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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20205261813分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後4時前、須坂市日滝にある県立の須坂東高校に雷が落ちました。
落雷があったのは校舎の正面玄関の前にある大きな木で、その衝撃で倒れたということです。

校舎の正面玄関の付近では、落雷で割れて倒れた木が横倒しになっていて、正面玄関のガラスが割れるなどの被害が出たということです。


また、敷地内の電柱も根元から倒れていました。


高校によりますと、当時は校内におよそ90人の生徒がいましたが、全員が教室で授業を受けていて、けが人はいないということです。


須坂東高校の鳥谷越校長は、「落雷のすごい音がして外に出てみたら、木が倒れていてびっくりしました」と話していました。


26日の県内は、湿った空気や気圧の谷の影響を受けて雨や曇りとなっていて、北部では雷を伴って激しく降っているところがあります。


気象台は、県の北部では26日夜はじめごろまで低い土地の浸水や河川の増水に、北部と中部では26日夜遅くまで落雷に注意するよう呼びかけています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20200526/1010013592.html

 

 

5261756分にYAHOOニュース(長野放送)からは、校長や生徒の証言など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

危うく大きな落雷事故となるところでした。

 

長野県須坂市の須坂東高校で落雷によるとみられる倒木がありました。

木は衝撃で木っ端みじんに砕け散りましたが、幸いけが人はいませんでした。

 

落雷があったとみられる須坂東高校の昇降口前。

倒れているのはヒマラヤスギの大木です。

雷の直撃を受けたとみられ、太い幹は折れ、枝は木っ端みじんに砕け散っています。

 

校長によりますと、落雷があったのは午後4時前で、大きな音がしたということです。

当時、校内には分散登校の生徒90人がいてホームルーム中でしたが、けが人は確認されていません。

校舎の窓ガラスが数枚割れたとうことです。

 

校長:

「ヒマラヤスギが同じような形で2本立っていた。創立の時から学校のシンボルだった。バキバキ、バン、メリメリって感じ。地が割れるような音の落雷。火災報知器が鳴りっぱなし、非常ベルが鳴りっぱなし。ガラスの割れる音と押しつぶされるような音がした」

 

生徒:

「地震かと思った」

「振動がすごかった」

 

けが人がなかったのが幸いですが、木っ端みじんになった昇降口前のヒマラヤスギは、生徒を出迎えるシンボル的な存在だったということです。

 

県内は気圧の谷や湿った空気の影響で、午後になって雷雨となった場所がありました。

現在も北部と中部に雷注意報などが出ています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/e9bcd918482304ead97339d33051df8f02c22945

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像の4コマ。

落雷によって樹皮が剥がれたのだろうか?

もしそうだったとすれば、あまり見たことがない光景だ。

 







 

 

以下は、グーグルアースで調べた正門付近の写真。

なるほど、大きな木が2本、立っていた。

 



 

 

 

 

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2020432013分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年12月、能代市の消防本部で、119番通報を受け付ける電話回線が使えなくなり、全面復旧までにおよそ15時間かかったトラブルについて、消防本部は調査結果をまとめました。


それによりますと、雷が敷地内の避雷針に落ち、地面に流れたあと、20メートルあまり離れた建物内に流れ込んだため、電話回線が異常を起こし、119番通報がつながらなくなったと見ています。


その上で、地面に流れた雷の電流が建物内に流れ込んだ原因として、本来は過大な電流を逃がすために地面に埋められている「アース線」と呼ばれる装置から、建物内の機器に逆流したと推定しています。


今回の調査結果を受け、消防本部は、電話回線を守る保護装置の増設を検討するとともに、119番通報が使えなくなった場合に備え、別の消防署に電話を転送する仕組みを導入し、再発防止に向けた対策を進めるとしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20200403/6010006616.html

 

 

※昨年のトラブルについては、下記報道参照。

 

20191214日付 秋田魁新報)

 

14日午後0時45分ごろ、秋田県能代市緑町の能代山本広域消防本部の庁舎敷地内に落雷があり、能代山本地域の固定電話や携帯電話からの119番が不通になった。

119番の回線復旧は1回線にとどまり、全面復旧の見通しは立っていない。

同消防本部は全面復旧まで、管内3消防署の固定電話に通報するよう呼び掛けている。

同消防本部によると、雷の「ドーン」という音とほぼ同時に庁舎内が停電。

全ての電気設備や通信回線が使用不能になった。

 

庁舎1階の電気室から出火したが、間もなく消し止めた。

庁舎北側の配電設備も一部焼けた。

発生から約1時間半後の午後2時18分に庁舎内の電源とデジタル消防無線が回復。

その約30分後、15回線ある119番のうち1回線を応急的に復旧させた。

 

しかし残る14回線と、各署に指令を出す電話回線、インターネットは配線が焼損したため、不通が続いている。

デジタルデータやサーバーの破損は確認されていない。

管内の能代市、藤里町、三種町、八峰町の世帯数は約3万5800世帯(今年4月現在)。

同消防本部は、防災無線や消防車両などを通じて不通を通知したほか、各報道機関には、火災や救急・救助時には管内3消防署への通報を呼び掛けるよう要請した。

 

落雷後、出動要請は管内消防署に2件、応急復旧した119番に1件の通報があり、いずれも急病人の搬送だった。

 

https://www.sakigake.jp/news/article/20191214AK0036/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇落雷には「直撃雷」と「誘導雷(側撃雷)」、「逆流雷」の3パターン
   ある。

今回のケースは「逆流雷」。

 

〇本ブログではこれまで数多くの落雷事例を紹介してきた。(「落雷」カテゴリー参照)

今回の事例を機に、逆流雷によると思われるトラブルがどの程度あったか調べてみると、人身あるいは機器故障トラブルが思ったより多かった。

そういった事例については、「逆流雷?」というキーワードを各記事毎に追記スミ。

また、誘導雷によると思われる事例についても、「誘導雷(側撃雷)?}キーワードを追記しておいた。

 

 

 

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20203181732分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午前6時半ごろ、見附市名木野町の店舗兼住宅から火が出ているのを通りがかった人が見つけて消防に通報しました。


火はおよそ2時間後に消し止められましたが、木造2階建ての店舗兼住宅の2階部分、およそ130平方メートルが燃えたということです。


この火事で、この家に住む74歳の男性が煙を吸うけがをして長岡市内の病院に運ばれましたが、命に別状はありませんでした。
また、同居していた妻にはけがはないということです。


警察や消防によりますと、当時、「雷が鳴っていた」という情報が近所の人から寄せられていて、家の中での火の使用や外部から火をつけられた跡もないことから、警察と消防は落雷が原因の火災の可能性もあるとみて調べています。


新潟地方気象台によりますと、18日朝は上空の強い寒気の影響で見附市付近では大気の状態が不安定だったということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20200318/1030011565.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、映像の2コマ。

 



 

 

 

 

 

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2019626211分に北國新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

