2020年6月16日17時48分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前9時半ごろ、松本市桐にある信州大学教育学部附属松本中学校の職員から、「校内で火事が起きている」と消防に通報がありました。
火事は、学校の関係者が直後にほぼ消し止めたため、消防による放水は行われませんでしたが、校舎の2階にある理科室の壁やカーテンが焼けました。
警察によりますと、この火事で39歳と41歳の男性教員2人が顔や腕に軽いやけどをしました。
2人は、当時、薬品を使っていたということで、警察はその際に火が出たとみて詳しく調べています。
学校を運営する信州大学によりますと、やけどをした2人は理科の担当で、当時、実験の準備をしていたとみられるということです。
学校では、新型コロナウイルスの影響で授業の開始時間を午前10時20分に遅らせていて、当時、理科室に生徒はいませんでした。
ただ、この火事のため、およそ460人の生徒全員を一時、グラウンドに避難させました。
これまでに体調不良を訴える生徒はいないということです。
信州大学広報室の中山室長は、「ご心配をおかけし申し訳ありませんでした」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20200616/1010013825.html
6月16日12時40分にYAHOOニュース(信越放送)からは、爆発が起きていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前、松本市の信州大学附属松本中学校で火事があり、2人がけがをして病院に運ばれました。
午前9時半ごろ、松本市の信州大学附属松本中学校から消防に「校内で火災が発生した」と通報がありました。
警察と消防によりますと、理科の実験の準備中に爆発が起こり、火が出たとみられ、教員2人がけがをして市内の病院に運ばれました。
いずれも意識はあるということです。
生徒たちは一時、校庭に避難するなどしました。
教室では、警察による現場検証が行われています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b07480eabd6b7de458e7b89bdafdb8c51577361
(2020年6月25日 修正1 ;追記)
2020年6月23日18時1分にNHK信州からは、容器のサビで変色した消毒液を再利用しようと蒸留していた際にゴム栓が外れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
今月16日、松本市の「信州大学教育学部附属松本中学校」の理科室で火事があり、壁やカーテンが焼けたほか、その場にいた男性教員2人が顔や腕に軽いやけどをしました。
この火事について、学校を運営する信州大学が23日会見し、当時、2人が新型コロナウイルス対策に使うアルコール消毒液に金属容器のさびが混じって色が変わっていたことから、再利用しようと蒸留する作業をしていたことを明らかにしました。
消毒液を入れた三角フラスコをカセットコンロで温めていましたが、フラスコの口のゴム栓が途中で外れ、気化したアルコールに火が燃え移ったとみられるということです。
学校側の聞き取りに対し、2人は「捨てるのはもったいないと思った」と話しているということです。
信州大学広報室の中山室長は、「関係者や近くの住民の方々にご迷惑とご心配をおかけしました。防火・安全対策を徹底し、再発防止に取り組みます」と話していました。
松本広域消防局は、アルコール消毒液の使い方や保管方法によっては引火するおそれがあるとして、近くに火の気のある場所で保管せず、使用もしないことや、一般家庭では蒸留の作業を行わないことなど、注意を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20200623/1010013899.html
6月23日18時41分にFNN PRIME(長野放送)からは、保存していた消毒液は8ℓだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当初、信大は「教員2人が実験の準備で薬品を扱っていた際に火が出た」と説明していましたが、実際には「消毒液」の取り扱いの不備が原因だと分かったということです。
新型コロナの感染防止のため8リットルのアルコール消毒液を金属製の容器で保存していたということですが、サビによって変色。
教員2人がきれいにして再利用しようと「蒸留」した際に、気化したエタノールが漏れ引火したということです。
教員は「消毒液が不足する中、捨てるのがもったいなかった」と話しているということです。
信州大学広報室・中山室長:
「蒸留の行為を禁止し、変色したものは廃棄すると(マニュアルに)明記するなど、再発防止に取り組む」
引火性のある消毒液を使う機会が多い中、消防は取り扱いに注意するよう呼びかけています。
これは東京消防庁が公開している実験です。
アルコール消毒液をコンロの近くで使用すると、すぐに引火することがわかります。
松本広域消防局予防課・森雅寛課長補佐:
「アルコールは可燃性蒸気が発生する。
火に近づけると燃え移る可能性があるので、火の近くでは使わないようにしてほしい。
高温のところに置いて漏れ出ることも考えられないことではないので、高温とか直射日光の当たる部屋とかでは保管しないように、なるべく涼しいところに保管してほしい」
https://www.fnn.jp/articles/-/55540
6月24日14時23分に読売新聞からは、エタノールは4月に購入したものだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同大によると、教諭はエタノールに滅菌精製水などを混ぜて作った消毒液を三角フラスコに入れ、カセットコンロで温めたところ、フラスコのゴム栓が外れて気化したエタノールに引火したという。
消毒液は金属製の容器で保管したため茶色く変色したという。
エタノールは新型コロナウイルスの感染症対策として同大が4月に購入して備蓄していた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200624-OYT1T50003/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。