2023年2月19日20時39分に読売新聞から下記趣旨の記事が、倒れた門扉の写真付きでネット配信されていた。
福岡県久留米市の文化施設「石橋文化センター」で19日未明、正門の金属製の扉1枚(重さ約300キロ)が倒れ、居合わせた70歳代男性が左脚を骨折する重傷を負った。
同センターによると、19日午前3時半頃、正門横の警備員室にいた警備員が「ゴトン」という大きな音を聞いて外に出ると、扉が倒れ、男性が負傷しているのを発見した。
扉は2枚1組で、1枚が幅約6・5メートル、高さは最大約3メートル。
男性は、新聞配達中に倒れてきた扉の下敷きになったとみられる。
扉は今月14日、地元のロータリークラブが市に寄贈したばかりで、18日午後5時頃に閉門していた。
同市では、19日午前3時29分に最大瞬間風速12・2メートルを観測。
センターは風で倒れた可能性もあるとみて、設置業者などと原因を調べる。
気象庁は同日、九州北部と四国で「春一番」が吹いたと発表した。
市の担当者は取材に、「被害者と関係者には大変申し訳ない。一刻も早く原因を究明し、安全対策を講じていく」と答えた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230219-OYT1T50093/
2月19日付でテレビ西日本からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
九州北部地方で「春一番」が観測された19日未明、福岡県久留米市の石橋文化センターで、新聞配達員の男性が強風のため倒れた正門に挟まれて負傷し、病院に搬送されました。
石橋文化センターによりますと、19日午前3時半頃、正門近くの警備員室にいた警備員が、大きな音がしたため外に出たところ、正門が倒れ、73歳の新聞配達員の男性が挟まれているのを発見しました。
男性は左足をけがしており、市内の病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。
倒れた正門は、高さおよそ3m、全長およそ13mの左右開閉タイプの右半分およそ300kgで、創立70周年を迎えた「久留米ロータリークラブ」が市に寄贈し、14日に設置されたばかりでした。
当時、市内では最大瞬間風速12.2m/sの強風が観測されており、石橋文化センターは「早期の原因究明に努めたい」としています。
https://yotemira.tnc.co.jp/news/articles/NID2023021916909
(ブログ者コメント)
倒れたレール移動式門扉の写真を見るなり、「これでは倒れて当然だ」と感じた。
というのは、過去にも同じような事例が複数発生しているからだ。
本ブログでも以下の事例を紹介している。
『2021年11月25日 徳島市のJA施設で駐車場の門扉レールの異常を職員が点検中、門扉が倒れ、下敷きになって死亡、転倒防止用の重りは事故当時は載せられていなかった』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12129/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。