2021年10月8日6時57分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事が噴出する水の写真付きでネット配信されていた。
7日夜の地震のあと、千葉県市原市で川にかかる水管橋が破損して水が噴き出しましたが、管理する千葉県は8日朝、送水を止め、勢いは収まっていて、今後、復旧作業を行うことにしています。
昨夜の地震で震度4を観測した市原市では、養老川にかかる水管橋が破損して水が噴き出しました。
撮影された映像では、橋の近くにある水道用の橋とみられるところから水が勢いよく吹き出している様子がわかります。
周囲にはしぶきが広い範囲に飛び散っていて、橋の上では警察と消防が警戒にあたっていました。
県によりますと、この水管橋は千葉県が管理し、市原市内にある給水施設から浄水場に水を送っていますが、浄水場には別の給水施設からも送水が可能で、断水は起きていないということです。
千葉県は8日午前4時に破損した部分への送水を止め、現在、水の勢いは収まっていて、今後、復旧作業を行うことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211008/k10013297531000.html??utm_int=news-new_contents_latest_001
10月8日12時2分にNHK千葉からは、当該水管橋は開通後41年で、地震前の点検では異常は確認されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日夜の地震で震度4を観測した市原市では、養老川にかかる水管橋が破損して水が噴き出しました。
千葉県が8日午前4時に破損した水管橋への送水を止めると水がしたたり落ちる状態になり、勢いは収まりました。
県によりますと、市原市内にある浄水場には別の施設から送水を行い、これまでに断水は起きていないということです。
水管橋の全長はおよそ150メートルあり、水道管の接続部分から水が漏れているということで、県は復旧の方法を検討しています。
この水管橋は昭和55年の開通から41年が経過していて、7日、地震の前に行われた県の点検では、漏水などの異常は確認されていなかったということです。
近所に住む70代の男性は、「断水しなくてよかった。水が出たままだと怖いので早く修理してほしいです」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20211008/1080016203.html
10月13日20時7分にNHK千葉からは、原因はボルトの腐食破損だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県が破損した原因を調べた結果、水道管の接続部分を固定する金属製のボルトが腐食していたことがわかりました。
この水管橋は昭和55年に設置されてから41年がたち、耐震補強工事で今回の震度4の揺れでは破損しない想定だったということで、県は、ボルトが経年劣化によって腐食していたため破損したとみられるとしています。
千葉県では、老朽化のおそれがある昭和60年よりも前に設置された他の水管橋を、より詳しく点検し、損傷や腐食などの異常があれば修理などの対策を行うことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20211013/1080016262.html
※以下は10月13日付で千葉県から公表された報道資料。
(破断したボルト箇所の説明写真付き)
2 漏水箇所の状況
・水管橋や水道管そのものに損傷はなく、原因は水道管の
継手部の止水ゴムを固定するボルトが腐食しており、
地震により破断しました。
・10月9日(土)に漏水箇所のボルト交換を行い、修繕
を完了しました。
3 今後の対応
・同水管橋は、引き続き送水を停止し、他の継手部のボルト
交換を行います。
・同様の継手を使用している他の水管橋の状況を調査し、
修繕等の対策を講じます。
https://www.pref.chiba.lg.jp/suidou/kyuusui/oshirase/documents/20211013houdou.pdf
(ブログ者コメント)
場所は市原市大坪。
何度も自転車で通ったことがある橋だ。
翌8日は朝の6時ごろから報道ヘリの爆音が何回も聞こえていた。
そこで自転車で様子を見に行ったところ、報道2社と数人の野次馬が現場に来ていた。
水管橋の上では作業員1人が漏洩箇所を点検中。
以下は健全な場所の写真。
(千葉県の報道資料では、同じような写真で破断したボルトを説明している)
それにしても、先日の台風で飛んだトタン屋根といい、過去の大きな災害で無事だった設備が、忘れた頃に被害に遭う事例が市原市で相次いだ。
これも一種、昨日までの安全が明日の安全を保証するものではない、ということかもしれない。
(2021年11月27日 修正1;追記)
2021年11月26日19時34分にNHK千葉からは、他の6か所でもボルトを交換したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月7日、東京と埼玉で震度5強の強い揺れを観測した地震では、千葉県市原市で震度4を観測し、市内を流れる養老川にかかる水管橋が破損して水が噴き出しました。
この水管橋は昭和55年に設置され、県が、送水を停止して原因を調べた結果、水道管の接続部分を固定する金属製のボルトが1か所、腐食し、漏水が起きていたことがわかりました。
また、ほかのボルトにも経年劣化によるさびなどが確認されたことから、あわせて6か所でボルトの交換を行ったということです。
そして、送水を停止した区間およそ14キロメートルの水道管の点検も行って、問題がないことが確認されたとして、県は、26日から送水を再開しました。
県によりますと、県内には、この水管橋のほかにも、昭和60年より前に設置され、老朽化が懸念される水管橋が55あるということで、県は今後、詳しく点検を行って、ボルトの腐食や損傷などがあれば修理を行うことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20211126/1000073049.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。