昨年1月、金沢市上空で雷が発生する直前と雷発生時にそれぞれ、雷雲でエネルギーの高い電磁波であるガンマ線が生じたのを地上付近で連続観測したと京大、金大などの研究グループが発表した。

 

雷発生の仕組みに迫ると期待され、25日付の英物理学誌コミュニケーションズ・フィジックスに論文が掲載された。

 

冬の石川県内は世界的にも雷観測に適した地域で、研究グループは昨年1月10日、金大附属高、泉丘高の屋上に設置したガンマ線の検出器で雷を観測した。

 

雷の直前に約1分間観測されたガンマ線は「ロングバースト」、雷と同時に1秒未満だけ観測されたガンマ線は「ショートバースト」と呼ばれ、発生メカニズムが異なる。

 

連続で観測したのは世界で初めて。

 

雷雲では大小の氷の粒がぶつかり、マイナスの部分とプラスの部分ができる。

電圧が高まり、電子がプラスの部分に向けて加速されると、ガンマ線のロングバーストが生じる。

 

一方、雷の放電が始まると、「地球ガンマ線フラッシュ」と呼ばれる強力なガンマ線が発生し、大気中の窒素原子に衝突。

さまざまな核反応が起こり、ショートバーストが生じる。

 

京大白眉センター理学研究科の榎戸輝揚特定准教授(36)は、「雷の放電が始まるきっかけを解明する手掛かりになる」と話した。

 

ガンマ線は放射線の一種に分類されるが、地上付近では微弱になるため、人体への影響はない。

 

研究グループは、冬の日本海沿岸では雷雲が低い場所で発達するためガンマ線を捉えやすいと考え、2015年から県内に検出器を設置。

昨冬は、金沢市内と近郊の計19カ所に機器を置いた。

 

研究グループは、今後、さらに観測の環境を充実させるため、検出器の設置などに協力してくれる市民を募集する考えだ。

 

出典

『雷雲ガンマ線、連続観測 金大など世界初 昨年1月、金沢上空』

https://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20190626101.htm 

 

 

626948分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

雷が落ちる前には雷雲から放射線が出る? 


そんな現象を観測したと、京都大などの研究チームが発表した。


雲の中を電子が高速で動くことで、ガンマ線が放たれるらしい。

 

研究者は「雷の前兆が見つかったかも知れない」としている。

 

京大の榎戸輝揚・特定准教授(宇宙物理学)らは、金沢市内の2カ所にガンマ線の検出装置を設置。

 

2018年1月、片方の装置が、ガンマ線が1分間ほど増え、平常に戻った約20秒後に雷が落ちたのを観測した。

 

もう一方の装置では、ガンマ線が増え始めて約30秒後に落雷したという。

 

日本海側は太平洋側に比べて雷雲が低空で発達するため、放射線などを地上から観測しやすいといい、チームはクラウドファンディングで160万円を集めて装置を増やしていた。

 

今後も市民と協力して観測例を増やしたいとした。

 

論文は26日、物理学の国際専門誌「コミュニケーションズ・フィジクス」http://doi.org/10.1038/s42005-019-0168-y で発表された。

 

出典

『雷の前兆、見つかったかも? 研究チームが「現象」観測』

https://www.asahi.com/articles/ASM6T6VQWM6TULBJ014.html

 

 

 

 

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2019525日付で日経ナショナルジオグラフィックから、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

雷が電気であることを示したベンジャミン・フランクリンの実験から250年以上が経ち、雷雲の驚くべき秘密がまたひとつ明らかになった。

 

学術誌「Physical Review Letters」に掲載された論文によると、まったく新しい方法を使って雷雲全体の電圧を分析したところ、瞬間的に13億ボルトにも達していたという。

 

その電力は、およそ2ギガワット。

これはニューヨーク市全域に電力を30分間供給できるほどのエネルギーだと、論文の共著者で、インド、ムンバイにあるタタ基礎科学研究所の高エネルギー物理学者であるスニル・グプタ氏は語る。

 

「それだけの電圧を地上で達成させるのはほぼ不可能です。しかし、自然はいとも簡単にそれをやってのける方法を知っているようです」

 

巨大な雷雲の電気的性質をインドの科学チームが正確に分析できたのは、宇宙から降り注ぐ荷電粒子のおかげだった。

 

雷雲のエネルギーは、過去に実施されたどの値より10倍も高かった。

 

この研究結果により、宇宙と地球上で起こっていることの関係性がわかっただけでなく、高エネルギー物理学における25年来の謎も解決されるかもしれない。

 

 

【素粒子のシャワーの異変】

 

インド南部のウダガマンダラムにある宇宙シャワー現象観測施設「GRAPES-3Gamma Ray Astronomy PeV EnergieS phase-3)」。

 

物理学者たちはそこで、2001年の運用開始以来、ミュー粒子を観測している。

ミュー粒子は、宇宙線が地球の上層大気に衝突すると発生し、地上に降り注ぐ素粒子だ。

 

どういうわけか高感度のGRAPES-3は、しばしば、4月から6月の間と9月から11月の間に、ミュー粒子のシャワーがわずかに弱くなることを示す。

それが、ちょうど一年で最も雨の多い時期と重なっていた。

 

「面白いなとは思っていましたが、それほど真剣には考えていませんでした」と、グプタ氏は言う。
「私たちの研究対象は高エネルギー宇宙線と惑星間空間で、雷雲にはあまり関心がなかったものですから」

 

ミュー粒子は負の電荷を持ち、その動きは電場によって歪められる。

グプタ氏は、この性質を利用して、雷雲にどれだけのエネルギーが含まれているかを計算できないかと考えた。

 

ノーベル物理学賞を受賞したチャールズ・トムソン・リーズ・ウィルソンが1929年、ある雷雲の電場を計測したところ、1インチ(約2.5cm)の間隔で1万2700ボルトという驚きの数値が出た。

 

ということは、数kmも先まで広がる雷雲は、全体で乾電池10億個分に相当する電位差を秘めている可能性がある。

 

電圧を測るには、通常、2本の端子を対象物の両端にそれぞれ接続する必要がある。

 

だが、雲のように巨大でつかみどころのないものを相手に、どうしたらそんなことができるのか。

これまで、誰も思いついた者はいない。

 

雷雲の中に飛行機や風船を飛ばす実験も行われたが、その結果、これまでに記録されたのは、最高でも1億3000万ボルトだった。

 

今回の研究の共著者バラクリシュナン・ハリハラン氏は、GRAPES-3が検出するミュー粒子の数が変化するには、電場がどれほど強力でなければならないかを測るモデルを考案した。

 

これがあれば、観測されたミュー粒子から雲の電場を逆に推測できる。

 

次に、GRAPES-3の過去3年間のデータを使って、研究チームは184の雷雲を分析した。

 

すると、ミュー粒子の数値から、2014年12月1日に発生した雷雲の電圧は瞬間的に13億ボルトに達していたことが、はじめて明らかになった。

 

 

【次は落雷のエネルギー】

 

