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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2018110日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7931/

 

 

(2018年6月30日 修正1 ;追記)

 

201862460分に読売新聞からは、WHOはゲーム依存症を精神疾患に位置付けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともども、タイトルも修正した)

 

オンラインゲームなどのやり過ぎで生活や健康に深刻な影響が生じる「ゲーム障害」(ゲーム依存症)が、精神疾患に位置付けられた。

実態の把握と治療法の開発が進むことを期待したい。

 

世界保健機関(WHO)が、病気の名称と症状、分類を示す国際疾病分類を28年ぶりに改訂し、依存的行動による障害の一つとして、ゲーム障害を盛り込んだ。

2022年1月に発効する見通しだ。

 

▽ゲームに興じる時間や頻度を制御できない。

▽日常の活動よりもゲームを優先してしまう。

▽ゲーム中心の生活が1年以上にわたる。

 

これらに当てはまると、ゲーム依存症の可能性があるという。

 

ゲームで遊ぶ時間が長くても、やめるべき時に打ち切れるなど、行動を制御できていれば、必ずしも依存症とは限らない。

 

依存症の割合について、WHOはゲームをする人の2~3%程度と推定しているが、楽観はできまい。

 

厚労省の研究班は、SNSなどを過度に使っているネット依存者のうち、一定の割合がゲーム依存症だとみている。

特に中高生では、52万人と推計されるネット依存者の大半がゲーム依存症にもなっていると分析する。

 

競馬などのギャンブルや酒とは異なり、未成年に依存症の割合が高いのは、憂慮すべき状況だ。

ゲームに熱中し過ぎて、不登校になることがある。

引きこもりになった後、ネットゲーム漬けになり、食事さえ取らなくなるケースも少なくない。

 

依存症に至る経過や、表れる悪影響は様々だ。

正視に耐えない過激な描写に走った戦闘ゲームなどが人気を集めている。

そこでは、殺伐とした言葉が交わされている。

 

勉強に励み、健全な対人関係を築くなど、人生の基礎作りをする大切な時期に、ゲーム依存症になってしまう。

青少年にとって大きな損失である。

うつ病などのリスクも高まるとされる。

 

依存症の治療はカウンセリングが中心だが、国内で相談に対応できる医療機関は25か所程度だ。

専門医も不足している。

治療体制の整備は、大きな課題である。

 

依存症に関連する脳内の物質の作用を詳しく調べ、より効果的な治療法を開発することも必要だ。

ギャンブル依存症の治療と共通する部分もあるだろう。

 

パソコンやスマートフォンなど、ゲームに触れるきっかけは至る所にある。

子供たちが依存症に陥らないよう、周りの大人が目配りして、予兆を捉えたい。

 

出典

ゲーム依存症 精神疾患として治療の充実を

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20180623-OYT1T50180.html

 

 

619110分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

スマートフォンなどのゲームのやり過ぎで日常生活に支障をきたすゲーム依存症が、「ゲーム障害」として国際的に疾患として認められた。

世界保健機関(WHO)が18日、公表した、

 

改訂版国際疾病分類「ICD―11」の最終案に明記された。

来年5月のWHO総会で正式決定される。

 

ICDは、日本をはじめ多くの国が、死因や患者の統計、医療保険の支払いなどに使う、病気やけがの分類。

 

厚労省の調査では、成人約421万人、中高生約52万人がゲームなどのネット依存の恐れがあると推計されているが、政府は、依存を防いだり依存傾向のある人を早期発見したりするための対策をほとんどとっていない。

 

ゲーム障害が国際的に疾患として認められたことで、予防対策や適切な治療を求める声が強まるとみられる。

 

ゲーム障害は、依存性のある行動で日常生活に障害をきたす精神疾患の一種とされた。

日常生活に支障が出ても、ゲームを優先する状態が12カ月以上みられる場合で症状が重い場合は、より短期で診断できるとした。

ただし、飲酒同様、ゲームをする行為自体が問題とされたわけではない。

 

国内で初めて専門外来を開いた、国立病院機構久里浜医療センターの樋口院長は、「公式な疾患になることで、ゲーム障害は本人の意志が弱いからではなく、治療が必要な病気だと理解してもらえるようになって欲しい」と話す。

 

日本企業も加盟する、米国のゲーム業界団体など20カ国以上のゲーム業界団体が、ゲームに依存性はないと反対している。


WHO担当者は、「科学的な根拠に基づき、疾患に加えた。各国は予防や治療態勢の計画を立てるべきだ」と反論する。

 

さらに改訂版には、漢方医学など、古代中国に起源をもつ日本、中国、韓国独自の医学が、初めて「伝統医学」として加わった。

「気虚」といった患者の状態を表す用語が、漢方の診断「証」として列挙された。

 

慶応大の渡辺賢治教授(漢方医学)は、「東洋医学が民間療法ではなく、医療の一つとして国際的に認知された意味は大きい。診断や鍼灸(しんきゅう)や漢方薬などの効果の科学的な研究が進むだろう」と話す。

 

また、性同一性障害(GID)は「性別不合」という名称になり、精神疾患から外れた。

ジェンダーの多様性は病気ではなく、個人の状態だという考え方を反映した。

「国内でも、今後、学会の名称も含めて、呼称について議論したい」と、GID学会理事長の中塚幹也・岡山大教授は言う。

 

出典

ゲーム依存症は精神疾患、WHOが認定

https://digital.asahi.com/articles/ASL6M232BL6MUBQU001.html?rm=676 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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