2018年6月22日12時47分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州北部豪雨を教訓に、国は、全国の中小の河川の5800か所で低価格の水位計の設置を進めているが、豪雨からまもなく1年となる今も、設置を終えたのは4つの県の13か所にとどまっていることがわかり、国は各自治体に設置を促すことにしている。
40人が犠牲となった去年7月の九州北部豪雨では、福岡県が管理する中小の河川が氾濫して大きな被害が出たものの、大半の川に水位計がなく、地元の自治体は水位の情報がないまま住民避難の判断を迫られた。
このため国交省が、都道府県が管理する全国の中小の河川を対象に点検を行ったところ、浸水の危険性が高いおよそ5800か所で水位計がないことがわかり、国が各自治体に費用を支援する形で低価格の水位計の設置を進めている。
ところが国交省が、豪雨からまもなく1年となる6月20日の時点で確認したところ、設置を終えたのは4つの県の13か所にとどまっていることがわかった。
このうち、福岡県は69か所で設置を計画しているものの、設置を終えたのは豪雨で被災した朝倉市と東峰村のあわせて3か所にとどまり、県は、設置場所の調整などに時間がかかっているためだとしている。
国は、各自治体に設置を促したうえで、6月中に58か所、今年度中に3000か所以上、今後3年以内に5800か所のすべてで設置を終えたいとしている。
(音声情報;福岡県河川管理課談)
全国的に発注を一斉にかけているようで、なかなかモノが手に入らない。
どこにつけるかというのは、やはり市町村との協議が必要。
そういったところで、なかなか設置位置が定まらないというところもある。
出典
『水位計設置は5800のうち13』
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180622/0001235.html
※以下は、国交省HPに掲載されている平成29年12月20日付の水位計設置に関する記事。(冒頭部分のみ転載)
国土交通省では、中小河川における水位観測網の充実を図るため、革新的河川管理プロジェクト(第1 弾)として、民間企業12 チームと「洪水時に特化した低コストな水位計」の開発を進めてまいりました。【資料1】
各チームの機器について、今台風期の洪水による試験計測により性能等が確認できたことから、同プロジェクトによる機器開発を完了します。
今後、「中小河川緊急治水対策プロジェクト」に基づき、開発した水位計の設置を促進することにより、中小河川においても洪水時の避難判断の目安となる、リアルタイムでの水位状況の把握が可能となります。
・・・・・
出典
『「洪水時に特化した低コストな水位計」の機器開発を完了! ~水位計の中小河川への普及を促進し、的確な避難行動を支援します~』
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo04_hh_000059.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。