2019年3月13日19時21分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防隊員が、室内の一部で発生した火災が短時間に一気に燃え広がる「フラッシュオーバー」という現象について学ぶ講習会が、岐阜県各務原市で開かれた。
ことし1月、秋田県能代市で火事の消火にあたっていた消防隊員2人が死亡し、2人は当時、室内の一部で発生した火災が短時間に一気に燃え広がる「フラッシュオーバー」に巻き込まれた可能性があるとされている。
これを受けて岐阜県羽島市の消防本部は、13日、各務原市にある県の消防学校で、消防隊員に「フラッシュオーバー」について学んでもらう講習会を開いた。
消防隊員たちは、はじめに、住宅に見たてた箱の中で木の棒や木くずなどに火がつけられ、「フラッシュオーバー」の前兆とされる煙が白から黒に変わる様子や、黒い煙に炎がはしる現象を見学した。
箱の中では、約5分後に黒煙が充満し、火元から90cmほど離れたところに置いた布に火が燃え広がっていた。
このあと、2階建ての家屋の模型を使い、消火活動の際に火元の部屋に通じるドアや窓を開けると、火の勢いが一気に増して燃え広がる危険性があることを学んだ。
講習会に参加した消防隊員は、「フラッシュオーバーの怖さを実感した。安全で確実な消火活動を行っていきたい」と話していた。
出典
『フラッシュオーバー学ぶ講習会』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20190313/3080001323.html
(ブログ者コメント)
以下は、放映された実験映像の主だったシーン。
[住宅に見立てた箱]
(ナレーション)2分後、煙の色が黒く変わってきた。天井部に煙がたまっていく。
(ナレーション)5分後には箱ではなくガスが燃えているのが確認できる。
(ナレーション)そしてフラッシュオーバーが起きて一気に火が燃え広がった。
[2階建ての家屋の模型]
[フラッシュオーバーを発生させるため家屋模型の下の扉を開けているシーン。
扉を開けた1~2秒後にフラッシュオーバーが発生した]
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。