ミュー粒子を使った、この測定法なら、雲の広い範囲を測定できるので、飛行機や風船による実験よりも正確だ。

 

ということは、以前のデータは実際よりも数値が低く、その多くは数10億ボルトのエネルギーを含んでいた可能性がある。

 

さらに、大気物理学者を長いこと悩ませていた謎も、これで解けるかもしれない。

 

1994年、遠い銀河で発生する強力なガンマ線バーストの観測用に作られたNASAのコンプトンガンマ線観測衛星が、地球の大気から放射される高エネルギーを検出した。

 

宇宙でも最大級のエネルギーを発する現象に似たことが、なぜ地球で起こっていたのかについて、誰も説明をつけられなかった。

 

雷が関係しているとは考えられていたが、過去の実験で観測された雷雲のエネルギーは、ガンマ線バーストに匹敵するほどの強さはでなかった。

 

それが今、GRAPES-3による10億ボルト級の測定結果により、地球上の雷雲にもこの謎の現象を起こせる可能性があることが初めて示唆された。

 

グプタ氏は、この関連性をさらに裏付けるために、ガンマ線検出器を導入したいと考えている。

また、落雷によって雷雲のなかの電圧がどれくらい早く消散するのかも調べたいという。

「放電についても調べたいです。これが最も大きな災害を引き起こしますから」

 

だが、今回の研究結果だけでも、既に他の研究者から高い評価を受けている。

 

「これまで誰も考えつかなかった方法です」。

米ルイジアナ州立大学バトンルージュ校で高エネルギー宇宙線とガンマ線を研究するマイケル・チェリー氏は言う。

同氏は、この研究には参加していない。

 

超強力な宇宙線が、比較的ありふれた雷などの影響を受けるといわれても、以前なら、ほとんどの研究者が懐疑の目を向けていただろうと、チェリー氏は付け加えた。

 

しかし、雷が、地球上の物理学者の手が届く最も強力な天然の粒子加速器のひとつであることを、この研究結果は示唆している。

 

「こうした高エネルギーを研究できる対象は、はるか遠方にあるブラックホールや超新星に限りません。空を見上げればすぐそこにある雷でも研究できるのです」

 

出典

10億ボルト超に達する雷雲の電圧 新手法で解明

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO44823730V10C19A5000000?channel=DF130120166020&style=1&n_cid=NMAIL007 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、雷の電圧に関するブログ者手持ち資料中の記述。 

そこには、30億ボルトといった単純計算値が記されている。

 

A子;最近、小型ロケットを打ち上げて、雷の観測をしているという話を聞いたことがあります。

 

博士;それは、長い電線つきのロケットで、雷雲めがけて飛ばし、雷を誘発して、種々の測定をするんや。最近、各国で行われている。

これらの観測は、すべて、基本は電流の測定や。

 

博士;ところで、その雷の電流やが、季節、雷雲の規模、高さなどによっても異なるが、数1000アンペアから最大20万アンペアの範囲にあって、平均値は5万アンペアぐらいといわれている。

 

さて、雷の電圧やが、正確な測定はできないが、おおまかな推定ならできる。

さっき、空気の破壊電圧は1cmあたり3万ボルトといったが、多分、距離が長くなると、この値は小さくなるはずや。

 

今、仮に空気の破壊を1cm1万ボルトとし、雷雲の高さを3kmとすると、電圧は電界かける長さにつき、単純計算では雷の電圧は30億ボルト必要となり、多くの学者や研究者がいろんな方法で推定している。

 

それによると、実際の雷電圧は、1億ボルトぐらいではないかといわれている。

 
      

出典

『謎だらけ・雷の科学』 速水敏幸 講談社 ブルーバックス 19962月 第1刷

 

 

 

 

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2019551642分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神奈川県の丹沢山地にある鍋割山で4日午後1時半ごろ、登山客から「男の人が倒れている」と119番通報があった。

 

千葉市の男性会社員(45)の死亡が確認され、警察は落雷を受けた可能性があるとみて調べている。

 

警察などによると、男性は友人と2人で登山に来ていた。

 

雨が降ってきたため友人は雨具を着用、男性が雨宿りしようと木の下に移動した後に、落雷があったという。

 

現場は泰野市、松田町、山北町の境界線付近。

 

出典

男性が落雷後に死亡 友人と登山、雨宿りで木の下に移動

https://www.asahi.com/articles/ASM554SYZM55ULOB008.html 

 

 

55200分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

男性は4日午後1時25分ごろ、山頂から南方に約640mの地点を、山頂に向かって友人の男性(45)とともに歩いていた。

 

雨が降り出したため木の下に移動したところ、雷に撃たれた。

 

友人は少し離れた場所におり、けがはなかった。

当時、周囲には雷注意報が出ていたという。

 

出典

登山中に落雷、男性死亡 丹沢山地の鍋割山

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190505-00000006-kana-soci 

 

 

 

(2019年5月15日 修正1 ;追記)

 

20195141127分に神奈川新聞から、被災者は金属製のステッキを持っていたものの樹木からの側撃雷だった可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

丹沢山地の鍋割山(標高1272.5m)で4日、男性が雷に打たれて死亡した事故は、登山中の落雷回避の難しさを浮き彫りにした。

 

県内ではこの日、寒気を伴った気圧の谷が通過する際に天候が急変し、雷が集中的に発生した。

 

専門家は、「こうした現象は珍しくない。逃げ込む建物がない山間部では特に注意を」と呼び掛ける。

 

 

【樹木から放電可能性も】

 

警察によると、亡くなった千葉市の男性会社員(45)は、山頂から南へ約640m離れた登山道脇の樹木付近に倒れていた。

発見した別の登山客が4日午後1時半ごろに119番通報。

署員らが約3時間半後に到着した際、男性は心肺停止の状態だった。

やけどを負っており、雷撃死と診断された。

 

男性は金属製のステッキを持っていたという。

一緒に登っていた友人は、少し離れた場所にいたため無事だった。

落雷の瞬間を目撃しておらず、詳しい状況は分かっていないが、雷は周囲より高い所に落ちやすいという特徴がある。

湘南工科大の成田知巳教授(電力工学)は、「木のそばに倒れていたという状況から、雷の直撃を受けたというよりは、(落雷を受けた近くの樹木から放電される)側撃雷だったのではないか」と分析。

 

その一方で「地面やステッキに落雷した可能性もある」とし、回避の難しさを指摘する。

4日は、県内全域に雷注意報が出されていた。

 

独自の観測網で落雷をキャッチしている成田教授が公開したデータによると、同日午後1時半ごろから県西部や静岡などで次々と発生。

 

落雷の中心が海上に移った同日午後7時ごろまで県内各地で落雷があり、東京や埼玉などでも捉えられた。

 

横浜地方気象台は午後4時すぎに気象情報を発表し、雷雨への注意をさらに促した。

成田教授は、「落雷は夏に多いが、春や秋は前線などに伴って今回のように広い範囲で落雷が起きることがある」と注意喚起。

 

