2018年6月22日18時14分にNHK奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
天理市で、雨で増水した水路のすぐ脇の通学路を小学生たちが歩く様子がツイッターに投稿され、「危なすぎる」などと話題になり、市は急きょ、フェンスを設置する対策を取ることになった。
今月19日、雨で増水した水路のすぐ脇を複数の小学生が歩いている様子が、ツイッターに投稿された。
投稿された動画によると、通路は泥水につかってよく見えなくなっているうえ、水路と通路を区切る石の上を傘をさしながらバランスを取るようにして歩く子どもの様子も映っていた。
この動画が撮影されたのは、天理市の二階堂小学校の通学路に指定されている場所で、幅1m余りの通路の横に、最大で深さ65cm、幅1mの水路が通っている。
この学校に通う小学1年生の母親が今月19日の朝、子どもを送っていたときに撮影し、投稿した。
この母親は、先月、滋賀県甲賀市で小学1年生の女の子が側溝で流されて亡くなったことなどから、学校や市に対策を要望していたが、具体的な回答は得られていなかった。
今回、女性が投稿した動画は、22日までに再生回数が1万回を超えたほか、「危なすぎる」などと返信も寄せられるなど話題となり、動画を確認した天理市は、来月中にも水路と通路の間にフェンスを設置し、通路を舗装することを決めた。
天理市の並河市長は、「地域から寄せられた要望に、もっと早く対応できればよかった。水路やブロック塀など通学路を点検し、安全を確保していきたい」と話している。
一方、動画を投稿した母親は、「現場を見て、子どもが流されたら助からないと思った。反響に驚いたが、工事が決まってうれしい」と話している。
出典
『危険な水路沿い通学路対策へ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20180622/2050000273.html
(ブログ者コメント)
危険個所は多数あるが予算は限られているため、先月、情報提供を受けても、そう簡単には動けなかったのかもしれない。
しかし、今回は迅速に対応した。
これは、ツイッターの反響が大きかったこともあるだろうが、今月、大阪北部地震が起きたことが、タイミング的に大きく影響しているような気がする。
というのは、今は、全国的に地震時に起きた高槻市の女児ブロック塀死亡事故の横展開点検中であり、しかも当該事故では、3年前の第三者指摘への対応が不十分だったと批判されているからだ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。