2014年6月24日16時9分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月25日付で毎日新聞神奈川版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後1時15分ごろ、横浜市泉区中田町の中田中央公園で落雷事故があり、グラウンド整備をしていた30代の男性2人が後頭部に痛みを訴え救急搬送された。
消防によると、近くの木立に雷が落ちて感電したとみられる。
1人は重傷、もう1人は中等症と診断された。ともに意識はあるという。
2人は「トンボ」と呼ばれる道具でグラウンド整備をしており、重傷を負った男性のトンボは金属製、もう1人の男性のトンボは木製だった。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140624/dst14062416090007-n1.htm
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20140625ddlk14040192000c.html
(2014年7月5日 修正1 ;追記)
2014年6月25日付の神奈川新聞紙面に、当時のやや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。
消防などによると、男性2人が感電したとの119番通報があったのは24日午後1時15分ごろ。
仲間と野球をしていたが、雨が激しくなり、片付けやグラウンド整備をしていた時に付近に落雷があったとみられるという。
駆け付けた救急隊に「落雷があり、後頭部が痛くなった」と訴えたため、病院に搬送した。
キーワード;誘導雷(側撃雷)?
2014年6月24日16時45分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前9時ごろ、茨城県石岡市柿岡の建設作業現場で作業をしていた男性(32)から落雷でけがをしたと、119番通報があった。
警察などの説明では、男性が鉄筋に触れていたところ、近くで雷が光り、手にしびれが走ったという。
男性は病院に搬送されたが、外傷はなく、命に別条はないという。
水戸地方気象台によると、茨城県内には当時、雷注意報が出されており、石岡付近で数件の落雷があったという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG6S5F6PG6SUJHB01F.html
キーワード;逆流雷?
2014年6月16日19時40分に青森テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月16日19時1分にNHK青森から、6月16日17時11分にFNNから、6月16日14時33分にmsn産経ニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
深浦町の沖合いで操業中の漁船に雷が落ちて、漁業男性(46)が海に転落した。
海保などによると、男性は、きょう午前9時過ぎ、深浦町北金ヶ沢漁港から北におよそ3kmの沖合いで漁船に乗って底建網を引き上げていたところ、雷が落ち、そのはずみで海に転落した。
男性に雷が直撃したと見られている。
一緒にいた父親がまもなく男性を救助したが、意識はなく、午後7時10分に死亡が確認された。
男性は、救命胴衣を着用していた。
漁船を確認したところ、雷によるものと見られる破損はなかったが、男性には感電によるやけどがあるという。
親子が乗っていた「輝栄丸」が所属する新深浦町漁協では、他の漁業者にも注意を呼びかけるとしている。
当時、現場付近は朝から雨が降り続いていて、短時間で複数の落雷も発生していた。
地元の漁師は、「(今まで漁船に雷が落ちたことは?)ないない。覚えている限りではない」と話した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/aomori/6085248791.html?t=1402950676317
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00270669.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140616/dst14061614330006-n1.htm
(2014年7月5日 修正1 ;追記)
2014年6月17日付の東奥日報紙面に、当時のやや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。