避難行動については、「鉄筋コンクリート造の建物に逃げ込むのが最も有効」とするが、「登山中は適した場所がないため、天気予報などで落雷の危険性を把握した場合は、山行を見合わせた方が望ましい」としている。

落雷による人的被害の実態は、詳しく分かっていない。

 

県内では2005年7月、藤沢市内の公園で2人が死亡。

14年6月には横浜市泉区の公園で、落雷で感電したとみられる2人が負傷した。

 

県は、「少なくとも過去5年間は死者は出ていない」と説明。

成田教授は過去の集計を踏まえ、「全国的には年に数人が亡くなっている」とみる。

 

出典

登山中の落雷回避、難しさ浮き彫りに 丹沢・死亡事故

https://www.kanaloco.jp/article/entry-167365.html

 

 

 

 キーワード;誘導雷



 

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20193161842分にテレビ和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

地震や津波、気象などの情報をスピーカーで知らせる和歌山市の防災行政無線が今朝、故障し、一時、放送できなくなった。

早朝の落雷の影響と見られるが、現在は復旧している。

 

和歌山市によると、今日午前8時半頃、出勤した職員が通常通り防災行政無線を確認したところ、故障し、放送できなくなっていることがわかった。

 

和歌山市内の沿岸部と市立小学校およそ140ヵ所に設置されている屋外スピーカー、それに保育所の事務所など、およそ350ヵ所に設置されている屋内用の戸別受信機、いずれも放送ができなくなったという。


消防庁舎内にある防災行政無線のデータ通信回路の基盤の故障が原因で、和歌山市では基盤を交換し、午後4時に防災行政無線は復旧した。

 

和歌山市では、今朝の落雷が原因ではないかと見ている。

 

出典

和歌山市の防災行政無線が一時故障

http://www.tv-wakayama.co.jp/news/detail.php?id=52643 

 

 

3161821分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午前8時半頃、市の消防庁舎に設置された防災行政無線にデータを送る装置が落雷のため故障しているのが見つかった。


このため、災害の際に市内全域に防災行政無線を通じて避難情報を伝えるためのスピーカーなども使えない状態になっていた。


市は装置の部品交換などを行い、およそ7時間半後の午後4時ごろになって復旧した。


和歌山市では大気が不安定な状態となって、昼ごろまで雷注意報が出ていたということで、16日の午前6時すぎからは各地で落雷が起きていたという。


和歌山市総合防災課は、「市民の皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありません。今後、このようなことが起きないよう原因の究明を進め、対策を考えたい」と話している。

 

出典

落雷で防災行政無線が一時故障

https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20190316/2040002369.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

和歌山市では5年前、市役所屋上の防災無線アンテナに落雷があり、防災無線が使えなくなるトラブルが起きている。

その時の防災無線とは違う場所にある防災無線らしいが、別物?それとも移設した物?

 

5年前の事例は下記記事参照。

 

2014727日掲載)

2014719日 和歌山市役所屋上の防災無線アンテナに落雷、アナログ装置使用地区では部品が調達できず防災無線利用不可状態、避雷器などの対策は講じていた

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4130/

 

 

 

 キーワード;逆流雷?




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2018913日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

秋田県由利本荘市石脇の本荘港で今年2月に風力発電機(風車)の羽根が破損し、部品が落下した事故で、事故3日前に落雷を受けた際、事業会社「羽後風力発電」(茨城県)が目視点検しか行っていなかったことが、12日までに分かった。

 

同社は、「目視では損傷を発見できず、(損傷が)拡大して事故につながった。今後は精密点検も行う」としている。


同社によると、2月14日夜に落雷により発電機が自動停止。

 

翌15日朝に技術担当者が地上から目視で点検し、損傷がないと判断して、同日中に運転を再開した。

 

3日後の17日朝、羽根3枚のうち1枚が根元付近で折れ、部品が地上に落下した。


事故後の調査で、羽根に直径約10mmの穴や亀裂が生じていたことが判明。

こうした事態を受け、同社は保安規定を見直し、今後は目視点検だけでなく、ファイバースコープを使って羽根の細部まで点検することにした。

 

同社は、「地元住民に多大な迷惑をおかけし、申し訳ない。二度と事故を起こさないよう、安全第一で運営したい」としている。


現場では8月末から復旧工事が行われ、10月にも運転が再開する見通し。

 

出典

『事故3日前点検、目視しか行わず 2月の本荘港風車部品落下』

https://www.sakigake.jp/news/article/20180913AK0015/

 

 

 

 

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20188252149分にdmenu ニュース(信越放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

午後3時過ぎ、飯山市坂井のJきのこセンターから出火し、火はおよそ30分後に消し止められた。
警察によると、この火事で木造平屋建ての工場のおよそ半分にあたる290m2が焼けた。


当時、飯山市内は雷雨で、落雷によって火が出たものとみられる。
当時、従業員は建物の中におらず、けが人はいなかった。


警察と消防が原因を調べている。

 

出典

飯山のキノコ工場で火事・落雷が原因か

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sbc21/region/sbc21-0335234 

 

 

8252136分にNHK信州からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午後、長野県飯山市では、雷が鳴り響いたあと、きのこを栽培する工場から火が出た。
警察は、落雷が原因の火事とみて調べている。

25日午後3時ごろ、16歳の男性が自宅から撮影した映像では、長野県飯山市坂井にある建物の2階から煙がたちのぼっている様子が確認できる。


火が出たのは、きのこを栽培する工場で、撮影した男性によると、突然、周囲が暗くなって、雷を伴って強い雨が降ったという。
けが人はおらず、警察は、落雷が原因とみて調べている。


撮影した男性は、「バリバリという雷の音が3回ほどしたので外を見たら、工場から火が上がっていました。突然、天気が変わったので、びっくりしました」と話していた。

 

出典

工場から火 落雷が原因か

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180825/0017362.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

消火活動などが映されている動画では空は明るく見えることから、突然の雷雨だったのかもしれない。

 

 

 

 

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2018116日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7944/

 

 

(2018年8月8日 修正2 ;追記)

 

201882150分に北國新聞から、雷は上から下にではなく横に走ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

1月に石川テレビ放送(金沢市)と北陸放送(MRO、同市)の放送が広範囲で中断した事故で、電波を送るアンテナが1日、完全復旧した。

 

約38万世帯が視聴できなくなってから7カ月弱。

全国でも例がない放送の長期中断は、「想定外の動きをした落雷」(北陸総合通信局)が原因だった。

 

総務省や放送事業者などは、今回を教訓に、新たな対策の検討を進めている。

 

1日は、北陸総合通信局が両社に対し立ち入り検査を行い、電波の強さが「重大事故」前と同じレベルまで回復したことを確認した。

 

完全復旧に伴い、電波を増幅していた世帯ではブースター障害の発生が懸念され、両社は「受信障害の解消へ、引き続き、努力する」としている。

 

今回の事故は1月10日、金沢市観音堂町の電波送信用鉄塔で火災が発生し、送信設備が損傷した。

 

