2021年10月8日19時20分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今回の地震は、水道管にも大きな被害を及ぼしました。
比較的、揺れが小さかった地域でも被害は確認されていて、取材を進めると、その原因が見えてきました。
7日の地震。
各地で見掛けられたシーンが…。
東京・世田谷区の住宅街。
道路の真ん中にあるマンホールから水が勢いよく噴き出しています。
厚生労働省によれば、漏水は東京、埼玉、千葉の26カ所で起きました。
埼玉県川口市。
地震が発生した後に水があふれ出しています。
現場の消防隊員によれば、水道管に亀裂が入った可能性があるといいますが、地震後の漏水には「別の原因」もありました。
都内で起きた23件は、いずれも空気弁などの不具合だったというのです。
そもそも、「空気弁」ってどんなものなのでしょうか。
東京・目黒区での漏水。
担当者は首まで水につかりながら水を止めました。
すると、中にはふたのようなものが。
水道局にこの画像を見てもらうと…。
東京都水道局給水部・磨田担当課長:
「そうですね、空気弁になります。間違いないです」
空気弁の構造はラムネのビー玉に似ています。
筒の上下に穴が開いていて、その間にボールがあります。
普段は下に落ちていて空気を逃がし、水があふれそうになると上に押し付けられて穴をふさぎます。
7日は、ここに地震で隙間ができたといいます。
東京都水道局給水部・磨田担当課長:
「ボールの弁が、本来あるべきところに収まらずにズレた状態で押し付けられてしまったという状態だと思われます」
漏水を止めるには、空気弁の根元にあるバルブをふさぎ、ボールに掛かる圧力を緩めます。
大きな地震の度に、こんなことが起きるのでしょうか。
東京都水道局給水部・磨田担当課長:
「現在は、構造を見直すということは考えていませんけれども、今後、事故を分析しながら、どうやって維持管理をしていくかと、今回の事故については(今後の)材料にしたい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/75debdfad421771e1078b503ebfbb055ffef6b87
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。