2022年3月31日22時43分にYAHOOニュース(日本海テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
島根県出雲市の金属を扱う会社の工場内で31日の夕方、身元不明の白骨遺体が発見された。
身元不明の白骨遺体が発見されたのは、島根県出雲市大津町のW製鋼所の工場にある焼鈍炉だ。
この焼鈍炉は、車の部品となる金属に高温の熱処理をほどこす装置になる。
31日午前1時ごろ、出雲市の60代女性から「夫が帰ってこない」と警察に通報があり、捜索したところ、夫の車が勤務先の渡部製鋼所で見つかった。
この女性の夫は30日の日中に遺体が発見された焼鈍炉で作業をしており、近くで別の作業をしていた2人がその様子を目撃していた。
出雲警察署が焼鈍炉が冷えるのを待って31日午後5時ごろ中を調べたところ、1人の白骨遺体を発見。
警察は見つかった遺体は女性の夫の可能性があるとみていて、近くで作業をしていた2人に当時の状況を聞くとともに、事件・事故の両面で調べを進めている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbb9905721fa8df4b9fe12f9ed255f177f4a7b8d
3月31日19時58分にYAHOOニュース(山陰放送)からは、焼鈍炉には上下開閉する自動扉がついていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後5時前、島根県出雲市にあるW製鋼所の焼鈍炉の中で、白骨遺体が発見されました。
出雲警察署によりますと、31日午前1時過ぎ、出雲市内の女性(60代)から、夫が仕事から帰ってこないと110番通報があり、警察が仕事場にかけつけたところ、夫の車が発見されました。
仕事場から帰った形跡はなく、作業をしていた焼鈍炉に取り残されている可能性があるとして、炉を停止し、熱が冷めるのを待って、中を確認したところ、午後5時前、1人の白骨遺体が発見されたということです。
この焼鈍炉は、車の部品などを鋳造する炉で、間口は4.5メートル、奥行き8メートル、高さ5メートルの上下開閉する自動扉があり、作業は3人で行っていたということです。
警察は白骨遺体の身元確認を急ぐとともに、事件・事故の両面で調べを進めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fb0dcfbc01f246759eac2dbea6a56cd005a92ee
4月1日12時23分にYAHOOニュース(山陰中央新報)からは、他の2人とともに炉で車両部品を製造していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察の調べで、男性社員は30日の日中、他の社員2人と燃焼させた炉で車両部品を製造していたことがわかっています。
この「焼鈍炉」は高さ5m、奥行8m、人が中に入ることもある設備で、通報を受けて炉の操業を止め、内部の温度が下がるのを待って、警察が中を確認しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8aeb1042cef200d8515a46980ab219a0b185ab89
4月1日19時44分にYAHOOニュース(日本海テレビ)からは、他社では普通、炉の中に入ることはないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は、3月30日に遺体が発見された焼鈍炉で作業をしており、近くで別の作業をしていた従業員2人がその様子を目撃している。
関係者によると常時、女性の夫を含めた3人で作業を行っていたという。
今回現場となった焼鈍炉とはいったい・・・
記者:
「出雲市の会社とは別のところにある焼鈍炉です。広い倉庫のようなところで、熱が入ると、700度以上にもなるということです」
この会社の焼鈍炉では750度から900度の熱で10時間以上かけて金属製品の熱処理を行っている。
普段から炉を使って作業をする人に話を聞くと、製品の出し入れは、普通、炉の中でしないため、人が入ることはまずないという。
警察は、女性の夫が何らかの原因で閉じ込められた可能性があるとみていて、遺体の身元の特定を急ぐとともに、事件・事故の両面で調べを進めている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/39c8741845dd3fbc01c0676f7a8e8d500e8deb14
(ブログ者コメント)
他の2人は、作業途中で仲間がいなくなったことに、なぜ気づかなかったのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。