鉄塔は石川テレビ放送とMROの共用で、雷が上から下にではなく、横に走って発火したとみられている。

 

このため、両社は再発防止策として、横に伸びる避雷針の設置と、鉄塔内に監視カメラと煙感知用センサーの据え付けを予定している。

 

今回の事故では、応急処置として、予備のアンテナが活躍した。

業務用無線、関西テレビの中継局用、業者の試験用を、仮設アンテナとして使用した。

 

さらに、ケーブルテレビ網も有効だった。


石川テレビとMROは、キー局から受信した映像と音声の情報を、中継用のアンテナで金沢ケーブルテレビネットの入る北國新聞会館18階へ向けて飛ばし、約38万世帯のうち12万世帯で視聴できるようになった。

 

こうした事例を受け、石川県外では、放送事業者間で機材を融通し合うための協定づくりが進むほか、放送ネットワークの強靱化に取り組む総務省なども、新たな対策を検討している。

 

出典

石テレ、MROの放送アンテナ完全復旧 総務省など対策検討進める

https://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20180802101.htm

 

 

 

 

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20187291150分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

毎日放送(大阪市北区)は29日、アンテナに雷が落ち、近畿地方の大半で午前3時半ごろから午前6時10分までAM放送が停止した、と発表した。

 

落雷による放送停止は、同社が1951年にラジオ放送を開始して以来、初めて。

記録に残る放送停止は、2010年3月の人為的なミスによる約1分9秒のみだという。

 

同社によると、本社から予備の送信器を使用して代替放送したが、AM電波は大阪市内と北摂地域周辺にしか届かなかったという。

兵庫県内をはじめ、放送エリアである近畿地方の大半で「聞こえていないと思われる」と説明する。

 

大阪府高石市の高石送信所にある高さ144mのアンテナに雷が落ち、送信塔の真下にある絶縁パネルがショートしたといい、同社は、落雷を放電する仕組みが機能しなかった原因を調べている。

 

出典

『MBSラジオが落雷で放送停止 放送開始後初トラブル、約2時間半』

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201807/0011491622.shtml 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

同様の事例として、今年1月、金沢市でテレビ局の送信鉄塔に落雷があり、15時間放送中断というトラブルがあった。(本ブログでも紹介スミ)

 

 

 

 

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2018226104分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2261132分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

昨年7月に落雷で壊れて撤去され、新しく造り直されていた国宝犬山城(愛知県犬山市)天守北側のしゃちほこが完成し、26日に取り付け工事が行われた。

城のシンボルが7カ月ぶりに復活する。

 

犬山市などによると、新しいしゃちほこは瓦製で、高さ約1.3m、重さ約62kg。

奈良県生駒市の「山本瓦工業」が製造し、文化財の修理工事を手がける岐阜市の「田中社寺」も工事に加わった。

 

こん包を解かれたしゃちほこは業者がワイヤーでつり上げ、天守の屋根の端にある「芯木」(しんぎ)と呼ばれる軸に固定していった。
「しゃちほこ」は頭から尾びれまでがおよそ1m50cmで、中には「二度と被害を受けないように」との願いを込め、代々の城主が仕えた徳川家にゆかりがある日光東照宮などのお札が入れられているという。

 

犬山城は室町時代の1537年に建てられた。

しゃちほこは天守の南北にあり、7月12日夕の落雷で北側が壊れ、南側はひれの部分が欠けているのが見つかった。

 

避雷針も破損しており、犬山城ではこのあと、しゃちほこの尾びれよりも高い位置に避雷針を取り付けるなどしたあと、足場が取り外され、来月17日には正式にしゃちほこが披露される予定。

 

出典

『落雷で破損、愛知・犬山城の国宝天守に新しゃちほこ取り付け工事』

http://www.sankei.com/west/news/180226/wst1802260019-n1.html 

新「しゃちほこ」天守に 落雷被害の犬山城 愛知

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180226/k10011343481000.html 

新「しゃちほこ」天守に 落雷被害の犬山城 愛知

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180226/k10011343481000.html 

 

 

※当時の状況は、下記記事参照。

 

20177151830分 産経新聞west)

 

愛知県犬山市は15日、落雷の影響でしゃちほこが破損した国宝犬山城(同市)の天守の一般公開を16日から再開すると明らかにした。

ひれ部分など、回収した破片の一部を城内で展示する。

しゃちほこは破損したままで、修理法を文化庁や県教育委員会と協議している。

 

犬山市によると、局地的に大気が不安定となり、激しい雷雨に見舞われた12日夕、天守北側にあるしゃちほこがほぼ全壊したほか、近くにあった避雷針が折れ曲がり、城内にある火災報知機8台が故障した。

屋根瓦も一部割れた。

午後4時ごろの落雷で破損したとみられる。

県によると、犬山市内の降水量は、午後3時からの1時間で65ミリに達した。

 

市は、15日までに屋根瓦の修理や報知機の交換を終え、安全が確保できたと判断した。

 

犬山城は室町時代の1537年に建てられ、しゃちほこは1964年の復元工事に合わせて取り付けられた。

瓦製で高さは約1.2m。

 

出典

『国宝犬山城が天守再公開へ 落雷でしゃちほこ破損、愛知』

http://www.sankei.com/west/news/170715/wst1707150069-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

避雷針が役に立たなかったばかりか、雷で破損していた・・・。

そんなことがあるのだろうか?

その辺の事情を調べたところ、マスメディアからの報道は見つからなかったが、下記趣旨のNAVERまとめ記事が見つかった。

 

『避雷針はしゃちほこに沿って取り付けられていたが、北側のしゃちほこだけ取り付けワイヤーが切れ、避雷針がしゃちほこから離れた状態になっていた。』

 

犬山城に避雷針を設置した会社で働いていたという人や犬山市議会議員からの情報が転載されており、こういう話ならと理解できたので紹介する。

 

ちなみに、しゃちほこから離れた状態になっている避雷針写真を見ると、避雷針はシャチホコの最も高い尾の部分より低い位置までしか設置されていなかったようにも見える。

もしかすると、そういうこともあり、「このあと、しゃちほこの尾びれよりも高い位置に避雷針を取り付け・・・」ということになったのかもしれない・

 

 

 

 

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201811103分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1111955分に中京テレビ(テレビ金沢)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

10日午後6時40分頃、フジテレビ系列の石川テレビ放送(金沢市)の放送が中断した。

午後7時前には、TBS系列の北陸放送(MRO=同市)の放送も、金沢市や石川県加賀市などで映らなくなった。

11日午前0時現在、復旧のめどは立っていない。

 

両社が共用する金沢市内の送信鉄塔から火花が出たのが確認されており、石川テレビ放送は「落雷により機器が故障した可能性がある」としている。

 

石川テレビ放送によると、放送が中断したことを受け、午後6時45分頃、同社の社員が高さ約160mの鉄塔に上って確認したところ、約70m付近でアンテナにつながる鉄塔内部のケーブルから火花が出ているのを確認し、消防に通報した。

 