海保などによると、男性は事故当時、海に仕掛けていた底建網を回収する「網揚げ」作業のため、船首側にいた。
父親が、雷鳴と「ドン」という音、振動を感じ、船首方向を見ると、男性が海に転落していた。
病院の医師は、男性が感電したとみられる皮膚のただれた痕を確認したという。
同日朝、同漁港沖合で操業中だった漁業者(47)は、「西側の洋上から徐々に雷が近づいてきた。稲光がはっきり見え、怖くなったので早めに漁を切り上げた」と話した。
2013年12月14日16時41分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
経産省は、風力発電の雷対策を強化する。
落雷で風車の羽根が落ちる事故が相次いでいるため。年明けにも作業部会を立ち上げ、雷に強い素材の技術開発を促したり、建設基準を厳しくしたりする検討を始める。
今も、風力発電所は落雷による電流を逃す装置を設けることなどが義務づけられている。
しかし、今月1日に福井県で、5日には北海道で、落雷により羽根が壊れて地上に落ちる事故が起きるなど、トラブルが続いている。
経産省は、再生可能エネルギーのなかでも伸びしろの大きい風力発電に期待しており、安全性を高めることで普及を加速させたい考えだ。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/TKY201312130488.html
2013年11月30日21時55分に時事通信から、12月1日11時18分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省は30日、福岡空港から長崎・五島列島の福江空港に向かっていた全日本空輸機が、29日に落雷で損傷したと発表した。
機体が3カ所へこみ(最大縦15cm、横30cm、深さ3mm)、大規模な修理が必要なため、同省は航空法上の事故と認定。
運輸安全委員会は30日、現地に航空事故調査官を派遣した。
国交省などによると、29日午前9時30分ごろ、全日空のグループ会社「ANAウイングス」が運航する全日空4915便ボンバルディアDHC-8-402型機が福江空港に向け降下中、空港の北東20km、高度1100m付近で機体に雷が落ちた。
操縦に影響はなくそのまま着陸し、乗客乗員41人にけがはなかった。
同機の運航は困難となり、福岡空港への折り返し便が欠航するなどして121人に影響が出た。
出典URL
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013113000307
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131201-OYT1T00006.htm
キーワード ; 飛行機
2013年8月14日22時23分にmsn産経ニュース東京から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
東京都内が激しい雷雨に襲われた12日夕、走行中の小田急線の電車に雷が直撃したと見える様子が動画投稿サイト「ユーチューブ」などで公開され、話題を呼んでいる。
動画は約1分30秒で、雷が落ちると同時に電車の周辺が青白く光り、車両から火花のようなものが出た映像が投稿されている。
小田急電鉄によると、新宿発町田行き準急電車(10両編成)が12日午後6時50分ごろ、和泉多摩川-登戸間の多摩川にかかる橋を通過した際、雷に遭った。
車両の一部装置が焼け焦げたが、乗客乗員にけがはなかった。
同社が調べたところ、電車には雷が落ちても電流を地上へ逃がす「避雷器」が装備されている。しかしこの機器に大きな電気が流れた形跡はなかった。
同社担当者は「電車の近くに落ちた雷の電流が車両に流れたのではないか」と推測。その上で「万が一、雷が直撃しても電車には避雷器があるので乗客には影響しない。心配いりません」と話した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130814/tky13081423210008-n1.htm
2013年7月2日18時31分にNHK札幌から、7月3日0時3分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後3時すぎ、旭川市南6条通のスーパー「道北アークス・ウェスタン北彩都店」の1階駐車場に雷が落ちた。
警察によると、当時、駐車場の中央付近にあるカート置き場では、3人の従業員が強風で飛ばされるなどしたカートを片づける作業をしていて、このうち、30歳の男性が左腕などに数cm程度のやけどを負った。
