2018年6月14日7時54分に沖縄タイムスから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
沖縄県宮古島市で3月、市が管理する下地川満の川満漁港遊歩道の橋が老朽化のため中央から折れ、観光客12人が転落していたことが13日、分かった。
うち9人が肋骨にひびが入るけがや打撲、かすり傷を負った。
同日開会した市議会6月定例会に損害賠償を支払う議案が提出され、明らかとなった。
下地市長は13日の市議会で、発表が遅れた原因について「被害者への対応を優先していたので少しタイムラグがあったと思う」と釈明した。
市議は、事故発生から市民への公表が遅いことを問題視し、市の対応を批判した。
川満漁港遊歩道はマングローブが生い茂る湿地帯で、市の観光スポットの一つ。
橋は長さ5mの木製で、2002年に整備された。
市によると、定期点検や老朽化を調べる打音調査などの点検はしておらず、通り掛かった際に目視で異常がないかを確認していたという。
事故は3月12日に発生。
橋の中央から真っ二つに折れ、12人が約1.5m下の湿地帯に転落した。
市の調査では、梁が空洞になっており、白アリが原因とみている。
70代の女性が肋骨にひびが入り、全治6カ月のけが。
残り8人は打撲やかすり傷を負った。
市は当日、バス会社から連絡を受けて現場を確認。
被害者は全員、宮古島を離れていたため、同15日に電話で謝罪と被害状況を聞き取った。
同26日には、市長名で謝罪文書を送った。
同31日から、遊歩道を立ち入り禁止にしている。
損害賠償の議案は額が確定した6人分で、計15万4000円余。
服がぬれるなどした2人は賠償不要の意思を示し、所持品の破損や治療中の4人は、確定後、改めて賠償する。
出典
『遊歩道の橋折れ、観光客9人けが 宮古島で3月発生 市が賠償を提案』
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/267207
6月15日5時0分に琉球新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年3月、宮古島市が管理する市下地川満の川満漁港遊歩道の橋が壊れ、観光客12人が落下する事故が発生していたことが分かった。
うち9人がろっ骨にひびや打撲、かすり傷などのけがを負った。
13日に開会した市議会6月定例会で、損害賠償の額を定める議案が提出され、事故が判明した。
下地市長は、同所の点検が十分に行われていなかったとし、「被害に遭った人たちには申し訳なかった」などと謝罪した。
事故は3月12日に発生した。
県外から訪れていた観光客12人が渡っている最中、老朽化した橋が中央から折れ、1.5m下の湿地に転落した。
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事故が発生した現場はマングローブを見ることができる湿地帯で、木製の遊歩道が整備されており、観光客や自然観察などで多くの人たちが利用していた。
事故後、市が遊歩道を調査したところ、複数箇所で腐食が確認され、3月31日から立ち入り禁止の措置が取られている。
出典
『遊歩道壊れ9人けが 宮古島で3月 老朽化、市の点検不備』
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-738912.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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