MROは、「送信鉄塔への雷の直撃が原因とみられ、調査しているところです」とのコメントを発表した。

 

気象台によると、当時、金沢市には雷注意報が出ていて、午前9時頃から午後10時頃まで雷が相次いでいたという。

 

出典

『石川テレビとMRO放送中断復旧めどたたず』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180110-OYT1T50150.html 

民放2社 電波塔の落雷により放送中断 (石川県)

http://www.ctv.co.jp/ctvnews/news87117623.html

 

 

1102158分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

石川テレビによると、2つの局が共用している金沢市観音堂町の電波塔で、落雷により送電機器が故障した可能性があるという。

金沢市消防局が消火活動を行っているが、午後9時現在、復旧のめどは立っていない。

 

石川テレビは午後6時40分ごろから、北陸放送は午後7時過ぎから放送が中断しているという。

 

石川テレビによると、同社関係者が電波塔から火花が出ているのを発見、午後7時35分ごろに消防に通報した。

 

出典

『石川県 石川テレビと北陸放送が放送中断 復旧めど立たず』

https://mainichi.jp/articles/20180111/k00/00m/040/118000c 

 

 

1121256分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

10日夜から中断が続いていた石川テレビ放送と北陸放送(いずれも金沢市)の放送は11日、送信鉄塔に仮アンテナを設置し、大部分の世帯で仮復旧した。

 

放送の再開は15時間ぶりで、総務省によると、重大な放送停止事故の報告が義務づけられた2011年度以降、「親局」と呼ばれる放送局で今回のような長時間の放送中断は初めて。

 

原因解明はこれからで、両社は再発防止策を含めた報告書を1か月以内に総務省に提出する。

 

両社の放送は11日午後6時現在、石川県内の約46万の世帯の大部分で視聴できるようになった。

しかし、仮アンテナは電波の出力が弱く、視聴できない地域も一部ある。

両社は「完全復旧のめどは立っていない」としている。

 

今回のトラブルは落雷が原因とみられている。

総務省北陸総合通信局によると、鉄塔には避雷針や落雷による過大な電流で送信機が壊れるのを防ぐ「遮断装置」が付けられている。

同局の担当者は、「それを超える大きな落雷があった可能性がある」と指摘している。

 

テレビの映像は、送信鉄塔のアンテナから電波に乗せて発信されるが、遠方へは「中継局」と呼ばれる施設を経由させて送られる。

今回、羽咋、七尾の中継局は金沢市の送信鉄塔と光ケーブルでつながっていたため、羽咋以北では問題なく放送された。

 

総務省によると、自然災害や設備の故障などによる放送停止事故(有線放送を除く)は、2016年度に388件発生。

このうち15分未満の停止が229件と、大半を占めた。

 

出典

『放送中断、番組の再放送は「未定」石川テレビ』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180112-OYT1T50040.html 

 

 

 

(2018年2月10日 修正1 ;追記)

 

201829120分に産経新聞westから、鉄塔の側面に雷が落ちたことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

210日付で朝日新聞石川全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

1月に金沢市内にあるフジテレビ系列の石川テレビ放送とTBS系列の北陸放送(MRO)の放送が中断した問題で、両局は9日、総務省北陸総合通信局に、鉄塔側面の落雷によってアンテナやケーブルが発火し、放送が中断したとする事故報告書を提出した。


同省は、放送法に基づき報告を求めていた。
 

両局は、「遅くとも8月末までの回復を目指す」としている。
再発防止策として、鉄塔側面への避雷針増設や、新たに監視カメラや煙感知器を設置する。

 

両局の放送は1月10日夜に中断し、県南部の加賀地方を中心に視聴できない状況が続いた。

11日に仮アンテナを設置し、視聴世帯の大半が再開した。

 

出典

『落雷で放送中断の金沢の2放送局、総務省に事故報告書提出』

http://www.sankei.com/west/news/180209/wst1802090041-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

避雷針は、テッペンにさえ付けておけば、保護角度の関係で側面には落ちないものとばかり思っていた。

側面のどこに落ちたのだろう?

保護角度といっても例外があるのだろうか?

事故報告書がないかネットで探してみたが、見つけられなかった。

 

 

 

 

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2017820日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8192049分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日午後6時ごろ、東京都世田谷区鎌田1の二子玉川緑地運動場のポールに落雷があり、ポールの近くにいた10~50代の男女9人がしびれなどを訴えて病院に搬送された。

警察によると、うち7人がけがをしたが、いずれも症状は軽いとみられる。

 

運動場は多摩川河川敷にあり、同日夜に予定されていた花火大会を見るために多くの人が集まっていた。


近所の男性(52)は、「雨風がひどく、花火見物用のシートをかぶって避難する人で道路があふれていた」と話した。

搬送された人の救護にあたった女性は、「けがをした人は、それぞれやけどのような痕を冷やしていた」と語った。


雨のため、花火大会は中止となった。

 

この日、関東地方は湿った空気の影響で大気が不安定になり、局地的に1時間に50ミリ以上の激しい雨や落雷が発生した。

 

出典

『落雷 花火大会の見物客7人けが 東京・多摩川河川敷』

https://mainichi.jp/articles/20170820/ddm/041/040/069000c 

世田谷区河川敷で落雷 7人搬送

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170819/3175834.html 

 

 

8192020分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9人は公園内に落ちて地面を伝わった雷の電流でけがをした。

 

出典

『多摩川河川敷で落雷、9人けが 東京・世田谷』

http://www.sankei.com/affairs/news/170819/afr1708190010-n1.html 

 

 

820857分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

 

世田谷区では夕方頃から雷を伴う雨が降り、花火大会は午後5時過ぎ、中止が決まったが、周辺には多くの人が集まっていたという。

 

落雷現場の近くにいた会社員の男性(48)は、「急に降ってきた横殴りの雨と風でテントが飛ばされそうになった。大きな雷鳴がとどろき、テントを押さえていた手がビリビリとしびれた。命の危険を感じた」と話した。

 

出典

『関東大荒れ、花火大会で落雷・感電か9人搬送』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170819-OYT1T50103.html 

 

 

81920時36分に朝日新聞からは、川崎市側でも突風により露店の油がこぼれ火傷する事故があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日夜に多摩川の両岸で開催される予定だった「世田谷区たまがわ花火大会」と「川崎市制記念多摩川花火大会」は、ともに荒天のため中止となった。

 

会場周辺は、この日夕、激しい雷雨や暴風に見舞われ、ひょうも降った。

 

川崎市によると、強風の影響で会場に出店していた露天商の油がこぼれ、調理していた人がやけどを負った事故が2件報告されたという。

 

同市の青井・観光プロモーション推進課長は、「1年間準備してきて、有料の協賛席も完売していた。市民も楽しみにしていたので残念」と話した。


両花火大会は例年、合計で約60万人を動員。

今回は計1万2000発超の花火を打ち上げる予定だった。

 

出典

『多摩川での花火大会が中止 激しい雷雨やひょう』

http://www.asahi.com/articles/ASK8M6KLHK8MUTIL01X.html 

 