男性は病院に運ばれたが軽傷で、命に別状はないという。
警察では、カート置き場かカートに雷が落ちて、従業員が感電したとみて調べている。
すぐそばで落雷を目撃した男性(80)は「鼓膜が破れるほどのものすごい音だった」と興奮気味に話していた。
旭川地方気象台によると、旭川市付近の上空は、当時、大気の状態が非常に不安定で、市内では27.3mの最大瞬間風速を観測。全域に雷注意報と大雨注意報が出されていた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130702/588eb7326005f66feb07ddba74c0b524.html
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/477202.html
(ブログ者コメント)
○産業現場での落雷人身事故は珍しいと感じた。
○NHKの映像を見たが、駐車場の真ん中付近にある、ホロ屋根付きのカート置場付近で落雷に遭った模様。
(2013年7月15日 修正1 ;追記)
2013年7月3日付で北海道新聞紙面に掲載されていた目撃談を、本文中に追記した。
近畿2府4県の気象台のうち、大阪管区、神戸海洋、京都地方、奈良地方、和歌山地方の5気象台で、今年、雷を観測した日数が年間の観測日数として過去最多となっている。
夏に大気が不安定な状態が続いたことが主な原因とみられ、過去30年の平均の2倍前後の多さ。
近畿の太平洋側では、冬は夏に比べて雷が少ない傾向だが、今週末の21〜22日は低気圧が紀伊半島沖を通過するため天気が崩れる見込み。気象台は「雷が発生する可能性もある」と注意を呼びかけている。
大阪管区気象台によると、雷は各気象台の職員が目や耳で発生を観測し、記録している。
気象庁によると、各気象台の今年の観測日数は今月18日現在、
・大阪38日(過去30年の平均16.4日)
・神戸24日(同13.8日)
・奈良45日(同22.3日)
・和歌山26日(同12.0日)
で、それぞれ過去最多を更新し、平年の2.3倍〜1.7倍になっている。
京都も35日(同20.3日)で89年、99年に並んで最多タイ。
彦根も24日(同18.1日)を記録している。
冬にかけて雷の観測が多くなる日本海側の舞鶴は32日(同20.2日)。過去30年で05年の39日に次ぐ2番目の多さだ。
このうち大阪では、記録が残る1931年以降、最多だったのが99年の30日だった。今年は8月だけでも昨年1年間の日数と同じ12日を記録。同月18日には大阪市の長居公園で、野外イベントの開演直前に樹木に落雷し、女性2人が死亡する事故も起きた。
季節が秋から冬になるにつれて観測日数は減っているが、大阪では9月に7日、10月に3日、11月にも2日観測している。
大阪管区気象台は、「今年は太平洋高気圧の中心が例年より北側にあり、南から暖かく湿った空気が入りやすかった。上空の偏西風も大きく南に蛇行し、寒気が西日本にたびたび入り込んだことで、雷をもたらす積乱雲が発達しやすい状況が続いた」と分析している。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20121220mog00m040020000c.html
(ブログ者コメント)
今年6月7日に同趣旨の記事(5月の全国の落雷数)を掲載しているが、今回はその続編ともいうべき情報。
2012年11月14日19時23分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後7時頃、北九州発韓国・釜山行きのスターフライヤー303便(エアバスA320型機)が北九州市上空を飛行中、操縦席付近に落雷を受けた。
乗客約20人にけがはなかった。
同社によると、同機は釜山に到着後、飛行に影響がないことを確認し、北九州へ折り返した。
14日未明の点検で塗料の剥げ落ちや小さな傷が見つかったため、北九州、羽田、関西の各空港を結ぶ計6便が欠航した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121114-OYT1T01099.htm
キーワード ;飛行機
2012年11月8日1時45分に読売新聞から写真付きで、また同日付で毎日新聞富山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前10時頃、富山湾上空で富山空港への着陸態勢に入っていた羽田発富山行きの全日空883便(ボーイング767)の機首部分に落雷があった。
雷が落ちるのを操縦席にいた乗務員が確認した。
