2018年6月9日付で愛媛新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
周辺部の救急体制確保のため、一般行政事務職員らを兼務させる「准救急隊員」制度を4月に全国で初めて導入した愛媛県西予市は、8日、運用状況を公表した。
5月末までの出動は68件で、平日夜間と休日の救急隊現場到着時間は、城川地域で平均13分、明浜地域で平均19分、それぞれ短縮。
30分前後早くなった地区もあり、市消防は「救命率向上が図られていると感じている」としている。
8日の市議会一般質問で二宮一朗氏(こころざし)の質問に、佐藤消防長が答弁した。
両地域には、これまで平日日中のみ救急隊を置いていたが、救急出張所を新設。
それぞれ救急隊員7人に加え、一般行政職員と一般募集の任期付き職員らで構成する准隊員5人を配置し、平日夜間や休日をカバーしている。
消防によると、68件中37件が平日夜間や休日の出動。
城川地域は18回で、従来より最大15分短縮したが、2分遅い事例もあった。
明浜地域は19回で、最大31分短縮。
田之浜、高山、宮野浦の3地区は効果が大きく、俵津地区は従来と変わらない。
現場到着が約30分早くなった地区では、救急搬送患者の親族から「脳梗塞になる一歩手前で早く対応していただき、本当に助かった」との言葉も寄せられたという。
市消防は、「運用期間が短く、件数が限られている。データを蓄積し、あらためて具体的な分析や課題の検証を行いたい」と説明している。
出典
『到着30分短縮も 准救急隊員、始動は上々 西予市が運用状況公表』
※ちょっと前、2018年4月23日付で西予市HPに、下記趣旨の記事が掲載されていた。
平成30年4月1日から、明浜町・城川町の救急出張所において、准救急隊員を含む救急隊による、救急搬送業務の24時間運用を開始する予定です。
【准救急隊員とは?】
准救急隊員は、消防職員OBや一定の教育課程を修了した一般行政職員及び一般公募により採用された方により構成されています。
従来であれば、救急搬送業務は資格を有する隊員(消防吏員)が3人で実施しなけらばなりませんが、当市のような過疎地域における条件不利地域では、救急隊員3人の内の1人は、新たに定められた「准救急隊員」により運用できるよう、規制緩和が行われました。
出典
『准救急隊員を含む救急隊に関する西予市消防本部救急業務実施計画の公表について』
http://www.city.seiyo.ehime.jp/kakuka/shobo_honbu/osirase/3588.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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