2018年6月27日19時3分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前9時ごろ、浜松市北区細江町の花火を製造する工場「T煙火」で「爆発音がして煙が上がっている」と、付近の住民などから複数の通報があった。
付近の住民は警察の呼びかけを受けて、身の安全が確保できる近くの公民館に、一時、10人ほどが避難したという。
消防によると、工場の敷地内には計19の建物があり、このうち3棟が全焼したという。
警察などによると、火は1時間半余りたって消し止められたが、焼け跡から男性1人の遺体が見つかり、また、51歳の男性従業員が全身にやけどを負い、大けがした。
警察などによると、工場で働いていた40代の男性と連絡が取れなくなっていることから、この男性とみて身元の確認を進めている。
また、消防によると、爆発が起きた建物は火薬類を扱う場所で、当時、工場内にはほかに従業員13人がいたが、全員避難して無事だった。
消防によると、先月行われた保安検査では、火薬の管理方法などに違反は見られなかったという。
爆発が起きた工場は、打ち上げ花火や仕掛け花火の製造販売を行い、浜松市中区に本社がある「T煙火」のもの。
ホームページによると、浜松市北区細江町には工場と事務所があり、会社ではあわせて18人の従業員が働いていると記載されている。
「T煙火」では16年前、工場前の路上で使わなくなった火薬を処分している最中に爆発が起き、作業をしていた男性従業員が大けがをする事故があったという。
出典
『浜松 花火工場で爆発 2人死傷』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035963471.html
6月28日7時40分に静岡新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火元は花火を製造する作業場内とみられることが27日、警察と消防への取材で分かった。
警察は、花火の製造中に爆発が起きた可能性があるとみて、業務上過失致死傷の疑いも視野に入れ、爆発時の状況を調べている。
警察によると、爆発で花火の火薬の配合や調合を行うコンクリート製平屋建ての作業場3棟が全壊。
遺体は、全壊した作業場内で見つかった。
重傷の男性は、別の全壊した作業場付近で倒れていたという。
2人は爆発当時、花火製造の何らかの作業をしていたとみられる。
爆発当時、付近で車を運転中だった女子大学生(20)は、「ドンという大きな音が3回して車が揺れた。外は火薬の臭いが充満し、煙で真っ白。何が起きたか分からず、怖かった」と語った。
出典
『花火製造中に爆発か 浜松2人死傷、作業場内が火元』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/507404.html
6月29日17時2分に静岡新聞からは、もう1人の男性も死亡したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は29日、全身にやけどを負い入院していた従業員の男性(51)=同区引佐町金指=が死亡したと発表した。
同事故の死者は2人となった。
警察によると、男性は爆発直後、全壊した南北に隣接する作業場3棟のうち、南側の作業場付近で倒れていた。
事故当日は中央の作業場を使用する予定だったとみられ、警察は作業状況の確認を進めている。
3棟のうち、北側の作業場内では男性の遺体が発見されていて、警察が身元の特定を急いでいる。
出典
『重傷の従業員死亡 浜松・花火工場爆発』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/508191.html
2021年6月4日16時30分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、出火原因の特定には至らなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、工場内の安全管理を怠ったとして、業務上過失致死の疑いで花火製造会社の男性役員を書類送検しました。
捜査の中で、別の敷地に法律の規定を超える量の火薬を保管した疑いも強まり、男性役員と会社を火薬類取締法違反の疑いでも書類送検しました。
警察は男性役員が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
消防によりますと、当時、工場内では花火を製造する作業が行われていましたが、出火原因の特定には至りませんでした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c6a3041ff9843bf26ed53e7b6afaffe03041013
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。