全日空富山空港営業所などによると、同便は定刻通り同空港に着陸。乗員乗客275人にけがはなかったが、落雷の衝撃でレーダーのアンテナを覆う「レドーム」と呼ばれる機首のカバーがへこみ、点検や修理のため、折り返し便が欠航した。
落雷があった時、富山県内全域には雷注意報が発令されていた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121108-OYT1T00190.htm
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20121108ddlk16040648000c.html
(ブログ者コメント)
雷が落ちて機体が凹んだというニュースは珍しいので、紹介する。
キーワード ;飛行機
8日午後4時35分ごろ、阿蘇市の草千里展望所で、韓国人男性観光客(54)が落雷を受け、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は韓国の旅行会社が企画したツアー客。
仲間の男性15人と共に自転車でツーリング中で、阿蘇山上から阿蘇市方面へ下山中だった。
展望所は県道沿いにあり、雷雨を避けるため一時避難していたらしい。展望所に屋根のある建物などはなかった。
同行していたツアー客15人も展望所にいたが、けがはなかった。同日夜までに全員下山したという。
熊本地方気象台によると事故当時、阿蘇地方には雷を伴う発達した雨雲が停滞。阿蘇山では、同日午後4時から同5時までの1時間にレーダー解析で40ミリの激しい雨が降っており、大雨洪水・雷注意報も出ていた。
同気象台は「山間部の急な天候の変化による落雷には注意が必要」と呼び掛けている。
出典URL
http://kumanichi.com/news/local/main/20120908008.shtml
また9月8日21時33分にNHK NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ほかにも、男性と一緒にいた複数の韓国人が雷に打たれ、一時的に意識を失なったが、まもなく意識が回復し、けがはなかったという。
男性は、自転車で熊本県を回る2泊3日のツーリングツアーに参加していて、8日はガイドとほかの15人の旅行客とともに、阿蘇山から下山している途中に雷雨にあい、道路脇で自転車を降りて休憩していたという。
(ブログ者コメント)
□ネットで調べたところ、草千里展望所は道路わきの、車が停められる程度の広さがあるだけのスペースで、周囲には建物や木など、高いものは何もない模様だ。
□もう少し下れば阿蘇火山博物館やレストハウスがあるらしい。下り坂の自転車なら、そう時間はかからないだろうに、なぜ、そこまで行かなかったのだろう?
雨が激し過ぎて視界が悪く、自動車にハネられるのを恐れたためだろうか?
□雷に遭遇した場合の身の処し方については、気象庁HPに以下の記載がある。ご参考まで。
1.雷に遭遇した場合は安全な空間へ避難
雷は、雷雲の位置次第で、海面、平野、山岳などところを選ばずに落ちます。近くに高いものがあると、これを通って落ちる傾向があります。グランドやゴルフ場、屋外プール、堤防や砂浜、海上などの開けた場所や、山頂や尾根などの高いところなどでは、人に落雷しやすくなるので、できるだけ早く安全な空間に避難して下さい。
鉄筋コンクリート建築、自動車(オープンカーは不可)、バス、列車の内部は比較的安全な空間です。また、木造建築の内部も基本的に安全ですが、全ての電気器具、天井・壁から1m以上離れれば更に安全です。
2.安全な空間に避難できない場合の対応
近くに安全な空間が無い場合は、電柱、煙突、鉄塔、建築物などの高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げ、4m以上離れた範囲(保護範囲)に退避します。高い木の近くは危険ですから、最低でも木の全ての幹、枝、葉から2m以上は離れてください。姿勢を低くして、持ち物は体より高く突き出さないようにします。雷の活動が止み、20分以上経過してから安全な空間へ移動します。
出典URL
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder4-3.html
18日午後4時半すぎ、大津市桐生で「男の子に雷が落ちた」と近くで農作業をしていた男性から消防に連絡があった。
男の子は近くに住む15歳の中学3年生で、すぐに病院に運ばれたが、意識不明の重体だという。
通報した男性の話では、男子生徒は、住宅近くの田んぼの中にある道路を一人でジョギングしていて、突然、雷が直撃したという。
