールで父親と遊び始めたが、まもなく行方がわからなくなったという。
父親が監視員に相談し、拡声機で名前を呼びかけてもらったが見つからず、遊び始めてからおよそ1時間後の午後2時の定時点検で監視員が水中に潜って確認したところ、女児を発見した。
今回事故が起きた水面に浮かべる遊具は、「水上アスレチック」とも呼ばれている。
大型のものもあり、子どもたちから人気で、近年、プールや海水浴場などに多く設置されている。
一方で、文科省などによると、こうした遊具の安全基準はなく、安全管理は事業者に任せられている。
国の指針は、プールそのものの構造や設備などについて定められているが、遊具に関する決まりはないという。
・・・・・
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190816/1000034397.html
(ブログ者コメント)
父親から相談を受けた時点で、全員をプールから上げ、女児の所在を確認したりプール内を点検することはできなかったのだろうか?
(2019年8月30日 修正1 ;追記)
2019年8月29日17時29分にNHK首都圏から、過去に東京の小学校で同じような事故があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
管理会社が「遊具の下への潜り込みは想定していなかった」と説明していることが、関係者への取材で分かった。
警察によると、事故当時、監視員が水中に潜って遊具の下を確認したのは、女児を探し始めてから、およそ1時間後だったという。
今回の事故と同じように、水面に物を浮かべたため死角が広がったプールでは、過去にも死亡事故が起きていた。
遺族は、関係者の間で教訓が共有されていなかったのではないかと話している。
東京・杉並区の宮崎さん(男性、69歳)は19年前、小学1年生だった娘さんを学校のプール事故で亡くした。
事故が起きたのは水泳の授業中で、4人の教員が見守る中、およそ120人の児童がプールに入っていたが、水面に畳1畳分ほどの大型のビート板などを複数浮かべていて、死角が広がっていたという。
杉並区教育委員会は娘さんの事故のあと検証を行い、学校のプールでは水面に浮かべる大型の遊具などを使わないなどとする手引きをまとめていた。
宮崎さんは今回の事故について、「娘と同じ事故がまた起きたかと思った。学校と遊園地という違いはあるが、プールに遊具を浮かべると大きな死角が生まれ、監視の目が届きにくいという点では同じで、過去の事故の教訓が関係者の間で共有されていなかったのではないか」と話している。
その上で、「小さな子どもが遊ぶ際の危険性について、施設は安全への配慮をもっとすべきだと思う。今回の事故を一過性のものとしないで、しっかりと原因を究明し、得られた情報を今後に生かしてほしい」と話している。
・・・・・
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190829/1000034971.html
2019年8月11日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事が破裂した瞬間の写真付きでネット配信されていた。
10日午後8時10分ごろ、東京・明治神宮外苑で開かれていた「神宮外苑花火大会」の会場で、打ち上げ花火1発が上空に上がりきらずに落下。
地上近くで破裂し、飛び散った火花で通行人の男性1人がけがをした。
警察によると、軽傷とみられ、詳しい状況を調べている。
大会実行委員会によると、男性は30代で、火花が右手首に当たったという。
救護室で手当てを受け、帰宅した。
花火が落ちたのは立ち入り禁止区域内。
火花は、男性がいた区域外まで飛んだという。
打ち上げは約5分間中断した。
https://mainichi.jp/articles/20190811/ddm/041/040/085000c
8月10日23時48分にNHK NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午後8時すぎに神宮球場の近くで撮影された動画では、突然、近くで大きな破裂音がしたあと、花火を見ている観客の頭の上を花火が通過し、観客が頭に手をやったり、身をかがめている様子が映っていて、悲鳴も上がっていた。
撮影した女性は、「球場の方向から花火が飛んできて、地上の近くで破裂したので、周りの人たちは地面に伏せていました。とても怖かったです」と話していた。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190810/k10012031411000.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK NEWS WEB映像(視聴者撮影)の1コマ。
花火大会での暴発事故は、毎年数件程度を本ブログで紹介してきたが、次回以降、特段のもの以外は掲載を割愛する。
2019年8月10日14時49分に高知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日夜に高知市の鏡川河畔で開かれた納涼花火大会の打ち上げ地点で、花火を打ち上げた時に金属製の筒が破裂し、飛散した破片が約200m離れた所にいた男性の頭に当たった。
男性は頭皮の一部がはがれ、皮膚移植を受ける大けがを負った。
周辺には、当時、大勢の観客がいた。
一歩間違えば惨事となる恐れがあった。
警察が業務上過失致傷の疑いで捜査している。
花火大会を主催する市観光協会などによると、同日午後8時半ごろ、打ち上げ会場になっている同市大原町の市総合運動場補助グラウンドで、花火に着火した際、直径約12cmの打ち上げ用の筒が破裂した。
筒の一部は鏡川を飛び越え、北岸の同市鷹匠町2丁目の柳原橋北詰付近で花火を見物していたベトナム人研修生の20代男性の頭を直撃。
捜査関係者によると、破片は約20cm四方の金属製で、男性の頭をかすめるように当たったとみられる。
男性は前頭部の皮膚が3cmほど欠損。
同市内の病院に救急搬送され、皮膚移植手術を受けた。
花火の打ち上げは筆山など3カ所で行っており、同グラウンドでは3、4号玉を226基の筒を使って打ち上げていた。
事故があったのは直径約12cmの4号玉の筒。
当時、周辺は花火の見物客でごった返しており、けがをした男性がいた柳原橋付近にも大勢の客がいたとみられる。
同協会や同市消防本部によると、男性の他にけがをしたなどの情報は入っていないという。
どれだけの破片が飛散したかや原因は分かっておらず、警察が打ち上げを担当していた徳島県などの業者から事情を聴いている。
同協会の国沢専務理事は、「今まで無事故だったが、年に1回の市民が楽しみにしている催しでお客さんに被害が出る事故が起きてしまった。打ち所が悪いと生死に関わる重大な事故で、背筋が凍る。実に残念。運営委員会で今後どうするか話し合い、再発防止に努める」と話している。
https://www.kochinews.co.jp/article/299926/
8月10日17時48分にNHK高知からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は救急車で病院に運ばれ、入院して手当てを受けた。
すでに退院し、命に別状はないという。
花火大会を主催した高知市観光協会によると、10日夜はおよそ5万人が花火を見物していたが、ほかに被害の訴えなどはないという。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190810/8010005899.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。