2020年6月17日20時27分にYAHOOニュース(さくらんぼテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日の午前、山形県米沢市の山形大学工学部で火事があり、研究室の内部が焼けました。
この火事で男性3人が病院に運ばれましたが、軽傷です。
17日の午前8時過ぎ、米沢市城南の山形大学工学部にある「有機エレクトロニクス研究センター」から煙が出ていると、大学から消防に通報がありました。
研究センターは5階建てで、煙は3階の研究室から上がっていましたが、中に化学物質が保管されているため放水できず、消防が消火器を使って午前11時前に消し止めました。
この火事で研究室の内部が焼けました。
また、消火する際に50代から60代の男性職員3人が煙を吸って病院に運ばれましたが、軽傷だということです。
警察などによりますと、建物内で火災警報器が鳴ったため職員が確認したところ、3階の研究室の袋に入ったゴミから煙が出ていました。
中は無人だったということです。
この研究室は有機エレクトロニクスの部品開発の実験などを行う施設で、内部には多くの機械が備えられていました。
(大学院生)
「有機物を研究する時に、処理の仕方によっては熱を発する試薬があるので、そこから自然発火ということも稀にはある」
工学部では、新型コロナの影響で控えていたキャンパス内での実験や研究を、先月から学部の4年生と大学院生に限り再開していました。
警察が出火原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fedea0d3ffc0dc852e504a9a256196ad3f5552a7
6月17日21時49分に日テレNEWS24からは、大学関係者から禁水性物質が階下にあるとの連絡が消防にあったなど、下記旨の記事がネット配信されていた。
午前8時20分ごろ、米沢市城南4丁目の山形大学工学部のキャンパス内にある有機エレクトロニクス研究センター3階の研究室から煙が上がり、火災報知器が鳴っているのに大学職員が気付き、消防に通報した。
火は約2時間20分後に消し止められたが、この火事で、初期消火に当たった大学職員の男性3人が煙を吸い込み、いずれものどに軽いやけどをした。
火事現場で消火活動にあたった米沢消防署伊藤消防司令は、「隊員が上階に行って確認したところ、黒煙が非常に濃くて内部の状況が確認できない状態だったので、排煙を先に行った」と振り返る。
火元となった研究室の真下の部屋には、水をかけると発火する物質があったため、消火活動に時間がかかったという。
伊藤消防司令は、「真下の階に禁水性の物質があると山大関係者の方から連絡があったので、放水はやらず粉末消火器で消火活動するよう指示を出した」と話す。
消防によると、現場の研究室では消防が到着時、北側の窓近くでゴミが燃えていたという。
大学によると、同じ建物には出火当時、学生や職員らが数人いたとみられるが、大学が避難誘導のアナウンスを行い、3人のほかにけが人はいないという。
大学近くのかしのみ幼稚園菅原園長は、「また誤報じゃないのと思ったが、煙が出ていたのでちょっと違うなと。臭いもゴミの臭いじゃなかったので科学薬品的な臭いだったものですから」と述べた。
警察によると、火元の研究室は有機トランジスタ・デバイス開発室で、警察などが出火原因を詳しく調べている。
https://www.news24.jp/nnn/news88710221.html
6月18日14時20分にNHK山形からは、薬品を拭きとった布を入れていたゴミ袋から出火した可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察のこれまでの調べによりますと、燃え方が最も激しかったのは火元の部屋の窓側の壁付近で、近くには薬品を拭き取った布が入ったゴミ袋が多数置いてあったということです。
可燃性の薬品を拭き取った布もあったとみられるということで、警察は、ゴミ袋から火が出た可能性もあるとみて、火事の原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20200618/6020007183.html
(ブログ者コメント)
以下は、さくらんぼテレビ映像の3コマ。
2021年3月14日11時54分に毎日新聞からは、パワハラを受けていた研究員の放火だった、その研究員はその後自殺したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した
県警米沢署は12日、現住建造物等放火未遂の疑いで、同センターに勤務していた男を書類送検した。
関係者によると、送検されたのは元プロジェクト研究員で、火災後に自殺したとみられる。
容疑は、20年6月17日午前8時15分ごろ、米沢市城南4の同大工学部キャンパス10号館にある同センターに放火しようとして、3階の研究室のゴミに火を付け、実験後の産業廃棄物を保管するコンテナや壁などを損傷させたとしている。
研究室の同僚によると、「(元研究員が)6月22日に死亡した」と大学側から報告があったという。
現場は、有機化合物を使用する実験室で、火災報知機が作動し、職員が119番通報した。
死亡した元研究員は出火時に同僚らと消火活動に当たっており、「おびえたように震えていた」との目撃情報もある。
山形大職員組合は20年11月に記者会見し、同センターに勤務する教授や研究員ら4人が、上司らからパワーハラスメントを受けていたとして、大学本部に公益通報したと明らかにした。
同僚らの目撃情報から、火災の前に元研究員もパワハラを受けていた疑いがあると説明していた。
https://mainichi.jp/articles/20210314/k00/00m/040/034000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。