男子生徒が倒れていた付近には、アスファルトの道路に直径数cmの穴が何か所もあいていて、警察で、当時の詳しい状況を調べている。
落雷があった当時の状況について、近くに住む40代の女性は「爆発音のようなゴーン、という雷の音が2回ほどした。落雷のあった道は、普段、犬の散歩などで利用する人も多いので怖いです」と話していた。
また40代の女性は「バリバリ、という雷が落ちる音を聞いたあと、子どもが倒れている、という近所の人の声を聞いてかけつけた。どの家の子どもかわからなかったので、町内放送で子どもが雷に打たれたと呼びかけてもらいました」と話していた。
彦根地方気象台によると、滋賀県内では午後から強い雨が降り始め、県全域に雷注意報が発令されていた。
男子生徒は、黒いTシャツに半ズボン姿だったという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064372011.html?t=1345333973273
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120818-OYT1T00782.htm
(ブログ者コメント)
山での直撃はたまに報道されるが、田んぼの真ん中での直撃事例は珍しい。
2012年8月19日付の毎日新聞関西版から、下記趣旨の記事が裂けた木の写真とともに、ネット配信されていた。また、8月18日17時16分に毎日新聞関西版から、8月19日19時40分に読売新聞から、同主旨の記事がネット配信されていた。
豪雨を避けようと高さ約20mの樹木の下に逃れた人々を、雷が襲った。
18日午後、局地的に雷を伴う大雨に見舞われた近畿地方。落雷で女性2人が死亡し、男女8人が負傷した大阪市の長居公園では、野外ライブなどに来ていた家族連れらが突然の雷鳴と稲光に言葉を失った。
長居公園内の長居陸上競技場では、この日、EXILEなど人気アーティストが出演する野外ライブが予定され、雨が降り始めた午後2時ごろには、大勢の来場者が公園に詰めかけていた。
近くの駐輪場の男性職員(73)は、午後2時15分ごろ、激しくなる雨脚を避けようと、公園の南西入り口近くにある樹木(高さ約15m)の下に駆け込んだ。同じように雨宿りする人たちがいた。
そこに、耳をつんざく雷鳴が響いた。「大きな音がしたので振り向くと、樹木が裂け、若い女性があおむけに倒れていた」。
すぐに119番通報し、4人が病院に運ばれた。
職員は「倒れていた人のうち、2人は呼びかけに応じなかった。胸をたたいても反応がなく、意識がない様子だった」と、心配そうに話した。
2人の死因は、いずれも落雷による心停止後脳症だった。
当時、大阪市内には大雨洪水警報と雷注意報が出ていた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/news/20120819ddn041040011000c.html
http://mainichi.jp/select/news/20120818k0000e040215000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120819-OYT1T00506.htm
(ブログ者コメント)
写真でみると、数mおきに結構高い木が生えている場所だ。高さ20mといえば、その中でも高いほうの木なのだろう。
しかし、雷は必ずしも一番高い木に落ちるとは限らない。駐輪場職員が雨宿りしていた高さ15mの木のほうに落ちていたかもしれないのだ。
突然の激しい雷雨に遭えば、近くの木の下で雨宿りしたくなる気はわかる。
しかし、少々遠くても最寄りの建造物あるいは車の中に避難すべきだ。
ズブ濡れになっても仕方がない。
(2013年8月1日 修正1 ;追記)
2013年7月31日5時4分に朝日新聞から、開催2社が損害賠償を求め提訴されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
死亡した女性(当時22)の遺族が、30日、野外コンサートの開催を手がけた2社に計約8200万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。
天候は女性が開演前の列に並んでいた時に悪化しており、屋外イベントの落雷対策のあり方や開催する側の責任の範囲について、司法がどんな判断を示すか注目される。
訴えたのは女性の父(51)と母(53)で、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴとキョードー大阪を被告としている。
