2019年1月21日16時52分に熊本朝日放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月21日17時21分にNHK熊本からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日、熊本市の国際交流会館で壁の一部が落下し女性1人がけがをした事故を受け、熊本市は、市が所有する同様の施設の点検を始めた。
落下があった国際交流会館では、21日午後から修繕工事を行った。
落下事故があったのは18日。
壁の一部85cm四方、重さ10kgのアルミ板1枚が、高さおよそ3mの壁から落ち、当時、現場の6階ホールで会議に出席し、壁のそばにいた女性の左肩にあたって軽いけがをした。
落下したアルミ板は音楽ホールなどで使用されている吸音板で、コンクリートの下地に専用の接着剤で固定されていた。
熊本市営繕課は、工法は一般的なもので不適切なものではないとし、落下した原因については、熊本地震や余震の影響も考えられるとしている。
熊本地震発生直後の2016年4月に、一度、目視による点検を実施しているが、その際は異常は見られなかったという。
熊本市の大西市長は今日の会見で謝罪し、次のように話した。
「パネルボードが落下するということはあってはなりませんし、負傷された方、主催者、会社などには誠意をもって対応させていただきたい」
パネルが落下し、女性がけがをした後も会議を続けたことについては、施設管理者と主催者などの協議の上決めたもので、問題はなかったとしている。
また市は、同様の工法で吸音板が固定されている熊本市民会館のホールなど、熊本市所有の10施設全てについて緊急点検を実施し、吸音材と下地との間に隙間が空いていないか、たるみが発生していないかなどを確認した。
各施設の点検作業は23日までに行う予定で、異常が見つかった場合は修繕も検討している。
出典
『熊本市 壁落下受け他施設でも緊急点検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20190121/5000004355.html
1月21日19時5分にテレビ熊本からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
民間企業が会議をしていたところ、壁のパネルボードが落下。
近くに座っていた女性の肩に当たり、軽いケガをした。
パネルボードは1994年に接着剤で取り付けられた。
市の担当者は、「劣化というよりも、熊本地震を含めた地震の影響があるのではないか」と話している。
出典
『熊本市国際交流会館の壁の一部落下で 大西市長が陳謝 他施設も点検』
(ブログ者コメント)
1月18日20時50分にネット配信された日本経済新聞の記事には、パネルが脱落した状態の壁の写真が掲載されている。
それを見ると、パネル1枚あたり10か所ほど、団子状の接着剤で接着されていた模様。
出典
『10キロパネル落下、1人軽傷 熊本市国際交流会館の内壁』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40205520Y9A110C1ACYZ00/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。