2022年3月31日22時57分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月31午後、札幌・西区の三角山で、クマの巣穴の調査をしていた男性2人が、巣穴から出てきたクマに襲われケガをしました。
午後2時半ごろ、札幌・西区山の手の三角山の山頂付近で、男性2人がクマに襲われました。
水上記者 :
「現場の登山道には大勢の警察官やパトカーがいて、物々しい雰囲気が漂っています。先ほど、クマ注意の看板が貼られ、注意が促されています」
2人は、札幌市の職員とともにクマの巣穴の調査を行っていた委託業者で、47歳の男性が頭に、58歳の男性が右腕に、それぞれケガをしました。
自力で下山し、病院に搬送されています。
3月14日にクマの巣穴があるとの情報が寄せられていて、31日の調査で巣穴を発見し確認していたところ、穴から出てきたクマに襲われたということです。
クマは体長約2メートルで、2人が撃退スプレーをかけると林に逃げました。
札幌市の担当者 :
「(クマが出る)可能性がすごい高いわけではないのかなと判断したので、いったんハンターは入れずに。判断が甘かったというか、ケガされた方には申し訳なかったと思っています」
ハンター2人が市の職員とともに現場に向かいましたが、クマの痕跡などは見つからず、引き返しています。
4月1日も午前6時からハンター8人が市の職員と現場で警戒にあたり、駆除を視野に箱わなを仕掛けるかなど、対策を決めることにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2cd10cbc2dfdba1719ea89caf1da6efb4e81f0c
3月31日15時51分にHTBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後、札幌市西区の三角山で、男性2人がクマに襲われけがをしました。
クマが現れたのは山頂から西に500m付近の場所です。
午後2時半過ぎ、札幌市西区山の手の三角山で「クマに襲われた」と消防に通報がありました。
警察によりますと、47歳の男性が頭、58歳の男性が右腕をクマ1頭にかまれたということですが、意識はあり、自力で下山して病院に搬送されました。
2人は2週間前に目撃されたヒグマの巣穴の調査をしていて、巣穴から出てきたクマに襲われたということです。
クマはスプレーをかけると逃げて行ったということです。
さきほど、調査に同行した札幌市の担当者が当時の状況について語りました。
札幌市の担当者:
「冬眠穴(巣穴)の中に近づいたら、出てきて襲われたと聞いている。(クマは)巣穴から坂道を下の方に転がり落ちるように逃げて行った」。
近くの住宅街に住む男性:
「たまに出たという案内が出ているけれど、襲われたというのは初めて聞いた」。
三角山に毎朝登っている男性:
「襲われたとなったら不安」。
札幌市では、3つある登山口を閉鎖しました。
警察はパトロールをして、登山口の近くの住民に注意を呼び掛けています。
https://www.htb.co.jp/news/archives_15420.html
3月31日15時25分にNHK北海道からは、5人で調査していた、クマの被害が増えているので道は新年度から「ヒグマ対策室」を設けるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、市の職員や委託先の職員などあわせて5人がクマの生態調査を行っていたところ、巣穴から出てきたクマ1頭に突然かまれたということです。
警察によりますと、今月に入って付近の住民からクマの巣穴があるという通報を受け、31日、調査に訪れていたということです。
・・・
【今年度は死傷者多い】
道内では、人がクマに襲われる事故が相次いでいます。
今年度は、去年、夕張市で狩猟をしていた男性がクマに襲われ死亡したほか、札幌市の市街地にクマが現れ、4人が重軽傷を負うなど事故が相次ぎ、死傷者の数は今月30日までにあわせて12人と、統計が残っている昭和37年度以降最も多くなっています。
このため道は、1日からの新年度、新たに「ヒグマ対策室」を設けるとともに、クマに遭遇する事故を防ぐため、基本的なルールを守るよう注意を呼びかけています。
山に入るときは、
▼インターネットなどで事前にクマの出没情報を確認し、
▼食べ物やゴミは必ず持ち帰ること、
▼1人で野山には入らず、音を出しながら歩き、
▼ふんや足跡を見つけたらすぐに引き返す
よう、呼びかけています。
また、クマが人里に近づかないようにするため、
▼ゴミ出しのルールを守ること、
▼ゴミやペットフード、干物や漬物などの保存食を野外に放置しないこと、
▼家庭菜園の作物や果実は早めに収穫し、畑に放置しないこと
などを呼びかけています。
【“三角山で目撃聞いたことない”】
今回、札幌市にある三角山で人がヒグマに襲われたことについて、クマの生態に詳しい北海道大学獣医学研究院の坪田敏男教授は、「三角山でのクマの目撃情報は聞いたことはない」として、ヒグマの行動範囲が広がっているとの見方を示しました。
具体的には、札幌市や周辺の地域では、ここのところヒグマの生息数が増加していて、強いオスがエサとなるドングリなどが豊富な山奥に生息しているため、弱いオスや若いヒグマが人里に近い場所にまで行動範囲を広げざる得ない状況になっているということです。
また、今は雪どけが進んでクマが冬眠から目覚めて活動を始める時期のため、冬眠していた穴の周辺で活動を始めたり、エサを探し始めたりするため、人と遭遇した可能性があるということです。
そのうえで坪田教授は、「『札幌市ではヒグマと人間が共存している』という認識に立って、ハイキングや山菜採りで山に入る人は鈴を付けてクマに存在を知らせるなどしてほしい。また、山に近い住宅では生ゴミをきちんと処理するなどヒグマとの余計なあつれきを生まない努力が必要だ」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220331/7000044986.html
4月1日21時22分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、刺激する形になって襲われた、親グマが巣穴に戻る可能性もあるため今後はセンサーカメラで継続監視するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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事故を受けて札幌市が行った緊急調査では、巣穴に子グマがいるのが確認されました。
巣穴は奥に長く続いていて、体長30~40センチほどの子グマ2頭が奥の方にいたといいます。
人間を襲う危険性は低いとして、駆除には至りませんでした。
一方、男性2人を襲った親グマは見つかっていません。
親グマは体長1.5メートルほどのメスとみられています。
北海道立総合研究機構 釣賀 一二三さん:
「結果的には刺激する形になって、母グマに襲われた。積極的に付きまとう個体ではないので、駆除にはならないという判断になった」
札幌市は、親グマが巣穴に戻る可能性があるためセンサーカメラを設置し、継続して監視するということです。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/efb3440d96c72e05be4c297f364031504819df93
(ブログ者コメント)
クマがいる可能性は高くないと判断した理由について調べてみたが、書かれている記事は見つからなかった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。