訴状などによると、女性は昨年8月18日午後、長居公園の第2陸上競技場出入り口付近にできた列に並んでいた。
午後2時すぎに天候が悪化し、友人の女性と出入り口付近から約200m離れた木の近くにいた際、木に雷が落ちて2人は死亡した。
雨宿りをしていたのかどうかを含め、なぜ2人が木の近くにいたのかは分からないという。
当日の大阪市には雷注意報が出されており、女性らが死亡した落雷の1時間後も雷が落ち、少なくとも6人が負傷した。
両親は「雷の発生エリアを1時間先まで予測できる気象庁の『雷ナウキャスト』などで天候を確認していれば、落雷事故を予測できた」と指摘。
2社は落雷の危険性に関する情報を十分に集めることを怠り、コンサートに来た人を安全な場所に誘導する措置をとらなかったとしている。
「同じような事故が起きて家族が悲しむことのないようにしてほしい」。女性の両親は記者会見で、提訴に踏み切った理由を語った。
両親はエイベックス・ライヴ・クリエイティヴに説明を求めたが、「競技場の外は管轄外」と答えられたという。
落雷事故をめぐる訴訟は、過去にも起きている。
大阪府高槻市で1996年8月にあった高校のサッカー大会中、男子部員が落雷を受けて失明。
最高裁は2006年3月、引率の教諭が落雷を予見できたと判断し、高校と主催した市体育協会の責任を否定した二審・高松高裁判決を破棄した。
これを踏まえ、同高裁は事故を防ぐ措置を怠ったとして、計約3億円の賠償を高校と協会側に命じた。
日本サッカー協会は06年に「落雷などの予報を事前に調べ、予兆があれば活動を中止し、避難する」との指針を作成。
日本ラグビーフットボール協会も気象庁や気象情報会社から情報を集めるとしたマニュアルを策定しているが、実際にどの時点で避難を呼びかけるのか難しい面もある。
両親の代理人の佐藤弁護士は、「落雷予測は格段に進歩している。訴訟では屋外イベントを開く側の対策のあり方を問いたい」と語った。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0731/OSK201307310001.html
(2016年5月20日 修正2 ;追記)
2016年5月17日9時27分に読売新聞から、請求が棄却されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月17日付で毎日新聞大阪版から、5月16日16時36分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪地裁は、16日、両親の請求を棄却した。
長谷部幸弥裁判長は、[注意報や警報の発令は、抽象的な可能性を示すに過ぎない]、「落雷がいつ、どこで起きるかは具体的に予見できず、女性を危険から保護する義務があったとはいえない」、「野外での落雷回避は自己責任と言わざるを得ない」と述べた。
判決は、長居公園では08年度以降、落雷事故が起きていないとして具体的な予見可能性を否定。
さらに、現場はコンサート会場外で2社の管理下ではなかったとして、安全配慮義務違反はないとした。
判決後に記者会見した父(54)は、「現場近くには警備員らも配置されていたのに、なぜ管理外なのか。注意報のアナウンスだけでもあれば娘は避難できた。納得できない」と述べた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160516-OYT1T50124.html
http://mainichi.jp/articles/20160517/ddn/041/040/004000c
http://www.sankei.com/west/news/160516/wst1605160058-n1.html
キーワード;直撃雷?誘導雷(側撃雷)?
12日午後4時35分ごろ、大分市の新日鉄大分製鉄所の鉄鉱石を備蓄する施設の電気室から出火し、およそ30分後に従業員が消火したが、高圧電源盤を焼いた。
建物への延焼やけが人はなく、消防は落雷が原因とみている。
製鉄所によると、燃えたのは鉄鉱石や石炭を運ぶベルトコンベヤーを動かす電源装置だが、操業に影響はないという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120812/dst12081220580010-n1.htm
http://www.e-obs.com/obs-news/genko/DD08120020731.html
(ブログ者コメント)
避雷のための設備がついていなかったのだろうか?
それとも、ついてはいたが役に立たなかったのだろうか?
キーワード;逆流雷?