 

8211749分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

強い雨や雷が予想されたことから、主催者は、インターネットで気象状況に関する情報を収集するとともに、民間の気象会社と連絡を取り合うなどして、花火大会を開催するかどうか検討していた。
そして、雷雲が近づいていることなどから、午後5時15分、花火大会の中止を決定した。


雷などに備えて特別な避難所などは用意していなかったことから、主催した世田谷区が、すでに訪れていた多くの観客に対し、会場を離れるよう放送で呼びかけるとともに、駅に向けて誘導を始めていたところ、強い雨が降り始めたという。


そして、午後5時48分ごろ、会場内の救護所に「雷の影響でしびれを感じる」と訴える観客が訪れ、合わせて男女7人がしびれなどの症状で病院に運ばれ、いずれも症状は軽いという。


警察によると、雷は野球場のポールに落ち、7人は無料観覧席になっていたポール付近で雨をしのいでいたと見られるという。


雷が落ちたと見られる時間には、まだ多くの観客が河川敷に残っていて、会場からほぼ観客がいなくなったのは午後6時半ごろだったという。

 

(音声のみの情報;近所に住むの女性の話し)

 

5時半ごろだったか、あそこに見える用賀タワーに雷がバンバン落ちるのが見えたので、外は危ないと話していた。

 

出典

花火観客誘導中に雷でしびれ訴え

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170821/3198771.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○複数のテレビで放映された映像を見ると、だだっ広いグラウンドのような場所に1本だけ、ポツンとポールが建っていた。

照明灯ではない模様で、何のためのポールかは不明。

 

今回、被害に遭った人たちがどの程度、ポールから離れた場所にいたかは不明だが、ポールのごく近く、1mとか2m離れた場所にいたら、もっと厳しい結果になっていたかもしれない。

 

○一方、当日の状況については、15時ごろは青空も垣間見えていたが、16時ごろから真っ黒な雲が出現し、17時ごろには台風のような風雨に襲われていた。

それが18時には、また青空が見えていた。

 

 

 

 

キーワード;誘導雷?逆流雷








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201765日付で東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市、入間市)で、昨年8月、落雷が航空燃料の蒸気に引火して爆発し、マンホールのふたが吹き飛ぶ事故が発生していたことが、消防への情報公開請求などで分かった。

基地は、落雷については地元自治体に説明しているが、引火により爆発があったことは伝わっていない。

 

爆発があったと判定したのは、埼玉西部消防組合(所沢市)。

基地側は、判定内容について「把握していない」としている。

 

昨年10月に作成された消防組合の火災原因判定書などによると、昨年8月18日午後2時10分ごろ、基地で爆発が発生。

 

地下の航空燃料送油管路から地上につながる点検ピット(点検口)2カ所のマンホールふたが吹き飛ぶなどの被害があった。

けが人はなかった。

 

判定書は、「火災発生直後、点検ピット内にJP-4(航空燃料)が漏油していた」とした上で、出火原因を「落雷により放電し、JP-4の可燃性蒸気に引火、爆発した」と断定した。

文書は部分開示で、大半が黒塗りだった。

 

基地によると、送油管路は、滑走路両脇にある燃料施設を地下で結ぶ。

事故発生当時、滑走路には航空機はいなかったという。

 

基地は落雷の翌日、地元の埼玉県、狭山、入間、所沢の三市に、文書で「落雷によるものと推定される被害が発生」「点検口(マンホール)の一部が破損した」などと説明したが、爆発については触れていない。

 

判定内容について基地の基地渉外室は、「資料をもらっておらず、把握していない」と回答。

 

消防組合は、「判定の方向性は担当者レベルで伝えた」としているが、基地渉外室は「承知していない」と答えた。

 

狭山、入間両市は、「文書の内容が分からず何とも言えない」「事実かどうか確認する必要がある」としている。 

 

出典

入間基地内で昨年8月、落雷で爆発事故 地元には伝わらず

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201706/CK2017060502000118.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

消防の見解どおり爆発があったとして、漏れた燃料油がピット内にあったところに落雷があり爆発したのだろうか?

それとも、落雷により設備が破損し燃料油が漏れて爆発したのだろうか?

今回の報道では、その点が不明だ。

 

 

 

 

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2017220198分にテレビ宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大気の状態が不安定となり、きょうの県内は、雷を伴って強い雨が降った。
都城市では、50ccバイクの男性に雷が直撃する事故があり、男性は意識不明となっている。


落雷事故があったのは、都城市高城町穂満坊の市道。
きょう午後0時10分頃、50ccバイクを運転していた男性(72歳)を雷が直撃した。
男性は意識不明で病院に搬送された。


警察や周辺の商業施設によると、事故当時は雨が強く、頻繁に雷が鳴っていたという。

現場には直径およそ70cm、深さ30cm程の穴が開いていたほか、近くにある用水路では、広い範囲にわたってつなぎ目の部分のセメントが飛ばされていて、雷の衝撃の強さを物語っている。
男性のヘルメットは砕け、散乱していたという。


現場付近は田畑が広がり、近くに高い建物などはなかった。

 

出典

都城で落雷 男性が緊急搬送

http://www.umk.co.jp/news/?news=20170220&no=100101 

 

 

2202010分にNHK宮崎からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日正午過ぎ、都城市高城町穂満坊の市道で落雷があり、「男性が倒れている」と、近くにいた人が警察に通報した。


警察によると、この男性(72)は病院に運ばれたが、意識不明の重体になっている。


警察によると、この男性が倒れていた近くの道路には直径およそ70cm、深さ30cmほどの穴があいていたという。
また、周囲には本人が乗っていたとみられるミニバイクや壊れたヘルメットが落ちていたということで、警察は、男性が落雷にあったものとみて、事故の原因を詳しく調べている。


宮崎地方気象台によると、発達した雨雲は宮崎県の東の海上に進み、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれはなくなったが、20日昼過ぎにかけて県南部に一時竜巻注意情報が出るなど、大気の状態が非常に不安定になっていた。


雷が落ちた現場近くに住み、警察に通報した40代の男性は、「どーんという音がして自分の家に落ちたと思って外に出たら人が倒れていた」と話していた。

 

※上記男性の話は文字情報だが、音声情報では下記だった。

 

「どんどん雷が近づいてきている感じで、いよいよ近づいているなと思ったら、すぐにドン。自分に家に落ちたと思った感じだった。40mぐらい周りのコンクリートが飛んでいる感じだった。」

 

出典

都城市の落雷で男性が重体

http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5064080431.html?t=1487621887555 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

NHKの映像によると、地面には、えぐられたような穴が開いていた。

 

 

 

 

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2017216120分に日経テクノロジーオンラインから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

落雷の直撃により、33枚もの太陽光パネルが損傷したメガソーラー(大規模太陽光発電所)がある。

 

空に向かってタワー(支柱)やブレード(羽根)の伸びる風力発電設備は、国内に導入以来、落雷被害に苦しんできた。

 