6日午後1時20分ごろ、市原市山倉のダム湖のほとりの広場に雷が落ちてけが人がいると、消防に通報があった。
現場にいた16歳から37歳の男女4人が、駆けつけた救急隊員によって病院に搬送され、このうち体にやけどをしていた17歳の少年は重傷、残る3人は軽いけがだという。
現場は、住宅地から100mほど離れたところにある、木がまばらに立っている広場。
警察によると、けがをした4人を含む8人が現場で草刈りをした後、草をトラックの荷台に積んでいたところ、近くの木に雷が落ちたらしい。
千葉県には前日の夜から雷注意報が出され、警察は、大けがをした男性が木の近くにいたため、雷が木に落ちた可能性もあるとみて調べている。
当時、現場にいた男性は、「目の前が急に光って、何も分からなくなった。けが人はぐったりしていた」、「ごろごろと大きな音がして雨と雷が激しかった。現場に駆けつけたときは、2人が腰のあたりがしびれるなどしてしゃがみ込んでいた」と話していた。
現場近くにある理容店の女性は、「せん光のような光が見えたあとすぐに爆発音のような大きな音がしてびっくりした。とてもこわかった」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1006633201.html
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20120806/4104622_20120806145917_e58d83e8918920e5b882e58e9fe38080e890bde99bb7e381a7efbc94e4babae38191e3818c.html
(ブログ者コメント)
□現場はブログ者の家から直線で1km程度。何回か行ったことがある場所だ。
翌日、報道を頼りに現場と思しき場所で落雷場所を探してみたが、枝の皮が剥がれた木や幹の一部が黒っぽくなっている木はあったものの、どこから人体に電流が流れたのか、明確な痕跡は見つからなかった。
□事故があった時間帯、普段の雷とは鳴り方、光り方が違うように感じたので、万一を考え、ブログ者はテレビのコンセントなどを抜いていた。
その間、一度、強烈な一撃があったが、おそらくは、それがこの落雷だったのかもしれない。
キーワード;誘導雷(側撃雷)?
2012年7月13日14時49分に大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時20分ごろ、大分市西新地の資材置き場で作業していた男性から「近くに雷が落ち、気分が悪くなった者がいる」と119番通報があった。
44~58歳の作業員とガードマンの男性3人が市内の病院に搬送されたが、いずれも意識はあり、命に別条はないという。
消防などによると、現場は旧大分ホーバー基地の近く。
電柱の設置や撤去に当たる作業員とガードマンの男性計7人が、屋外で作業前のミーティングをしていた。
約30m離れたフェンスに落雷し、その衝撃で数人が気分不良や手足のしびれなどを訴えた。
県立病院のDMAT(災害派遣医療チーム)が出動。火災の発生はなかった。
現場で作業していた作業員の男性(41)は「青白い光が見えた瞬間、体に響くような衝撃がきて思わずしゃがみこんだ。いきなり(雷が)きたので驚いた」と話した。
大分地方気象台によると、県内全域で雷注意報が出ていた。
出典URL
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_134215870693.html
キーワード;逆流雷?
5月の落雷が全国で約73万回と昨年の7倍以上に達し、00年以降で最も多かったことが、雷情報を提供している民間気象会社「フランクリン・ジャパン」(相模原市)の調べで分かった。
北関東で複数の竜巻が発生するなど、大気の不安定な状態が続いていたことを裏付けた。
同社は、00年から全国30カ所に設置したセンサーで落雷を検知している。
約73万回は5月としては過去最多で、一年を通じて最も多い8月並みだった。昨年は約10万回だった。
今年は、特に本州での発生が多かったという。
気象庁の観測でも、5月中に東京都心で雷が観測された日数は6日で、平年の1.4日と比べて大幅に多かった。
東北から近畿にかけての気象官署でも平年の日数の数倍だったところが大半だった。
同庁によると、雷をもたらす積乱雲が発達しやすい大気の状態が続いたことが原因。
上空の偏西風が日本付近で大きく南に蛇行して寒気が入りやすかったため、暖かい地表付近との気温差が大きくなり、大気の状態が不安定になった。
同社は「雷鳴が聞こえたら建物や車内に避難してほしい。木の下や高い物の近くは危険です」と呼びかけている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20120602k0000m040052000c.html
(ブログ者コメント)
昨年にくらべ落雷による事故の報道が多いと感じていたが、やはり・・・といったところだ。
29日午後3時40分ごろ、高槻市の阪急京都線冨田~総持寺間で、梅田行きの準急電車(8両)が緊急停止した。
阪急電鉄によると、過電流の警告が表示されたためで、雷が落ちたとみられる。
乗客約300人にけがはなかった。
電車は後続の特急と連結して約45分後に出発。京都線は264本に運休や遅れが出て、約11万5500人に影響した。
同電鉄によると、後ろから2両目の側面に焼けこげたような痕があった。車両の床下から白煙が上がっていたため、運転士が消火器で消し止めたという。
出典URL
http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK201205300017.html
(ブログ者コメント)
□飛行機に落雷したという報道はしばしばあるが、電車に落雷したという報道は珍しいので、紹介する。
□5月28日の記事中、車の中で雷に撃たれても感電しない理由について考察したが、電車の場合は、金属製のドアにもたれたり、金属製の手すりを握っている人が結構多いはずで、それだけ危険性は高いはず。
今回は、たまたま電車の側面に落ちて電流がレールに向けて流れたから助かったということだろうか?
それとも、電車の床は電気を通し難い物質でできているので、電流が車体→乗客→床へと流れることはなかったからだろうか?
真偽のほどは定かでないが、ブログ者はそのように考えた。
上空に強い寒気が流れ込み、大気の状態が不安定になった影響で、県内は29日午後、雷を伴う激しい雨が降った。藤枝市内で男性1人が落雷に遭ってやけどを負った。島田市内では落雷により駅舎の配電盤の一部が焼けた。
29日午後3時40分ごろ、藤枝市瀬戸ノ谷の林道で、のり面工事をしていた男性作業員(65)が落雷に遭ってけがをしたと119番があった。
警察などによると、作業員は頭や肩にやけどを負い、病院に運ばれたが、命に別条はないという。
作業員は同僚2人と分かれて作業をしていたが、工具を取りに戻った同僚が作業員が倒れているのに気付いた。
29日午後1時15分ごろ、島田市の大井川鉄道家山駅駅舎内の配電盤から出火し、配電盤の一部を焼いた。
警察などによると、駅付近の落雷の影響でショートしたらしい。
待合室にいた観光客とみられる男性が消火器で消し止めた。
駅構内の信号が消えたため、金谷―千頭間の上下計4本が約80〜40分遅れ、約80人に影響が出た
静岡地方気象台の観測によると、時間雨量は午後4時半ごろまでに藤枝市で56.0mmを記録し、5月の観測史上最大となった。浜松市天竜区では午後7時までに12.5mmを記録した。県内全域に大雨・洪水警報や雷注意報などが出された。
出典URL
http://www.at-s.com/news/detail/100128120.html
キーワード;直撃雷、逆流雷?
突然、分厚い黒雲が空を覆い、激しい雷と雨が襲う‐。
神戸市北区の大型ショッピングセンター「神戸三田プレミアム・アウトレット」では午前11時ごろから雷が鳴り始め、雨脚が強くなった。
工事現場の作業員5、6人が避難し始めたところ、男性(43)が現場に倒れたという。意識不明。
作業員男性(23)は「雨が降り、空は真っ暗。山の方から雷がバーン、バーンと鳴り、ずっと空が光っているような状況になった。一番大きな雷とともに足場にいた男性が倒れた」。
別の作業員男性は「雨がぽつぽつ降り出し、急に雷が鳴った。走って避難していたが、同僚は逃げ遅れたのだと思う。先週も同じような雷雨があったが、足場の下に潜り込んで逃れた」と話した。
アウトレット内で買い物中だった男性(70)は「突然真っ暗になって地響きのような音が何度も鳴った。店内に混乱はなかったが、近くでけが人が出るとは…」と驚いていた。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005093432.shtml
(2012年7月1日 修正1 ;追記)
2012年5月30日付の神戸新聞紙面に、症状に関する、下記趣旨の記事が掲載されていた。
左肩の一部が陥没しており、感電したとみられる。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。