一方、野立てのメガソーラーに直接雷が落ちることはほとんどないと思われてきた。

だが、必ずしもそうではない。

 

雷による電気機器への被害には、「直撃雷」と「誘導雷」がある。

「直撃雷」は、その名の通り、建物や機器に、直接、雷が落ちる。

「誘導雷」は、近くに雷が落ちた際、電磁界が発生し、その電気的エネルギーが空間を伝搬し、電気機器の定格を大きく超える電圧がかかり、損傷することなどを指す。

 

一般的に、雷は背の低い構造物には落ちにくい。

とはいえ、地面にパネルを並べた太陽光発電所のような設備でも、敷地が広く周囲に避雷針などがないと、雷が落ちることもある。

 

実際に直撃雷に打たれ、多数のパネルが損傷したケースを紹介する。

 

その太陽光発電所は、特別高圧送電線に連系する数10MWのメガソーラーで、緩やかな丘陵に位置する。

 

落雷の被害に気付いたきっかけは、ストリング監視モニターによるアラーム(警報)だった。

ストリング(太陽光パネルの直列回路)の電流が「ゼロ」になったことを知らせるものだった。

 

 

当初、単なるヒューズ切れだと判断し、接続箱を開けてヒューズを交換し、ストリングをオンにし、クランプ電流計で電気が流れていることを確認した。

その上で、ストリング監視モニターを確認すると、依然として電流は「ゼロ」のままだった。

 

再度、現地で該当のストリングの電流をクランプ電流計で確認すると「マイナス電流」だったことから、電流が逆流していると考えられた。

 

異変を感じた保守担当者が周辺を目視点検すると、アレイ最上部に設置した太陽光パネルのフレームに1cm程度の黒い焦げ跡があり、その近くのパネルの接地線(アース線)が外れていた

 

・・・・・・・

 

今回の直撃雷の被害では、ストリング単位のモニタリングと、ストリング単位で開放電圧と抵抗値を測定できる検査機器、パネル内での電流の不通箇所を特定できる検査装置を導入したことで、早期に故障パネルを特定し、交換できた。

 

また、ストリング監視モニターでは気付かないストリングにも、故障パネルが発生していることも明らかになった。

 

メガソーラーのO&M(運営・保守)にとって、監視装置に加え、測定機器の重要性がますます高まっている。 

 

出典

「直撃雷」でパネル33枚が破損したメガソーラー バイパスダイオードが大電流でショート

http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/302961/021400042/?P=3 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

風車への落雷トラブルは、本ブログでも何件か紹介している。

 

 

 

 

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20171131250分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

新潟県上越市と妙高市で、13日午前8時過ぎから計7万9141世帯でNHKの放送用電波が受信できず、総合テレビとEテレが視聴できなくなった。

午後0時20分ごろまでに復旧した。

 

NHKによると、上越市内にある電波中継の基地局で落雷があり、機器が故障したことが原因とみられる。

 

出典

NHKを一時視聴できず 新潟の7万世帯、落雷原因か

http://www.asahi.com/articles/ASK1F3JHLK1FUCVL002.html

 

 

 

 

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201714754分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

131437分にYAHOOニュース(日本テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

新潟県長岡市や燕市、見附市で、2日夜、火災が4件相次いだ。

当時、新潟県内は大気の状態が不安定で全域に雷注意報が出されており、落雷が多発していた。

警察と消防は、いずれの火事も落雷が原因とみて調べている。

 

午後8時10分頃、長岡市中条新田、会社役員男性(46)方から出火、木造2階住宅の2階の屋根裏約40m2を焼いた。

警察によると、男性は妻と子供3人の5人暮らしで全員が在宅していたが、逃げて無事だった。

 

午後9時40分頃には、燕市燕、研磨業男性(72)方の敷地内にある作業小屋から出火、木造平屋の同小屋約50m2を全焼した。

警察によると、現場付近に火の気はなく、午後8時過ぎから雷が多発していた。

 

長岡市草生津では午後10時5分頃、砂利店の木造2階の事業所兼住宅の2階部分から出火、同部分約55m2を焼いた。

警察によると、経営者と妻と子の3人暮らしだが、逃げて無事だった。

 

同45分頃には、見附市熱田町、無職男性(81)方から出火、木造2階住宅約290m2を全焼した。

警察によると、出火当時、男性と帰省した家族ら4人がいたが、逃げて無事だった。

警察は、落雷が原因とみている。

 

出典

新潟県の3市で火災4件、いずれも落雷原因か

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170103-OYT1T50093.html

新潟で火事が相次ぐ…落雷が原因か

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170103-00000040-nnn-soci 

 

 

 

 

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201612101239分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日午後7時ごろ、滋賀県長浜市余呉町の浄水場の敷地内の電柱に雷が落ち、発電機などが故障して送水ポンプを動かせなくなった。
この影響で、長浜市内の合わせて900世帯で断水が続いている。


長浜市は、10日朝から給水車を4台だして地域の公民館や集会場で水を配るとともに、防災行政無線で、市の対応について住民に知らせている。
市によると、新たな発電機を設置する必要があるため、復旧には時間がかかる見通しだという。


彦根地方気象台は、長浜市を含む滋賀県北部に、9日の朝から雷注意報を出していた。


長浜市内で断水が続いている地域では、公民館や集会所に500ℓ入りのタンクが置かれ、給水車が巡回して給水している。
近くの住民は、持ってきた容器に水を入れたり、市が用意したペットボトル入りの水を受け取ったりしていた。
飲食店を経営する60代の女性は、「料理に使う水がなくて困っていました。ここで水をもらって何とかします」と話していた。

 

出典

長浜 浄水場に落雷で断水

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161210/5145361.html

 

 

12101926分にNHK関西NEWS WEBからは、仮復旧したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市は、仮設の発電機を設置して復旧作業を進めたところ、10日午後5時半までに、断水したすべての世帯で水の供給を再開した。


ただ、一部の世帯では水が濁っていることから、市ではしばらくの間、公民館などに給水タンクを置いて、利用できるようにするという。

 

出典

浄水場に落雷 水の供給再開

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161210/5145362.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

映像によれば、敷地フェンスぎりぎりに建てられている電柱の碍子が、割れてぶら下がっているように見える。


(2017年1月22日 修正1 ;追記)

20171201653分にNHK大津から、被害状況に関するやや詳しい情報が、下記趣旨でネット配信されていた。

長浜市が調べた結果、このトラブルで、水の量などを監視するシステムの一部や送水ポンプ、それに非常用発電機の一部が壊れ、被害の総額が2400万円に上ることがわかったという。

長浜市は、復旧費用の補助を受けるため、国に対して災害復旧事業の申請を近く行うことになった。
認められれば、市の負担は2分の1に圧縮できるということで、来月上旬にも国の査定官が視察する予定。

出典
落雷で断水 国に補助申請へ
http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2063177661.html?t=1484948622040

 

 

 

 


 

 

 

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魚田慎二
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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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